JP2002322719A - 便器を備えたベンチ及び便器を備えたベンチを配置したトイレルーム - Google Patents

便器を備えたベンチ及び便器を備えたベンチを配置したトイレルーム

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JP2002322719A
JP2002322719A JP2001125869A JP2001125869A JP2002322719A JP 2002322719 A JP2002322719 A JP 2002322719A JP 2001125869 A JP2001125869 A JP 2001125869A JP 2001125869 A JP2001125869 A JP 2001125869A JP 2002322719 A JP2002322719 A JP 2002322719A
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toilet
floor
urinal
toilet bowl
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JP2001125869A
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Yoshihiro Nishizaki
喜弘 西崎
Takaya Minamiyama
貴哉 南山
Masato Suzuki
眞人 鈴木
Takahiro Nakamura
隆宏 中村
Yasushi Sato
靖史 佐藤
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 殺伐とした印象を与えないデザイン性のよい
トイレルームでありながら、既存の狭いトイレルームに
おいて、男性の大便器への小便の際の飛沫の飛散によっ
てトイレルームが汚れるのを抑え、床面が汚れた場合で
も水洗いによって掃除でき、また、清掃等の際に顔を大
便器に直接近接させることによる不快感を感じずにすむ
トイレルームを提供する。 【解決手段】 ベンチ1の一部に上方に開口した大便器
2を内装すると共に、ベンチ1内の大便器2の側方に給
排水部3を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、住宅のトイレル
ーム及び、トイレルームに配置する便器又は便器相当物
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、住宅に設けられるトイレルー
ムは狭く、このため男性の小便器を兼ねた大便器がトイ
レルーム内に配置されて使用される。これは、図8に示
すように、トイレルームの略中央部にロータンク31
a’付きの小便器兼用の大便器2’を配置し、ロータン
ク31a’の上に手洗い部(図示せず)等を設けたりす
るものである。このような大便器2’を配置したトイレ
ルームは、床面がタイル敷きであることが多く、トイレ
ルーム内が殺伐とした印象を与えるものであった。
【0003】そこで、床面を木質フロアやクッションフ
ロアのようなデザイン性の良い床面としたり、大便器
2’の側方にカウンターを施工したり、またロータンク
31a’をキャビネットで隠蔽したりしてデザイン性を
向上させたトイレルームが提案されている。
【0004】ところが、上述したようなトイレルーム
は、床面をタイル敷から木質フロアやクッションフロア
に変えて殺伐とした印象を与えないデザイン性のよいも
のにしたものの、床面が汚れた場合に水洗い等による清
掃ができずに不潔なものであった。
【0005】ところで、トイレルームの汚れの主因は、
男性が大便器2’に小便する際の飛沫の飛散である。そ
こで、トイレルームに大便器2’とは別体の男性の小便
専用の小便器を設けて、汚れの主因である男性の大便器
2’への小便の際の飛沫の飛散を抑えることが考えられ
るが、上述したような大便器2’を配置したトイレルー
ムにあっては、大便器2’が前後方向に長くてトイレル
ーム内の多くのスペースを占めるため小便器を配置する
スペースがない。また、小便器をトイレルームに配置し
た場合でも、男性の小便の際の飛沫の飛散を完全に抑え
ることはできないため、結局汚れた床面を水洗いして清
掃できることが必要であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の点に鑑
みてなされたものであり、その目的とするところは、殺
伐とした印象を与えないデザイン性のよいトイレルーム
でありながら、既存の狭いトイレルームにおいて、男性
の大便器への小便の際の飛沫の飛散によってトイレルー
ムが汚れるのを抑え、床面が汚れた場合でも水洗いによ
って掃除でき、また、清掃等の際に顔を大便器に直接近
接させることによる不快感を感じずにすむトイレルーム
を提供することを課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係る便器を備えたベンチは、ベンチ1の一部
に上方に開口した大便器2を内装すると共に、ベンチ1
内の大便器2の側方に給排水部3を設けて成ることを特
徴とするものである。このような構成とすることで、大
便器2の一側方のベンチ1内に給水部31や排水部等3
2の給排水部3を配置して、前後方向長さの短い便器を
備えたベンチとすることができて、限られた広さのトイ
レルーム4内に更に別体の男性の小便専用の小便器6を
配置することができ、また便器として使用しない時にベ
ンチとして利用することが可能になるものである。
【0008】また、ベンチ1の大便器2に対応する開口
11aに開閉自在な可動ベンチ部1aを設け、該可動ベ
ンチ部1aを閉じた時に可動ベンチ部1a上面が上記開
口11aの側方に位置する固定ベンチ部1b上面と略面
一とすることが好ましい。このような構成とすること
で、大便器2を使用しない時に便器としてではなくベン
チとして使用することが可能となり、また、可動ベンチ
部1aを閉じておくことで、清掃等の際に顔を大便器2
の直接近接させることによる不快感を感じずにすむ。
【0009】また、ベンチ1の大便器2に対応する部分
の側方にベンチ1の他の部分よりも高い肘掛け部18を
形成すると共に、肘掛け部18内にロータンク31aを
配置することが好ましい。このような構成とすること
で、大便時等に着座する際に、肘掛け部18に肘を掛け
て楽な姿勢で着座することができると共に、肘掛け部1
8内にロータンク31aを配置したことで、ベンチ1内
の空所にロータンク31aを配置せずにここをベンチ収
納部10として利用することが可能となる。
【0010】上記課題を解決するために本発明に係る便
器を備えたベンチを配置したトイレルームは、請求項1
乃至3に記載の便器を備えたベンチをトイレルーム4内
の一側壁41aに沿って配置し、前記一側壁41aと対
向する側壁41c近傍に小便器6を配置し、該小便器6
の下方近傍の床面7を床パン71で形成すると共に、上
記床パン71以外の床面7を木質等の非防水性床材72
で形成して成ることを特徴とするものである。このよう
な構成とすることで、小便器6をベンチ1を配置した側
壁41aに対向する側壁41c近傍に配置して、大便器
2上の便座17に着座した際に顔が小便器6に近接する
のを防止することが可能となり、また、床面7を木製フ
ローリングやクッション等のデザイン性の高い非防水性
床材72で形成することで、タイル敷のトイレルームに
おけるような殺伐とした印象をなくすことができると共
に、小便器6の下方近傍の床面7を床パン71で形成す
ることで、男性が小便器6に小便した際に飛沫が飛散し
ても、床パン71に飛散した飛沫を水洗いで容易に清掃
することが可能となる。
【0011】また、ベンチ1の長手方向端部の側方に収
納部51を設けることが好ましい。このような構成とす
ることで、予備のトイレットペーパーやその他の小物等
を収納しておくことが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て、図1乃至図4に基づいて説明する。
【0013】本発明におけるトイレルーム4は、図4に
示すように、平面視矩形状をしたもので、その四側壁4
1のうちの一側壁41aに便器を備えたベンチが配置さ
れる。
【0014】ベンチ1は、図1に示すように、トイレル
ーム4の一側壁41aに沿った略水平方向を長手方向と
して、この側壁41aに沿って配置される。ベンチ1
は、着座面となる上板部11と、この上板部11の前側
端部より下方に連設する前板部12とからなる。上板部
11は、平面視略矩形状の板状の部材で、後端部を側壁
41aに固定し、一側端部を隣接する側壁41dに固定
すると共に他側端部を一側方に配置してある後述するサ
イドキャビネット5に固定し、前端部からは前板部12
を下方に連設してある。前板部12は、前面視矩形状の
板状の部材で、上端部は上記上板部11より連設され、
下端部を床面7に載置固定してあり、一側端部を隣接す
る側壁41dに固定すると共に他側端部をサイドキャビ
ネット5に固定してある。ベンチ1の内部には空所が形
成されるが、上板部11と前板部12とで空所が覆われ
るため、トイレルーム4内からは空所は見えないもので
ある。
【0015】このようなベンチ1の長手方向の一部に
は、大便器2を内装するものである。本実施形態では、
ベンチ1の長手方向のほぼ中央内部に大便器2を配置
し、この部分に対応する上板部11に開口11aが形成
してある。大便器2は、図3に示すように、上方に開口
したボウル部20で主体が構成されるもので、このボウ
ル部20の開口縁21には便座17aを配置して用便時
の着座部とする。本実施形態では、上板部11の下面側
に便座用板部17を配置してボウル部20の開口縁21
に沿って楕円状の便座開口17bを形成し、便座用板部
17の便座開口17bの周りを便座17aとしてある。
ボウル部20には給水口22及び排水口23が一側部側
(サイドキャビネット5側)に形成され、給水口22と
排水口23には給水部(図示せず)と排水部32とが接
続されて大便器2の一側部側(サイドキャビネット5
側)のベンチ1内に配置されており、このようにボウル
部20の側方に給水部や排水部等32の給排水部3を配
置することで、大便器2の配列が前後方向に長くなるの
を回避するものである。本実施形態では、排水部32に
は排水弁を有する可動式排水部32aを用いると共に、
給水を水道直結給水とすることで給水部としてのロータ
ンクを不要としてある。
【0016】また、ベンチ1の大便器2に対応する上板
部11に形成した開口11aには、後端部(すなわち側
壁41a側の端部)を枢支して回動開閉自在とした可動
ベンチ部1aを形成し、可動ベンチ部1aの両側の上板
部11を固定ベンチ部1bとしてある。可動ベンチ部1
aは、用便時には開けて便座17aに着座し、用便時以
外では可動ベンチ部1aを閉じて便器蓋として使用する
もので、可動ベンチ部1aを閉じた際には可動ベンチ部
1aの上面と固定ベンチ部1bの上面とが面一となり、
一繋がりの着座面が形成される。
【0017】また、大便器2と給排水部3とに対応する
前板部12には、点検用開口15が形成してあると共に
点検用開口蓋16がビスによって着脱自在に取付けてあ
り、大便器2や給排水部3の点検や修理等のメンテナン
ス時に開放することができる。
【0018】そして、ベンチ1内において、大便器2の
ボウル部20の側方で給排水部3を配置していない側の
空所をベンチ収納部10とし、これに対応する前板部1
2に収納用開口13を形成すると共に収納用開口蓋14
が開閉自在に取付けてあり、トイレルーム4内よりトイ
レットペーパー等の収納物をベンチ収納部10に出入れ
自在に収納することができる。
【0019】また、ベンチ1の一側方にはサイドキャビ
ネット5が配置される。サイドキャビネット5は、ベン
チ1を配置した側壁41aに隣接した側壁41bに沿っ
て、ベンチ1を配置した側壁41aに一側端部が当接す
ると共に他側端部がベンチ1を配置した側壁41aと対
向する側壁41cまでの大略中間部に位置するように配
置したもので、ベンチ1の側方に位置する部分には、キ
ャビネット収納部51、トイレットペーパー設置部5
2、トイレルーム内使用機器の操作部53、例えば用便
時に人体局部を洗浄する温水洗浄機能部の操作部が配置
される。また、サイドキャビネット5のこれらを配置し
ていない側の上部には、手洗い部54が配置され、その
下方には手洗い部54の配管(図示せず)の点検開口5
5が形成してあると共に点検開口蓋56が開閉自在に取
付けてあり、手洗い部54の配管の点検や修理等のメン
テナンス時に開放することができる。そして、サイドキ
ャビネット5の側端部とベンチ1を配置した側壁41a
と対向する側壁41cとの間には、小便器6及び床パン
71が配置される。
【0020】小便器6は、サイドキャビネット5を配置
したのと同じ側の側壁41bの、ベンチ1を配置した側
壁41aに対向する側壁41c近傍に設けてある。小便
器6の下方近傍、すなわち、サイドキャビネット5の側
端部とベンチ1を配置した側壁41aと対向する側壁4
1cとの間の床面7に床パン71を形成すると共に、そ
れ以外の床面7を木製フローリングやクッション等のデ
ザイン性の高い非防水性床材72で形成してある。非防
水性床材72は、タイル敷のトイレルームにおけるよう
な殺伐とした印象をなくすもので、防温等の効果のある
ものであってもよいが、小便等が飛散した場合には水洗
いすることができない。そこで、小便器6での用便時に
小便が飛散しやすい小便器6の下方近傍の床面7は床パ
ン71で形成し、小便が飛散した際に水洗いすることが
できるようにしてある。このような床パン71と非防水
性床材72との間にはグレーチング溝73が形成してあ
る。また、非防水性床材72とベンチ1の前板部12と
の境界7aは直線状にしてあり、非防水性床材72から
なる床面7を掃除機がけし易くするものである。
【0021】このような便器を備えたベンチは、大便時
等には可動ベンチ部1aを開け、大便器2上方に形成し
てある便座17aに着座して用を足すのであるが、大便
器2を使用しない時には、可動ベンチ部1aを閉じるこ
とで、便器としてではない通常のベンチとして使用する
ことができる。
【0022】以上のような構成によれば、大便器2及び
この大便器2の側方に給排水部3を備えた前後方向長さ
の短いベンチをトイレルーム4の一側壁41aに沿って
配置することで、従来のような限られた広さのトイレル
ーム4内において、更に別体の男性の小便専用の小便器
6を配置することができ、男性が小便器6に小便して飛
沫が飛散し難いようにすることで、トイレルームの汚れ
の主因となっている、男性が大便器2に小便することで
飛沫が飛散するのを防止することができる。また、小便
器6をベンチ1を配置した側壁41aに対向する側壁4
1c近傍に配置したので、大便器2上の便座17aに着
座した際に顔が小便器2に近接するのを防止できる。ま
た、小便器6の下方近傍の床面7を床パン71で形成す
ると共に、それ以外の床面7を木製フローリングやクッ
ション等のデザイン性の高い非防水性床材72で形成し
てあることで、非防水性床材72によってタイル敷のト
イレルームにおけるような殺伐とした印象をなくすこと
ができると共に、男性が小便器6に小便した際に飛沫が
飛散しても、小便器6の下方近傍の床面7を床パン71
で形成してあるので水洗いで容易に清掃することができ
る。また、ベンチ1の上板部11の大便器2に対応する
開口11aに開閉自在な可動ベンチ部1aを設け、前記
開口11aの側方の上板部11を固定ベンチ部1bと
し、可動ベンチ部1aを閉じた時に可動ベンチ部1a上
面と固定ベンチ部1b上面とが面一となるようにしてあ
るので、大便器2を使用しない時には便器としてではな
く通常のベンチとして使用することができると共に、可
動ベンチ部1aと閉じておくことで、清掃等の際に顔を
直接大便器2に近接させることによる不快感を感じずに
済む。また更に、ベンチ1の長手方向端部の側方にサイ
ドキャビネット5を配置してこれに収納部51としての
キャビネット収納部を設けたので、予備のトイレットペ
ーパーやその他の小物等を収納しておくことができる。
【0023】また、特に図示はしないが、ベンチ1と大
便器2とを一体的に形成してもよいものである。
【0024】次に、他の実施形態について図5に基づい
て説明する。本実施形態は基本的には図1乃至図4に示
す上実施形態と同じであるため、主に異なる部分につい
て説明する。
【0025】図5に示す本実施形態は、排水部32に可
動式排水部32aを用いずに通常の固定式の排水部32
を用い、給水部31としてのロータンク31a及びこれ
らの配管33をサイドキャビネット5内に収納してあ
り、サイドキャビネット5に収納部51を設けていない
ものである。このようにすることで、可動式排水部では
なく通常の固定式の排水部32を用いると共に、給水部
としてのロータンク31aを用いることができるもので
ありながら、トイレルーム4内からはこれらの給排水部
3が見えないため見栄えのよいトイレルーム4とするこ
とができる。
【0026】次に、更に他の実施形態について図6に基
づいて説明する。本実施形態は基本的には図5に示す上
実施形態と同じであるため、主に異なる部分について説
明する。
【0027】図6に示す本実施形態は、ベンチ1の大便
器2に対応する部分の一側方(本実施形態ではサイドキ
ャビネット5を設けていない側)の固定ベンチ部1b
に、ベンチ1の他の部よりも高い肘掛け部18を形成す
ると共に、肘掛け部18内にロータンク31aを配置
し、サイドキャビネット5にキャビネット収納部51を
設けたものである。このようにすることで、大便時等に
便座17aに着座する時やベンチ1として可動ベンチ部
1a上に着座する際に、肘掛け部18に肘を掛けて楽な
姿勢で着座することができると共に、肘掛け部18内に
ロータンク31aを配置したことで、サイドキャビネッ
ト5にキャビネット収納部51を設けることが可能とな
って、予備のトイレットペーパーやその他の小物等を収
納しておくことができるようになるものである。
【0028】次に、更に他の実施形態について図7に基
づいて説明する。本実施形態は基本的には図5に示す実
施形態と同じであるため、主に異なる部分について説明
する。
【0029】図7に示す本実施形態は、図5に示す実施
形態に加えて、天袋収納部81をベンチ1上方の天井付
近に取付け、サイドキャビネット5の上方に鏡付き収納
扉82を備えた収納棚83を設け、小便器6が直接見え
ないように覆い隠す目隠し扉84を小便器6の近傍に開
閉自在に設けるものである。このようにして、天袋収納
部81をベンチ1上方の天井付近に取付けることでデッ
ドスペースを利用して収納部を形成することができると
共に、小便器6を使用しない時に目隠し扉84を閉めて
おけば小便器6が見えず、また、大便器2についても使
用しない時には可動ベンチ部1aを閉めておけば大便器
2は全く見えずベンチ1として使用することができるよ
うになるうえに、鏡付き収納扉82を備えた収納棚83
を設けたりすることで、トイレルーム4を便器等が見あ
たらないベンチのある小部屋とすることができ、家人が
化粧や洗顔をするだけでなく、来客時に客人用の着替え
室としても使用することが可能となる。
【0030】
【発明の効果】上記のように本発明の請求項1記載の発
明にあっては、ベンチの一部に上方に開口した大便器を
内装すると共に、ベンチ内の大便器の側方に給排水部を
設けたので、大便器の一側方のベンチ内に給水部や排水
部等の給排水部を配置して、前後方向長さの短い便器を
備えたベンチとすることができて、便器を使用しない時
にベンチとして利用できると共に、限られた広さのトイ
レルーム内の一側壁に沿ってこの便器を備えたベンチを
配置したうえに、トイレルームに更に別体の男性の小便
専用の小便器を配置することができ、男性が小便器に小
便して飛沫が飛散し難いようにすることで、トイレルー
ムの汚れの主因となっている、男性が大便器に小便する
ことで飛沫が飛散するのを防止することが可能となり、
また清掃等の際に顔を直接大便器に近接させることによ
る不快感を感じずに済むものである。
【0031】また請求項2記載の発明にあっては、上記
請求項1記載の発明の効果に加えて、ベンチの大便器に
対応する開口に開閉自在な可動ベンチ部を設け、該可動
ベンチ部を閉じた時に可動ベンチ部上面が上記開口の側
方に位置する固定ベンチ部上面と略面一としたので、大
便器を使用しない時に可動ベンチ部を閉じることで、便
器としてではなく上面が平坦な通常のベンチとして使用
することが可能となる。
【0032】また請求項3記載の発明にあっては、上記
請求項1又は2記載の発明の効果に加えて、ベンチの腰
掛用大便器に対応する部分の側方にベンチの他の部分よ
りも高い肘掛け部を形成すると共に、肘掛け部内にロー
タンクを配置したので、大便時等に着座する際に、肘掛
け部に肘を掛けて楽な姿勢で着座することができると共
に、肘掛け部内にロータンクを配置したことで、他の部
分にロータンクを配置せずに済み、この部分を収納部と
して利用することが可能となる。
【0033】また請求項4記載の発明にあっては、上記
請求項1乃至3記載の発明の効果に加えて、便器を備え
たベンチをトイレルーム内の一側壁に沿って配置し、前
記一側壁と対向する側壁近傍に小便器を配置し、該小便
器の下方近傍の床面を床パンで形成すると共に、上記床
パン以外の床面を木質等の非防水性床材で形成したの
で、小便器をベンチを配置した側壁に対向する側壁近傍
に配置して、大便器上の便座に着座した際に顔が小便器
に近接するのを防止することが可能となり、また、床面
を木製フローリングやクッション等のデザイン性の高い
非防水性床材で形成することで、タイル敷のトイレルー
ムのような殺伐とした印象をなくすことができると共
に、小便器の下方近傍の床面を床パンで形成すること
で、男性が小便器に小便した際に飛沫が飛散しても、床
パンに飛散した飛沫を水洗いで容易に清掃することが可
能となる。
【0034】また請求項5記載の発明にあっては、上記
請求項4記載の発明の効果に加えて、ベンチの長手方向
端部の側方に収納部を設けて成ることを特徴とする請求
項4記載の便器を備えたので、予備のトイレットペーパ
ーやその他の小物等を収納しておくことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の斜視図である。
【図2】同上の実施形態の断面図である。
【図3】同上の実施形態のベンチ及び給排水部の一部省
略斜視図である。
【図4】同上の実施形態の平面図である。
【図5】本発明の他の実施形態の斜視図である。
【図6】本発明の更に他の実施形態の斜視図である。
【図7】本発明の更に他の実施形態の斜視図である。
【図8】従来例の断面図である。
【符号の説明】
1 ベンチ 1a 可動ベンチ部 1b 固定ベンチ部 10 ベンチ収納部 2 大便器 3 給排水部 4 トイレルーム 41 側壁 5 サイドキャビネット 51 キャビネット収納部 6 小便器 7 床面 71 床パン 72 非防水性床材
フロントページの続き (72)発明者 鈴木 眞人 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 中村 隆宏 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 佐藤 靖史 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 2D039 AA02 AA04 AE00 AE01 DB00 DB04 2E025 BA05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベンチの一部に上方に開口した大便器を
    内装すると共に、ベンチ内の大便器の側方に給排水部を
    設けて成ることを特徴とする便器を備えたベンチ。
  2. 【請求項2】 ベンチの大便器に対応する開口に開閉自
    在な可動ベンチ部を設け、該可動ベンチ部を閉じた時に
    可動ベンチ部上面が上記開口の側方に位置する固定ベン
    チ部上面と略面一として成ることを特徴とする請求項1
    記載の便器を備えたベンチ。
  3. 【請求項3】 ベンチの大便器に対応する部分の側方に
    ベンチの他の部分よりも高い肘掛け部を形成すると共
    に、肘掛け部内にロータンクを配置して成ることを特徴
    とする請求項1又は2記載の便器を備えたベンチ。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3に記載の便器を備えたベ
    ンチをトイレルーム内の一側壁に沿って配置し、前記一
    側壁と対向する側壁近傍に小便器を配置し、該小便器の
    下方近傍の床面を床パンで形成すると共に、上記床パン
    以外の床面を木質等の非防水性床材で形成して成ること
    を特徴とする便器を備えたベンチを配置したトイレルー
    ム。
  5. 【請求項5】 ベンチの長手方向端部の側方に収納部を
    設けて成ることを特徴とする請求項4記載の便器を備え
    たベンチを配置したトイレルーム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013241754A (ja) * 2012-05-18 2013-12-05 Toto Ltd トイレユニット
JP2018009404A (ja) * 2016-07-15 2018-01-18 Toto株式会社 トイレユニット

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JP2018009404A (ja) * 2016-07-15 2018-01-18 Toto株式会社 トイレユニット

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