JP2000032199A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000032199A
JP2000032199A JP10195601A JP19560198A JP2000032199A JP 2000032199 A JP2000032199 A JP 2000032199A JP 10195601 A JP10195601 A JP 10195601A JP 19560198 A JP19560198 A JP 19560198A JP 2000032199 A JP2000032199 A JP 2000032199A
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JP10195601A
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Toru Hiraoka
徹 平岡
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Murata Machinery Ltd
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Murata Machinery Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザが着色材料の使用量を的確に把握で
き、着色材料が収納されたカセットなどの交換時期を的
確に予測可能な画像形成装置を提供する。 【解決手段】 形成する画像の1頁に対する黒画素数を
計数し、1頁全体の画素数に対する黒画素数の割合を表
示する。ユーザは、表示された割合と平均的な割合を比
較することによって、着色材料の使用量の多少を判断で
き、着色材料を収容したカセット等の交換時期を予測で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録用の着色材料
を被記録媒体に付着させて画像を形成する画像形成装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばトナーやインクなどの記録用の着
色材料を被記録媒体に付着させて画像を形成する画像形
成装置では、着色材料は消耗品であるため、例えばカセ
ットなどに収容している。そして、カセット内の着色材
料がなくなった場合には、カセットを交換することで、
再び画像の形成が可能となるように構成されている。こ
のような画像形成装置においては、カセット内の着色材
料が僅少になった時点で、アラームなどによってユーザ
にカセットの交換を知らせる。しかし、ユーザ側ではい
つカセットの交換時期が到来するかがわからない。その
ため、例えばメーカー側が商品カタログなどに記載して
いる、標準的な画像を形成した場合に画像形成可能な枚
数を目安にして、カセットの交換時期の到来に対処して
いるのが現状である。
【0003】しかし、着色材料を用いた画像形成装置で
は、形成する画像のうち着色材料を被記録媒体に付着さ
せる画素の割合により、着色材料の消耗度合いが大きく
異なる。そのため、ユーザによっては、商品カタログに
書かれた画像形成可能な枚数より少ない枚数でカセット
の交換を指示されることがある。その場合、ユーザはカ
セットの交換を早期に行わなければならなくなった理由
がわからないという問題があった。そのため、ユーザは
商品に対して不満を持つ原因となっていた。また、メー
カー側もユーザを説得できる手段を有していなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、ユーザが着色材料の使用量
を的確に把握でき、着色材料が収納されたカセットなど
の交換時期を的確に予測可能な画像形成装置を提供する
ことを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、画像形成装置
において、形成する画像の1頁に対する少なくとも所定
色の画素数を計数し保持する画素数保持手段と、計数し
た所定色の画素数の1頁全体に対する割合を表示する表
示手段を有することを特徴とするものである。ユーザ
は、表示された割合と平均的な割合を比較することによ
って、現在形成している画像が平均的な画像よりも着色
材料を余計に用いる画像なのか、それとも平均的な画像
よりも着色材料を用いない画像なのかを判断することが
できる。これによって着色材料を収納したカセットなど
の交換時期が商品カタログに記載されている画像形成可
能な枚数に到達する前に到来するのか、それとも到達後
まで使用できるのかを判断することが可能となり、交換
時期を的確に予測することができるようになる。また、
メーカー側においても、ユーザ側で通常形成している画
像によって着色材料の使用量をユーザに説明でき、カセ
ットの交換時期が早まってもユーザに正確な情報を提供
でき、理解を求めることが可能となる。
【0006】計数する所定色の画素としては、例えば白
黒2値の画像を形成する場合には黒の着色材料を用いて
画素を形成する黒画素あるいは黒画素と白画素の両方を
計数することができる。また、カラー画像を形成する場
合には、それぞれの色材ごとに計数してもよい。
【0007】画素の計数は、例えば画像読取手段が付属
している場合にはその画像読取手段で読み取った画像
か、外部から送られてきた画像かなど、形成する画像の
情報源ごとに計数することができる。また、複数のユー
ザで利用している場合には、その利用しているユーザや
部門ごとに計数してもよい。
【0008】本発明はさらに、複数の画像について前記
所定色の画素数を積算して積算値を画素数保持手段に保
持させておき、その積算値に基づいて1頁当たりの所定
色の画素の平均割合を表示手段で表示するように構成す
ることもできる。これによって現在形成している画像だ
けでなく、これまでに形成した画像をも考慮して着色材
料の使用量をユーザが正確に把握することが可能とな
る。
【0009】このとき、例えば着色材料が収納されてい
るカセットなどの交換時点からの画素数を積算すること
ができ、これによって当該カセットなどの次の交換時期
をより正確にユーザが把握することが可能となる。
【0010】さらに、所定色の画素数の1頁全体に対す
る割合、あるいは、複数の画像についての積算値から計
算される平均割合に基づいて、残記録可能頁数を計算し
て表示することもできる。これによって、ユーザは自分
が形成している画像に基づいたカセットなどの交換時期
を直接的に知ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の画像形成装置の
実施の一形態を示すブロック図である。図中、11は主
制御部、12は表示部、13は操作部、14は読取部、
15は記録部、16はNCU、17はモデム、18は画
像メモリ、19はRAM、20はROM、21はバスで
ある。なお、図1に示した例では、ファクシミリ機能等
の通信機能を有した画像形成装置の一例を示している。
【0012】主制御部11は、装置全体を制御し、各部
を動作させて、送信機能、受信機能、コピー機能などを
実現する。特に、受信機能やコピー機能などにおいて記
録部15で画像を被記録媒体上に形成する際には、少な
くとも所定色の画素数を計数し、RAM19あるいはR
OM20に格納する。また、この計数値をもとに所定色
の画素数の1頁全体に対する割合を計算し、表示部12
に表示させる。
【0013】計数する所定色は、記録部15で用いる着
色材料の色とするとよい。例えば記録部15が白黒画像
を形成する場合には、黒画素あるいは白画素または黒画
素と白画素を計数すればよい。1頁全体の画素数は、被
記録媒体の大きさによって予め設定しておくことができ
る。白黒画像の場合、黒画素数をこの1頁全体の画素数
で除算することによって、黒画素の割合を計算すること
ができる。もちろん、画素の割合ではなく、画素数その
ものを表示部12に表示させてもよい。
【0014】また、1頁ごとの所定色の画素数を計数す
るほか、複数頁の所定色の画素数を積算することもでき
る。そして、この積算値をもとに、積算値そのもの、ま
たは1頁当たりの所定色の画素数の平均割合を計算し、
表示部12に表示させることができる。画素数の積算
は、例えば記録部15において着色材料を格納している
カセットなどの交換にあわせてリセットするように構成
すると、交換したカセットにおける着色材料の使用状況
を把握しやすくなる。
【0015】表示部12は、利用者に対するメッセージ
や、装置の状態を示すメッセージ、操作ガイダンスな
ど、種々の情報を表示することができる。特に、主制御
部11の指示に従い、記録部15において形成した画像
中の所定色の画素数の1頁全体に対する割合または画素
数そのものを少なくとも表示することができる。また、
複数の画像における画素数の積算値やその積算値から計
算される平均割合なども表示することができる。
【0016】操作部13は、利用者が送信機能、受信機
能等を設定する際に用いられる。また、記録部15にお
いて形成した画像中の所定色の画素数の1頁全体に対す
る割合などを表示部12に表示させるための指示を行う
構成を設けることができる。
【0017】読取部14は、送信あるいはコピーすべき
画像情報を読み取る。読取部14としては、例えばイメ
ージスキャナやディジタルカメラなどの画像入力機器で
構成することができる。
【0018】記録部15は、受信した画像あるいは読取
部14で読み取った画像を被記録媒体上に形成する。こ
の記録部15は、例えば電子写真方式やインクジェット
方式など、記録用の着色材料を被記録媒体上に付着させ
て画像を形成する方式によって画像を被記録媒体上に形
成する。例えば白黒画像のみを形成する場合には着色材
料は黒のみでよいが、カラー画像を形成する場合には、
複数色の着色材料を用いる。着色材料は例えばカセット
などに収容され、交換可能に構成されているものとす
る。
【0019】NCU16は、回線を制御して外部機器と
の通信を行う。モデム17は、送受信する画像データの
変復調を行う。
【0020】画像メモリ18は、送信する画像データや
受信した画像データ、読取部14で読み取った画像デー
タ、記録部15で記録すべき画像データ、その他処理中
の画像データなどを蓄積する。
【0021】RAM19は、主制御部11や他の各部の
処理においてデータの保存が必要なときに用いられる。
ROM20は、主制御部11の動作を規定したプログラ
ムや、固定的なデータなどが格納されている。なお、主
制御部11で計数された所定色の画素数の計数値は、R
AM19やROM20の所定の領域に格納される。特に
電源を切断した後も画素数を保持するため、RAM19
に格納する場合には不揮発性RAMを用いるとよい。ま
た、計数値の書き換えが発生するため、ROM20に格
納する場合には書き換え可能なROMを用いるとよい。
主制御部11において画素数を積算する場合には、この
積算値もRAM19やROM20に電源が切断されても
消去されないように格納される。
【0022】バス21は、主制御部11、表示部12、
操作部13、読取部14、記録部15、NCU16、モ
デム17、画像メモリ18、RAM19、ROM20等
を相互に接続しており、これらの間のデータ転送を可能
にしている。
【0023】図2は、本発明の画像形成装置の実施の一
形態における動作の一例を示すフローチャートである。
ここでは記録部15において画像を形成する場合として
コピーを行った場合と、画像を受信した場合について示
しており、例えば送信処理などについては省略してい
る。また、ここでは記録部15において黒の着色材料を
用いて白黒画像を形成するものとする。
【0024】S31において、操作部13でコピースイ
ッチが操作されたか否かを判定し、操作された場合には
画像のコピー動作を行う。すなわち、S32において読
取部14で画像を読み取り、画像メモリ18に格納す
る。そして、S33において画像メモリ18から画像を
読み出し、記録部15で黒の着色材料を用いて被記録媒
体上に画像を形成する。このとき、形成した画像の黒画
素数または白画素数あるいは黒画素数と白画素数を計数
し、S34においてRAM19あるいはROM20内の
1頁画素数領域に格納する。さらにS35において、R
AM19あるいはROM20内のコピー画素数領域に格
納されている値とS33で計数した値とを加算し、再び
コピー画素数領域に格納する。そして、コピー枚数を1
だけ増加させる。
【0025】S31においてコピースイッチが操作され
ていない場合、S36において、さらにNCU16で回
線からの着信を検出しているか否かを判定する。着信し
ている場合には、S37においてモデム17を介して符
号化されている画像を受信し、画像メモリ18に格納す
る。そしてS38において符号化されている画像を復号
し、画素列からなる画像に変換した後、記録部15で黒
の着色材料を用いて被記録媒体上に画像を形成する。こ
のとき、コピーの場合と同様に、形成した画像の黒画素
数または白画素数あるいは黒画素数と白画素数を計数す
る。そしてS39において、RAM19あるいはROM
20内の受信画素数領域に格納されている値とS38で
計数した値とを加算し、再び受信画素数領域に格納す
る。そして、受信枚数を1だけ増加させる。
【0026】ここでは受信の際は1頁分の画素数を保存
していない。これは受信した画像がユーザ自らが用意し
た画像ではないため、1頁内の黒画素数の割合をユーザ
に報知しても、その割合をもとにユーザ側で対策を講じ
ることができないためである。しかし、受信した画像に
対して選択プリントや、枠消し、ノイズ除去などの画像
処理、送信元への通報など、ユーザ側での対策手段が存
在する場合は、画像受信時にも1頁内の黒画素数の割合
を保存するように構成してもよい。
【0027】S40では、着色材料を収容したカセット
を交換したか否かを判定する。カセットが交換された場
合には、S41において画像メモリ18をクリアすると
ともに、コピー枚数、受信枚数ともクリアし、さらにコ
ピー画素数領域、受信画素数領域に格納されている積算
値もクリアする。これによって、各カセットごとの黒画
素の平均割合を算出できるようになる。
【0028】S42において、操作部13で画素計数ス
イッチが操作されたか否かを判定する。画素計数スイッ
チは、1頁の画像における黒画素数の全画素数に対する
割合を表示させるためのスイッチである。この画素計数
スイッチが操作された場合には、さらにS43で直前に
コピー動作がなされたか否かを判定し、直前にコピー動
作がなされている場合にはS46へ進む。また、直前に
コピー動作が行われていない場合には、S44におい
て、黒画素数の全画素数に対する割合を調べたい画像を
読取部14で読み取り、S45において、読み取った画
像の黒画素数または白画素数あるいは黒画素数と白画素
数を計数し、1頁画素数領域に格納する。
【0029】S46では、1頁画素数領域に格納されて
いる計数値をもとに、黒画素数の全画素数に対する割合
を計算して表示する。直前にコピー動作が行われていれ
ば、その直前のコピー動作において形成した画像につい
ての表示がなされ、直前にコピー動作が行われていなけ
れば、S44で読み取った画像についての表示がなされ
る。図3は、1頁ごとの表示情報の一例の説明図であ
る。S46においては、例えば図3に示すような項目に
ついて表示することができる。この例では、読取モー
ド、1頁中の黒画素数と白画素数、それに黒画素数の全
画素数に対する割合(黒率)を表示している。黒画素数
は、1頁画素数領域に格納されている黒画素数をそのま
ま表示すればよい。白画素数は、黒画素数と同様に計数
している場合は、その計数値をそのまま表示すればよい
し、計数していない場合でも、1頁中の全画素数から黒
画素数を減算すれば得られる。黒率は、1頁画素数領域
に格納されている黒画素数を全画素数で除算することに
よって得られる。全画素数は、予め設定されていてもよ
いし、白画素数を計数している場合には、黒画素数と白
画素数の加算によって得ることができる。表示項目は図
3に示したものに限られるものではなく、例えば1頁の
全画素数を表示するなど、任意の表示項目を任意のレイ
アウトで表示することができる。もちろん、表示形態も
任意であり、グラフ表示なども可能である。
【0030】このような表示を参照し、例えば標準の1
頁当たりの黒画素の割合と比較することによって、ユー
ザがコピーした画像あるいは調査した画像について、標
準の画像に対する黒画素の多少を知ることができる。こ
れによりユーザは、カセット中の黒の着色材料の使用量
が標準よりも多いか少ないかを知ることができ、カセッ
トの交換時期が例えば商品カタログなどに記載されてい
る画像形成枚数よりもどの程度ずれるかを把握すること
が可能となる。また、例えば着色材料の使用量が多く、
カセットの交換時期が早くなった場合に、その理由をユ
ーザ自身が理解することができる。メーカー側にとって
も、カセットの交換時期が早まった理由をユーザに説明
するための資料とすることができる。
【0031】S47において、操作部13でトータル画
素スイッチが操作されたか否かを判定する。トータル画
素スイッチは、複数の画像について黒画素数を積算して
いる場合に、カセット交換時点から現在までの平均の黒
率などを表示させる際に操作される。トータル画素スイ
ッチが操作されると、S48において、カセット交換以
後に形成したすべての画像における1頁当たりの黒画素
数の平均割合(平均黒率)、カセット交換以後にコピー
機能によって形成した画像における平均黒率、カセット
交換以後に受信機能によって形成した画像における平均
黒率、現時点の黒率によって画像の形成を続けた場合の
残記録可能枚数を計算する。
【0032】残記録可能枚数は、1つのカセットに収容
された着色材料によって形成できる総画素数、あるい
は、平均黒率と平均画像形成枚数を設定しておくことに
より、黒画素数の積算値と画像を形成した頁数から計算
できる。例えば、カタログなどに記載されている標準の
画像を形成した場合の平均黒率をB、平均画像形成枚数
をTとし、またカセット交換から現時点までに形成した
すべての画像における平均黒率をN、画像形成枚数をP
とすれば、 残記録可能枚数=(B/N)×T−P で求めることができる。具体例としては、カタログなど
に記載された平均黒率B=20%、平均画像形成枚数=
1000枚であり、現時点における平均黒率N=27
%、画像形成枚数P=200枚とすれば、 (20/27)×1000−200=540枚 となる。すなわち、これまでの黒率の画像を形成してゆ
くと、あと540枚の画像形成が可能であるということ
が求まる。
【0033】S49において、カセット交換以後に形成
したすべての画像における黒率と、残記録可能枚数を表
示する。また、S50において、カセット交換以後にコ
ピー動作によって形成した画像における黒率を表示す
る。さらにS51において、カセット交換以後に受信動
作によって形成した画像における黒率を表示する。
【0034】図4は、トータル、コピー機能、受信機能
における表示情報の一例の説明図である。図4では、S
49において表示する表示情報の例を図4(A)に、S
50において表示する表示情報の例を図4(B)に、S
51において表示する表示情報の例を図4(C)に、そ
れぞれ示している。各例において、最上部に「トータ
ル」、「コピー」、「受信」と表示して各表示情報を区
別している。ここでは具体例として、コピー動作によっ
て150頁、受信動作によって50頁、合計200頁の
画像を形成した場合を示している。また、図4(A)に
おける残記録可能枚数は、上述の色を用い、標準の画像
を形成した場合の平均黒率B=20%、平均画像形成枚
数=1000枚として計算した値を示している。
【0035】図4(A)に示すトータルの平均黒率を参
照すれば、標準の1頁当たりの黒率と比較することによ
って、着色材料の使用量の傾向、すなわち着色材料を比
較的多く使用しているのか、それとも着色材料の使用量
が少ないのかを知ることができる。これにより、カセッ
トの交換時期をより正確に予測することが可能となる。
【0036】このトータルの平均黒率では、ユーザ自身
がセットした画像を被記録媒体上に形成するコピー動作
のほかに、ユーザの意図とは関係なく送られてきた画像
を受信し、被記録媒体上に形成する場合が含まれてい
る。図4(B)に示すコピー機能における平均黒率は、
このようなユーザが意図しない画像の形成を除いた、1
頁当たりの平均黒率を示している。このようにコピー機
能によって形成した画像だけ分けて平均黒率を知ること
ができる。例えば読取部14としてフラットベッドスキ
ャナを用いている場合、原稿カバーを開けた状態でコピ
ーをとると画像の周囲に黒枠が発生することが多い。こ
のような黒枠が発生すると、黒枠部において黒の着色材
料を多く消費することになる。そのため、トータルや受
信機能における黒率に比べてこのコピー機能における黒
率が高くなる。図4(B)に示すようにコピー機能にお
ける平均黒率を表示することによって、ユーザはコピー
時の着色材料の使用量が多いことを理解することがで
き、黒枠発生の防止などの対策を講じることも可能にな
る。また、この図4(B)の表示を基に、ユーザはコピ
ー枚数が多くなると着色材料を収容したカセットの交換
時期が早まることを予測でき、早めにカセットを発注す
るなどの対策を立てることができる。
【0037】さらに図4(C)に示すように、受信機能
によって形成した画像の黒率を表示することにより、外
部から送られてきた画像の平均黒率が標準の黒率と比べ
て高ければ、着色材料を収容したカセットの交換時期が
早まることを予測することが可能となる。
【0038】このようにコピー機能と受信機能に分けて
平均黒率を表示させることによって、着色材料を収容し
たカセットの交換時期を予測することができ、また、交
換時期が予想よりも早まった場合には、その理由をユー
ザが理解することができる。メーカー側も、カセットの
交換時期が早まった理由をユーザに説明するための資料
とすることができる。
【0039】また、図4(A)に示すように残記録可能
枚数を表示することによって、あとどの程度のコピーお
よび受信動作によって画像を形成することができるかを
知ることができる。これによって、カセットの交換時期
を的確に把握することが可能となる。また、これまでに
記録した枚数と、標準の記録可能枚数との差分を計算す
ることによって、枚数の観点から着色材料の消費の多少
を把握することができる。
【0040】ここでは本装置のユーザを特定しなかった
が、使用者や使用者の所属を認識できる機能を有してい
る画像形成装置も開発されている。このような機能を有
している場合には、使用者あるいは所属ごとにコピー機
能を利用した際の黒画素数の積算を行い、使用者あるい
は所属ごとに平均黒率を表示可能に構成してもよい。こ
れにより管理者は、使用者あるいは所属ごとに黒率を把
握し、各使用者あるいは所属の使用頻度などとともに考
慮することによって、着色材料を収容したカセットなど
の交換時期を正確に予測することができ、また計画的な
カセットの発注などを行うことができる。もちろん、受
信機能使用時においても、各送信元ごとの黒率を算出す
ることができる。
【0041】なお、上述の図4に示した表示項目につい
ても図3と同様の変形が可能である。例えば残記録可能
枚数を表示しなくてもよいし、また黒率と記録枚数程度
のみの表示としてもよい。また、1頁分の黒率表示とと
もに、各表示は記録部15において被記録媒体に記録す
ることが可能である。また、回線を介して外部機器に転
送可能に構成してもよい。
【0042】図1に示した例では、ファクシミリ機能等
の通信機能を有した画像形成装置について示したが、本
発明はこれに限られるものではない。NCU16、モデ
ム17などの通信手段を有しない複写機として構成した
り、読取部14を具備せず、インタフェースによって外
部機器と接続されたプリンタなどの形態で構成してもよ
い。
【0043】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、現在形成しようとしている画像あるいは直前
に形成した画像中の所定色の画素数の割合、または、こ
れまでに形成した複数の画像中の所定色の画素数の割合
を容易に知ることができるので、着色材料の消費量を予
測することができ、着色材料を収容したカセットの交換
時期についても予測して対策を立てることができる。ま
たメーカー側にとっても、着色材料を収容したカセット
の交換時期が商品カタログの記載よりも早くなった場合
に、その理由をユーザに説明するための情報を得ること
ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の実施の一形態を示すブ
ロック図である。
【図2】本発明の画像形成装置の実施の一形態における
動作の一例を示すフローチャートである。
【図3】1頁ごとの表示情報の一例の説明図である。
【図4】トータル、コピー機能、受信機能における表示
情報の一例の説明図である。
【符号の説明】
11…主制御部、12…表示部、13…操作部、14…
読取部、15…記録部、16…NCU、17…モデム、
18…画像メモリ、19…RAM、20…ROM、21
…バス。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 形成する画像の1頁に対する少なくとも
    所定色の画素数を保持する画素数保持手段と、前記所定
    色の画素数あるいは該画素数の1頁全体に対する割合を
    表示する表示手段を有することを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 前記画素数保持手段は、複数の画像につ
    いて前記所定色の画素数の積算値を保持し、前記表示手
    段は、前記積算値に基づいて該積算値そのものあるいは
    1頁当たりの所定色の画素の平均割合を表示することを
    特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記表示手段は、前記割合あるいは前記
    平均割合に基づいて残記録可能頁数を表示することを特
    徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
JP10195601A 1998-07-10 1998-07-10 画像形成装置 Pending JP2000032199A (ja)

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Cited By (3)

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