JP2000028313A - 少なくとも2つの同軸ホイ―ルとその角度位置を検出する手段とを含む装置および前記角度位置を検出する方法 - Google Patents

少なくとも2つの同軸ホイ―ルとその角度位置を検出する手段とを含む装置および前記角度位置を検出する方法

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JP2000028313A
JP2000028313A JP11175072A JP17507299A JP2000028313A JP 2000028313 A JP2000028313 A JP 2000028313A JP 11175072 A JP11175072 A JP 11175072A JP 17507299 A JP17507299 A JP 17507299A JP 2000028313 A JP2000028313 A JP 2000028313A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単で、低コスト、小型で、装置の組立てが
簡単な少なくとも2つの同軸ホイールの角度位置を検出
する効率的な手段を提供する。 【解決手段】 ホイール4,6をコイルに反応する材質
で作成し、そのホイールの一部に開口4B、6Bを形成
させ、二つ以上のホイールの開口を設けた位置をを同じ
位置になるようにし、その開口の位置を一つのコイルな
どのセンサ14で検出するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、一方では、同じ幾
何学的回転軸のまわりに回転可能に取り付けられた少な
くとも2つの同軸ホイールと、そのホイールと関連した
基準幾何学的半軸の角度位置を検出する手段とを含む小
型の装置に関する。本発明は、他方では、本発明による
装置に適用できるいくつかの同軸ホイールの角度位置を
検出する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】当業者には、時計機構の歯車列に含まれ
る同軸ホイールなどのホイールの基準角度位置を検出す
るための光学装置が周知である。そのような光検出装置
はすべて比較的複雑であり、光源と、その光源から離れ
た位置にある受光器とを必要とする。光検出装置の取付
けは、光源と受光器とそのような装置に関連したホイー
ルとの間に必要な正確な調整を行うのが困難な場合があ
る。したがって、本発明の場合には、小型の装置用の光
学ホイール位置検出システムをなくすことを提案する。
【0003】国際特許出願番号97/45705号は、
時計機構の同軸の針とそれぞれ関連した同軸ホイールの
位置を検出するシステムを開示している。完全なプレー
トからなる同軸ホイールにはそれぞれ、非接触磁気セン
サの識別パターンとなる硬い磁気薄膜のいくつかの分離
された配置される。磁気センサは、各同軸ホイールと関
連づけられる。すなわち、特定の所定基準位置で、角度
位置を検出すべき同軸ホイールと同じ数の磁気センサが
ある。そのような磁気センサが検出する信号の振幅は、
特にこの国際特許出願の図3と図4に示されているよう
に、その磁気センサが磁性材料部分の正面にあるかどう
かによって変化する。
【0004】特許書類WO97/45705号で提案さ
れている検出システムは、磁気センサと関連付けられた
各ホイールに、ホイール・プレートの片面に配置された
固体磁気薄膜部分または別の部分を取り付けなければな
らないという欠点を有する。このため、ホイールの製造
コストが高くなり、ホイール・プレートは、全体が中実
な板であり、これは、特に電力消費の点から時計機構の
加工において欠点となる可能性がある。ホイール・プレ
ートは、少なくとも2つの異なる材料、すなわちプレー
ト自体を形成する材料と、プレートの片面に配置される
磁性材料とからなる。そのような欠点の他に、提案され
た検出システムのコストとその空間要件に関連する大き
な欠点、すなわち検出すべき位置と同じ数の磁気センサ
があるという欠点が指摘されている。したがって、同軸
ホイールが3つの場合は、それぞれ関連した3つの磁気
センサがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、同軸
ホイールと、比較的構造が簡単、低コスト、小型で、装
置の組立てが簡単な少なくとも2つの同軸ホイールの角
度位置を検出する効率的な手段とを含む小型の装置を提
供することによって、前述の欠点を克服することであ
る。
【0006】本発明のもう1つ目的は、本発明による装
置に適用することができるN個の同軸ホイールの角度位
置を効率的かつ確実に検出する方法、すなわち角度位置
の検出の精度レベルを保証する方法を提供することであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】したがって、本発明は、
同一の幾何学的回転軸のまわりに同軸に回転可能に取り
付けられ、それぞれ前記幾何学的回転軸に垂直な第1の
プレートと第2のプレートを含む第1のホイールと第2
のホイールとを含み、さらに前記第1のホイールの第1
の基準幾何学的半軸と前記第2のホイールの第2の基準
幾何学的半軸nの角度位置を検出する手段を含む、特に
時計型の小型の装置であって、前記第1と第2の半軸の
角度位置を検出する前記手段が、上または下にあるアク
ティブ材料の存在を検出する素子を備えた単一で同じ磁
気または容量センサによって形成され、前記第1のプレ
ートが、少なくとも1つの前記センサに対する非アクテ
ィブ領域を含み、前記第1と第2のプレートが、前記セ
ンサに対するアクティブ材料により少なくとも一部分が
形成され、前記センサは、前記第1のホイールの少なく
とも1つの決定角度位置において検出素子が少なくとも
部分的に前記第1の非アクティブ領域の上または下にあ
るように前記第1のホイールに対して配置されたことを
特徴とする装置である。
【0008】本発明による装置の特徴により、少なくと
も2つの同軸ホイールのそれぞれの角度位置が、単一の
同じ磁気または容量センサを使用し、詳細には参照によ
り本明細書に組み込まれた欧州特許第0746100号
に開示された電子回路の誘導センサを使用して決定され
る。
【0009】本発明の場合には誘導近接センサの使用が
特に適しており、そのようなセンサは、様々な金属、特
にホイールやその他の時計機構の製造に広く使用されて
いるアルミニウムや真鍮などの非強磁性金属の存在を検
出することができる。
【0010】好ましい実施態様によれば、第1のホイー
ル・プレートの前記第1の非アクティブ領域はそのプレ
ートに設けられた第1の開口部によって決められる。よ
り一般に、センサと関連付けられた同軸ホイール・プレ
ートの非アクティブ領域はすべて、開口部によって決め
られる。したがって、同軸ホイール・プレートは、選択
されたセンサの単一の同じアクティブ材料で形成するこ
とができ、そのようなプレートに設けられた開口部が、
センサの非アクティブ領域に対応する。
【0011】本発明は、単一の同じ磁気または容量セン
サによってN個の同軸ホイールの角度位置を検出する方
法に関し、そのようなN個のホイールがそれぞれ、N個
の各プレートの少なくとも一部分を形成するアクティブ
材料を検出する素子を含む前記センサに対する非アクテ
ィブ領域を少なくとも1つ有するN個のプレートを含
み、この検出素子と前記非アクティブ領域はそれぞれ、
前記非アクティブ領域を有するホイールの少なくとも1
つの決定角度位置において互いに重なるように配置さ
れ、前記N個のプレートはそれぞれ、前記センサが検出
できる基準幾何学的半軸を備え、前記方法は、N個のプ
レートが、前記検出素子に最も近くにあるプレートから
前記検出素子から最も遠いプレートまで昇順に番号が付
けられたとすると、 A)番号1のホイールの前記半軸の角度位置を決定する
段階と、 B)番号1のホイールの前記非アクティブ領域を前記検
出素子と重なる状態にするかその状態にとどめ、あるい
はこの非アクティブ領域と検出素子が互いに重なるまで
待つ段階と、 C)必要に応じて番号2から番号N−1までのホイール
に対して、段階AとBを連続的に実行する段階と、 D)番号Nのホイールの前記半軸の角度位置を決定する
段階とを含む。
【0012】この方法の特徴により、単一の同じ磁気ま
たは容量センサを使用して、装置、特に時計機構の各同
軸ホイールの少なくとも1つの基準角度位置を検出する
ことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を、非制限的な例
により示された添付図面を参照して詳細に説明する。
【0014】以下に、図1から図3を参照して、本発明
による装置の第1の実施形態の関連した2つの同軸ホイ
ールの角度位置を検出する態様を説明する。
【0015】この装置は、同じ幾何学的回転軸8のまわ
りに回転可能に取り付けられた2つの同軸ホイール4お
よび6を含む。これらの2つのホイールは、それぞれ、
互いに平行でかつ幾何学的軸8と垂直な2つのプレート
4Aおよび6Aを有する。2つのプレート4Aおよび6
Aとそれぞれ関連付けられた2つの基準半軸のそれぞれ
の角度位置を決定するために、支持体12を含む誘導セ
ンサ10が設けられ、支持体12の一方の面には、プレ
ート4および6を形成する材料が検出素子の上にあるこ
とを検出する素子が配置される。この検出素子は、平ら
ならせんコイル14からなる。プレート4および6にそ
れぞれ設けられた2つの開口部4Bおよび6Bは、セン
サ10と関連付けられる。図示していない実施形態にお
いて、コイルは自立巻線で形成することができることに
注意されたい。
【0016】ホイール4および6は、それぞれ、アナロ
グ表示の2つの針16および18と関連付けられる。ホ
イール4と6の円筒軸24と26は、中心軸28のまわ
りに回転可能に取り付けられる。
【0017】プレート4Aおよび6Aは、センサ10に
対してアクティブな材料、すなわち検出素子14の近く
にあることが誘導センサ10によって検出される材料か
らなる。開口部4Bと6Bは、プレート4Aと6Aの第
1と第2の非アクティブ領域である。これらの非アクテ
ィブ領域が開口部によって形成されている事例におい
て、コイル14と材料が重ならないときは、プレート4
Aおよび6Aを形成するアクティブ材料がコイル14と
重なっているときと異なる測定信号が生成される。
【0018】まず、プレート6Aが検出素子14に近い
ホイール6の基準半軸30の検出について説明する。こ
のため、参照により内容が本明細書に組み込まれる欧州
特許98110729.5号の図3に対応する図3を参
照する。
【0019】図3は、コイル14の上を開口部6Bが通
過する間に誘導センサ10が出力する一連の測定点34
によって得られる曲線32を概略的に示す。この実施形
態の誘導センサは、欧州特許第0746100号に記載
されたものと類似の電子回路を含み、このセンサは、差
動し張発振器を構成している。そのようなセンサにより
提供される測定信号は、このセンサの電子回路によって
決定される周波数を表し、その周波数はコイル14の上
のプレート6Aを形成するアクティブ材料の存在の変化
の関数として変化する。このコイル14が、プレート6
Aを形成するアクティブ材料と対向しているとき、周波
数は高い値となる。これと反対に、コイル14が、開口
部6Bと実質上対向しているとき、周波数は低くなる。
曲線32は、センサに生成される周波数の値の変化を、
幾何学軸8から始まり円形開口部6Bの幾何学的中心を
通るホイール6の基準半軸30の角度位置の関数として
概略的に決めている。
【0020】曲線32が、値α=αref に対応する軸3
6に対して実質上対称であることに注意されたい。した
がって、コイル14の上または下を通る半軸30の角度
位置αの関数として測定点34の変化の適切な分析を行
うことにより、半軸30の角度位置α=αref 、すなわ
ち半軸30がセンサ10の基準半軸RDと実質上同一ま
たは重なる位置に対する測定値を決定することができ
る。基準半軸RDは幾何学軸8から軸8と平行でコイル
14の幾何学中心を実質上通るコイル14の磁気軸を横
切る線である。
【0021】グラフ32のくぼみ(または、センサ10
の電子回路の代替実施形態ではピーク)の幅が、開口部
6Bの断面形状の関数、特にこの開口部の角度寸法の関
数であることに注意されたい。当業者に提供され周知の
駆動手段により開口部6Bがコイル14の上を通過した
後で、αref に対する角度位置の測定値を、やはり当業
者に周知の電子的手段によって決定することができる。
たとえば、特定の深さにおける曲線32のくぼみの幅の
中間点の計算が行われる。
【0022】本発明により半軸30の角度位置が決定さ
れた後、開口部6Bは、コイル14と重なった状態にさ
れるかその状態に留まり、あるいは開口部6Bがコイル
14の重なってホイール4と関連した基準半軸38の角
度位置を検出するまで待つ。この後者の半軸38は、幾
何学軸8から始まり、プレート4Aに設けられた開口部
4Bの幾何学中心を通る。開口部6Bは、ホイール6の
少なくとも1つの決定角度位置において、すなわちこの
事例では半軸30とRDが実質上同一かまたは重なると
きに、らせんコイル14はほとんどプレート6Aの非ア
クティブ領域である開口部6Bの上か下にあるような大
きさの寸法を有することが好ましい。
【0023】したがって、本発明によれば、コイル14
からプレート6Aよりも離れているプレート4Aの基準
半軸38の角度位置を検出するために、コイル14に近
い開口部6Bは、コイルと実質上対向するかまたはコイ
ルと対向するまで待つ。次に、開口部4Bが、コイル1
4の上に移動されるか、またはコイルの上を通過し、そ
の結果開口部6Bの上を通り、半軸38の角度位置を検
出するまで待つ。これを行うため、図3に示したものと
類似の一連の測定が行われ、その結果得られた曲線34
と類似の曲線の分析により、検出手段は、測定値が半軸
38の角度位置α=αref に対応することを決定するこ
とができる。この一連の測定値とそれにより得られた曲
線の分析は、検出素子の上または下のプレートを構成し
ているアクティブ材料4Aおよび6Aの存在の変化に対
して前記センサから提供される測定信号が依存するセン
サ10の振動周波数の変化によって応答するセンサ10
のコイル14の上(または下)を通る開口部4Bの検出
中に、プレート6は、コイル14上に非アクティブ領域
があるという事実によって行うことができる。
【0024】検出素子14から最も遠いプレート4にあ
る第2の開口部4Bの場合、曲線32と類似の測定曲線
のくぼみは、特に開口部4Bの角度寸法を小さくするこ
とによって単一の測定点とすることができる。この開口
部は、特に放射状のスリットの形でもよいことに注意さ
れたい。スリットの幾何学軸の位置がセンサ10の基準
軸RDと実質上合っていることを測定点が示す周波数F
の低いしきい値を決めることができる。そのような場
合、ホイール4の角度位置は、基準半軸RDと同じかま
たは重なる半軸38の角度位置αref に対する単一の測
定値によって直接決定される。そのような特定の事例
は、ホイール4の角度位置の検出の測定結果の処理を簡
単にすることに注意されたい。
【0025】しかしながら、プレート6Aに機械加工さ
れた開口部6Bは、センサ10がホイール4と関連する
基準半軸の角度位置を検出しないように、またそれによ
り本発明の意図から逸脱しないように、コイル14の寸
法よりもかなり小さい寸法を有することがあることに注
意されたい。しかしながら、そのような場合、測定効率
は低下し、すなわち周波数変化の対称性が低下しやす
い。理論的には、本発明の最低条件は、2つの開口部4
Bおよび6Bとらせんコイル14が、少なくとも1つの
状況、すなわちホイール6の少なくとも第1の決定角度
位置とホイール4の少なくとも第2の決定角度位置で重
なる必要性により与えらる。逆に言えば、与えられたプ
レート4とコイル14の間の距離でセンサ10の測定効
率を高めるためには、開口部6Bが、少なくともコイル
14の寸法と同等の寸法を有し、それにより、前記コイ
ルの少なくとも大部分が、ホイール6の前記少なくとも
第1の決定角度位置において開口部6Bに対向している
ことが好ましい。
【0026】図4と図5は、本発明による装置の第2の
実施形態を示す。この装置は、第1の実施形態と同じ方
法でらせんコイル14によって検出素子が形成されたセ
ンサ10を含む。既に説明した参照は、ここでは再び詳
細に説明しない。この第2の実施形態は、同軸ホイール
4と6のプレート44と46の配置が第1の実施形態と
本質的に異なる。プレート44は、4つのアーム51〜
54を形成している4つの開口部47〜50を有する。
アーム54は、実質上互いに同じであるアーム51〜5
3よりも大きい幅/角度寸法を有する。プレート46
は、幾何学軸8からプレート44の対応する開口部47
〜50と同じ距離に配置された4つの開口部55〜58
を有する。開口部55〜58は、4つの放射状アーム5
9〜62を決め、アーム60は、実質上同一のアーム5
9、61および62よりも大きい幅/角度寸法を有す
る。放射状アーム54の中心線をプレート44の基準半
軸54Aとし、放射状アーム60の中心線をプレート4
6の基準半軸60Aとする。
【0027】この第2の実施形態において、ホイール6
および4の角度位置をそれぞれ検出するために、アーム
60および54の通過がそれぞれ検出される。これを行
うために、誘導センサ10のらせんコイル14の上をア
ーム60および54がそれぞれ通ったことが検出され
る。この場合も、最初に、コイル14に最も近いプレー
ト46の角度位置が検出される。図6を参照すると、プ
レート46の回転中に、アーム60がコイル14の上を
通過するまで、いくつかの一連の測定値64が得られ
る。一連の測定値64は、実質上対称な曲線66を形成
する。開口部47から50のうちの1つが、コイル14
と対向しているとき、発振器構成センサ10の内部周波
数は、実質上、Fmin・に対応する。これと反対に、アー
ム60がコイル14と対向しているとき、周波数は値F
max・まで上昇する。
【0028】アーム60が対称的でありその結果曲線6
6が対称的である想定すると、センサ10の電子回路に
よって2つの特性パラメータ、すなわち、アーム60が
コイル14の正面を通過することにより生成されるピー
クの中間に対応する角度位置と、ピークまでの半分の角
度幅δαとを導き出すことができる。δα=α2−α1
である。δαの測定により、アーム60を、それぞれ小
さな角度寸法を有する他の3つのアーム59、61およ
び62と区別することができる。アーム60の検出は、
アーム60が通過する間にプレート46の他の3つのア
ームが通過するときよりも大きくなる可能性のあるFma
xの値によって決定することができる。
【0029】αref を決定することにより、半軸60A
がセンサ10の基準半軸RDと合ったこと、すなわち2
つの半軸60AとRDが同じかまたは互いに重なったこ
とを決定することができる。したがって、プレート46
の回転の時間的変化を記憶し、ホイール4および6の角
度位置を検出する電子回路は、半軸60Aの角度位置α
ref に対応する瞬間または測定値が決定された後でプレ
ート46の瞬間的角度位置を決定することができる。
【0030】ホイール6の角度位置が決定された後、プ
レート46は、コイル14がプレート46の開口部55
から58の1つの少なくともほとんどと重なるように回
転されるかその状態に維持される。ホイール4の位置を
検出するもう1つの態様では、ホイール4の角度位置の
検出を続けるコイル14が開口部55から58の1つと
対向して配置されるまで待つ。開口部が、センサ10に
とっての非アクティブ領域を決めるため、次に、センサ
10は、コイル14から最も遠いプレート44のアーム
の通過を検出する。放射状アーム54の通過を検出する
ことにより、α ref に対応する基準半軸54Aの角度位
置の決定が、後で図6を参照してホイール6に関して詳
細に説明するものと類似の方法で行われる。
【0031】したがって、本発明による2つの同軸ホイ
ール4と6の角度位置の検出は、単一の磁気または容量
センサ10によって行われる。容量センサの場合には、
検出素子は、基板の表面に配置された電極によって構成
される。ホイールと特にそのようなホイールのプレート
は、容量が検出素子と対向する開口部あるいは中実な板
の部分の存在の関数として変化するように配置される。
【0032】ホイール4および6の角度位置の正確な検
出を保証するために、本発明に対する改良は、コイル1
4がプレート44の開口部47〜50のうちの1つの少
なくともほとんどと重なる位置にホイール4を移動させ
るかその状態にしておき、次に、放射状アーム60がコ
イル14の上を通過するようにプレート46を回転さ
せ、角度位置αref に対応する半軸RDへの半軸60A
の通過を確実に決定することができる一連の測定を行う
ことを含む確認を行うことを提案する。この測定は、最
初の測定中にホイール4の正確な角度位置が分かってお
らず、プレート44のアーム51から54のうちの1つ
がコイル14と実質上対向するように配置された可能性
がある場合に、最初に行われた測定よりも正確になるこ
ともあり、これは、図6に示され一連の測定値を基にし
て得られた曲線の一定の非対称性を作りだすことがあ
る。
【0033】ホイール6の角度位置が確認された後、こ
の第2の検出の結果が、ホイール6の角度位置に対して
維持される。最終的に、本発明による検出方法の代替に
よれば、コイル14から最も遠いプレート44を有する
ホイール4の角度位置を確認することができる。ホイー
ル6の角度位置が正確に分かっている場合は、コイル1
4がプレート46の開口部の少なくともほとんどと重な
るようにホイール6のプレートの角度が決められたとき
にホイール4の角度位置を確実に検出することができ
る。そのような確認は、ホイール6の角度位置の確認に
より、ホイール6の最初の検出と確認検出の間に差があ
ったときに特に有効であることに注意されたい。
【0034】図7は、発明の第3の実施形態を示す。同
軸ホイール4と6のプレート44と46は、前述の図4
と図5に示したものと等しい。この第3の実施形態は、
上面にコイル14を有するセンサ10の基板12が、プ
レート44と46の間に配置されている点が第2の実施
形態と異なる。この場合、プレート44が、コイル14
に最も近い。しかしながら、代替実施形態において、コ
イル14が基板12のプレート46に対向して配置され
るように基板12を裏返すことができることに注意され
たい。2つのホイール4および6の角度位置を検出する
方法は、前述の方法と類似している。この第3の実施形
態の構成は、プレート44と46が平らなコイル14の
両側に配置されている場合に有利である。
【0035】図8は、本発明による装置の第4の実施形
態を示す。この装置は、これらの3つの同軸ホイールの
角度位置の検出に使用される単一の同一センサ10と関
連付けられた3つの同軸ホイール4、6および68を含
む。ホイール4および6は、図4と図5を参照して前に
説明した第2の実施形態のホイール4および6と類似し
ており、これらの2つのホイールは、センサ10に対し
て同じように配置される。第3のホイール68は、プレ
ート44および46と平行なプレート70を含む。この
プレート70は、プレート44および46と同じ開口部
を有する。したがって、プレート70は、4つの放射状
アームを備え、それらのアームのうちの1つが、他のも
のよりも大きな幅/角度寸法を有する。プレート70の
開口部は、そのうちの2つの開口部72および74が図
8の断面図に示され、プレート44および46の開口部
と同じように放射状に配置される。
【0036】ホイールが異なる直径を有し、半径方向の
寸法が各プレートごとに異なる開口部を有する場合に
は、各プレートの少なくとも1つの開口部と検出素子1
4が、対応するホイールの少なくとも1つの決定位置で
互いに重なることだけを保証する必要がある。
【0037】ホイール4と6の角度位置の検出は、第2
の実施形態の範囲内で説明した方法と類似の方法で行わ
れる。同じことはホイール68にも当てはまり、センサ
10に対する構成は、図7を参照して説明した第3の実
施形態のホイール6の構成と類似している。しかしなが
ら、プレート46がコイル14に最も近いが、プレート
44が前記コイル14から最も遠いことに注意された
い。
【0038】したがって、本発明による3つの同軸ホイ
ールの位置を検出する方法によれば、最初に、ホイール
6の角度位置が、前に説明したように検出され、次に、
コイル14がプレート46の開口部とほとんど重なる角
度位置までプレート46が移動されるかその状態に維持
される。次に、プレート44よりも近い距離にあり、コ
イル14の下にあるプレート70のホイール68の角度
位置が決定される。プレート70の基準半軸が決定さ
れ、それによりホイール68の角度位置が決定された後
で、プレート70は、コイル14がプレート70の開口
部、特に開口部74と重なる角度位置まで回転されるか
その状態に維持される。最終的に、ホイール4の角度位
置がセンサ10によって検出され、プレート46は、ま
だ、コイル14がプレート46の開口部と重なる角度位
置にある。また、ホイール4の角度位置の検出中にコイ
ル14と対向して配置されるプレート70の開口部は、
この開口部がホイール68の少なくとも1つの決定角度
位置にある状態で、コイル14がほとんど重なることが
できる寸法を有することが好ましい。ホイール68のプ
レート70は、プレート44および46と同様にセンサ
10のアクティブ材料からなる。
【0039】コイル14に最も近いプレートから最も遠
いプレートまで3つの同軸ホイールの角度位置を、前述
の2つのホイールを有する事例と同じ方法で確認するこ
とができる。これを行うために、他のプレートは、コイ
ル14が他の各プレートの開口部の上か下にある角度位
置まで回転されるかまたはその状態に維持され、あるい
は装置がそのような状況になるまで待つ。
【0040】図9は、それぞれホイール4、6および6
8のプレートの変形を示す。このプレート80は、3つ
の角度セクタを決める3つの材料部分によって分離され
た環状セクタを形成する3つの開口部81、82および
83を有する。したがって、開口部81〜83の半径方
向の縁と中間材料部分がプレート80の放射状部分を決
めている。例として、2つの放射状部分86と88はそ
れぞれ、プレート80の2つの基準半軸90と92であ
る。これらの2つの基準半軸はそれぞれ、図10に示し
たS字状曲線96となる一連の測定値94を使用して、
検出手段によって検出することができる。
【0041】平らなコイル14の上を、板のから開口部
83まで、またはこの開口部83からプレート80の板
の部分まで通過する間に、センサ10の発振器の周波数
は、センサ10の発振器を構成している電子回路の構成
により、FminからFmaxまでまたはその逆に変化する。
基準角度αref に対応するセンサ10の基準半軸RDと
基準半軸90と92がそれぞれ合う位置は、S字形曲線
96の中間点に対応する。αrefは、共振周波数Fref
に対応する。
【0042】したがって、発振器の周波数がFref'に対
応するとき、半軸RDと開口部81から83の半径方向
の縁が合ったことが検出される。プレート80の場合に
は、2つの遷移間の角度幅を決定しなければならない。
開口部83だけが90°の角度を定義すると仮定し、プ
レート80の回転方向が既知の場合は、半軸90および
92の角度位置をそれぞれ一義的に決定することができ
る。さらに、開口部を分離する3つの放射状アームがす
べて、同一の角度幅を持たないと仮定すると、半軸90
および92はそれぞれ、他の半軸を検出することなく一
義的に検出することができる。
【0043】また、プレート80が、複数の基準半軸を
備え、そのうちの少なくとも6つを確実かつ効率よく活
用できることに注意されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 誘導センサと関連付けられた2つの同軸ホイ
ールの概略的平面図である。
【図2】 図1の線II−IIに沿った断面図であり、針は
示されていないが、図1の装置の他の要素は示されてい
る。
【図3】 図1と図2の装置によって提供される測定信
号を利用して得られるタイプの測定曲線を概略的に示す
図であり、この曲線により、2つの同軸ホイールのどち
らかの基準角度位置を決定することができる。
【図4】 本発明による第2の実施形態を概略的に示す
平面図である。
【図5】 図4の線V−Vに沿った図2と類似の断面図
である。
【図6】 図4と図5の装置のセンサによって提供され
る測定信号を利用して得られた曲線を概略的に示す図で
あり、そのような装置の2つの同軸ホイールのどちらか
の基準角度位置を決定することができる。
【図7】 本発明による装置の第3の実施形態の図5と
類似した断面図である。
【図8】 本発明による装置の第4の実施形態の図5と
類似した断面図である。
【図9】 図1から図8に示した同軸ホイールの代替実
施形態を概略的に示す図である。
【図10】 図9に示したホイールの全体または一部と
開口部との間で遷移中の測定信号を利用して得られた曲
線を概略的に示す図である。
【符号の説明】
4、6 同軸ホイール 4A、6Aプレート 4B、6B 開口部 8 幾何学的回転軸 10 センサ 12 基盤 14 コイル 16 針 24 円筒軸 28 中心軸 30 基準半軸 38 基準半軸 44、46 プレート 47、48、49、50 開口部 51、52、53、54 アーム 54A基準半軸 55、56、57,58 開口部 59、60,61、62 アーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジャン−ジャック・ボーン スイス国・シイエイチ−1110・モルジュ・ リュ ルイ デュ サヴォワ・59 (72)発明者 エルマーノ・ベルナスコーニ スイス国・シイエイチ−2000・ヌーシャテ ル・シャウセ デュ ラ ボワーヌ・22

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一の幾何学的回転軸(8)のまわりに
    回転可能に取り付けられ、前記幾何学的回転軸に対して
    垂直な第1のプレート(6A、46;44)と第2のプ
    レート(4A、44;46;70)とをそれぞれ含む同
    軸の第1のホイール(6;4)と第2のホイール(4;
    6;68)とを含み、さらに前記第1のホイールの第1
    の基準幾何学的半軸(30;60A)と前記第2のホイ
    ールの第2の基準幾何学的半軸(38;54A)の角度
    位置を検出する手段(10)をさらに含む、特に時計型
    の小型の装置であって、前記第1と第2の半軸の角度位
    置を検出する前記手段が、上または下にあるアクティブ
    材料を検出する素子(14)を備えた単一で同一の磁気
    または容量センサ(10)によって構成され、前記第1
    のプレートが、少なくとも1つの前記センサに対する非
    アクティブ領域(6B、55から58;47から50)
    を含み、前記第1と第2のプレートが、少なくとも一部
    分が前記センサに対するアクティブ材料により形成さ
    れ、前記センサが、前記第1のホイールの少なくとも1
    つの決定角度位置において検出素子が前記第1の非アク
    ティブ領域の上または下に少なくとも一部分があるよう
    に、前記第1のホイールに対して配置されたことを特徴
    とする装置。
  2. 【請求項2】 前記センサ(10)が、前記検出素子
    (14)の上または下のアクティブ材料の存在の変化に
    対して、与えられる測定値信号が依存する前記センサの
    少なくとも1つのパラメータまたは変数の変化により応
    答し、前記第1の非アクティブ領域(6B、55〜5
    8;47〜50)は、前記検出素子が、前記決定角度位
    置において前記第1の非アクティブ領域と少なくともほ
    とんど対向する寸法を有することを特徴とする請求項1
    に記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の非アクティブ領域が、前記第
    1のプレート(6A、46;44)に設けられた第1の
    開口部(6B、55から58;47から50)によって
    形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の
    装置。
  4. 【請求項4】 前記第1と第2のプレートが、前記セン
    サのアクティブ材料からなり、第2のプレート(4A、
    44;46;70)が、少なくとも1つの第2の開口部
    (4B、47〜50;55〜58;72、74)を有
    し、前記検出素子(14)は、前記第2のホイールの少
    なくとも1つの決定角度位置において前記第2の開口部
    の上にまたは下に少なくとも一部分があるように配置さ
    れることを特徴とする請求項3に記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の半軸(30;60A)と第2
    の半軸(38;54A)がそれぞれ、前記幾何学的回転
    軸から始まり前記第1の開口部(6B)と第2の開口部
    (4B)の実質上幾何学的中心を通るかまたは前記第1
    の開口部と第2の開口部(83)の半径方向の縁(8
    6、88)によって決められる半径か、あるいはそれぞ
    れ前記第1と第2のプレートの2つの非アクティブ領域
    の間にそれぞれ半径方向に延びる前記第1のプレート
    (46)と第2のプレート(44)のアクティブ材料か
    らなる部分の中心線と同一の半径によって決められるこ
    とを特徴とする請求項4に記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記センサ(10)が、表面に前記検出
    素子(14)が配置された支持体(12)を含み、前記
    支持体が、第1のプレート(6A、46)と対向するよ
    うに配置され、前記第2のプレート(4A;44)が、
    前記第1のプレートの前記支持体と反対側に配置され、
    前記センサは、前記第1のホイール(6)が前記決定角
    度位置にあるときに前記第2のプレートを少なくとも部
    分的に形成するアクティブ材料が前記検出素子の上にあ
    ることを検出するように配置されることを特徴とする請
    求項1から5のいずれかに記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記センサ(10)が、表面に前記検出
    素子(14)が配置された支持体(12)を含み、前記
    支持体が、前記第1と第2のプレート(44、46;4
    6、70)の間に配置され、前記検出素子が、前記第1
    のプレート(44;46)と対向して配置されることを
    特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の装置。
  8. 【請求項8】 前記第1と第2のホイールと同軸の第3
    のホイール(4)と、前記幾何学的回転軸(8)に対し
    て垂直な第3のプレート(44)とをさらに含み、前記
    第3のホイールが、前記磁気または容量センサによって
    角度位置を検出することができる第3の基準幾何学的半
    軸を備え、前記第3のプレートが、前記センサの前記支
    持体(12)に対して前記第1のプレート(46)の他
    方の側に配置され、前記センサのアクティブ材料から少
    なくとも一部分が形成されており、前記センサは、前記
    第1のホイール(6)が前記決定角度位置にあるときに
    前記第3のプレートを少なくとも部分的に形成するアク
    ティブ材料の前記検出素子の上または下にあることを検
    出するように配置されたことを特徴とする請求項7に記
    載の装置。
  9. 【請求項9】 前記第2のプレート(70)は、前記第
    2のホイールの少なくとも1つの決定角度位置において
    前記検出素子が前記第2の非アクティブ領域の上または
    下に少なくともほとんどがあるように配置された少なく
    とも1つの前記センサに対する非アクティブ領域(7
    2、74)を含むことを特徴とする請求項8に記載の装
    置。
  10. 【請求項10】 前記第3のプレート(44)が、アク
    ティブ材料によって形成され、第3の開口部(47〜5
    0)を有し、前記第3のホイールの少なくとも1つの決
    定角度位置において前記検出素子が前記第3の開口部の
    上または下に少なくとも部分的にあるように配置され、
    前記第3の半軸は、前記幾何学的回転軸(8)から始ま
    り、前記第3の開口部の幾何学中心を実質上通るか前記
    第3の開口部の半径方向の縁によって決められる半径
    か、前記第3のプレートの2つの非アクティブ材料の間
    に半径方向に延びる前記第3のプレートのアクティブ材
    料からなる部分の中心線と同一の半径によって決められ
    ることを特徴とする請求項8または9に記載の装置。
  11. 【請求項11】 単一で同一の磁気または容量センサ
    (10)によってN個の同軸ホイールの角度位置を検出
    する方法であって、これらのN個のホイールがそれぞ
    れ、N個のプレートを含み、各プレートが、前記センサ
    に対する非アクティブ領域を備え、前記センサは前記N
    個の各プレートの少なくとも一部分を形成するアクティ
    ブ材料に反応する検出素子(14)を含み、この検出素
    子と前記非アクティブ領域はそれぞれ、前記非アクティ
    ブ領域を有するホイールの少なくとも1つの決定角度位
    置において互いに重なるように配置され、前記N個のプ
    レートはそれぞれ、前記センサが検出することができる
    基準幾何学的半軸を備え、N個のプレートが、前記検出
    素子に最も近くにあるプレートから前記検出素子から最
    も遠いプレートまで昇順に番号が付けられるとすると、 A)番号1のホイールの前記半軸の角度位置を決定する
    段階と、 B)番号1のホイールの前記非アクティブ領域を前記検
    出素子と重なる位置に移動させるかその状態に維持し、
    あるいはこの非アクティブ領域と検出素子が互いに重な
    るまで待つ段階と、 C)必要に応じて番号2から番号N−1までのホイール
    に関して、段階AとBを連続的に実行する段階と、 D)番号Nのホイールの前記半軸の角度位置を決定する
    段階とを含む方法。
  12. 【請求項12】 E)N=2の場合には番号2の非アク
    ティブ領域を、Nが2よりも大きい場合には番号2から
    Nのホイールの各非アクティブ領域を、前記検出素子と
    重なる位置に移動するかまたはその状態を維持し、ある
    いは前記非アクティブ領域と各前記非アクティブ領域と
    前記検出素子が互いに重なるまで待つ段階と、 F)番号1のホイールの前記半軸の角度位置を確認し、
    段階Aで測定された角度位置に対応しない場合にこの確
    認により得た角度位置を維持する段階と、 G)必要に応じて、番号2からN−1の各ホイールに関
    して昇順に、他のホイールの非アクティブ領域を前記検
    出素子と重なる位置に移動するかその状態を維持し、あ
    るいは前記非アクティブ領域と前記検出素子が互いに重
    なるのを待った後で、前記ホイールと関連した半軸の角
    度位置の確認を行い、段階(C)で測定した角度位置に
    対応しない場合に番号2からN−1のそれぞれの確認に
    より得た角度位置を維持する段階とを含むことを特徴と
    する請求項11に記載の方法。
  13. 【請求項13】 H)N=2の場合には前記非アクティ
    ブ領域を、Nが2よりも大きい場合には番号1からN−
    1の各非アクティブ領域を、前記検出素子と重なる位置
    に移動させるかまたはその状態を維持し、あるいは前記
    非アクティブ領域と各前記非アクティブ領域と前記検出
    素子が互いに重なるのを待った後で、番号Nのホイール
    と関連した半軸の角度位置を確認する最終段階をさらに
    含み、この段階が、番号1のホイールと番号1からNの
    各ホイールの角度位置を検査する段階で、段階A)から
    C)の間に少なくとも1つの間違った検出があった場合
    に実行されることを特徴とする請求項12に記載の方
    法。
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