JP2000019361A - 光通信ユニットの実装装置および実装方法 - Google Patents

光通信ユニットの実装装置および実装方法

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JP2000019361A
JP2000019361A JP10190042A JP19004298A JP2000019361A JP 2000019361 A JP2000019361 A JP 2000019361A JP 10190042 A JP10190042 A JP 10190042A JP 19004298 A JP19004298 A JP 19004298A JP 2000019361 A JP2000019361 A JP 2000019361A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多品種のワークをそれぞれの実装条件を満足
しながら作業性よく実装することができる光通信ユニッ
トの実装装置および実装方法を提供すること。 【解決手段】 パッケージに受光素子と発光素子を有す
る基板を実装する第1の実装機と、ファイバ素子のファ
イバの先端部を前記発光素子に対向させてファイバ素子
を前記基板に実装する第2の実装機と、前記基板に実装
された前記ファイバ上にファイバ押えを実装するととも
に前記パッケージにコネクタを実装する第3の実装機と
を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信ユニットの
実装装置および実装方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光通信ユニットは、パッケージに発光素
子、受光素子、ファイバを有するファイバ素子、コネク
タなどの多品種のワークを実装して組み立てられる。こ
れらのワークはそれぞれ形状が異っており、また要求さ
れる実装精度などの実装条件も異っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、上記多品種のワ
ークをそれぞれの実装条件を満足しながら作業性よく実
装できる実装技術は確立されておらず、したがってかな
りの実装工程を作業者のマニュアル的な手作業に頼って
いる実情にあった。
【0004】したがって本発明は、多品種のワークをそ
れぞれの実装条件を満足しながら作業性よく実装するこ
とができる光通信ユニットの実装装置および実装方法を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、パッケージに
受光素子と発光素子を有する基板を実装する第1の実装
機と、ファイバ素子のファイバの先端部を前記発光素子
に対向させてファイバ素子を前記基板に実装する第2の
実装機と、前記基板に実装された前記ファイバ上にファ
イバ押えを実装するとともに前記パッケージにコネクタ
を実装する第3の実装機とを備えたことを特徴とする光
通信ユニットの実装装置である。
【0006】また本発明は、第1の実装機によりパッケ
ージに受光素子と発光素子を有する基板を実装する第1
の工程と、第2の実装機によりファイバ素子のファイバ
の先端部を前記発光素子に対向させてファイバ素子を前
記基板に実装する第2の工程と、第3の実装機により前
記基板に実装された前記ファイバ上にファイバ押えを実
装するとともに前記パッケージにコネクタを実装する第
3の工程と、を含むことを特徴とする光通信ユニットの
実装方法である。
【0007】上記構成の本発明によれば、受光素子、発
光素子を有する基板、ファイバ素子、ファイバ押え、コ
ネクタなどの多品種のワークを第1の実装機、第2の実
装機、第3の実装機により分担して作業性よく実装する
ことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)図1は本発明の
実施の形態1の光通信ユニットの実装工程の説明図、図
2は同パッケージを搭載したキャリアの斜視図、図3は
同実装後の受光体と基板の部分斜視図、図4は同第1の
実装機の斜視図、図5は同第2の実装機の斜視図、図6
は同第3の実装機の斜視図である。
【0009】まず図1および図2を参照して、光通信ユ
ニットの実装工程の概略を説明する。図1において、
(a),(b),(c)はキャリア上のパッケージに多
品種のワークを実装する工程を工程順に示している。図
1(a)において、1はキャリアである。キャリア1は
細長いリードフレームであり(図2も参照)、複数本の
リード2を有している。リード2上には略薄箱状のパッ
ケージ3が搭載されている。図2に示すように、パッケ
ージ3はキャリア1にピッチをおいて予め多数個搭載さ
れており、キャリア1により実装ラインを搬送される。
【0010】図1(a)において、パッケージ3はセラ
ミックから成り、その上面には凹入部4が形成されてい
る。またその側部には略U字形あるいは板状の受部5が
形成されている。凹入部4と受部5の間の壁部6には凹
部7が形成されている。
【0011】11は受光体であって、その前面には受光
素子12が形成されている。受光素子12はフォトダイ
オードである。13は基板であり、シリコンから成って
いる。基板13の上面中央には溝14が直線状に形成さ
れており、溝14の端部には発光素子15が装着されて
いる。発光素子15はレーザダイオードである。発光素
子15と受光素子12は近接対向してパッケージ3の凹
入部4に実装される(図1(b)を参照)。
【0012】図1(a)において、16はファイバ素子
であって、細長い円柱形の基体17と、基体17の前端
面から前方へまっすぐに延出するファイバ18から成っ
ている。ファイバ素子16は、基体17を凹部7に嵌合
させ、またファイバ18を基板13の溝14に嵌合させ
て基板13上に実装される(図1(b)を参照)。図3
は実装後の位置関係を示すものであって、受光素子12
と発光素子15は近接対向し、またファイバ18の先端
部は発光素子15の背面に近接対向する。
【0013】図1(a)において、20はファイバ押え
であり、板体から成っており、その下面には上記溝14
に対向する溝21が直線状に形成されている。ファイバ
押え20は、溝21をファイバ18に嵌合させてファイ
バ18上に実装される(図1(b)を参照)。22はコ
ネクタである。コネクタ22の平面形状は略コの字形で
あり、受部5上に実装される。コネクタ22の下面中央
にはファイバ素子16の基体17に嵌合する溝23が形
成されている。
【0014】図1(a)は、上述した受光体11、基板
13、ファイバ素子16などの様々なワークをパッケー
ジ3に実装する前の分離状態を示している。また図1
(b)は後述する第1の実装機、第2の実装機、第3の
実装機によりこれらのワークをパッケージ3に実装した
状態を示している。また図1(c)は、後工程におい
て、図示しない手段により、ファイバケーブル26の保
持体24を受部5上に実装し、またパッケージ3上にカ
バー板25を実装した状態を示している。
【0015】次に、図4〜図6を参照して、上記各ワー
クを実装するための実装機について説明する。図4は第
1の実装機の斜視図である。第1の実装機は図1(a)
に示す受光体11と基板13の2つのワークをパッケー
ジ3上に実装するものである。図4において、キャリア
1は搬送路30Aを左方へ搬送される。搬送路30Aは
ガイドレールから成り、Xテーブル31とYテーブル3
2から成る可動テーブル33によりX方向とY方向の位
置調整がなされる。なお搬送路30Aによるキャリア1
の搬送方向をX方向、これに直交する方向をY方向とす
る。またキャリア1の正しい形状は図2に示すとおりで
あるが、図4〜図6ではキャリア1は簡略に示してい
る。
【0016】図4において、搬送路30Aの上方には、
これと直交するY方向に長尺のスライドテーブル34が
設けられている。スライドテーブル34には第1のサブ
移載ヘッド35、第2のサブ移載ヘッド36、第1の移
載ヘッド37、第2の移載ヘッド38、転写式の第1の
ボンド塗布ヘッド39と第2のボンド塗布ヘッド40が
装着されている。これらのヘッドは、それぞれノズル4
1,42,43,44,45,46を有している。スラ
イドテーブル34は、図外の手段に駆動されてY方向へ
往復移動する。
【0017】搬送路30Aの側方には、ワーク供給部5
0、ワークの位置ずれ補正部55、ボンド皿59がY方
向に横一列に配設されている。ワーク供給部50は、タ
ーンテーブル51上に複数個のトレイ52,53を装着
して構成されている。一方のトレイ52には受光体11
が収納されており、他方のトレイ53には基板13が収
納されている。ターンテーブル51は、可動テーブル
(図外)によりX方向やY方向へ水平移動し、各トレイ
52,53に収納された受光体11や基板13を第1の
移載ヘッド35および第2の移載ヘッド36によるピッ
クアップ位置へ移動させる。54Aはワーク供給部50
の上方に設けられたワーク認識用のカメラであって、ピ
ックアップされる受光体11や基板13の位置認識や、
それらが良品であるかどうかなどの認識を行う。
【0018】位置ずれ補正部55は、テーブル56と位
置ずれ補正爪57から成っている。第1の移載ヘッド3
5と第2の移載ヘッド36によりトレイ52,53から
テーブル56上に移載された受光体11や基板13の角
部には位置ずれ補正爪57に開口された角形の開口部5
8の角部が押し当てられ、その位置ずれ補正が行われ
る。
【0019】ボンド皿59はボンドが貯溜されている。
またキャリア1の上方には、キャリア1上のパッケージ
3や、パッケージ3に実装された受光体11や基板13
の位置認識などを行うカメラ54Bが設けられている。
第1のボンド塗布ヘッド39と第2のボンド塗布ヘッド
40は、ボンド皿59のボンドをノズル45,46の下
端部に付着させ、キャリア1上のワークの所定の箇所に
転写する。なおボンド塗布ヘッドとしてはディスペンサ
でもよく、この場合、ボンド皿59は不要である。
【0020】次に図5を参照して第2の実装機を説明す
る。キャリア1は搬送路30Bを搬送される。また搬送
路30Bは図4と同様の可動テーブル33によりその位
置調整がなされる。搬送路30Bの上方にはスライドテ
ーブル60が設けられている。スライドテーブル60に
は移載ヘッド61とボンド塗布ヘッド62が設けられて
おり、図外の手段に駆動されてY方向へ往復移動する。
63,64はそれぞれのノズルである。ボンド塗布ヘッ
ド62はディスペンサであり、ノズル64からボンドを
吐出する。ボンド塗布ヘッドは、図4に示す転写式のも
のでもよい。
【0021】搬送路30Bの側方にはワーク供給部70
が設けられている。ワーク供給部70のターンテーブル
71には複数個の姿勢補正ユニット80が装着されてお
り、姿勢補正ユニット80上にはトレイ72が装着され
ている。この姿勢補正ユニット80については、後で図
7〜図9を参照して詳細に説明する。
【0022】トレイ72には図1(a)に示すファイバ
素子16が整列して収納されている。またワーク供給部
70の上方にはファイバ素子16を認識するためのカメ
ラ73が設けられている。また可動テーブル33上には
ノズル63に真空吸着されたファイバ素子16を下方か
らカメラで認識するワーク認識ユニット74が設けられ
ており、またキャリア1の上方にはパッケージ3を認識
するカメラ75が設けられている。ワーク認識ユニット
74は、図4の位置ずれ補正部55に替えて設けられて
いる。
【0023】次に図6を参照して第3の実装機を説明す
る。第3の実装機は図4に示す第1の実装機とほぼ同一
であり、第1の実装機と同一要素には同一符号を付して
説明は省略する。ただし、一方のトレイ52にはファイ
バ押え20が収納されており、他方のトレイ53にはコ
ネクタ22が収納されており、またノズル41A〜44
Aの形状寸法が異っている。また第2の実装機(図5)
と同様のワーク認識ユニット74が設けられている。ま
た第1のボンド塗布ヘッド62Aと第2のボンド塗布ヘ
ッド62Bは第2の実装機の場合と同様にディスペンサ
であり、したがってボンド皿は備えられていないが、ボ
ンド塗布ヘッドとしては図4に示す転写式のものでもよ
い。
【0024】第1の実装機の搬送路30Aと、第2の実
装機の搬送路30Bと、第3の実装機の搬送路30Cは
連続するラインとして配設され、また必要に応じてその
途中にキュア炉などの他の設備を介在させ、キャリア1
を搬送しながら、図1を参照して説明した受光体11、
基板13、ファイバ素子16、ファイバ押え20、コネ
クタ22などの多品種のワークを一連の作業として実装
する。
【0025】この光通信ユニットの実装装置は上記のよ
うな構成より成り、次に全体の動作を説明する。図4に
おいて、キャリア1が搬送路30Aを所定の位置まで搬
送されてくると、次のようにしてワークの実装が行われ
る。まず、第1の移載ヘッド35はノズル41の下端部
にトレイ52の受光体11を真空吸着してピックアップ
し、テーブル56上の位置ずれ補正爪57の開口部58
の内部に移載する。すると位置ずれ補正爪57はX方向
やY方向へ水平移動し、開口部58の角部を受光体11
の角部に押しつけてその位置ずれを補正する。
【0026】次に第1のサブ移載ヘッド37はテーブル
56上の受光体11をノズル43の下端部に真空吸着し
てピックアップし、キャリア1上のパッケージ3の凹入
部4(図1(a))に実装する。これに先立ち、凹入部
4には第1のボンド塗布ヘッド39によりボンド皿59
に貯溜されたボンドが転写して塗布されており、受光体
11はこのボンドでパッケージ3に接着される。
【0027】次に、以下のようにして基板13がパッケ
ージ3に実装される。すなわち、第2の移載ヘッド36
がトレイ53の基板13をノズル42の下端部に真空吸
着してピックアップし、テーブル56上の位置ずれ補正
爪57の開口部58の内部に移載する。そこで開口部5
8の角部を基板13の角部に押しつけてその位置ずれを
補正する。次に第2のサブ移載ヘッド38はそのノズル
44でこの基板13を真空吸着してピックアップし、パ
ッケージ3の凹入部4に実装する。この場合も、これに
先立って第2のボンド塗布ヘッド40により凹入部4に
ボンドが塗布されており、基板13はこのボンドでパッ
ケージ3に接着される。
【0028】以上のようにして受光体11と基板13を
パッケージ3に実装したならば、カメラ54Bで実装状
態の良否を確認したうえで、キャリア1は搬送路30A
を第2の実装機へ向ってピッチ送りされる。
【0029】次に図5を参照して第2の実装機の動作を
説明する。キャリア1が搬送路30Bを所定の位置まで
搬送されてくると、移載ヘッド61はトレイ72上のフ
ァイバ素子16をノズル63の下端部に真空吸着してピ
ックアップし、ワーク認識ユニット74の上方へ移送す
る。この場合、ノズル63はファイバ素子16の基体1
7を真空吸着する。そこでカメラ75によるパッケージ
3の認識後、ファイバ素子16の認識を行ったうえで、
これをパッケージ3に実装する。これに先立ち、ボンド
塗布ヘッド62はパッケージ3の凹部7(図1(a))
に基体17を接着するためのボンドを塗布している。フ
ァイバ素子16をパッケージ3に実装したならば、キャ
リア1は搬送路30Bを第3の実装機へ向ってピッチ送
りされる。
【0030】次に図6を参照して第3の実装機の動作を
説明する。第3の実装機の動作は第1の実装機の動作と
同様である。すなわち第1の移載ヘッド35はトレイ5
2に収納されたファイバ押え20をノズル41で真空吸
着してピックアップし、テーブル56上の位置ずれ補正
爪57の開口部58内に移載する。そこで位置ずれ補正
爪57がX方向やY方向へ移動して開口部58の角部を
ファイバ押え20の角部に押しつけ、その位置ずれを補
正する。次いで第1のサブ移載ヘッド37はファイバ押
え20をピックアップしてパッケージ3に実装済の基板
13上に実装する。これに先立ち、基板13上には第1
のボンド塗布ヘッド62Aによりボンドが塗布されてい
る。
【0031】次に第2の移載ヘッド36によりトレイ5
3のコネクタ22をピックアップしてテーブル56に移
載し、同様にしてその位置ずれを補正する。次に第2の
サブ移載ヘッド38はコネクタ22をピックアップし、
パッケージ3の受部5(図1(a))上に実装する。こ
れに先立ち、受部5には第2のボンド塗布ヘッド62B
によりコネクタ22を接着するためのボンドが塗布され
ている。上記の場合も、ワーク認識ユニット74により
ファイバ押え20やコネクタ22の認識が行われる。
【0032】以上の一連の動作により、図1(b)に示
す光通信ユニットが完成する。この光通信ユニットは次
の工程へ送られ、図外の手段により図1(c)に示すケ
ーブル23の保持体24やカバー板25が実装され一連
の実装作業を終了する。
【0033】ところで、ファイバ素子16は、円柱形の
基体17から細長いファイバ18が延出している異形状
であり、しかもその実装位置精度などの実装条件は厳し
いことから、正しい姿勢で正確にパッケージ3に実装し
なければならない。具体的には、基体17の軸心を中心
とする回転方向と長手方向の位置・姿勢を厳密に管理し
て実装しなければならない。そこで次にファイバ素子1
6をパッケージ3に正しく実装するための手段について
説明する。
【0034】図7は本発明の実施の形態1のワークの姿
勢補正ユニットの斜視図、図8は同ワークの姿勢補正ユ
ニットのX方向の断面図、図9は同ワークの姿勢補正ユ
ニットのY方向の断面図である。図8および図9の
(a),(b),(c)は、姿勢補正方法を順に示して
いる。
【0035】まず姿勢補正ユニット80の全体構造を説
明する。この姿勢補正ユニット80は、図5に示す第2
の実装機のワーク供給部70に設けられている。なお図
5では、この姿勢補正ユニット80は簡略に示してい
る。この姿勢補正ユニット80は、ファイバ素子16が
載せられたトレイ72のX方向とY方向の傾斜方向の姿
勢を補正し、以ってこれに載せられたファイバ素子16
の姿勢を補正して、ファイバ素子16の基体17を移載
ヘッド61のノズル63の下端部にしっかり真空吸着さ
せてピックアップするための装置である。
【0036】図7および図9(a)において、81は箱
形の本体部であり、その両側部の上部からは側方へフラ
ンジ82が延出している。本体部81上にはピン93を
中心にY方向に回転する(図7および図9(a)の矢印
Y)揺動ブロック83が載せられている。揺動ブロック
83から側方へフランジ84が延出している。フランジ
82とフランジ84は重なり合っている。フランジ82
に突設されたピン85とフランジ84に突設されたピン
86はスプリング87で連結されており、そのばね力に
より揺動ブロック83は本体部81に押しつけられる方
向に付勢されている。
【0037】88はベース部材であり、ピン89,90
とねじ91が挿着されている。図8(a)において、ピ
ン89,90は本体部81に挿入されており、ねじ91
の上端部は本体部81の下面に当接している。本体部8
1の側面にはねじ92が挿着されている。ねじ91のね
じ込み量を調整することにより本体部81の高さは調整
され、ねじ92をねじ込んでその先端部をピン90に押
しつけることにより、本体部81は所定の高さで固定さ
れる。また図9(a)においてフランジ82にはねじ9
4が挿着されており、ねじ94の上端部はフランジ84
の下面に当接している。したがってねじ94のねじ込み
量を調整することにより、揺動ブロック83のY方向の
傾斜角度は調整される。
【0038】図8(a)において、揺動ブロック83の
上部にはX方向に揺動するフレーム95がピン96で軸
着されている。フレーム95上には台板97が装着され
ている。揺動ブロック83のフランジ98にはねじ99
が挿着されている。ねじ99の上端部は台板97の下面
に当接している。またフランジ98と台板97にはピン
101,102が突設されている。ピン101とピン1
02はスプリング103で連結されており、そのばね力
により台板97はねじ99の上端部に押しつけられてい
る。したがって左右のねじ99のねじ込み量を調整する
ことにより、台板97のX方向の傾斜角度が調整され
る。
【0039】図8(a),(b),(c)は、X方向の
傾斜角度の補正方法を示している。図8(b)は、右側
のねじ99をねじ込んでトレイ72を左方へ傾斜させた
場合を示している(矢印X1)。図8(c)は左側のね
じ99をねじ込んでトレイ72を右方へ傾斜させた場合
を示している(矢印X2)。また図9(b)は右側のね
じ94をねじ込んでトレイ72を左方へ傾斜させた場合
を示している(矢印Y1)。図9(c)は左側のねじ9
4をねじ込んでトレイ72を右方へ傾斜させた場合を示
している(矢印Y2)。このようにこの姿勢補正ユニッ
ト80によれば、トレイ72のX方向やY方向の傾斜角
度を調整し、これにより図5に示す移載ヘッド61のノ
ズル63をトレイ72上のファイバ素子16の基体17
に確実に当接させてファイバ素子16をピックアップす
ることができる。
【0040】次に図4に示す第1の実装機で受光体11
をパッケージ3の凹入部4(図1(a))に搭載し、か
つその位置ずれを補正する方法を説明する。図10は本
発明の実施の形態1の受光体の実装方法の説明図であっ
て、(a),(b),(c),(d),(e),(f)
は動作順に示している。また図11は同受光体の位置ず
れ補正方法の説明図であって、(a),(b),
(c),(d),(e)は動作順に示している。まずノ
ズル43を下降させて受光体11をパッケージ3の凹入
部4上に搭載する(図10(a))。次に受光体11の
真空吸着状態を解除したうえでノズル43を上昇させる
(図10(b))。次に可動テーブル33(図4)を駆
動して受光体11をカメラ54Bの下方へ移動させ(図
10(c))、カメラ54Bで受光体11の位置ずれを
認識する。次に受光体11をノズル43の下方へ復帰さ
せ(図10(d))、ノズル43を下降させて受光体1
1を上方から固定する(図10(e))。次いでノズル
43で受光体11を固定したまま、可動テーブル33を
駆動して受光体11の位置ずれを補正する。
【0041】図11は、図10(f)の位置ずれ補正方
法を示している。図11(a)において、11は現在位
置の受光体であって、図10(f)において実線で示す
ようにノズル43で押えつけて固定されている。Kは受
光体11の目標位置(正しい実装位置)である。受光体
11を目標位置Kまで移動させてその位置ずれを補正す
るために、可動テーブル33を駆動してパッケージ3を
ノズル43で押えつけられた受光体11に対して相対的
に水平移動させる。図11(b)〜(e)はこの水平移
動動作を示すものであって、矢印イ,ロ,ハ,ニで示す
ように、受光体11をのこ歯状の斜方向にジグザグにパ
ッケージ3に対して水平移動させて図11(e)に示す
目標位置Kまで移動させる。
【0042】このように受光体11をパッケージ3に対
してジグザグに相対移動させる理由は次のとおりであ
る。図10(f)において、受光体11は横長の箱形で
あり、鎖線で示すように横方向へストレートに移動させ
ると(矢印ホ)、受光体11は横倒れしやすい。これに
対し、図11に示すように、受光体11をその長手方向
に近い斜方向にジグザグ移動させても、受光体11は横
長なので転倒しにくい。したがってこのように受光体1
1を斜方向にジグザグ移動させて目標位置Kまで移動さ
せ、その位置ずれを補正するものである。
【0043】次に、第2の実装機(図5)の移載ヘッド
61のノズル63の構造を説明する。図12は本発明の
実施の形態1のノズルの上下反転斜視図、図13は同ノ
ズルの側面図、図14は同ファイバ素子の基体を真空吸
着中の側面図である。ノズル63の下面(吸着面)は基
体17の周面と同じ曲率の円曲面部67と、円曲面部6
7の両側部から下方へ向って末広がり状に傾斜する誘い
込み部68から成っている。円曲面部67には吸着孔6
5が開口されている。
【0044】図14において、トレイ72には粘着シー
トなどの粘着材68が付着されており、ファイバ素子1
6は基体17を粘着材68に付着させてトレイ72上に
整列して載置されている。ファイバ素子16のファイバ
18は、その軸心を中心とする回転方向の方向性を有し
ており、正しい回転方向の向きでパッケージ3に実装し
なければならない。したがってファイバ素子16は、正
しい回転方向の向きで粘着材68に貼着されている。
【0045】図14において、ノズル63は円曲面部6
7を基体17の胴面に着地させ、真空吸着してピックア
ップする。ピックアップできるように、ノズル63の真
空吸着力F1は、粘着材68の粘着力F2よりもかなり
大きく設定される。また円曲面部67の両側部に末広が
り状の誘い込み部68を形成することにより、円曲面部
67をスムーズに基体17の胴面に着地させてこれを真
空吸着し、ピックアップすることができる。
【0046】次に第3の実装機(図6)の位置ずれ補正
部55のステージ56の構造を説明する。図15は本発
明の実施の形態1の位置ずれ補正部のステージの斜視図
である。ステージ56の中央にはスリット孔56aが形
成されており、その両側方に大形の4角形の孔56b
と、小形の丸い吸着孔56cが形成されている。
【0047】ファイバ押え20は、その下面の直線状の
溝21をスリット孔56aに合わせてステージ56上に
載置され、吸着孔56cで真空吸着してステージ56上
に半固される。そこで位置ずれ補正爪57の開口部58
の内角部がファイバ押え20の角部に押し当てられ、そ
の位置ずれが補正される。
【0048】またコネクタ22は、その両脚部22aを
スリット孔56bに嵌入させてステージ56上に載せら
れ、吸着孔56cに真空吸着して半固される。そこで同
様にしてコネクタ22の位置ずれを補正する。したがっ
てこのステージ56は、異種ワークであるファイバ押え
20とコネクタ22の位置ずれ補正用ステージとして共
用できる。
【0049】(実施の形態2)図16は本発明の実施の
形態2のファイバ素子の認識装置の斜視図である。この
実施の形態2の認識装置は、図7〜図9に示す姿勢補正
ユニットに替えて使用されるものである。ターンテーブ
ル110のパレット111上にはトレイ112が載せら
れており、トレイ112にファイバ素子16が載せられ
ている。このトレイ112はガラス板や樹脂板などの透
明板から成っており、透明な粘着材でファイバ素子16
は接着されている。
【0050】トレイ112の下方には面発光体113が
設けられている。面発光体113はファイバケーブル1
14を介して光源ユニット115に接続されている。ま
たトレイ112の上方にはカメラ116が設けられてい
る。
【0051】したがって光源115を点灯すれば、面発
光体113は発光し、上方のカメラ116でファイバ素
子16のシルエットを観察してその位置を認識できる。
そしてこの認識結果にしたがって、移載ヘッド61のノ
ズル63(図5)でこの光ファイバ素子16をピックア
ップする。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、受
光素子、発光素子を有する基板、ファイバ素子、ファイ
バ押え、コネクタなどの多品種のワークを作業性よく実
装することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の光通信ユニットの実装
工程の説明図
【図2】本発明の実施の形態1のパッケージを搭載した
キャリアの斜視図
【図3】本発明の実施の形態1の実装後の受光体と基板
の部分斜視図
【図4】本発明の実施の形態1の第1の実装機の斜視図
【図5】本発明の実施の形態1の第2の実装機の斜視図
【図6】本発明の実施の形態1の第3の実装機の斜視図
【図7】本発明の実施の形態1のワークの姿勢補正ユニ
ットの斜視図
【図8】本発明の実施の形態1のワークの姿勢補正ユニ
ットのX方向の断面図
【図9】本発明の実施の形態1のワークの姿勢補正ユニ
ットのY方向の断面図
【図10】本発明の実施の形態1の受光体の実装方法の
説明図
【図11】本発明の実施の形態1の受光体の位置ずれ補
正方法の説明図
【図12】本発明の実施の形態1のノズルの上下反転斜
視図
【図13】本発明の実施の形態1のノズルの側面図
【図14】本発明の実施の形態1のファイバ素子の基体
を真空吸着中の側面図
【図15】本発明の実施の形態1の位置ずれ補正部のス
テージの斜視図
【図16】本発明の実施の形態2のファイバ素子の認識
装置の斜視図
【符号の説明】
1 キャリア 3 パッケージ 4 凹入部 7 凹部 11 受光体 13 基板 16 ファイバ素子 17 基体 18 ファイバ 20 ファイバ押え 22 コネクタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パッケージに受光素子と発光素子を有する
    基板を実装する第1の実装機と、ファイバ素子のファイ
    バの先端部を前記発光素子に対向させてファイバ素子を
    前記基板に実装する第2の実装機と、前記基板に実装さ
    れた前記ファイバ上にファイバ押えを実装するとともに
    前記パッケージにコネクタを実装する第3の実装機とを
    備えたことを特徴とする光通信ユニットの実装装置。
  2. 【請求項2】第1の実装機によりパッケージに受光素子
    と発光素子を有する基板を実装する第1の工程と、第2
    の実装機によりファイバ素子のファイバの先端部を前記
    発光素子に対向させてファイバ素子を前記基板に実装す
    る第2の工程と、第3の実装機により前記基板に実装さ
    れた前記ファイバ上にファイバ押えを実装するとともに
    前記パッケージにコネクタを実装する第3の工程と、を
    含むことを特徴とする光通信ユニットの実装方法。
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