JP2000017715A - トイレ室のキャビネット装置 - Google Patents

トイレ室のキャビネット装置

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JP2000017715A
JP2000017715A JP10190084A JP19008498A JP2000017715A JP 2000017715 A JP2000017715 A JP 2000017715A JP 10190084 A JP10190084 A JP 10190084A JP 19008498 A JP19008498 A JP 19008498A JP 2000017715 A JP2000017715 A JP 2000017715A
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cabinet
backrest
toilet
water supply
toilet room
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JP10190084A
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English (en)
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Yasuhiro Shirai
康裕 白井
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Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
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    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47KSANITARY EQUIPMENT NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; TOILET ACCESSORIES
    • A47K17/00Other equipment, e.g. separate apparatus for deodorising, disinfecting or cleaning devices without flushing for toilet bowls, seats or covers; Holders for toilet brushes
    • A47K17/02Body supports, other than seats, for closets, e.g. handles, back-rests, foot-rests; Accessories for closets, e.g. reading tables
    • A47K17/026Armrests mounted on or around the toilet

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  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Toilet Supplies (AREA)
  • Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】トイレ室において洋風便器の後部に設置される
キャビネット装置の前面に背もたれを設けるに際して、
その背もたれを強固に固定できるようにするとともに、
その固定作業を容易に行い得、且つ固定具が外部に露出
しないようにする。 【解決手段】トイレ室において洋風便器10の後部に設
置されるキャビネット装置12のキャビネット本体14
前面且つ洋風便器10の上部に、前面から出っ張った形
状の背もたれ40を設けるとともに、背もたれ40の内
部に空洞部を形成して、その空洞部においてねじ44に
より背もたれ40をキャビネット本体14に締結固定す
る。このとき背もたれ40の側面を開放形状としておい
て、その開放部分においてねじ44による締結作業,取
外し作業が行えるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はトイレ室において
洋風便器の後部に配設されるキャビネット装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】トイレ
室において、洋風便器(以下単に便器とする)の後部に
キャビネット装置を配設し、そしてそのキャビネット本
体の内部に洗浄水タンクや洗浄管等の便器の洗浄手段を
含む各種機能部を内蔵させたもの、或いは更に便器を昇
降させる昇降駆動装置等を内蔵させたものが提案されて
いる。
【0003】ところでこのように便器の後部にキャビネ
ット装置を配設する場合、便器洗浄水等を供給するため
の給水元管の端部接続口はそのキャビネット本体内部に
配置施工するのが通例である。
【0004】しかしながら既設のトイレ室にこの種のキ
ャビネット装置を設置する場合、必ずしも給水元管の端
部接続口をキャビネット本体の内部に位置させることが
難しい場合もあり、そのような場合にはキャビネット本
体外部に露出した給水元管の端部接続口から給水用の配
管を延び出させて、これをキャビネット本体に設けた貫
通孔を挿通してその内部に導入するといったことが必要
となる。
【0005】しかしながらこの場合、便器周りに給水用
配管が露出した状態となって見苦しく、特に給水用配管
がキャビネット本体の内外に出入りする部分が煩雑な感
じとなって外観を悪くする要因となる。
【0006】或いはまた、便器に人体局部を洗浄する局
部洗浄装置を備えた場合においては、給水元管から延び
出させた給水用の配管を外部に露出した状態で局部洗浄
装置の給水接続部につながなければならず、特にその局
部洗浄装置の給水接続部が便器に対して給水元管と反対
側にあるような場合には、給水元管から延び出させた給
水用配管を便器を通過して反対側まで延ばし、局部洗浄
装置の給水接続部につながなければならず、この場合給
水用配管が長く露出した状態となり且つ便器を通過して
延びることとなるため、便器周りが煩雑化し美観を損ね
ることとなる。
【0007】更にキャビネット本体に便器の昇降駆動装
置を内蔵させた場合には、外部に設けた操作スイッチの
操作で便器を昇降させ得るようにその操作スイッチから
電気配線を延ばして、これをキャビネット本体内部の昇
降駆動装置に接続することが必要で、この場合にも電気
配線のキャビネット本体内外への出入部が外部に露出し
た状態にあると見苦しさを感じさせてしまう。
【0008】また昇降便器の場合には特に足腰の弱い人
が使用することとなるため、便器の後部且つ上部に背も
たれがあることが望ましく、そこでキャビネット装置に
おけるキャビネット本体の前面且つ便器の上部に背もた
れを設けるようにしたものが提案されている。
【0009】しかしながら従来提案されているものは、
背もたれの背面に設けたバックハンガー金具をキャビネ
ット本体側の掛止部に下向きに掛止させるようにしただ
けのものであって背もたれが外れ易く、従って便器使用
者が便器から立ち上がる際に摩擦によって背もたれが上
方に持ち上げられてしまうと、その背もたれがキャビネ
ットから容易に外れてしまい危険であるといった問題が
内在していた。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願の発明はこのような
課題を解決するためになされたものである。而して請求
項1のキャビネット装置は、トイレ室において洋風便器
の後部に配設されるキャビネット装置のキャビネット本
体前面且つ該洋風便器の上部に該前面から突出する出張
り部を設け、且つ該出張り部の内部に給水用の配管若し
くは配線を通すための空洞部を形成したことを特徴とす
る。
【0011】請求項2のキャビネット装置は、請求項1
において、前記キャビネット本体の前面板には前記空洞
部に臨む位置において前記配管若しくは配線をキャビネ
ット本体の内外に通す貫通孔を設けたことを特徴とす
る。
【0012】請求項3のキャビネット装置は、請求項2
において、前記キャビネット本体の外部において給水元
管の端部接続口が配置施工されており、前記給水用の配
管が該端部接続口から延び出して前記空洞部を通過して
いることを特徴とする。
【0013】請求項4のキャビネット装置は、請求項
1,2,3の何れかにおいて、前記キャビネット本体の
前面板の一部を前記出張り部とともに脱着可能な点検口
蓋として構成したことを特徴とする。
【0014】請求項5のキャビネット装置は、請求項4
において、前記出張り部を前記点検口蓋とともに背もた
れとして構成したことを特徴とする。
【0015】請求項6のキャビネット装置は、トイレ室
において洋風便器の後部に配設されるキャビネット装置
のキャビネット本体前面且つ該洋風便器の上部に該前面
から出っ張った形状の背もたれを配置するとともに、該
背もたれの内部に、該背もたれをキャビネット本体に固
定する固定具を収容する空洞部を形成したことを特徴と
する。
【0016】請求項7のキャビネット装置は、請求項6
において、前記キャビネット本体の前面板の一部が前記
背もたれの背面板を兼用するようになしたことを特徴と
する。
【0017】請求項8のキャビネット装置は、請求項
6,7の何れかにおいて、前記空洞部を前記背もたれの
側面に連続する形態で設け、且つ該側面の少なくとも該
空洞部に連続する部分を開放形状となしたことを特徴と
する。
【0018】
【作用及び発明の効果】上記のように請求項1のキャビ
ネット装置は、キャビネット本体前面且つ便器の上部に
おいてその前面から突出する形態で出張り部を設け、そ
の出張り部の内部に給水用の配管若しくは配線を通すた
めの空洞部を形成したもので、このキャビネット装置の
場合、給水用の配管若しくは配線をキャビネット本体外
部に配管,配線することとなる場合において、それらを
上記空洞部に通すことによって少なくともその一部、特
に便器の上部においてこれをその出張り部の内部に隠蔽
状態とすることができる。これによって便器周りが煩雑
化するのを防止でき、便器周りの美観を良好とすること
ができる。
【0019】請求項2のものは、上記空洞部に臨む位置
においてキャビネット本体の前面板に上記配管若しくは
配線をキャビネット本体内外に通す貫通孔を設けたもの
で、この請求項2のキャビネット装置によれば、配管若
しくは配線のキャビネット本体への出入部を隠蔽状態と
することができ、その出入部が外部に露出することによ
って見苦しさ,煩雑さを感じさせてしまうといった問題
を解決することができ、便器周りの美観を良好とするこ
とができる。
【0020】前記説明から明らかなように、本発明は給
水元管の端部接続口がキャビネット本体の外部に配置施
工されている場合に適用して効果が大きい(請求項
3)。この場合において給水元管の端部接続口から延び
出させた給水用の配管を、上記空洞部を通過させるよう
に配管することでその一部、特に便器上部の部分を出張
り部にて隠蔽状態とすることができる。
【0021】またこの場合においてその給水用の配管
を、キャビネット本体の前面板且つ空洞部に臨む位置に
設けた貫通孔を通じてキャビネット本体内に挿通するよ
うになした場合、その給水用の配管のキャビネット本体
への出入部を隠蔽状態とすることができる。
【0022】尚、上記空洞部ないし貫通孔は必ずしもキ
ャビネット本体外部の給水元管の端部接続口から延び出
させた給水用の配管を通す場合だけでなく、キャビネッ
ト本体内の給水元管の端部接続口から延び出させた給水
用の配管をキャビネット本体外に取り出して局部洗浄装
置の給水接続部に接続するような場合においても、その
給水用の配管を通すための部分として用いることができ
る。
【0023】請求項4のものは、キャビネット本体の前
面板の一部を上記出張り部とともに脱着可能な点検口蓋
として構成したもので、この請求項4のキャビネット装
置の場合、その点検口蓋を取り外すことでキャビネット
本体内部の点検,メンテナンスを行うことができるとと
もに、その点検口蓋を脱着する際、出張り部を持って容
易に点検口蓋を取外し又は取付作業することができる。
【0024】請求項5のものは、上記出張り部を上記点
検口蓋とともに背もたれとして構成したもので、このよ
うにしておけば便器使用時にその背もたれによって安楽
な姿勢で便器を使用できるようになる。
【0025】請求項6のものは、キャビネット本体の前
面且つ便器の上部に出張り形状の背もたれを配置し、且
つその背もたれの内部にこれをキャビネット本体に固定
する固定具を収容する空洞部を形成したものである。こ
の請求項6のキャビネット装置の場合、その背もたれを
キャビネット本体に固定するための固定具を正面視にお
いて隠蔽状態とすることができ、その固定具が外部に露
出することによる煩雑感を生ぜしめず、背もたれの固定
部、ひいては便器周りの美観を良好とすることができ
る。
【0026】この場合においてその背もたれの背面板を
キャビネット本体の前面板の一部にて兼用させるように
なすことができる(請求項7)。このようにすれば必要
な部材の点数を少なくすることができるとともに、キャ
ビネット装置及び背もたれの構成を簡素化することがで
きる。
【0027】請求項8のものは、上記空洞部を背もたれ
の側面に連続する形態で設け、且つその側面の少なくと
も空洞部に連続する部分を開放形状となしたもので、こ
のようにしておけば、その開放部から手を挿入して固定
具により背もたれをキャビネット本体に固定作業するこ
とができる。
【0028】またその開放部を通じて固定作業できるこ
とから、ねじ等強固な締結固定具を用いて背もたれをキ
ャビネット本体に締結固定するようになすことができ、
従って便器使用者が立ち上がる際等に摩擦によって背も
たれが持ち上げられてしまい、キャビネット本体から外
れるといったことを防止することができる。
【0029】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図1〜図3において、10は洋風便器(以下
単に便器とする)で、その後部に設置されたキャビネッ
ト装置12のキャビネット本体14の前面下部に壁掛式
に取付固定されている。ここでキャビネット本体14は
床16及びトイレ室の後側の壁18に接する状態で設置
されている。
【0030】キャビネット本体14の内部には、便器洗
浄水を貯える洗浄水タンク20及びその洗浄水タンク2
0内の洗浄水を便器10に流出させて便器洗浄を行う洗
浄管22が収容されている。本例ではこれら洗浄水タン
ク20,洗浄管22が便器10の洗浄手段を成してい
る。また図1,図3に示しているようにキャビネット本
体14の側面には洗浄操作部としての操作レバー24が
設けられている。
【0031】本例では、図1,図3に示しているように
ノズル26から人体局部に洗浄水を噴出し局部洗浄する
局部洗浄装置が備えられている。而して便器10には、
正面視において左側部にその操作部28が設けられてい
る。
【0032】本例においては、また、図1,図3に示し
ているようにキャビネット装置12の外部且つ後側の壁
18に給水元管の端部接続口30が配置施工されてお
り、そこから給水用の配管(外部の給水用配管)32a
が延び出している。この給水用配管32aはT字状の継
手34を介して、キャビネット本体14内部の給水用の
配管32bに接続されている。この内部の給水用の配管
32bは、その他端部が前記洗浄水タンク20の上部に
接続されており、これら配管32a,32bを通じて洗
浄水タンク20に便器洗浄のための洗浄水が供給される
ようになっている(図2参照)。
【0033】配管32aには、また、継手34を介して
局部洗浄装置に対し洗浄水を供給する配管32cが接続
されている。そしてその配管32cの他端部が、便器1
0に対して給水元管の端部接続口30とは反対側に位置
する給水接続部に接続されている。ここで配管32a,
32b,32cは全体として給水用の配管32を構成す
るものである。
【0034】キャビネット本体14の前面且つ便器10
の上部には、その前面から突出する出張り部36が設け
られている。一方キャビネット本体14における前面板
38の一部、具体的には便器10の上側の一部が、図3
に示しているように脱着可能な点検口蓋38aとして構
成されており、その点検口蓋38aが出張り部36と一
体にキャビネット本体14に対して脱着可能とされてい
る。
【0035】ここで出張り部36は点検口蓋38aと一
体となってボックス状の背もたれ40を構成している。
背もたれ40は中空構造とされていて内部全体が空洞部
とされている。また左右の側面全体が開放形状とされて
いる。
【0036】尚、本例では背もたれ40の背面板がキャ
ビネット本体14における前面板38の一部、具体的に
は点検口蓋38aにて兼用されているが、背もたれ40
の背面板とキャビネット本体14の前面板38とを別々
に構成することも可能である。
【0037】背もたれ40における点検口蓋38aの部
分にはU字切欠状の貫通孔42が設けられており、この
貫通孔42において上記配管32aと32bとがT字状
の継手34を介して接続されている。即ち給水元管の端
部接続口30から延び出した給水用の配管32aが、こ
の貫通孔42を通じてキャビネット本体14外からキャ
ビネット本体14内に挿通されている。
【0038】尚、本例ではU字切欠状の貫通孔42が背
もたれ40における点検口蓋38aの部分の左右両端部
に設けられているが、ここではその内の右側端部の貫通
孔42が配管32を通すためのものとして用いられてい
る。これは本例の場合、給水元管の端部接続口30がキ
ャビネット本体14に対し便器正面視において右側の位
置に配置施工されていることによる。
【0039】他方局部洗浄装置への給水用の配管32c
は、継手34から背もたれ40内部の空洞部を左向きに
通り抜けており、他端部が局部洗浄装置の給水接続部に
接続されている。即ち本例では、出張り部36とキャビ
ネット本体14の前面板38の一部、具体的には点検口
蓋38a部分とで構成される背もたれ40内部の空洞部
が、給水用の配管32cを通すための空洞部として用い
られている。
【0040】この背もたれ40内部の空洞部は、また、
背もたれ40をキャビネット本体14に固定する固定具
を収容する部分としても用いられている。具体的には、
背もたれ40はその背面板を兼ねた点検口蓋38a部分
において固定具としてのねじ44によりキャビネット本
体14、詳しくはキャビネット本体14の横フレーム材
46にねじ締結固定され、そしてそれらねじ44が背も
たれ40内部の空洞部に収容されるようになっている。
【0041】これらねじ44は正面視において背もたれ
40における出張り部36の裏側に隠れた状態となり、
正面視において外部から隠蔽状態にある。一方でこの背
もたれ40の両側面は開放形状とされており、従ってそ
の開放部から手を挿入することで、容易にねじ44によ
る背もたれ40のキャビネット本体14への脱着を行う
ことができる。
【0042】また背もたれ40はねじ44にてキャビネ
ット本体14に固定状態とされることから、本例によれ
ば背もたれ40を強固にキャビネット本体14に締結固
定することができ、がたつきを生じたり、キャビネット
本体14から外れたりすることはない。尚、ねじ44に
よる固定作業を終えた後において開放形状の両側面を別
途の蓋にて閉鎖するように成しても良い。
【0043】図4は本発明の他の例を示したもので、こ
の例ではキャビネット本体14の内部に便器10を昇降
駆動する昇降駆動装置が内蔵されている。即ち便器10
がその昇降駆動装置によって所定ストローク昇降可能と
されている。ここでキャビネット本体14は、上部14
−1と下部14−2とに分かれており、その上部14−
1が便器10と一体で所定ストローク上下に昇降する。
【0044】キャビネット本体14には、アームレスト
48が前方に延び出す状態で取り付けられており、その
アームレスト48の先端部に便器10を昇降駆動させる
ための操作スイッチ50が設けられている。
【0045】この操作スイッチ50からはアームレスト
48の内部を通って電気配線52が延び出しており、そ
してその電気配線52が、アームレスト48の基端部か
ら背もたれ40内部の空洞部を通って、更には背もたれ
40における背面板を兼ねた点検口蓋38aのU字切欠
状の貫通孔42を挿通してキャビネット本体14内部に
挿通され、そのキャビネット本体14の内部で便器10
の昇降駆動装置に接続されている。
【0046】尚、この実施例では給水元管の端部接続口
30がキャビネット本体14内部に配置施工されてお
り、従って給水用の配管32aは外部には露出していな
い。但し図1〜図3に示す実施例のようにその給水元管
の端部接続口30がキャビネット本体14の外部に配置
施工されている場合において、上記背もたれ40内部の
空洞部をその給水用の配管32aを通すための部分とし
て用い、またU字切欠状の貫通孔42をその配管32a
を挿通する部分として用いるといったことも可能であ
る。
【0047】更にまた、給水元管の端部接続口30がキ
ャビネット本体14内部に配置施工されている場合にお
いて、局部洗浄装置への給水用の配管30cをキャビネ
ット本体14内部からそのU字切欠状の貫通孔42を通
じて外部に取り出し、更に背もたれ40の内部の空洞部
を通した上で、その先端部を局部洗浄装置の給水接続部
に接続するようになすこともできる。
【0048】以上のように本例では、給水用の配管32
若しくは電気配線52をキャビネット本体14の外部に
配管,配線することとなる場合において、それらを背も
たれ40内部の空洞部に通すことによって少なくともそ
の一部、特に便器10の上部においてこれをその背もた
れ40の内部に隠蔽状態とすることができる。これによ
って便器10周りが煩雑化するのを防止でき、便器10
周りの美観を良好とすることができる。
【0049】また本例では、上記空洞部に臨む位置にお
いてキャビネット本体14の前面板38に上記配管32
若しくは電気配線52をキャビネット本体14内外に通
す貫通孔42を設けていることから、配管32若しくは
電気配線52のキャビネット本体14への出入部を正面
視において隠れた状態とすることができ、その出入部が
外部に露出することによって見苦しさ,煩雑さを感じさ
せてしまうといった問題を解決することができ、便器1
0周りの美観を良好とすることができる。
【0050】また本例では、キャビネット本体14の前
面板38の一部を出張り部36とともに脱着可能な点検
口蓋38aとしており、この場合、その点検口蓋38a
を取り外すことでキャビネット本体14内部の点検,メ
ンテナンスを行うことができるとともに、その点検口蓋
38aを脱着する際、出張り部36を持って容易に点検
口蓋38aを取外し又は取付作業することができる。
【0051】加えて本例のものは、上記出張り部36を
上記点検口蓋38aとともに背もたれ40として構成し
ているため、便器10使用時にその背もたれ40によっ
て安楽な姿勢で便器を使用できるようになる。
【0052】また本例の場合、背もたれ40の内部にこ
れをキャビネット本体14に固定するねじ44を収容す
る空洞部を形成しているため、その背もたれ40をキャ
ビネット本体14に固定するためのねじ44を正面視に
おいて隠蔽状態とすることができ、そのねじ44が外部
に露出することによる煩雑感を生ぜしめず、背もたれ4
0の固定部、ひいては便器10周りの美観を良好とする
ことができる。
【0053】この場合において、その背もたれ40の背
面板をキャビネット本体14の前面板38の一部にて兼
用させるようにすることで、必要な部材の点数を少なく
することができるとともに、キャビネット装置12及び
背もたれ40の構成を簡素化することができる。
【0054】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示である。例えば上例では便器10の洗浄手
段として洗浄水タンク20及び洗浄管22をキャビネッ
ト本体14内部に設けているが、場合によってキャビネ
ット本体14内部にフラッシュバルブと洗浄管とを洗浄
手段として設けておくといったことも可能である。
【0055】また上記図1〜図3に示す実施例は便器1
0が固定状態のものの例であるが、同実施例を便器10
が昇降するものに適用することも可能である。また図1
〜図3に示す実施例は、給水元管の端部接続口30がキ
ャビネット本体14外部且つトイレ室の後側の壁18に
配置施工されている場合の例であるが、図1中二点鎖線
で示しているように給水元管の端部接続口30が床16
に配置施工されている場合にも本発明の適用は可能であ
って、この場合にも第一実施例と同様の効果を奏するこ
とができる。
【0056】また上例では給水元管からの水を洗浄水タ
ンク20或いは局部洗浄装置に対して供給するための配
管32を例として説明したが、本発明は他の目的の給水
用の配管或いは給湯用の配管,排水用の配管等の配管を
空洞部によって隠蔽し、或いはまたその空洞部に臨む位
置に設けた貫通孔を通じてキャビネット本体14内外に
出入りさせるようになすといったことも可能であるな
ど、本発明はその主旨を逸脱しない範囲において種々変
更を加えた形態で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるキャビネット装置を便
器とともに示す図である。
【図2】同実施例のキャビネット装置を便器とともに示
す一部切欠側面図である。
【図3】同実施例のキャビネット装置を便器とともに示
す分解斜視図である。
【図4】本発明の他の実施例のキャビネット装置の斜視
図である。
【符号の説明】
10 洋風便器 12 キャビネット装置 14 キャビネット本体 20 洗浄水タンク 22 洗浄管 30 端部接続口 32 配管 36 出張り部 38 前面板 38a 点検口蓋 40 背もたれ 42 貫通孔 44 ねじ(固定具) 52 電気配線

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トイレ室において洋風便器の後部に配設
    されるキャビネット装置のキャビネット本体前面且つ該
    洋風便器の上部に該前面から突出する出張り部を設け、
    且つ該出張り部の内部に給水用の配管若しくは配線を通
    すための空洞部を形成したことを特徴とするトイレ室の
    キャビネット装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記キャビネット本
    体の前面板には前記空洞部に臨む位置において前記配管
    若しくは配線をキャビネット本体の内外に通す貫通孔を
    設けたことを特徴とするトイレ室のキャビネット装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記キャビネット本
    体の外部において給水元管の端部接続口が配置施工され
    ており、前記給水用の配管が該端部接続口から延び出し
    て前記空洞部を通過していることを特徴とするトイレ室
    のキャビネット装置。
  4. 【請求項4】 請求項1,2,3の何れかにおいて、前
    記キャビネット本体の前面板の一部を前記出張り部とと
    もに脱着可能な点検口蓋として構成したことを特徴とす
    るトイレ室のキャビネット装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記出張り部を前記
    点検口蓋とともに背もたれとして構成したことを特徴と
    するトイレ室のキャビネット装置。
  6. 【請求項6】 トイレ室において洋風便器の後部に配設
    されるキャビネット装置のキャビネット本体前面且つ該
    洋風便器の上部に該前面から出っ張った形状の背もたれ
    を配置するとともに、該背もたれの内部に、該背もたれ
    をキャビネット本体に固定する固定具を収容する空洞部
    を形成したことを特徴とするトイレ室のキャビネット装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記キャビネット本
    体の前面板の一部が前記背もたれの背面板を兼用するよ
    うになしたことを特徴とするトイレ室のキャビネット装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項6,7の何れかにおいて、前記空
    洞部を前記背もたれの側面に連続する形態で設け、且つ
    該側面の少なくとも該空洞部に連続する部分を開放形状
    となしたことを特徴とするトイレ室のキャビネット装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017035179A (ja) * 2015-08-07 2017-02-16 株式会社Lixil 便器装置
JP2019058576A (ja) * 2017-09-28 2019-04-18 Toto株式会社 ライニングユニット

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