JP2000016406A - 紙葉類処理装置及び紙葉類抜き取り方法 - Google Patents

紙葉類処理装置及び紙葉類抜き取り方法

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JP2000016406A
JP2000016406A JP11052636A JP5263699A JP2000016406A JP 2000016406 A JP2000016406 A JP 2000016406A JP 11052636 A JP11052636 A JP 11052636A JP 5263699 A JP5263699 A JP 5263699A JP 2000016406 A JP2000016406 A JP 2000016406A
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Kenji Iida
賢治 飯田
Takahiro Yamamoto
隆弘 山本
Takahisa Yoshioka
孝久 吉岡
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Original Assignee
Lintec Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 積層された紙葉類を設定枚数毎に抜き取り可
能な紙葉類処理装置及び紙葉類抜き取り方法を提供す
る。 【解決手段】 供給装置12からの封筒Eの面位置をシ
フトするシフト装置118と、このシフト装置118に
よって一単位ごとに側端に段差が形成された封筒Eを積
層保持する受け部120と、前記段差を利用して一単位
の封筒Eを抜き取る抜取装置122とを含んで封筒処理
装置が構成されている。抜取装置122は、挟持対象封
筒E1を端揃え装置16に供給する挟持ロボット144
と、挟持対象封筒E1と次単位の封筒E2との間の段差
部分に隙間を形成する隙間形成装置145とを備えて構
成され、この隙間形成装置145によって形成された隙
間に挟持ロボット144のハンド部149を挿入し、一
単位の封筒Eを抜き取るようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は紙葉類処理装置及び
紙葉類抜き取り方法に係り、特に、積層されて保持され
た紙葉類を設定枚数毎に容易に抜き取り可能な紙葉類処
理装置及び紙葉類抜き取り方法に関する。
【0002】
【従来の技術】製袋機で製造された紙葉類としての定型
サイズの封筒は、流通過程での便宜上、仕切材で複数の
収容区分に仕切られた空箱に収容された上で出荷され
る。ここで、封筒を空箱の各収容区分に収容する作業は
手作業で行われ、具体的には、積層された製造後の封筒
を設定枚数毎に一単位抜き取り、その側端を揃えた上で
空箱の各収容区分に収容する。ここで、製袋機からの封
筒は、例えば、設定枚数毎に面位置がシフトされ封筒の
端部が部分的に突出した状態となっており、これが所定
枚数毎に抜き取る目印となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、製袋機
からの封筒は、設定枚数毎に面位置がシフトされている
ものの、その状態で多単位に亘って積層されているた
め、その圧力によって各封筒間が密着し、封筒を設定枚
数毎に手作業で抜き取る作業は必ずしも容易ではない。
これにより、作業効率を低下させるという不都合を生じ
る他、作業者の労力も少なくない。
【0004】
【発明の目的】本発明は、このような不都合に着目して
案出されたものであり、その目的は、積層された紙葉類
を設定枚数毎に抜き取り可能な紙葉類処理装置及び紙葉
類抜き取り方法を提供することにある。
【0005】また、本発明の他の目的は、抜き取られた
一単位の紙葉類の束を揃えて箱詰めを自動的に行うこと
のできる紙葉類処理装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、紙葉類を一枚づつ連続的に供給する供給
装置からの紙葉類を積層して保持する受け部と、この受
け部で保持された複数枚の紙葉類を一単位として抜き取
る抜取装置とを備え、前記抜取装置は、前記一単位の紙
葉類を表面及び裏面側から挟み込み可能な挟持手段と、
この挟持手段と協働する隙間形成手段とを有し、前記隙
間形成手段は、所定位置にある紙葉類とそれに隣接する
紙葉類との間に隙間を形成して、前記一単位を形成す
る、という構成を採っている。このような構成によれ
ば、隙間形成手段によって所定位置にある紙葉類とそれ
に隣接する紙葉類との間に隙間を形成した後、その隙間
を利用して抜取装置により一単位の紙葉類を抜き取り可
能となり、受け部に積層された紙葉類を自動的に抜き取
ることができる。
【0007】また、本発明は、紙葉類を一枚づつ連続的
に供給する供給装置からの紙葉類の面位置を所定間隔毎
に複数枚からなる一単位分シフトすることにより紙葉類
の側端を所定量突出させ、次なる単位との間に段差を形
成した状態で紙葉類を積層し、その後、相対移動可能な
第1及び第2の差込部を前記段差の形成面に当接し、当
該紙葉類と次なる単位との間に移送速度差を発生させる
ことで隙間を形成し、その隙間に前記第1及び第2の差
込部を挿入し、これら差込部を離間させることで前記隙
間を拡開し、この拡開された隙間に、紙葉類を表面及び
裏面側から挟み込み可能な挟持手段を挿入して前記一単
位の紙葉類を抜き取る、という方法を採用する。これに
よって、積層された紙葉類を一単位毎に簡易且つ確実に
抜き取ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明において、紙葉類を一枚づ
つ連続的に供給するとともに、予め設定された枚数毎に
紙葉類の面位置をシフトさせて当該紙葉類の端部を部分
的に突出させる機能を有する供給装置からの紙葉類を積
層して保持する受け部と、この受け部で保持された複数
枚の紙葉類を一単位として抜き取る抜取装置とを備え、
前記抜取装置は、前記一単位の紙葉類を表面及び裏面側
から挟み込み可能な挟持手段と、この挟持手段と協働す
る隙間形成手段とを有し、前記隙間形成手段は、前記突
出した紙葉類の端部とそれに隣接する紙葉類との間に隙
間を形成して、前記一単位を形成する、という構成を採
ることが好ましい。このように構成することで、隙間を
形成する位置の紙葉類の端部が部分的に突出しているた
め、その突出した紙葉類の端部の曲げを利用して隙間を
形成することができ、隙間の形成を一層容易にすること
ができる。ここで、前記隙間形成手段は、一端側が支持
される片持ち構造の差込部材と、この差込部材を移動さ
せる移動装置とを備え、前記差込部材は、その自由端側
が前記挟持手段の先端よりも前記受け部側に延びる長さ
を備え、前記移動装置は、前記差込部材の自由端側が突
出した紙葉類の端部をガイド面として隣接する紙葉類と
の間に差し込まれたときに、隣接する紙葉類の間に前記
挟持手段を差し込み可能とする隙間を形成するとよい。
【0009】また、前記供給装置から受け部に供給され
る紙葉類の面位置を所定間隔毎に前記一単位分シフト
し、次なる単位との間に段差を形成するシフト装置を更
に備え、前記隙間形成手段は、前記一単位の紙葉類と次
なる単位の紙葉類との間に隙間を形成する、という構成
を採用してもよい。これにより、積層された紙葉類を一
単位毎に、より簡易且つ確実に抜き取ることができる。
ここで、前記隙間形成手段は、片持ち構造の差込部材
と、この差込部材を移動させる移動装置とを備え、前記
移動装置は、所定のタイミングで前記差込部材の自由端
側を前記段差の形成面に当接させて当該紙葉類と次なる
単位の紙葉類との間に移送速度差が発生するように設け
られ、前記移送速度差によって前記隙間を形成する、と
いう構成を採ることが好ましい。前記差込部材は、前記
移動装置によって相対移動可能な第1及び第2の差込部
により構成され、これら第1及び第2の差込部は、前記
隙間に挿入されて相互に離間する方向に移動可能に設け
るとよい。これにより、隙間を大きくすることができ、
一単位毎の紙葉類の抜き取りが一層容易になる。
【0010】更に、前記抜取装置で抜き取られた紙葉類
の端揃えを行う端揃え装置を備え、この端揃え装置は、
前記抜取装置からの紙葉類を受け取る台座と、この台座
に受け取られた紙葉類を表面側及び裏面側から保持する
支持部材と、この支持部材により保持された紙葉類の側
端が同一線上に揃う位置に移動可能な端揃え部材とを備
える、という構成も併せて採用することができる。これ
により、抜取装置で抜き取られた紙葉類の側端の端揃え
も併せて行うことができ、紙葉類を空箱に収容する場合
に、その作業をスムースにすることができる。
【0011】また、前記抜取装置からの紙葉類を仕切材
で複数区分に仕切られた空箱の各収容区分に収容する収
容装置を備え、この収容装置は、前記仕切材の相互平行
度を調整可能な仕切材調整装置を含み、当該仕切材調整
装置は、前記仕切材を挟み込み可能な挟み部材と、当該
挟み部材を前記空箱の一側面と略平行な方向に移動させ
る駆動装置とを備える、という構成も併せて採用するこ
とができる。これにより、紙葉類を収容する空箱の仕切
材を相互に平行とする作業も併せて行うことができ、紙
葉類の空箱への収容をスムースに行うことができる。こ
こで、前記挟み部材を、前記仕切材を二箇所で挟み込み
可能となるように一対設け、前記駆動装置を、前記一対
の挟み部材を前記仕切材の延出方向に沿って相互に離間
する方向に移動可能にするとよい。これにより、仕切材
の相互平行度を一層確実に調整することができる。
【0012】なお、本明細書における『紙葉類』とは、
封筒、葉書の他、各種のフィルム、シート、カード等を
も含む概念として用いられる。また、『紙葉類の側端』
とは、紙葉類を封筒とした場合の開封口及び底部を除く
両側端について用いられる。なお、封筒以外の紙葉類に
ついては、相対する両側端であると理解されたい。
【0013】
【実施例】以下、本発明に係る紙葉類処理装置が封筒処
理装置に適用された実施例を図面を参照しながら説明す
る。
【0014】[第1実施例]図1には、封筒処理装置の
概略正面図が示され、図2には、その概略平面図が示さ
れている。これらの図において、封筒処理装置10は、
紙葉類としての封筒E(図3参照)を製造する製袋機1
1の下流側に位置し、封筒Eを一枚ずつ連続的に供給す
る公知の供給装置12からの封筒Eを、その面を略鉛直
方向に向けた起立姿勢で横方向に順次積層して保持する
受け部13と、この受け部13で保持された複数枚の封
筒Eを一単位として抜き取る抜取装置としての第1のロ
ボット14と、この第1のロボット14で抜き取られた
封筒Eの端揃えを行う端揃え装置16と、この端揃え装
置16からの封筒Eを空箱B1に収容する収容装置17
と、この収容装置17に空箱B1を供給する空箱搬送装
置18と、収容装置17で封筒Eが収容された実箱B2
を搬送する実箱搬送装置19とを備えて構成されてい
る。なお、図1において、第1のロボット14は、図面
の錯綜を避けるため、一点鎖線で示すこととする。
【0015】前記供給装置12は、封筒Eが受け部13
に供給される際に、例えば、100枚程度を一単位とし
て、その単位毎に一枚の封筒Eの面位置を図1中手前側
にシフトし、封筒Eの側端を部分的に突出可能とする機
能を有する。
【0016】前記受け部13は、図3及び図4にも示さ
れるように、供給装置12からの封筒Eをその開封口を
上にして起立した状態で受け取り可能な封筒保持部28
と、封筒保持部28上の封筒Eの転倒を防止する押え装
置29とを備えて構成されている。封筒保持部28は、
特に限定されるものではないが、100枚を一単位とし
た四単位すなわち400枚の封筒Eを受け取り可能に設
けられている。なお、封筒保持部28は、モータ30に
よって連続駆動するベルトコンベヤ31を有し、このベ
ルトコンベヤ31は、封筒Eの供給速度に追従して、図
3中反時計方向に回転可能となっている。
【0017】前記押え装置29は、封筒Eの左側面すな
わち図3中左側に配置されている。この押え装置29
は、封筒Eの面を押え付け可能な押え部材32と、この
押え部材32を供給装置12に対して進退可能にする追
従機構33及び正逆回転可能な駆動部34とからなる。
押え部材32は、図5に示されるように、略方形状の板
部材36の図中上下両端に、上下ブロック部材37,3
7を固定して形成される。ここで、上下ブロック部材3
7,37の内面37Aは、封筒保持部28の封筒Eの面
に当接するようになっている。また、上下ブロック部材
37,37の一側端には、先端が若干屈曲した押え片3
8がそれぞれ固定されており、これにより、封筒保持部
28で保持された封筒Eの図4中上方側への位置ずれ若
しくは転倒を防止する。
【0018】前記追従機構33は、図3及び図4に示さ
れるように、前記板部材36に連なる連結部材39と、
この連結部材39が固定されるブラケット40と、この
ブラケット40が固定される台部材41と、この台部材
41の下面側に固定されるナット42と、前記封筒保持
部28の延出方向に対して略平行に延びるとともに、フ
レームFに軸支されて前記ナット42に対し軸方向に進
退可能なねじ軸43とを備えて構成されている。駆動部
34の回転軸には、プーリ44が固定される一方、前記
ねじ軸43の図4中左端にはプーリー46が固定され、
これらプーリー44,46間にはベルト47が掛け回さ
れている。ここでは、駆動部34が正転すると、プーリ
ー44,46及びベルト47を介してねじ軸43が回転
し、台部材41に固定された押え部材32が供給装置1
2に向って移動可能となっている。また、駆動部34
は、供給装置12による封筒Eの供給が開始されると反
転し、その供給速度に追従した速度で押え部材32を前
述と逆方向に後退させるとともに、予め設定された封筒
Eのストック量に達すると回転を停止するようになって
いる。これによって、供給装置12から順次供給される
封筒Eは、常時起立した状態で受け部13に保持される
こととなる。なお、押え部材32の反供給装置12側に
はセンサ49が設けられ、このセンサ49は、供給装置
12から順次供給される封筒Eの積層量が増えて、押え
部材32に与えられた圧力が予め設定した圧力に達した
ことを検知し、この検知に基づいて、押え部材32側か
ら100枚の封筒Eを一単位として掴む指令信号を出力
する。
【0019】前記第1のロボット14は、図1及び図2
に示されるように、本体部50と、この本体部50に連
結されたロボットアーム部51と、このロボットアーム
部51の先端に取り付けられたハンド部52と、ロボッ
トアーム部51及びハンド部52の駆動を制御する制御
装置53とを備えて構成されている。ロボットアーム部
51は、複数の腕部材51Aを繋ぎ合わせた多関節型に
形成され、制御装置53の制御により一定の領域内で回
動可能に設けられている。
【0020】前記ハンド部52は、図6に示されるよう
に、前記封筒保持部28に保持された一単位の封筒Eを
表面及び裏面側から挟み込み可能な挟持手段56と、こ
の挟持手段56と協働する隙間形成手段57とから構成
されている。挟持手段56は、封筒Eを表面及び裏面側
から挟み込む一対の挟持片59,59と、これら挟持片
59,59の一端側に設けられたエアシリンダ60とを
備えており、このエアシリンダ60の駆動によって、挟
持片59,59が相互に離間接近可能となり、封筒Eを
挟持可能とする。
【0021】隙間形成手段57は、挟持片59,59の
一方側に設けられた差込部材としての板ばね62と、こ
の板ばね62を移動させる移動装置としてのエアシリン
ダ63とを備えて構成されている。板ばね62は、前記
一方の挟持片59の図中上下二箇所に設けられ、挟持片
59の面位置より若干外側にシフトした位置に設けられ
ている。ここで、板ばね62は、その基端側がエアシリ
ンダ63に連結される連結部材64によって支持されて
おり、その先端側が自由端側となる片持ち構造をなして
いる。また、板ばね62,62は、その先端が挟持片5
9,59の先端よりも延びる長さに設けられ、封筒Eを
挟持する際に、板ばね62,62の自由端側が挟持片5
9,59の先端よりも前記受け部13側に延びるように
なっている。なお、エアシリンダ63は、板ばね62,
62を、その面と直交する方向に移動させる。
【0022】第1のロボット14は、制御装置53の制
御によって次のように動作する。すなわち、前記センサ
49が前述した設定圧を検知すると、これが制御装置5
3に出力される。そして制御装置53は、第1のロボッ
ト14を予めティーチングした軌跡に沿って動作させる
べく駆動信号を出力する。すると、前記ロボットアーム
部51が作動し、ハンド部52を図7に示される位置、
すなわち図中左端側の一単位の封筒Eに対向させる。更
に、ロボットアーム部51の作動によって、ハンド部5
2を受け部13に向って前進させ、板ばね62の内面6
2Aを突出した封筒Eの面に図中右側から当接させる。
次いで、ロボットアーム部51が一旦停止し、図8に示
されるように、板ばね62の基端側が挟持片59側に移
動するようにエアシリンダ63が駆動して、封筒Eの突
出部分を曲げ、突出した封筒Eの端部とそれに隣接する
右側の封筒Eとの間に隙間を形成する。その後、ロボッ
トアーム部51が再び作動し、ハンド部52を受け部1
3に向って更に直進させ、図9に示されるように、板ば
ね62の自由端62Cを前記隙間に挿入する。次いで、
ロボットアーム部51が再び停止するとともに、板ばね
62の基端側が挟持片59から外側に離間するようにエ
アシリンダ63が駆動し、図10に示されるように、前
記隙間を拡開する。そして、ロボットアーム部51が再
び作動し、ハンド部52を受け部13に向って更に前進
させる。すると、板ばね62側の挟持片59が前記隙間
に挿入され、他方の挟持片59は前記上下一対のブロッ
ク部材37,37間に干渉することなく挿入される。こ
の状態で、エアシリンダ60の駆動により挟持片59,
59が相互に接近し、一単位の封筒Eを挟み込む。その
後、ロボットアーム部51によって、一単位の封筒Eを
挟持片59,59間に挟んだまま前記端揃え装置16に
運搬する。
【0023】なお、差込部材としては、板ばね62に限
定されるものではなく、前記隙間を拡開する際に、拡開
を可能にする硬度を有し且つ破壊しない程度の材料で形
成されていれば、ゴムや樹脂等を用いることも可能であ
る。
【0024】また、隙間形成手段57は、供給装置12
による封筒Eの供給時に、所定の仕切部材を設定枚数毎
に封筒E間に挿入し、その仕切部材を用いて隙間を形成
するものや、板ばね62の先端を封筒Eを痛めない材料
を用いて鋭利にし隙間を形成しやすくするもの等、本第
1実施例と別途の手段であってもよい。このようにする
と、供給装置が封筒Eの面位置をシフトする機能を有し
ないものあっても封筒E間の隙間形成が可能となる。
【0025】前記端揃え装置16は、図11及び図12
に示されるように、ロボットアーム部51からの封筒E
を受け取る台座66と、この台座66に受け取られた一
単位の封筒Eを表面側及び裏面側から保持する支持部材
67と、封筒Eの側端を揃える端揃え部材68と、この
端揃え部材68を移動させるロータリーシリンダ69と
を備えて構成されている。
【0026】台座66は、封筒Eの一側端が下になるよ
うに、すなわち封筒Eの長寸側を横向きに立てた状態で
設置可能となっている。支持部材67は、図12中左右
両側に二対設けられている。端揃え部材68は、台座6
6に設置された封筒Eの開封口側と底部側に設けられた
一対の突揃え部71,71にそれぞれ取り付けられ、ロ
ータリーシリンダ69の駆動により、台座66の封筒E
の上側端が同一線上に揃う位置に回動可能となってい
る。なお、突揃え部71,71は、突揃え用シリンダ7
1Aの駆動により相互に離間接近可能となっており、こ
れによって、台座66に設置された封筒Eの長寸側両端
を同一線上に揃えることができる。
【0027】端揃え装置16は、制御装置70(図1参
照)の制御により次のように作用する。すなわち、台座
66における支持部材67,67間に封筒Eが設置され
ると、ロータリーシリンダ69が駆動し、端揃え部材6
8が封筒Eの上側端に当接して上側端を同一線上に揃え
るとともに、突揃え用シリンダ71Aが駆動し、封筒E
の長寸側両端をも同一線上に揃える。
【0028】なお、前記端揃え部材68は、ロータリー
シリンダ69により回動する方式に限定されるものでは
なく、例えば、プッシュ式のシリンダを用いて上下方向
に移動するようなものであってもよい。
【0029】前記収容装置17は、図13に示されるよ
うに、端揃え装置16で上側端及び長寸側両端が揃えら
れた封筒Eを空箱B1に運搬する第2のロボット72
と、空箱B1の内部に設けられた仕切材としての縦仕切
板Sの相互平行度を調整する仕切材調整装置74とを備
えて構成されている。
【0030】前記第2のロボット72は、端揃え装置1
6の封筒Eを挟持する挟持装置76と、この挟持装置7
6を先端に設けた三軸ロボットのZ軸78と、このZ軸
と交差するように設けられたY軸79と、このY軸79
と交差するように設けられたX軸80とを備えて構成さ
れている。挟持装置76は、一単位の封筒Eを挟持可能
な挟持部82と、この挟持部82を作動させるシリンダ
83とからなっている。ここで、Z軸78は図中上下方
向に移動可能に設けられるとともに、Y軸79の作動に
よって図中左右方向にも移動可能に設けられている。ま
た、Y軸79は、X軸80の作動により図中紙面直交方
向に移動可能に設けられている。このため、挟持部82
は三次元的に移動可能となる。
【0031】第2のロボット72は、制御装置70の制
御により次のように作用する。すなわち、前記端揃え装
置16で封筒Eの長寸側両端及び上側端が揃えられた
後、Z軸78及びY軸79を移動させ、端揃え装置16
に保持された封筒Eを跨ぐ位置に挟持部82を停止させ
る。このとき、シリンダ83が作動して挟持部82で一
単位の封筒Eを挟持する。その後、Z軸78及びY軸7
9を再び移動させ、前記仕切材調整装置74によって縦
仕切板Sの平行度が調整された空箱B1の各収容区分に
挟持部82の封筒Eを収容する。なお、複数の収容区分
のどの場所に、どのタイミングで封筒Eを収容するか
は、予め第2のロボット72にティーチングされてい
る。
【0032】空箱B1の内部には、図14に示されるよ
うに、空箱B1の長寸幅方向に沿って前記縦仕切板Sが
複数枚設けられている。縦仕切板Sは、取扱いの便宜
上、その中央部が空箱B1の短寸幅方向に沿う一枚の横
仕切板Kの面に交差し、当該横仕切板Kに対して揺動可
能となっている。空箱B1の内部空間は縦仕切板S及び
横仕切板Kで仕切られ、その仕切られた空間が封筒Eの
各収容区分となる。ここで、封筒Eは、特に限定される
ものではないが、その底部が横仕切板Kに沿うように、
横向きの位置で各収容区分に収容される。
【0033】前記仕切材調整装置74は、図12及び図
13に示されるように、前記縦仕切板Sを挟み込み可能
な挟み部材85と、この挟み部材85を移動させる駆動
装置としての挟み部移動装置86とを備えて構成されて
いる。挟み部材85は、挟み部移動装置86に接続され
て長さの異なる支持片88,89と、これら支持片8
8,89にそれぞれ垂下された複数の挟み片92,93
とからなっている。ここで、挟み部材85は、前記横仕
切板Kを挟んで縦仕切板Sの延出方向両側に一対設けら
れており、挟み片92,93の接近によって各縦仕切板
Sを二箇所で挟み込み可能になっている。
【0034】前記挟み部移動装置86は、空箱B1と前
記端揃え装置16との間に設けられた本体部96と、こ
の本体部96の上部に設けられ、前記支持片88,89
を横仕切板Kの延出方向に進退させる第1の支持台97
と、本体部96を縦仕切板Sの延出方向に移動させる第
2の支持台98とにより構成されている。本体部96
は、空箱B1の横仕切板Kの仮想延長線を挟んで、縦仕
切板Sの延出方向両側に一対配置されるとともに、シリ
ンダ99(図13参照)によって上下に昇降可能となっ
ている。第1の支持台97は、シリンダ100を含んで
構成され、このシリンダ100が駆動すると、支持片8
8,89を相互に反対方向に移動させる機構を有してお
り、これによって、挟み片92,93で縦仕切板Sを挟
み込み可能となる。第2の支持台98は、正逆回転可能
な駆動部102(図13参照)と、この駆動部102の
回転軸に固定されたプーリ103(図13参照)と、本
体部96の下面側に設けられた図示しないナットに係合
するねじ軸104と、このねじ軸104の一端側に固定
されたプーリ105と、プーリ103,105間を掛け
回すベルト106とからなっている。ここで、ねじ軸1
04は、略中間を境にねじの螺旋方向が相互に逆向きに
形成され、その各領域に本体部96がそれぞれ係合して
いる。このため、駆動部102が駆動すれば、各本体部
96が相互に離間接近することとなる。
【0035】仕切材調整装置74は、制御装置70の制
御により次のように作用する。すなわち、前記空箱搬送
装置18によって、空箱B1が支持片88,89の下方
における所定位置(図12参照)に配置される前後にお
いて、シリンダ99が作動し、本体部96,96が下降
する。これに伴って、図15の模式図に示されるよう
に、各挟み片92,93も下降し、これら各挟み片9
2,93の間に各縦仕切板Sを介在させる。この際、各
縦仕切板Sは相互に平行となっていない。次いで、第1
の支持台97が移動し、図16の模式図に示されるよう
に、挟み片92,93を相互に接近させ、挟み片92,
93が縦仕切板Sの延出方向に沿って移動可能になる程
度に、縦仕切板Sを緩く挟み込む。その後、駆動部10
2が正回転し、横仕切板K付近に存在する本体部96,
96を相互に離間させながら、挟み片92,93を縦仕
切板Sの延出方向に沿って移動し、複数の縦仕切板Sを
相互に平行に位置決めする。この状態で、駆動部102
の駆動を停止するとともに、第1の支持台97を停止し
て、前述したように、端揃え装置16から封筒Eを空箱
B1内に挿入する。そして、空箱B1の各収容区分に封
筒Eが全て収容されると、第1の支持台97が移動して
挟み片92,93を相互に離間させた上で、シリンダ9
9を上昇し、駆動部102を逆回転して本体部96,9
6を相互に接近させ、図12に示される初期状態に復帰
させる。
【0036】なお、挟み片92,93は、前述のように
横仕切板Kを挟んで両側に一対設けられる構成に限定さ
れず、横仕切板Kを挟む何れか一側にのみ設けてもよい
し、更に複数箇所に亘って設けてもよい。
【0037】前記空箱搬送装置18は、図1及び図2に
示されるように、コンベア109上に、図示しない製函
機で製函され、予め仕切板S,Kが投入された空箱B1
が搭載され、図示しない駆動装置によってコンベア10
9が回転され、空箱B1を前記仕切材調整装置74の所
定位置(図12参照)に移送可能となっている。
【0038】前記実箱搬送装置19は、収容装置17で
封筒Eが収容された実箱B2を閉蓋状態にする閉蓋装置
111と、この閉蓋装置111からの実箱B2が搭載さ
れ、図示しない搬送口に繋がるコンベア112とを備え
て構成されている。閉蓋装置111は、実箱B2の蓋U
を吸着可能な吸着部材113の回動によって、実箱B2
を閉蓋する等の公知の構造となっている。ここで、封筒
Eが収容された実箱B2を収容装置17から実箱搬送装
置19に移動させる手段として、プッシャーシリンダ1
15が採用されている。
【0039】空箱搬送装置18及び実箱搬送装置19
は、制御装置70の制御により次のように作動する。先
ず、コンベア109が駆動することで、図示しない製函
機からの空箱B1に仕切板S,Kが投入され、収容装置
17に移送される。そして、空箱B1が仕切材調整装置
74の所定位置(図12参照)に達したとき、コンベア
109を停止して空箱B1の移送を停止する。次いで、
収容装置17によって封筒Eが空箱B1の全ての収容区
分に収容された後、プッシャーシリンダ115によって
実箱B2を閉蓋装置111に押し出す。そして、コンベ
ア109を再駆動させ、次なる空箱B1を仕切材調整装
置74の所定位置に供給する。また、閉蓋装置111に
実箱B2が供給されると、吸着部材113が作動し、封
筒Eが収容された実箱B2を閉蓋する。この後、閉蓋さ
れた実箱B2は、コンベア112の駆動により図示しな
い搬送口に搬送される。
【0040】次に、封筒処理装置10の全体的作用につ
いて説明する。
【0041】製袋機11で製袋された封筒Eは、供給装
置12によって、一枚づつ起立され受け部13に順次送
り出されて積層状態で起立保持される。そして、受け部
13に保持される封筒Eが設定量に達したことがセンサ
49により検知されると、第1のロボット14が動作
し、ハンド部52で受け部13から一単位の封筒Eを抜
き取り、端揃え装置16に運搬する。次いで、端揃え装
置16で封筒Eの上側端及び長手方向両端が揃えられ、
その封筒Eを第2のロボット72によって、仕切材調整
装置74で調整済みの空箱B1に収容する。封筒Eが空
箱B1の全ての収容区分に収容された後、プッシャーシ
リンダ115によって実箱B2を閉蓋装置111に供給
し、閉蓋した上で、その実箱B2を実箱搬送装置19で
図示しない搬送口に搬送する。
【0042】従って、このような第1実施例によれば、
第1のロボット14のハンド部52によって、供給装置
12から受け部13に積層された封筒Eを所定枚数毎に
抜き取ることができる。
【0043】[第2実施例]次に、本発明の第2実施例
について図17〜図27を参照しながら説明する。な
お、以下の説明において、前記第1実施例と同一若しく
は同等の構成部分については同一符号を用いるものと
し、説明を省略若しくは簡略にする。
【0044】この第2実施例は、前記受け部及び抜取装
置を第1実施例と別異の構成にすることにより、積層さ
れた一単位の封筒をより簡易かつ確実に抜き取り可能と
したところに特徴を有する。すなわち、本実施例では、
図17及び図18に示されるように、前記供給装置12
の下流側に、例えば100枚を一単位とする間隔で、封
筒Eの面位置を一単位分シフトするシフト装置118を
新たに設け、供給装置12からの封筒Eを、一単位ごと
にその側端に段差を形成して受け部120に積層させ、
抜取装置122により、前記段差を利用して一単位の封
筒Eを抜き取るものである。なお、本実施例において
は、シフト装置118が設けられているため、供給装置
12では、前記第1実施例のような各単位の境界を形成
すべく一枚の封筒Eの面位置をシフトすることは行われ
ない。
【0045】前記シフト装置118は、封筒Eの開封口
が上方位置となる起立状態で、当該封筒Eの両側端側に
設けられた一対の案内プレート124,124と、これ
ら案内プレート124,124を作動させるシリンダ1
26,126とを備えて構成されている。シリンダ12
6,126は、案内プレート124,124を図17中
上下方向に同時にシフト可能に設けられており、これに
よって、案内プレート124,124はその離間幅が相
互に略同一となる二位置間を移動可能となる。ここで、
前記離間幅は、封筒Eの短寸幅よりも若干幅広に設定さ
れており、回転体22から供給された封筒Eを案内プレ
ート124,124間に一列分保持可能となる。また、
各シリンダ126,126の進退切換動作は、供給装置
12に設けられた図示しないカウンターによって計数さ
れた封筒Eの供給枚数に応じて行われるようになってい
る。具体的には、封筒E一単位すなわち100枚毎に、
案内プレート124,124を前記二位置間で交互に移
動させるようになっている。これによって、供給装置1
2からの封筒Eは、一単位毎に、その面位置が一単位分
シフトした状態で横一列に積層されることとなり、積層
された封筒Eの両側端には一単位毎に段差が形成される
こととなる。
【0046】前記受け部120は、シフト装置118か
らの封筒Eを積層しながら移送するベルトコンベヤ12
8と、このベルトコンベヤ128上の封筒Eの転倒防止
ブロック133とを備えて構成されている。
【0047】前記ベルトコンベヤ128は、図18に示
されるように、前記供給装置12を駆動させる駆動装置
130により回転可能に設けられており、所定の減速機
131で回転速度を減速した上で、供給装置12からの
封筒Eの供給速度に追従して図18中反時計方向に回行
するようになっている。
【0048】前記転倒防止ブロック133は、図17等
に示されるように、封筒Eの面を押え付け可能に設けら
れているとともに、戻しシリンダ135によって図17
中左右方向に移動可能となっている。また、転倒防止ブ
ロック133は、図19に示されるように、中空の角柱
状に形成されており、側面視逆コ字状の第1の側板13
7と、この第1の側板137に対向する第2の側板13
8と、これら側板137,138の上下両端側間に位置
する上板139及び下板140とからなっている。ここ
で、第1の側板137の外面137Aは、受け部120
の最下流側に位置する一単位の封筒E(以下、「挟持対
象封筒E1」と称す)の面に当接可能となっている。こ
の際、第1の側板137の開放部137Bは、図17中
下側(図18中手前側)に向くように配置される。更
に、転倒防止ブロック133には、所定の質量の分銅1
42(図18参照)が取り付けられ、図17中右方向に
所定の付勢力を付与するようになっている。これによっ
て、積層された封筒Eに所定の圧縮力が付与され、封筒
Eの形成時になされた接合部分の接着を確実に行うこと
ができる。戻しシリンダ135は、分銅142による転
倒防止ブロック133の戻り速度をバックアップすべ
く、所定のタイミングで転倒防止ブロック133を図1
7中右方向に移動させるようになっている。
【0049】以上の構成によって、転倒防止ブロック1
33は次のように動作する。すなわち、転倒防止ブロッ
ク133は、四単位(一単位100枚)の封筒Eが受け
部120に積層保持されるまで、外面137Aを挟持対
象封筒E1の面に当接させたまま、封筒Eの供給速度に
追従して図17中左方向に少しずつ移動する。そして、
前記抜取装置122によって挟持対象封筒E1が抜き取
られた後、戻しシリンダ135が作動し、転倒防止ブロ
ック133を同図中右方向に移動して、外面137Aを
次なる単位の封筒E2(以下、「次単位の封筒E2」と
称する)の面に当接させる。
【0050】前記抜取装置122は、受け部120に積
層保持された挟持対象封筒E1を表面及び裏面側から挟
み込んで前記端揃え装置16(図1、図2参照)に供給
する挟持手段としての挟持ロボット144と、この挟持
ロボット144と協働して挟持対象封筒E1と次単位の
封筒E2との間の段差部分に隙間を形成する隙間形成装
置145と、これら挟持ロボット144及び隙間形成装
置145を制御する制御装置147とを備えて構成され
ている。
【0051】前記挟持ロボット144は、前記第1実施
例における第1のロボット14に対して、ロボットアー
ム部51の先端に取り付けられたハンド部52(図6参
照)の構成を若干変更したものである。すなわち、図2
0に示されるように、本実施例におけるハンド部149
は、第1実施例で示されるハンド部52から板ばね62
及びその駆動機構を取り外したものであり、挟持対象封
筒E1を挟持片59,59によって挟持し、端揃え装置
16(図1、図2参照)に移送可能となっている。
【0052】前記隙間形成装置145は、図21に示さ
れるように、同図中左端側に位置する片持ち構造の第1
及び第2の差込部151,152と、これら差込部15
1,152を移動させる移動装置153とを備えて構成
されている。なお、図21は、図17におけるA方向か
ら見た概略拡大斜視図であり、以下において、説明の便
宜上、図21に示したX、Y軸方向を単にX、Y軸方向
と称することとする。
【0053】第1及び第2の差込部151,152は、
長片状の板状部材の一端側を屈曲することによって形成
されたものであり、Y軸方向に延びる封筒当接片151
A,152Aと、これら封筒当接片151A,152A
の基端側で屈曲する屈曲片151B,152Bとによっ
て構成されている。封筒当接片151A,152Aは、
図21に示される位置を初期位置としたとき、それらの
面が略同一の鉛直面上に配置されるようになっている。
なお、封筒当接片151Aの短寸方向幅、すなわち、図
21中上下方向幅は封筒当接片152Aのそれよりも幅
狭となっている。
【0054】前記移動装置153は、第1〜第5の移動
シリンダ155〜159と、これら移動シリンダ155
〜159を支持する上,中,下プレート162〜164
とを備え、第1及び第2の差込部151,152をX,
Y二軸方向に移動可能とする構成になっている。これを
更に詳述すると、第1の移動シリンダ155は、X軸方
向に延びる上プレート162の図21中左端側上面に固
定される一方、第2の移動シリンダ156は、第1の移
動シリンダ155に対してX軸方向に離間接近可能とな
っている。すなわち、第2の移動シリンダ156は、第
1の移動シリンダ155の同図中右側の位置における上
プレート162の上面側に配置され、当該上プレート1
62に対してX軸方向に相対移動可能に設けられてい
る。また、第1及び第2の移動シリンダ155,156
のロッド155A,156Aの先端側には、それぞれ前
記屈曲片151B,152Bが固定されている。これに
よって、第1及び第2の移動シリンダ155,156が
作動してロッド155A,156Aが進退すると、第1
及び第2の差込部151,152がY軸方向にそれぞれ
進退可能となる。
【0055】前記第3の移動シリンダ157は、第2の
移動シリンダ156の図21中右側における上プレート
162の上面に固定されており、そのロッド157Aの
先端は、ブラケット165を介して第2の移動シリンダ
156に固定されている。これによって、第3の移動シ
リンダ157が作動してロッド157Aが進退すると、
第2の移動シリンダ156は、上プレート162上をX
軸方向に移動し、第1の移動シリンダ155に対して離
間接近可能となる。
【0056】前記第4の移動シリンダ158は、上プレ
ート162の下面側に位置する中プレート163に立設
されたブラケット166を介して固定されており、その
ロッド158Aの先端は、上プレート162に立設され
たブラケット167に固定されている。上プレート16
2の下面には摺動部材169が固定されており、この摺
動部材169は、中プレート163の上面に固定された
レール部材170に係合して当該レール部材170に沿
って移動可能となっている。ここで、レール部材170
はX軸方向に延出するように設けられており、これによ
って、第4の移動シリンダ158が作動すると、上プレ
ート162が中プレート163に対してX軸方向に移動
することとなり、第1及び第2の移動シリンダ155,
156がX軸方向に同時に移動可能となる。
【0057】前記第5の移動シリンダ159は、中プレ
ート163の下面側に位置する下プレート164に立設
されたブラケット172に固定されており、そのロッド
159Aの先端は、中プレート163に立設されたブラ
ケット173に固定されている。下プレート162の上
面には、Y軸方向に延びるレール部材175が図21中
左右両側に設けられている。このレール部材175に
は、中プレート163の下面に固定された摺動部材17
6がレール部材175に沿って移動可能となるように係
合しており、これによって、第5の移動シリンダ159
が作動すると、中プレート163が下プレート164に
対してY軸方向に移動することとなり、第1〜第4の移
動シリンダ155〜158が同時にY軸方向に移動可能
となる。なお、下プレート164は前記フレームFに固
定されて移動しないようになっている。
【0058】前記挟持ロボット144及び隙間形成装置
145は、制御装置147の制御によって次のように動
作する。供給装置12からの封筒Eは、シフト装置11
8を介して、一単位毎に段差が付された状態で受け部1
20に積層保持されるが、受け部120に積層された封
筒Eが四単位となると、受け部120近傍に設けられた
位置検出センサ179(図17参照)の検出によって隙
間形成装置145が作動する。ここで、隙間形成装置1
45の動作は、挟持対象封筒E1の一側端が隙間形成装
置145側に突出する第1の状態(図22(A)参照)
にあるときと、そうでない第2の状態(図25(A)参
照)にあるときとで異なる。この際、挟持対象封筒E1
が前記第1或いは第2の状態の何れにあるかは、凹凸検
出センサ180からの検出信号によって制御装置147
で判定される。
【0059】挟持対象封筒E1が前記第1の状態の場合
には、挟持ロボット144及び隙間形成装置145は次
のように動作する。すなわち、供給装置12からの封筒
Eの連続的な供給に伴い、挟持対象封筒E1が図17中
左方向に移送され、それが所定の位置に達すると、位置
検出センサ179の検知によって、図示しないタイマー
制御によりタイミングを取り、前記第5の移動シリンダ
159(図21参照)が作動し、第1及び第2の移動シ
リンダ155,156を同時に封筒Eに向って移動させ
ることにより、第1及び第2の差込部151,152
が、図22(A)に示される初期位置から、同(B)に
示される位置に移動する。これにより、第1及び第2の
差込部151,152の先端は、次単位の封筒E2の一
側端近傍に移動される。次いで、前記第4の移動シリン
ダ158(図21参照)が作動し、同(C)に示される
ように、第1及び第2の差込部151,152の先端
を、挟持対象封筒E1と次単位の封筒E2との間の段差
を形成する封筒E1の段差形成面Aに当接させた後、第
1及び第2の差込部151,152をそのまま同図中左
方向に移動させる。これによって、転倒防止ブロック1
33及び挟持対象封筒E1は、次単位の封筒E2に対し
て移送速度差が発生し、挟持対象封筒E1が次単位の封
筒E2側から離間されて、挟持対象封筒E1及び次単位
の封筒E2間に隙間Cが形成される。
【0060】そして、第1及び第2の移動シリンダ15
5,156が作動し、図23(A)に示されるように、
隙間Cの内部に第1及び第2の差込部151,152が
挿入される。この際、これら差込部151,152は挟
持対象封筒E1の面に当接している。次いで、第3の移
動シリンダ157(図21参照)が作動し、同(B)に
示されるように、第2の差込部152が第1の差込部1
51に対して離間する方向に移動されて前記隙間Cが更
に拡開される。この際、第1の差込部151はそのまま
の位置で待機している。これによって、第1の差込部1
51は、供給装置12からの封筒Eの連続供給によって
同図左方向に移送された次単位の封筒E2の面に当接す
ることとなり、この次単位の封筒E2は更なる移動が規
制され、拡開された隙間Cの大きさを所定時間確保可能
となる。その後、挟持ロボット144が作動し、第1及
び第2の移動シリンダ155,156の設置位置の反対
側から、ハンド部149(図20参照)の挟持片59,
59により挟持対象封筒E1を挟み込んでそれを端揃え
装置16(図1参照)に移送する。この際、同図中左側
の挟持片59は、前記転倒防止ブロック133に開放部
137B(図19参照)が形成されているため、当該転
倒防止ブロック133と干渉することなく挟持対象封筒
E1の面に当接可能となる。
【0061】その後、第2の移動シリンダ156が作動
し、図24(A)に示されるように、第2の差込部15
2を挟持対象封筒E1側から後退させる。そして、戻し
シリンダ135が作動し、転倒防止ブロック133を次
単位の封筒E2側に移動させる。その際、転倒防止ブロ
ック133が、第1の差込部151に頼ることなく次単
位の封筒E2を倒伏させないように支持可能となる位置
に到達すると、第1の移動シリンダ155が作動し、第
1の差込部151を次単位の封筒E2側から後退させ
る。そして、転倒防止ブロック133が次単位の封筒E
2の面に当接すると、第3〜第5の移動シリンダ157
〜159が作動し、同(B)に示されるように、第1及
び第2の差込部151,152を初期位置に戻す。
【0062】挟持対象封筒E1が前記第2の状態(図2
5(A)参照)の場合には、挟持ロボット144及び隙
間形成装置145は次のように動作する。すなわち、挟
持対象封筒E1が所定の位置に達すると、位置検出セン
サ179の検知により、前記第5の移動シリンダ159
(図21参照)が作動し、第1及び第2の移動シリンダ
155,156ごと挟持対象封筒E1に向って移動させ
る。これにより、第1及び第2の差込部151,152
は、図25(A)に示される初期位置から、同(B)に
示される位置、すなわち、その先端が段差形成面Aに接
触しない挟持対象封筒E1の側端近傍位置に移動され
る。そして、供給装置12からの封筒Eの連続供給に伴
って、封筒E全体が同図中左方向に移送されると、第1
及び第2の差込部151,152の先端側が段差形成面
Aに当接することとなって、次単位の封筒E2側の移送
が規制される。その一方、転倒防止ブロック133及び
挟持対象封筒E1は移送が規制されないため、挟持対象
封筒E1及び次単位の封筒E2間に移送速度差が発生
し、同(C)に示されるように、挟持対象封筒E1及び
次単位の封筒E2間に隙間Cが形成される。
【0063】すると、第1及び第2の移動シリンダ15
5,156が作動し、図26(A)に示されるように、
第1及び第2の差込部151,152は、次単位の封筒
E2の面に当接しながら隙間Cの内部に挿入される。そ
して、第4の移動シリンダ158(図21参照)が作動
し、第1及び第2の差込部151,152が共に同図中
左方向に移動される。この際、第3の移動シリンダ15
7(図21参照)も作動しているため、同(B)に示さ
れるように、第2の差込部152は、第1の差込部15
1に対して離間するように移動することとなる。すなわ
ち、第1の差込部151は、次単位の封筒E2の移送速
度に追従しながらその面に当接した状態で図中左方向に
移動する一方、第2の差込部152は、第1の差込部1
51より速い速度で、挟持対象封筒E1の面に当接しな
がら図中左方向に移動し、これによって前記隙間Cは更
に拡開される。
【0064】その後の動作は、前記第1の状態(図22
(A)参照)の場合と同様である。すなわち、図26
(C)に示されるように、挟持ロボット144によっ
て、挟持対象封筒E1が受け部120から抜き取られ端
揃え装置16(図1参照)に移送される。その後、図2
7(A)に示されるように、第2の差込部152を後退
させた後、戻しシリンダ135により、転倒防止ブロッ
ク133が次単位の封筒E2方向に移動され、同(B)
に示されるように、第1及び第2の差込部151,15
2を初期位置に戻す。
【0065】なお、前記各実施例においては、封筒Eを
対象としているが、本発明はこれに限られず、前記実施
例と同様の構成で、葉書、各種のフィルム、若しくはシ
ート等の他の紙葉類を対象とすることも可能である。
【0066】また、本発明における装置各部の構成は図
示構成例に限定されるものではなく、実質的に同様の作
用を奏する限りにおいて、種々の変更が可能である。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
供給装置からの紙葉類を積層して保持する受け部と、こ
の受け部で保持された複数枚の紙葉類を一単位として抜
き取る抜取装置とを備え、この抜取装置は、一単位の紙
葉類を表面及び裏面側から挟み込み可能な挟持手段と、
この挟持手段と協働し、一定の位置の紙葉類とそれに隣
接する紙葉類との間に隙間を形成して前記一単位を形成
する隙間形成手段とを備えたから、隙間形成手段によっ
て形成された隙間を利用して、挟持手段により一単位の
紙葉類を抜き取り可能となり、受け部で積層された紙葉
類を設定枚数毎に自動的に抜き取ることができる。
【0068】また、前記隙間形成手段は、供給装置によ
り予め設定単位毎に紙葉類の面位置がシフトされて部分
的に突出した紙葉類の端部と、それに隣接する紙葉類と
の間に隙間を形成する構成としたから、紙葉類の突出部
分の曲げをも利用して隙間を形成することができ、一層
容易に隙間を形成することができる。
【0069】更に、前記供給装置から受け部に供給され
る紙葉類の面位置を所定間隔毎に前記一単位分シフト
し、次なる単位との間に段差を形成するシフト装置を更
に備え、前記隙間形成手段を、前記一単位の紙葉類と次
なる単位の紙葉類との間に隙間を形成する構成としたか
ら、これにより、積層された紙葉類を一単位毎に、より
簡易且つ確実に抜き取ることができる。
【0070】また、前記隙間形成手段は、片持ち構造の
差込部材と、この差込部材を移動させる移動装置とを備
え、前記移動装置を、所定のタイミングで前記差込部材
の自由端側を前記段差の形成面に当接させて当該紙葉類
と次なる単位の紙葉類との間に移送速度差が発生するよ
うに設け、前記差込部材を、前記移動装置によって相対
移動可能な第1及び第2の差込部により構成し、これら
第1及び第2の差込部を、前記隙間に挿入されて相互に
離間する方向に移動可能に設けたから、前記隙間を大き
くすることができ、一単位毎の紙葉類の抜き取りが一層
容易になる。
【0071】更に、前記抜取装置で抜き取られた紙葉類
の端揃えを行う端揃え装置を備えたから、抜取装置で抜
き取られた紙葉類の側端の端揃えも併せて行うことがで
き、箱に紙葉類を収容する場合に、その作業をスムース
に行うことができる。
【0072】また、受け部からの紙葉類を仕切材で複数
区分に仕切られた箱の各収容区分に収容する収容装置を
備え、この収容装置に、前記仕切材の相互平行度を調整
可能な仕切材調整装置を設けたから、箱の仕切材の相互
平行度を調整する作業を手作業によらず簡易に行うこと
ができ、受け部からの紙葉類を箱の収容区分にスムース
に収容することができる。
【0073】更に、前記仕切材調整装置を、前記仕切材
を挟み込み可能な挟持手段と、この挟持手段を仕切材の
延出方向に移動させる駆動装置とにより構成し、前記挟
み部材を、前記仕切材を二箇所で挟み込み可能となるよ
うに一対設け、前記駆動装置を、前記一対の挟み部材を
前記仕切材の延出方向に沿って相互に離間する方向に移
動可能としたから、仕切材の相互平行度を一層確実に調
整可能となる。
【0074】また、本発明に係る紙葉類抜き取り方法に
よれば、積層された紙葉類を一単位毎に簡易且つ確実に
抜き取ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例に係る封筒処理装置の概略正面
図。
【図2】 図1の概略平面図。
【図3】 受け部の概略拡大正面図。
【図4】 図3の概略平面図。
【図5】 押え部材の概略拡大斜視図。
【図6】 ハンド部の概略拡大斜視図。
【図7】 板ばねが積層された封筒に挿入される前の状
態を示す模式図。
【図8】 板ばねが封筒の突出部分に当接して隙間を形
成する動作を説明する模式図。
【図9】 板ばねが突出した封筒と隣接する封筒との間
に差し入れられた状態を示す模式図。
【図10】 板ばねにより隙間を拡開する動作を説明す
る模式図。
【図11】 端揃え装置の概略拡大側面図。
【図12】 端揃え装置及び仕切材調整装置の概略拡大
平面図。
【図13】 収容装置の概略拡大正面図。
【図14】 箱の概略斜視図。
【図15】 挟み片が箱に挿入される動作を説明する模
式図。
【図16】 挟み片が仕切材を挟んで移動する動作を説
明する模式図。
【図17】 第2実施例に係る受け部及び抜取装置の概
略拡大平面図。
【図18】 図17の概略正面図。
【図19】 転倒防止ブロックの概略拡大斜視図
【図20】 ハンド部の概略拡大斜視図。
【図21】 隙間形成装置を図17のA方向から見た概
略拡大斜視図。
【図22】 積層された封筒が第1の状態にあるとき
に、一単位の封筒を抜き取る動作を説明する模式図。
【図23】 積層された封筒が第1の状態にあるとき
に、一単位の封筒を抜き取る動作を説明する模式図。
【図24】 積層された封筒が第1の状態にあるとき
に、一単位の封筒を抜き取る動作を説明する模式図。
【図25】 積層された封筒が第2の状態にあるとき
に、一単位の封筒を抜き取る動作を説明する模式図。
【図26】 積層された封筒が第2の状態にあるとき
に、一単位の封筒を抜き取る動作を説明する模式図。
【図27】 積層された封筒が第2の状態にあるとき
に、一単位の封筒を抜き取る動作を説明する模式図。
【符号の説明】
10 封筒処理装置 12 供給装置 13 受け部 14 第1のロボット 16 端揃え装置 17 収容装置 56 挟持手段 57 隙間形成手段 62 板ばね 63 エアシリンダ 66 台座 67 支持部材 68 端揃え部材 74 仕切材調整装置 85 挟み部材 86 挟み部移動装置 118 シフト装置 122 抜取手段 144 挟持ロボット(挟持手段) 145 隙間形成装置 151 第1の差込部 152 第2の差込部 153 移動装置 A 段差形成面 B1 空箱 C 隙間 E 封筒 E1 挟持対象封筒 E2 次単位の封筒 S 縦仕切板

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙葉類を一枚づつ連続的に供給する供給
    装置からの紙葉類を積層して保持する受け部と、この受
    け部で保持された複数枚の紙葉類を一単位として抜き取
    る抜取装置とを備え、 前記抜取装置は、前記一単位の紙葉類を表面及び裏面側
    から挟み込み可能な挟持手段と、この挟持手段と協働す
    る隙間形成手段とを有し、前記隙間形成手段は、所定位
    置にある紙葉類とそれに隣接する紙葉類との間に隙間を
    形成して、前記一単位を形成することを特徴とする紙葉
    類処理装置。
  2. 【請求項2】 紙葉類を一枚づつ連続的に供給するとと
    もに、予め設定された枚数毎に紙葉類の面位置をシフト
    させて当該紙葉類の端部を部分的に突出させる機能を有
    する供給装置からの紙葉類を積層して保持する受け部
    と、この受け部で保持された複数枚の紙葉類を一単位と
    して抜き取る抜取装置とを備え、 前記抜取装置は、前記一単位の紙葉類を表面及び裏面側
    から挟み込み可能な挟持手段と、この挟持手段と協働す
    る隙間形成手段とを有し、前記隙間形成手段は、前記突
    出した紙葉類の端部とそれに隣接する紙葉類との間に隙
    間を形成して、前記一単位を形成することを特徴とする
    紙葉類処理装置。
  3. 【請求項3】 前記隙間形成手段は、一端側が支持され
    る片持ち構造の差込部材と、この差込部材を移動させる
    移動装置とを備え、前記差込部材は、その自由端側が前
    記挟持手段の先端よりも前記受け部側に延びる長さを備
    え、前記移動装置は、前記差込部材の自由端側が突出し
    た紙葉類の端部をガイド面として隣接する紙葉類との間
    に差し込まれたときに、隣接する紙葉類の間に前記挟持
    手段を差し込み可能とする隙間を形成することを特徴と
    する請求項2記載の紙葉類処理装置。
  4. 【請求項4】 前記供給装置から受け部に供給される紙
    葉類の面位置を所定間隔毎に前記一単位分シフトし、次
    なる単位との間に段差を形成するシフト装置を更に備
    え、 前記隙間形成手段は、前記一単位の紙葉類と次なる単位
    の紙葉類との間に隙間を形成することを特徴とする請求
    項1記載の紙葉類処理装置。
  5. 【請求項5】 前記隙間形成手段は、片持ち構造の差込
    部材と、この差込部材を移動させる移動装置とを備え、 前記移動装置は、所定のタイミングで前記差込部材の自
    由端側を前記段差の形成面に当接させて当該紙葉類と次
    なる単位の紙葉類との間に移送速度差が発生するように
    設けられ、前記移送速度差によって前記隙間を形成する
    ことを特徴とする請求項4記載の紙葉類処理装置。
  6. 【請求項6】 前記差込部材は、前記移動装置によって
    相対移動可能な第1及び第2の差込部により構成され、
    これら第1及び第2の差込部は、前記隙間に挿入されて
    相互に離間する方向に移動可能に設けられていることを
    特徴とする請求項5記載の紙葉類処理装置。
  7. 【請求項7】 前記抜取装置で抜き取られた紙葉類の端
    揃えを行う端揃え装置を更に備え、この端揃え装置は、
    前記抜取装置からの紙葉類を受け取る台座と、この台座
    に受け取られた紙葉類を表面側及び裏面側から保持する
    支持部材と、この支持部材により保持された紙葉類の側
    端が同一線上に揃う位置に移動可能な端揃え部材とを備
    えることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の紙
    葉類処理装置。
  8. 【請求項8】 前記抜取装置からの紙葉類を仕切材で複
    数区分に仕切られた空箱の各収容区分に収容する収容装
    置を更に備え、この収容装置は、前記仕切材の相互平行
    度を調整可能な仕切材調整装置を含み、当該仕切材調整
    装置は、前記仕切材を挟み込み可能な挟み部材と、当該
    挟み部材を前記空箱の一側面と略平行な方向に沿って移
    動させる駆動装置とを備えることを特徴とする請求項1
    〜7の何れかに記載の紙葉類処理装置。
  9. 【請求項9】 前記挟み部材は、前記仕切材を二箇所で
    挟み込み可能となるように一対設けられ、前記駆動装置
    は、前記一対の挟み部材を前記仕切材の延出方向に沿っ
    て相互に離間する方向に移動可能にすることを特徴とす
    る請求項8記載の紙葉類処理装置。
  10. 【請求項10】 紙葉類を一枚づつ連続的に供給する供
    給装置からの紙葉類の面位置を所定間隔毎に複数枚から
    なる一単位分シフトすることにより紙葉類の側端を所定
    量突出させ、次なる単位との間に段差を形成した状態で
    紙葉類を積層し、その後、相対移動可能な第1及び第2
    の差込部を前記段差の形成面に当接し、当該紙葉類と次
    なる単位との間に移送速度差を発生させることで隙間を
    形成し、その隙間に前記第1及び第2の差込部を挿入
    し、これら差込部を離間させることで前記隙間を拡開
    し、この拡開された隙間に、紙葉類を表面及び裏面側か
    ら挟み込み可能な挟持手段を挿入して前記一単位の紙葉
    類を抜き取ることを特徴とする紙葉類抜き取り方法。
JP11052636A 1998-04-30 1999-03-01 紙葉類処理装置及び紙葉類抜き取り方法 Pending JP2000016406A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004108535A1 (ja) * 2003-06-02 2004-12-16 Nihon Kyoudo Kikaku Kabushiki Kaisha イチゴ自動収容方法と、イチゴ自動収容装置と、イチゴ収容容器
CN103057746A (zh) * 2012-12-17 2013-04-24 华中科技大学 输液管运输机构
JP2020175999A (ja) * 2019-04-19 2020-10-29 藤森工業株式会社 シート積重体の移送装置
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