JP2000034167A - ニッケル系/ジルコニア系複合粉末及びその製造方法 - Google Patents

ニッケル系/ジルコニア系複合粉末及びその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長期運転においてNiの凝集を抑制する、
ニッケル系/ジルコニウム系複合粉末の製造を提供す
る。 【解決手段】 ニッケル及び/又は酸化ニッケルと、
イットリアドープジルコニア(YSZ)からなる複合粉
末であって、コバルト、アルミニウム、チタニウム、マ
グネシウムを少なくとも1種類以上、ニッケル及び/又
は酸化ニッケルに対して添加した粉末を合成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体電解質型燃料
電池(以下SOFCとも言う)の燃料極等として好適な
ニッケル系/ジルコニア系複合粉末の製造方法に関す
る。特には、SOFC用燃料極用材料として耐久性の向
上に寄与し得る、ニッケル系/ジルコニア系複合粉末の
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】SOFCの燃料極用材料としては、Ni
OとY23安定化ZrO2(YSZ)とを混合複合化し
た複合粉末の焼成層に主に用いられている(特開昭61
−153280、特開昭61−198570等)。な
お、焼成層中のNiOは、SOFCの運転中に還元され
てNiとなり、該層はNi/YSZのサーメット膜とな
る。
【0003】このようなNi/YSZサーメット用の原
料粉末の製造方法としては、一般的に、NiO粉末とY
SZ粉末を両者とも固体の状態で混合し、その後昇温
(仮焼)して若干焼結することにより複合化する方法
(固体混合法)が採られている。混合方法としては、ボ
ールミルを用いるものや、メカノケミカル的機械混合に
よるものが知られている。また、Ni、Zr、Yをイオ
ン状態で混合し、これを熱分解する方法も提案されてい
る(特開平7−29575)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来技術におい
て得られるニッケル系/ジルコニア系粉末は、結局Ni
粒子あるいはNiO粒子と電解質材であるYSZ粒子と
が単純に分散している組織であった。Ni粒子とYSZ
粒子が分散している状態においては、SOFC運転条件
下(1000℃、還元)においてNi粒子の凝集が進行
することにより、実際の発電面積の減少及び導電率の低
下が起こり、出力の低下が生ずる。
【0005】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたもので、長期運転においてNiの凝集を抑制する、
ニッケル系/ジルコニア系複合粉末の製造を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
記目的を達成するために、ニッケル及び/又は酸化ニッ
ケルと、イットリアドープジルコニア(YSZ)からな
る複合粉末であって、コバルト、アルミニウム、チタニ
ウム、マグネシウムを少なくとも1種類以上、ニッケル
及び/又は酸化ニッケルに対して添加した粉末を合成す
ることとする。
【0007】上記コバルト、アルミニウム、チタニウム
及びマグネシウムを少なくとも1種類以上、ニッケル及
び/又は酸化ニッケルに対して50mol%以下量、望
ましくは30mol%以下量、より望ましくは20mo
l%以下量を添加した粉末であって、出発原料が硝酸
塩、硫酸塩、炭酸塩あるいは塩化物等の水溶性の金属塩
であり、共沈法により合成し、上記粉末を800℃〜1
600℃の温度にて大気あるいは還元雰囲気下で熱処理
してニッケル系/ジルコニア系複合粉末を製造する。
【0008】尚、上記粉末を得る方法には共沈法以外
に、ニッケルにコバルト、アルミニウム、チタニウム及
びマグネシウムのうち少なくとも1種類以上を共沈法に
より合成し熱処理した粉末、あるいは金属ニッケルにコ
バルト、アルミニウム、チタニウム及びマグネシウムの
うち少なくとも1種類以上の粉末を混合し熱処理した粉
末に、YSZ粉末を混合し熱処理して合成する固体混合
法や、ニッケルにコバルト、アルミニウム、チタニウム
及びマグネシウムのうち少なくとも1種類以上を共沈法
により合成し熱処理して得た粉末、あるいは金属ニッケ
ルにコバルト、アルミニウム、チタニウム及びマグネシ
ウムのうち少なくとも1種類以上の粉末を混合し熱処理
して得た粉末に、硝酸塩、硫酸塩、炭酸塩あるいは塩化
物等の水溶性のジルコニウム及びイットリウムを混合し
熱処理して合成する固液混合法も挙げられる。上記合成
方法を行うことにより、ニッケル系/ジルコニア系複合
粉末中のニッケル及び/又は酸化ニッケル中に、コバル
ト、アルミニウム、チタニウム及びマグネシウムの添加
元素を分散した複合粉末を得ることができる。
【0009】また、上記熱処理を行った後、粉末の粒度
を0.2μm〜50μmに調整し、それらを用いてスラ
リーを作製しスラリーコート法にて成膜する。
【0010】本発明の特徴は、燃料極粉末の合成におい
て、ニッケル系/ジルコニア系複合粉末において、コバ
ルト、アルミニウム、チタニウム及びマグネシウムの少
なくとも1種類以上の添加元素を加えることにある。コ
バルト、アルミニウム、チタニウム及びマグネシウムの
少なくとも1種類以上の添加元素をニッケル系/ジルコ
ニア系複合粉末中に添加することにより、複合粉末中の
ニッケル及び/又は酸化ニッケル中に分散することによ
り、高温還元雰囲気下の長期運転においてNiの凝集を
抑制し、耐久性を向上させようとするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明のコバルト、アルミニウ
ム、チタニウム及びマグネシウムを添加したニッケル系
/ジルコニア系複合粉末を固体電解質型燃料電池に適用
する場合においては、固体電解質との界面においては、
NiO及び/又はNiが30mol%〜50mol%程
度とし、界面の上部の層においては、NiO及び/又は
Niが50mol%以上とする。その理由は、固体電解
質との界面においては、固体電解質材料であるYSZと
の密着性が重要であり、NiO及び/又はNiが50m
ol%以上となると、密着性が低下するからである。ま
た、界面の上部の層においては、高い導電性を必要と
し、NiO及び/又はNiが50mol%より少ない
と、導電性が急激に低下するからである。
【0012】本発明におけるニッケル系/ジルコニア系
複合粉末中のYSZのY2O3含有量は、望ましくは3
mol%〜20mol%であり、より好ましくは8mo
l%〜12mol%である。その理由は、固体電解質に
用いるYSZのイオン導電性はこの範囲が優れているた
め、固体電解質と燃料極とのマッチングの点からであ
る。
【0013】本発明の複合粉末の製造方法としては共沈
法、固体混合法及び固液混合法によることが好ましい。
NiO/YSZ複合粉末の共沈法による製造方法につい
ては、本願と同一出願人のよる出願(特開平9−227
212)に詳述されている。共沈法によれば、均一な組
織・組成の複合粉末が得ることができる。また固体混合
法によれば、簡単に複合粉末を得ることができ、固液混
合法によれば、固体混合法より均一な組織・組成の複合
粉末を得ることができる。
【0014】本発明におけるスラリー粒子の粒度の調整
方法は、粉砕後の分級等によることができる。またスラ
リー中におけるセラミックス粒子の含有量は、スラリー
溶液100部に対して10〜50部が好ましい。本発明
におけるスラリーのスラリー溶液の組成も特に限定され
るものではない。スラリーは、溶剤、バインダー、分散
剤、消泡剤等を含んでいて良い。しかし、溶剤として難
揮発性溶剤を、スラリー溶剤の10〜80wt%、含む
ことが望ましい。この難揮発性溶剤の作用は、スラリー
作製、保管中のスラリーの粘度変化を抑え、また、この
スラリーを用いて成膜(例えば、ディッピング)した後
の乾燥に起因するクラックの発生を抑制することができ
る。ここで、難揮発性の程度は、例えば、酢酸ブチルの
揮発度を100とした時、1以下が望ましい。例えば、
αテルピネオール等を挙げることができる。
【0015】スラリー溶液には、難揮発性溶剤以外に一
般の揮発性の溶剤が含まれて良い。その溶液に含まれる
溶剤の作用は、粉末の分散性の向上および脱泡性の向上
である。そのような溶剤の一例として、エチルアルコー
ルが好適である。その望ましい含有量は、スラリー溶液
の20〜90wt%である。
【0016】スラリー溶液に含まれるバインダーの作用
は、粉末の基板へのコーティング性(密着性)を向上さ
せることである。バインダーの量は、溶剤100部に対
して0.1〜10部が好ましい。その理由は、低濃度
(0.1wt%未満)だとコーティング性が低く、高濃
度(10wt%越え)だと、粉末の分散性が悪くなるか
らである。バインダーの具体例として、エチルセルロー
スが好適である。
【0017】スラリー溶液に含まれる分散剤の作用は、
粉末の分散性の向上である。分散剤の量は、溶剤100
部に対して0.1〜4部が好ましい。その理由は、低濃
度(0.1wt%未満)だと分散性が低く、高濃度(4
wt%越え)だと、スラリーの変性が生じやすくなるか
らである。分散剤の具体例として、ポリオキシエチレン
アルキルリン酸エステルが挙げられる。
【0018】スラリー溶液に含まれる消泡剤は、スラリ
ー中の気泡を消す作用をする。消泡剤の量は、溶剤10
0部に対して0.4〜4部が好ましい。その理由は、低
濃度(0.1wt%未満)だと効果があまり期待できな
いし、高濃度(4wt%越え)だと、スラリーの変性が
生じやすくなるからである。消泡剤の具体例として、ソ
ルビタンセスキオレエートが挙げられる。各剤・粉末の
混合方法は、ボールミル等の一般的な方法を採用でき
る。
【0019】本発明の製造方法におけるスラリーの基板
への適用方法は特に限定されない。ディッピング法、ス
プレー法、刷毛塗り法等であって良い。この中ではディ
ッピング法が好ましい。簡易であり、量産性に富み、低
コストだからである。ディッピング法としては、大気中
でスラリーの中に基体を浸漬させる通常のディッピング
法の他、加圧ガス中や真空中でディッピングを行う方法
を採用できる。その場合、ディッピングの回数は、必要
とされる膜厚と使用するスラリー組成とに応じて選択で
きる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。 共沈法による合成 (1) 複合粉末調整:YSZ原料としての硝酸ジルコ
ニウム・イットリウム水溶液(8mol%Y2O3含
有)、NiO原料として硝酸ニッケル水溶液を用いて、
YSZとNiOがモル比で4:6及び3:7となるよう
に調合し、また、コバルト、アルミニウム及びマグネシ
ウム源として硝酸コバルト、硝酸アルミニウムおよび硝
酸マグネシウムを用い、また、チタニウム源として塩化
チタニウムを用いて、NiOに対して各々酸化物として
0mol%〜60mol%の範囲で添加し十分撹拌し
た。
【0021】(2) 共沈溶液調整:本実施例において
は、共沈溶液として蓚酸水溶液を用いた。容器に純水を
取り、80℃程度に加熱する。この温水を撹拌しながら
蓚酸2水和物結晶を徐々に添加して溶解し、70℃〜9
0℃に保持した。蓚酸水溶液の量については、共沈工程
において金属イオンが完全に沈殿するように、蓚酸量を
化学量論比よりもわずかに過剰となるようにすることが
好ましい。今回の過剰量は5mol%とした。
【0022】(3) 共沈反応:70℃〜90℃に加温
した原料溶液(NiO/YSZ複合溶液)を蓚酸水溶液
中に、よく撹拌しながら徐々に添加していくことで、蓚
酸共沈法による沈殿生成を行った。
【0023】(4) 乾燥:乾燥機内にテフロン製容器
を静置し、120℃の熱風を送り沈殿物の水分及び硝酸
を蒸発させた。
【0024】(5) 熱分解:乾燥後の試料を500
℃、5時間の熱処理により、残留の硝酸成分と蓚酸を除
去した。
【0025】(6) 粉砕:熱分解により粉末化した試
料を粗粉砕機や乳鉢により粒度調整を行う。本実験にお
いては、アルミナ質乳鉢を用い、二次粒子径を180μ
m以下とした。
【0026】(7) 熱処理:得られた粉末に対して、
各々800℃、1500℃の熱処理を行った。
【0027】(8) 粉砕・分級:熱処理を行った粉末
に対して、粉砕・分級を行うことにより、2μm以下及
び5μm〜50μmの2種類の粒径の粉末を得た。
【0028】(9) スラリー調整:上記2種類の熱処
理を行い、粉砕・分級を行った粉末を用いて、粉末10
部に対して溶剤20部、分散剤5部、界面活性剤0.5
部、消泡剤0.5部、バインダー1部を混合し、塗布用
スラリーを得た。
【0029】(10)成膜:上記、ニッケル系/ジルコ
ニア系複合粉末を用いて、緻密質YSZ基板上に、2μ
m以下粉末を用いたスラリーを20μm、5〜50μm
粉末を用いたスラリーを80μm成膜し、1500℃で
5時間焼成した。
【0030】(11)導電率測定:上記成膜したニッケ
ル系/ジルコニア系膜を5%H2−N2雰囲気、1000
℃×5時間で還元後、11%H2O−89%H2、100
0℃雰囲気において、直流四端子法により導電率を測定
した。
【0031】(12)耐久試験:上記条件で作製した試
料を連続して1000時間運転を行い、1000時間後
における導電率の変化を調べた。図1、図2、図3及び
図4は各々コバルト元素、アルミニウム元素、チタニウ
ム元素及びマグネシウム元素の添加量と1000時間後
の導電率の変化との関係を示すグラフである。4種類の
添加元素全てにおいて、添加量1mol%で劣化率が
0.5%〜0.7%となり、従来のものと比べて30%
〜50%の向上となった。添加元素の添加量としては5
0mol%までは向上が認められ、特に20mol%以
下では顕著な向上が認められた。尚、本実施例では、酸
化ニッケルに対してのコバルト元素、アルミニウム元
素、チタニウム元素及びマグネシウム元素の添加量を0
mol%〜60mol%の範囲で添加し十分撹拌したも
のであるが、ニッケルに対して上記元素の添加量を変化
させても同様な結果が得られる。
【0032】
【発明の効果】以上の説明から明らかのように、本発明
によれば、ニッケル系/ジルコニア系複合粉末にコバル
ト、アルミニウム、チタニウム及びマグネシウムを添加
することにより、長期運転においてNiの凝集が抑制さ
れ、導電率の低下を抑えることが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】コバルトを添加した場合に添加量と1000時
間後の導電率変化との関係を示す図である。
【図2】アルミニウムを添加した場合に添加量と100
0時間後の導電率変化との関係を示す図である。
【図3】チタニウムを添加した場合に添加量と1000
時間後の導電率変化との関係を示す図である。
【図4】マグネシウムを添加した場合に添加量と100
0時間後の導電率変化との関係を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4G031 AA03 AA08 AA11 AA12 AA22 AA23 AA29 BA01 GA05 GA10 4G048 AA01 AB02 AC06 AD03 AE05 5H018 AA06 AS02 BB01 BB05 BB06 BB08 BB11 BB12 BB16 BB17 DD10 EE01 EE11 EE16 HH01 HH05 HH08 HH10

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ニッケル及び/又は酸化ニッケルと、イ
    ットリアドープジルコニア(YSZ)からなる複合粉末
    であって、コバルト、アルミニウム、チタニウム、マグ
    ネシウムを少なくとも1種類以上、ニッケル及び/又は
    酸化ニッケルに対して添加した粉末を合成することを特
    徴とするニッケル系/ジルコニア系複合粉末。
  2. 【請求項2】 上記コバルト、アルミニウム、チタニウ
    ム、マグネシウムを少なくとも1種類以上、ニッケル及
    び/又は酸化ニッケルに対して50mol%以下量添加
    した粉末を合成することを特徴とする請求項1記載のニ
    ッケル系/ジルコニア系複合粉末。
  3. 【請求項3】 上記コバルト、アルミニウム、チタニウ
    ム、マグネシウムを少なくとも1種類以上、ニッケル及
    び/又は酸化ニッケルに対して30mol%以下量添加
    した粉末を合成することを特徴とする請求項1記載のニ
    ッケル系/ジルコニア系複合粉末。
  4. 【請求項4】 上記粉末の出発原料が硝酸塩、硫酸塩、
    炭酸塩あるいは塩化物等の水溶性の金属塩であり、共沈
    法により合成した請求項1記載のニッケル系/ジルコニ
    ア系複合粉末の製造方法。
  5. 【請求項5】 上記粉末の合成方法が、ニッケルにコバ
    ルト、アルミニウム、チタニウム及びマグネシウムのう
    ち少なくとも1種類以上を共沈法により合成し熱処理し
    た粉末に、YSZ粉末を混合し熱処理することにより合
    成(固体混合法)した請求項1記載のニッケル系/ジル
    コニア系複合粉末の製造方法。
  6. 【請求項6】 上記粉末の合成方法が、金属ニッケルに
    コバルト、アルミニウム、チタニウム及びマグネシウム
    のうち少なくとも1種類以上の粉末を混合し熱処理した
    粉末に、YSZ粉末を混合し熱処理することにより合成
    (固体混合法)した請求項1記載のニッケル系/ジルコ
    ニア系複合粉末の製造方法。
  7. 【請求項7】 上記粉末の合成方法が、ニッケルにコバ
    ルト、アルミニウム、チタニウム及びマグネシウムのう
    ち少なくとも1種類以上を共沈法により合成し熱処理し
    て得た粉末に、硝酸塩、硫酸塩、炭酸塩あるいは塩化物
    等の水溶性のジルコニウム及びイットリウムを混合し熱
    処理することにより合成(固液混合法)した請求項1記
    載のニッケル系/ジルコニア系複合粉末の製造方法。
  8. 【請求項8】 上記粉末の合成方法が、金属ニッケルに
    コバルト、アルミニウム、チタニウム及びマグネシウム
    のうち少なくとも1種類以上の粉末を混合し熱処理して
    得た粉末に、硝酸塩、硫酸塩、炭酸塩あるいは塩化物等
    の水溶性のジルコニウム及びイットリウムを混合し熱処
    理することにより合成(固液混合法)した請求項1記載
    のニッケル系/ジルコニア系複合粉末の製造方法。
  9. 【請求項9】 上記粉末を800℃〜1600℃の温度
    にて熱処理することを特徴とする請求項4〜8いずれか
    記載のニッケル系/ジルコニア系複合粉末の製造方法。
  10. 【請求項10】 上記粉末を還元雰囲気にて熱処理する
    ことを特徴とする請求項4〜8いずれか記載のニッケル
    系/ジルコニア系複合粉末の製造方法。
  11. 【請求項11】 上記粉末を0.2〜50μmの範囲で
    粒度を調整することを特徴とする請求項4〜8いずれか
    記載のニッケル系/ジルコニア系複合粉末の製造方法。
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