JPH10110821A - ダストカバーブーツ - Google Patents

ダストカバーブーツ

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JPH10110821A
JPH10110821A JP35383396A JP35383396A JPH10110821A JP H10110821 A JPH10110821 A JP H10110821A JP 35383396 A JP35383396 A JP 35383396A JP 35383396 A JP35383396 A JP 35383396A JP H10110821 A JPH10110821 A JP H10110821A
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ridge
dust cover
groove
rib
divided
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JP35383396A
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Sadatomo Umeda
貞友 梅多
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組み付けが簡単で作業も容易であり、力を加
えない自然状態においては完成形に近い閉じた状態にな
るので口が開こうとする無理な応力が働かず、そのため
経時的な係合力の低下を生じがたくすることができるの
で長期的にダストカバーの目的を果たしやすく、また製
造時の金型も簡単で、成形作業も容易であるダストカバ
ーブーツを提供することを目的とする。 【解決手段】 連結により単一のベローズ体に組み立て
られ、連結前は縦方向に分割されることより2以上の独
立の分割体(1)・・となっているダストカバーであ
る。隣接する分割体(1),(1)間の連結部における
片方の縦方向エッジは凸条(2)に、他方の縦方向エッ
ジは凹溝(3)に形成する。凸条(2)はその基端側か
ら遊端側に向けて実質的にストレートな形状を有し、凹
溝(3)はその入口部から奥部に向けて実質的にストレ
ートな壁構造とする。凸条(2)の外面または凹溝
(3)の壁には、連続的または断続的に少なくとも1条
のリブ(r)を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のドライブ
シャフト等に設置するダストカバーブーツに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】自動車のドライブシャフトには、ベロー
ズ状のダストカバーブーツが設けられている。点検に際
し新しいブーツに取り換えるときには、縦方向に開口部
を有するブーツを用いることにより、回転装置を取り外
すことなくブーツをはめ込み、ついで開口部を閉じるタ
イプのブーツを用いることが便利である。
【0003】このような観点から、縦方向に切り開き状
の開口部を有する係合方式のブーツにつき、以下に述べ
るように種々の提案がなされている。
【0004】たとえば、実公平5−12524号公報
(実開昭62−12524号公報)には、全体が凹凸形
状の可撓性あるカバー体において、その上口縁部から下
口縁部にかけて螺旋形状の切り込み線部を相対する2個
所から形成して2分割したカバー半体を設け、このカバ
ー半体の各接合線部を開閉しうるように結合したダスト
カバーが示されている。この場合、カバー半体の各接合
線部を開閉しうるように、(イ)各接合線部の一側辺に
凸部、他側辺に凹部を設けると共に、その外側部に弾性
クリップを嵌着する方式、または(ロ)各接合線部にフ
ァスナーを設けて結合する方式が採用される。
【0005】実公平6−29556号公報(実開昭62
−191955号公報)には、カバー体の上口縁部から
下口縁部にかけて適当角度の螺旋状に切り込んだ開口部
を形成し、この螺旋状の開口部を開閉手段によって開閉
しうるようにしたダストカバーが示されている。
【0006】実公平6−14116号公報(実開昭63
−160469号公報)には、カバー体の上口縁部から
下口縁部に直線状の切り込み線を設けると共に、この切
り込み線部にファスナー体を設けたカバーにおいて、カ
バー体とファスナー体との中間部に細巾帯片を介装した
構造のダストカバーが示されている。
【0007】特公平5−50921号公報(特開平1−
204607号公報)には、シート体の一方の端縁に沿
って、ストレート首部を介して先端に膨出係止部を備え
た帯状の咬合凸条部を設けると共に、シート体の他方の
端縁に沿って、ストレート導入部と膨出凹部とからなる
咬合溝を備えた帯状の被咬合部を設け、さらに咬合溝の
外周部にバネ材からなる可撓性インサートを埋設した構
造のシールファスナー構造が示されている。
【0008】特開平4−362377号公報には、小径
リング部と大径リング部との間が蛇腹部とされ、縦方向
には分割部が形成され、その分割部が厚肉に形成される
と共にシールファスナーが配され、そのシールファスナ
ーが、一方の分割部の端縁に沿って形成されかつ先端に
膨出係止部を備えた帯状の咬合凸条部と、他方の分割部
の端縁に沿って形成されかつ咬合溝を備えた帯状の被咬
合部とからなり、さらに上記分割部が、内側のみに膨出
して厚肉部とされると共に、大径リング部の肩部が全周
にわたり面とりされた構造の自在継手用ブーツが示され
ている。
【0009】特開平6−181805号公報には、一方
のシート体の端縁に沿って先端に膨出係止部を備えた帯
状の咬合凸条部を設けると共に、他方のシート体の端縁
に沿って咬合溝を備えた帯状の被咬合部を設け、さらに
前記咬合凸条部には線状バネ材からなる波形平面の被挟
持インサートが埋設され、かつ前記咬合溝の外周部には
線状バネ材からなるナス形の挟持インサートを埋設した
構造のシールファスナー構造が示されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来提
案されているブーツのうち縦方向に切り開き状の開口部
を有する係合方式のブーツは、基本的には、先端に膨出
係止部を備えた帯状の咬合凸条部と、それを受けとめる
咬合溝を備えた帯状の被咬合部とからなる構造のもので
ある。
【0011】しかしながらこの構造のブーツは、次のよ
うな解決すべき課題がある。 (イ)先端に膨出係止部を備えた帯状の咬合凸条部を、
無理に膨出凹部の咬合溝に押し込むものであるため、嵌
合が、膨出凹部のインサートされるバネ体の保持力とゴ
ムの硬さ等に微妙にバランスされた上に成り立ってい
る。つまり、一度無理に押し広げてしまった嵌合溝は、
ゴムまたはエラストマーの硬さによっては元の咬合力を
維持できないことになる。 (ロ)ブーツの外側から見たときは嵌合しているように
見えても、無理に押し込む構造のものであるため、目視
できない内側では一部きちんと嵌合していないことがあ
る。 (ハ)金型の構造上、得られた製品が、力を加えない事
前状態ではC字形の口が開いた状態のものとなるため、
分割部の端縁を相手方の端縁にはめ込んでO字形の閉じ
た形状にするときにC字形に戻ろうとする応力が働き、
修理現場における両端縁の嵌合作業が必ずしも円滑には
いかない。 (ニ)その成形に際し狭い開口部に治具を挿入するた
め、金型が複雑となりかつ成形作業も煩雑となる。 (ホ)使用により咬合凸条部と咬合溝との間の係合力が
しだいに低下すると、無理にO字形にしたものがC字形
に戻ろうとするため、外れを生じることがあり、そのよ
うな場合には外れ部分からダストが入り込んで回転機構
に損傷を生じるおそれがある。
【0012】本発明は、このような背景下において、組
み付けが簡単で作業も容易であり、力を加えない自然状
態においては完成形に近い閉じた状態になるので口が開
こうとする無理な応力が働かず、そのため経時的な係合
力の低下を生じがたくすることができるので長期的にダ
ストカバーの目的を果たしやすく、また製造時の金型も
簡単で、成形作業も容易であるダストカバーブーツを提
供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明のダストカバーブ
ーツは、連結により単一のベローズ体に組み立てられ、
連結前は縦方向に分割されることより2以上の独立の分
割体(1)・・となっているゴムまたはエラストマー製
のダストカバーであって、隣接する分割体(1),
(1)間の連結部における片方の縦方向エッジは凸条
(2)に、他方の縦方向エッジは凹溝(3)に形成さ
れ、凹溝(3)への凸条(2)の嵌合により隣接する分
割体(1),(1)が互いに連結できる構造としてある
こと、前記凸条(2)はその基端側から遊端側に向けて
実質的にストレートな形状を有し、前記凹溝(3)はそ
の入口部から奥部に向けて実質的にストレートな壁構造
となっていること、前記凸条(2)の外面または前記凹
溝(3)の壁の少なくとも一方には、連続的または断続
的に少なくとも1条のリブ(r)を形成してあること、
を特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下本発明を詳細に説明する。
【0015】本発明のダストカバーブーツは、連結によ
り単一のベローズ体に組み立てられ、連結前は縦方向に
分割されることより2以上の独立の分割体(1)・・と
なっているダストカバーである。
【0016】各分割体(1)・・は、ゴムまたはエラス
トマーを射出成形することにより製造される。ゴムまた
はエラストマーとしては、耐屈曲疲労性、耐熱性、耐水
性、耐オゾン性、耐寒性、耐グリース性などの性質のす
ぐれたものが選択使用され、たとえば、クロロプレンゴ
ム、ポリウレタンエラストマー、ポリエステル系熱可塑
性エラストマーなどが例示される。
【0017】分割体(1)の個数は、2個、3個または
4個とすることが多い。各分割体(1)は、組み合わせ
た状態で平面視で円形となればよいので、同形であって
も同形でなくてもよいが、同形にした場合は金型が一種
で済むようにすることもできるので有利である。
【0018】さて本発明においては、隣接する分割体
(1),(1)間の連結部における片方の縦方向エッジ
は凸条(2)に、他方の縦方向エッジは凹溝(3)に形
成する。そして凹溝(3)への凸条(2)の嵌合によ
り、隣接する分割体(1),(1)が互いに連結できる
構造とする。凹溝(3)の深さは、凸条(2)の出っぱ
りの全長よりもわずかに長くすることが好ましく、その
ようにすると接着剤を適用するときに接着剤の溜まりが
できるので好都合である。
【0019】分割体(1)の片側のエッジを凸条(2)
に、分割体(1)の反対側のエッジを凹溝(3)に形成
すると、一種類の分割体(1)の連結でベローズ体に組
み立てることができる。ただし、両分割体(1),
(1)の大きさを変えることもできる。
【0020】そのほか、ある分割体(1)の両側のエッ
ジを凸条(2)に、他の分割体(1)の両側のエッジを
凹溝(3)に形成することもできる。このときの両分割
体(1),(1)の大きさは同じであっても異なってい
てもよい。
【0021】加えて本発明においては、上記の凸条
(2)はその基端側から遊端側に向けて実質的にストレ
ートな形状を有し、上記の凹溝(3)はその入口部から
奥部に向けて実質的にストレートな壁構造となるように
する。
【0022】この場合、凸条(2)および凹溝(3)
が、単一のベローズ体への組み立て状態において円を描
くように、厚み方向の断面視において円弧構造となるよ
うにすることが特に好ましい。
【0023】さらに本発明においては、上記凸条(2)
の外面または上記凹溝(3)の壁の少なくとも一方に、
連続的または断続的に少なくとも1条(通常は1条か2
条)のリブ(r)を形成する。このリブ(r)の高さ
は、0.2〜3mm程度、殊に0.3〜2mm程度で充
分である。
【0024】そしてこのリブ(r)に対応して、上記凹
溝(3)の壁または上記凸条(2)の外面には、このリ
ブ(r)が嵌合する抜け止め溝(g)を形成することが
望ましい。図7〜9はリブ(r)と抜け止め溝(g)と
の組み合わせ例を示した説明図である。
【0025】リブ(r)−抜け止め溝(g)の組み合わ
せとしては、たとえば次のような組み合わせが例示でき
る。 ・凸条(2)の外面にリブ(r)を設け、凹溝(3)の
壁に抜け止め溝(g)を設ける。(図7参照) ・凸条(2)の外面に抜け止め溝(g)を設け、凹溝
(3)の壁にリブ(r)を設ける。(図8参照) ・凸条(2)の外面の片側にリブ(r)、反対側に抜け
止め溝(g)を設け、凹溝(3)の壁の片側に抜け止め
溝(g)、反対側にリブ(r)を設ける。(図9参照)
【0026】上記の凸条(2)には補強のために成形時
にインサートとして帯片(4)を埋設してもよく、前記
の凹溝(3)の周囲には成形時にインサートとしてバネ
体(5)を埋設してもよい。
【0027】凹溝(2)への凸条(3)の嵌合に先立ち
接着剤を適用し、単一のベローズ体への組み立てが機械
的な嵌合および接着の双方によりなされるようにする
と、分割体(1)・・間の一体化が完全なものとなり、
長期間の使用によっても連結がこわれることがないの
で、特に推奨される。接着剤としては、2−シアノアク
リレート系接着剤のような速硬化性接着剤が適当であ
る。
【0028】
【実施例】次に実施例をあげて本発明をさらに説明す
る。
【0029】実施例1 図1は本発明のダストカバーブーツの一例を示した組み
立て前の正面図である。図2は図1のダストカバーブー
ツの組み立て前の平面図である。図3は図1のダストカ
バーブーツの組み立て前の拡大した横切断端面図であ
る。
【0030】図において、2個の分割体(1),(1)
はたとえばクロロプレンゴムを射出成形することにより
得たものであり、同じ形をしている。両分割体(1),
(1)を連結すれば、単一のベローズ体に組み立てられ
る。このベローズ体は3個の山とくびれ部とでできてお
り、下部の開口部は図示せざるハウジングに取り付けら
れ、上部の開口部には図示せざるシャフトが内嵌される
ようになっている。
【0031】個々の分割体(1)の片方の縦方向エッジ
は凸条(2)に、他方の縦方向エッジは凹溝(3)に形
成されており、両分割体(1),(1)を連結するとき
には、一方の分割体(1)の凸条(2)が他方の分割体
(1)の凹溝(3)に嵌合できるようになっている。
【0032】凸条(2)は、その基端側から遊端側に向
けてストレートな形状を有し、その遊端側は丸めてあ
る。凸条(2)のストレート部の長さは5mm、遊端側
の丸みの部分を含めた長さは6mmに設定してある。一
方、凹溝(3)は、その入口部から奥部に向けてストレ
ートな壁構造となっており、その最奥は丸みを帯びた盲
穴となっている。凹溝(3)のストレート部の長さは6
mm、最奥の丸みを帯びた盲穴を含めた長さは7mmに
設定してある。
【0033】そして凸条(2)および凹溝(3)は、単
一のベローズ体への組み立て状態においてちょうど円を
描くように、厚み方向の断面視において円弧構造に形成
してある。従って、上に述べた凸条(2)および凹溝
(3)のストレート部は、正確に言えばわずかに湾曲し
ている。
【0034】さらに、上記の凸条(2)の外面の基端側
寄りには高さ1mmのリブ(r)を1条形成してある。
なおリブ(r)は、連続的に形成するのが通常である
が、破線状に断続的に形成してもよい。このリブ(r)
に対応して、上記の凹溝(3)の入口寄りの壁には、上
記リブ(r)が嵌合する抜け止め溝(g)を1条形成し
てある。
【0035】上記の分割体(1),(1)の凹溝(2)
に2−シアノアクリレート系接着剤を塗布してから(凸
条(3)側にも接着剤を塗布してもよい)、凹溝(2)
への凸条(3)の嵌合を行ったところ、単一のベローズ
体への組み立てが機械的な嵌合および接着の双方により
なされた。この作業は円滑であり、またこのようにして
設置したダストカバーブーツは、次の車検まで何のトラ
ブルも生じなかった。
【0036】実施例2 図4は本発明のダストカバーブーツの他の一例を示した
組み立て前の正面図である。この実施例においては、同
形の3個の分割体(1),(1),(1)でベローズ体
に組み立てられるようになっている。
【0037】実施例3〜5 図5〜6は本発明のダストカバーブーツのさらに他の例
を示した組み立て前の拡大した横切断端面図である。
【0038】実施例3(図5)においては、一つの小さ
な分割体(1)の両側のエッジを凸条(2)に、もう一
つの大きな分割体(1)の両側のエッジを凹溝(3)に
形成してある。
【0039】実施例4(図6)においては、凸条(2)
には補強のために成形時にインサートとして帯片(4)
を埋設してあり、凹溝(3)の周囲には成形時にインサ
ートとしてバネ体(5)を埋設してある。図示は省略し
てあるが、凸条(2)側の帯片(4)、凹溝(3)側の
バネ体(5)の一方を省略した実施態様とすることもで
きる。
【0040】
【発明の効果】本発明のダストカバーブーツは、連結前
は縦方向に独立に分割されることより2以上の独立の分
割体(1)・・となっているので、金型が簡単になり、
成形作業も容易である。
【0041】凸条(2)はその基端側から遊端側に向け
て実質的にストレートな形状を有し、凹溝(3)はその
入口部から奥部に向けて実質的にストレートな壁構造と
なっているので、修理現場においては単に端縁同士を押
し込んで嵌合するだけで足り、嵌合作業を容易に行うこ
とができる。またその際に嵌合ミスを生ずることがな
い。
【0042】凸条(2)および凹溝(3)が、単一のベ
ローズ体への組み立て状態において円を描くように、厚
み方向の断面視において円弧構造となっているようにす
れば、力を加えない自然状態においても閉じた姿勢にな
るので、口が開いた状態に戻ろうとするような応力が働
らかず、上記の嵌合作業が容易になり、またブーツとし
た後の経時的な係合力の低下を生じがたい。
【0043】凸条(2)の外面または凹溝(3)の壁の
少なくとも一方には、連続的または断続的に少なくとも
1条のリブ(r)を形成してあり(そして好ましくは、
それに対応して凹溝(3)の壁または凸条(2)の外面
にはリブ(r)が嵌合する抜け止め溝(g)を形成して
あるので)、連結強度の向上にとって好ましいことはも
とより、次に述べる接着剤を適用するときにリブ(r)
(あるいはこれと抜け止め溝(g))が接着剤の溜まり
となり、接着力のさらなる向上が図られる点でも有利で
ある。
【0044】さらに、凹溝(2)への凸条(3)の嵌合
に先立ち接着剤を適用し、単一のベローズ体への組み立
てが機械的な嵌合および接着の双方によりなされるよう
にすると、分割体(1)・・間の一体化が完全なものと
なり、長期間の使用によっても連結がこわれることがな
い信頼性のあるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のダストカバーブーツの一例を示した組
み立て前の正面図である。
【図2】図1のダストカバーブーツの組み立て前の平面
図である。
【図3】図1のダストカバーブーツの組み立て前の拡大
した横切断端面図である。
【図4】本発明のダストカバーブーツの他の一例を示し
た組み立て前の正面図である。
【図5】本発明のダストカバーブーツのさらに他の例を
示した組み立て前の拡大した横切断端面図である。
【図6】本発明のダストカバーブーツのさらに他の例を
示した組み立て前の拡大した横切断端面図である。
【図7】リブ(r)と抜け止め溝(g)との組み合わせ
例を示した説明図である。
【図8】リブ(r)と抜け止め溝(g)との組み合わせ
例を示した説明図である。
【図9】リブ(r)と抜け止め溝(g)との組み合わせ
例を示した説明図である。
【符号の説明】
(1)…分割片、 (2)…凸条、 (3)…凹溝、 (4)…帯片、 (5)…バネ体、 (r)…リブ、 (g)…抜け止め溝

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】連結により単一のベローズ体に組み立てら
    れ、連結前は縦方向に分割されることより2以上の独立
    の分割体(1)・・となっているゴムまたはエラストマ
    ー製のダストカバーであって、 隣接する分割体(1),(1)間の連結部における片方
    の縦方向エッジは凸条(2)に、他方の縦方向エッジは
    凹溝(3)に形成され、凹溝(3)への凸条(2)の嵌
    合により隣接する分割体(1),(1)が互いに連結で
    きる構造としてあること、 前記凸条(2)はその基端側から遊端側に向けて実質的
    にストレートな形状を有し、前記凹溝(3)はその入口
    部から奥部に向けて実質的にストレートな壁構造となっ
    ていること、 前記凸条(2)の外面または前記凹溝(3)の壁の少な
    くとも一方には、連続的または断続的に少なくとも1条
    のリブ(r)を形成してあること、を特徴とするダスト
    カバーブーツ。
  2. 【請求項2】凸条(2)および凹溝(3)が、単一のベ
    ローズ体への組み立て状態において円を描くように、厚
    み方向の断面視において円弧構造となっていることを特
    徴とする請求項1記載のダストカバーブーツ。
  3. 【請求項3】前記凸条(2)の外面または前記凹溝
    (3)の壁の少なくとも一方には、連続的または断続的
    に少なくとも1条のリブ(r)を形成してあり、それに
    対応して前記凹溝(3)の壁または前記凸条(2)の外
    面には前記リブ(r)が嵌合する抜け止め溝(g)を形
    成してある請求項1または2記載のダストカバーブー
    ツ。
  4. 【請求項4】凹溝(2)への凸条(3)の嵌合に先立ち
    接着剤が適用され、単一のベローズ体への組み立てが機
    械的な嵌合および接着の双方によりなされている請求項
    1〜3のいずれかに記載のダストカバーブーツ。
JP35383396A 1996-10-01 1996-10-01 ダストカバーブーツ Withdrawn JPH10110821A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000018385A (ja) * 1998-04-28 2000-01-18 Nok Corp 分割型ブーツ
JP2007225053A (ja) * 2006-02-24 2007-09-06 Showa Corp プロペラシャフト支持構造
JP2016175577A (ja) * 2015-03-20 2016-10-06 トヨタ車体株式会社 ステアリングジョイントカバー構造

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