JP3322086B2 - チューブ型光ユニットおよびその製造方法 - Google Patents

チューブ型光ユニットおよびその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チューブ内に複数
本の光ファイバまたは複数本の光ファイババンドルを適
度な余長をもたせて収容したチューブ型光ユニットおよ
びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】金属やプラスチックなどのチューブ内に
光ファイバまたは光ファイババンドルを収容し、強度的
に弱い光ファイバを外力から保護する光通信ケーブルが
知られている。例えば、特開昭54−83843号公報
等に記載の従来技術では、金属テープをロール成型しな
がら単心光ファイバまたは光ファイバユニットを収容
し、この金属テープを溶接する方法によって、光ファイ
バユニットを金属管内に収容している。ここで、光ファ
イバユニットは、複数本の光ファイバを構成単位とする
ものである。
【0003】図7は、チューブ型光ユニットの一例を説
明する斜視図である。図中、1は光ファイババンドル、
2はチューブ、3はチューブ型光ユニット、31は光フ
ァイバ、32は粗巻き紐である。複数本の光ファイバ3
1は、繊維束等の粗巻き紐32で束ねられて光ファイバ
バンドル1となり、1本の光ファイバユニットが構成さ
れる。複数本の光ファイババンドル1は、チューブ2内
に収容されてチューブ型光ユニット3が形成される。
【0004】図示の例では、6本の光ファイバ31に対
して粗巻き紐32を2本用い互いに逆方向に巻きつけて
光ファイババンドル1を構成し、これを4本収容してい
る。図においては、光ファイババンドル1がチューブ2
の管底に集まった状態を示しているが、通常、チューブ
2の内部にルース状に光ファイババンドル1を収容し、
光ファイバには適度な収容余長が与えられているため、
光ファイババンドル1はチューブ2の内部空間内で比較
的自由に位置の移動ができ、光ファイバ31に側圧がか
かりにくくなっている。
【0005】光ファイババンドル1の長さとチューブ2
の長さの差が収容余長となり、チューブ2の単位長さ当
たりの収容余長が余長率となる。しかし、図7に示した
ように複数本の光ファイババンドル1をチューブ2内に
収容する場合、上述した従来技術の方法を用いると、複
数本の光ファイババンドル1間においてパスに差が生じ
るため、収容余長が光ファイババンドル1によって異な
ってしまうという問題があった。そのため、複数の光フ
ァイババンドル1に対して均等に最適な収容余長を与え
ることができない。この問題点について、図8を参照し
て説明する。
【0006】図8は、キャプスタン上でのチューブ型光
ユニットの説明図である。図中、図7と同様な部分には
同じ符号を用いて説明を省略する。1aは第1バンド
ル、1bは第2バンドル、1cは第3バンドル、1dは
第4バンドル、21はキャプスタンである。左側に記載
した円形の断面は、右側に記載したキャプスタン上での
断面図中、A−Aにおける断面を示している。
【0007】光ファイババンドル1の各々は、数字を記
入した丸印で図示しており、1aは第1バンドル、1b
は第2バンドル、1cは第3バンドル、1dは第4バン
ドルである。第1〜第4の光ファイババンドル1a〜1
dは、製造終了後のチューブ2の収縮によってチューブ
2に対して収容余長をもつ。複数本の光ファイババンド
ルの収容余長が光ファイババンドルによって異なるの
は、チューブ2と光ファイババンドル1とが一体化する
カップリングポイントとなるキャプスタン21上におい
て、第1〜第4の光ファイババンドル1a〜1dの上下
位置関係に応じて曲げ半径Rが相違し、パスに差が生じ
るためである。
【0008】キャプスタン21に巻き付けられた状態に
おいて、内周側に位置する第3および第4の光ファイバ
バンドル1c,1dは、キャプスタン21の中心からの
曲率半径がRである。これに対し、外周側に位置する第
1および第2の光ファイババンドル1a,1bは、キャ
プスタンの中心からの曲率半径が(R+d)である。し
たがって、内周側と外周側との間で単位長当たり、
((R+d)θ−Rθ)/Rθのパスの差が生じ、これ
が収容余長の余長率の差となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、複数本の光ファイババンド
ル間の収容余長の差を小さくしたチューブ型光ユニット
およびその製造方法を提供することを目的とするもので
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、複数本の光ファイバまたは複数本の光ファイババン
ドルを反転装置で反転させながらチューブ内に収容し、
前記チューブを巻き取りドラムよりも前に設けたキャプ
スタンに巻き付けるようにしてなるチューブ型光ユニッ
トの製造方法であって、前記光ファイバまたは光ファイ
ババンドルを、前記キャプスタン上で、互いの上下位置
関係を周期的に反転させて前記チューブ内に収容するこ
とを特徴とするチューブ型光ユニットの製造方法におい
て、前記上下位置関係を反転させる周期をT、製造線速
をV、前記上下位置関係を反転させる位置から前記キャ
プスタンの位置までの距離をLとしたとき、TがL/V
以上であり、かつ、複数の前記光ファイバまたは光ファ
イババンドルの反転角は、180゜以上270゜以下で
あることを特徴とするものである。
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態を説
明するキャプスタン上での光ファイババンドルの位置関
係図であり、図1(A),図1(B)は、第1および第
2の位置関係図である。図中、図7,図8と同様な部分
には同じ符号を用いて説明を省略する。この実施の形態
は、キャプスタン上において、第1〜第4の光ファイバ
バンドル1a〜1dの上下位置関係を周期的に反転さ
せ、第1〜第4の光ファイババンドル1a〜1dが正逆
方向に捻回するチューブ型光ユニット3である。
【0016】図1(A)に示す第1の位置関係では、第
3,第4の光ファイババンドル1c、1dがキャプスタ
ンの中心軸側にあり、第1,第2の光ファイババンドル
1a,1bが中心軸側から遠い側にある。したがって、
第1,第2の光ファイババンドル1a,1bの方が余長
および余長率が大きくなる。逆に、図1(B)に示す第
2の位置関係では、第3,第4の光ファイババンドル1
c、1dが中心軸から遠い側にあり、第1,第2の光フ
ァイババンドル1a,1bが中心軸側にある。したがっ
て、第3,第4の光ファイババンドル1c,1dの方が
余長および余長率が大きくなる。
【0017】したがって、図1(A),図1(B)に示
す位置関係を交互に取るように、第1〜第4の光ファイ
ババンドル1a〜1dの上下位置関係を周期的に反転さ
せることにより、キャプスタン上において生じる第1〜
第4の光ファイババンドル1a〜1d間のパスの差、す
なわち余長差が低減される。
【0018】図2は、本発明の実施の形態のチューブ型
光ユニット製造方法を説明する製造装置の概要構成図で
ある。図中、図7,図8と同様な部分には同じ符号を用
いて説明を省略する。11は光ファイバサプライ、12
は集線装置、13は紐巻装置、14は反転装置、15は
光ファイバ導入管、16はロール成形装置、17はステ
ンレステープ、18はステンレステープサプライ、19
はプラズマ溶接装置、20は引き落としダイス、21は
キャプスタン、22は巻き取りドラムである。ステンレ
ス管型光ユニットの製造を例にとって説明する。
【0019】24本の光ファイバ31は、光ファイバサ
プライ11から供給され、集線装置12で6心ずつ4組
にまとめられる。まとめられた光ファイバの組は、紐巻
装置13において、それぞれコットン糸等の粗巻き紐3
2がチーズ巻きされたボビンの中を通され、粗巻き紐3
2を粗巻きされて束ねられ、4本の光ファイババンドル
1が形成される。4本の光ファイババンドル1は、反転
装置14において、チューブ2への挿入の位置関係を周
期的に例えば180゜反転させられる。言い換えれば、
周期的にSZ撚りされる。
【0020】反転装置14から出た光ファイババンドル
1は、光ファイバ導入管15の中を通され、ステンレス
パイプ等のチューブをロール成型するロール成形装置1
6に導入される。一方、チューブ材料であるステンレス
テープ17は、ステンレステープサプライ18から供給
され、ロール成形装置16においてチューブの形状にな
るよう徐々に成形され、プラズマ溶接装置19でロール
成形されたステンレスパイプの継ぎ目が溶接され、引き
落としダイス20に供給されて、所望のサイズのチュー
ブになるように引き落とされる。
【0021】このようにして、4本の光ファイババンド
ル1が挿入されたチューブ型光ユニット3が形成され
る。チューブ型光ユニット3は、巻き取りの駆動力が与
えられたキャプスタン21上に一旦所定角度巻き取ら
れ、最終的には巻き取りドラム22により巻き取られ
る。
【0022】図3は、反転装置の動作を説明する状態図
である。図中、図7,図8,図2と同様な部分には同じ
符号を用いて説明を省略する。キャプスタン21等のカ
ップリングポイントにおいて、第1〜第4の光ファイバ
バンドル1a〜1dの上下位置関係が周期的に反転する
ように、反転装置14をファイバ導入管15の手前に設
けている。
【0023】反転装置14は、第1〜第4の光ファイバ
バンドル1a〜1dに周期的にSZ撚りをかける装置で
ある。図3には、反転角度を180゜とした場合を例示
している。第1,第2の光ファイババンドル1a,1b
に着目する。第1の状態では上半分の領域にある。反転
装置14が90゜右回転した第2の状態では、右方向に
捩られて右半分の領域に移動する。さらに反転装置14
が90゜右回転した第3の状態では、さらに右方向に捩
られて下半分の領域に移動する。第1の状態と比べ、第
1,第2の光ファイババンドル1a,1bと、第3,第
4の光ファイババンドル1c,1dの上下位置関係が反
転している。第3の状態から反転装置14が90゜左回
転すると左方向に捩られて第2の状態になり、さらに9
0゜左回転するとさらに左方向に捩られて第1の状態に
戻る。
【0024】第1〜第4の光ファイババンドル1a〜1
dは、反転装置14による周期的なSZ撚りの影響を受
けてキャプスタン21に巻き付けられる。図1を参照し
て説明した第1,第2の位置関係を周期的に交互に実現
するには、上下位置関係を反転させる周期をT、製造線
速をV、上下位置関係を反転させる反転ポイントからチ
ューブ2と第1〜第4の光ファイババンドル1a〜1d
とが一体化するカップリングポイントまでの距離をLと
したとき、TがL/V以上であることが必要である。
【0025】反転装置14によって、光ファイババンド
ル1の上下位置関係が反転した後、その反転部分がカッ
プリングポイントまで進むのには時間を要する。この所
要時間がL/Vである。反転部分がカップリングポイン
トに到達する前においては、まだ複数本の光ファイババ
ンドル1の上下位置関係が確定していないため、次の逆
方向への反転をさせてしまうと前回の反転と相殺され元
の上下位置関係に戻る可能性が高くなる。したがって、
上下位置関係を反転させる周期Tは、上述した所要時間
以上であることが必要である。
【0026】一旦カップリングしてしまえば、キャプス
タン21上で光ファイババンドル1がチューブ2に対し
て移動することはなく、複数の光ファイババンドル1の
上下位置関係が変わることもない。巻き取りドラム22
に収容された後、実際にチューブ型光ユニットが布設さ
れるまでの期間において、第1〜第4の光ファイババン
ドル1a〜1dは、時間経過と共にチューブ2内でSZ
撚りがゆるみ、捻回がない状態に向かう。
【0027】上述した説明では、チューブ2内に複数本
の光ファイババンドル1を収容したチューブ型光ユニッ
ト3を前提に説明した。しかし、複数本の光ファイババ
ンドル1の代わりに複数本の光ファイバを収容した場合
でも、同様にカップリングポイントとなるキャプスタン
上において生じるパスの差により余長率の差が発生す
る。したがって、同様の方法によってこの収容余長の差
を小さくすることができる。光ファイバの外径が大きい
ほどパスの差が大きくなるから効果が大きい。
【0028】また、カップリングポイントとしては、図
2を参照して説明した巻き取りの駆動力が与えられたキ
ャプスタン21である必要はなく、キャプスタン21の
前に図示しない巻き付けドラムを設け、これを専用のカ
ップリングポイントとしてもよい。この場合は、巻き付
けドラムがカップリングポイントを与えるキャプスタン
に相当する。
【0029】
【実施例】本発明の具体例および試験結果について説明
する。光ファイババンドル1は、0.25mmφの紫外
線硬化(UV)被覆着色心線を6本束ね、粗巻き紐32
として225デニールのコットン糸を用いて粗巻きした
ものである。ファイバサプライ11のファイバサプライ
張力を約100gとし、光ファイババンドル1を4本収
容したチューブ型光ユニット3を製造した。
【0030】反転装置14において光ファイババンドル
1を挿入する位置関係を反転角度180゜で周期的に反
転させ、幅6.0mm、厚さ0.2mmのステンレステ
ープをロール成型する過程で光ファイババンドル1を挿
入した。引き落としダイス20により外径3.9mm
φ,内径3.5mmφのステンレス管になるように引き
落とした。これを550mmφのキャプスタン21で一
旦巻き取り、600mmφの巻き取りドラム22に収め
た。
【0031】製造線速Vを5m/minとし、上下位置
関係を180゜反転させる反転周期Tを6min/回と
した。これは、V×T=30mの反転間隔で反転するこ
とを意味する。反転ポイントである反転装置14からカ
ップリングポイントであるキャプスタン上の位置までの
距離Lは15mであった。
【0032】上述の製造条件で反転装置14を使用した
場合と、使用しない場合の2通りで試作を行ない、収容
余長を調査した。
【0033】図4は、光ファイババンドルの余長率の線
図であり、図4(A)は本発明の実施例の製造方法にお
ける余長率の線図、図4(B)は反転装置を使用しない
比較例における余長率の線図である。図中、横軸は第1
〜第4の光ファイババンドル1a〜1dのバンドル番号
であり、これらの余長率が縦軸に示されている。余長率
は、30mのサンプルを10本測定し、光ファイババン
ドル中の6本の光ファイバについて平均をとった結果を
示す。なお、余長率が同じサンプルについては、1点の
プロットで代表させている。
【0034】図4(B)に示すように、反転装置14を
使用しない比較例の余長率は、光ファイババンドル間の
余長率のばらつきΔεが0.16%と大きかったが、図
4(A)に示すように、反転装置14を使用した本発明
の実施例の製造方法では、光ファイババンドル間の余長
率のばらつきΔεを0.07%と、同じバンドル番号内
での余長率のばらつき程度に抑えることが可能となっ
た。
【0035】図5は、本発明の実施例の反転周期と余長
率のばらつきとの関係を示す線図である。図中、横軸は
反転周期Tであり、縦軸は光ファイババンドル間の余長
率のばらつきである。図4を参照して説明した製造条件
のうち、反転周期Tのみを6minから変化させたとこ
ろ、反転周期Tが3min以上という長い反転周期を取
った場合に余長率のばらつきが小さくなっている。
【0036】製造線速Vが5m/min、反転装置14
の位置である反転ポイントからキャプスタン上の位置で
あるカップリングポイントまでの距離Lが15mである
から、L/V=3minとなり、実験結果からも、図3
を参照して説明した反転条件を満たす反転周期で余長率
のばらつきΔεが小さくなっているのがわかる。
【0037】図6は、本発明の実施例の反転角度と余長
率のばらつきとの関係を示す線図である。図中、横軸は
反転角度であり、縦軸は、光ファイババンドル間の余長
率のばらつきである。図4を参照して説明した製造条件
のうち、反転角度のみを180°から変化させたとこ
ろ、反転角度を180゜〜270゜の範囲に設定するこ
とにより、余長率のばらつきが小さくなり、カップリン
グポイントにおいて上下位置関係を反転させる効果が増
すことがわかる。
【0038】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に記載の発明によれば、光ファイバまたは光ファイバ
バンドルが巻き取りドラムに巻き取られる前に、キャプ
スタンに巻き付けられて、互いの上下位置関係を周期的
に反転されてチューブ内に収容されるから、その反転を
行なったときに、前回の反転と相殺されにくくして、元
の上下位置関係に戻りにくくなり、チューブ内に適度な
余長をもってルース状に光ファイバまたは光ファイババ
ンドルを収容する際に、各光ファイバ間または各バンド
ル間の余長率のばらつきを抑制することができるという
効果がある。プラスチックチューブ,ステンレス管等の
金属管を用いた、ルースチューブ型光ユニットの製造に
利用すると非常に効果的である。そして、上下位置関係
を反転させる周期をT、製造線速をV、上下位置関係を
反転させる位置から一体化する位置までの距離をLとし
たとき、TがL/V以上であるから、反転装置によっ
て、光ファイババンドルの上下位置関係が反転した後、
その反転部分がキャプスタンに進むまでの間に次の逆方
向への反転がないため、前回の反転が相殺されることが
ないという効果がある。さらに、複数の前記光ファイバ
または光ファイババンドルの反転角が180゜以上27
0゜以下であるから、余長率のばらつきが小さくなり、
チューブが巻き付けられたキャプスタン上において上下
位置関係を反転させる効果が増すという効果がある。
【0039】
【0040】
【0041】
【0042】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を説明するキャプスタン上
での光ファイババンドルの位置関係図であり、図1
(A),図1(B)は、第1および第2の位置関係図で
ある。
【図2】本発明の実施の形態のチューブ型光ユニット製
造方法を説明する製造装置の概要構成図である。
【図3】反転装置の動作を説明する状態図である。
【図4】光ファイババンドルの余長率の線図であり、図
4(A)は本発明の製造方法における余長率の線図、図
4(B)は反転装置を使用しない比較例における余長率
の線図である。
【図5】本発明の実施例の反転周期と余長率のばらつき
との関係を示す線図である。
【図6】本発明の実施例の反転角度と余長率のばらつき
との関係を示す線図である。
【図7】チューブ型光ユニットの一例を説明する斜視図
である。
【図8】キャプスタン上でのチューブ型光ユニットの説
明図である。
【符号の説明】
1…光ファイババンドル、2…チューブ、3…チューブ
型光ユニット、31…光ファイバ、32…粗巻き紐、1
4…反転装置、15…光ファイバ導入管、16…ロール
成形装置、17…ステンレステープ、20…引き落とし
ダイス、21…キャプスタン、22…巻き取りドラム。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本の光ファイバまたは複数本の光フ
    ァイババンドルを反転装置で反転させながらチューブ内
    に収容し、前記チューブを巻き取りドラムよりも前に設
    けたキャプスタンに巻き付けるようにしてなるチューブ
    型光ユニットの製造方法であって、前記光ファイバまた
    は光ファイババンドルを、前記キャプスタン上で、互い
    の上下位置関係を周期的に反転させて前記チューブ内に
    収容することを特徴とするチューブ型光ユニットの製造
    方法において、前記上下位置関係を反転させる周期を
    T、製造線速をV、前記上下位置関係を反転させる位置
    から前記キャプスタンの位置までの距離をLとしたと
    き、TがL/V以上であり、かつ、複数の前記光ファイ
    バまたは光ファイババンドルの反転角は、180゜以上
    270゜以下であることを特徴とするチューブ型光ユニ
    ットの製造方法。
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