JP2000027064A - 不織布からなる繊維製品 - Google Patents
不織布からなる繊維製品Info
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- JP2000027064A JP2000027064A JP10202692A JP20269298A JP2000027064A JP 2000027064 A JP2000027064 A JP 2000027064A JP 10202692 A JP10202692 A JP 10202692A JP 20269298 A JP20269298 A JP 20269298A JP 2000027064 A JP2000027064 A JP 2000027064A
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- acrylate
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 電気的な加温によらないで、肌触りがよく、
かつ、暖かく感じる不織布からなる繊維製品を提供す
る。 【構成】 アクリル系繊維と、カルボキシル基がNa型あ
るいはCa型であるアクリレート系繊維またはレーヨンを
特定量以上含み、かつ目付けが150g/m2 以下の不
織布からなる繊維製品。 【効果】 肌に接触させて使うとき、肌触りが良く、暖
かさを感じる。
かつ、暖かく感じる不織布からなる繊維製品を提供す
る。 【構成】 アクリル系繊維と、カルボキシル基がNa型あ
るいはCa型であるアクリレート系繊維またはレーヨンを
特定量以上含み、かつ目付けが150g/m2 以下の不
織布からなる繊維製品。 【効果】 肌に接触させて使うとき、肌触りが良く、暖
かさを感じる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、暖かく肌触りの良
い不織布からなる繊維製品に関する。本発明でいう製品
とは、アクリル系繊維とNa型あるいはCa型のアクリ
レ−ト系繊維またはレ−ヨンを必須成分繊維とする低目
付けの不織布からなる繊維製品であって、ウエットティ
ッシュを含むティッシュ類、お絞り、タオル、パウダ
−、失禁パンツ、失禁パッド、ライナ−等の形態をとる
ワイパ−用品、化粧用品あるいは介護用品などを含むも
のである。
い不織布からなる繊維製品に関する。本発明でいう製品
とは、アクリル系繊維とNa型あるいはCa型のアクリ
レ−ト系繊維またはレ−ヨンを必須成分繊維とする低目
付けの不織布からなる繊維製品であって、ウエットティ
ッシュを含むティッシュ類、お絞り、タオル、パウダ
−、失禁パンツ、失禁パッド、ライナ−等の形態をとる
ワイパ−用品、化粧用品あるいは介護用品などを含むも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、ウエットティッシュ等の肌を拭い
たり、失禁パンツ等の如く身体に着用して使用するよう
な肌に直接接触する不織布からなる繊維製品の市場が広
がっている。かかる製品の消費者には、肌触りが良く、
かつ、暖かく感じる製品への要望が高まっている。
たり、失禁パンツ等の如く身体に着用して使用するよう
な肌に直接接触する不織布からなる繊維製品の市場が広
がっている。かかる製品の消費者には、肌触りが良く、
かつ、暖かく感じる製品への要望が高まっている。
【0003】それら製品で使われている現状の繊維素材
としては、レ−ヨン、綿、エステルが主である。しか
し、これら素材からの製品は、暖かさと肌触りの良さを
兼ね備えておらず、消費者の要望を十分満たすには至ら
ない。
としては、レ−ヨン、綿、エステルが主である。しか
し、これら素材からの製品は、暖かさと肌触りの良さを
兼ね備えておらず、消費者の要望を十分満たすには至ら
ない。
【0004】即ち、肌触りを良くする目的で、素材の繊
維に柔軟剤を付与したり、繊維の断面を偏平にしたり、
繊維表面をスム−スにする試みもなされたが、肌触りに
は改善が見られるものの暖かさを感じる製品とすること
は出来ていない。
維に柔軟剤を付与したり、繊維の断面を偏平にしたり、
繊維表面をスム−スにする試みもなされたが、肌触りに
は改善が見られるものの暖かさを感じる製品とすること
は出来ていない。
【0005】又、暖かさを付与する目的で、ウエットテ
ィッシュでは、製品パックのままヒ−タにより加温する
加温器を用いる場合がある。この手段は十分効果を示す
ものの電気を必要とし、屋外での使用が困難であり、持
ち運びに不便である等の決定的な欠点がある。
ィッシュでは、製品パックのままヒ−タにより加温する
加温器を用いる場合がある。この手段は十分効果を示す
ものの電気を必要とし、屋外での使用が困難であり、持
ち運びに不便である等の決定的な欠点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、電気
的な加温によらないで、暖かく、かつ、肌触りが良く感
じる不織布からなる繊維製品を提供することにある。
的な加温によらないで、暖かく、かつ、肌触りが良く感
じる不織布からなる繊維製品を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は上記目的を
達成するため鋭意検討した結果、1)不織布からなる繊
維製品中にアクリル系繊維が5wt%以上含まれている
場合には、肌に触れたとき暖かさを感じること(接触温
感)、2)同製品中にアクリレート系繊維10wt%以
上またはレーヨン50wt%以上が含まれ、かつ不織布
の目付が150g/m2 以下であれば肌触りが向上する
こと、を見いだし本発明を完成するに至った。即ち、本
発明の目的は、アクリル系繊維5wt%以上と、カルボ
キシル基がNa型あるいはCa型であるアクリレ−ト系
繊維10wt%以上またはレ−ヨン50wt%以上を含
み、かつ目付が150g/m2 以下の不織布からなる繊
維製品により達成される。
達成するため鋭意検討した結果、1)不織布からなる繊
維製品中にアクリル系繊維が5wt%以上含まれている
場合には、肌に触れたとき暖かさを感じること(接触温
感)、2)同製品中にアクリレート系繊維10wt%以
上またはレーヨン50wt%以上が含まれ、かつ不織布
の目付が150g/m2 以下であれば肌触りが向上する
こと、を見いだし本発明を完成するに至った。即ち、本
発明の目的は、アクリル系繊維5wt%以上と、カルボ
キシル基がNa型あるいはCa型であるアクリレ−ト系
繊維10wt%以上またはレ−ヨン50wt%以上を含
み、かつ目付が150g/m2 以下の不織布からなる繊
維製品により達成される。
【0008】さらに本発明において、採用するアクリル
系繊維とアクリレート系繊維またはレーヨンの繊度が
2.8dtex以下であれば、著しく肌触りが向上した
不織布からなる繊維製品が提供できる。またアクリレー
ト系繊維としては、アクリル系繊維に対してヒドラジン
架橋処理とニトリル基に対する加水分解処理とが施され
てなり、加水分解によって生じたカルボキシル基の量が
2.5meq/g以上である繊維を採用することによ
り、本発明の目的はよりよく達成することができる。
系繊維とアクリレート系繊維またはレーヨンの繊度が
2.8dtex以下であれば、著しく肌触りが向上した
不織布からなる繊維製品が提供できる。またアクリレー
ト系繊維としては、アクリル系繊維に対してヒドラジン
架橋処理とニトリル基に対する加水分解処理とが施され
てなり、加水分解によって生じたカルボキシル基の量が
2.5meq/g以上である繊維を採用することによ
り、本発明の目的はよりよく達成することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳述する。先ず、
本願でいうアクリル系繊維とは、アクリロニトリル(以
下、ANという)を40wt%以上、好ましくは50w
t%以上を含有するAN系重合体により形成された繊維
であり、AN系重合体は、AN単独重合体、ANと他の
モノマ−との共重合体のいずれでも良く、他のモノマ−
としては、ハロゲン化ビニル及びハロゲン化ビニリデ
ン;(メタ)アクリル酸エステル(なお(メタ)の表記
は、該メタの語のついたもの及び付かないものの両方を
表す);(メタ)アリルスルホン酸、P−スチレンスル
ホン酸等のスルホン酸含有モノマ−及びその塩;(メ
タ)アクリル酸、イタコン酸等のカルボン酸基含有モノ
マ−及びその塩;アクリルアミド、スチレン、酢酸ビニ
ル等のその他のモノマ−が挙げられ、共重合体の形成方
法やこれら重合体からのアクリル系繊維の製造手段に限
定はなく、適宜公知の手段例えば湿式紡糸、乾式紡糸、
乾湿式紡糸などが用いられる。かくして製造されるアク
リル系繊維は繊度が2.8dtex以下、さらに好まし
くは0.4dtex〜1.7dtexの細繊度のものが
良い。
本願でいうアクリル系繊維とは、アクリロニトリル(以
下、ANという)を40wt%以上、好ましくは50w
t%以上を含有するAN系重合体により形成された繊維
であり、AN系重合体は、AN単独重合体、ANと他の
モノマ−との共重合体のいずれでも良く、他のモノマ−
としては、ハロゲン化ビニル及びハロゲン化ビニリデ
ン;(メタ)アクリル酸エステル(なお(メタ)の表記
は、該メタの語のついたもの及び付かないものの両方を
表す);(メタ)アリルスルホン酸、P−スチレンスル
ホン酸等のスルホン酸含有モノマ−及びその塩;(メ
タ)アクリル酸、イタコン酸等のカルボン酸基含有モノ
マ−及びその塩;アクリルアミド、スチレン、酢酸ビニ
ル等のその他のモノマ−が挙げられ、共重合体の形成方
法やこれら重合体からのアクリル系繊維の製造手段に限
定はなく、適宜公知の手段例えば湿式紡糸、乾式紡糸、
乾湿式紡糸などが用いられる。かくして製造されるアク
リル系繊維は繊度が2.8dtex以下、さらに好まし
くは0.4dtex〜1.7dtexの細繊度のものが
良い。
【0010】次に、カルボキシル基がNa型あるいはC
a型のアクリレ−ト系繊維は例えば、上記アクリル系重
合体でなる繊維を出発原料とし、ヒドラジンによる架橋
処理とニトリル基に対する加水分解処理、さらに中和処
理により全カルボキシル基中のNa型あるいはCa型の
カルボキシル基量を調整し製造される。また、乾式紡糸
等によるアクリレ−ト系繊維のカルボキシル基をNa型
あるいはCa型化処理した繊維でも良い。このアクリレ
ート系繊維の繊度も上記同様、2.8dtex以下、さ
らに好ましくは0.4dtex〜1.7dtexの細繊
度のものが良い。かかるアクリレート系繊維は吸湿性が
高く、その含有水分のため、繊維表面の摩擦がさがり、
すべりやすく、結果としてこれを含有する不織布からな
る繊維製品の肌触りが著しく向上し、また、製品に抗菌
性の付与も可能である。かかる繊維としては、ヒドラジ
ン架橋による窒素含有量の増加が1.0〜8.0wt%
である架橋アクリル系繊維の残存ニトリル基の一部には
2.5〜6.0meq/gのカルボキシル基が、残部に
はアミド基が加水分解により導入されており、該カルボ
キシル基の一部がNa型あるいはCa型である繊維が挙
げられる。該繊維の20℃、65%RHの飽和吸湿率は
15〜30wt%である。該カルボキシル基の一部がN
a型あるいはCa型でない他のイオン性の低い金属イオ
ン、例えば、Al、Mg、Fe、Znの場合には該アク
リレート系繊維の吸湿性の低下とともにそれを含有せし
めても不織布からなる繊維製品の触感が硬くなり発明が
達成されない。
a型のアクリレ−ト系繊維は例えば、上記アクリル系重
合体でなる繊維を出発原料とし、ヒドラジンによる架橋
処理とニトリル基に対する加水分解処理、さらに中和処
理により全カルボキシル基中のNa型あるいはCa型の
カルボキシル基量を調整し製造される。また、乾式紡糸
等によるアクリレ−ト系繊維のカルボキシル基をNa型
あるいはCa型化処理した繊維でも良い。このアクリレ
ート系繊維の繊度も上記同様、2.8dtex以下、さ
らに好ましくは0.4dtex〜1.7dtexの細繊
度のものが良い。かかるアクリレート系繊維は吸湿性が
高く、その含有水分のため、繊維表面の摩擦がさがり、
すべりやすく、結果としてこれを含有する不織布からな
る繊維製品の肌触りが著しく向上し、また、製品に抗菌
性の付与も可能である。かかる繊維としては、ヒドラジ
ン架橋による窒素含有量の増加が1.0〜8.0wt%
である架橋アクリル系繊維の残存ニトリル基の一部には
2.5〜6.0meq/gのカルボキシル基が、残部に
はアミド基が加水分解により導入されており、該カルボ
キシル基の一部がNa型あるいはCa型である繊維が挙
げられる。該繊維の20℃、65%RHの飽和吸湿率は
15〜30wt%である。該カルボキシル基の一部がN
a型あるいはCa型でない他のイオン性の低い金属イオ
ン、例えば、Al、Mg、Fe、Znの場合には該アク
リレート系繊維の吸湿性の低下とともにそれを含有せし
めても不織布からなる繊維製品の触感が硬くなり発明が
達成されない。
【0011】次に本願発明の不織布からなる繊維製品の
第2の構成成分であるレーヨンは、銅アンモニアレーヨ
ンあるいはビスコースレーヨンの何れでも構わない。か
かるレーヨンの繊度も細繊度のものが推奨され、とくに
2.8dtex以下、さらには0.4〜1.7dtex
のものが好ましい。本発明の不織布からなる繊維製品
は、以上に説明したアクリル系繊維5wt%以上とNa
型あるいはCa型のアクリレ−ト系繊維10wt%以上
またはレ−ヨン50wt%以上を混綿し不織布にした構
造を有するものである。したがって本発明の不織布から
繊維製品は、1つはアクリル系繊維とアクリレート系繊
維の混綿でなるもの、2つにはアクリル系繊維とレーヨ
ンとの混綿になるものを包含する。もちろん各々に対し
成分繊維の比率が維持される範囲内で他の成分繊維を混
綿することはかまわないし、これにより別の機能を付与
したり、製品の原価低減を図るなどを行うことが出来
る。かかる他の成分繊維としては、例えば、ウール、木
綿、エステル、熱融着型のエステル、ナイロンなどが挙
げられる。この混綿方法及び不織布の製造方法に限定は
なく適宜公知の手段が用いられる。このとき不織布の目
付けとしては150g/m2 以下とする必要がある。目
付けが150g/m2 を超えると厚み方向に曲げにくく
なるため肌触りが硬くなる。目付けは小さい程好ましい
が、製造上の制限から10g/m2 が事実上の下限とな
る。
第2の構成成分であるレーヨンは、銅アンモニアレーヨ
ンあるいはビスコースレーヨンの何れでも構わない。か
かるレーヨンの繊度も細繊度のものが推奨され、とくに
2.8dtex以下、さらには0.4〜1.7dtex
のものが好ましい。本発明の不織布からなる繊維製品
は、以上に説明したアクリル系繊維5wt%以上とNa
型あるいはCa型のアクリレ−ト系繊維10wt%以上
またはレ−ヨン50wt%以上を混綿し不織布にした構
造を有するものである。したがって本発明の不織布から
繊維製品は、1つはアクリル系繊維とアクリレート系繊
維の混綿でなるもの、2つにはアクリル系繊維とレーヨ
ンとの混綿になるものを包含する。もちろん各々に対し
成分繊維の比率が維持される範囲内で他の成分繊維を混
綿することはかまわないし、これにより別の機能を付与
したり、製品の原価低減を図るなどを行うことが出来
る。かかる他の成分繊維としては、例えば、ウール、木
綿、エステル、熱融着型のエステル、ナイロンなどが挙
げられる。この混綿方法及び不織布の製造方法に限定は
なく適宜公知の手段が用いられる。このとき不織布の目
付けとしては150g/m2 以下とする必要がある。目
付けが150g/m2 を超えると厚み方向に曲げにくく
なるため肌触りが硬くなる。目付けは小さい程好ましい
が、製造上の制限から10g/m2 が事実上の下限とな
る。
【0012】該繊維製品の150g/m2 以下の低目付
け、好ましくは、10〜40g/m2 の目付けを得るに
は、カ−ド後ウォ−タ−パンチ加工することが、好適で
ある。あるいは、混綿時に前述した他の成分繊維として
熱融着性ファイバ−を混ぜ、カ−ド後ウォ−タ−パンチ
またはニ−ドルパンチ加工し、さらに、エンボス加工、
加熱ロ−ラ、高温乾燥等により熱融着あるいは圧着させ
て、表面をスム−スにしても良い。本発明の不織布から
なる繊維製品の形態としては、ウエットティッシュを含
むティッシュ類、お絞り、タオル、パウダ−、失禁パン
ツ、失禁パッド、ライナ−等のワイパ−用品、化粧用品
あるいは介護用品などの不織布繊維製品で、直接肌に接
触する時に著しい効果を発揮する。
け、好ましくは、10〜40g/m2 の目付けを得るに
は、カ−ド後ウォ−タ−パンチ加工することが、好適で
ある。あるいは、混綿時に前述した他の成分繊維として
熱融着性ファイバ−を混ぜ、カ−ド後ウォ−タ−パンチ
またはニ−ドルパンチ加工し、さらに、エンボス加工、
加熱ロ−ラ、高温乾燥等により熱融着あるいは圧着させ
て、表面をスム−スにしても良い。本発明の不織布から
なる繊維製品の形態としては、ウエットティッシュを含
むティッシュ類、お絞り、タオル、パウダ−、失禁パン
ツ、失禁パッド、ライナ−等のワイパ−用品、化粧用品
あるいは介護用品などの不織布繊維製品で、直接肌に接
触する時に著しい効果を発揮する。
【0013】
【発明の効果】本発明の不織布からなる繊維製品の特徴
は以下のとおりである。 1.肌触りが良い。 2.暖かさを感じる。特に、使用するアクリル系繊維の
繊度を細く、好ましくは0.9dtex以下にすること
で、下記の特徴が得られる。 3.吸水性及び保水性が良い。 4.ワイピング性が良い(特に油汚れに対して)。ま
た、アクリル系繊維にヒドラジン架橋とニトリル基の加
水分解とが施されてなるアクリレート系繊維が該繊維製
品に10wt%以上、好ましくは20wt%以上含まれ
るとき下記の機能を付加できる。 5.抗菌性
は以下のとおりである。 1.肌触りが良い。 2.暖かさを感じる。特に、使用するアクリル系繊維の
繊度を細く、好ましくは0.9dtex以下にすること
で、下記の特徴が得られる。 3.吸水性及び保水性が良い。 4.ワイピング性が良い(特に油汚れに対して)。ま
た、アクリル系繊維にヒドラジン架橋とニトリル基の加
水分解とが施されてなるアクリレート系繊維が該繊維製
品に10wt%以上、好ましくは20wt%以上含まれ
るとき下記の機能を付加できる。 5.抗菌性
【0014】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明はこれに限定されるものではない。以下に
記載の部及び百分率は断りのないかぎり重量基準で示
す。 アクリレ−ト系繊維の製造例1 アクリロニトリル89%及びアクリル酸メチル11%の
アクリロニトリル系重合体を48%のロダンソ−ダ水溶
液で溶解した紡糸原液を常法に従って紡糸、水洗、延
伸、捲縮、熱処理をして、0.9dtex×51mmの
原料アクリル系繊維を得た。この原料繊維1Kgに30
wt%の水加ヒドラジン5Kgを加え、98℃で3時間
架橋処理した。窒素増加量は5.1wt%であった。該
架橋繊維を水洗後、更に、3wt%の水酸化ナトリウム
水溶液5Kgを加え、90℃で2時間ニトリル基を加水
分解した。次いで、1規定の硝酸水溶液で処理して、カ
ルボキシル基をH型に変換し、水洗後、1規定の水酸化
ナトリウム水溶液でpH6.5に調整し、塩化カルシウ
ム、塩化ナトリウム及び水酸化アルミニウムを各々別々
に添加して、60℃で2時間金属塩処理した。十分水洗
した後、脱水、油剤処理を行い、金属塩型カルボキシル
基と架橋を有するアクリレ−ト系繊維を得た。なお得ら
れた繊維の繊度は、2dtex、47mmであった。
尚、含有する塩型のカルボキシル基量は、全カルボキシ
ル基量からH型カルボキシル基量を差し引いた値とす
る。全カルボキシル基量やH型カルボキシル基量及び該
H型の比率は以下の方法により評価したものである。
るが、本発明はこれに限定されるものではない。以下に
記載の部及び百分率は断りのないかぎり重量基準で示
す。 アクリレ−ト系繊維の製造例1 アクリロニトリル89%及びアクリル酸メチル11%の
アクリロニトリル系重合体を48%のロダンソ−ダ水溶
液で溶解した紡糸原液を常法に従って紡糸、水洗、延
伸、捲縮、熱処理をして、0.9dtex×51mmの
原料アクリル系繊維を得た。この原料繊維1Kgに30
wt%の水加ヒドラジン5Kgを加え、98℃で3時間
架橋処理した。窒素増加量は5.1wt%であった。該
架橋繊維を水洗後、更に、3wt%の水酸化ナトリウム
水溶液5Kgを加え、90℃で2時間ニトリル基を加水
分解した。次いで、1規定の硝酸水溶液で処理して、カ
ルボキシル基をH型に変換し、水洗後、1規定の水酸化
ナトリウム水溶液でpH6.5に調整し、塩化カルシウ
ム、塩化ナトリウム及び水酸化アルミニウムを各々別々
に添加して、60℃で2時間金属塩処理した。十分水洗
した後、脱水、油剤処理を行い、金属塩型カルボキシル
基と架橋を有するアクリレ−ト系繊維を得た。なお得ら
れた繊維の繊度は、2dtex、47mmであった。
尚、含有する塩型のカルボキシル基量は、全カルボキシ
ル基量からH型カルボキシル基量を差し引いた値とす
る。全カルボキシル基量やH型カルボキシル基量及び該
H型の比率は以下の方法により評価したものである。
【0015】(1)全カルボキシル基量(meq/g) 十分乾燥した供試繊維約1gを精秤し(Xg)、これに
200mlの1N塩酸水溶液を加え30分間放置した
後、ガラスフィルタ−で濾過し、水を加えて、水洗す
る。この塩酸処理を3回繰り返した後、濾液のpHが5
以上になるまで十分に水洗する。次にこの試料を200
mlの水に入れ1N塩酸水溶液を添加して、pH2にし
た後、0.1N−水酸化ナトリウム水溶液で常法に従っ
て滴定曲線を求めた。該滴定曲線からカルボキシル基に
消費された水酸化ナトリウム水溶液消費量(Yml)を
求め、次式によって全カルボキシル基量を算出した。 全カルボキシル基量(meq/g)=0.1Y/X
200mlの1N塩酸水溶液を加え30分間放置した
後、ガラスフィルタ−で濾過し、水を加えて、水洗す
る。この塩酸処理を3回繰り返した後、濾液のpHが5
以上になるまで十分に水洗する。次にこの試料を200
mlの水に入れ1N塩酸水溶液を添加して、pH2にし
た後、0.1N−水酸化ナトリウム水溶液で常法に従っ
て滴定曲線を求めた。該滴定曲線からカルボキシル基に
消費された水酸化ナトリウム水溶液消費量(Yml)を
求め、次式によって全カルボキシル基量を算出した。 全カルボキシル基量(meq/g)=0.1Y/X
【0016】(2)H型カルボキシル基量(meq/
g) 十分乾燥した供試繊維約1gを精秤し(Xg)、これに
200mlの水と、上記(1)により求めた全カルボキ
シル基量と当量の0.1N水酸化ナトリウム水溶液(Z
1)mlを添加し、1時間攪拌する。ガラスフィルタ−
で繊維を濾別し、濾液を0.1N塩酸水溶液で、フェノ
−ルフタレインを指示薬として常法により中和滴定し
た。消費された塩酸水溶液消費量(Z2ml)を求め、
次式によってH型カルボキシル基量を算出した。 H型カルボキシル基量(meq/g)=0.1(Z1−
Z2)/X 全カルボキシル基量に対するH型カルボキシル基量の比
率であるH型比率は、(2)で得た値を分子とし(1)
の値を分母として求めたmol比率(%)である。
g) 十分乾燥した供試繊維約1gを精秤し(Xg)、これに
200mlの水と、上記(1)により求めた全カルボキ
シル基量と当量の0.1N水酸化ナトリウム水溶液(Z
1)mlを添加し、1時間攪拌する。ガラスフィルタ−
で繊維を濾別し、濾液を0.1N塩酸水溶液で、フェノ
−ルフタレインを指示薬として常法により中和滴定し
た。消費された塩酸水溶液消費量(Z2ml)を求め、
次式によってH型カルボキシル基量を算出した。 H型カルボキシル基量(meq/g)=0.1(Z1−
Z2)/X 全カルボキシル基量に対するH型カルボキシル基量の比
率であるH型比率は、(2)で得た値を分子とし(1)
の値を分母として求めたmol比率(%)である。
【0017】実施例 1 アクリル系繊維は、各種dtexの繊維長51mmの東
洋紡績(株)製エクスランタイプ、レ−ヨン繊維は、
1.7dtex,2.8dtex及び3.3dtex、
繊維長40mm、アクリレ−ト系繊維は、製造例1によ
って得たものを使用した。その他、エステルは、2.7
dtex、繊維長51mmのクラレ(株)製の繊維、熱
融着性繊維は、2.4dtex、繊維長51mmのクラ
レ(株)製の「ソフィット」を使用した。各繊維の所定
量を混綿機にて混綿後40インチフラットカ−ド(共和
機械(株)製)に通過せしめ表1〜4に示す30水準の
カ−ドウエッブを作成した。これを用いてウォ−タ−パ
ンチ法、さらに、140℃のホットエア−での熱融着法
により不織布を得た。肌触りを、4名(A,B,C,
D)の手の触感により判定した。その際、肌触りが悪
く、がさつくものの等級を1とし、肌触りの非常に良い
状態の等級を9とし、1から9の等級に区分して判定を
行った。また、暖かさは接触温冷感のQmax.を、吸
水性を表す吸水長及び飽和保水量を下記の方法で測定し
た。それぞれの結果を表1、表2及び表3に示す。ま
た、ワイピング性試験を下記の方法で測定した。その結
果を表4に示す。
洋紡績(株)製エクスランタイプ、レ−ヨン繊維は、
1.7dtex,2.8dtex及び3.3dtex、
繊維長40mm、アクリレ−ト系繊維は、製造例1によ
って得たものを使用した。その他、エステルは、2.7
dtex、繊維長51mmのクラレ(株)製の繊維、熱
融着性繊維は、2.4dtex、繊維長51mmのクラ
レ(株)製の「ソフィット」を使用した。各繊維の所定
量を混綿機にて混綿後40インチフラットカ−ド(共和
機械(株)製)に通過せしめ表1〜4に示す30水準の
カ−ドウエッブを作成した。これを用いてウォ−タ−パ
ンチ法、さらに、140℃のホットエア−での熱融着法
により不織布を得た。肌触りを、4名(A,B,C,
D)の手の触感により判定した。その際、肌触りが悪
く、がさつくものの等級を1とし、肌触りの非常に良い
状態の等級を9とし、1から9の等級に区分して判定を
行った。また、暖かさは接触温冷感のQmax.を、吸
水性を表す吸水長及び飽和保水量を下記の方法で測定し
た。それぞれの結果を表1、表2及び表3に示す。ま
た、ワイピング性試験を下記の方法で測定した。その結
果を表4に示す。
【0018】(1)Qmax.(cal/(cm2 ・s
ec)) カトーテック株式会社製の測定装置「サーモラボ」を用
いて、あらかじめ水で濡らして含水率を30%にした2
0℃の試料不織布に35℃に加熱した熱板を接触させ、
その際の熱板からの熱移動速度Qを記録し、この時の最
大値をQmax.とする。Qmax.が大きいほど、不
織布からなる繊維製品を使用した人が冷感を感じ、逆
に、小さいほど、暖かさを感じることを意味する。
ec)) カトーテック株式会社製の測定装置「サーモラボ」を用
いて、あらかじめ水で濡らして含水率を30%にした2
0℃の試料不織布に35℃に加熱した熱板を接触させ、
その際の熱板からの熱移動速度Qを記録し、この時の最
大値をQmax.とする。Qmax.が大きいほど、不
織布からなる繊維製品を使用した人が冷感を感じ、逆
に、小さいほど、暖かさを感じることを意味する。
【0019】(2)吸水長(cm) 試料不織布から幅30mm、長さ250mmの試片を切
り出し、あらかじめ水をいれた容器の上に水面下への浸
漬深さが15mmになるようにつり下げ、10分後の水
の吸い上げ高さを測る。この値を吸水長とする。
り出し、あらかじめ水をいれた容器の上に水面下への浸
漬深さが15mmになるようにつり下げ、10分後の水
の吸い上げ高さを測る。この値を吸水長とする。
【0020】(3)飽和保水量(g/g) 試料不織布から10cm四方の試片を切り出し、精秤す
る(W1g)。次に、該試片を20℃の水に1時間浸漬
し、4つの角のうちの1つの角をピンセットでつまみ上
げ、落下する水滴の間隔が10秒以上になった時の含水
試片の重量を精秤し(W2g)、次式により飽和保水量
を求める。 飽和保水量=W2/W1 これら吸水長と飽和保水量は、試料の吸水性と保水性を
表し、これらの性能が高いもの程ウエットティッシュ等
でのワイパー製品に適している。
る(W1g)。次に、該試片を20℃の水に1時間浸漬
し、4つの角のうちの1つの角をピンセットでつまみ上
げ、落下する水滴の間隔が10秒以上になった時の含水
試片の重量を精秤し(W2g)、次式により飽和保水量
を求める。 飽和保水量=W2/W1 これら吸水長と飽和保水量は、試料の吸水性と保水性を
表し、これらの性能が高いもの程ウエットティッシュ等
でのワイパー製品に適している。
【0021】(4)ワイピング性試験 試料不織布をそのままで拭き取り試験に供するDRY法
と、水分を付与してから拭き取り試験に供するWET法
とに分けて試験した。水分の付与方法は、試料布を水に
濡らした後、乾燥機にいれ、水分を70%owfに調整
する。両方法による評価は試験片5cm四方を切り出
し、それをプラスチック容器の外側底面に取り付け、そ
の容器に錘を負荷することにより、10g/cm2 の荷
重下で50cm/秒の速度で汚れを付けたガラス板上を
10回拭き取り、汚れの除去具合を視感で判定する、と
いうものである。尚「汚れ」は、ガラス板上に機械オイ
ルの油汚れとして出光興産製の「ダフニー スーパーメ
カニック 220」を0.4g/m2 になるよう付与し
たものである。視感判定は、汚れが完全に拭き取れたも
のを◎、殆ど汚れは拭き取れているが皮膜が残っている
ものを〇、汚れが拭き取れなかったものを×で表す。
と、水分を付与してから拭き取り試験に供するWET法
とに分けて試験した。水分の付与方法は、試料布を水に
濡らした後、乾燥機にいれ、水分を70%owfに調整
する。両方法による評価は試験片5cm四方を切り出
し、それをプラスチック容器の外側底面に取り付け、そ
の容器に錘を負荷することにより、10g/cm2 の荷
重下で50cm/秒の速度で汚れを付けたガラス板上を
10回拭き取り、汚れの除去具合を視感で判定する、と
いうものである。尚「汚れ」は、ガラス板上に機械オイ
ルの油汚れとして出光興産製の「ダフニー スーパーメ
カニック 220」を0.4g/m2 になるよう付与し
たものである。視感判定は、汚れが完全に拭き取れたも
のを◎、殆ど汚れは拭き取れているが皮膜が残っている
ものを〇、汚れが拭き取れなかったものを×で表す。
【0022】肌触りは、比較例3と本発明1、5からア
クリル系繊維5wt%以上と、カルボキシル基がNa型
あるいはCa型であるアクリレート系繊維10wt%以
上で著しい効果を認めた。また、比較例11からアクリ
レ−ト系繊維がAl型の場合は、Ca型あるいはNa型
に比べて著しく肌触りが低下した。さらに、比較例4、
10と本発明2、6からアクリル系繊維5wt%以上と
レーヨンが50wt%以上で著しい効果を認めた。しか
しながら、比較例7、8からアクリル系繊維5wt%以
上とNa型あるいはCa型であるアクリレート系繊維1
0wt%以上またはレーヨンが50wt%以上でも、目
付けが150g/m2 以下でないと著しい効果は認めな
かった。また、比較例3、4と本発明1、2、14、1
9、21、22、23、24からアクリル系繊維のデニ
−ルが2.8dtex以下で、特に0.9dtex及び
0.4dtexではさらに一層の向上効果を認めた。ま
た、本発明12、13と本発明1、5からアクリレート
系繊維のNa型あるいはCa型のカルボキシル基が2.
5meq/g以上で著しい効果を認めた。
クリル系繊維5wt%以上と、カルボキシル基がNa型
あるいはCa型であるアクリレート系繊維10wt%以
上で著しい効果を認めた。また、比較例11からアクリ
レ−ト系繊維がAl型の場合は、Ca型あるいはNa型
に比べて著しく肌触りが低下した。さらに、比較例4、
10と本発明2、6からアクリル系繊維5wt%以上と
レーヨンが50wt%以上で著しい効果を認めた。しか
しながら、比較例7、8からアクリル系繊維5wt%以
上とNa型あるいはCa型であるアクリレート系繊維1
0wt%以上またはレーヨンが50wt%以上でも、目
付けが150g/m2 以下でないと著しい効果は認めな
かった。また、比較例3、4と本発明1、2、14、1
9、21、22、23、24からアクリル系繊維のデニ
−ルが2.8dtex以下で、特に0.9dtex及び
0.4dtexではさらに一層の向上効果を認めた。ま
た、本発明12、13と本発明1、5からアクリレート
系繊維のNa型あるいはCa型のカルボキシル基が2.
5meq/g以上で著しい効果を認めた。
【0023】比較例20と本発明14、15、16、1
7、18、19に示すようにアクリル系繊維を5wt%
以上でQmaxが下がり、15wt%以上で著しい効果
を認めた。また、その不織布繊維製品を額にのせて体感
により確認できた。体感判定は、有意な差を認めたもの
を〇、差を認めなかったものを×で表す。
7、18、19に示すようにアクリル系繊維を5wt%
以上でQmaxが下がり、15wt%以上で著しい効果
を認めた。また、その不織布繊維製品を額にのせて体感
により確認できた。体感判定は、有意な差を認めたもの
を〇、差を認めなかったものを×で表す。
【0024】また、本発明25と本発明15、16、1
7、18に示すように試料不織布中のアクリル系繊維の
デニ−ルを0.9dtex以下に小さくすると、構成本
数が増加するため、吸水速度の指標である吸水長及び保
水量が向上した。さらに、比較例30と本発明28、2
9に示すように油汚れに対するワイピング性も、アクリ
ル系繊維を含まない場合に比べ、DRY法及びWET法
の両方とも著しく向上した。
7、18に示すように試料不織布中のアクリル系繊維の
デニ−ルを0.9dtex以下に小さくすると、構成本
数が増加するため、吸水速度の指標である吸水長及び保
水量が向上した。さらに、比較例30と本発明28、2
9に示すように油汚れに対するワイピング性も、アクリ
ル系繊維を含まない場合に比べ、DRY法及びWET法
の両方とも著しく向上した。
【0025】
【表1】
【0026】
【表2】
【0027】
【表3】
【0028】
【表4】
Claims (3)
- 【請求項1】 アクリル系繊維5wt%以上と、カルボ
キシル基がNa型あるいはCa型であるアクリレ−ト系
繊維10wt%以上またはレ−ヨン50wt%以上を含
み、かつ目付けが150g/m2 以下の不織布からなる
繊維製品。 - 【請求項2】 アクリル系繊維とアクリレ−ト系繊維ま
たはレーヨンの繊度が、2.8dtex以下であること
を特徴とする請求項1記載の不織布からなる繊維製品。 - 【請求項3】 アクリレ−ト系繊維が、アクリル系繊維
にヒドラジン架橋とニトリル基の加水分解とが施された
カルボキシル基が2.5meq/g以上のものであるこ
とを特徴とする請求項1または請求項2記載の不織布か
らなる繊維製品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10202692A JP2000027064A (ja) | 1998-07-01 | 1998-07-01 | 不織布からなる繊維製品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10202692A JP2000027064A (ja) | 1998-07-01 | 1998-07-01 | 不織布からなる繊維製品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000027064A true JP2000027064A (ja) | 2000-01-25 |
Family
ID=16461584
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10202692A Pending JP2000027064A (ja) | 1998-07-01 | 1998-07-01 | 不織布からなる繊維製品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000027064A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006027911A1 (ja) * | 2004-09-07 | 2006-03-16 | Japan Exlan Company Limited | 高度難燃吸湿性繊維および繊維構造物 |
WO2006027910A1 (ja) * | 2004-09-07 | 2006-03-16 | Japan Exlan Company Limited | 徐吸放湿性架橋アクリル系繊維 |
JP2019170756A (ja) * | 2018-03-29 | 2019-10-10 | ダイワボウホールディングス株式会社 | 液体含浸皮膚被覆シート用不織布および液体含浸皮膚被覆シート |
-
1998
- 1998-07-01 JP JP10202692A patent/JP2000027064A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006027911A1 (ja) * | 2004-09-07 | 2006-03-16 | Japan Exlan Company Limited | 高度難燃吸湿性繊維および繊維構造物 |
WO2006027910A1 (ja) * | 2004-09-07 | 2006-03-16 | Japan Exlan Company Limited | 徐吸放湿性架橋アクリル系繊維 |
US7696283B2 (en) | 2004-09-07 | 2010-04-13 | Japan Exlan Company Limited | Fiber and a fiber structure having a high flame-retarding property and high moisture-absorptive property |
KR101161466B1 (ko) | 2004-09-07 | 2012-07-02 | 니혼 엑스란 고교 (주) | 서흡방습성 가교 아크릴계 섬유 |
KR101258740B1 (ko) | 2004-09-07 | 2013-04-29 | 니혼 엑스란 고교 (주) | 고도 난연흡습성 섬유 및 섬유 구조물 |
JP2019170756A (ja) * | 2018-03-29 | 2019-10-10 | ダイワボウホールディングス株式会社 | 液体含浸皮膚被覆シート用不織布および液体含浸皮膚被覆シート |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050207 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060921 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060929 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070202 |