JP2000035536A - 実像式ファインダ光学系 - Google Patents

実像式ファインダ光学系

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JP2000035536A
JP2000035536A JP10204159A JP20415998A JP2000035536A JP 2000035536 A JP2000035536 A JP 2000035536A JP 10204159 A JP10204159 A JP 10204159A JP 20415998 A JP20415998 A JP 20415998A JP 2000035536 A JP2000035536 A JP 2000035536A
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Yukio Hasushita
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Abstract

(57)【要約】 【課題】情報表示部材を含む対物光学系を構成する素子
に異物が付着した場合にも、異物が視野内で目立つこと
のない実像式ファインダ光学系を提供すること。 【解決手段】物体側より順に配列された、対物光学系、
正立光学系、接眼光学系により構成され、対物光学系を
構成する一つ以上のレンズ群(L1、L2、L3)を移
動させて変倍動作を行う実像式ファインダ光学系におい
て、情報表示部(IE)と、物体側からの光束の一部を
透過させると共に情報表示部材からの光を反射させて接
眼光学系に入射させる部分ミラー(HM)を、対物光学
系による被写体の一次結像面(IM)より物体側の位置
に配置された正立光学系の一部を挟んで配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、撮影光学系と独
立して設けられる実像式ファインダ光学系に関する。
【0002】
【従来の技術】撮影光学系とは独立して設けられる実像
式ファインダは、正のパワーを持つ対物光学系と、対物
光学系により形成される倒立像を正立像にする正立光学
系と、正立像を拡大観察するための接眼光学系とが物体
側から順に配置されている。
【0003】一般に実像式ファインダを備える多くのカ
メラは、ファインダ内に情報を表示するために、対物光
学系の結像面近傍に表示部材を備えている。表示部材
は、透明部材の一部に不透明なパターンを形成し、パタ
ーンの部分で物体側から入射する光を遮ることにより、
撮影範囲を示す視野枠やオートフォーカス機構の測距対
象範囲を示す測距ゾーン枠、あるいはカメラの撮影モー
ドや他の数値情報などを表示する。可変情報を表示する
ためには液晶表示素子などが用いられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の実像式ファインダでは、表示部材が観察者の眼
のピントの合う対物光学系の結像面近傍に配置されるた
め、ファインダの組立時に表示部材に塵埃等の異物が付
着すると、視野内で目立って見えるという問題がある。
なお、異物が視野内で目立つ可能性を低くするために
は、結像面近傍に配置される面の数を減らせばよく、そ
の為に対物光学系のレンズを結像面近傍から離して配置
する構成は従来から知られている。ただし、従来のファ
インダでは表示部材のパターンを直接接眼光学系を介し
て観察する構成であるため、パターンを明瞭に観察する
ためには表示部材を結像面近傍から離すことができず、
異物が付着した場合には観察の妨げとなるという問題点
を依然として有している。
【0005】この発明は、上述した従来技術の課題に鑑
みてなされたものであり、情報表示部材を含む対物光学
系を構成する素子に異物が付着した場合にも、異物が視
野内で目立つことのない実像式ファインダ光学系を提供
することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明の実像式ファインダ光学系は、物体側より順
に、正のパワーを持つ対物光学系と、前記対物光学系に
より形成される倒立像を正立像にする正立光学系と、前
記正立像を観察するための接眼光学系より構成され、前
記対物光学系を構成する一つ以上のレンズ群を光軸に沿
って移動させることにより変倍動作を行うことが可能な
実像式ファインダ光学系であって、前記対物光学系が、
前記変倍動作の際に移動するレンズ群より接眼光学系側
で、被写体の対物光学系による一次結像面より物体側の
位置に、観察視野内に情報を表示するための表示部材を
備え、前記対物光学系内で前記表示部材より物体側に、
前記物体側からの光束の一部を透過させると共に、前記
表示部材からの光を反射させて前記接眼光学系に入射さ
せる部分ミラー面を備えることを特徴ととしている。
【0007】なお、前記対物光学系、および前記正立光
学系を構成する素子は、前記対物光学系の結像位置から
離れた位置に配置することが好ましい。特に、表示部材
の表示パターン面と前記対物光学系の一次結像面との空
気換算距離をs、前記接眼光学系の焦点距離をfeとし
て、条件、0.28<s/fe<0.5が満たされるよう構成
されることが好ましい。
【0008】また、前記部分ミラー面は、前記対物光学
系を構成するレンズの物体側に凸となる面、あるいは前
記接眼光学系側に凹となる面の何れに形成してもよい。
【0009】前記表示部材は、鏡面状の反射パターンを
表面に備える透明部材により構成することができる。
【0010】この場合、物体側から入射して前記反射パ
ターンで反射された光が、前記部分ミラー面で反射され
て前記対物光学系の結像面近傍に前記反射パターンの像
を形成する構成とすることができる。
【0011】また、前記部分ミラー面と前記表示部材と
の間に前記正立光学系の一部である反射ミラーを配置す
ることが可能である。
【0012】前記部分ミラー面を非球面として諸収差を
補正する機能を持たせることができる。
【0013】別の観点からは、本発明の実像式ファイン
ダ光学系は、物体側より順に、正のパワーを持つ対物光
学系と、前記対物光学系により形成される倒立像を正立
像にする正立光学系と、前記正立像を観察するための接
眼光学系より構成され、前記対物光学系を構成する一つ
以上のレンズ群を光軸に沿って移動させることにより変
倍動作を行うことが可能な実像式ファインダ光学系であ
って、前記対物光学系による被写体の一次結像面より物
体側の位置に配置された前記正立光学系の一部を挟ん
で、観察視野内に情報を表示するための表示部材と、前
記表示部材より物体側に、前記物体側からの光束の一部
を透過させると共に、前記表示部材からの光を反射させ
て前記接眼光学系に入射させる部分ミラーを備えること
を特徴としている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る実像式ファ
インダ光学系の実施形態を図面を参照して説明する。
【0015】図1は、実像式変倍ファインダ光学系のレ
ンズ構成を示す図である。本実施の形態のファインダ光
学系はズームレンズを備えたカメラに、撮影光学系とは
別に設けられ、ズームレンズの駆動に連動して変倍が行
われるよう構成されている。図1に示すように、ファイ
ンダ光学系は、図中左側となる物体側から順に、全体と
して正のパワーを持つ対物光学系と、対物光学系により
形成される倒立像を正立像にする正立光学系と、正立像
を拡大して観察するための接眼光学系が配置されてい
る。図1(a)は、ワイド端(広角端)、図1(b)は
テレ端(望遠端)におけるレンズの配置を示している。
また、図1(a)中のr1、r2、・・・は面番号であ
り、d1、d2、・・・・は面間隔を示す。
【0016】対物光学系は、物体側から順に、両凹の第
1レンズL1、両凸の第2レンズL2、負メニスカスの
第3レンズL3、負メニスカスの第4レンズL4、ファ
インダ視野内に情報を表示するための表示部材IE(第
5レンズL5)、正メニスカスの第6レンズL6が配列
されている。図中、面r1は、ファインダ光学系のカバ
ーグラス面であり、面r14(IM)は対物光学系の結
像面である。
【0017】正立光学系は、対物光学系内の第4レンズ
と第5レンズ(表示部材IE)との間に配置されたミラ
ーと、ダハプリズム等のプリズムPとから構成される。
図1ではミラーは図示を省略してあり、プリズムPは展
開して示している。
【0018】接眼光学系は、両凸の第7レンズL7と、
負メニスカスの第8レンズL8とから構成されている。
なお、図中の符号EP(面r21)はファインダ光学系
のアイポイントである。
【0019】図1(a)および図1(b)に示すよう
に、対物光学系の第1群のレンズである第1レンズL
1、第2群のレンズである第2レンズL2および第3レ
ンズL3が図示しない駆動手段により光軸に沿って移動
されてファインダ光学系の変倍動作が行われる。
【0020】表示部材IE(第5レンズL5)は、物体
側の面に鏡面状の反射パターンが形成されたレンズであ
り、例えば撮影範囲を示す視野枠や、オートフォーカス
機構の測距範囲を示す測距ゾーン等を示す形状の反射パ
ターンが形成されている。反射パターンは、光を反射す
る金属の膜を表示部材表面に蒸着することにより形成さ
れる。なお、後述する実施例1および実施例2において
は、表示部材IEはパワーを持たない平面板であり、実
施例3では負のパワーを有するレンズとして構成され
る。
【0021】表示部材IE(第5レンズL5)より物体
側に配置された第4レンズL4の接眼光学系側の凹面
(r9)は、光束の一部を反射させる部分ミラー面であ
り、本実施の形態においては全面にハーフミラーコート
が施されたハーフミラー面HMとなっている。ハーフミ
ラーコートは、光の一部を透過させ一部を反射させるよ
うな金属膜を蒸着して形成する。なお、対物光学系の、
表示部材より物体側に、物体側に凸面を有するレンズが
含まれている場合には、上記接眼光学系側の凹面に代え
て凸面をハーフミラー面とすることも可能である。図1
の例のように反射パターンとハーフミラー面とが直接対
向する構成は、反射率の低下を防ぎ、ゴーストを最小限
にすることができ有利である。しかし、特にこの構成に
限るものではなく、反射パターンとハーフミラー面との
間に他のレンズが介在するような構成とすることもでき
る。
【0022】物体側から、第1レンズL1〜第4レンズ
L4を介して表示部材IE(第5レンズL5)に入射す
る光のうち、反射パターン以外の部分に入射した光は表
示部材IE(第5レンズL5)を透過し、さらに第6レ
ンズL6を透過して、結像面IM(面r14)近傍に実
像を形成する。そして図示しないミラーおよびプリズム
Pからなる正立光学系により正立させられ、接眼光学系
(第7レンズL7、第8レンズL8)により拡大された
像がアイポイントEPにおいて観察者により観察され
る。
【0023】物体側から、第1レンズL1〜第4レンズ
L4を介して表示部材IE(第5レンズL5)に入射す
る光のうち、反射パターンに入射した光は、図2に示す
ように、表示部材IEの反射パターンで反射された後、
第4レンズL4のハーフミラー面HM(面r9)で再び
反射され、表示部材IE(第5レンズL5)、第6レン
ズL6を介して、結像面IM近傍に反射パターンの実像
を形成する。
【0024】従って、観察者は、被写体の実像と、反射
パターンの実像とを重ねて観察することができる。な
お、以下の記載において、情報表示に寄与する光学系を
情報表示光学系と呼ぶことにする。
【0025】表示部材IE(第5レンズL5)を含む対
物光学系の各素子および正立光学系を構成するプリズム
は、何れも対物光学系の結像位置IMから離れて配置さ
れている。従って、何れかの面に塵埃等の異物が付着し
ても、接眼光学系を介して被写体像および反射パターン
の像を観察する観察者の眼のピントは異物には合わない
ため、異物の像はファインダ視野内では目立たないこと
になる。また、表示部材IEの反射パターンが形成され
た面に異物が付着した場合にも、異物の反射率は一般に
鏡面である反射パターンの反射率と比較すると極めて低
いため、異物により反射された光がハーフミラー面HM
で反射されて結像面IM近傍に異物の像を形成しても、
これがファインダ視野内で目立って見える可能性は極め
て低い。
【0026】さらに、ハーフミラー面HMは変倍のため
に駆動される第1群レンズ(第1レンズL1)および第
2群レンズ(第2レンズL2、第3レンズL3)ではな
く、固定位置にある第4レンズL4の面に形成している
ため、変倍対物光学系の変倍動作に影響されることなく
情報をファインダ視野内に表示することができる。ま
た、情報表示のための光学系、すなわち表示部材IE
(第5レンズL5)およびハーフミラー面HMが変倍の
ための第1群および第2群のレンズの動作の障害となる
こともない。
【0027】なお、本実施の形態においては、ハーフミ
ラー面HM(面r9)を非球面とし、情報表示における
光学系の球面収差、歪曲収差、像面湾曲等を補正するよ
うにしている。
【0028】ハーフミラー面HMは、可視光線波長領域
のうちの特定の波長域(例えば550nm〜600n
m)において平均30%〜60%の反射率を有する反射
膜を蒸着することにより、情報を良好に表示することが
できる。反射率が上記範囲より低い場合には情報が見え
にくくなり、反射率が上記範囲より高い場合には被写体
が見えにくくなる。
【0029】なお、ハーフミラー面HMの反対側の面
(面r8)には、可視光線波長域のうち、少なくとも上
記特定の波長域以外の波長に対する反射防止膜を蒸着す
るのが好ましい。このような反射防止膜を設けることに
より、ハーフミラー面HMを透過した表示部材IE(第
5レンズL5)からの反射光がハーフミラー面HMの反
対側の面r8で再び反射されて発生するゴーストを防止
することができる。
【0030】別の方法としては、ハーフミラー面HM
に、可視光線波長域のほぼ全域において平均20%〜5
0%の反射率の反射膜を蒸着しても良い。この場合に
も、反射率が上記範囲より低い場合には情報が見えにく
くなり、反射率が上記範囲より高い場合には被写体が見
えにくくなる。
【0031】また、上記の場合には、ハーフミラー面H
Mの反対側の面(r8)には、可視光線波長域のほぼ全
域の波長に対し反射を防止するような反射防止膜を形成
することが望ましい。
【0032】次に、図1に示すファインダ光学系の具体
的な数値例を3例説明する。
【0033】
【実施例1】実施例1のレンズ構成は図1に示す通りで
あり、その数値構成を表1および2に示す。表1中、d
0は第1レンズの物体面側から被写体までの距離[単
位:mm]、ωは実視界(半量)[単位:degree]、βは
見かけ視界(半量)[単位:degree]、γはファインダ
全系の倍率、Mは情報面が対物光学系の結像面IM近傍
に結像する結像倍率、Dはファインダ系の視度[単位:
Dptr]である。また、rは各面の曲率半径[単位:m
m]、dはレンズ厚またはレンズ間隔[単位:mm]、n
dは各レンズのd線(588nm)での屈折率、νdは各
レンズのアッベ数である。なお、以下の表においては、
広角状態、望遠状態および情報表示光学系のみについ
て、wide、teleおよびrefという表記の下に、それぞれ
の数値を示してある(同一の値の場合には省略してあ
る)。
【0034】実施例1においては、第1レンズの物体側
の面(面r2)、第2レンズの物体側の面(面r4)、
第3レンズの眼側の面(面r7)、第4レンズの物体側
の面(面r8)および眼側の面(面r9)、第6レンズ
の物体側の面(面r12)および眼側の面(面r1
3)、第7レンズの物体側の面(面r17)が回転対称
な非球面として構成されている。
【0035】非球面は、光軸からの高さがhとなる非球
面上の座標点の、光軸上での非球面の接平面からの距離
(サグ量)をX(h)、非球面の光軸上での曲率1/r
をc、円錐係数をK、4次、6次の非球面係数をA4、
A6とすると、以下の式、数1で表される。
【数1】
【0036】表1における非球面の曲率半径は光軸上の
曲率半径である。なお、表1において非球面には*印を
付し、これらの非球面の数1における円錐係数、非球面
係数を表2に示す。なお、表2において、表記Eは、1
0を基数、Eの右側の数値を指数とする10の累乗を表
しており、例えば、表2の第2面(r2)の非球面係数
A4の値、「1.468E−05」は、「1.468×
10-05」を表している。
【表1】
【表2】
【0037】図3は、実施例1の広角状態のレンズ配置
(図1(a)参照)でのアイポイントEPにおける収差
図、図4は望遠状態のレンズ配置(図1(b)参照)で
のアイポイントEPにおける収差図、図5は、情報表示
光学系についてのアイポイントEPにおける収差図であ
る。図中、φは、収差図を求める際に設定した射出瞳径
で、単位はmm(ミリメートル)である。また収差図の横
軸の単位は、球面収差・軸上色収差および像面湾曲はdi
opter、歪曲収差については%(パーセント)、倍率色
収差についてはdegree(度)により示している。
【0038】
【実施例2】実施例2のレンズ構成は実施例1とほぼ同
一であり、数値構成は表3および4に示す通りである。
【0039】実施例2においては、第1レンズの物体側
の面(面r2)および眼側の面(面r3)、第2レンズ
の物体側の面(面r4)、第3レンズの眼側の面(面r
7)、第4レンズの眼側の面(面r9)、第6レンズの
眼側の面(面r13)、第7レンズの物体側の面(面r
17)が回転対称な非球面として構成されている。
【表3】
【0040】また、実施例2の非球面の数1における円
錐係数、非球面係数を表4に示す。
【表4】
【0041】図6は、実施例2の広角状態のレンズ配置
(図1(a)参照)でのアイポイントEPにおける収差
図、図7は望遠状態のレンズ配置(図1(b)参照)で
のアイポイントEPにおける収差図、図8は、情報表示
光学系についてのアイポイントEPにおける収差図であ
る。
【0042】
【実施例3】実施例3のレンズ構成も実施例1とほぼ同
一であり、数値構成は表5および6に示す通りである。
【0043】実施例3においては、第1レンズの物体側
の面(面r2)および眼側の面(面r3)、第2レンズ
の物体側の面(面r4)、第3レンズの眼側の面(面r
7)、第4レンズの眼側の面(面r9)、第6レンズの
眼側の面(面r13)、第7レンズの物体側の面(面r
17)が回転対称な非球面として構成されている。
【表5】
【0044】また、実施例3の非球面の数1における円
錐係数、非球面係数を表6に示す。
【表6】
【0045】図9は、実施例2の広角状態のレンズ配置
(図1(a)参照)でのアイポイントEPにおける収差
図、図10は望遠状態のレンズ配置(図1(b)参照)
でのアイポイントEPにおける収差図、図11は、情報
表示光学系についてのアイポイントEPにおける収差図
である。
【0046】実施例3においては、第5レンズL5(表
示部材IE)に負のパワーを持たせて収差補正に寄与す
るようにしている。このため、実施例3は、実施例1と
ほぼ同等の収差を維持しながら、実施例1の構成よりも
光軸方向の光学系の長さを短くすることができ、かつ、
レンズ径も小さくすることができる。
【0047】なお、上記のように構成された各実施例1
〜3において、表示部材IEの表示パターンが形成され
た面と対物光学系の一次結像面との空気換算距離をs、
前記接眼光学系の焦点距離をfeとして、条件、 0.28<s/fe<0.5 が満たされるよう構成されることが好ましい。
【0048】もしもs/feが上記条件の下限よりも小
さくなると、表示部材IEが対物光学系の一次結像面に
近すぎ、情報パターンが部分ミラー面よる反射を介さ
ず、情報表示面光学系よりも接眼光学系側のレンズのみ
を介して撮影者の眼に達してしまう。また、s/feが
上記上限を超えると、光学系の大型化を招くことにな
る。
【0049】上記実施例1〜3におけるs/feの値
は、実施例1:0.34、実施例2:0.36、実施例3:0.3
8、となっており、いずれも上記条件を満足する値とな
っている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態である実像式変倍ファイン
ダ光学系のレンズ構成を示す図である。
【図2】表示部材により反射された光の光路を示す図で
ある。
【図3】実施例1の、広角状態のレンズ配置でのアイポ
イントEPにおける収差図である。
【図4】実施例1の、望遠状態のレンズ配置でのアイポ
イントEPにおける収差図である。
【図5】実施例1の、情報表示光学系についてのアイポ
イントEPにおける収差図である。
【図6】実施例2の、広角状態のレンズ配置でのアイポ
イントEPにおける収差図である。
【図7】実施例2の、望遠状態のレンズ配置でのアイポ
イントEPにおける収差図である。
【図8】実施例2の、情報表示光学系についてのアイポ
イントEPにおける収差図である。
【図9】実施例3の、広角状態のレンズ配置でのアイポ
イントEPにおける収差図である。
【図10】実施例3の、望遠状態のレンズ配置でのアイ
ポイントEPにおける収差図である。
【図11】実施例3の、情報表示光学系についてのアイ
ポイントEPにおける収差図である。
【符号の説明】
L1 第1レンズ(対物光学系、第1群レンズ) L2 第2レンズ(対物光学系、第2群レンズ) L3 第3レンズ(対物光学系、第3群レンズ) L4 第4レンズ(対物光学系、情報表示光学系) L5 第5レンズ(対物光学系、情報表示光学系) L6 第6レンズ(対物光学系、情報表示光学系) P プリズム(正立光学系) L7 第7レンズ(接眼光学系、情報表示光学系) L8 第8レンズ(接眼光学系、情報表示光学系)
フロントページの続き Fターム(参考) 2H087 KA14 LA01 LA12 LA29 PA04 PA07 PA17 PB04 PB07 QA03 QA07 QA19 QA21 QA26 QA37 QA41 QA42 QA45 RA05 RA12 RA13 RA41 RA42 SA14 SA16 SA20 SA62 SA63 SA74 SB02 SB13 SB22 2H102 AA41 AA44 AA51 CA11 CA33

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体側より順に、正のパワーを持つ対物
    光学系と、前記対物光学系により形成される倒立像を正
    立像にする正立光学系と、前記正立像を観察するための
    接眼光学系より構成され、前記対物光学系を構成する一
    つ以上のレンズ群を光軸に沿って移動させることにより
    変倍動作を行うことが可能な実像式ファインダ光学系に
    おいて、 前記対物光学系は、前記変倍動作の際に移動するレンズ
    群より接眼光学系側で、被写体の対物光学系による一次
    結像面より物体側の位置に、観察視野内に情報を表示す
    るための表示部材を備え、前記対物光学系内で前記表示
    部材より物体側に、前記物体側からの光束の一部を透過
    させると共に、前記表示部材からの光を反射させて前記
    接眼光学系に入射させる部分ミラー面を備えることを特
    徴とする実像式ファインダ光学系。
  2. 【請求項2】 前記対物光学系、および前記正立光学系
    を構成する素子は、前記対物光学系の結像位置から離れ
    て配置されていることを特徴とする請求項1に記載の実
    像式ファインダ光学系。
  3. 【請求項3】 前記表示部材は所定の表示パターンを備
    えた表示パターン面を有し、前記表示パターン面と前記
    対物光学系の一次結像面との空気換算距離をs、前記接
    眼光学系の焦点距離をfeとして、条件、 0.28<s/fe<0.5 を満たすことを特徴とする請求項2に記載の実像式ファ
    インダ光学系。
  4. 【請求項4】 前記部分ミラー面は、前記対物光学系を
    構成するレンズの物体側に凸となる面、あるいは前記接
    眼光学系側に凹となる面の何れかに形成されていること
    を特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の実像式ファ
    インダ光学系。
  5. 【請求項5】 前記表示部材は、鏡面状の反射パターン
    を表面に備える透明部材であることを特徴とする請求項
    1〜4の何れかに記載の実像式ファインダ光学系。
  6. 【請求項6】 物体側から入射して前記反射パターンで
    反射された光が、前記部分ミラー面で反射されて前記対
    物光学系の結像面近傍に前記反射パターンの像を形成す
    ることを特徴とする請求項5に記載の実像式ファインダ
    光学系。
  7. 【請求項7】 前記部分ミラー面と前記表示部材との間
    に前記正立光学系の一部である反射ミラーを配置するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の実像式ファインダ光学
    系。
  8. 【請求項8】 前記部分ミラー面は非球面であることを
    特徴とする請求項1に記載の実像式ファインダ光学系。
  9. 【請求項9】 物体側より順に、正のパワーを持つ対物
    光学系と、前記対物光学系により形成される倒立像を正
    立像にする正立光学系と、前記正立像を観察するための
    接眼光学系より構成され、前記対物光学系を構成する一
    つ以上のレンズ群を光軸に沿って移動させることにより
    変倍動作を行うことが可能な実像式ファインダ光学系に
    おいて、 前記対物光学系による被写体の一次結像面より物体側の
    位置に配置された前記正立光学系の一部を挟んで、観察
    視野内に情報を表示するための表示部材と、前記表示部
    材より物体側に、前記物体側からの光束の一部を透過さ
    せると共に、前記表示部材からの光を反射させて前記接
    眼光学系に入射させる部分ミラーを備えることを特徴と
    する実像式ファインダ光学系。
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