JP2000029646A - データ処理装置、印刷装置、制御方法および記録媒体 - Google Patents

データ処理装置、印刷装置、制御方法および記録媒体

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JP2000029646A
JP2000029646A JP10199141A JP19914198A JP2000029646A JP 2000029646 A JP2000029646 A JP 2000029646A JP 10199141 A JP10199141 A JP 10199141A JP 19914198 A JP19914198 A JP 19914198A JP 2000029646 A JP2000029646 A JP 2000029646A
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Kyo Odaka
教 小高
Takeshi Miyashita
健 宮下
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷装置の画像メモリ領域の容量および出力
単位毎の画像データのデータ量に応じて最適な処理を行
い、印刷処理全体の時間を短縮できるようにすること。 【解決手段】 データ処理装置10では、データ量予測
部25でスキャナ2にセットされた原稿のサイズ、解像
度、および読み取りモードからページ単位の印刷データ
φ2のデータ量を予測する。また、プリンタ5に設けら
れている画像メモリ領域36の容量をメモリ容量取得部
27で把握する。圧縮部28では、それらのデータ量と
容量とを比較し、データ量が容量より少なければ、プリ
ンタ側で印刷データφ2を圧縮せずに画像メモリ領域3
6に格納させるコマンドφ3を出力する。また、データ
量が容量より多ければ、プリンタ側で印刷データφ2を
圧縮してから画像メモリ領域36に格納させるコマンド
φ3を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、用紙に画像を印刷
可能な印刷装置、印刷装置宛に印刷用の画像データを出
力可能なデータ処理装置、およびそれらの制御方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】画像をページ単位で一括して印刷するペ
ージプリンタにおいては、ページ単位、すなわち、1ペ
ージ分の画像データを少なくとも記憶するためのページ
メモリ(RAM)が搭載されている。このため、パーソ
ナルコンピュータ等の適当なデータ処理装置から送信さ
れた画像データが1ページ分そのメモリに格納される
と、画像データが読み出されて用紙に印刷されるように
なっている。あるいは、適当な中間コードを介して描画
データに変換され、それが印刷されるようになってい
る。このようなプリンタでは、印刷時の解像度が増すに
つれて1ページ当たりのデータ量が増加するので、ペー
ジメモリに必要とされるメモリ容量も増えてしまう。こ
のため、圧縮した画像データをページメモリに格納する
ことにより、高解像度の画像データを1ページ分格納す
るのに必要なメモリ容量が適度になるようにしている。
【0003】一方、データ量が増加すると、パーソナル
コンピュータ等の適当なデータ処理装置からページプリ
ンタに画像データを送信する時間が非常に長くなってし
まう。このため、特開平5−274396号公報には、
データ処理装置からプリンタに画像データを短時間で送
信する目的から、データ処理装置に搭載されたプリンタ
ドライバで画像データを圧縮してページプリンタに送信
する技術が開示されている。
【0004】また、特開平9−6590号公報には、プ
リンタに実装されているメモリ容量やCPUの種類に応
じて複数の圧縮手段のうち、できるだけ圧縮率の高い圧
縮手段を優先して用いる技術が開示されている。また、
特開平9−146732号公報には、テスト用の画像デ
ータを複数の圧縮手段を用いて転送するテストを行い、
そのうち圧縮、転送、および伸張処理時間の短いものを
選択する技術が開示されている。さらに、特開平9−1
46733号公報には、圧縮手段を選択したときに必要
とされるメモリ容量と、各々のプリンタで用意されるメ
モリ容量とを比較し、プリンタのメモリ容量で処理可能
な圧縮手段の中から適当なものを、上記と同様に、テス
ト用の画像データを用いて予め選択しておく技術が開示
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年、原稿上のイメー
ジを画像データとして読み取り可能なスキャナ、および
画像データを印刷可能なプリンタは、ユーザの希望や目
的に則した多種多様なものが市販されている。このよう
なスキャナおよびプリンタを適当なデータ処理装置に接
続して、スキャナから得られた画像データをプリンタに
出力して印刷するシステムが検討されている。このよう
なシステムは、市販されている多様なスキャナおよびプ
リンタを組み合わせてシステムを構築できるので、ユー
ザの希望や目的に則したシステムを実現できる。さら
に、ネットワーク経由で複数種類のプリンタと組み合わ
せたコピーシステムも実現できる。
【0006】このようなシステムでは、データ処理装置
に接続されるプリンタはユーザの希望等にマッチしたも
のが選択される。このため、接続対象となるプリンタは
多種多様であり、それに搭載されるメモリ容量も一義的
に定まらない。さらに、ネットワーク上のプリンタも選
択できるので、ジョブ毎に出力先となるプリンタのメモ
リ容量が異なる場合がある。
【0007】一方、スキャナにおいても、従来のA4サ
イズのものからA3サイズの原稿を読み取れるものが市
販されており、読み取り条件もモノクロ/カラー、文
字、さらには高解像度から低解像度までジョブ毎に様々
に変化する。
【0008】これに対応して、プリンタも高解像度のカ
ラー印刷を実行したり、A3サイズの印刷ができるよう
になっており、特に、ページ単位で一括してプリントを
行うページプリンタでは、容量の大きなメモリを搭載し
たものが多く発売されている。
【0009】特開平9−6590号公報に開示されてい
るように、できるだけ圧縮率が高くなるように画像デー
タを圧縮して転送すれば、転送時間を短縮することがで
き、プリンタに搭載するメモリ容量も少なくて済む。し
かしながら、圧縮・伸張の処理のために多くの時間を費
やすことになるので、モノクロあるいは低解像度で出力
時間を短縮したいとき等には弊害になる。特開平5−2
74396号公報に開示されている技術においても、転
送時間を短縮する目的から転送する画像データを圧縮す
るので、上記の弊害は同様に発生する。また、近年、ネ
ットワークの転送速度は大幅に向上しており、大量のデ
ータを短時間で転送できるので、転送時間を短縮するメ
リットはそれほどなく、むしろ、パソコン(PC)を圧
縮処理のために占有することによる処理能力の低下が問
題になることがある。
【0010】一方、特開平9−146732号公報およ
び特開平9−146733号公報に開示されているよう
に、テスト用の画像データを用いて圧縮−転送−伸張の
処理時間を短縮するような圧縮手段を選択すれば上記の
問題は回避できる。しかしながら、上述したコピーシス
テムで実際に転送される画像データはサイズ、モノクロ
/カラー、解像度などの条件がジョブ毎に異なるので、
テスト用の画像データに類似したジョブには適している
が、その他の条件では必ずしも処理速度が向上されてい
るか疑問である。さらに、ネットワーク経由で複数のプ
リンタに対しデータを送信できるようになると、テスト
を行うための処理時間、その結果を管理するための処
理、あるいは設備に時間とコストがかかる。
【0011】そこで、本発明においては、原稿のサイ
ズ、モノクロ/カラー、あるいは解像度等が異なる多種
多様な条件のジョブを種々のプリンタにおいて高速で処
理できるデータ処理装置、印刷装置、およびそれらの制
御方法を提供することを目的としている。さらに、条件
の異なる各ジョブ毎に処理時間を短縮できる処理方式を
簡単に選択でき実行できるデータ処理装置、印刷装置、
およびそれらの制御方法を提供することを目的としてい
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明においては、ページ単位で一括して印刷を行
うページプリンタにページ単位で画像データを送信する
場合のように、印刷装置の出力単位に対応して送信され
る出力単位毎の画像データのデータ量を、画像データを
送信する前に予測し、これと印刷装置の画像メモリ領域
の容量を把握するようにしている。また、出力単位毎の
データ量が画像メモリ領域に収納される圧縮率をジョブ
単位で選択できるようにしている。そして、画像メモリ
領域に納まるのであれば、圧縮しない場合も含めて最も
低い圧縮率を選択し、圧縮および伸張に伴う処理時間を
最小限にとどめて、印刷処理のトータルの時間を短縮で
きるようにしている。
【0013】すなわち、本発明のデータ処理装置は、印
刷装置宛に印刷用の画像データを送信可能なデータ出力
手段と、印刷装置の出力単位に対応して送信される出力
単位毎の画像データのデータ量を予測可能なデータ量予
測手段と、印刷装置が出力単位毎の画像データを記憶す
る画像メモリ領域の容量を取得可能なメモリ容量取得手
段と、複数の圧縮率で前記出力単位毎の画像データを画
像メモリ領域に収納させることが可能な圧縮手段とを有
し、この圧縮手段で、複数の圧縮率のうち、出力単位毎
の画像データが画像メモリ領域に納まる最も低い圧縮率
を選択することを特徴としている。
【0014】また、本発明のデータ処理装置の制御方法
は、印刷装置宛に印刷用の画像データを送信するデータ
出力工程と、印刷装置の出力単位に対応して送信される
出力単位毎の画像データのデータ量を予測するデータ量
予測工程と、印刷装置が出力単位毎の画像データを記憶
する画像メモリ領域の容量を取得するメモリ容量取得工
程と、複数の圧縮率で出力単位毎の画像データを画像メ
モリ領域に収納させる圧縮工程とを有し、この圧縮工程
で、複数の圧縮率のうち、出力単位毎の画像データが画
像メモリ領域に納まる最も低い圧縮率を選択することを
特徴としている。
【0015】本発明のデータ処理装置および制御方法で
は、印刷装置の出力単位、例えば、ページプリンタにあ
ってはページ単位に対応して送信される出力単位毎の画
像データのデータ量を予測することにより、各々のジョ
ブにおいて印刷装置に必要とされる画像メモリ領域を推
定できる。従って、出力先の印刷装置の画像メモリ領域
の容量を把握することにより、複数の圧縮率(画像デー
タを圧縮しない圧縮率1を含む。)のうち、出力単位毎
の画像データが画像メモリ領域に納まる最も低い圧縮率
を選択して、画像メモリ領域に出力単位毎の画像データ
を格納させることが可能であり、これにより、圧縮およ
び伸張に費やされる時間を最小限に縮められる。
【0016】すなわち、圧縮伸張処理では、圧縮率が高
くなるほど複雑でその処理にかかる時間が長くなるの
で、画像メモリ領域に納まる最小の圧縮率で画像データ
を圧縮することにより、画像データを圧縮伸張する処理
に費やされる時間を最小限に抑えることができる。それ
とともに、出力単位毎のデータ量を予測してから圧縮率
を選択しているので、メモリ容量不足によって印刷が不
完全になるなどの印刷不良の弊害も回避できる。
【0017】本発明のデータ処理装置に、原稿から読み
取られた画像データを受信する入力手段と、そこで読み
取る原稿のサイズ、解像度および読み取りモードを取得
可能な読取条件取得手段とが設けられていれば、それら
のデータから出力単位毎のデータ量を精度良く、また、
簡単に予測することができる。
【0018】本発明のデータ処理装置および制御方法に
おいては、選択された圧縮率で圧縮した、あるいは圧縮
しない画像データを印刷装置に送信するようにしても良
い。このように、データ処理装置側で圧縮処理を行い送
信すれば、送信されるデータ量を減らすことができるの
で、画像データの送信時間を短縮できる。
【0019】また、データ処理装置側で圧縮処理をせず
に、印刷装置で画像データを選択された圧縮率で圧縮し
て、または圧縮しないで画像メモリ領域に収納すること
を指示する圧縮コマンドを印刷装置に送信し、印刷装置
の側で圧縮および伸張を行っても良い。この場合、パソ
コン側で圧縮を行わないので、パソコンを早く解放でき
る。また、印刷装置が圧縮または伸張に特化したハード
ウェアあるいはソフトウェアを備えている場合は、それ
を利用できるので、処理速度を向上できる。
【0020】一方、画像データを圧縮したり、あるいは
圧縮するコマンドをつけて印刷装置に送信する代わり
に、予測したデータ量をそのまま印刷装置に送り、印刷
装置自身で圧縮の要否を含めた圧縮率を判断するように
しても良い。すなわち、出力単位に対応して受信する出
力単位毎の画像データのデータ量を画像データに先立っ
て受信可能なデータ量取得手段と、複数の圧縮率のう
ち、出力単位毎の画像データが画像メモリ領域に納まる
最も低い圧縮率で画像データを画像メモリ領域に収納す
る受信手段とを有する印刷装置においては、印刷装置自
身で圧縮の必要性を判断し、画像データを漏れなく蓄積
でき、処理時間の短い方法を選択できる。このような印
刷装置を用いたコピーシステムであれば、データ処理装
置は印刷装置のメモリ容量を判断しなくても良い。従っ
て、データ処理装置を簡易に構築できる。
【0021】なお、上述したデータ処理装置の機能はデ
ータ処理装置、例えば、パーソナルコンピュータで読み
取り可能なCD−ROM等の記録媒体に記録したプログ
ラムによって実現可能である。また、インターネット等
のコンピュータネットワークを介して供給されたプログ
ラムをユーザがデータ処理装置のハードディスク等の記
憶媒体に記録して使用することができる。また、上述し
た印刷装置の機能は、データ処理装置等で読み取り可能
なCD−ROM等の記録媒体に記録したプログラムによ
って実現可能であり、その記録媒体に記録されたプログ
ラムをデータ処理装置等を介して印刷装置に供給し、印
刷装置のROMやハードディスク等の記録媒体に記録し
て提供可能である。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1は本発明を適用したデ
ータ処理装置を用いて構成したコピーシステムの概略構
成図である。本例のコピーシステム1は、スキャナ2お
よびプリンタ3をローカル接続でき、また、コンピュー
タネットワーク(LAN)4を介して、ネットワーク上
のプリンタ5を接続できるデータ処理装置10を中心に
構成されている。そして、このデータ処理装置10を介
して、スキャナ2でスキャンした画像をプリンタ3ある
いは5で印刷できるようになっている。
【0023】データ処理装置10は、SCSIインター
フェース等を用いて、スキャナ2にセットされた原稿を
スキャンした画像データφ1を受信可能な第1のインタ
ーフェース11と、セントロニクスインターフェース等
を用いて、プリンタ3に対して画像データφ1に対応す
る印刷用の画像データ(以下、印刷データ)φ2や各種
のコマンドφ3を送信可能な第2のインターフェース1
2と、プリンタ3印刷データφ2および各種のコマンド
φ3をコンピュータネットワーク(LAN)4を介して
ネットワーク上のプリンタ5に送信可能な第3のインタ
ーフェース13を有している。
【0024】これらのインターフェース11、12およ
び13は内部バス14を介して、CPU15、ROM1
6およびRAM17に接続されている。ROM16はC
PU15の制御プログラムや各種の設定値が記憶された
メモリであり、RAM17は、各インターフェース1
1、12および13を介してデータを交換する際の一時
的な記憶領域となるバッファ等として利用されるメモリ
である。さらに、データ処理装置10は、内部バス14
に外部入力部18が接続されており、この外部入力部1
8によってLCD19およびタッチパネル20が制御さ
れている。
【0025】本例のデータ処理装置10では、このタッ
チパネル20が情報の入力機構であり、タッチパネル2
0を操作してスキャナ2、プリンタ3および5の各種の
設定を行うことができる。従って、CPU15で動作す
るソフトウェアによりタッチパネル20から入力された
原稿サイズ、モノクロ/カラー、あるいは解像度といっ
た読み取り条件に基づき、プリンタ3または5の出力単
位毎の画像データφ1のデータ量を予測したり、プリン
タ3または5に出力される印刷データφ2のデータ量を
ページ単位で予測するなどの処理が行えるようになって
いる。
【0026】このデータ処理装置10には種々のプリン
タを接続することができるが、ここでネットワーク経由
で接続されたプリンタ5はページプリンタ、例えば、レ
ーザプリンタを示してある。このプリンタ5は、データ
処理装置10の第3のインターフェース13から出力さ
れた印刷データφ2や各種のコマンドφ3をLAN4を
介して受信可能なインターフェース31を有し、内部バ
ス35を介して接続されたCPU32によって印刷デー
タφ2あるいはコマンドφ3が処理され、あるいは解釈
されるようになっている。内部バス35に接続されたR
OM33はCPU32の実行用のプログラムや各種の設
定値を記憶保持したメモリであり、RAM34は印刷デ
ータφ2をページ単位で記憶可能な画像メモリ領域36
を確保したり、印刷データφ2を圧縮あるいは伸張処理
するためのワーキングエリアとして利用される。
【0027】プリンタ5の内部バス35は、さらに、ビ
デオインターフェース37が接続されており、このビデ
オインターフェース37を介して画像メモリ領域36に
記憶された印刷データφ2がページ単位で一括して印刷
機構38に転送されるようになっている。あるいは、画
像メモリ領域36に記憶された印刷データφ2が中間コ
ード等を経てさらに処理され、バンドバッファに描画さ
れたデータを印刷機構38に送って印刷を行うといった
処理も行われる。このようなページプリンタはネットワ
ーク上に限らずプリンタ3のようにローカルで接続する
ことができ、同様の機能を果たす。従って、以下ではプ
リンタ5を対象に本発明を説明する。
【0028】図2にデータ処理装置10およびプリンタ
5の概略の機能をブロック図を用いて示してある。デー
タ処理装置10では、ROM16に格納されている各種
のプログラムを適当なタイミングでCPU15がローデ
ィングされ、以下で示すデータ処理部としての機能が実
現されるようになっている。まず、外部入力部18は、
タッチパネル20を通してスキャナ2にセットされた原
稿のサイズ、スキャニング時の解像度、および読み取り
モード(カラーまたはモノクロ)等の読み取り条件が入
力され、読み取り条件取得手段としての機能を果たす。
勿論、原稿のサイズ等をスキャナ2で自動判断できるよ
うになっていれば、スキャナ2から入力することも可能
である。そして、これらの情報はデータ処理部21に渡
される。データ処理部21では、まず、データ量予測部
25がこれらの情報(原稿サイズ、解像度および読み取
りモード)からページ毎の印刷データφ2のデータ量を
予測する。データ量は計算等でも求めることができる
が、本例では、ROM16にいくつかの条件で予想され
るデータ量が予めリストアップされた図3に示すような
変換テーブル16aが用意されており、上記の条件が分
かれば、データ量を簡単に把握できるようになってい
る。
【0029】データ処理部21は、さらに、出力先のプ
リンタのメモリ容量取得部27を備えている。メモリ容
量取得部27は第2または第3のインターフェース12
または13を介して各プリンタに対してコマンドを送信
し、画像メモリ領域36の容量を示す情報をプリンタか
ら取得する機能を有しており、タッチパネル20から出
力先のプリンタが指定されると、そのプリンタの画像メ
モリ領域36の容量を把握できるようになっている。
【0030】また、データ処理部21は、印刷データφ
2の圧縮率を選択する圧縮部28を備えている。本例の
圧縮部28は、出力先のプリンタに対し印刷データφ2
に先行して後述するような手順で選択された圧縮率を指
示する圧縮コマンドφ3をインターフェース12または
13を介して送信する機能を有している。プリンタ5で
は、このコマンドφ3を解釈し、この送信されたコマン
ドφ3によって指示された圧縮率(圧縮しない場合も含
む。)で送信された印刷データφ2を圧縮処理しながら
画像メモリ領域36に格納するようになっている。すな
わち、圧縮コマンドφ3が圧縮を指示しているときは、
予め設定された適当な圧縮方式で圧縮し、一方、圧縮が
指示されていないときは圧縮しないで印刷データφ2を
画像メモリ領域36に格納する。勿論、圧縮する、ある
いは、しないといった2段階の圧縮率に限らず、3段階
以上の圧縮率を設け、その中から選択するようにしても
良い。
【0031】また、本例の圧縮部28は、データ量予測
部25で予測されたページ単位毎のデータ量と画像メモ
リ領域36の容量を比較し、印刷データφ2のページ単
位のデータ量が画像メモリ領域36の容量より少なけれ
ば圧縮しないで収納するコマンドφ3を送信し、ページ
単位のデータ量が画像メモリ領域36よりも大きくなる
ときだけ圧縮して収納するコマンドφ3を送信する。
【0032】図3に示した本例のデータ処理装置10の
ROM16に格納された変換テーブル16aを参照し
て、さらに詳しく説明する。タッチパネル20で原稿の
サイズがB4、解像度が600dpi、読み取りモード
がカラーと入力されると、その読み取り条件がデータ量
予測部25に渡され、変換テーブル16aを参照してペ
ージ単位の印刷データφ2のデータ量は195MBと予
測される。従って、メモリ容量取得部27で把握された
出力先のプリンタの画像メモリ領域36の容量が160
または192MBのときは、印刷データφ2を圧縮しな
ければならない(圧縮率を1より高くしなければならな
い)ので、圧縮を指示するコマンドφ3が圧縮部28か
ら印刷データφ2に先立ってプリンタに送出される。
【0033】これに対し、メモリ容量取得部27で画像
メモリ領域36の容量が224または256MBである
と把握されていれば、圧縮しない、すなわち、圧縮率が
1で良いので、圧縮しないで画像メモリ領域36に収納
するコマンドφ3が送信される。一方、原稿サイズがA
4でその他の条件が上記と同じときは、変換テーブル1
6aで予測されるページ単位のデータ量が128MBで
ある。このため、メモリ容量取得部27で把握された出
力先のプリンタの画像メモリ領域36の容量が160M
Bであっても圧縮は不要である。従って、このケースで
は、原稿がB4からA4に変わると他が同じ条件であっ
ても圧縮しないで画像メモリ領域36に収納するコマン
ドφ3が送出される。
【0034】図2に示すように、プリンタ5は、インタ
ーフェース31を介して受信した印刷データφ2を画像
メモリ領域36に蓄積および読み出す機能を備えたデー
タ処理部40を備えている。このデータ処理部40は、
データ処理装置10から送信されたコマンドを受け取
り、それを解釈して指示を出すコマンド解釈部41を備
えており、例えば、メモリ容量取得部27からのコマン
ドを受け取ると、インターフェース31を介してデータ
処理装置10に画像メモリ領域36の容量を示す情報を
送出する。また、コマンド解釈部41は、データ処理装
置10の圧縮部28から送出された圧縮コマンドφ3を
受信すると、それを解釈し、データ処理部40の圧縮部
42によって印刷データφ2を圧縮して画像メモリ領域
36に記憶する。
【0035】一方、画像メモリ領域36から読み出すと
きは、伸張部43を用いて圧縮された印刷データφ2を
元の形態に戻して、さらに中間コードに変換し、あるい
は印刷機構38に送って印刷を行う。印刷データφ2に
先立って送信された圧縮コマンドφ3が圧縮を指示して
いない場合は、圧縮部42を稼働させずにそのままの状
態で印刷データφ2を画像メモリ領域36に記憶し、ま
た、読み出すときも伸張部43を稼働させずにそのまま
印刷機構38に送るなど次の処理を行う。従って、印刷
データφ2を圧縮しないで画像メモリ領域36に収納
し、読み出すときは伸張しないで印刷機構38に出力す
るので、圧縮部42および伸張部43による処理を省く
ことができ、印刷データφ2を受信して印刷機構38で
印刷を開始するまでの時間を短縮できる。
【0036】図4にスキャナ2から取得した画像データ
φ1をデータ処理装置10を介してプリンタ5で印刷さ
せる処理をフローチャートにより示してある。まず、デ
ータ処理装置10では、ステップST1でタッチパネル
20から入力された原稿のサイズ、解像度および読み取
りモードに基づき、データ量取得部25が変換テーブル
16aに照らし合わせ、スキャナ2で読み取られる画像
データφ1を印刷データφ2としてプリンタに送出した
ときに、ページ単位でプリンタに蓄積される印刷データ
φ2のデータ量を把握する。次に、ステップST2でタ
ッチパネル20で指定された出力先のプリンタに対しメ
モリ容量取得部27から、画像メモリ領域36の容量を
尋ねる。プリンタ5では、ステップST11でそのコマ
ンドを解釈し、ステップST12で画像メモリ領域36
の容量を示す情報をデータ処理装置10に返す。画像メ
モリ領域36の容量は、RAMの容量である場合もある
し、RAMの容量からプログラム領域等の他の目的で使
用される容量を除いたものである場合もある。
【0037】データ処理装置10のメモリ容量取得部2
7は、ステップST3でその情報を受信し、出力先のプ
リンタの画像メモリ領域36の容量を把握する。次に、
ステップST4で、画像メモリ領域36の容量と、デー
タ量予測部25で求められたページ単位の印刷データφ
2のデータ量とに基づいて、圧縮の要否が決定される。
本例では、印刷データφ2の1ページ分のデータ量が画
像メモリ領域36に納まるのであれば、ステップST5
で圧縮しないことを指示する圧縮コマンドφ3が第3の
インターフェース13を介してプリンタ5に送信され
る。また、印刷データφ2の1ページ分のデータ量が画
像メモリ領域36に納まらなければ、ステップST5で
圧縮を指示する圧縮コマンドφ3がプリンタ5に送信さ
れる。プリンタ5では、ステップST13で圧縮コマン
ドφ3を解釈し、圧縮率を決める。例えば、圧縮率が不
要であれば圧縮率を1に、圧縮率が必要であれば圧縮率
を高く設定する。
【0038】データ処理装置10では、圧縮コマンドφ
3の送信が終了すると、これにつづき、ステップST6
でスキャナ2から得られた画像データφ1を印刷データ
φ2に変換してプリンタ5に送信する。本例では、デー
タ処理装置10に大容量のメモリは用意されていないた
めに、適当な単位、例えば、1ライン毎の画像データφ
1が印刷データφ2として随時送信される。そして、ス
テップST7で1ページ分の印刷データφ2の送信が終
了すると、ステップST8で送信終了通知がプリンタ5
に送られる。
【0039】プリンタ3では、ステップST14におい
て、コマンドφ3の指示によって圧縮率が高く設定され
ていれば、ステップST15で送信された印刷データφ
2を設定された圧縮率で圧縮し、ステップST16で画
像メモリ領域36に収納する。一方、ステップST14
で圧縮率が不要、すなわち、圧縮率が1に設定されてい
れば、ステップST16で圧縮せずに画像メモリ領域3
6に収納する。ステップST17で送信終了通知を受け
取ると、ステップST18で伸張の必要性を判断する。
すなわち、印刷データφ2を圧縮して画像メモリ領域3
6に格納したのであれば、ステップST19で画像メモ
リ領域36に格納された印刷データφ2を伸張する。そ
して、ステップST20で伸張した印刷データφ2を印
刷機構38に出力して印刷する。一方、印刷データφ2
を圧縮せずに画像メモリ領域36に格納したのであれ
ば、ステップST20で画像メモリ領域36の印刷デー
タφ2をそのまま読み出し、印刷機構38に出力して印
刷する。
【0040】このように、本例のデータ処理装置10で
は、出力先のプリンタに対し送信され、ページ単位で蓄
積される印刷データφ2のデータ量を実際に印刷データ
φ2を送信する前に予測するようにしている。従って、
出力先のプリンタ、例えば、プリンタ3または5で印刷
データφ2の記録用として確保できる画像メモリ領域3
6の容量が分かれば、その容量から予測したページ単位
の印刷データφ2が画像メモリ領域36に納まるか否か
を判断できる。このため、圧縮しなければ印刷データφ
2が収納しきれないときは圧縮し、画像メモリ領域36
の容量が充分であれば圧縮しないで印刷データφ2を画
像メモリ領域36に記憶させることができる。このた
め、印刷データφ2を画像メモリ領域36に記憶させる
ために必要とされる圧縮処理、および画像メモリ領域3
6に記憶された印刷データφ2を伸張する処理を最小限
にとどめ、それらの処理に費やされる時間を最短にでき
る。
【0041】従来、画像メモリ領域36の容量を最少に
し、また、転送速度を向上するためCPU等の能力で許
される最も高い圧縮率でデータを圧縮していたのに対
し、データ量が増加するにつれ、圧縮/伸張処理に要す
る時間が無視できないものとなっている。そして、圧縮
伸張処理にかかる時間は圧縮率が高いほど長くなる。一
方、圧縮を行っても、原稿サイズが大きく、カラー画像
で、解像度も高い場合はデータ量は膨大となる。これを
収納するため大容量のメモリをプリンタが内蔵しないと
いけなくなっている。しかしながら、A3サイズ対応の
カラー、高解像度のプリンタであっても、常にそのよう
な条件の印刷を行うわけではなく、A4サイズ、モノク
ロあるいは低解像度の画像を印刷することがある。従っ
て、圧縮しなくても画像メモリ領域36に1ページ分の
印刷データφ2を収納できるジョブは多くあり、このよ
うなジョブでは圧縮伸張を行わないことにより、処理ス
ピードを早くできる。その一方で、データ量が画像メモ
リ領域36の容量よりも大きければ、オーバーフローと
なり印刷ができないか、あるいは画質が著しく劣化して
しまう。
【0042】このため、本例のデータ処理装置10にお
いては、印刷データφ2を送信する前に1ページ分のデ
ータ量を予測することでジョブ単位でデータ量を判断
し、オーバーフローが発生するのを未然に防止し、それ
と共に圧縮伸張にかかる時間を最少にして処理速度を向
上できるようにしている。さらには、出力先のプリンタ
のメモリ容量を取得することにより、ローカルあるいは
ネットワーク経由で複数のプリンタが接続された環境下
であっても、それぞれのプリンタを使用した各々のジョ
ブに則した圧縮率でデータを処理できるようになってい
る。このように本例のデータ処理装置10およびこのデ
ータ処理装置10を用いてコピーシステムにおいては、
条件の異なる各ジョブ毎、すなわち、各印刷処理毎にト
ータルの印刷時間を最短にでき、さらに、高画質の印刷
を確実に実行することができる。
【0043】なお、本例のデータ処理装置10では、圧
縮コマンドφ3を出力先のプリンタに送信して、そのプ
リンタで印刷データφ2を圧縮処理するようにしている
が、データ処理装置10の側で印刷データφ2を圧縮
し、その後に出力先のプリンタに送出することも可能で
ある。すなわち、図2に示したデータ処理装置10にお
いて、圧縮部28で圧縮率を選択すると共に、それをコ
マンドとしてプリンタに送出する代わりに、圧縮部28
でその圧縮率のデータに変換し、プリンタに送出するよ
うにすることが可能である。このようなシステムでは、
プリンタの側に圧縮コマンドを解釈する機能が不要であ
り、プリンタに送出するデータ量も減るので転送時間は
短くなる。しかしながら、データ処理装置10の側で必
要であれば圧縮を行うのでデータ処理装置10から印刷
データが送出され解放されるのが遅くなる。これに対
し、本例のようにプリンタ側で圧縮伸張を行えば特定の
用途に特化したプリンタの圧縮および伸張処理する機能
を用いることができるので、圧縮伸張処理が必要なとき
はより高速で処理できる。また、データ処理装置10側
で印刷データφ2を圧縮する必要がないので、データ処
理装置10に圧縮機能を持たせる必要がなく、データ処
理装置のコストを低く抑えることができる。
【0044】さらに、データ処理装置10で圧縮率を選
択してコマンドをプリンタに送信する代わりに、データ
量予測部25で予測したデータ量を印刷データφ2に先
立ってプリンタに送出し、プリンタの側で圧縮の要否を
判断させるようにすることも可能である。すなわち、図
2に示したデータ処理装置10において、メモリ容量取
得部27および圧縮部28を設ける代わりに、データ量
予測部25で予測されたデータ量をそのままプリンタに
送り、プリンタに圧縮部28と同様の機能を持たせてお
いても良い。このようなコピーシステムであれば、デー
タ処理装置10でプリンタの画像メモリ領域36を把握
したり、圧縮率を判断する機能あるいは工程を省くこと
が可能となり、データ処理装置10の処理を簡素化でき
る。
【0045】また、従来のプリンタでは、1ページ分の
印刷データφ2が画像メモリ領域36に格納され終わら
ないと、その1ページ分の印刷データφ2のデータ量を
把握できないので、プリンタ側で圧縮処理を行わせる場
合は、データ処理装置から送信されるコマンド等により
無条件で圧縮あるいは圧縮をしないかを決定するしかな
い。これに対し、上記のデータ処理装置を用いたコピー
システムであれば、ページ単位のデータ量が印刷データ
φ2に先立ってプリンタに送信されるので、プリンタ自
身で圧縮率を判断させることができる。なお、圧縮率を
判断する機能を備えたプリンタでなければコピーシステ
ムを構築できなくなるので、その点では汎用性が低下す
る。
【0046】また、本例では、圧縮または圧縮しないの
2段階の圧縮率を設けた例を説明しているが、3段階以
上の圧縮率を用意し、データ量とメモリ容量から最も適
した、すなわち、メモリ容量に納まる程度の最も低い圧
縮率を選択できるようにしても良い。多段階の圧縮率を
設定するために複数の圧縮手段、例えば、TIFF、デ
ルタロー、ハフマンコード、QM−coder、および
ランレングスコード等の方式によって符号化する圧縮手
段を用意し、コマンドφ3を解釈して適当な圧縮手段で
圧縮処理させることができる。
【0047】さらに、本例では、レーザプリンタのよう
に1枚のページを一括して印刷するページ単位のプリン
タを例に説明しているが、シリアルプリンタのようにラ
イン単位で印刷するプリンタに対しても本発明を適用で
きる。この場合は、ライン単位の受信バッファの容量と
ライン単位で送られる印刷データのデータ量とを比較
し、上記と同様に圧縮率を選択するようにすれば良い。
また、ページ単位あるいはライン単位の切り換えは、出
力先のプリンタに対し、メモリ容量を照会するときに合
わせてプリンタ側から情報を得る等の方法により対処で
きる。
【0048】さらにまた、上述したデータ処理装置10
の機能はデータ処理装置10で読み取り可能なCD−R
OM等の記録媒体に記録したプログラムによって実現可
能である。また、インターネット等のコンピュータネッ
トワークを介して供給されたプログラムをユーザがデー
タ処理装置のハードディスク等の記憶媒体に記録して使
用することができる。さらに、プリンタの機能は、デー
タ処理装置10で読み取り可能なCD−ROM等の記録
媒体に記録したプログラムによって実現可能であり、そ
の記録媒体に記録されたプログラムをデータ処理装置1
0を介してプリンタに供給し、プリンタのROMやハー
ドディスク等の記録媒体に記録して提供可能である。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、ページプリンタにページ単位で画像データを送信す
る場合のように、印刷装置の出力単位に対応して送信さ
れる出力単位毎の画像データのデータ量を、画像データ
を送信するまえに予測するようにしている。このため、
印刷装置の画像メモリ領域の容量を把握することによ
り、出力単位毎のデータ量と画像メモリ領域の容量とに
基づいて、出力単位毎の画像データが画像メモリ領域に
納まる最も低い圧縮率をジョブ単位で選択できる。これ
により、圧縮および伸張処理に費やされる時間を最小限
にとどめることができるので、条件の異なる印刷ジョブ
毎にトータルの処理時間を最短にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したデータ処理装置を用いて構成
したコピーシステムの概略構成図である。
【図2】図1のコピーシステムのデータ処理装置および
プリンタの概略の機能ブロック図である。
【図3】図1のデータ処理装置のROMに格納されてい
る変換テーブルの一例である。
【図4】図1のコピーシステムのコピー処理におけるデ
ータ処理装置およびプリンタの処理を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
1・・コピーシステム 2・・スキャナ 3・・プリンタ 5・・プリンタ 10・・データ処理装置 11・・第1のインターフェース 12・・第2のインターフェース 13・・第3のインターフェース 16a・・変換テーブル 18・・外部入力部 21・・データ処理部 25・・データ量予測部 27・・メモリ容量取得部 28・・圧縮部 36・・画像メモリ領域 38・・印刷機構 41・・コマンド解釈部 42・・圧縮部 43・・伸張部

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷装置宛に印刷用の画像データを送信
    可能なデータ出力手段と、 前記印刷装置の出力単位に対応して送信される出力単位
    毎の前記画像データのデータ量を予測可能なデータ量予
    測手段と、 前記印刷装置が出力単位毎に画像データを記憶する画像
    メモリ領域の容量を取得可能なメモリ容量取得手段と、 複数の圧縮率で前記出力単位毎の画像データを前記画像
    メモリ領域に収納させることが可能な圧縮手段とを有
    し、 この圧縮手段は、前記複数の圧縮率のうち、前記出力単
    位毎の画像データが前記画像メモリ領域に納まる最も低
    い圧縮率を選択することを特徴とするデータ処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記圧縮手段は、選
    択された圧縮率の画像データを前記データ出力手段から
    送信することを特徴とするデータ処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記圧縮手段は、前
    記印刷装置で受信した画像データを選択された圧縮率に
    して前記画像メモリ領域に収納することを指示する圧縮
    コマンドを前記データ出力手段から送信することを特徴
    とするデータ処理装置。
  4. 【請求項4】 印刷装置宛に印刷用の画像データを送信
    可能なデータ出力手段と、 前記印刷装置の出力単位に対応して送信される出力単位
    毎の前記画像データのデータ量を予測可能なデータ量予
    測手段とを有し、 前記データ出力手段は、前記画像データの前にそのデー
    タ量を示す情報を送信することを特徴とするデータ処理
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項1または4において、原稿から読
    み取られた画像データを受信する入力手段と、そこで読
    み取る前記原稿のサイズ、解像度および読み取りモード
    を取得可能な読取条件取得手段とを有し、 前記データ量予測手段は、前記原稿のサイズ、解像度お
    よび読み取りモードに基づき前記出力単位毎の画像デー
    タのデータ量を予測することを特徴とするデータ処理装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項1または4において、前記出力単
    位はページであることを特徴とするデータ処理装置。
  7. 【請求項7】 受信した画像データを出力単位毎に画像
    メモリ領域に一旦記憶し、その画像データに基づき用紙
    に画像を印刷可能な印刷装置であって、 出力単位毎の前記画像データのデータ量を前記画像デー
    タに先立って受信可能なデータ量取得手段と、 複数の圧縮率のうち、前記出力単位毎の画像データが前
    記画像メモリ領域に納まる最も低い圧縮率で前記画像デ
    ータを前記画像メモリ領域に収納する受信手段とを有す
    ることを特徴とする印刷装置。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記出力単位はペー
    ジであることを特徴とする印刷装置。
  9. 【請求項9】 印刷装置宛に印刷用の画像データを送信
    するデータ出力工程と、 前記印刷装置の出力単位に対応して送信される出力単位
    毎の前記画像データのデータ量を予測するデータ量予測
    工程と、 前記印刷装置が出力単位毎の画像データを記憶する画像
    メモリ領域の容量を取得するメモリ容量取得工程と、 前記出力単位毎の画像データを複数の圧縮率のいずれか
    で前記画像メモリ領域に収納させる圧縮工程とを有し、 この圧縮工程では、前記複数の圧縮率のうち、前記出力
    単位毎の画像データが前記画像メモリ領域に納まる最も
    低い圧縮率を選択することを特徴とするデータ処理装置
    の制御方法。
  10. 【請求項10】 請求項9において、前記圧縮工程で
    は、選択された圧縮率の画像データを送信することを特
    徴とするデータ処理装置の制御方法。
  11. 【請求項11】 請求項9において、前記圧縮工程で
    は、前記印刷装置が受信した画像データを選択された圧
    縮率にして前記画像メモリ領域に収納することを指示す
    る圧縮コマンドを送信することを特徴とするデータ処理
    装置の制御方法。
  12. 【請求項12】 印刷装置宛に印刷用の画像データを送
    信するデータ出力工程と、 前記印刷装置の出力単位に対応して送信される出力単位
    毎の前記画像データのデータ量を予測するデータ量予測
    工程と、 前記データ出力工程の前に、前記画像データに先立って
    前記データ量を示す情報を送信するデータ量送信工程と
    を有することを特徴とするデータ処理装置の制御方法。
  13. 【請求項13】 請求項9または12において、原稿か
    ら読み取られた画像データを受信する入力工程と、そこ
    で読み取る前記原稿のサイズ、解像度および読み取りモ
    ードを取得する読取条件取得工程とを有し、 前記データ量予測工程では、前記原稿のサイズ、解像度
    および読み取りモードに基づき前記出力単位毎の画像デ
    ータのデータ量を予測することを特徴とするデータ処理
    装置の制御方法。
  14. 【請求項14】 請求項9または12において、前記出
    力単位はページであることを特徴とするデータ処理装置
    の制御方法。
  15. 【請求項15】 受信した画像データを出力単位毎に画
    像メモリ領域に一旦記憶し、その画像データに基づき用
    紙に画像を印刷する印刷装置の制御方法であって、 出力単位毎の前記画像データのデータ量を前記画像デー
    タに先立って受信するデータ量取得工程と、 複数の圧縮率のうち、前記出力単位毎の画像データを前
    記画像メモリ領域に納まる最も低い圧縮率で前記画像メ
    モリ領域に収納する受信工程とを有することを特徴とす
    る印刷装置の制御方法。
  16. 【請求項16】 請求項15において、前記出力単位は
    ページであることを特徴とする印刷装置の制御方法。
  17. 【請求項17】 印刷装置宛に印刷用の画像データを送
    信するデータ処理装置の制御プログラムであって、 前記印刷装置の出力単位に対応して送信される出力単位
    毎の前記画像データのデータ量を予測するデータ量予測
    処理と、 前記印刷装置が出力単位毎の画像データを記憶する画像
    メモリ領域の容量を取得するメモリ容量取得処理と、 複数の圧縮率で前記出力単位毎の画像データを前記画像
    メモリ領域に収納させる圧縮処理とを実行可能な命令を
    有し、 この圧縮処理では、前記複数の圧縮率のうち、前記出力
    単位毎の画像データが前記画像メモリ領域に納まる最も
    低い圧縮率を選択する処理を実行可能な命令を有する前
    記制御プログラムが記録されていることを特徴とするコ
    ンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  18. 【請求項18】 印刷装置宛に印刷用の画像データを送
    信するデータ処理装置の制御プログラムであって、 前記印刷装置の出力単位に対応して送信される出力単位
    毎の前記画像データのデータ量を予測するデータ量予測
    処理と、 前記画像データの前に前記データ量を示す情報を送信す
    る処理を実行可能な命令を有する前記制御プログラムが
    記録されていることを特徴とするコンピュータ読み取り
    可能な記録媒体。
  19. 【請求項19】 受信した画像データを出力単位毎に画
    像メモリ領域に一旦記憶し、その画像データに基づき用
    紙に画像を印刷する印刷装置の制御プログラムであっ
    て、 出力単位に対応して受信する出力単位毎の前記画像デー
    タのデータ量を前記画像データに先立って受信するデー
    タ量取得処理と、 複数の圧縮率のうち、前記出力単位毎の画像データが前
    記画像メモリ領域に納まる最も低い圧縮率で前記画像デ
    ータを前記画像メモリ領域に収納する受信処理とを実行
    可能な命令を有する前記制御プログラムが記録されてい
    ることを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒
    体。
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