JP2000021676A - ブリッジ回路用積層電子部品 - Google Patents
ブリッジ回路用積層電子部品Info
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Abstract
介して結線されたダイオードの各々に並列接続して用い
るための機能素子としてのたとえばコンデンサ素子を与
える、いわゆるワンチップ状態のブリッジ回路用積層コ
ンデンサのようなブリッジ回路用積層電子部品を提供す
る。 【解決手段】 コンデンサ本体の側面上の異なる位置に
端子電極TE1〜TE4を形成する。コンデンサ本体
は、複数の誘電体層とコンデンサ素子C1〜C4を与え
るように特定の誘電体層を挟んで対向する状態で形成さ
れた複数の内部電極とを備える。端子電極TE1〜TE
4のうちの2個を1組とする各組の端子電極の間にコン
デンサ素子C1〜C4の各々が取り出されるように、内
部電極が端子電極TE1〜TE4に接続される。端子電
極TE1〜TE4が、それぞれ、ブリッジ回路を構成す
るダイオードの各々の端子に接続される。
Description
構成するように結線された電気素子の各々に並列接続し
て用いるためのたとえばコンデンサ素子のような機能素
子を与える、ブリッジ回路用積層電子部品に関するもの
である。
4をもって構成されたブリッジ回路1が示されている。
4個のダイオードD1〜D4は、各々の端子T1〜T4
を介して結線されることによって、ブリッジ回路1を構
成している。
イオードD1〜D4の保護のため、より特定的には、サ
ージ電流吸収のため、図13において破線で示すよう
に、ダイオードD1〜D4の各々に機能素子としてのコ
ンデンサC1〜C4を並列接続して用いることがある。
ジ回路1は、しばしば、パッケージ化された1個の部品
として取り扱えるような形態をもって提供されている。
このようなブリッジ回路1の部品形態は、ブリッジ回路
1を組み立てるための手間を省き、また、ブリッジ回路
1の取り扱いを容易にする。
いては、ブリッジ回路1がパッケージ化されているにも
かかわらず、それぞれ別々のディスクリートな部品とし
て用意され、このようなディスクリートな部品としての
コンデンサC1〜C4の各々を、個々に、ダイオードD
1〜D4の対応のものと並列接続するように実装してい
るのが現状である。
た、コンデンサC1〜C4の各々を実装するための回路
パターンを回路基板側で用意しておく必要がある、とい
う問題がある。
な問題を解決し得る、ブリッジ回路と組み合わせて使用
するのに適した、たとえばコンデンサ素子のような機能
素子を与えるブリッジ回路用積層電子部品を提供しよう
とすることである。
ッジ回路を構成するように各々の端子を介して結線され
た3個以上の電気素子の各々に並列接続して用いるため
の3個以上の機能素子を与える、ブリッジ回路用積層電
子部品が提供される。
品は、上述した技術的課題を解決するため、相対向する
2つの主面とこれら2つの主面間を連結する側面とを有
する電子部品本体と、各電気素子の各端子にそれぞれ接
続されるためのものであって、電子部品本体の側面上の
異なる位置に形成された3個以上の端子電極とを備え
る。電子部品本体は、主面の延びる方向に延びかつ積層
された複数の機能材料層と、3個以上の機能素子を与え
るように特定の機能材料層を挟んで対向する状態で形成
された複数の内部電極とを備える。そして、これら内部
電極が前述した端子電極に接続されるが、この接続態様
は、端子電極のうちの2個を1組とする各組の端子電極
の間に各機能素子がそれぞれ取り出されるように選ばれ
る。
れる組をなす端子電極は、互いに隣り合うように位置さ
れていることが好ましい。
置が、当該端子電極に接続されるべきブリッジ回路の各
端子の位置に対応していることが好ましい。
は、たとえば、直方体状のように、複数の側面を有して
いて、端子電極は、これら複数の側面の各々上に分布す
るように形成されることが好ましい。
層コンデンサを提供しようとするときには、機能材料層
が誘電体層とされ、それによって、機能素子がコンデン
サ素子となるようにされる。
電子部品が適用されるブリッジ回路を構成する電気素子
は、たとえばダイオードである。
1の実施形態によるブリッジ回路用積層電子部品として
のブリッジ回路用積層コンデンサ10を説明するための
もので、図1は、ブリッジ回路用積層コンデンサ10が
与える等価回路図であり、図2は、ブリッジ回路用積層
コンデンサ10の外観を示す平面図であり、図3は、図
2に示したブリッジ回路用積層コンデンサ10を構成す
る機能材料層としての誘電体層11〜15をそれぞれ示
す平面図である。
は、図13に示したブリッジ回路1と組み合わせて使用
されるものであって、図13に示した機能素子としての
コンデンサC1〜C4を与えるものである。
ンサ10は、図2に示すように、相対向する2つの主面
16および17とこれら2つの主面16および17間を
連結する4つの側面18、19、20および21とを有
する電子部品本体としてのコンデンサ本体22と、コン
デンサ本体22の側面18〜21の各々上に1個ずつ分
布するように形成された4個の端子電極TE1、TE
2、TE3およびTE4とを備えている。
ように、主面16および17の延びる方向に延びかつ積
層された、たとえばセラミック誘電体からなる複数の誘
電体層11〜15と、これら誘電体層11〜15上にそ
れぞれ形成された内部電極23〜27とを備えている。
これら内部電極23〜27は、図1に示した機能素子と
してのコンデンサ素子C1〜C4を与えるように、コン
デンサ本体22に備える誘電体層11〜15を含む複数
の誘電体層のうちの特定のものを挟んで対向する状態と
なっている。なお、誘電体層11上に、内部電極23を
覆って、他の誘電体層が形成されるようにされてもよい
ことは言うまでもない。
に、内部電極23および27は端子電極TE1に接続さ
れ、内部電極24は端子電極TE2に接続され、内部電
極25は端子電極TE3に接続され、内部電極26は端
子電極TE4に接続されている。
向によってコンデンサ素子C1が形成され、このコンデ
ンサ素子C1が隣り合う端子電極TE1およびTE2の
間に取り出される。同様に、内部電極24および25の
対向によってコンデンサ素子C2が形成され、このコン
デンサ素子C2が端子電極TE2およびTE3の間に取
り出される。また、内部電極25および26の対向によ
ってコンデンサ素子C3が形成され、このコンデンサ素
子C3が端子電極TE3およびTE4の間に取り出され
る。また、内部電極26および27の対向によってコン
デンサ素子C4が形成され、このコンデンサ素子C4が
端子電極TE4およびTE1の間に取り出される。
をより大きくするため、図3に示した誘電体層12〜1
5の積層をさらに繰り返すようにしてもよい。
デンサ10は、図1に示すように、4個のコンデンサ素
子C1〜C4がブリッジ回路の形に結線された等価回路
を実現する。
は、いわゆるワンチップの状態であり、また、図13に
示した端子T1〜T4にそれぞれ対応する端子電極TE
1〜TE4を備えているので、端子電極TE1〜TE4
をそれぞれ端子T1〜T4に接続するように実装すれ
ば、図13において破線で示すように、ダイオードD1
〜D4の各々にコンデンサ素子C1〜C4の各々が並列
接続された状態が得られる。
ケージで構成されるときには、いわゆるワンチップ状態
にあるブリッジ回路用積層コンデンサ10は、次のよう
な便利な使用方法も可能にする。すなわち、ブリッジ回
路1を構成するパッケージのたとえば上面に端子T1〜
T4が設けられている場合、この上面にブリッジ回路用
積層コンデンサ10を搭載し、端子電極TE1〜TE4
を端子T1〜T4に接続するといった簡単な作業によっ
て、ブリッジ回路用積層コンデンサ10を所望の実装状
態とすることができる。
ジ回路用積層コンデンサ10の端子電極TE1〜TE4
の各々の位置は、ブリッジ回路1の端子T1〜T4の各
々の位置に対応していることが好ましい。
いて、たとえば、端子T1およびT4間にダイオードD
4が接続されない場合、上述したブリッジ回路用積層コ
ンデンサ10において、端子電極TE1およびTE4間
にコンデンサ素子C4が接続されないように、すなわ
ち、端子電極TE1およびTE4間が絶縁されるように
する変更も可能である。このような変更を行なうには、
図3に示した内部電極27を形成しないようにすればよ
い。また、同様の変更が、所望に応じて、他の端子電極
間でも行なうことができる。
形態によるブリッジ回路用積層電子部品としてのブリッ
ジ回路用積層コンデンサ30を説明するためのもので、
図4は、ブリッジ回路用積層コンデンサ30が適用され
るブリッジ回路3を示す回路図であり、図5は、ブリッ
ジ回路用積層コンデンサ30が与える等価回路図であ
り、図6は、ブリッジ回路用積層コンデンサ30の外観
を示す平面図であり、図7は、ブリッジ回路用積層コン
デンサ30を構成する複数の機能材料層としての誘電体
層31〜39をそれぞれ示す平面図である。
層コンデンサ30が適用されるブリッジ回路3は、8個
のダイオードD11〜D18が、各々の端子T11〜T
18を介して結線されて構成されたものである。
は、図5に示すように、ブリッジ回路3を構成する8個
のダイオードD11〜D18の各々に並列接続して用い
るための機能素子としての8個のコンデンサ素子C11
〜C18を備えている。
ンサ30は、図6に示すように、相対向する2つの主面
40および41とこれら主面40および41間を連結す
る4つの側面42、43、44および45とを有する電
子部品本体としてのコンデンサ本体46と、コンデンサ
本体46の4つの側面42〜45のそれぞれに2個ずつ
分布して形成された8個の端子電極TE11〜TE18
とを備えている。
に、主面40および41の延びる方向に延びかつ積層さ
れた複数の誘電体層31〜39と、誘電体層31〜39
の各々上に形成された複数の内部電極47〜55とを備
えている。これら内部電極47〜55は、誘電体層31
〜39を含む複数の誘電体層のうちの特定のものを挟ん
で対向している。なお、誘電体層31上に、内部電極4
7を覆って、他の誘電体層が形成されるようにされても
よいことは言うまでもない。
に、内部電極47および55は端子電極TE11に接続
され、内部電極48は端子電極TE12に接続され、内
部電極49は端子電極TE13に接続され、内部電極5
0は端子電極TE14に接続され、内部電極51は端子
電極TE15に接続され、内部電極52は端子電極TE
16に接続され、内部電極53は端子電極TE17に接
続され、内部電極54は端子電極TE18に接続され
る。
よびTE12の間には、内部電極47および48の対向
によって形成されたコンデンサ素子C11が取り出され
る。隣り合う端子電極TE12およびTE13の間に
は、内部電極48および49の対向によるコンデンサ素
子C12が取り出される。隣り合う端子電極TE13お
よびTE14の間には、内部電極49および50の対向
によるコンデンサ素子C13が取り出される。隣り合う
端子電極TE14およびTE15の間には、内部電極5
0および51の対向によるコンデンサ素子C14が取り
出される。隣り合う端子電極TE15およびTE16の
間には、内部電極51および52の対向によるコンデン
サ素子C15が取り出される。隣り合う端子電極TE1
6およびTE17の間には、内部電極52および53の
対向によるコンデンサ素子C16が取り出される。隣り
合う端子電極TE17およびTE18の間には、内部電
極53および54の対向によるコンデンサ素子C17が
取り出される。隣り合う端子電極TE18およびTE1
1の間には、内部電極54および55の対向によるコン
デンサ素子C18が取り出される。
容量をより大きくするため、図7に示した誘電体層32
〜39の積層をさらに繰り返すようにしてもよい。
電極TE11〜TE18を介して8個のコンデンサ素子
C11〜C18がブリッジ回路を構成するように結線さ
れた、ブリッジ回路用積層コンデンサ30が得られる。
は、前述したブリッジ回路用積層コンデンサ10の場合
と同様の使用方法に基づき、図4に示したブリッジ回路
3と組み合わせて使用することができる。
30の端子電極TE11〜TE18の各々がブリッジ回
路3の端子T11〜T18の対応のものに接続されるこ
とによって、ダイオードD11〜D18の各々にコンデ
ンサ素子C11〜C18の各々が並列接続され、これら
コンデンサ素子C11〜C18をダイオードD11〜D
18のサージ電流吸収用として機能させることができ
る。
30の端子電極TE11〜TE18の各々の位置が、ブ
リッジ回路3の端子T11〜T18の各々の位置に対応
していることが好ましい。
て、たとえば、端子T11およびT18間にダイオード
D18が接続されない場合、上述したブリッジ回路用積
層コンデンサ30において、端子電極TE11およびT
E18間にコンデンサ素子C18が接続されないよう
に、すなわち、端子電極TE11およびTE18間が絶
縁されるようにする変更も可能である。このような変更
を行なうには、図7に示した内部電極39を形成しない
ようにすればよい。また、同様の変更が、所望に応じ
て、他の端子電極間でも行なうことができる。
ブリッジ回路用積層電子部品としてのブリッジ回路用積
層コンデンサ30aを示す、図6に相当する図である。
図8において、図6に示した要素に相当する要素には同
様の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
サ30aにおいては、図6に示したブリッジ回路用積層
コンデンサ30に比べて、電子部品本体としてのコンデ
ンサ本体46aの側面42〜45の各々上に、それぞ
れ、端子電極TE19〜TE22がさらに加えられてい
ることを特徴としており、全体として12個の端子電極
TE11〜TE22が、3個ずつ、側面42〜45の各
々上に分布して形成されている。
30aのためのコンデンサ本体46aを得るためには、
図7に示した内部電極47および48の間、内部電極4
9および50の間、内部電極51および52の間、なら
びに内部電極53および54の間に、それぞれ、内部電
極および誘電体層を追加し、この追加された内部電極に
端子電極TE19〜TE22がそれぞれ接続されるよう
にすればよい。
サ30aによれば、図4に示したブリッジ回路3におい
て、ダイオードD11〜D18の数を12個まで増やし
たブリッジ回路に対して適用されることができる。
ジ回路のダイオードの数に応じて、端子電極、内部電極
および誘電体層の各数を増減することができる。
施形態によるブリッジ回路用積層電子部品としてのブリ
ッジ回路用積層コンデンサ60を説明するためのもの
で、図9は、ブリッジ回路用積層コンデンサ60が適用
されるブリッジ回路6を示す回路図であり、図10は、
ブリッジ回路用積層コンデンサ60が与える等価回路図
であり、図11は、ブリッジ回路用積層コンデンサ60
の外観を示す平面図であり、図12は、ブリッジ回路用
積層コンデンサ60を構成する複数の機能材料層として
の誘電体層61〜69をそれぞれ示す平面図である。
デンサ60が適用されるブリッジ回路6は、16個のダ
イオードD31〜D46が各々の端子T31〜T42を
介して結線されて構成されている。
用積層コンデンサ60は、図9に示したブリッジ回路6
を構成する16個のダイオードD31〜D46の各々に
並列接続して用いるための機能素子としての16個のコ
ンデンサ素子C31〜C46を与えるものであり、ブリ
ッジ回路6の12個の端子T31〜T42にそれぞれ対
応する12個の端子電極TE31〜TE42を備えてい
る。
コンデンサ60は、相対向する2つの主面70および7
1とこれら主面70および71間を連結する4つの側面
72、73、74および75とを有する電子部品本体と
してのコンデンサ本体76を備え、上述の12個の端子
電極TE31〜TE42は、4つの側面72〜75の各
々に、3個ずつ分布するように形成されている。
に、主面70および71の延びる方向に延びかつ積層さ
れた複数の誘電体層61〜69と、コンデンサ素子C3
1〜C46を与えるように誘電体層61〜69の特定の
ものを挟んで対向する状態で形成された複数の内部電極
77〜89とを備えている。なお、誘電体層61上に、
内部電極78を覆って、他の誘電体層が形成されるよう
にされてもよいことは言うまでもない。
ように、内部電極77〜88は、それぞれ、端子電極T
E31〜TE42に接続され、また、内部電極89は端
子電極TE32に接続されている。
サ素子C31は、内部電極77および78の対向によっ
て形成され、端子電極TE31およびTE32の間に取
り出される。
よび79の対向によって形成され、端子電極TE32お
よびTE33の間に取り出される。
よび81の対向によって形成され、端子電極TE31お
よびTE35の間に取り出される。
よび81の対向によって形成され、端子電極TE33お
よびTE35の間に取り出される。
よび81の対向によって形成され、端子電極TE34お
よびTE35の間に取り出される。
よび82の対向によって形成され、端子電極TE35お
よびTE36の間に取り出される。
よび84の対向によって形成され、端子電極TE34お
よびTE38の間に取り出される。
よび84の対向によって形成され、端子電極TE36お
よびTE38の間に取り出される。
よび84の対向によって形成され、端子電極TE37お
よびTE38の間に取り出される。
よび85の対向によって形成され、端子電極TE38お
よびTE39の間に取り出される。
よび87の対向によって形成され、端子電極TE37お
よびTE41の間に取り出される。
よび87の対向によって形成され、端子電極TE39お
よびTE41の間に取り出される。
よび87の対向によって形成され、端子電極TE40お
よびTE41の間に取り出される。
よび88の対向によって形成され、端子電極TE41お
よびTE42の間に取り出される。
よび89の対向によって形成され、端子電極TE40お
よびTE32の間に取り出される。
よび89の対向によって形成され、端子電極TE42お
よびTE32の間に取り出される。
容量をより大きくするため、図12に示した誘電体層6
2〜69の積層をさらに繰り返すようにしてもよい。
層コンデンサ60は、その端子電極TE31〜TE42
がブリッジ回路6の端子T31〜T42に接続された状
態とされることによって、ブリッジ回路6のダイオード
D31〜D46の各々にコンデンサ素子C31〜C46
の各々が並列接続された状態とすることができる。
60の端子電極TE31〜TE42の各々の位置が、ブ
リッジ回路6の端子T31〜T42の各々の位置に対応
していることが好ましい。
て、たとえば、端子T32およびT40間ならびに端子
T32およびT42間にダイオードD45およびD46
がそれぞれ接続されない場合、上述したブリッジ回路用
積層コンデンサ60において、端子電極TE32および
TE40間ならびに端子電極TE32およびTE42間
にコンデンサ素子C45およびC46がそれぞれ接続さ
れないように、すなわち、端子電極TE32およびTE
40間ならびに端子電極TE32およびTE42間がそ
れぞれ絶縁されるようにする変更も可能である。このよ
うな変更を行なうには、図12に示した内部電極89を
形成しないようにすればよい。また、同様の変更が、所
望に応じて、他の端子電極間でも行なうことができる。
して説明したが、この発明の範囲内において、その他、
種々の実施形態が可能である。
サ素子を与えるブリッジ回路用積層コンデンサに関する
ものであったが、機能材料層としての誘電体層を、たと
えばバリスタ材料層に置き換えることにより、バリスタ
素子を与えることができ、バリスタのサージ電流吸収機
能を利用したブリッジ回路用積層電子部品を提供するこ
ともできる。さらに、機能材料層として、その他、種々
の機能材料を用いることができ、それによって、種々の
機能素子を与えるブリッジ回路用積層電子部品を提供す
ることもできる。
て、形成される内部電極の数およびパターン、与えられ
る機能素子の数および接続態様、ならびに端子電極の数
および位置等については、適用されるブリッジ回路の構
成に応じて適宜変更することができる。
形状は、図示の実施形態では、2つの主面とこれら2つ
の主面間を連結する4つの側面とを有する直方体の形状
であったが、たとえば、三角柱、多角柱、円柱等の他の
形状であってもよい。
電子部品が適用されるブリッジ回路に備える電気素子と
しては、図示した実施形態のように、ダイオードに限ら
ず、たとえば、ホイーストンブリッジ回路を構成する抵
抗等の他の電気素子であってもよい。
ッジ回路を構成する3個以上の電気素子の各端子にそれ
ぞれ接続されるための3個以上の端子電極が電子部品本
体の側面上の異なる位置に形成され、電子部品本体は、
複数の機能材料層と、3個以上の機能素子を与えるよう
に特定の機能材料層を挟んで対向する状態で形成された
複数の内部電極とを備え、端子電極のうちの2個を1組
とする各組の端子電極の間に各機能素子がそれぞれ取り
出されるように、内部電極が端子電極に接続されてい
る、ブリッジ回路用積層コンデンサが提供される。
デンサは、いわゆるワンチップの状態で取り扱うことが
でき、その端子電極を、ブリッジ回路を構成する電気素
子の各々の端子に接続するだけで、ブリッジ回路の電気
素子の各々に機能素子を並列接続した状態として、電気
素子に対して、サージ電流吸収のような保護等の機能を
働かせ得る状態とすることができる。
接続するための手間を大幅に省くことができ、実装のた
めのコストを低減することができる。特に、ブリッジ回
路がパッケージ化されているとき、このような効果が特
に有効に働く。
れる組をなす端子電極が互いに隣り合うように位置され
ていると、これら端子電極とブリッジ回路に備える端子
との接続において、隣り合う端子電極の各々を、ブリッ
ジ回路を構成する各電気素子の両端の端子にそれぞれ接
続すればよいので、各端子に接続されるべき端子電極を
容易に選び出すことができるとともに、接続の誤りも生
じにくくすることができる。
置がこれら端子電極に接続されるべきブリッジ回路の各
端子の位置に対応していると、ブリッジ回路の端子と端
子電極とを接続するにあたり、接続の誤りが生じる余地
がほとんどないばかりでなく、パッケージ化されたブリ
ッジ回路のたとえば上面上に端子を形成しておき、ここ
にブリッジ回路用積層コンデンサを搭載することによっ
て、各端子と各端子電極とを直接接触させて接続を図
る、という極めて簡単な実装方法および便利な使用方法
が可能になる。
複数の側面を有するとき、端子電極が複数の側面の各々
上に分布するように形成されると、各端子電極を、互い
に隣り合う端子電極に対して十分な距離を保ちながら無
理なく側面上に形成できるようになる。このことは、ま
た、内部電極についても、各々の引出し部のパターンを
無理なく設計できることをも意味する。
用積層電子部品としてのブリッジ回路用積層コンデンサ
10が与える等価回路図である。
0の外観を示す平面図である。
の誘電体層11〜15をそれぞれ示す平面図である。
用積層電子部品としてのブリッジ回路用積層コンデンサ
30が適用されるブリッジ回路3を示す回路図である。
利に用いられるブリッジ回路用積層コンデンサ30が与
える等価回路図である。
0の外観を示す平面図である。
の誘電体層31〜39をそれぞれ示す平面図である。
用積層電子部品としてのブリッジ回路用積層コンデンサ
30aの外観を示す平面図である。
用積層電子部品としてのブリッジ回路用積層コンデンサ
60が適用されるブリッジ回路6を示す回路図である。
有利に用いられるブリッジ回路用積層コンデンサ60が
与える等価回路図である。
サ60の外観を示す平面図である。
複数の誘電体層61〜69をそれぞれ示す平面図であ
る。
示す回路図である。
ンサ(ブリッジ回路用積層電子部品) 11〜15,31〜39,61〜69 誘電体層(機能
材料層) 16,17,40,41,70,71 主面 18〜21,42〜45,72〜75 側面 22,46,46a,76 コンデンサ本体(電子部品
本体) 23〜27,47〜55,77〜89 内部電極 D1〜D4,D11〜D18,D31〜D46 ダイオ
ード(電気素子) T1〜T4,T11〜T18,T31〜T42 端子 C1〜C4,C11〜C18,C31〜C46 コンデ
ンサ素子(機能素子) TE1〜TE4,TE11〜TE22,TE31〜TE
42 端子電極
Claims (6)
- 【請求項1】 ブリッジ回路を構成するように各々の端
子を介して結線された3個以上の電気素子の各々に並列
接続して用いるための3個以上の機能素子を与える、ブ
リッジ回路用積層電子部品であって、 相対向する2つの主面と前記2つの主面間を連結する側
面とを有する電子部品本体と、 各前記電気素子の各前記端子にそれぞれ接続されるため
のものであって、前記電子部品本体の前記側面上の異な
る位置に形成された3個以上の端子電極とを備え、 前記電子部品本体は、前記主面の延びる方向に延びかつ
積層された複数の機能材料層と、前記3個以上の機能素
子を与えるように特定の前記機能材料層を挟んで対向す
る状態で形成された複数の内部電極とを備え、 前記端子電極のうちの2個を1組とする各組の端子電極
の間に各前記機能素子がそれぞれ取り出されるように、
前記内部電極が前記端子電極に接続されている、ブリッ
ジ回路用積層電子部品。 - 【請求項2】 各前記機能素子が取り出される組をなす
前記端子電極は、互いに隣り合うように位置されてい
る、請求項1に記載のブリッジ回路用積層電子部品。 - 【請求項3】 各前記端子電極の位置が、当該端子電極
に接続されるべきブリッジ回路の各端子の位置に対応し
ている、請求項1または2に記載のブリッジ回路用積層
電子部品。 - 【請求項4】 前記電子部品本体は複数の前記側面を有
し、前記端子電極は、前記複数の側面の各々上に分布す
るように形成されている、請求項1ないし3のいずれか
に記載のブリッジ回路用積層電子部品。 - 【請求項5】 前記機能材料層が誘電体層であり、前記
機能素子がコンデンサ素子である、請求項1ないし4の
いずれかに記載のブリッジ回路用積層電子部品。 - 【請求項6】 前記電気素子はダイオードである、請求
項1ないし5のいずれかに記載のブリッジ回路用積層電
子部品。
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7211894B2 (en) | 2003-06-23 | 2007-05-01 | Intel Corporation | Capacitor-related systems for addressing package/motherboard resonance |
-
1998
- 1998-07-02 JP JP10187300A patent/JP2000021676A/ja active Pending
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