JP2000016631A - シート搬送装置 - Google Patents

シート搬送装置

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JP2000016631A JP10204374A JP20437498A JP2000016631A JP 2000016631 A JP2000016631 A JP 2000016631A JP 10204374 A JP10204374 A JP 10204374A JP 20437498 A JP20437498 A JP 20437498A JP 2000016631 A JP2000016631 A JP 2000016631A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬送駆動ローラと従動ローラの圧接圧をあま
り高くしなくてもシート材を曲がりが少ない状態で搬送
できるシート材搬送装置を提供する。 【解決手段】 可動軸受30により従動ローラ14b、
14cの2軸間を一定に固定し、可動軸受30を従動ロ
ーラ14b、14cの軸を結ぶ線に沿う方向と搬送駆動
ローラ14aに対して接離する方向で移動可能とし、圧
縮スプリング31で可動軸受30を付勢し、従動ローラ
14b、14cを搬送駆動ローラ14aに対して圧接さ
せる。すると搬送駆動ローラ14aと従動ローラ14
b、14cの軸芯が自動的に平行に位置決めされ、原稿
の搬送方向の違いをなくして搬送力のむらもなくし、比
較的小さい圧接力で原稿が搬送中に曲がろうとする力に
打ち勝てるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、転写紙、複写原稿
となる用紙、ロール紙その他の種々のシート材を搬送す
るシート搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】転写紙
やロール紙等のようなシート材を搬送するシート搬送装
置にはいろいろなものが存在しているが、いずれにおい
ても搬送時のシート材の非直進性に起因する問題が種々
知られている。たとえば複写機の原稿自動搬送装置(A
DF)等においては、原稿搬送の非直進性に起因する複
写画像の曲がり発生という問題がある。すなわち、AD
F等では原稿載置台から露光部までの搬送途中で、搬送
方向に対してねじれるように原稿がずれ、まっすぐに搬
送されてゆかずに曲がってしまうと、複写画像にも曲が
りが生じるというものである。
【0003】ADF等では、原稿を露光位置までまっす
ぐに搬送するために特に重要となるのが、原稿台の上か
ら原稿を分離する分離部よりも搬送方向で下流側に位置
する搬送ローラである。そこで従来のADF等では、搬
送ローラが分離部の搬送抵抗に打ち勝って分離部から原
稿を曲がりなく引き抜けるように、搬送ローラを構成す
る駆動ローラに対する従動ローラの圧接圧を大きくし、
搬送力を高めている。
【0004】しかしながら、上述のような搬送ローラで
は、駆動ローラと従動ローラの圧接圧を圧接圧を高くし
すぎると、ローラの変形による原稿の送りむらやローラ
の摩耗が生じやすくなり、圧接圧を高めることによって
原稿を曲がりなく搬送するには限界があった。また、圧
接圧を高くできたとしても従動ローラを駆動ローラに平
行に圧接させることが難しく、ローラの両端部で搬送力
に差が生じやすいという問題もあった。
【0005】本発明はこのような従来の問題点にかんが
み、より低い圧接圧で従来より搬送による曲がりの少な
いシート材の搬送を行える装置を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のシート搬送装置
のうち請求項1に係るものは、上記目的を達成するため
に、転写紙、複写原稿となる用紙、ロール紙その他のシ
ート材を搬送するシート搬送装置において、搬送装置本
体に回転可能に支持した搬送駆動ローラと、上記搬送装
置本体に支持した共通の軸受部材で回転可能に支持する
とともに上記搬送駆動ローラを挟むように配した一対の
従動ローラと、上記一対の従動ローラを上記搬送駆動ロ
ーラに圧接させる付勢手段を備え、上記搬送装置本体の
上記軸受部材の支持部が、少なくとも上記一対の従動ロ
ーラの軸を結ぶ線に沿う方向及び上記搬送駆動ローラに
対して接離する方向で上記軸受部材を移動可能に保持す
るものであることを特徴とする。
【0007】同請求項2に係るものは、上記搬送装置本
体の上記軸受部材の支持部が、該軸受部材の上記従動ロ
ーラのスラスト方向での移動を規制する規制手段を備え
てなることを特徴とする。
【0008】同請求項3に係るものは、上記搬送装置本
体の上記軸受部材の支持部が、上記搬送装置本体から上
記搬送駆動ローラ側へ突出するとともに該搬送駆動ロー
ラ側先端にフック部を有する2対のフックアームを備
え、各フックアームの対の間にそれぞれ上記軸受部材を
可動に挟んで保持してなることを特徴とする。
【0009】同請求項4に係るものは、上記軸受部材の
上記フックアームに挟まれる部位それぞれに上記フック
アームのアーム部を係合させる凹部を設け、該凹部の上
記従動ローラのスラスト方向での壁が上記フックアーム
の上記アーム部との当接によって上記規制手段をなし、
上記凹部の底縁近傍部位が上記フックアームの上記フッ
ク部によって係止されるまで上記搬送駆動ローラに対し
て接離する方向での上記従動ローラの移動を許すととも
に、上記凹部の底面と上記フックアームの上記フック部
との間隙内で上記従動ローラの軸を結ぶ線に沿う方向で
の上記従動ローラの移動を許すことを特徴とする。
【0010】同請求項5に係るものは、上記軸受部材の
上記搬送駆動ローラの表面に上記シート材の搬送をガイ
ドする面を設けてなることを特徴とする。
【0011】同請求項6に係るものは、上記搬送駆動ロ
ーラ及び上記従動ローラの少なくとも外周部に圧力によ
る変形が比較的小さい高硬度部材かつ高摩擦部材を用い
てなることを特徴とする。
【0012】すなわち本発明に係るシート搬送装置は、
従動ローラの2軸間を一定に固定し、かつ一対の従動ロ
ーラの軸を結ぶ線に沿う方向及び搬送駆動ローラに対し
て接離する方向で軸受部材を移動可能として従動ローラ
を搬送駆動ローラに対して圧接させることにより、搬送
駆動ローラと従動ローラの軸芯を平行に位置決めし、一
対の従動ローラによるシート材の搬送方向の違いをなく
して搬送力のむらもなくし、かつシート材を2箇所で搬
送駆動ローラとの間に挟み、シート材が搬送中に曲がろ
うとする力に対して比較的小さい搬送力で打ち勝てるよ
うに構成してなる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。なお以下では本発明に係るシート搬
送装置を複写機の原稿自動搬送装置(以下、単にADF
という。)において実施した例のみを図示しかつ説明す
るが、本発明に係るシート搬送装置はこの例に限定され
ず、シート材を搬送する装置であれば種々の装置に対し
て採用し得るものである。またシート材の形態及びその
搬送状態等も図示の例のものには限定されない。さら
に、以下の実施形態で用いた各要素部材についても図示
の例のものには限定されず、同等の機能を発揮できるも
のであれば採用可能である。
【0014】図1は本発明に係るシート搬送装置を採用
し得る複写機のADFを示す断面図である。図におい
て、1は複写機本体で、その上面には原稿読取位置をな
すスリットガラス2とコンタクトガラス3が設けてあ
り、これらスリットガラス2とコンタクトガラス3の下
方に、画像読取手段をなす露光ランプ4と第1ミラー5
等が設けてある。この複写機1の画像読取手段は、コン
タクトガラス3にセットした原稿を読み取る際に、露光
ランプ4と第1ミラー5がコンタクトガラス3の下方で
図中の左右方向に移動して原稿面を読み取り、またスリ
ットガラス2を介して原稿Pを読み取る際には露光ラン
プ4と第1ミラー5がスリットガラス2の下方に停止し
た状態で原稿面を読み取るようになっている。このよう
な原稿画像の読み取り方式は周知であるので詳細な説明
は省略するが、露光ランプ4が照射した光の原稿面から
の反射光を第1ミラー5や図示せぬレンズを介してCC
D等の結像素子に結像するものである。
【0015】ADF6は、複写機本体1の上面に装着し
てあり、その下面にはコンタクトガラス3に載置した原
稿を覆うとともに原稿をコンタクトガラス3に押圧し、
かつ原稿読取時の白基準となる反射板7が設けてある。
このADF6は、図示せぬヒンジ機構を介して複写機本
体1に連結してあり、複写機1の上面に対して接離回動
自在となっている。
【0016】またADF6は上部に原稿載置台8を設け
てあり、原稿載置台8には複数枚の原稿Pからなる原稿
束をセット(載置)できる。原稿載置台8にセットした
原稿束の最上位の原稿Pの上面に呼出ローラ9が当接回
転し、給紙ベルト10と分離ローラ11の間に呼出ロー
ラ9が送り出した原稿Pを挟んだ状態で、分離ローラ1
1に対して任意の角度で加圧・接触している給紙ベルト
10が搬送方向に回転し、分離ローラ11が搬送方向と
は逆方向に回転することによって、原稿束の最上位の原
稿Pから1枚ずつ確実に分離給紙するようになってい
る。
【0017】また呼出ローラ9の原稿搬送方向下流には
ストッパ部材12が設けてあり、原稿載置台8上に載置
した原稿束の搬送方向先端側をこのストッパ部材12に
突き当て、給紙ベルト10側へ進入することを抑制して
いる。さらに呼出ローラ9の下方には押上板13が設け
てある。押上板13は、図示せぬソレノイド等の駆動手
段によって搬送方向上流側の回動支点13aを中心に図
中上下方向で揺動し、搬送方向先端側を呼出ローラ9に
対して近接・離隔させ得る。すなわち、複写機本体1側
の図示せぬ操作部でコピースタートスイッチを押し下げ
ると、押上板13が呼出ローラ9に対して離隔する実線
で示す位置から呼出ローラ9に近接する仮想線で示す位
置に移動し、原稿Pの束を下方から呼出ローラ9に押し
付け、上述した呼出ローラ9による原稿給紙を行えるよ
うにする。
【0018】給紙ベルト10及び分離ローラ11によっ
て分離給紙された原稿Pを、図示せぬモータによって回
転駆動する第1搬送ローラ対14(搬送駆動ローラ14
a及び従動ローラ14b、14cからなる。)によって
給紙ベルト10と分離ローラ11の間から引き抜き、A
DF本体15内の反転ガイド16に沿わせて反転させつ
つスリットガラス2に向かって搬送する。
【0019】そして、第1搬送ローラ対14によって搬
送してきた原稿Pが反転ガイド16により案内されてス
リットガラス2上を通過した後に、反転排紙ガイド17
によってすくい上げ、そして案内しつつ排紙経路に通紙
し、その後、第2搬送ローラ対18(搬送駆動ローラ1
8a及び従動ローラ18bからなる。)と、排紙ローラ
対19(搬送駆動ローラ19a及び従動ローラ19bか
らなる。)とによって挟んで搬送することにより、排紙
経路から外装カバー20上に排紙する。スリットガラス
2上を原稿Pが通過する際には、露光ランプ4、第1ミ
ラー5等により原稿画像の読み取りを行う。なお、スリ
ットガラス2上には反射ガイド部材21が設けてあり、
この反射ガイド部材21が読み取り時の白基準及び露光
ランプ4からの光の反射部を構成している。
【0020】図2は、本発明に係るシート搬送装置を上
述した図1の装置に適用した実施形態を示す側面図
(A)と、図2(A)の矢印B方向から見た正面図
(B)である。第一搬送ローラ14は、反転ガイド16
を構成するADF本体15の一側部15aに回転可能か
つ位置固定に軸支した搬送駆動ローラ14aと、ADF
本体15の他側部15bに位置可変に取り付けた一対の
可動軸受30によって回転可能に支持した一対の従動ロ
ーラ14a、14bと、可動軸受30をそれぞれ搬送駆
動ローラ14a側へ近接するように付勢し、従動ローラ
14b、14cを搬送駆動ローラ14aに圧接させる圧
縮スプリング31により構成してある。
【0021】図示のように、可動軸受30は従動ローラ
14b、14cの両軸端に配設してあり、従動ローラ1
4b、14cの各軸は可動軸受30に対しては位置固
定、すなわち軸間距離を一定とし、かつ回転可能に保持
してある。この可動軸受30は、略矩形の面形状を有す
る部材であり、図中上下両端部の中央に凹溝32、32
が形成してある。一方、ADF本体15の他側部15b
には、一対の可動軸受30、30に対応させて2対のフ
ックアーム33・・・が搬送駆動ローラ14a側へ突出
させて設けてあり、各フックアーム33のアーム部33
aを可動軸受30の凹溝32内に嵌め入れ、可動軸受3
0を図の上下方向で挟むことにより可動軸受30を保持
している。また各フックアーム33のフック部33bが
可動軸受30の凹溝32から搬送駆動ローラ14a側へ
出て、凹溝32の底縁近傍部位に係止することにより、
圧縮スプリング31の付勢力によって可動軸受30が搬
送駆動ローラ14a側へ必要以上に押し出されないよう
に規制している。
【0022】また図中上下方向で対応するフックアーム
33、33のアーム部33a、33a間、さらに詳細に
はアーム部33a、33aの対向面の間の寸法は、可動
軸受30の凹溝32の底面間の寸法よりも大きくして間
隙が生じるようにしてあり、このため可動軸受30は、
両従動ローラ14b、14cの軸を結ぶ線に沿う図にお
ける高さ方向、すなわち図2の上下方向で±a(例えば
±2mm)の距離だけ移動可能になっている。また、圧
縮スプリング31の付勢力との関係で、可動軸受30は
搬送駆動ローラ14aに対して接離する方向、すなわち
図2の左右方向にb(例えば2mm)の距離だけ移動可
能となっている。
【0023】すなわち、可動軸受30が本来取り付ける
べき位置からずれて組み付けられたとしても、圧縮スプ
リング31の付勢力で搬送駆動ローラ14aに対して従
動ローラ14b、14cが圧接されると、圧縮スプリン
グ31の付勢力と従動ローラ14b、14cの搬送駆動
ローラ14aへの圧接力とがバランスするように、可動
軸受30及び従動ローラ14b、14cが一つのユニッ
トとして動き、具体的には搬送駆動ローラ14aの軸芯
と両従動ローラ14b、14cの軸芯との距離x1、x
2が同じになるよう動く。可動軸受30及び従動ローラ
14b、14cの動きとしては、上述した図の上下方
向、左右方向での移動だけでなく、両方向の動きが合成
されることによって搬送駆動ローラ14aの軸芯を中心
とする揺動も行われる。これらの動きにより搬送駆動ロ
ーラ14aと従動ローラ14b、14cの軸芯は自動的
に平行に位置決めされ、従動ローラ14b、14cの搬
送方向が一致し、搬送駆動ローラ14aと従動ローラ1
4b、14cの圧接力をあまり大きくしなくても原稿P
を曲がりなく搬送するようになる。
【0024】なお、組み立て性を考慮して可動軸受30
の凹溝32の幅をフックアーム33のアーム部33aの
幅寸法より若干大きくすることにより、可動軸受30及
び従動ローラ14b、14cは全体として従動ローラ1
4b、14cの軸のスラスト方向でも移動可能となる。
凹溝32の両側の壁によってスラスト方向での移動を規
制できるので、凹溝32の幅とフックアーム33のアー
ム部33aの幅寸法はできるだけ隙間が生じないように
差を小さく形成するほうが好ましい。
【0025】また、可動軸受30の図中上下方向での中
央部位には湾曲面34が設けてあり、この湾曲面34が
従動ローラ14b、14c間の搬送ガイドを兼ね、カー
ルした原稿や厚紙等が従動ローラ14bを通過後に搬送
駆動ローラ14aと従動ローラ14c間へ容易に進入で
きるようにしてある。
【0026】なお、上述の実施形態では可動軸受30を
圧縮スプリング31で付勢しているが、従動ローラ14
b、14cの軸自体をスプリング等の弾性部材により付
勢してもよいことは言うまでもない。また、搬送駆動ロ
ーラ14aの外周部に圧力による変形が比較的小さい高
硬度部材かつ高摩擦部材(例えば高硬度のゴム材)を使
用することは言うまでもないが、従動ローラ14b、1
4cにも同様な材質の部材を用いることによりシート材
を直進させようとする力が向上する。すなわち、搬送駆
動ローラ14aと従動ローラ14b、14cの間にシー
ト材が介在した状態では、従動ローラ14b、14cは
搬送されるシート材の線速と同一値の周速で回転してお
り、シート材が曲がろうとすると従動ローラ14b、1
4cのニップ部において線速差が生じ、このためシート
材が曲がろうとする力に対して摩擦係数に比例した反作
用を与えるためである。
【0027】
【発明の効果】請求項1に係るシート搬送装置は、以上
説明してきたように、一対の従動ローラの軸芯を搬送駆
動ローラの軸芯に対して平行に位置決めでき、搬送駆動
ローラと従動ローラの軸芯のずれによる搬送力の差が生
じないため、搬送しようとするシート材を確実に直進さ
せることが可能になるという効果がある。
【0028】請求項2に係るシート搬送装置は、以上説
明してきたように、従動ローラのスラスト方向での移動
を規制することにより、搬送駆動ローラと従動ローラの
スラスト方向でのずれを抑えられ、上記共通の効果に加
え、搬送しようとするシート材の直進性をさらに高める
ことができるという効果がある。
【0029】請求項3及び請求項4に係るシート搬送装
置は、以上説明してきたように、2対のフックアームで
軸受部材を可動に挟んで保持することにより、上記共通
の効果に加え、部品点数が少なく、低コストでシート材
の直進性を高める装置構成が可能になるという効果があ
る。
【0030】請求項5に係るシート搬送装置は、以上説
明してきたように、軸受部材にシート材の搬送をガイド
する面を設けることにより、上記共通の効果に加え、カ
ールしたシート材が搬送方向下流側の従動ローラと搬送
駆動ローラのニップへ容易に進入できるようになるとい
う効果がある。
【0031】請求項6に係るシート搬送装置は、以上説
明してきたように、搬送駆動ローラと従動ローラに高硬
度部材かつ高摩擦部材を用いることにより、搬送される
シート材の線速と同一値の周速で回転する従動ローラ
が、曲がろうとするシート材に対して摩擦係数に比例す
る反作用を与え、上記共通の効果に加え、よりいっそう
確実にシート材を直進させることが可能になるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシート搬送装置を採用し得る複写
機のADFを示す断面図である。
【図2】本発明に係るシート搬送装置を図1の装置に適
用した実施形態を示す側面図(A)と、図2(A)の矢
印B方向から見た正面図(B)である。
【符号の説明】
1 複写機本体 6 ADF 8 原稿載置台 9 呼出ローラ 10 給紙ベルト 11 分離ローラ 14 第1搬送ローラ対 14a 搬送駆動ローラ 14b、14c 従動ローラ 15 ADF本体 16 反転ガイド 20 外装カバー 30 可動軸受 31 圧縮スプリング 32 可動軸受の凹溝 33 フックアーム 33a フックアームのアーム部 33b フックアームのフック部 34 可動軸受の湾曲面 P 原稿

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転写紙、複写原稿となる用紙、ロール紙
    その他のシート材を搬送するシート搬送装置において、
    搬送装置本体に回転可能に支持した搬送駆動ローラと、
    上記搬送装置本体に支持した共通の軸受部材で回転可能
    に支持するとともに上記搬送駆動ローラを挟むように配
    した一対の従動ローラと、上記一対の従動ローラを上記
    搬送駆動ローラに圧接させる付勢手段を備え、上記搬送
    装置本体の上記軸受部材の支持部が、少なくとも上記一
    対の従動ローラの軸を結ぶ線に沿う方向及び上記搬送駆
    動ローラに対して接離する方向で上記軸受部材を移動可
    能に保持するものであることを特徴とするシート搬送装
    置。
  2. 【請求項2】 上記搬送装置本体の上記軸受部材の支持
    部が、該軸受部材の上記従動ローラのスラスト方向での
    移動を規制する規制手段を備えてなることを特徴とする
    請求項1のシート搬送装置。
  3. 【請求項3】 上記搬送装置本体の上記軸受部材の支持
    部が、上記搬送装置本体から上記搬送駆動ローラ側へ突
    出するとともに該搬送駆動ローラ側先端にフック部を有
    する2対のフックアームを備え、各フックアームの対の
    間にそれぞれ上記軸受部材を可動に挟んで保持してなる
    ことを特徴とする請求項1または2のシート搬送装置。
  4. 【請求項4】 上記軸受部材の上記フックアームに挟ま
    れる部位それぞれに上記フックアームのアーム部を係合
    させる凹部を設け、該凹部の上記従動ローラのスラスト
    方向での壁が上記フックアームの上記アーム部との当接
    によって上記規制手段をなし、上記凹部の底縁近傍部位
    が上記フックアームの上記フック部によって係止される
    まで上記搬送駆動ローラに対して接離する方向での上記
    従動ローラの移動を許すとともに、上記凹部の底面と上
    記フックアームの上記フック部との間隙内で上記従動ロ
    ーラの軸を結ぶ線に沿う方向での上記従動ローラの移動
    を許すことを特徴とする請求項3のシート搬送装置。
  5. 【請求項5】 上記軸受部材の上記搬送駆動ローラの表
    面に上記シート材の搬送をガイドする面を設けてなるこ
    とを特徴とする請求項1ないし4のいずれかのシート搬
    送装置。
  6. 【請求項6】 上記搬送駆動ローラ及び上記従動ローラ
    の少なくとも外周部に圧力による変形が比較的小さい高
    硬度部材かつ高摩擦部材を用いてなることを特徴とする
    請求項1ないし5のいずれかのシート搬送装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007145452A (ja) * 2005-11-24 2007-06-14 Canon Inc シート搬送装置及び画像形成装置
US7474869B2 (en) 2005-05-12 2009-01-06 Samsung Electronics Co., Ltd. Fixing unit having a bracket supporting pressure rollers and a paper guide and image-forming apparatus having the same

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