JP2000035884A - マイクロコンピュ―タシステム - Google Patents
マイクロコンピュ―タシステムInfo
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- JP2000035884A JP2000035884A JP11203333A JP20333399A JP2000035884A JP 2000035884 A JP2000035884 A JP 2000035884A JP 11203333 A JP11203333 A JP 11203333A JP 20333399 A JP20333399 A JP 20333399A JP 2000035884 A JP2000035884 A JP 2000035884A
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- JP
- Japan
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- program
- data
- chip microcomputers
- rewriting
- microcomputer
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【課題】電気システムのEEPROMの数を減少させて
コストの増大を防止できるマイクロコンピュータシステ
ムを提供する。 【解決手段】プログラムを書替えるための書替え手段を
含む複数のワンチップマイクロコンピュータ10,40
と、複数のワンチップマイクロコンピュータ10,40
の外部に設けられ、複数のワンチップマイクロコンピュ
ータ10,40のそれぞれに対応するプログラム書替え
用の修正データを記憶する単一のEEPROM20と、
EEPROM20と複数のワンチップマイクロコンピュ
ータ10,40とを結ぶ共通の信号線30とを具備し、
複数のワンチップマイクロコンピュータ10,40のそ
れぞれは、所定の動作タイミングにおいてEEPROM
20と通信を行い、それによって修正データを読み込
む。
コストの増大を防止できるマイクロコンピュータシステ
ムを提供する。 【解決手段】プログラムを書替えるための書替え手段を
含む複数のワンチップマイクロコンピュータ10,40
と、複数のワンチップマイクロコンピュータ10,40
の外部に設けられ、複数のワンチップマイクロコンピュ
ータ10,40のそれぞれに対応するプログラム書替え
用の修正データを記憶する単一のEEPROM20と、
EEPROM20と複数のワンチップマイクロコンピュ
ータ10,40とを結ぶ共通の信号線30とを具備し、
複数のワンチップマイクロコンピュータ10,40のそ
れぞれは、所定の動作タイミングにおいてEEPROM
20と通信を行い、それによって修正データを読み込
む。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はマイクロコンピュー
タシステムに関し、特に、単一の不揮発性記憶手段と、
プログラム変更可能なマイクロコンピュータを複数含む
システムに関する。
タシステムに関し、特に、単一の不揮発性記憶手段と、
プログラム変更可能なマイクロコンピュータを複数含む
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】特開平3−186927号公報は、マス
クROMにプログラムを記録後、プログラムの一部を変
更出来る機能を有するワンチップマイクロコンピュータ
を開示している。
クROMにプログラムを記録後、プログラムの一部を変
更出来る機能を有するワンチップマイクロコンピュータ
を開示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特開平3−18692
7号公報においては、単一のプログラム変更可能なマイ
クロコンピュータと単一のEEPROMによる実施形態
が示されている。しかし最近の電気システムにおいて
は、マイクロコンピュータが複数用いられているものも
少なくなく、したがって、特開平3−186927号公
報に示されているマイクロコンピュータを利用する場合
は、マイクロコンピュータの数に対応する数のEEPR
OMが必要となる。
7号公報においては、単一のプログラム変更可能なマイ
クロコンピュータと単一のEEPROMによる実施形態
が示されている。しかし最近の電気システムにおいて
は、マイクロコンピュータが複数用いられているものも
少なくなく、したがって、特開平3−186927号公
報に示されているマイクロコンピュータを利用する場合
は、マイクロコンピュータの数に対応する数のEEPR
OMが必要となる。
【0004】又、マスクチャージ後、プログラムに誤り
が発見されても、その修正規模は一般に小さい。したが
って、1つのマイクロコンピュータに1つのEEPRO
Mを接続しても、EEPROMの記憶領域は利用されず
に残る部分が多い。
が発見されても、その修正規模は一般に小さい。したが
って、1つのマイクロコンピュータに1つのEEPRO
Mを接続しても、EEPROMの記憶領域は利用されず
に残る部分が多い。
【0005】本発明のマイクロコンピュータシステムは
このような課題に着目してなされたものであり、その目
的とするところは、単一の不揮発性記憶手段を複数のマ
イクロコンピュータ間で共用することにより、必要とな
る不揮発性記憶手段の数を減少させてコストの増大を防
止できるマイクロコンピュータシステムを提供すること
にある。
このような課題に着目してなされたものであり、その目
的とするところは、単一の不揮発性記憶手段を複数のマ
イクロコンピュータ間で共用することにより、必要とな
る不揮発性記憶手段の数を減少させてコストの増大を防
止できるマイクロコンピュータシステムを提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の発明に係るマイクロコンピュータシステム
は、プログラムを書替えるための書替え手段を含む複数
のワンチップマイクロコンピュータと、上記複数のワン
チップマイクロコンピュータの外部に設けられ、上記複
数のワンチップマイクロコンピュータのそれぞれに対応
するプログラム書替え用の修正データを記憶する単一の
不揮発性記憶手段と、上記不揮発性記憶手段と上記複数
のワンチップマイクロコンピュータとを結ぶ共通の信号
線とを具備し、上記複数のワンチップマイクロコンピュ
ータのそれぞれは、所定の動作タイミングにおいて上記
不揮発性記憶手段と通信を行い、それによって上記修正
データを読み込む。
めに、第1の発明に係るマイクロコンピュータシステム
は、プログラムを書替えるための書替え手段を含む複数
のワンチップマイクロコンピュータと、上記複数のワン
チップマイクロコンピュータの外部に設けられ、上記複
数のワンチップマイクロコンピュータのそれぞれに対応
するプログラム書替え用の修正データを記憶する単一の
不揮発性記憶手段と、上記不揮発性記憶手段と上記複数
のワンチップマイクロコンピュータとを結ぶ共通の信号
線とを具備し、上記複数のワンチップマイクロコンピュ
ータのそれぞれは、所定の動作タイミングにおいて上記
不揮発性記憶手段と通信を行い、それによって上記修正
データを読み込む。
【0007】また、第2の発明に係るマイクロコンピュ
ータシステムは、プログラムを書替えるための書替え手
段を含む複数のワンチップマイクロコンピュータと、上
記複数のワンチップマイクロコンピュータの外部に設け
られ、上記複数のワンチップマイクロコンピュータのそ
れぞれに対応するプログラム書替え用の修正データを記
憶する単一の不揮発性記憶手段と、上記不揮発性記憶手
段と上記複数のワンチップマイクロコンピュータとを結
ぶ共通の信号線とを具備し、上記複数のワンチップマイ
クロコンピュータのそれぞれは、他のワンチップマイク
ロコンピュータと干渉しないように上記不揮発性記憶手
段との通信を行い、それによって上記修正データを読み
込む。
ータシステムは、プログラムを書替えるための書替え手
段を含む複数のワンチップマイクロコンピュータと、上
記複数のワンチップマイクロコンピュータの外部に設け
られ、上記複数のワンチップマイクロコンピュータのそ
れぞれに対応するプログラム書替え用の修正データを記
憶する単一の不揮発性記憶手段と、上記不揮発性記憶手
段と上記複数のワンチップマイクロコンピュータとを結
ぶ共通の信号線とを具備し、上記複数のワンチップマイ
クロコンピュータのそれぞれは、他のワンチップマイク
ロコンピュータと干渉しないように上記不揮発性記憶手
段との通信を行い、それによって上記修正データを読み
込む。
【0008】また、第3の発明に係るマイクロコンピュ
ータシステムは、プログラムを書替えるための書替え手
段を含む複数のワンチップマイクロコンピュータと、上
記複数のワンチップマイクロコンピュータの外部に設け
られ、上記複数のワンチップマイクロコンピュータのそ
れぞれに対応するプログラム書替え用の修正データを記
憶する単一の不揮発性記憶手段と、上記不揮発性記憶手
段と上記複数のワンチップマイクロコンピュータとを結
ぶ共通の信号線と、上記マイクロコンピュータシステム
に電源供給されたときに上記複数のワンチップマイクロ
コンピュータにリセット信号を供給するリセット手段と
を具備し、上記複数のワンチップマイクロコンピュータ
のそれぞれは、上記リセット信号に応じてそれぞれに割
り当てられた所定のタイミングでもって上記不揮発性記
憶手段と通信する。
ータシステムは、プログラムを書替えるための書替え手
段を含む複数のワンチップマイクロコンピュータと、上
記複数のワンチップマイクロコンピュータの外部に設け
られ、上記複数のワンチップマイクロコンピュータのそ
れぞれに対応するプログラム書替え用の修正データを記
憶する単一の不揮発性記憶手段と、上記不揮発性記憶手
段と上記複数のワンチップマイクロコンピュータとを結
ぶ共通の信号線と、上記マイクロコンピュータシステム
に電源供給されたときに上記複数のワンチップマイクロ
コンピュータにリセット信号を供給するリセット手段と
を具備し、上記複数のワンチップマイクロコンピュータ
のそれぞれは、上記リセット信号に応じてそれぞれに割
り当てられた所定のタイミングでもって上記不揮発性記
憶手段と通信する。
【0009】
【発明の実施の形態】まず、図1、図2を参照して本実
施形態の概略を説明する。本実施形態のマイクロコンピ
ュータシステムは、複数のプログラム変更可能なワンチ
ップマイクロコンピュータ(以下、単にマイコンと呼
ぶ)10,40と、これらのマイコン10,40のプロ
グラムを修正するためのデータを記憶するための単一の
不揮発性メモリ(EEPROM)20と、この不揮発性
メモリ20のデータを3つの制御ラインCE、CLK、
DATAを使用してそれぞれ対応するマイコン10,4
0に分配する分配手段としての信号線30とによって構
成され、単一の不揮発性メモリ20をバグ修正可能な2
つ以上のマイコン10,40で共有したことを特徴とす
る。この場合、修正データは、所定のアドレスA1,A
2に図2(a)に示すように記憶されるか、あるいは、
相対アドレスに基づいて図2(b)のように記憶され
る。
施形態の概略を説明する。本実施形態のマイクロコンピ
ュータシステムは、複数のプログラム変更可能なワンチ
ップマイクロコンピュータ(以下、単にマイコンと呼
ぶ)10,40と、これらのマイコン10,40のプロ
グラムを修正するためのデータを記憶するための単一の
不揮発性メモリ(EEPROM)20と、この不揮発性
メモリ20のデータを3つの制御ラインCE、CLK、
DATAを使用してそれぞれ対応するマイコン10,4
0に分配する分配手段としての信号線30とによって構
成され、単一の不揮発性メモリ20をバグ修正可能な2
つ以上のマイコン10,40で共有したことを特徴とす
る。この場合、修正データは、所定のアドレスA1,A
2に図2(a)に示すように記憶されるか、あるいは、
相対アドレスに基づいて図2(b)のように記憶され
る。
【0010】以下に、図3、図4を参照して、前記した
マイコンシステムの構成についてさらに詳細に説明す
る。図3に示すマイコンシステムにおいて、10はワン
チップマイコン、20はこのマイコン10の外部に設け
られ、このワンチップマイコン10にセットすべきデー
タを記憶している電気的に書込み可能な不揮発性メモ
リ、30は上記マイコン10と不揮発性メモリ20とを
接続する信号線(例えばシリアル通信配線)である。4
0は上記10と同等のマイコンである。
マイコンシステムの構成についてさらに詳細に説明す
る。図3に示すマイコンシステムにおいて、10はワン
チップマイコン、20はこのマイコン10の外部に設け
られ、このワンチップマイコン10にセットすべきデー
タを記憶している電気的に書込み可能な不揮発性メモ
リ、30は上記マイコン10と不揮発性メモリ20とを
接続する信号線(例えばシリアル通信配線)である。4
0は上記10と同等のマイコンである。
【0011】上記ワンチップマイコン10において、1
はプログラムカウンタ、2は所定のプログラムが書込ま
れたマスクROM、3は書替手段としてのプログラム変
更用RAM、4はセレクタ、5は命令デコーダ、6はメ
インメモリ用のRAM、7はシリアル通信回路であっ
て、前記信号線30を介して前記不揮発性メモリ20に
接続されている。
はプログラムカウンタ、2は所定のプログラムが書込ま
れたマスクROM、3は書替手段としてのプログラム変
更用RAM、4はセレクタ、5は命令デコーダ、6はメ
インメモリ用のRAM、7はシリアル通信回路であっ
て、前記信号線30を介して前記不揮発性メモリ20に
接続されている。
【0012】上記プログラムカウンタ1は、ROM2だ
けでなく、プログラム変更用RAM3にもアドレス値を
与えるように接続されている。前記プログラム変更用R
AM3は、ROM2の書込みプログラムにバグなどが発
見された場合やその一部を修正したい場合に、このRO
M2の修正したいアドレスに対応するアドレスデータお
よび修正するためのプログラムデータが対応して書込ま
れる変更アドレス用RAM31およびプログラムRAM
32を有する。これらのアドレスデータおよびプログラ
ムデータは、ワンチップマイコン10の電源投入(パワ
ーオン)時のリセット直後の命令で前記不揮発性メモリ
20の記憶データが前記シリアル通信回路7を介してシ
リアル通信により読み込まれるようになっており、上記
プログラム変更用RAM3は実質的に不揮発性メモリと
同等になる。
けでなく、プログラム変更用RAM3にもアドレス値を
与えるように接続されている。前記プログラム変更用R
AM3は、ROM2の書込みプログラムにバグなどが発
見された場合やその一部を修正したい場合に、このRO
M2の修正したいアドレスに対応するアドレスデータお
よび修正するためのプログラムデータが対応して書込ま
れる変更アドレス用RAM31およびプログラムRAM
32を有する。これらのアドレスデータおよびプログラ
ムデータは、ワンチップマイコン10の電源投入(パワ
ーオン)時のリセット直後の命令で前記不揮発性メモリ
20の記憶データが前記シリアル通信回路7を介してシ
リアル通信により読み込まれるようになっており、上記
プログラム変更用RAM3は実質的に不揮発性メモリと
同等になる。
【0013】前記セレクタ4は、通常はROM2の出力
データを選択して命令デコーダ5に入力させるが、変更
アドレスRAM31に記憶されたアドレスデータとプロ
グラムカウンタ1の出力内容とが一致したときにプログ
ラムRAM32からプログラムデータが出力されると、
このプログラムRAM32の出力データ(修正されたプ
ログラムデータ)をROM2の出力データ(修正すべき
プログラムデータ)に代えて選択して命令デコーダ5に
入力させるように構成されている。
データを選択して命令デコーダ5に入力させるが、変更
アドレスRAM31に記憶されたアドレスデータとプロ
グラムカウンタ1の出力内容とが一致したときにプログ
ラムRAM32からプログラムデータが出力されると、
このプログラムRAM32の出力データ(修正されたプ
ログラムデータ)をROM2の出力データ(修正すべき
プログラムデータ)に代えて選択して命令デコーダ5に
入力させるように構成されている。
【0014】一方、前記不揮発性メモリ20としては、
電気的に消去可能なEEPROM、紫外線消去型のEP
ROM、ワンタイムPROM、バックアップ電池付きの
通常のRAMでもよいが、ここでは、シリアル通信可能
なEEPROMを示している。この場合、最近のカメラ
システム等は、製品組立て後の調整データの記憶用とし
てEEPROMを用いるものが多く、しかも、EEPR
OMのビット容量当りの価格もかなり下がってきてい
る。そこで、上記EEPROMの調整データ記憶部以外
の残りの部分をプログラム変更用データの記憶用として
使用すれば、製品のコストアップを伴うことなくプログ
ラムを変更することができる。
電気的に消去可能なEEPROM、紫外線消去型のEP
ROM、ワンタイムPROM、バックアップ電池付きの
通常のRAMでもよいが、ここでは、シリアル通信可能
なEEPROMを示している。この場合、最近のカメラ
システム等は、製品組立て後の調整データの記憶用とし
てEEPROMを用いるものが多く、しかも、EEPR
OMのビット容量当りの価格もかなり下がってきてい
る。そこで、上記EEPROMの調整データ記憶部以外
の残りの部分をプログラム変更用データの記憶用として
使用すれば、製品のコストアップを伴うことなくプログ
ラムを変更することができる。
【0015】図4は、上記不揮発性メモリ20のデータ
マップの一例を示している。すなわち、不揮発性メモリ
20の予め決められた番地までを調整データエリア、そ
れ以降の番地(ここでは、“hhh”番地以降)をプロ
グラム変更データエリアと決めておく。このプログラム
変更データエリアは、変更アドレスデータエリア、変更
プログラム容量データエリア、変更プログラムデータエ
リアに分割しておく。プログラム変更データエリアのデ
ータ型式は、変更アドレスデータエリアの変更アドレス
データ、変更プログラム容量データエリアの変更プログ
ラム容量データ、変更プログラムデータエリアの変更プ
ログラムデータが1組となっている。
マップの一例を示している。すなわち、不揮発性メモリ
20の予め決められた番地までを調整データエリア、そ
れ以降の番地(ここでは、“hhh”番地以降)をプロ
グラム変更データエリアと決めておく。このプログラム
変更データエリアは、変更アドレスデータエリア、変更
プログラム容量データエリア、変更プログラムデータエ
リアに分割しておく。プログラム変更データエリアのデ
ータ型式は、変更アドレスデータエリアの変更アドレス
データ、変更プログラム容量データエリアの変更プログ
ラム容量データ、変更プログラムデータエリアの変更プ
ログラムデータが1組となっている。
【0016】すなわち、変更アドレスデータエリアにお
いては、“hhh”番地に変更したい第1の変更アドレ
スデータA1をセットし、次に変更したい第2の変更ア
ドレスデータA2、第3の変更アドレスデータA3、…
第mの変更アドレスデータAmがある場合には“hh
h”番地の次に続けて順次セットする。この場合、予
め、マイコン内の修正箇所は、変更アドレスRAMの容
量によってm箇所とされているものとする。従って、マ
イコンは、プログラムのm箇所を変更することができる
が、変更アドレスの箇所がm個より少ない場合は、絶対
に修正を行わないROMアドレス、、たとえば0000
(H)等のデータを変更アドレスデータエリアの残りの
部分にセットしておき、このアドレス0000(H)の
場合はROMプログラムを修正しないように、マイコン
のハードウェアを構成すればよい。
いては、“hhh”番地に変更したい第1の変更アドレ
スデータA1をセットし、次に変更したい第2の変更ア
ドレスデータA2、第3の変更アドレスデータA3、…
第mの変更アドレスデータAmがある場合には“hh
h”番地の次に続けて順次セットする。この場合、予
め、マイコン内の修正箇所は、変更アドレスRAMの容
量によってm箇所とされているものとする。従って、マ
イコンは、プログラムのm箇所を変更することができる
が、変更アドレスの箇所がm個より少ない場合は、絶対
に修正を行わないROMアドレス、、たとえば0000
(H)等のデータを変更アドレスデータエリアの残りの
部分にセットしておき、このアドレス0000(H)の
場合はROMプログラムを修正しないように、マイコン
のハードウェアを構成すればよい。
【0017】また、変更プログラム容量データエリアに
おいては、“hhh+m”番地以降に前記第1の変更ア
ドレスデータA1〜第mの変更アドレスデータAmと対
をなす変更プログラムの容量(長さ)を示す変更プログ
ラム容量データB1〜Bmを順次セットする。この場合
も、変更アドレスの箇所がm個より少ない場合は、変更
プログラム容量データエリアの残りの部分に0000
(H)のデータをセットしておく。
おいては、“hhh+m”番地以降に前記第1の変更ア
ドレスデータA1〜第mの変更アドレスデータAmと対
をなす変更プログラムの容量(長さ)を示す変更プログ
ラム容量データB1〜Bmを順次セットする。この場合
も、変更アドレスの箇所がm個より少ない場合は、変更
プログラム容量データエリアの残りの部分に0000
(H)のデータをセットしておく。
【0018】また、変更プログラムデータエリアにおい
ては、“hhh+2m”番地以降に前記第1の変更アド
レスデータA1〜第mの変更アドレスデータAmと対を
なす変更プログラムの内容を示す変更プログラムデータ
C1〜Cmを順次セットする。ここで、変更プログラム
データC2の先頭アドレスは“hhh+2m+B1+
1”番地、変更プログラムデータCmの先頭アドレスは
“hhh+2m+B1+B2+…B(m−1)+1”番
地になる。この場合も、変更アドレスの箇所がm個より
少ない場合は、変更プログラムデータエリアの残りの部
分に0000Hのデータをセットしておく。
ては、“hhh+2m”番地以降に前記第1の変更アド
レスデータA1〜第mの変更アドレスデータAmと対を
なす変更プログラムの内容を示す変更プログラムデータ
C1〜Cmを順次セットする。ここで、変更プログラム
データC2の先頭アドレスは“hhh+2m+B1+
1”番地、変更プログラムデータCmの先頭アドレスは
“hhh+2m+B1+B2+…B(m−1)+1”番
地になる。この場合も、変更アドレスの箇所がm個より
少ない場合は、変更プログラムデータエリアの残りの部
分に0000Hのデータをセットしておく。
【0019】次に、図3のマイコンの動作を説明する。
このマイコンの動作は、基本的には従来のマイコンの動
作と同様であるが、さらに、ROM2の書込みプログラ
ムの一部が疑似的に書換えられてプログラムが修正され
るようになっている。すなわち、前記したような不揮発
性メモリ20のプログラム変更データエリアのデータ
は、ワンチップマイコン10の電源投入時のリセット直
後の命令で前記シリアル通信回路7を介してシリアル通
信により読み込まれて前記プログラム変更用RAM3に
セットされる。この場合、変更アドレスデータエリアの
変更アドレスデータは変更アドレスRAM31に順次セ
ットされ、変更プログラム容量データエリアの変更プロ
グラム、容量データを基に計算した変更プログラムデー
タのセットされる番地のデータおよび変更プログラムデ
ータエリアの変更プログラムデータはプログラムRAM
32に順次セットされる。そして通常は、システムクロ
ック(図示せず)によってカウントアップするプログラ
ムカウンタ1によってアドレスが指定されるROM2か
ら読出されるデータがセレクタ4により選択されて命令
デコーダ5によってデコードされることによってプログ
ラムが実行される。
このマイコンの動作は、基本的には従来のマイコンの動
作と同様であるが、さらに、ROM2の書込みプログラ
ムの一部が疑似的に書換えられてプログラムが修正され
るようになっている。すなわち、前記したような不揮発
性メモリ20のプログラム変更データエリアのデータ
は、ワンチップマイコン10の電源投入時のリセット直
後の命令で前記シリアル通信回路7を介してシリアル通
信により読み込まれて前記プログラム変更用RAM3に
セットされる。この場合、変更アドレスデータエリアの
変更アドレスデータは変更アドレスRAM31に順次セ
ットされ、変更プログラム容量データエリアの変更プロ
グラム、容量データを基に計算した変更プログラムデー
タのセットされる番地のデータおよび変更プログラムデ
ータエリアの変更プログラムデータはプログラムRAM
32に順次セットされる。そして通常は、システムクロ
ック(図示せず)によってカウントアップするプログラ
ムカウンタ1によってアドレスが指定されるROM2か
ら読出されるデータがセレクタ4により選択されて命令
デコーダ5によってデコードされることによってプログ
ラムが実行される。
【0020】しかし、変更アドレスRAM31に記憶さ
れているアドレスデータとプログラムカウンタ1の出力
内容とが一致したときにプログラムRAM32からプロ
グラムデータが出力すると、このプログラムRAM32
の出力データ(修正されたプログラムデータ)がROM
2の出力データ(修正すべきプログラムデータ)に代わ
ってセレクタ4により選択されて命令デコーダ5に入力
する。これにより、疑似的に書換えられたプログラムが
命令デコーダ5によってデコードされ、修正されたプロ
グラムが実行されることになる。
れているアドレスデータとプログラムカウンタ1の出力
内容とが一致したときにプログラムRAM32からプロ
グラムデータが出力すると、このプログラムRAM32
の出力データ(修正されたプログラムデータ)がROM
2の出力データ(修正すべきプログラムデータ)に代わ
ってセレクタ4により選択されて命令デコーダ5に入力
する。これにより、疑似的に書換えられたプログラムが
命令デコーダ5によってデコードされ、修正されたプロ
グラムが実行されることになる。
【0021】以下に、図5のシステム構成図を参照して
第1実施形態を説明する。3つのマイコン(μCOM
0,μCOM1,μCOM2)100,102,104
は、すでに説明したプログラム変更可能なマイコンであ
る。そして3つのマイコン100,102,104は1
つのEEPROM106を共有しており、共通の信号ラ
インでパラレル接続されている。EEPROM106と
の通信は、CE、CLK、DATAの3つの制御ライン
を操作することにより可能である。通信は、3つのライ
ンを利用したシリアル通信が実行される。通信プロトコ
ルは公知であるので説明は省略する。各マイコンには、
表示回路、アクチュエータ等の制御対象108,11
0,112がそれぞれ接続されている。各マイコンへ電
力を供給する電源114には信号出力手段としてのリセ
ット回路118が接続されている。リセット回路118
はPOWER SW116がONしたときにリセット信
号(制御信号)を各マイコンに向けて出力する。各マイ
コンはこのリセット信号によりパワーONリセットす
る。そして最初に実行する動作は、EEPROM106
からプログラム変更データを読み出すことである。
第1実施形態を説明する。3つのマイコン(μCOM
0,μCOM1,μCOM2)100,102,104
は、すでに説明したプログラム変更可能なマイコンであ
る。そして3つのマイコン100,102,104は1
つのEEPROM106を共有しており、共通の信号ラ
インでパラレル接続されている。EEPROM106と
の通信は、CE、CLK、DATAの3つの制御ライン
を操作することにより可能である。通信は、3つのライ
ンを利用したシリアル通信が実行される。通信プロトコ
ルは公知であるので説明は省略する。各マイコンには、
表示回路、アクチュエータ等の制御対象108,11
0,112がそれぞれ接続されている。各マイコンへ電
力を供給する電源114には信号出力手段としてのリセ
ット回路118が接続されている。リセット回路118
はPOWER SW116がONしたときにリセット信
号(制御信号)を各マイコンに向けて出力する。各マイ
コンはこのリセット信号によりパワーONリセットす
る。そして最初に実行する動作は、EEPROM106
からプログラム変更データを読み出すことである。
【0022】端子1201 〜1205 はシステム外部か
らEEPROM106と通信するために使用される。端
子1201 がGNDへ接続されたとき、バッファ122
の出力はLowになりトランジスタ124はONしな
い。したがって、POWERSW116がONしてもマ
イコンは動作しない。この状態でEEPROM106と
通信すれば、EEPROM106のデータを任意に変更
出来る。この端子は、EEPROM106に調整データ
やプログラム変更データを記憶する時に必要である。E
EPROM106へのデータ書込み方法は他にも考えら
れるが、ここでは言及しない。
らEEPROM106と通信するために使用される。端
子1201 がGNDへ接続されたとき、バッファ122
の出力はLowになりトランジスタ124はONしな
い。したがって、POWERSW116がONしてもマ
イコンは動作しない。この状態でEEPROM106と
通信すれば、EEPROM106のデータを任意に変更
出来る。この端子は、EEPROM106に調整データ
やプログラム変更データを記憶する時に必要である。E
EPROM106へのデータ書込み方法は他にも考えら
れるが、ここでは言及しない。
【0023】図6はEEPROM106のメモリマップ
を示したものである。調整データエリアの下には、プロ
グラム変更データエリアが3つある。エリアは、それぞ
れμCOM0(100)、μCOM1(102)、μC
OM2(104)に対応したプログラム変更データが記
憶されている。プログラム変更データの構成は、図4に
よってすでに説明している。図6(a)は各エリアを固
定した例である。例えば、μCOM0(100)は、T
OP0〜END0の範囲でプログラムの変更が可能であ
る。プログラムの変更量が少なく空き領域が発生した時
は、すでに説明したようにプログラムの修正が発生しな
いデータで埋めておく。
を示したものである。調整データエリアの下には、プロ
グラム変更データエリアが3つある。エリアは、それぞ
れμCOM0(100)、μCOM1(102)、μC
OM2(104)に対応したプログラム変更データが記
憶されている。プログラム変更データの構成は、図4に
よってすでに説明している。図6(a)は各エリアを固
定した例である。例えば、μCOM0(100)は、T
OP0〜END0の範囲でプログラムの変更が可能であ
る。プログラムの変更量が少なく空き領域が発生した時
は、すでに説明したようにプログラムの修正が発生しな
いデータで埋めておく。
【0024】図6(b)は、各エリアの領域をEEPR
OM106の容量が許す範囲で任意に変更可能な方法を
示している。各エリアのTOPアドレスとENDアドレ
スは、エリア指定データとして記憶されている。各μC
OMは対応するエリア指定データを読み出したのちに、
指定されたアドレスにしたがって、プログラム変更デー
タを読み出す。プログラム変更データがない時は次のよ
うにする。ADDTOP0=ADDEND0になるよう
にエリア指定データを記憶する。これはμCOM0(1
00)のプログラム変更データが無い(すなわちμCO
M0(100)のソフトウェアにバグがない)時の処理
である。TOPアドレスとENDアドレスが一致してい
るということは、エリアが存在しないことを示してい
る。
OM106の容量が許す範囲で任意に変更可能な方法を
示している。各エリアのTOPアドレスとENDアドレ
スは、エリア指定データとして記憶されている。各μC
OMは対応するエリア指定データを読み出したのちに、
指定されたアドレスにしたがって、プログラム変更デー
タを読み出す。プログラム変更データがない時は次のよ
うにする。ADDTOP0=ADDEND0になるよう
にエリア指定データを記憶する。これはμCOM0(1
00)のプログラム変更データが無い(すなわちμCO
M0(100)のソフトウェアにバグがない)時の処理
である。TOPアドレスとENDアドレスが一致してい
るということは、エリアが存在しないことを示してい
る。
【0025】図7はPOWER SW116がONした
直後の各マイコンの動作を示している。(a)はμCO
M0(100)の動作を示している。POWER SW
116がONすると初期制御信号としてのリセット信号
がμCOM0(100)に入力される。そしてS010
で、μCOM0(100)はパワーONリセットする。
S020では、I/OポートのP_CEをHiからLo
wへセットする。このことでμCOM0(100)とE
EPROM106は通信可能になる。S030ではEE
PROM106のプログラム変更データエリア0のデー
タを読み込む。そして必要なデータを読み込むと、S0
40においてP_CEをLowからHiへセットする。
読み込んだデータはプログラム変更RAM3(図3参
照)へセットされる。
直後の各マイコンの動作を示している。(a)はμCO
M0(100)の動作を示している。POWER SW
116がONすると初期制御信号としてのリセット信号
がμCOM0(100)に入力される。そしてS010
で、μCOM0(100)はパワーONリセットする。
S020では、I/OポートのP_CEをHiからLo
wへセットする。このことでμCOM0(100)とE
EPROM106は通信可能になる。S030ではEE
PROM106のプログラム変更データエリア0のデー
タを読み込む。そして必要なデータを読み込むと、S0
40においてP_CEをLowからHiへセットする。
読み込んだデータはプログラム変更RAM3(図3参
照)へセットされる。
【0026】(b)はμCOM1(102)の動作を示
している。(a)と異なる点はS111とS112の処
理が追加された点であり、その他は同じである。S11
1の処理があることで100msecの間、EEPRO
M106との通信が禁止されることになる。この100
msecの間にμCOM0(100)は、EEPROM
106との通信を行なうことが出来る。S111の処理
が終了するとS112においてP_CEの状態を判定す
る。P_CEがLowならばμCOM0(100)の通
信動作は続いていることになる。したがって、P_CE
がHiになるまで待機する。P_CEがHiになるとS
120へ移行する。そして、EEPROM106からプ
ログラム変更データエリア1のデータを読み込む。そし
てプログラム変更RAM3へこのデータはセットされ
る。(c)はμCOM2(104)の動作を示してい
る。
している。(a)と異なる点はS111とS112の処
理が追加された点であり、その他は同じである。S11
1の処理があることで100msecの間、EEPRO
M106との通信が禁止されることになる。この100
msecの間にμCOM0(100)は、EEPROM
106との通信を行なうことが出来る。S111の処理
が終了するとS112においてP_CEの状態を判定す
る。P_CEがLowならばμCOM0(100)の通
信動作は続いていることになる。したがって、P_CE
がHiになるまで待機する。P_CEがHiになるとS
120へ移行する。そして、EEPROM106からプ
ログラム変更データエリア1のデータを読み込む。そし
てプログラム変更RAM3へこのデータはセットされ
る。(c)はμCOM2(104)の動作を示してい
る。
【0027】(b)と(c)の違いは、S111とS2
11だけである。S211では待機時間が200mse
cになっている。この200msecの間にμCOM0
(100)とEEPROM106の通信及びμCOM1
(102)とEEPROM106の通信が実行されるこ
とになる。200msec待機後、P_CEがHiなら
ば、μCOM2(104)はEEPROM106との通
信を実行する。この実施形態では、μCOM1(10
2)とμCOM2(104)に通信動作を禁止する時間
を設けることにより、所定の動作タイミングでそれぞれ
の通信を行わせ、これによって3つのμCOM100,
102,104の動作が干渉することを防止している。
11だけである。S211では待機時間が200mse
cになっている。この200msecの間にμCOM0
(100)とEEPROM106の通信及びμCOM1
(102)とEEPROM106の通信が実行されるこ
とになる。200msec待機後、P_CEがHiなら
ば、μCOM2(104)はEEPROM106との通
信を実行する。この実施形態では、μCOM1(10
2)とμCOM2(104)に通信動作を禁止する時間
を設けることにより、所定の動作タイミングでそれぞれ
の通信を行わせ、これによって3つのμCOM100,
102,104の動作が干渉することを防止している。
【0028】以下に、図8〜図10を用いて第2実施形
態を説明する。第1実施形態においては、POWER
SW116がONするとリセット信号が3つのμCOM
100,102,104に同時に入力し、μCOM10
0,102,104は同時に動作を開始したが、本実施
形態においては、図8に示すようにリセット回路118
のリセット信号はμCOM0(100)のみに入力され
ている。そしてμCOM1(102)とμCOM2(1
04)のリセット端子はμCOM0(100)のI/O
ポートであるP_RESET1とP_RESET2に接
続されている。したがって、POWER SW116が
ONしてもμCOM1(102)と、μCOM2(10
4)は、μCOM0(100)からのリセット信号が入
力されない限りその動作は開始しない。つまり、μCO
M0(100)がμCOM1(102)とμCOM2
(104)のリセット信号を制御することにより、3つ
のμCOM100,102,104が同時にEEPRO
M106と通信することがないようにできる。
態を説明する。第1実施形態においては、POWER
SW116がONするとリセット信号が3つのμCOM
100,102,104に同時に入力し、μCOM10
0,102,104は同時に動作を開始したが、本実施
形態においては、図8に示すようにリセット回路118
のリセット信号はμCOM0(100)のみに入力され
ている。そしてμCOM1(102)とμCOM2(1
04)のリセット端子はμCOM0(100)のI/O
ポートであるP_RESET1とP_RESET2に接
続されている。したがって、POWER SW116が
ONしてもμCOM1(102)と、μCOM2(10
4)は、μCOM0(100)からのリセット信号が入
力されない限りその動作は開始しない。つまり、μCO
M0(100)がμCOM1(102)とμCOM2
(104)のリセット信号を制御することにより、3つ
のμCOM100,102,104が同時にEEPRO
M106と通信することがないようにできる。
【0029】図9はこのシステムにおけるμCOMの動
作を示したタイムチャートである。POWER SW1
16がONするとμCOM0(100)にリセット信号
が出力される。μCOM0(100)はタイムチャート
の*0においてEEPROM106と通信を行なう。そ
して通信が終了すると、P_RESET1をHiからL
owへセットする。するとμCOM1(102)がパワ
ーONリセットする。そして、*1において、EEPR
OM106と通信を行なう。μCOM1(102)の通
信が終了するとμCOM0(100)はP_RESET
2をHiからLowへセットする。するとμCOM2
(104)がパワーONリセットする。そして、*2に
おいてEEPROM106と通信を行なう。
作を示したタイムチャートである。POWER SW1
16がONするとμCOM0(100)にリセット信号
が出力される。μCOM0(100)はタイムチャート
の*0においてEEPROM106と通信を行なう。そ
して通信が終了すると、P_RESET1をHiからL
owへセットする。するとμCOM1(102)がパワ
ーONリセットする。そして、*1において、EEPR
OM106と通信を行なう。μCOM1(102)の通
信が終了するとμCOM0(100)はP_RESET
2をHiからLowへセットする。するとμCOM2
(104)がパワーONリセットする。そして、*2に
おいてEEPROM106と通信を行なう。
【0030】この実施形態では3つのμCOM100,
102,104に入力するリセット信号をずらすことに
より、3つのμCOMの通信がぶつかることを防止し
た。リセット信号をずらす方法としては図10のような
方法も考えられる。リセット回路118の出力に遅延回
路2001 ,2002 を用いることで、3つのずれたリ
セット信号を作り3つのμCOM100,102,10
4へそれぞれ出力する。この場合、μCOM0(10
0)がμCOM1(102)とμCOM2(104)の
リセット信号を制御する必要はない。
102,104に入力するリセット信号をずらすことに
より、3つのμCOMの通信がぶつかることを防止し
た。リセット信号をずらす方法としては図10のような
方法も考えられる。リセット回路118の出力に遅延回
路2001 ,2002 を用いることで、3つのずれたリ
セット信号を作り3つのμCOM100,102,10
4へそれぞれ出力する。この場合、μCOM0(10
0)がμCOM1(102)とμCOM2(104)の
リセット信号を制御する必要はない。
【0031】以下に、図11と図12を用いて第3実施
形態について説明する。この実施形態の特徴はμCOM
0(100)に対してのみEEPROM106との通信
が許可される点である。EEPROM106との通信に
おいて、μCOMどうしが干渉する恐れはない。μCO
M1(102)とμCOM2(104)がEEPROM
106のデータを入力するためには、μCOM0(10
0)と通信する必要がある。I/OポートのP_EN1
とP_EN2は、μCOM0(100)でデータを出力
するμCOMを選択するために必要な選択信号を出力す
るためにある。
形態について説明する。この実施形態の特徴はμCOM
0(100)に対してのみEEPROM106との通信
が許可される点である。EEPROM106との通信に
おいて、μCOMどうしが干渉する恐れはない。μCO
M1(102)とμCOM2(104)がEEPROM
106のデータを入力するためには、μCOM0(10
0)と通信する必要がある。I/OポートのP_EN1
とP_EN2は、μCOM0(100)でデータを出力
するμCOMを選択するために必要な選択信号を出力す
るためにある。
【0032】図12はこのシステムにおけるμCOMの
動作を示したタイムチャートである。POWER SW
116がONするとリセット信号が発生する。μCOM
0(100)はパワーONリセットするとEEPROM
106との通信を実行する。そして3つのエリアがプロ
グラム変更データを読み出す(*0,*1,*2)。
動作を示したタイムチャートである。POWER SW
116がONするとリセット信号が発生する。μCOM
0(100)はパワーONリセットするとEEPROM
106との通信を実行する。そして3つのエリアがプロ
グラム変更データを読み出す(*0,*1,*2)。
【0033】*0で読み出したデータをプログラム変更
RAM3へセットする。この動作が終了すると、P_E
N1をHiからLowへセットしてμCOM1(10
2)に対するプログラム変更データを出力する(*
3)。μCOM1(102)はパワーONリセット後、
μCOM0(100)との通信が終了するまで待機して
いる。μCOM1(102)との通信が終了すると、μ
COM1(100)はP_EN2をHiからLowへセ
ットしてμCOM2(104)との通信を行なう。そし
てμCOM2(104)に対するプログラム変更データ
を出力する(*4)。μCOM2(104)は、パワー
ONリセット後、μCOM0(100)との通信が終了
するまで待機している。
RAM3へセットする。この動作が終了すると、P_E
N1をHiからLowへセットしてμCOM1(10
2)に対するプログラム変更データを出力する(*
3)。μCOM1(102)はパワーONリセット後、
μCOM0(100)との通信が終了するまで待機して
いる。μCOM1(102)との通信が終了すると、μ
COM1(100)はP_EN2をHiからLowへセ
ットしてμCOM2(104)との通信を行なう。そし
てμCOM2(104)に対するプログラム変更データ
を出力する(*4)。μCOM2(104)は、パワー
ONリセット後、μCOM0(100)との通信が終了
するまで待機している。
【0034】以下に、本発明をカメラに応用したカメラ
システムとしての第4実施形態を図13を参照して説明
する。同図において、μCOM0(100)はカメラ全
体の制御を行なう。μCOM1(102)とμCOM2
(104)は、μCOM0(100)の指令に基づいて
動作する。操作スイッチ301は、カメラ操作者がカメ
ラを使用する上で必要な、レリーズスイッチやモード設
定スイッチである。μCOM0(100)は操作スイッ
チ301の状態に応じてシステムの制御を行なう。表示
回路303はカメラの動作状態をカメラ操作に告知する
ためのものであり、μCOM0(100)の指令に基づ
いてモード、シャッタ秒時、絞り値などが表示される。
測光処理回路305はSPD307等の受光素子の光電
流より被写体輝度を測定してμCOM0(100)へ出
力する。μCOM0(100)はこの被写体輝度値に基
づいてシャッタ秒時と絞り値を決定する。
システムとしての第4実施形態を図13を参照して説明
する。同図において、μCOM0(100)はカメラ全
体の制御を行なう。μCOM1(102)とμCOM2
(104)は、μCOM0(100)の指令に基づいて
動作する。操作スイッチ301は、カメラ操作者がカメ
ラを使用する上で必要な、レリーズスイッチやモード設
定スイッチである。μCOM0(100)は操作スイッ
チ301の状態に応じてシステムの制御を行なう。表示
回路303はカメラの動作状態をカメラ操作に告知する
ためのものであり、μCOM0(100)の指令に基づ
いてモード、シャッタ秒時、絞り値などが表示される。
測光処理回路305はSPD307等の受光素子の光電
流より被写体輝度を測定してμCOM0(100)へ出
力する。μCOM0(100)はこの被写体輝度値に基
づいてシャッタ秒時と絞り値を決定する。
【0035】入出力ポートP_PQ1は、μCOM0
(100)とμCOM1(102)がP_CLKとP_
DATAを用いて通信を行なうときに使用される。入出
力ポートP_PQ2は、μCOM0(100)とμCO
M2(104)がP_CLKとP_DATAを用いて通
信を行なうときに使用される。これ以外の入出力ポート
の説明はすでに行なっている。μCOM1(102)は
μCOM0(100)の指令に基づいてフィルム315
への露光とフィルム315の給送を行なうためにある。
(100)とμCOM1(102)がP_CLKとP_
DATAを用いて通信を行なうときに使用される。入出
力ポートP_PQ2は、μCOM0(100)とμCO
M2(104)がP_CLKとP_DATAを用いて通
信を行なうときに使用される。これ以外の入出力ポート
の説明はすでに行なっている。μCOM1(102)は
μCOM0(100)の指令に基づいてフィルム315
への露光とフィルム315の給送を行なうためにある。
【0036】ミラー制御手段309はクイックリターン
ミラー311のUP/DOWN動作をμCOM1(10
2)の信号に基づいて実行する。フィルム制御手段31
3は、フィルム315の自動巻上げ、自動巻戻し等の制
御に使用される。
ミラー311のUP/DOWN動作をμCOM1(10
2)の信号に基づいて実行する。フィルム制御手段31
3は、フィルム315の自動巻上げ、自動巻戻し等の制
御に使用される。
【0037】シャッタ制御手段317は、シャッタ秒時
値に基づいて、フォーカルプレーンシャッタ319の先
幕と後幕の制御を行なう。絞り制御手段321は、絞り
値に基づいて絞り323の制御を行なう。μCOM2
(104)はμCOM0(100)の指令に基づいて焦
点調整動作を行なうべく、焦点検出回路325の出力信
号に基づいて焦点のズレ量を算出する。μCOM2(1
04)はこのレンズ量に応じて、モータ駆動回路327
を介してモータ329を制御する。このモータ329に
より撮影レンズ331が移動して被写体像がフィルム3
15へ結像する。
値に基づいて、フォーカルプレーンシャッタ319の先
幕と後幕の制御を行なう。絞り制御手段321は、絞り
値に基づいて絞り323の制御を行なう。μCOM2
(104)はμCOM0(100)の指令に基づいて焦
点調整動作を行なうべく、焦点検出回路325の出力信
号に基づいて焦点のズレ量を算出する。μCOM2(1
04)はこのレンズ量に応じて、モータ駆動回路327
を介してモータ329を制御する。このモータ329に
より撮影レンズ331が移動して被写体像がフィルム3
15へ結像する。
【0038】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明において
は、単一の不揮発性記憶手段を複数のマイクロコンピュ
ータ間で共用するようにしたので、必要となる不揮発性
記憶手段の数を減少させてコストの増大を防止できる。
は、単一の不揮発性記憶手段を複数のマイクロコンピュ
ータ間で共用するようにしたので、必要となる不揮発性
記憶手段の数を減少させてコストの増大を防止できる。
【0039】さらに、複数のマイクロコンピュータのそ
れぞれは、各マイクロコンピュータごとに決められた所
定の動作タイミングで不揮発性記憶手段との通信を行う
ようにしたので、複数のマイクロコンピュータどうしが
通信上の衝突を起こすのを防止することができる。
れぞれは、各マイクロコンピュータごとに決められた所
定の動作タイミングで不揮発性記憶手段との通信を行う
ようにしたので、複数のマイクロコンピュータどうしが
通信上の衝突を起こすのを防止することができる。
【図1】本発明の実施形態の概略を示す図である。
【図2】EEPROMのデータ構成を示す図である。
【図3】図1に示すマイクロコンピュータの詳細な構成
を示す図である。
を示す図である。
【図4】EEPROMのデータマップの一例を示す図で
ある。
ある。
【図5】第1実施形態のシステム構成図である。
【図6】第1実施形態に係るEEPROMのメモリマッ
プを示す図である。
プを示す図である。
【図7】POWER SWがONした直後の各マイクロ
コンピュータの動作を示す図である。
コンピュータの動作を示す図である。
【図8】第2実施形態のシステム構成図である。
【図9】第2実施形態に係るμCOMの動作を示すタイ
ムチャートである。
ムチャートである。
【図10】遅延されたリセット信号を生成する1例を示
す図である。
す図である。
【図11】第3実施形態のシステム構成図である。
【図12】第3実施形態に係るμCOMの動作を示すタ
イムチャートである。
イムチャートである。
【図13】本発明をカメラに応用した第4実施形態の構
成を示す図である。
成を示す図である。
2…ROM、 3…プログラム変更RAM、 10,40…マイクロコンピュータ、 20…単一の不揮発性メモリ(EEPROM)、 30…信号線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥村 洋一郎 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 原 登 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 宮沢 東 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 藤林 謙治 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 斉藤 裕一 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 小林 一任 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 プログラムを書替えるための書替え手段
を含む複数のワンチップマイクロコンピュータと、 上記複数のワンチップマイクロコンピュータの外部に設
けられ、上記複数のワンチップマイクロコンピュータの
それぞれに対応するプログラム書替え用の修正データを
記憶する単一の不揮発性記憶手段と、 上記不揮発性記憶手段と上記複数のワンチップマイクロ
コンピュータとを結ぶ共通の信号線と、 を具備し、 上記複数のワンチップマイクロコンピュータのそれぞれ
は、所定の動作タイミングにおいて上記不揮発性記憶手
段と通信を行い、それによって上記修正データを読み込
むことを特徴とするマイクロコンピュータシステム。 - 【請求項2】 プログラムを書替えるための書替え手段
を含む複数のワンチップマイクロコンピュータと、 上記複数のワンチップマイクロコンピュータの外部に設
けられ、上記複数のワンチップマイクロコンピュータの
それぞれに対応するプログラム書替え用の修正データを
記憶する単一の不揮発性記憶手段と、 上記不揮発性記憶手段と上記複数のワンチップマイクロ
コンピュータとを結ぶ共通の信号線と、 を具備し、 上記複数のワンチップマイクロコンピュータのそれぞれ
は、他のワンチップマイクロコンピュータと干渉しない
ように上記不揮発性記憶手段との通信を行い、それによ
って上記修正データを読み込むことを特徴とするマイク
ロコンピュータシステム。 - 【請求項3】 プログラムを書替えるための書替え手段
を含む複数のワンチップマイクロコンピュータと、 上記複数のワンチップマイクロコンピュータの外部に設
けられ、上記複数のワンチップマイクロコンピュータの
それぞれに対応するプログラム書替え用の修正データを
記憶する単一の不揮発性記憶手段と、 上記不揮発性記憶手段と上記複数のワンチップマイクロ
コンピュータとを結ぶ共通の信号線と、 上記マイクロコンピュータシステムに電源供給されたと
きに上記複数のワンチップマイクロコンピュータにリセ
ット信号を供給するリセット手段と、 を具備し、 上記複数のワンチップマイクロコンピュータのそれぞれ
は、上記リセット信号に応じてそれぞれに割り当てられ
た所定のタイミングでもって上記不揮発性記憶手段と通
信することを特徴とするマイクロコンピュータシステ
ム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11203333A JP2000035884A (ja) | 1993-01-08 | 1999-07-16 | マイクロコンピュ―タシステム |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5-1979 | 1993-01-08 | ||
JP197993 | 1993-01-08 | ||
JP11203333A JP2000035884A (ja) | 1993-01-08 | 1999-07-16 | マイクロコンピュ―タシステム |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09789393A Division JP3423025B2 (ja) | 1993-01-08 | 1993-04-23 | マイクロコンピュータシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000035884A true JP2000035884A (ja) | 2000-02-02 |
Family
ID=26335286
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11203333A Pending JP2000035884A (ja) | 1993-01-08 | 1999-07-16 | マイクロコンピュ―タシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000035884A (ja) |
-
1999
- 1999-07-16 JP JP11203333A patent/JP2000035884A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030520 |