JP2003254782A - 角度位置検出器 - Google Patents

角度位置検出器

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JP2003254782A
JP2003254782A JP2002058115A JP2002058115A JP2003254782A JP 2003254782 A JP2003254782 A JP 2003254782A JP 2002058115 A JP2002058115 A JP 2002058115A JP 2002058115 A JP2002058115 A JP 2002058115A JP 2003254782 A JP2003254782 A JP 2003254782A
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angular position
rotating shaft
position detector
inductance
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JP2002058115A
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Yoshikazu Ichiyama
義和 市山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の目的は,小型でありながら広い角度範
囲で絶対角度位置検出が可能な高精度の角度位置検出器
を実現提供することである。 【解決手段】本発明の角度位置検出器は,半径方向にそ
れぞれスリットを有してスリット部で交差する磁性体円
板,導体円板を一方は固定し,他方は回転軸に取り付け
回転と共に軸方向の一方から見た磁性体円板,導体円板
の露出面積を変え,近傍に配置されたコイルのインダク
タンスを変えさせ,インダクタンスの変化から回転軸の
角度位置を検出する。交流磁束に対する磁性体円板及び
導体円板のシールド機能と,磁気抵抗増減への相反する
機能を利用している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,角度位置検出器に拘わ
り,特に広い角度範囲を有する絶対角度位置の検出器に
拘わる。
【0002】
【従来の技術】高温或いは汚れのひどい環境で使用でき
る角度位置検出器としてはインダクタンス変化を検出す
る角度位置検出器が適している。しかしながら,比較的
角度範囲の小さな絶対角度位置検出器の構成は容易で従
来から種々提案されているが,位相切り替え無しで大き
な角度範囲での絶対角度位置検出は困難で実現されてい
る例は少ない。
【0003】米国特許第3,297,940号,特開平
05−209711,特開2001−296103等
は,同じ原理構造で180度以上のかなり大きい角度範
囲までの絶対角度位置検出が可能であるが,300度以
上の角度範囲を実現するには原理的に無理があった。こ
れらの検出部構造に於いて,コイル径は測定可能な最大
角度範囲に強く影響し,さらに周方向に徐々に縮径する
部材の縮径勾配が角度位置検出の感度,分解能に影響す
るので検出部は大径にならざるを得ない欠点があり,小
型化と測定可能な角度範囲拡大とは両立させ難い欠点が
あった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の目的
は,小型でありながら広い角度範囲まで絶対角度位置検
出が可能な高精度の角度位置検出器を実現提供すること
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による角度位置検
出器は,磁性体及び導体が交流磁束を通し難いという性
質,更に交流磁束の磁気抵抗に関して相反する性質を持
つ点を利用して角度位置検出器を構成する。
【0006】第一の本発明による角度位置検出器は,磁
性体及び非磁性の導体それぞれで構成される扇形板と,
回転軸と,回転軸を内側に含むよう形成された一つ或い
は二つのコイルと,インダクタンス検出回路とよりな
り,前記二つの扇形板の何れかは外周部を固定され,他
方の扇形板は前記回転軸に固定されて回転軸の回転に伴
って微小間隙を保持して重なり合う面積を変えるよう構
成され,前記コイルは前記磁性体扇形板及び非磁性の導
体扇形板の軸方向一方の側或いは両側に対向配置され,
回転軸の回転と共にコイルに対向する磁性体扇形板及び
非磁性の導体扇形板の面積が変化することにより変わる
インダクタンスをインダクタンス検出回路により検出し
て回転軸の角度位置を検出することを特徴とする。
【0007】さらに第二の本発明による角度位置検出器
は,磁性体円板と,非磁性の導体円板と,回転軸と,回
転軸を内側に含むよう形成された一つ或いは二つのコイ
ルと,インダクタンス検出回路とよりなり,前記二つの
円板の何れかは外周部を固定され,他方の円板は前記回
転軸に固定され,両者はそれぞれ半径方向にスリットを
有してそのスリットで交差して一方の軸方向から見た前
記磁性体円板及び非磁性の導体円板の露出面積が回転軸
の回転と共に変化するよう構成され,前記コイルは前記
磁性体円板及び非磁性の導体円板の軸方向一方の側或い
は両側に近接配置され,回転軸の回転と共にコイルに対
向する磁性体扇形板及び非磁性の導体扇形板の面積が変
化することにより変るコイルのインダクタンスをインダ
クタンス検出回路により検出して回転軸の角度位置を検
出することを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明の角度位置検出器では,磁性体及び導体
が交流磁束を通し難いという性質,更に交流磁束の磁気
抵抗に関して相反する性質を持つ点を利用し,回転軸を
巻回するよう構成されたコイルのインダクタンスを回転
軸の角度位置によって変化させて角度位置を検知する。
【0009】第一の本発明では,扇形の磁性体板及び導
体板それぞれの軸方向から見た露出面積を回転軸の角度
位置により異ならせる構造により180度程度までの絶
対角度位置の検出を可能にし,第二の本発明では,半径
方向にそれぞれスリットを有してスリット部で交差する
磁性体円板,導体円板を一方は固定し,他方は回転軸に
取り付け回転と共に軸方向の一方から見た磁性体円板,
導体円板の露出面積を変え,近傍に配置されたコイルの
インダクタンスを変えさせることで360度近い角度範
囲での絶対角度位置検知を可能にしている。
【0010】コイルのインダクタンス変化の検知は,二
つのコイルによる差動構成が可能であり,ノイズ対策も
容易で高精度の角度位置検知を可能としている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に本発明による角度位置検出
器について,その実施例及び原理作用等を図面を参照し
ながら説明する。
【0012】図1は回転軸の絶対角度位置をほぼ180
度の範囲で検知可能な角度位置検出器の概略構造を示
す。同図に於いて,回転軸11には半円の非磁性導体板
12が固定され,導体板12に軸方向に近接対向して半
円の磁性体板13が配置されている。さらに導体板1
2,磁性体板13の軸方向両側にコイル14,15が配
置されて角度位置の検出部が構成される。番号16は検
出部の筐体でコイル14,15及び磁性体板13を支持
し,番号17は軸受けで筐体16に固定されて回転軸1
1を支承している。回転軸11の回転によりコイル1
4,15に近接する導体板12,磁性体板13の露出面
積が変化し,コイル14,15のインダクタンスが変化
する。
【0013】図2は図1で概略構成を説明した第一の実
施例における導体板12と磁性体板13をコイル14の
側から見た図を示す。同図に示すように回転軸11の回
転と共に導体板12の露出面積は一定であるが,磁性体
板13の露出面積は増減する。逆にコイル15の側から
見ると回転軸11の回転と共に導体板12の露出面積が
変化することは容易に判る。コイル14は導体板12と
磁性体板13が重なり合う領域に配置される。
【0014】図3は交流磁束に対する磁性体板,導体板
の影響を説明するための図を示す。図3(a),図3
(b)において,番号31はコイルの断面を示し,電流
は紙面に対して垂直に流れ込んでいるものとすると,電
流により発生する磁束は番号32で示される。図3
(a)はコイル31の近傍に磁性体板33を配置した場
合を示すが,磁性体の透磁率は大であるので磁性体板3
3近傍の磁束は磁性体板33中を流れるよう(番号3
4)に経路を変え,磁性体板33の向こう側に磁束は流
れ難くなる。また磁性体板33中では磁束に対する抵抗
は小となり,その結果コイル31のインダクタンスは大
になる。
【0015】図3(b)はコイル31の近傍に導体板3
5を配置した場合を示す。コイルに流れる電流が直流で
有れば,磁束32の分布には何らの影響をも及ぼさない
が,コイルに流れる電流が交流であると,導体板35表
面には磁束32を通し難くするように渦電流が流れる事
は広く知られている通りであり,その結果導体板35の
近傍で磁束は番号36で示すように導体板35の向こう
側は流れ難くなるよう影響を受ける。また導体板35は
交流磁束を流れ難く作用するので磁性体板33とは逆に
コイル31のインダクタンスを小にするよう働く。
【0016】図1に配置した導体板12及び磁性体板1
3は図3を用いて説明したように交流磁束に対して共に
シールド効果を有し,また近接するコイルに対してそれ
ぞれインダクタンスを減少,増大させる効果がある。さ
らに図2を用いて説明したように導体板12及び磁性体
板13は回転軸11の回転に伴いコイル14,15に露
出する面積を変えるのでコイル14,15それぞれのイ
ンダクタンスは差動的に変化する。
【0017】図1に示す検出回路部は特願2002−7
089で提案しているエミッタ結合型発振回路であり,
二つのコイルのインダクタンス差により変わる出力パル
ス列のデューティ比をマイクロコンピュータで直接識別
して角度位置を検知する構成である。同図において,コ
イル15,14はトランジスタ18,19の負荷として
コレクタ端子に接続され,トランジスタ18,19のコ
レクタ端子はそれぞれトランジスタ19,18のベース
端子にクロス結合され,コンデンサ1aがトランジスタ
18,19のエミッタ端子間に接続される。抵抗1b,
1cはトランジスタ18,19のオン時の電流を決め
る。番号1dは波形整形用のコンパレータであり,番号
1eはマイクロコンピュータを,番号1fはマイクロコ
ンピュータ1e内の不揮発性メモリをそれぞれ示す。
【0018】電源投入時の状態は不定であるが,トラン
ジスタ18がオンに転じたと考えると,電流はコイル1
5,トランジスタ18,抵抗1bを流れ,さらにコンデ
ンサ1a,抵抗1cにも分流する。この時点で抵抗1c
の電圧降下は大であるのでトランジスタ19のエミッタ
電位は十分に高くトランジスタ19はオフに,トランジ
スタ19のコレクタ及びトランジスタ18のベースは高
レベルとなってトランジスタ18はオンに保たれる。コ
ンデンサ1aへの電荷蓄積が大になるとコンデンサ1a
を通じて抵抗1cに流れる電流は徐々に減り,トランジ
スタ19のエミッタ電位は徐々に低下する。トランジス
タ19のベースはトランジスタ18のコレクタに接続さ
れていてトランジスタ19のエミッタとの電位差が所定
レベルに達するとトランジスタ19はオンになり,その
コレクタ端子電圧は下がるのでトランジスタ18はオフ
となる。コイル14を流れる電流はトランジスタ19,
抵抗1cを流れるが一部はコンデンサ1a,抵抗1bを
流れ,コンデンサ1aを逆方向から充電する。このよう
にしてコイル14,15を通じてコンデンサ1aを交互
に逆方向から充電して自励発振を継続する。
【0019】トランジスタ18,19のコレクタ端子の
レベル差をコンパレータ1dでパルス整形すると,その
高レベル,低レベルの持続時間はそれぞれコイル15,
14とコンデンサ1aとで決まる時定数に比例する。こ
の出力をマイクロコンピュータ1eに入力して高レベル
の時間幅と周期との比からデューティ比を求めディジタ
ル位置情報を算出する。精度を少し犠牲にするなら簡略
的に高レベルの時間幅と低レベルの時間幅の差からディ
ジタル位置情報を算出する事も出来る。
【0020】前記発振回路において,抵抗1b,1cは
トランジスタ18,19を流れる電流値を設定し,出力
パルス列の時間幅にはコイル14,15のインダクタン
ス及びコンデンサ1aのみが関係し,その他の素子の影
響は少ない。検出回路に於けるコンデンサ1aの容量は
温度の影響を受けて発振周期が変化を受ける可能性有る
が,パルスのデューティ比には影響しない。また最近で
はディジタル処理をする例が多いので出力パルス列を直
接マイクロコンピュータ1eに入力して時間識別をさせ
てディジタル化する事にしたが,この段階で電源電圧そ
の他の変動要因の影響は少ない。
【0021】図4は検出回路部における出力パルス列を
示し,同図を参照して検出回路の説明を補足する。横軸
41は時間を示し,図4(a),(b)はそれぞれ図1
のコンパレータ1dの出力パルス列42,43を示す。
出力パルス列42,43の高レベル,低レベルの時間幅
はコイル15,14を介して行うコンデンサ1aの充電
時間に比例するので高レベルの時間幅と低レベルの時間
幅の差からインダクタンス差を求め,角度位置を算出出
来る。出力パルス列42,43ではデューティ比T1/
(T1+T2)は同じであるが,パルス周期(T1+T
2)が異なる状態を示す。検出器間の差,或いは温度変
動によりコイル14,15のインダクタンスが共に変化
した場合等に生じる可能性がある。
【0022】図4(c)はマイクロコンピュータ1eで
高レベルの時間幅T1,低レベルの時間幅T2等を計測
する方法を説明するための図である。マイクロコンピュ
ータ1eは出力パルス列43を入力し,内蔵のカウンタ
ー或いはプログラムにより時間測定をする。十分に小さ
い時間間隔のパルス列44で高レベルの時間幅T1,低
レベルの時間幅T2をカウントして測定する。その具体
的な方法にはマイクロコンピュータに内蔵するカウンタ
ーによる方法,パルス列44のパルス間隔時間に対応す
るプログラムステップを何回繰り返すかをカウントする
方法等がある。またマイクロコンピュータではなく,カ
ウンター回路を用いてパルス数をカウントしても良い。
【0023】図1から図4までの図面を用いての説明に
よれば,回転軸11の角度位置に対応してコイル14,
15のインダクタンスを差動的に変化させ,それを簡単
な検出回路でディジタル化して検出できることを示し
た。しかしながら,実際の応用例に於いては特定の角度
位置それぞれには予め定めた出力情報を対応させる必要
がある。その為に検出部において,特定の位置に対応し
て特定のインダクタンスとなるよう部材の寸法配置等を
微調整し,また検出回路に於いては部品をそれぞれ調整
する等の作業を必要としては調整作業のみで多大のコス
トを要してしまう。本発明の実施例ではそのような調整
作業を省き,簡単な初期設定で特定の角度位置それぞれ
には予め定めた出力情報を対応させるシステムを説明す
る。
【0024】図5は第一の実施例で初期設定をするため
の機能ブロック図を示す。同図に於いて,番号51は角
度位置検出器の検出部を,番号52は検出回路部を,番
号56は製造後の初期設定を行うために初期設定制御部
を,番号57はアクチュエータを,番号58は回転軸1
1と連結されている連結棒をそれぞれ示す。
【0025】初期設定制御部56の指示でアクチュエー
タ57は連結棒58を介して回転軸11を回転させて所
定の角度位置に位置決めさせ,図1に示すコイル14,
15を含み,コイル14,15のインダクタンスに対応
したデューティ比を有するパルス列を出力する自励発振
回路53の出力から得られたディジタル位置情報を制御
回路54内のメモリ55に記憶させる。制御回路54,
初期設定制御回路56はマイクロコンピュータで通常は
構成する。
【0026】自励発振回路53の出力はデューティ比が
コイル14,15のインダクタンスに対応したパルス列
であるのでマイクロコンピュータで高低のパルス幅を微
小時間間隔のクロックでカウントしてディジタル化す
る。
【0027】図6は図5の初期設定システムにおける動
作をフローチャートとして具体的に説明している。同図
に示すように製造後の初期設定プロセスでは,[1.回
転軸を所定の角度a1に位置決め]で初期設定制御部5
6の指示でアクチュエータ57が連結棒58を介して回
転軸11を予め定めた角度a1に移動させる。[2.検
出回路のディジタル出力Q1をメモリに記憶]で自励発
振回路53及び制御回路54により得られたディジタル
位置情報Q1を不揮発性のメモリ55に記憶させる。さ
らに[3.回転軸を所定の角度a2に位置決め],
[4.検出回路のディジタル出力Q2をメモリに記憶]
で他の所定角度a2に対応するディジタル位置情報Q2
を同様にメモリ55に記憶させる。これで角度位置検出
器製造後の初期設定は終了であり,この過程では検出部
も検出回路部53も調整作業は不要である。
【0028】角度位置検出器の通常の使用時では,
[5.検出回路のディジタル位置情報QXを受領]で未
知の角度aXに対する検出回路のディジタル出力値QX
を受け,[6.メモリからQ1,Q2を読み出し,下記
の演算で補正出力AXを得る。AX=(A2−A1)/
(Q2−Q1)*(QX−Q1)+A1]で製造後の初
期設定によりメモリ55に記憶したQ1,Q2を用いて
補正出力AXを算出して出力する。
【0029】前記の演算式に於いて,A1,A2は回転
軸11の各角度a1,a2に対応して出力すべきディジ
タル値としてある。すなわち,8ビットで表示するとし
て16進表示でA1はゼロ点で「00」,A2は「F
F」とするように考える。
【0030】メモリ55にはQ1,Q2を記憶するとし
たが,A1,A2は予め定められた値であるのでそれ以
前に記憶されているものとし,またQ1,Q2を記憶す
る代わりに上記演算式の係数部分を計算して記憶する方
が補正演算に要する時間を短縮できて望ましい。
【0031】図5,図6を用いた初期設定システムの説
明では,初期設定で2点の位置に対応するディジタル出
力のみをメモリ55に記憶させ補正出力演算は線形近似
で実施したが,3点以上の位置に対応するディジタル出
力をメモリ55に記憶させ,補正出力演算を高次近似で
実施するよう構成すれば精度を更に上げることは可能で
ある。なお,図5におけるメモリ55は図1で1fとし
て読み替える。
【0032】図7は,図1に示すマイクロコンピュータ
1eによってインダクタンス差をディジタル化して位置
を算出するプログラム例をフローチャートで示した例で
ある。
【0033】[1.],[2.]のステップにおいて,
マイクロコンピュータ1e内のカウンターを用いてコン
パレータ1dの出力から高レベルの時間幅T1,低レベ
ルの時間幅T2を得る。[3.]で高レベルの時間幅T
1を前回の値と比較検証し,その差が予め定めた所定の
値以上で有れば異常として[7.]で処理し,所定の値
以下で有れば正常として[4.]のステップに進む。
[4.]は検出した低レベルの時間幅T2を前回の値と
比較検証し,その差が予め定めた所定の値以上で有れば
異常として[7.]で処理し,所定の値以下で有れば正
常として[5.]のステップに進む。
【0034】[5.]では(T1−T2)/(T1+T
2)から角度位置を算出し,[6.]でメモリ1f内に
記憶されているQ1,Q2を参照して算出位置を補正し
て[1.]に戻って測定を継続する。角度位置の算出は
(T1−T2)/(T1+T2)の代わりにT1/(T
1+T2)としても良い。精度を若干犠牲にしても良い
なら簡略的にはT1−T2から算出することが出来る。
【0035】[7.]は高低レベルの時間幅T1,T2
の異常処理ルーチンであり,T1,T2を過去の履歴と
比較検証して過去の変動履歴から異常状態の頻度,連続
性等を調べて偶発的な誤りか,固定的な誤りかを判断す
る。誤りが確率的であり,頻度も少なければ偶発性と判
断して[1.]に進んで計測を繰り返す。誤りの頻度が
高く,連続性が高いと判断すれば固定障害と見なして
[8.]で上位システムに警告し,計測作業を停止す
る。
【0036】図1で示した本発明の第一の実施例,図5
に示した初期設定システムによれば,検出部の調整は不
要で,検出回路に於いてもアナログ回路部分は殆ど無
く,ディジタル処理で計測を行うことが出来るので検出
回路は無調整で機能し,また検出器の異常判断等も行う
ことが出来る。
【0037】図8は本発明の第二の実施例を示す。回転
軸11に固定された非磁性の導体円板(番号81,8
2,83で構成する)と,磁性体円板(番号84,8
5,86で構成する)と,回転軸11を内側に含むよう
形成された二つのコイル14,15と,インダクタンス
検出回路部とより構成される。前記磁性体円板は外周部
を固定され,導体円板は前記回転軸11に固定され,両
者はそれぞれ半径方向にスリットを有してそのスリット
で交差して一方の軸方向から見た磁性体円板及び非磁性
の導体円板の露出面積が回転軸11の回転と共に変化す
るよう構成され,コイル14,15は磁性体円板及び非
磁性の導体円板の軸方向の両側に近接配置され,回転軸
11の回転と共に差動的に変化する二つのコイル14,
15のインダクタンス差をインダクタンス検出回路によ
り検出して回転軸11の角度位置を検出する。検出回路
部は第一の実施例と同じであるので説明は省略する。
【0038】導体円板(番号81,82,83で構成)
は回転軸上で固定位置が周方向と軸方向に順次変位する
よう固定され,磁性体円板(番号84,85,86で構
成)も固定位置が周方向と軸方向に順次変位するよう筐
体16に固定される。導体円板と磁性体円板とは半径方
向にスリットを有してそのスリットで交差するよう構成
される。図8に於いて,番号84は磁性体円板の断面
を,番号86は半周分進んだ位置にある磁性体円板の断
面を示し,番号85はさらに周方向に進んだ磁性体円板
の端面を示している。また番号81は導体円板の断面
を,番号83は半周分進んだ位置での導体円板の断面
を,番号82は更に周方向に進んだ位置にある導体円板
の端面をそれぞれ示す。回転軸11は表面に斜めのの案
内溝87を有し,固定側の案内ピン88と共に回転軸1
1が回転すると回転軸11を軸方向に偏倚させる。した
がって,回転軸11は回転と共に案内溝87,案内ピン
88により軸方向に移動するので導体円板は磁性体円板
のスリットから軸方向の右に或いは左に移動してコイル
14,15の側から見た面積を変える。
【0039】図9はさらに磁性体円板と導体円板との関
係を説明するためにそれらを斜視図により示している。
図8における磁性体円板と導体円板との関係はほぼ図9
(b)に相当している。図9(a)は回転軸を右回りに
回転させて導体円板を磁性体円板に関して左側に移動さ
せた場合を示し,導体円板は番号91で表している。
【0040】図8,図9を用いて示したように回転軸1
1の回転と共に導体円板は磁性体円板のスリットから軸
方向の右側或いは左側に移動し,コイル14,15それ
ぞれの側から見た導体円板及び磁性体円板の露出面積を
変える。これは既に第一の実施例で説明したようにコイ
ル14,15のインダクタンスを差動的に変え,検出回
路によりディジタル出力として取り出すことが出来る。
計測可能な回転軸11の角度位置範囲に関しては導体円
板の両縁端が磁性体円板のスリット近傍に位置する間で
あるのでほぼスリットの幅で決まり,360度近い計測
範囲が可能となる。第二の実施例では案内溝87,案内
ピン88を用いて回転軸11を変位させたが,磁性体円
板のスリット部における軸方向の開口幅を十分に大とす
れば,それらを不要に出来る。しかし,その場合にはコ
イル14,15と磁性体円板,導体円板との距離が大と
なりコイル14,15の径方向の長さを十分に大とする
必要ともなって角度位置検出器を大径化せざるを得ない
事になる。
【0041】図10は本発明の第三の実施例を示し,回
転軸を軸方向に偏倚させず,コイル14,15間の距離
を小さくし,薄型化を可能にする構造を示す。同図に於
いて,磁性体円板は薄いフレキシブルな樹脂膜上にフェ
ライトなど微粒子状の磁性紛を塗布,或いは磁性体薄膜
を蒸着,スパッタリング,メッキ等で構成したものを使
用する。図8に示す第二の実施例と同様に両円板はそれ
ぞれ径方向にスリットを有し,そのスリット部で互いに
交差するよう配置される。図10に於いて,番号10
1,102,103は図8の第二の実施例と同様に回転
軸11上で周方向と軸方向とに順次変位させて固定した
導体円板を示し,番号104,105,106,10
7,108は磁性体円板の部分を示す。また,番号10
9は磁性体円板が部分的に軸方向に偏倚しやすいよう設
けた環状凹部を示す。
【0042】導体円板101,102,103は回転軸
11の回転と共に磁性体円板104,105,106,
107,108と摺動しながら,磁性体円板の一部を軸
方向に偏倚させるので導体円板及び磁性体円板部分での
軸方向厚みを小さく抑えることが出来,コイル14,1
5と磁性体円板,導体円板との間の距離を小さく設定で
きる。これはまたコイルの径方向の長さを小さく設定で
きる事にもなり第三の実施例により角度位置検出器の薄
型化と共に小径化をも実現できることになる。
【0043】図11は磁性体円板111の平面図を示
し,径方向に小スリットを有して導体円板に押されて軸
方向への局部的な偏倚が容易となる構造を示す。番号1
09は図10に示した環状凹部を示し,その環状凹部1
09近傍に複数の径方向の小スリット114を設ける。
この小スリット114により導体円板により磁性体円板
が局部的に軸方向に押されてスムーズに微小変位容易と
させることが出来る。番号113は回転軸11が通る
穴,番号112は導体円板と交差するためのスリットを
それぞれ示す。
【0044】図10,図11で示す磁性体円板及び導体
円板は一部で摺動する事を想定しているのでそれらの磁
性体円板の表面に潤滑処理を施すことは好ましく,耐久
性を向上出来ることになる。導体円板は摩擦による静電
気を逃しやすくするために導体部を露出させることが望
ましいが,別途潤滑処理膜と共に静電対策用の膜を形成
しても良い。また実施例では磁性体円板のみをフレキシ
ブルに構成したが,導体円板或いは双方をフレキシブル
に構成する事も出来る。
【0045】第一,第二,第三の実施例ではコイルを二
つ用いて差動構成にした例を示したが,コイルは1個と
して他のコイル部分を抵抗で置き換えても本実施例で適
用した検出回路は動作し,コイルの無い分のみ薄型にも
低コスト型にも出来る。その場合は特願2002−70
89に記述されているようにさらに抵抗に起因するパル
ス幅を監視して検出部の温度補償も可能になる。
【0046】磁性体には金属系,フェライト系等様々な
材料が存在し,本発明では何れの磁性体でも使用可能で
ある。しかし,本発明の趣旨からは交流磁束に対して磁
気抵抗が小となる磁性体材料を期待しているので電気抵
抗の比較的大きなフェライト系材料では問題は少ない
が,金属系材料では電気抵抗が比較的小さく交流磁束に
対して渦電流を生じ,実質的に磁気抵抗が小さくならな
い或いは交流磁束の周波数に磁気抵抗が依存するという
問題を生じる。したがって,電気抵抗の小さな珪素鋼
板,パーマロイ等金属系の磁性体材料を使用する場合に
は,磁性体円板に半径方向に複数のスリット或いは表面
に半径方向に走る複数の溝を形成し,コイルより加えら
れる交流磁束に対して渦電流が発生し難いよう構成する
事が望ましい。
【0047】本実施例でコイルの形成方法には特に言及
しなかったが,回転軸を巻回するコイルはスパイラル形
状のコイルとして平面的に構成,使用することが出来,
薄膜プロセスで形成されたコイルは検出部の薄型化に効
果がある。
【0048】
【発明の効果】以上の実施例で説明したように本発明の
角度位置検出器は,磁性体及び導体が交流磁束を通し難
いという性質,更に交流磁束の磁気抵抗に関して相反す
る性質を持つ点を利用し,回転軸を巻回するよう構成さ
れたコイルのインダクタンスを回転軸の角度位置によっ
て変化させて角度位置を検知する。
【0049】第一の本発明では,扇形の磁性体板及び導
体板それぞれの軸方向から見た露出面積を回転軸の角度
位置により異ならせる構造により180度程度までの絶
対角度位置の検出を可能にし,第二の本発明では,半径
方向にそれぞれスリットを有してスリット部で交差する
磁性体円板,導体円板を一方は固定し,他方は回転軸に
取り付け回転と共に軸方向の一方から見た磁性体円板,
導体円板の露出面積を変え,近傍に配置されたコイルの
インダクタンスを変えさせることで360度近い角度範
囲での絶対角度位置検知を可能にしている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一の実施例の構造を示す。
【図2】 第一の実施例での磁性体板及び導体板の平面
図を示す。
【図3】 磁性体及び導体と交流磁束との関係を説明す
るための図を示す。
【図4】 第一の実施例での出力パルス列を示す。
【図5】 第一の実施例で初期設定を説明する為のブロ
ック図を示す。
【図6】 第一の実施例の初期設定及び通常計測時の概
略動作フロー図を示す。
【図7】 第一の実施例の通常計測時の詳細動作フロー
図を示す。
【図8】 本発明の第二の実施例の構造を示す。
【図9】 第二の実施例での磁性体板及び導体板の斜視
図を示す。
【図10】 本発明の第三の実施例の構造を示す。
【図11】 第三の実施例における磁性体板の平面図を
示す。
【符号の説明】
11・・・回転軸, 12・・・導体
板,13・・・磁性体板, 14,15・
・コイル,16・・・筐体, 17・
・・軸受け,18,19・・トランジスタ, 1a
・・・コンデンサ,1b,1c・・抵抗,
1d・・・コンパレータ,1e・・・マイクロコンピ
ュータ, 1f・・・メモリ,31・・・コイル,
32・・・磁束,33・・・磁性体板,
34・・・磁束,35・・・導電体板,
36・・・磁束,41・・・時間,
42,43・・出力パルス列,44・・・
小さい時間間隔のパルス列,51・・・検出部,
52・・・検出回路部,53・・・自励発振
回路, 54・・・制御回路,55・・・メモ
リ, 56・・・初期設定制御部,57
・・・アクチュエータ, 58・・・連結棒,8
1,82,83・・導体円板, 84,85,86・
・磁性体円板,87・・・案内溝, 8
8・・・案内ピン,91・・・導体円板,101,10
2,103・・導体円板,104,105,106,1
07,108・・磁性体円板,109・・・環状凹部,
111・・・磁性体円板, 112・・・スリ
ット,113・・・回転軸の通る穴, 114・・
・小スリット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性体及び非磁性の導体それぞれで構成
    される扇形板と,回転軸と,回転軸を巻回するよう形成
    された一つ或いは二つのコイルと,インダクタンス検出
    回路とよりなり,前記二つの扇形板の何れかは外周部を
    固定され,他方の扇形板は前記回転軸に固定されて回転
    軸の回転に伴って微小間隙を保持して重なり合う面積を
    変えるよう構成され,前記コイルは前記磁性体扇形板及
    び非磁性の導体扇形板の軸方向一方の側或いは両側に対
    向配置され,回転軸の回転と共に変化するコイルのイン
    ダクタンスをインダクタンス検出回路により検出して回
    転軸の角度位置を検出することを特徴とする角度位置検
    出器
  2. 【請求項2】 磁性体円板と,非磁性の導体円板と,回
    転軸と,回転軸を巻回するよう形成された一つ或いは二
    つのコイルと,インダクタンス検出回路とよりなり,前
    記二つの円板の何れかは外周部を固定され,他方の円板
    は前記回転軸に固定され,両者はそれぞれ半径方向にス
    リットを有してそのスリットで交差して一方の軸方向か
    ら見た前記磁性体円板及び非磁性の導体円板の露出面積
    が回転軸の回転と共に変化するよう構成され,前記コイ
    ルは前記磁性体円板及び非磁性の導体円板の軸方向一方
    の側或いは両側に対向配置され,回転軸の回転と共に変
    化するコイルのインダクタンスをインダクタンス検出回
    路により検出して回転軸の角度位置を検出することを特
    徴とする角度位置検出器
  3. 【請求項3】 請求項2記載の角度位置検出器に於い
    て,回転軸は回転と共に軸方向に偏倚する手段を有して
    スリットで交差する磁性体円板及び導体円板が接触しな
    いよう構成したことを特徴とする角度位置検出器
  4. 【請求項4】 請求項2記載の角度位置検出器に於い
    て,磁性体円板或いは導体円板或いは双方を柔軟性を有
    する素材、或いは柔軟な基材上に磁性体層或いは導体層
    を形成して構成した事を特徴とする角度位置検出器
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