JP2000018385A - 分割型ブーツ - Google Patents

分割型ブーツ

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JP2000018385A
JP2000018385A JP10224217A JP22421798A JP2000018385A JP 2000018385 A JP2000018385 A JP 2000018385A JP 10224217 A JP10224217 A JP 10224217A JP 22421798 A JP22421798 A JP 22421798A JP 2000018385 A JP2000018385 A JP 2000018385A
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Japan
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boot
split
divided
male
thermoplastic elastomer
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JP10224217A
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English (en)
Inventor
Masayuki Okuyama
公志 奥山
Hiromitsu Yamoto
博光 矢本
Yoshifumi Kojima
好文 小島
Yuukikiyu Tateishi
由紀久 建石
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Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブーツ本体1の分割部14における結合状態
を安定させて分割型ブーツのシール性能を向上させると
共に、装着時の作業性を向上させる。 【解決手段】 ゴム製ブーツ本体1の分割部14で円周
方向に互いに対向する分割端部15,16に、それぞれ
ブーツ本体1の断面形状に沿って延在された熱可塑性エ
ラストマからなる第一及び第二の係合部材2,3が一体
的に埋設されている。第一及び第二の係合部材2,3は
互いに雌雄係合されると共にその合せ面同士が互いに溶
着又は融着されることによって、連続組織で接合され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自在継手等
の作動部分を密封するために用いられるブーツに関する
ものであり、特に、円周方向一部を分割した形状とする
ことによって、軸の側方から装着可能にしたものに関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種のブーツは、その軸方向両端の取
付部を、例えば自在継手のアウターレース及びジョイン
ト軸に取り付けることによって、ブーツ本体の蛇腹状に
形成された可撓部が柔軟に伸縮変形しつつ、前記自在継
手の作動部分に外部からの異物が侵入するのを防止する
と共に、前記作動部分に充填したグリース等の油脂類を
密封するものである。
【0003】上記ブーツの一種に、分割型のものがあ
る。分割型のブーツは、ゴム製のブーツ本体がその円周
方向一部に軸方向に延びる分割部が形成されていて、こ
の分割部で円周方向に互いに対向する分割端部にはそれ
ぞれ所定間隔で配置された複数の雄型及び雌型係合部材
が一体的に設けられている。すなわち、分割部を開くこ
とによって自在継手等に側方から装着することができ、
前記係合部材同士を雌雄係合すると共に接着剤で接着す
ることによって、前記分割端部同士を互いに密接状態に
結合するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術による分
割型ブーツにおいては、次のような問題が指摘される。
すなわちブーツは、その軸方向両端の取付部を固定した
アウターレースとジョイント軸の軸心が互いに所定の傾
斜角度をなす状態で回転することによって、回転の半周
期毎に蛇腹部が伸長動作及び収縮動作を繰り返されるた
め、ブーツ本体の分割端部同士を密封的に結合している
雄型係合部材と雌型係合部材の互いの嵌合面に介在する
硬化した接着剤層が疲労によってクラック等の劣化を生
じ、自在継手内のグリースが漏洩したりするおそれがあ
る。
【0005】また、雄型係合部材及び雌型係合部材は、
ブーツ本体の分割端部にそれぞれ所定間隔で複数設けら
れているため、前記分割端部の結合は部分的に行われる
ことになり、このため、回転に伴う伸縮動作によって分
割部の結合状態が不安定になり、漏れを生じやすい。し
かも、ブーツを装着する際には、いくつもの係合部材の
雌雄係合作業を行う必要があり、作業が煩雑である。
【0006】本発明は、上記のような事情のもとになさ
れたもので、その主な技術的課題とするところは、ブー
ツ本体の分割部における結合状態を安定させて分割型ブ
ーツのシール性能を向上させると共に、装着時の作業性
を向上させることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した技術的課題は本
発明によって有効に解決することができる。すなわち本
発明に係る分割型ブーツは、軸方向両端に取付部を有し
円周方向所要箇所に軸方向に延びる分割部を有するブー
ツ本体と、前記分割部で円周方向に互いに対向する分割
端部にそれぞれ一体的に埋設され前記ブーツ本体の断面
形状に沿って延在された熱可塑性エラストマからなる第
一及び第二の係合部材とを備え、この第一及び第二の係
合部材は互いに雌雄係合されると共にその嵌合面同士が
互いに溶着又は融着されるものである。
【0008】なお、ここでいう熱可塑性エラストマと
は、よく知られているように、TPEと略称されるもの
で、常温ではエラストマ(ゴム状弾性体)としての性質
を有し、高温では塑性流動性を示し、すなわち常温では
エントロピー弾性を有するゴム成分と塑性変形を防止す
る拘束成分とが結合した分子構造あるいはミクロ分散構
造を有するもので、例えば繰り返し疲労耐久性に優れた
TPU(ウレタン系熱可塑性エラストマ)や、低温特性
及び耐熱性に優れたTPO(オレフィン系熱可塑性エラ
ストマ)等がある。
【0009】特に、ポリウレタン系熱可塑性エラストマ
は、ブーツ材料として必要な性能である優れた耐オゾン
性、強度、耐寒性、耐グリース性、耐疲労性を有し、硬
度(JIS A)80〜97、一層好ましくは85〜9
0とする。98以上であると硬過ぎてブーツの変形に追
従できなくなり、80未満では軟らか過ぎて成形時の離
型性が悪く、製作困難になる。また引張強度は、ブーツ
の性能上15MPa以上が好ましく、伸びも200%以
上とする。
【0010】一方、ブーツ本体には一般的な工業用合成
ゴムが用いられるが、一層好ましくは、クロロプレンゴ
ム(CR)、塩素化ポリエチレン(CM)、クロロスル
ホン化ポリエチレン(CSM)、シリコーンゴム(VM
Q)など、耐オゾン性、強度、耐寒性、耐グリース性及
び耐疲労性のバランスに優れた材料が採用される。
【0011】熱可塑性エラストマからなる第一及び第二
の係合部材を溶着する場合に用いる溶剤としては、好ま
しくは前記熱可塑性エラストマを溶媒に重量濃度40%
までの範囲で溶解し、粘度(cps)1000以上に調
節したものが採用される。これは、粘度(cps)10
00未満では溶着作業時に液垂れを生じやすくなり、重
量濃度40%超では粘度が大きくなり過ぎるからであ
る。
【0012】本発明の構成によれば、ブーツ本体の分割
部は、第一の係合部材及び第二の係合部材によって、互
いに円周方向に結合されると共に、良好なシール性を確
保される。これは、第一及び第二の係合部材が前記ブー
ツ本体の断面形状に沿って延在されており、その互いの
雌雄係合による合せ面において、第一及び第二の係合部
材の熱可塑性エラストマが溶着又は融着によって連続し
た接合組織を形成するからである。
【0013】ブーツ本体は、自在継手に装着されること
によって、軸回転の半周期毎に繰り返し変形を受ける
が、このブーツ本体の分割部における第一及び第二の係
合部材はゴム状弾性を有する熱可塑性エラストマからな
るため、ブーツ本体と共に柔軟に変形動作することがで
きる。また、前記第一及び第二の係合部材間に硬化した
接着剤が介在する場合のような界面が形成されず、その
接合部は溶着又は融着された熱可塑性エラストマの連続
した接合組織で形成されるため、繰り返し変形によって
早期に疲労してクラック等の劣化を生じるのを有効に防
止できる。
【0014】また、円周方向所要箇所に軸方向に延びる
分割部を有するブーツ全体が熱可塑性エラストマで成形
され、前記分割部が互いに溶着又は融着されるようにし
ても良い。このようにすれば、熱可塑性エラストマから
なる係合部材をブーツとは別に製作してこれをブーツの
分割端部に埋設するといった工程が不要になるため、安
価に製作することができる。そしてこの場合、前記分割
端部にそれぞれ前記ブーツの断面形状に沿って延びる雄
型係合突条及び雌型係合溝を形成し、この雄型係合突条
及び雌型係合溝を互いに雌雄係合可能な形状とする。
【0015】
【発明の実施の形態】図1乃至図3は、本発明に係る分
割型ブーツの好適な一実施形態を示すものである。まず
図1及び図2において、参照符号1はゴム材で成形され
たブーツ本体であり、このブーツ本体1は、軸方向一端
に形成された小径の取付部11と、軸方向他端に形成さ
れた大径の取付部12と、これら両取付部11,12の
間に円周方向に延びる山部13a及び谷部13bが反復
的に形成された薄肉の蛇腹部13とを有する。
【0016】取付部11,12の外周面には、それぞれ
円周方向に延びるバンド取付溝11a,12aが形成さ
れており、このバンド取付溝11a,12aには、それ
ぞれ前記取付部11,12を例えば自在継手の所定箇所
に緊結するためのバンドが巻装されるようになってい
る。また、前記取付部11,12の内周面には、円周方
向に延びる複数のシール突条11b,12bが形成され
ている。
【0017】ブーツ本体1は、その円周方向一部に軸方
向に延びる分割部14を有し、すなわち、小径側の取付
部11から蛇腹部13及び大径側の取付部12までの全
体が円周方向に分割されている。前記分割部14の円周
方向両側で互いに対向する分割端部15,16は、前記
両取付部11,12とほぼ同等の肉厚に形成されてお
り、したがって図3にも示すように、蛇腹部13を延び
る部分ではこの蛇腹部13よりも適宜厚肉となってい
る。
【0018】ブーツ本体1の一方の分割端部15には、
第一の係合部材2が一体的に設けられており、他方の分
割端部16には、第二の係合部材3が一体的に設けられ
ている。これら第一及び第二の係合部材2,3は、いず
れもTPUあるいはTPO等の熱可塑性エラストマから
なるものであって、前記ブーツ本体1の断面形状に沿っ
て小径側の取付部11から大径側の取付部12まで全域
に延びている。すなわちこれらの係合部材2,3は、全
体として、ブーツ本体1をその軸心を通る平面で切断し
た断面形状と相似した蛇行形状に予め成形されたもので
ある。
【0019】図3(A)に示すように、第一の係合部材
2は、ブーツ本体1における一方の分割端部15のゴム
材中に埋設された埋設部21と、この埋設部21から他
方の分割端部16側へ向けて突出した雄型係合突条22
とを有する。前記埋設部21は、雄型係合突条22側の
接合端面21aが前記一方の分割端部15の端面15a
と同一平面をなしている。また、前記雄型係合突条22
はキノコ状の断面形状を呈するものであって、すなわ
ち、前記埋設部21から延びる首部22aと、その先端
に拡張形成された断面略V字形の頭部22bとからな
り、その間に係止段差部22cが形成されている。
【0020】また、第二の係合部材3は、ブーツ本体1
における他方の分割端部16のゴム材中に、一方の分割
端部15側を向いた接合端面3aが前記他方の分割端部
16の端面16aと同一平面をなすように埋設されてお
り、前記接合端面3aから内部に向けて雌型係合溝31
が形成されている。この雌型係合溝31は、上述した第
一の係合部材2における雄型係合突条22と対応する断
面形状を呈するものであって、すなわち、首部受入部3
1aと、その奥に拡張形成された頭部受入部31bとか
らなり、その間に係止段差部31cが形成されている。
【0021】以上の構成を備える分割型ブーツは、先に
説明したように、例えば図示されていない自在継手の密
封手段として装着される。この装着に際しては、ブーツ
本体1を分割部14で開いて側方から前記自在継手に被
せるようにし、前記分割部14の両側の分割端部15,
16を、第一の係合部材2と第二の係合部材3の雌雄係
合すると共に溶着又は融着によって互いに密封的に接合
する。
【0022】また、小径側の取付部11は前記自在継手
における軸の外周面に抱きつくように取り付けると共
に、その外周面のバンド取付溝11aに図示されていな
いバンドを巻装して緊結し、同様に、大径側の取付部1
2を前記自在継手におけるアウターレースの端部外周面
に抱きつくように取り付けると共に、その外周面のバン
ド取付溝12aに図示されていないもう一つのバンドを
巻装して緊結する。これによって、前記取付部11,1
2の内周面が前記軸の外周面及びアウターレースの外周
面に適当な面圧で密接し、特にシール突条11b,12
bにおいて局部的に面圧が大きくなるので、良好なシー
ル状態となる。
【0023】上述の装着作業において、第一の係合部材
2と第二の係合部材3の雌雄係合は、図3(A)に示す
分離状態から、前記第一の係合部材2における雄型係合
突条22を第二の係合部材3における雌型係合溝31に
差し込むことによって行われる。
【0024】この差し込み過程では、雄型係合突条22
の頭部22bを雌型係合溝31の首部受入部31aに圧
入する際に、この首部受入部31aが開かれるように、
ゴム状弾性を有する第二の係合部材3及びその周囲のゴ
ム材が変形する。そして、前記頭部22bが雌型係合溝
31の頭部受入部31bまで差し込まれることによっ
て、図3(B)に示す密接係合状態となるので、係止段
差部22c,31cが互いに係止状態となって抜け止め
される。
【0025】また、第一及び第二の係合部材2,3は、
ブーツ本体1の分割端部15,16に沿って小径側の取
付部11から大径側の取付部12まで全域に延びるもの
であるため、前記分割端部16に所定間隔で多数の係合
部材を設けた場合のように、いくつもの係合部材の雌雄
係合作業を行う必要がなく、一回の係合作業でファスナ
のように結合することができる。
【0026】第一の係合部材2と第二の係合部材3の溶
着は、例えば上述の雌雄係合作業に先立って、接合面と
なる部分に溶剤を滴下し、雌雄係合時にこの溶剤を毛細
管現象によって接合面全体に行き渡らせることによって
行われる。すなわち、溶剤によって第一の係合部材2と
第二の係合部材3の接合面表層部が一時的に溶解した状
態で圧着され、その際に双方の熱可塑性エラストマが互
いに溶け合うため、接着剤による通常の接着の場合のよ
うな界面が形成されず、溶剤の蒸発によって、前記第一
の係合部材2と第二の係合部材3は連続した熱可塑性エ
ラストマ組織で接合される。前記溶剤としては、例えば
ジメチルホルムアミド(DMF)が採用される。
【0027】また、第一の係合部材2と第二の係合部材
3を融着する場合は、例えば上述の雌雄係合後に、その
嵌合部を一時的に加熱するかあるいは高周波振動を加え
るといった方法を採用することができる。すなわち前記
第一の係合部材2と第二の係合部材3の接合面における
熱可塑性エラストマを一時的に加熱溶融させることによ
って、溶剤による溶着の場合と同様に、前記第一の係合
部材2と第二の係合部材3の間を連続した熱可塑性エラ
ストマ組織によって接合するものである。
【0028】この加熱融着においては、接合部分のカー
ボン含有量を多くするか、導電性の高い材料を含有させ
るか、あるいは前記のような導電性材料をベースとする
接着剤又はフィルムを介在させることによって前記接合
部分の導電性を高め、電磁波の照射により加熱融着を行
うといった方法も可能である。
【0029】上述のようにして自在継手に装着されたブ
ーツは、ブーツ本体1の分割部14が、互いに溶着又は
融着された第一の係合部材2及び第二の係合部材3を介
して完全に密閉状態に結合される。このため良好なシー
ル性が確保され、自在継手内部のグリースが前記分割部
14から漏れ出したり、あるいは外部から泥水やダスト
が前記分割部14を通じて侵入するのを有効に防止す
る。
【0030】また、ブーツ本体1の蛇腹部13が繰り返
し伸縮変形を受けるのに伴って、第一及び第二の係合部
材2,3及びその接合部も繰り返し伸縮変形を受ける
が、前記係合部材2,3はゴム状弾性を有し、その接合
部も同材質であるため、ブーツ本体1と共に柔軟に変形
動作し、早期疲労を生じにくい接合構造となっている。
すなわち、第一及び第二の係合部材2,3として例えば
疲労耐久性に優れたTPU(ポリウレタン系の熱可塑性
エラストマ)を用いれば、前記接合部も前記ポリウレタ
ン系熱可塑性エラストマによる疲労強度が得られること
になる。
【0031】図4は本発明においてブーツ本体の分割端
部に熱可塑性エラストマからなる第一及び第二の係合部
材を備えた分割型ブーツの他の実施形態を示すものであ
る。この実施形態においては、第一の係合部材2の埋設
部21の前面部分に、ブーツ本体1の肉厚方向両側へ張
り出したフランジ部23が形成されており、第二の係合
部材3の前面部分にも、同様のフランジ部32が形成さ
れている。そして、前記第一の係合部材2の埋設部21
及び第二の係合部材3は、前記フランジ部23,32
が、それぞれブーツ本体1の分割端部15,16におけ
る互いの対向端面を完全に被覆するように埋設されてい
る。
【0032】なお、その他の部分の構成は、上述した図
1乃至図3に示す実施形態と同様である。
【0033】上記構成は、例えばブーツ本体1がゴム製
であって、かつ第一の係合部材2と第二の係合部材3の
接合面を溶剤で溶着する場合に好適である。すなわち、
第一の係合部材2及び第二の係合部材3が図3に示すよ
うな断面形状である場合は、ゴム材からなる端面15
a,16a同士は溶剤による溶着ができないのに対し、
上記構成によれば、ブーツ本体1の分割端部15,16
における互いの対向端面が熱可塑性エラストマからなる
第一及び第二の係合部材2,3のフランジ部23,32
で完全に被覆されているため、図4(B)に示す結合状
態においては、前記対向端面の全域を溶剤によって溶着
させることができ、その接合強度及びシール性を向上さ
せることができるからである。
【0034】図5(i)〜(iii)に示す実施形態の分
割型ブーツは、いずれも第一及び第二の係合部材2,3
における前面部分にフランジ部23,32が形成されて
いる点で先の図4に示す実施形態と共通した構成を有す
る。
【0035】まず図5(i)に示す実施形態は、第一及
び第二の係合部材2,3の埋設部分を、互いに背反する
端部がブーツ本体1の分割端部15,16の肉厚方向
(径方向)へ拡張した段差形状に成形し、前記分割端部
15,16に前記埋設部分と対応する断面形状の嵌合溝
15b,16bを形成して、この嵌合溝15b,16b
に前記埋設部分を嵌合し、エポキシ系接着剤等で接着し
たものである。この構造によれば、第一及び第二の係合
部材2,3がその段差部24,33においてブーツ本体
1の分割端部15,16に抜け止め状態で嵌合されてい
るので、前記分割端部15,16と剥離しにくい強固な
接合構造となっている。
【0036】次に図5(ii)に示す実施形態において
は、第一及び第二の係合部材2,3の埋設部分をブーツ
本体1の周方向へ細長く延びる形状とし、ブーツ本体1
の分割端部15,16に形成する嵌合溝15b,16b
を前記埋設部分と対応する形状とすることによって、互
いの接着面積を大きくし、前記分割端部15,16との
剥離を生じにくい強固な接合構造としたものである。
【0037】図5(iii)に示す実施形態も、基本的に
は上述の実施形態(ii)と同様であり、すなわち第一及
び第二の係合部材2,3の埋設部分の端部25,34
を、前記ブーツ本体1の周方向へ細長く延びる形状と
し、前記分割端部15,16に形成する嵌合溝15b,
16bを前記埋設部分と対応する形状とすることによっ
て、互いの接着面積を大きくし、前記分割端部15,1
6との剥離を生じにくい強固な接合構造としたものであ
る。
【0038】図6は、本発明に係る分割型ブーツをそれ
ぞれ自在継手の外周に取り付け、自在継手を回転させて
ブーツの耐久時間を測定した試験結果を示すものであ
る。この場合、実施例1は、分割部を図5(i)に示す
構成としたものであり、実施例2は図5(ii)に示す構
成としたものであり、実施例3は図5(iii)に示す構
成としたものである。これら実施例1〜3はいずれも、
ブーツ本体1が硬度(JIS A)55のクロロプレン
ゴム(CR)からなり、第一及び第二の係合部材2,3
が硬度(JIS A)90のポリウレタン系熱可塑性エ
ラストマからなるものである。前記分割端部15,16
と第一及び第二の係合部材2,3を接着する接着剤とし
ては、エポキシ系のAraldite2011(チバ・スペシャリテ
ィ・ケミカルズ製)を用い、100℃で60分乾燥・硬
化させた。また、第一及び第二の係合部材2,3同士を
溶着する溶剤としては、ジメチルホルムアミド(DM
F)に第一及び第二の係合部材2,3と同一材料のポリ
ウレタン系熱可塑性エラストマを溶解させ、粘度(cp
s)2000に調節したものを用いた。第一及び第二の
係合部材2,3同士を溶着するに際しては、溶剤を塗布
した後、15分間安定に保持した。
【0039】試験条件は次のとおりとした。なお、耐久
時間は、ブーツ内周に封入したグリースの漏れが発生し
た時間で判定した。 [試験条件] 温度 :室温 揺動角度 :25〜40° 揺動サイクル:30回/min 回転数 :600rpm 従来技術においては耐久時間が40min程度であるた
め、図6に示す試験結果から、従来に比較して耐久時間
が大幅に向上したことが確認された。
【0040】なお、上述の各実施形態は、ブーツ本体1
が円周方向一箇所で分割されているが、分割部14は円
周方向二箇所以上設けてもよい。円周方向一箇所のみの
分割では、ブーツ本体1が、その軸心と直交する平面で
切断した断面形状が略C字形に、すなわち図1の斜視図
に示すように分割部14が開いた形状に成形されるた
め、第一及び第二の係合部材2,3を雌雄係合した状態
ではブーツ本体1の有する弾性によって原形への復帰力
を生じるが、円周方向二箇所以上で分割した場合は、ブ
ーツ本体1をこのような応力が発生しない分割形状に成
形することができる。
【0041】図1乃至図5に示す各実施形態は、いずれ
もゴム材からなるブーツ本体1の分割端部15,16に
熱可塑性エラストマからなる第一及び第二の係合部材
2,3を一体的に設けたものであるのに対し、図7に示
す実施形態は、ブーツ4の全体が熱可塑性エラストマか
らなるもので、全体としては先に説明した図1と同様の
形状に成形されている。ブーツ4の分割部42で円周方
向に互いに対向する分割端部43,44の肉厚t1は、
蛇腹部41の肉厚t2の約2倍程度に形成されている。
【0042】ブーツ4の一方の分割端部43には雄型係
合突条45が形成され、他方の分割端部44には雌型係
合溝46が形成されている。これら雄型係合突条45及
び雌型係合溝46は、ブーツ4の軸方向断面形状に沿っ
て軸方向全域に延びている。このうち雄型係合突条45
は、キノコ状の断面形状を呈するものであって、すなわ
ちブーツ4における一方の分割端部43の端面43aか
ら他方の分割端部44側へ向けて突出した首部45a
と、その先端に拡張形成された断面略V字形の頭部45
bとからなり、その間に係止段差部45cが形成されて
いる。また、雌型係合溝46は、ブーツ4における他方
の分割端部44の端面44aから内部に向けて、上述し
た雄型係合突条45と対応する断面形状に形成されたも
のであって、すなわち、首部受入部46aと、その奥に
拡張形成された頭部受入部46bとからなり、その間に
係止段差部46cが形成されている。
【0043】ブーツ4を形成している熱可塑性エラスト
マには、ブーツ材料として必要な性能である優れた耐オ
ゾン性、強度、耐寒性、耐グリース性、耐疲労性を有す
るポリウレタン系熱可塑性エラストマであって硬度(J
IS A)80〜97、引張強度(MPa)15以上、
伸びが200%以上のものが好適に採用される。
【0044】以上の構成を備える分割型ブーツ4を自在
継手に装着するに際しては、ブーツ4を分割部42で開
いて側方から前記自在継手に被せるようにし、前記分割
部42の両側の分割端部43,44を、雄型係合突条4
5と雌型係合溝46を雌雄係合すると共に溶剤を用いて
溶着することによって互いに密封的に接合する。前記雌
雄係合過程では、図7(A)に示す分離状態から雄型係
合突条45の頭部45bを雌型係合溝46の首部受入部
46aに圧入する際に、この首部受入部46aが開かれ
るように、ゴム状弾性を有する雌型係合溝46の周囲の
熱可塑性エラストマが変形する。そして前記頭部45b
が雌型係合溝46の頭部受入部46bまで差し込まれる
ことによって、図7(B)に示すように密接係合される
ので、係止段差部45c,46cが互いに係止状態とな
って抜け止めされる。
【0045】分割端部43,44の溶着は、上述の雄型
係合突条45と雌型係合溝46の雌雄係合作業に先立っ
て、接合面となる部分に溶剤を滴下し、雌雄係合時にこ
の溶剤を毛細管現象で接合面全体に行きわたらせること
によって行われる。前記溶剤としては、ジメチルホルム
アミド、あるいはこのジメチルホルムアミドにブーツ4
と同材質のポリウレタン系熱可塑性エラストマを重量濃
度40%までの範囲で溶解したものが採用される。
【0046】この実施形態によれば、ブーツ4自体がポ
リウレタン系熱可塑性エラストマの射出成形体であっ
て、その分割端部43,44に雄型係合突条45及び雌
型係合溝46が形成されたものであるため、先に説明し
た図1〜図5に示す構造のように、ゴム材からなるブー
ツ本体1の分割端部15,16に熱可塑性エラストマか
らなる第一及び第二の係合部材2,3を埋設・接着した
ものに比較して製作が容易である。しかも、分割端部1
5,16と係合部材1,2の剥離といったことも生じ得
ない。
【0047】なお、雄型係合突条45及び雌型係合溝4
6の断面形状は、雌雄係合することによって互いに抜け
止めされるものであれば良く、すなわち例えば図8に示
すように、雄型係合突条45の頭部45b及びこれを受
け入れる雌型係合溝46の頭部受入部46bを断面略円
形とするなど、種々のものが考えられる。
【0048】また、上述した図7あるいは図8に示す実
施形態においても、図9に示すように、ブーツ4が円周
方向二箇所以上で分割された構成とすることができる。
【0049】図10は、硬度(JIS A)、引張強度
(MPa)及び伸び(%)のそれぞれ異なるポリウレタ
ン系熱可塑性エラストマからなるブーツの実施例4〜7
について、組付け性、シール性及び耐久性を評価する試
験を行った結果を示すものである。 [実施例4]硬度(JIS A)80、引張強度(MP
a)33、伸び(%)550であるポリウレタン系の熱
可塑性エラストマを用いて、分割部が図7に示す形状で
あって図9に示す二分割型のブーツを射出成形し、分割
端部同士を雌雄係合すると共に溶剤を用いて接合したも
のである。溶剤にはDMF(ジメチルホルムアミド)の
みを用いた。溶剤塗布後は15分間安定に保持した。 [実施例5]硬度(JIS A)85、引張強度(MP
a)38、伸び(%)500であるポリウレタン系の熱
可塑性エラストマを用いた以外は、実施例4と同様の処
理を施したものである。 [実施例6]硬度(JIS A)90、引張強度(MP
a)44、伸び(%)480であるポリウレタン系の熱
可塑性エラストマを用いた以外は、実施例4と同様の処
理を施したものである。 [実施例7]硬度(JIS A)97、引張強度(MP
a)47、伸び(%)430であるポリウレタン系の熱
可塑性エラストマを用いた以外は、実施例4と同様の処
理を施したものである。
【0050】また、図11は比較例として、ブーツの材
質、その分割部の嵌合形状及び溶剤の材質の組み合わせ
による組付け性、シール性及び耐久性を評価する試験を
行った結果を示すものである。 [比較例1]硬度(JIS A)80、引張強度(MP
a)33、伸び(%)550であるポリウレタン系の熱
可塑性エラストマを用いて、分割部が図7に示す形状で
あって図9に示す二分割型のブーツを射出成形し、分割
端部同士を雌雄係合すると共に溶剤を用いて接合したも
のである。溶剤にはMEK(メチルエチルケトン)を用
い、溶剤塗布後は15分間安定に保持した。 [比較例2]ブーツ材料として硬度(JIS A)9
0、引張強度(MPa)35、伸び(%)500である
ポリエステル系の熱可塑性エラストマを用い、溶剤には
DMF(ジメチルホルムアミド)を用いた以外は比較例
1と同様とした。 [比較例3]分割部の断面形状を単純な凹凸嵌合形状と
した以外は、実施例4と同様の処理を施したものであ
る。 [比較例4]分割端部を蛇腹部と同一の肉厚とした以外
は実施例4と同様の処理を施したものである。
【0051】図10及び図11において、「組付け性」
は、自在継手のアウターレースと駆動軸とに装着するの
に要した時間(分割部の接合に要した時間を含む)を、
次の記号で示したものである。 ○:10分以下 △:10分超〜30分未満 ×:30分以上 また「シール性」は、揺動回転試験において、ブーツ内
周に封入したグリースの漏れが試験開始後20分以内に
発生したかを次の記号で示したものである。 ○:漏れなし ×:漏れあり また「耐久性」は、揺動回転試験において、ブーツ4が
破損するまでの時間が40時間以上であった場合を○で
示した。なお、記号「−」は、試験中に接合部が剥離し
てしまい、耐久性の評価に至らなかったものである。
【0052】図10及び図11から明らかなように、実
施例4〜7は、組付け性、シール性及び耐久性のいずれ
も良好であったのに対し、比較例1〜4は、分割部の接
合強度において問題があり、比較例4は組付け性も悪い
ことがわかる。特に、比較例1では、ポリウレタン系の
熱可塑性エラストマからなるブーツの分割部は、メチル
エチルケトンからなる溶剤を塗布することによって塗布
部分の若干の膨潤はみられるものの、溶着接合し得る溶
解性がない。また、比較例2においても、ポリエステル
系の熱可塑性エラストマからなるブーツの分割部は、ジ
メチルホルムアミドからなる溶剤に溶解せず、溶着接合
ができない。
【0053】図12は硬度(JIS A)80、引張強
度(MPa)33、伸び(%)550であるポリウレタ
ン系の熱可塑性エラストマで成形したブーツの分割端部
同士を雌雄係合し、ジメチルホルムアミドからなる溶剤
又はジメチルホルムアミドにブーツ材料であるポリウレ
タン系の熱可塑性エラストマを溶解させて濃度を調整し
た溶剤を用いて接合した場合の接合性について評価試験
を行った結果を示すものである。この図においてセット
タイムとは、溶剤を塗布して密接させた後、溶剤が乾燥
して接合強度が発現されるまでの時間である。
【0054】この評価試験によれば、溶剤におけるポリ
ウレタン系熱可塑性エラストマの濃度が50%では粘度
が大き過ぎて、接合部全体に行きわたりにくく、しかも
セットタイムが1時間を超えてしまい、接合作業に適さ
ないことがわかった。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の分割型ブ
ーツによると、ブーツ本体の分割部を結合する第一及び
第二の係合部材の材質として熱可塑性エラストマを採用
したので、ブーツとして必要な変形性能及び疲労耐久性
を確保することができる。
【0056】第一及び第二の係合部材は、ブーツ本体の
断面形状に沿って連続して延びるものであるため結合状
態が安定し、しかもこの第一及び第二の係合部材は溶剤
あるいは加熱等による溶着又は融着によって、熱可塑性
エラストマの連続組織を介して接合されるので、前記分
割部がその全長にわたって完全に密閉され、優れたシー
ル性を確保することができる。また、前記接合部が熱可
塑性エラストマの連続組織からなるためその疲労耐久性
も向上し、前記シール性を長期にわたって維持すること
ができる。
【0057】ブーツ全体を熱可塑性エラストマからな
り、その分割端部に雄型係合突条及び雌型係合溝を形成
したものとすることによって、熱可塑性エラストマから
なる係合部材の製作及びブーツの分割端部への埋設とい
った工程が不要になり、係合部材の剥離といったことも
起こり得なくなる。しかもブーツの熱可塑性エラストマ
材料の選択によって、通常のゴム材料からなるものより
も優れた耐久性を与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明においてブーツ本体の分割端部に熱可塑
性エラストマからなる第一及び第二の係合部材を備えた
分割型ブーツの一実施形態を示す斜視図である。
【図2】上記実施形態を軸心を通る平面で切断して示す
断面図である。
【図3】上記実施形態におけるブーツ本体の分割部を示
す断面図で、(A)は未接合状態、(B)は接合完了状
態を示すものである。
【図4】本発明においてブーツ本体の分割端部に熱可塑
性エラストマからなる第一及び第二の係合部材を備えた
分割型ブーツの他の実施形態を示す分割部の断面図で、
(A)は未接合状態、(B)は接合完了状態を示すもの
である。
【図5】本発明においてブーツ本体の分割端部に熱可塑
性エラストマからなる第一及び第二の係合部材を備えた
分割型ブーツの更に他の実施形態を示す分割部の断面図
である。
【図6】本発明においてブーツ本体の分割端部に熱可塑
性エラストマからなる第一及び第二の係合部材を備えた
分割型ブーツの耐久時間を測定した試験結果を示す説明
図である。
【図7】本発明においてブーツ全体が熱可塑性エラスト
マで成形された分割型ブーツの一実施形態を示す分割部
の断面図で、(A)は未接合状態、(B)は接合完了状
態を示すものである。
【図8】本発明においてブーツ全体が熱可塑性エラスト
マで成形された分割型ブーツの他の実施形態を示す分割
部の断面図で、(A)は未接合状態、(B)は接合完了
状態を示すものである。
【図9】本発明に係る分割型ブーツにおいて二分割型の
ものを示す斜視図である。
【図10】本発明に係る分割型ブーツの組付け性、シー
ル性及び耐久性の評価試験を行った結果を示す説明図で
ある。
【図11】比較例としての分割型ブーツの組付け性、シ
ール性及び耐久性の評価試験を行った結果を示す説明図
である。
【図12】溶剤の濃度による接合性の評価試験を行った
結果を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ブーツ本体 11,12 取付部 11a,12a バンド取付溝 11b,12b シール突条 13,41 蛇腹部 13a 山部 13b 谷部 14,42 分割部 15,16,43,44 分割端部 15a,16a,43a,44a 端面 2 第一の係合部材 21 埋設部 21a 接合端面 22,45 雄型係合突条 22a,45a 首部 22b,45b 頭部 22c,31c,45c,46c 係止段差部 23 フランジ部 3 第二の係合部材 3a 接合端面 31,46 雌型係合溝 31a,46a 首部受入部 31b,46b 頭部受入部 32 フランジ部 4 ブーツ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小島 好文 神奈川県藤沢市辻堂新町4−3−1 エヌ オーケー株式会社内 (72)発明者 建石 由紀久 神奈川県藤沢市辻堂新町4−3−1 エヌ オーケー株式会社内 Fターム(参考) 3J043 AA03 BA10 CB13 DA09 DA11 FA03 FA07 FB04 3J045 AA10 AA14 BA02 BA03 CB06 CB30 DA01 DA05 EA03

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸方向両端に取付部(11,12)を有
    し円周方向所要箇所に軸方向に延びる分割部(14)を
    有するブーツ本体(1)と、 前記分割部(14)で円周方向に互いに対向する分割端
    部(15,16)にそれぞれ一体的に埋設され前記ブー
    ツ本体(1)の断面形状に沿って延在された熱可塑性エ
    ラストマからなる第一及び第二の係合部材(2,3)と
    を備え、 この第一及び第二の係合部材(2,3)は互いに雌雄係
    合されると共にその嵌合面同士が互いに溶着又は融着さ
    れることを特徴とする分割型ブーツ。
  2. 【請求項2】 円周方向所要箇所に軸方向に延びる分割
    部(42)を有するブーツ(4)の全体が熱可塑性エラ
    ストマで成形され、 前記分割部(42)で円周方向に互いに対向する分割端
    部(43,44)にそれぞれブーツ(4)の断面形状に
    沿って延び互いに雌雄係合可能な雄型係合突条(45)
    及び雌型係合溝(46)が形成され、 前記分割端部(43,44)が前記雄型係合突条(4
    5)及び雌型係合溝(46)同士で雌雄係合されると共
    に互いに溶着又は融着されることを特徴とする分割型ブ
    ーツ。
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