JP2002328300A - フロント絞り撮像光学系 - Google Patents

フロント絞り撮像光学系

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JP2002328300A
JP2002328300A JP2001131485A JP2001131485A JP2002328300A JP 2002328300 A JP2002328300 A JP 2002328300A JP 2001131485 A JP2001131485 A JP 2001131485A JP 2001131485 A JP2001131485 A JP 2001131485A JP 2002328300 A JP2002328300 A JP 2002328300A
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lens
lens group
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Takahiro Amauchi
隆裕 天内
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 樽型歪曲収差がほぼゼロになるようにし、
十分なバックフォーカスを確保し、かつテレセントリッ
ク性を満足するようにする。 【解決手段】 明るさ絞りと、正レンズよりなる第1
レンズ群と、物体側に凹面を向けた負のメニスカスレン
ズを少なくとも1枚含む負の第2レンズ群と、少なくと
も1枚の正レンズを含む正の第3レンズ群と、最も像側
の面が像側に凹の負の第4レンズ群と、最も物体側の面
が物体側に凸の第5レンズ群とを備え、第5レンズ群の
最も物体側の面が第4レンズ群の最も像側の面に比べて
緩くなるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フロント絞り撮像
光学系に関するもので、特に電子撮像装置で用いられる
フロント絞り撮像光学系に関する。また、この撮像光学
系を備えた撮像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子撮像装置において用いられる撮像光
学系は、電子撮像素子に入射する結像光束の入射角が大
になると結像光束の一部が電子撮像素子のマイクロレン
ズによりけられてしまい実質的な開口効率が低下すると
いったシェーディングの問題が生ずる。そのため、電子
撮像装置に用いられる撮像光学系は射出瞳位置を撮像光
学系から十分遠くに位置させて、テレセントリック性を
確保する必要がある。
【0003】また、撮像光学系と電子撮像素子との間に
は、モアレの発生を防ぐためにローパスフィルターを配
置する必要がある。また電子撮像素子は赤外域の感度が
高いため、撮像光学系と電子撮像素子との間に赤外カッ
トフィルタを配置する必要がある。そのため、これら光
学フィルターが配置できるように、撮像光学系はバック
フォーカスを十分長くすることが望ましい。
【0004】また、通常、撮像光学系は、絞りが光学系
内部に配置されることが多いが、前述のようにテレセン
トリック性を確保する目的や、コストの低減をはかる目
的から絞りを撮像光学系の前面に配置したフロント絞り
にすることが少なくない。
【0005】このように、バックフォーカスを十分に長
くしつつテレセントリック性を良くしたフロント絞りの
光学系の従来例として、例えば特開平5−157967
号公報に記載された光学系が知られている。
【0006】また、フロント絞りの光学系は、絞り面の
位置および絞り径がそのまま入射瞳位置と入射瞳径にな
る。よって、例えば、人間の眼で覗く望遠鏡、顕微鏡、
カメラのファインダー、ヘッドアップディスプレイ等の
ような観察光学系の接眼部に配置して使用可能である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】一般にフロント絞りの
光学系は、大きな樽型の歪曲収差が発生する傾向があ
る。これは、全系の屈折力が正であるにもかかわらず、
絞りが光学系の外に位置しており、レンズの配置が絞り
位置に対して対称でない(対称性が非常に悪い)ためで
ある。
【0008】一方、ガウス型光学系のように、絞り位置
に対して対称性の良い光学系は、例えば、絞りより物体
側のレンズ群にて発生した正の歪曲収差と、絞りより像
側のレンズ群にて発生する負の歪曲収差とにて打ち消し
合うため、全系の歪曲収差を小さくすることができる。
【0009】しかし、フロント絞りの光学系は対称性が
悪いため正の歪曲収差を負の歪曲収差で打ち消すことに
より歪曲収差を小にするというガウス型光学系の補正手
段をとることができない。そのために、フロント絞りの
光学系は、レンズ各面での歪曲収差の発生を極力抑える
構成にする必要がある。
【0010】ところで、3次の歪曲収差は、画角の3乗
に比例する。そのため、フロント絞り光学系は、各屈折
面での入射角と射出角とが小さくなるようにコンセント
リックな構成にする必要がある。
【0011】前記の特開平5−157962号公報に記
載されている光学系は、コンセントリックな構成でない
ために樽型の歪曲収差が十分に補正されているとはいえ
ない。そのため、この光学系を観察光学系の接眼部に取
り付けて観察像の評価を行なおうとしても、観察光学系
の歪曲収差がこの光学系の大きな歪曲収差に埋もれてし
まい正確な評価ができない。
【0012】また、近年、電子撮像素子の高画素化が進
み、それに応じてより解像度の高い撮像光学系が求めら
れている。前記特開平5−157962号公報に記載さ
れている光学系は、高解像度の撮像装置に使用する光学
系としては、十分な収差補正がなされておらず、良好な
結像性能を有していない。
【0013】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
もので、フロント絞りの光学系でありながらフロント絞
り特有の樽型歪曲収差がほぼゼロになるように極めて良
好に補正された良好な結像性能を有し、十分なバックフ
ォーカスが確保されかつテレセントリック性を満足した
フロント絞り撮像光学系を提供するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明のフロント絞り撮
像光学系は、物体側より順に、明るさ絞りと、正レンズ
よりなる第1レンズ群と、全体として負の屈折力を有し
物体側に凹面を向けた負のメニスカスレンズを少なくと
も1枚含む第2レンズ群と、全体として正の屈折力を有
し少なくとも1枚の正レンズを含む第3レンズ群と、全
体として負の屈折力を有し最も像側の面が像側に凹面で
ある第4レンズ群と、全体として正の屈折力を有し最も
物体側の面が物体側に凸面である第5レンズ群を備え、
前記第5レンズ群の最も物体側の面が前記第4レンズ群
の最も像側の面に比べて緩くなった構成としたことを基
本構成としたものである。
【0015】また、本発明のフロント絞り撮像光学系
は、前記基本構成の光学系で下記条件(1)を満足する
ことを特徴とする。 R2/R1+R2/R3<5.0 ただし、R1は第1レンズ群の第1入射面の曲率半径、
2は第2レンズ群の最も像側の面の曲率半径、R3は第
3レンズ群の最も物体側の面の曲率半径である。
【0016】また、本発明のフロント絞り撮像光学系
は、前記基本構成の光学系で下記条件(2)を満足する
ことを特徴とする。 (2) 4.0<(R5×N5−R4×N4)/D<8.5 ただし、R4は第4レンズ群の最も像側の面の曲率半
径、N4は第4レンズ群の最も像側の面の物体側の媒質
の屈折率、R5は第5レンズ群の最も物体側の面の曲率
半径、N5は第5レンズ群の最も物体側の面の像側の媒
質の屈折率、Dは第4レンズ群の最も像側の面と第5レ
ンズ群の最も物体側の面の間の空気間隔である。
【0017】また、本発明のフロント絞り撮像光学系
は、前記基本構成の光学系で第4レンズ群もしくは第5
レンズ群が正レンズと負レンズを接合した接合レンズを
含み、前記接合レンズが下記条件(3)を満足する光学
系および該光学系で更に条件(1)を満足するものであ
る。 (3) 16.0<νP−νN<26.0 ただし、νP、νNは夫々前記接合レンズの正レンズおよ
び負レンズのアッベ数である。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明のフロント絞り撮像光学系
は、物体側より順に、明るさ絞りと、正レンズよりなる
第1レンズ群と、全体として負の屈折力を有し物体側に
凹面を向けた負のメニスカスレンズを少なくとも1枚含
む第2レンズ群と、全体として正の屈折力を有し少なく
とも1枚の正レンズを含む第3レンズ群と、全体として
負の屈折力を有し最も像側の面が像側に凹面である第4
レンズ群と、全体として正の屈折力を有し最も物体側の
面が物体側に凸面である第5レンズ群を備え、前記第5
レンズ群の最も物体側の面が前記第4レンズ群の最も像
側の面に比べて緩くなった構成であり、これを基本構成
とするものである。
【0019】本発明の撮像光学系は、コンセントリック
な構成で、各面で歪曲収差の発生を抑えるために第2レ
ンズ群の負レンズを負のメニスカスレンズとし、第3レ
ンズ群の少なくとも物体側から1枚目の正レンズを正の
メニスカスレンズにして歪曲収差を他の面での補正が可
能な程度に抑制している。
【0020】また、負の屈折力の第4レンズ群と正の屈
折力の第5レンズ群とによりこれらレンズ群によりレト
ロフォーカス型の構成になりバックフォーカスを確保す
るようにした。
【0021】また、第4レンズ群の最終射出面の曲率半
径を第5レンズ群の第1入射面の曲率半径よりも小にす
れば軸外主光線の傾き角を補正し得るので好ましい。そ
の際に第4レンズ群の射出面を有するレンズの屈折率と
第5レンズ群の入射面を有するレンズの屈折率の間に差
を設ければ像面湾曲の補正も可能になる。
【0022】次に本発明の前述の基本構成のフロント絞
り撮像光学系において、下記条件(1)を満足すれば歪
曲収差の補正が一層容易になり望ましい。 (1) 1.0<R2/R1+R2/R3<5.0 ただし、R1は第1レンズ群の第1入射面の曲率半径、
2は第2レンズ群の最も像側の面の曲率半径、R3は第
3レンズ群の最も物体側の面の曲率半径である。
【0023】前述のような構成の本発明の撮像光学系に
おいて、入射角および射出角の傾きの大きな面は、第1
レンズ群の第1面、負の屈折力を有する第2レンズ群の
最終射出面および第3レンズ群の第1入射面であり、こ
れらの面で歪曲収差が大きく発生する。そのため、これ
らの面の曲率半径のバランスをとることがレンズ系の歪
曲収差を良好に補正する上で必要であり、これにより歪
曲収差を一層良好に補正し得るようになる。これらの面
の曲率半径のバランスをとるために設けたのが上記条件
(1)である。
【0024】条件(1)の下限の0.1よりも小さくな
ると、第2レンズ群の最終射出面で発生した歪曲収差を
第1レンズ群の第1面および第3レンズ群の第1入射面
にて相殺することが困難であり、樽型の歪曲収差が補正
不足になる。また上限の5.0を超えると第2レンズ群
の最終射出面で発生した歪曲収差を第1レンズ群の第1
面と第3レンズ群の第1入射面で発生した歪曲収差が大
きくなり補正過剰になるため、逆に糸巻き型の歪曲収差
が大になる。
【0025】前記条件(1)の代わりに下記条件(1−
1)を満足すればより望ましい。 (1−1) 1.5<R2/R1+R2/R3<4.5
【0026】条件(1)あるいは条件(1−1)の代わ
りに下記条件(1−2)を満足すれば最も望ましい。 (1−2) 2.0<R2/R1+R2/R3<4.0
【0027】前記基本構成を有する本発明の撮像光学系
において、下記条件(2)を満足すれば好ましい。 (2) 4.0<(R5×N5−R4×N4)/D<8.5 ただし、R4は第4レンズ群の最も像側の面の曲率半
径、N4は第4レンズ群の最も像側の面の物体側の媒質
の屈折率、R5は第5レンズ群の最も物体側の面の曲率
半径、N5は第5レンズ群の最も物体側の面の像側の媒
質の屈折率、Dは二つの面(R4とR5)の間の空気間隔
である。
【0028】条件(2)の下限の4.0よりも小さくな
ると、両側の空気接触面の屈折率の差がなくなり、主と
して第5レンズ群から射出する軸外主光線の傾き角が補
正不足になる。また、上限の8.5を超えると前記両面
の屈折力差が大きくなりすぎて主として軸外主光線の傾
き角が補正過剰になる。このように、条件(2)を満足
しない場合はテレセントリック性が確保できない。
【0029】前記条件(2)の代わりに次の条件(2−
1)を満足すればより好ましい。 (2−1) 5.0<(R5×N5−R4×N4)/D<
8.0
【0030】また、前記条件(2)または前記条件(2
−1)の代わりに下記条件(2−2)を満足すれば一層
望ましい。 (2−2) 6.0<(R5×N5−R4×N4)/D<
7.5
【0031】前記基本構成の本発明のフロント絞り撮像
光学系において、第4レンズ群もしくは第5レンズ群中
に正レンズと負レンズとを接合した接合レンズで下記条
件(3)を満足する接合レンズを含むようにすることが
望ましい。 (3) 16.0<νP−νN<26.0 ただし、νP、νNは夫々前記接合レンズの正レンズおよ
び負レンズのアッベ数である。
【0032】この条件(3)において、下限の16.0
を超えると色収差が補正不足になり、上限の26.0を
超えると色収差が補正過剰になる。
【0033】この条件(3)の代わりに下記条件(3−
1)を満足すればよりより好ましい。 (3−1) 20.0<νP−νN<26.0
【0034】更に条件(3)あるいは条件(3−1)の
代わりに下記条件(3−2)を満足すれば一層好まし
い。 (3−2) 24.0<νP−νN<26.0
【0035】以上述べたように本発明のフロント絞り撮
像光学系は、前記の基本構成を特徴とするものであり、
更に前記条件(1)、条件(2)、条件(3)のいずれ
かを満足すればより好ましい。またこれら条件のうちい
ずれか二つの条件あるいはすべての条件を満足すれば一
層望ましい。
【0036】本発明の実施の形態を図示する実施例にも
とづいて説明する。
【0037】図1乃至図3は、夫々本発明のフロント絞
り撮像光学系の実施例1乃至実施例3の断面図で、これ
ら実施例のデータは次の通りである。
【0038】 実施例1 f=12.632, ENPR=2.0, fB=9.994 r1=∞(絞り) d1=2.448 r2=-74.919 d2=2.030 n1=1.84666 ν1=23.78 r3=-10.283 d3=1.340 r4=-6.526 d4=1.200 n2=1.76182 ν2=26.52 r5=-16.326 d5=1.110 r6=-8.639 d6=1.200 n3=1.84666 ν3=23.78 r7=-37.413 d7=1.030 r8=-18.204 d8=3.010 n4=1.77250 ν4=49.60 r9=-10.041 d9=0.500 r10=-118.273 d10=3.340 n5=1.77250 ν5=49.60 r11=-17.061 d11=0.500 r12=42.795 d12=2.800 n6=1.77250 ν6=49.60 r13=-68.279 d13=0.680 r14=18.930 d14=2.810 n7=1.77250 ν7=49.60 r15=86.210 d15=2.560 n8=1.84666 ν8=23.78 r16=9.440 d16=1.450 r17=15.861 d17=2.480 n9=1.77250 ν9=49.60 r18=65.349 d18=2.582 r19=∞ d19=2.760 n10=1.54886 ν10=67.84 r20=∞ d20=0.710 r21=∞ d21=0.750 n11=1.51633 ν11=64.14 r22=∞ R2/R1+R2/R3=r7/r1+r7/r8=2.555 (R5×N5−R4×N4)/D=(r17×n9−r16×n8)/d16=7.366 νP−νN=ν7−ν8=25.82
【0039】 実施例2 f=12.632, ENPR=2.0, fB=8.902 r1=∞(絞り) d1=2.092 r2=-693.662 d2=2.099 n1=1.77250 ν1=49.60 r3=-9.406 d3=0.778 r4=-6.963 d4=1.200 n2=1.48749 ν2=70.23 r5=-36.697 d5=1.600 r6=-7.024 d6=1.205 n3=1.74077 ν3=27.79 r7=-36.530 d7=1.147 r8=-15.985 d8=2.852 n4=1.77250 ν4=49.60 r9=-10.237 d9=0.500 r10=-50.111 d10=3.274 n5=1.77250 ν5=49.60 r11=-15.298 d11=0.500 r12=55.398 d12=2.853 n6=1.77250 ν6=49.60 r13=-55.398 d13=0.496 r14=21.646 d14=2.719 n7=1.77250 ν7=49.60 r15=53.039 d15=0.500 r16=40.653 d16=1.112 n8=1.84666 ν8=23.78 r17=10.846 d17=1.213 r18=15.696 d18=4.675 n9=1.77250 ν9=49.60 r19=-24.760 d19=1.313 n10=1.84666 ν10=23.78 r20=296.588 d20=1.480 r21=∞ d21=2.760 n11=1.54886 ν11=67.84 r22=∞ d22=0.710 r23=∞ d23=0.750 n12=1.51633 ν12=64.14 r24=∞ R2/R1+R2/R3=r9/r2+r7/r8=2.338 (R5×N5−R4×N4)/D=(r18×n9−r17×n8)/d17=6.424 νP−νN=ν9−ν10=25.82
【0040】 実施例3 f=13.600, ENPR=2.0, fB=9.402 r1=∞(絞り) d1=2.136 r2=93.273 d2=2.041 n1=1.78501 ν1=41.43 r3=-10.839 d3=0.569 r4=-9.953 d4=1.200 n2=1.51966 ν2=51.39 r5=-49.184 d5=1.668 r6=-6.110 d6=1.200 n3=1.72151 ν3=29.23 r7=-76.672 d7=1.116 r8=-18.814 d8=2.958 n4=1.77250 ν4=49.60 r9=-9.818 d9=0.500 r10=-47.601 d10=2.855 n5=1.77250 ν5=49.60 r11=-16.436 d11=0.500 r12=43.195 d12=2.940 n6=1.77250 ν6=49.60 r13=-51.449 d13=0.500 r14=37.101 d14=3.295 n7=1.77250 ν7=49.60 r15=-32.269 d15=0.500 r16=-35.736 d16=1.200 n8=1.72151 ν8=29.23 r17=10.107 d17=1.159 r18=13.839 d18=3.651 n9=1.77250 ν9=49.60 r19=-44.917 d19=1.200 n10=1.80518 ν10=25.42 r20=76.609 d20=1.638 r21=∞ d21=2.760 n11=1.54886 ν11=67.84 r22=∞ d22=0.710 r23=∞ d23=0.750 n12=1.51633 ν12=64.14 r24=∞ R2/R1+R2/R3=r7/r2+r7/r8=3.253 (R5×N5−R4×N4)/D=(r18×n8−r17×n8)/d17=6.150 νP−νN=ν9−ν10=24.18 ただし、r1、r2、・・・はレンズ各面の曲率半径、d
1、d2、・・・は各レンズの肉厚および空気間隔、
1、n2、・・・は各レンズの屈折率、ν1、ν2、・・
・は各レンズのアッベ数である。またfは全系の焦点距
離、ENPRは入射瞳半径、fBはバックフォーカスで
ある。なお、f、r1、r2・・・等の長さの単位はmm
である。
【0041】実施例1の光学系は、図1に示すように物
体側から順に、絞りS(r1)と、正レンズL 1よりな
る第1レンズ群G1(r2〜r3)と、物体側に強い凹面
を向けた2枚の負のメニスカスレンズL2、L3よりな
る第2レンズ群G2(r4〜r8)と、像側に強い凸面を
向けた正のメニスカスレンズL4と2枚の正レンズL
5、L6よりなる第3レンズ群G3(r8〜r13)と、
正レンズL7と像側に強い凹面を有する負レンズL8と
を接合した全体で負の屈折力を有する第4レンズ群G4
(r14〜r16)と、最も物体側の面が物体側に緩い凸面
を有する正レンズL9よりなる第5レンズ群G5(r17
〜r18)とにて構成されている。
【0042】また第5レンズ群G5と像面との間には光
学的ローパスフィルターF1と赤外フィルターF2が配
置されている。
【0043】この実施例1の光学系は、第2レンズ群G
2を物体側に凹面を向けた2枚の負のメニスカスレンズ
にて構成し、第3レンズ群G3を3枚の正レンズL4、
L5、L6にて構成すると共にそのうちに最も物体側の
レンズL4を物体側に凹面を向けた正のメニスカスレン
ズにすることによってコンセントリックな構成にし、各
面での歪曲収差を発生を抑えるようにした。特に、実施
例1の光学系は、第1レンズ群G1から第3レンズ群G
3までのレンズ群の条件(1)にて規定する面の曲率半
径R2、R3、R4をR2/R1+R2/R3=r7/r2+r7
/r8=2.555として条件(1)を満足するように
してあり、これによって歪曲収差を効率的に補正してい
る。またレンズL8とレンズL9の互いに向かい合う面
(r16とr17)のうちレンズL8の面(r16)の曲率半
径を小にし(r16<r17)、同時にレンズL8とレンズ
L9の屈折率(n8とn9)を最適な値に設定してセント
リック性を確保しつつ像面湾曲を良好に補正している。
特にこの実施例1の光学系は、レンズL8とレンズL9
の条件(2)にて規定した値つまり(R5×N5−R4×
4)/D=(r17×n9−r16×n8)/d16=7.3
66として、テレセントリック性を確保しつつ像面湾曲
を良好に補正している。
【0044】また、実施例1の光学系は、第4レンズ群
を正レンズL7と負レンズL8を接合した接合レンズと
し、特に両レンズL7、L8のアッベ数を条件(3)を
満足するようにした。つまりνP−νN=ν7−ν8=2
5.82として全系の色収差を良好に補正している。
【0045】この実施例1の収差状況は図4に示す通り
である。この収差図より明らかなように、実施例1の光
学系は、歪曲収差がほぼゼロであり、他の諸収差も良好
に補正されている。
【0046】実施例2は図2に示す通りの構成で、第4
レンズ群G4がレンズL7とL8を分離した構成であ
り、第5レンズ群G5が正レンズL9と負レンズL10
とを接合した接合レンズよりなる。他の第1、第2、第
3レンズ群G1、G2、G3は、実施例1と類似の構成
である。
【0047】この実施例2は、R2/R1+R2/R3=r
7/r2+r7/r8=2.338、(R5×N5−R4×
4)/D=(r18×n9−r17×n8)/d17=6.4
24であって、条件(1)、(2)を満足する。
【0048】また、接合レンズは第5レンズ群に用いら
れνP−νN=ν9−ν10=25.82であり、条件
(3)を満足する。
【0049】この実施例2の収差状況は、図5に示す通
りであって、実施例1と同様に歪曲収差がほぼゼロであ
り、他の諸収差も良好に補正されている。
【0050】実施例3は図3に示す通りであり、実施例
2と類似の構成である。
【0051】この実施例3はR2/R1+R2/R3=r7
/r2+r7/r8=3.253、(R5×N5−R4×
4)/D=(r18×n9−r17×n8)/d17=6.1
50、ν P−νN=ν9−ν10=24.18であって、条
件(1)、(2)、(3)を満足する。
【0052】この実施例3も、図6に示すように実施例
1と同様、歪曲収差がほぼゼロであり、他の諸収差も良
好に補正されている。
【0053】なお、収差図4、5、6中ENPRは入射
瞳半径、FIYは像高である。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、十分なバックフォーカ
スを確保し、かつテレセントリック性を満足し、かつ歪
曲収差がほぼゼロで他の諸収差も良好に補正されたフロ
ント絞り撮像光学系を実現し得る。
【0055】また、本発明の光学系は、これを観察光学
系の接眼部に取り付けて撮影を行なう撮像装置に適した
光学系である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1の構成を示す図
【図2】 本発明の実施例2の構成を示す図
【図3】 本発明の実施例3の構成を示す図
【図4】 本発明の実施例1の収差図
【図5】 本発明の実施例2の収差図
【図6】 本発明の実施例3の収差図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体側より順に、明るさ絞りと、正レ
    ンズよりなる第1レンズ群と、全体として負の屈折力を
    有し物体側に凹面を向けた負のメニスカスレンズを少な
    くとも1枚含む第2レンズ群と、全体として正の屈折力
    を有し少なくとも1枚の正レンズを含む第3レンズ群
    と、全体として負の屈折力を有し最も像側の面が像側に
    凹面である第4レンズ群と、全体として正の屈折力を有
    し最も物体側の面が物体側に凸面である第5レンズ群を
    備え、前記第5レンズ群の最も物体側の面が前記第4レ
    ンズ群の最も像側の面に比べて緩くなっているフロント
    絞り撮像光学系。
  2. 【請求項2】 下記条件(1)を満足する請求項1の
    フロント絞り撮像光学系。 (1) 1.0<R2/R1+R2/R3<5.0 ただし、R1は第1レンズ群の第1入射面の曲率半径、
    2は第2レンズ群の最も像側の面の曲率半径、R3は第
    3レンズ群の最も物体側の面の曲率半径である。
  3. 【請求項3】 下記条件(2)を満足する請求項1の
    フロント絞り撮像光学系。 (2) 4.0<(R5×N5−R4×N4)/D<8.5 ただし、R4は第4レンズ群の最も像側の面の曲率半
    径、N4は第4レンズ群の最も像側の面の物体側の媒質
    の屈折率、R5は第5レンズ群の最も物体側の面の曲率
    半径、N5は第5レンズ群の最も物体側の面の像側の媒
    質の屈折率、Dは第4レンズ群の最も像側の面と第5レ
    ンズ群の最も物体側の面の間の空気間隔である。
  4. 【請求項4】 第4レンズ群もしくは第5レンズ群が
    正レンズと負レンズを接合した接合レンズを含み、前記
    接合レンズが下記条件(3)を満足する請求項1、2ま
    たは3のフロント絞り撮像光学系。 (3) 16.0<νP−νN<26.0 ただし、νP、νNは夫々前記接合レンズの正レンズおよ
    び負レンズのアッベ数である。
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