JP2000028882A - 光ファイバケーブルの製造方法 - Google Patents

光ファイバケーブルの製造方法

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JP2000028882A
JP2000028882A JP10194208A JP19420898A JP2000028882A JP 2000028882 A JP2000028882 A JP 2000028882A JP 10194208 A JP10194208 A JP 10194208A JP 19420898 A JP19420898 A JP 19420898A JP 2000028882 A JP2000028882 A JP 2000028882A
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JP
Japan
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square groove
groove segment
segments
twisting
segment
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JP10194208A
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English (en)
Inventor
Daisuke Iwakura
大輔 岩倉
Hideaki Kanzaki
英明 神▲崎▼
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 断面円形の中心部材1の外周に、光ファイバ
心線収納用の角溝セグメント2をSZ撚りする場合に、
角溝セグメント2の撚り方向反転部を押さえる力を小さ
くして、ケーブルの製造を容易にする。 【解決手段】 SZ撚りする角溝セグメント2として、
角溝セグメントの開口部側が外側、溝底側が内側となる
ような曲がりを持ち、その曲がりの曲率半径Rが、角溝
セグメントに外力がかかっていない状態で、次式で表さ
れる範囲内にある角溝セグメントを用いる。 0.5(1/r)(P/θ)2 ≦R≦1.4(1/r)
(P/θ)2

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバ心線を
収納する部材として角溝セグメントを使用した光ファイ
バケーブルの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の光ファイバケーブルは、
断面円形の中心部材を長手方向に走行させ、その周りに
多数本の角溝セグメントをSZ撚りしながら、角溝セグ
メントの角溝に光ファイバ心線(通常はテープ状光ファ
イバ心線の積層体)を落とし込むことにより製造されて
いる(特開平8−211262号公報)。この場合、角
溝セグメントは、ボビン又はドラムに巻かれているもの
を引き出してSZ撚りしているが、ボビン等に巻かれて
いる角溝セグメントは直線状に押出成形されたものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】角溝セグメントを中心
部材の外周にSZ撚りするためには、角溝セグメントが
撚り方向を反転するときにその部分を押さえてずれない
ようにすることが必要である。角溝セグメントは比較的
剛性が大きいので、撚り方向反転部を適正な位置で押さ
えるためには強い力が必要となる。撚り方向反転部を適
正な位置に保持できない場合は、SZ撚りの効率が低下
する。
【0004】本発明の目的は、角溝セグメントをSZ撚
りする際に、撚り方向反転部を押さえる力が弱くて済む
光ファイバケーブルの製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題の解決手段】この目的を達成するため本発明は、
断面が実質的に円形の中心部材の外周に多数本の角溝セ
グメントを周期的にらせん方向が反転するようにSZ撚
りし、前記角溝セグメントの角溝に光ファイバ心線を収
納した光ファイバケーブルを製造する方法において、S
Z撚りする角溝セグメントとして、角溝セグメントの開
口部側が外側、溝底側が内側となるような曲がりを持
ち、その曲がりの曲率半径Rが、角溝セグメントに外力
がかかっていない状態で、次式で表される範囲内にある
角溝セグメントを用いることを特徴とするものである。
【0006】
【数2】0.7(1/r)(P/θ)2 ≦R≦1.5
(1/r)(P/θ)2 ただし P:角溝セグメントのSZ撚りの反転ピッチ(隣り合う
撚り方向反転部間の距離) r:中心部材の中心から角溝セグメントの溝底中心まで
の距離 θ:角溝セグメントのSZ撚りの反転角
【0007】ここでいう断面が実質的に円形の中心部材
とは、断面円形の棒状部材だけでなく、断面円形の棒状
部材の外周に光ファイバ心線収納用の多数本の角溝を形
成したもの(いわゆる溝付きスペーサ)等も含む意味で
ある。
【0008】上記のような曲がりを持つ角溝セグメント
を使用すると、SZ撚りの際に撚り方向反転部を押さえ
る力を従来より弱くでき、ケーブルの製造が容易にな
る。その理由は次のとおりである。図1のように中心部
材1の外周に角溝セグメント2を、開口部を外側に向け
てSZ撚りする場合、中心部材1の中心から角溝セグメ
ント2の溝底中心までの距離をr、SZ撚りの反転ピッ
チをP、反転角をθ(rad)とすると、反転部間中央
部領域での角溝セグメント2の曲がりの曲率半径Rは近
似的に次式で表される。
【0009】
【数3】R=(1/r)(P/θ)2
【0010】角溝セグメント2が中心部材1の外周に数
3式に対応するパラメータでSZ撚りされる際に、角溝
セグメント2に予め図2のように自然状態(外力がかか
っていない状態)で開口部側が外側、溝底側が内側とな
る数3式で表される曲率半径Rの曲がりが付与されてい
るものとすると、角溝セグメント2はすでにSZ撚りさ
れた後の反転部間中央部付近の曲率半径と同じ曲率半径
Rで曲がっていることになるため、SZ撚りの際に撚り
方向反転部を適正位置に押さえるのに必要な力は、自然
状態で直線状の角溝セグメントをSZ撚りする場合に比
較して少なくて済む。角溝セグメントの曲率半径Rは数
3式で示される値にすることが最も効果的であるが(撚
り方向反転部を押さえる力を最小にできる)、撚り方向
反転部を押さえる力を小さくする効果は数3式で示され
る値の0.5〜1.4倍の範囲で見出された。したがっ
て角溝セグメントの曲率半径Rは数2式の範囲にするこ
とが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】角溝セグメントを所定の反転ピッ
チ、反転角でSZ撚りするためには、撚り方向が反転す
る位置で角溝セグメントを押さえてずれないようにする
ことが必要である。この実施形態では図3に示すように
SZ撚りされる角溝セグメント2上に糸3による押さえ
巻きをすることにより角溝セグメント2の撚り方向反転
部を押さえることとした。この方法では、角溝セグメン
ト2を所定の反転ピッチ、反転角でSZ撚りするのに必
要な糸3の張力の大小が、撚り方向反転部の保持のし易
さの目安となる。
【0012】図4は、図3におけるポリエチレン製の角
溝セグメント2を中心部材1の中心から12.5mmの所
に、反転ピッチ350mm、反転角275°でSZ撚りす
るのに必要なナイロン糸3の相対的な張力を示したもの
である。横軸はSZ撚りされる前の自然状態で角溝セグ
メント2が持つ曲がりの曲率半径R、縦軸はナイロン糸
3の張力の相対値(R=400mmでの張力を1とした相
対値)である。
【0013】前記パラメータの場合、数3式で得られる
値はR=425mmである。図4によるとこの値を中心に
ほぼR=300〜600mmの範囲で角溝セグメント2を
所定の反転ピッチ、反転角でSZ撚りするのに必要なナ
イロン糸3の張力が比較的小さくて済むことがわかる。
これは、予め曲がりをつけた角溝セグメントを用いるこ
とにより、撚り方向反転部を所定位置に押さえることが
容易になり、SZ撚りが容易に行えることを示してい
る。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、角
溝セグメントをSZ撚りする際に、撚り方向反転部を押
さえる力が小さくて済むため、角溝セグメントをSZ撚
りする光ファイバケーブルの製造が容易になるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の製造方法の対象となる光ファイバケ
ーブルの要部を示す、(a)は側面図、(b)は端面
図。
【図2】 本発明に使用される角溝セグメントの、
(a)は正面図、(b)は側面図。
【図3】 本発明の製造方法を説明するための光ファイ
バケーブルの要部を示す、(a)は側面図、(b)は端
面図。
【図4】 角溝セグメントを所定の反転ピッチ、反転角
でSZ撚りするための角溝セグメントの曲率半径Rと押
さえ巻き糸の張力との関係を示すグラフ。
【符号の説明】
1:中心部材 2:角溝セグメント 3:押さえ巻き用の糸 P:SZ撚りの反転ピッチ θ:SZ撚りの反転角

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】断面が実質的に円形の中心部材の外周に多
    数本の角溝セグメントを周期的にらせん方向が反転する
    ようにSZ撚りし、前記角溝セグメントの角溝に光ファ
    イバ心線を収納した光ファイバケーブルを製造する方法
    において、 SZ撚りする角溝セグメントとして、角溝セグメントの
    開口部側が外側、溝底側が内側となるような曲がりを持
    ち、その曲がりの曲率半径Rが、角溝セグメントに外力
    がかかっていない状態で、次式で表される範囲内にある
    角溝セグメントを用いることを特徴とする光ファイバケ
    ーブルの製造方法。 【数1】0.7(1/r)(P/θ)2 ≦R≦1.5
    (1/r)(P/θ)2 ただし P:角溝セグメントのSZ撚りの反転ピッチ r:中心部材の中心から角溝セグメントの溝底中心まで
    の距離 θ:角溝セグメントのSZ撚りの反転角
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