JP2000016395A - ヘリコプタ - Google Patents

ヘリコプタ

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JP2000016395A
JP2000016395A JP10182215A JP18221598A JP2000016395A JP 2000016395 A JP2000016395 A JP 2000016395A JP 10182215 A JP10182215 A JP 10182215A JP 18221598 A JP18221598 A JP 18221598A JP 2000016395 A JP2000016395 A JP 2000016395A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibration
helicopter
actuator
weight
absorbing device
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP10182215A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumio Matsubayashi
文生 松林
Kenichi Azuma
謙一 東
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】回転翼の回転数が可変するヘリコプタであって
も回転翼の回転数に対応した周波数の振動を効果的に吸
収する。 【解決手段】回転翼回転数可変型のヘリコプタ11の床
構体13上に振動吸収装置12を設置する。この振動吸
収装置12は、基台14に板ばね15a、15bを取付
け、板ばね15b上にウェイト16及びアクチュエータ
17を設ける。また、ヘリコプタ11には、回転翼20
の駆動機構部21に、回転翼20の回転数を検出する回
転数センサ22を設け、その検出信号を制御器23に入
力する。この制御器23は、回転数センサ22の検出信
号から振動吸収装置12が吸収すべき周波数を算出し、
その算出値からアクチュエータ17の作動量を算出して
アクチュエータ17を駆動する。アクチュエータ17
は、制御器23からの駆動信号によりウェイト16を移
動させ、振動を効果的に吸収できる位置に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、振動吸収装置を有
するヘリコプタに関する。
【0002】
【従来の技術】ヘリコプタは、エンジンを始動すると、
かなり強い振動が発生する。このヘリコプタの振動は、
回転翼の振動が主な原因となっている。この回転翼の振
動は、その回転周波数の整数倍の周波数で顕著に表れ
る。この振動を抑えるために、従来では図4及び図5に
示す振動吸収装置が使用されている。図4はヘリコプタ
1に振動吸収装置2を設置した状態を示し、図5は振動
吸収装置2部分を拡大して示したものである。
【0003】図4に示すようにヘリコプタ1の床構体3
上に振動吸収装置2が設置される。この振動吸収装置2
は、図5に示すように床構体3上に固定設置された基台
4に板ばね5aの一端を取付けると共に、この板ばね5
aの先端に板ばね5bを折り返すように取付け、この板
ばね5bの先端にウェイト6を設けている。
【0004】上記のように構成された振動吸収装置2
は、回転翼7の回転数が一定のヘリコプタに対して、そ
の回転数に対応する周波数の振動を吸収できるように、
板ばね5a、5b及びウェイト6の適切な組み合せによ
りチューニングされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の振動吸収装
置2は、回転翼7の回転数が一定のヘリコプタに対し
て、板ばね5a、5b及びウェイト6の適切な組み合せ
によりチューニングされるので、回転翼の回転数が可変
のヘリコプタに対しては、回転翼の回転数に応じて振動
の周波数が変化してしまうので、効果を発揮することが
できない。
【0006】本発明は上記の課題を解決するためになさ
れたもので、回転翼の回転数が可変する形式の場合であ
っても振動を効果的に吸収し得る振動吸収装置を備えた
ヘリコプタを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、板ばねと、こ
の板ばね上に設置されたウェイトを有し、前記板ばね上
のウェイトの設置位置により吸収する振動数が定まる振
動吸収装置を有するヘリコプタにおいて、ヘリコプタの
回転翼の回転数を検出する検出手段を有し、且つ振動吸
収装置がその作動量により前記板ばね上のウェイトの設
置位置を可変とするアクチュエータと、前記検出手段よ
り検出した回転翼の回転数に応じて前記アクチュエータ
の作動量を制御する制御手段とを有する振動吸収装置で
あることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態を説明する。
【0009】図1は本発明の振動吸収装置を備えたヘリ
コプタの概略構成を示す図、図2は同実施形態に係る振
動吸収装置を拡大して示す側面図、図3は同実施形態に
おける制御ブロック図である。
【0010】図1において、11は回転翼回転数可変型
のヘリコプタで、その床構体13上に振動吸収装置12
が設置される。この振動吸収装置12は、図2に示すよ
うに床構体13上に固定設置された基台14に板ばね1
5aの一端を取付けると共に、この板ばね15aの先端
に板ばね15bを折り返すように取付け、この板ばね1
5b上にウェイト16及びアクチュエータ17を設けて
いる。この場合、ウェイト16は、板ばね15bの先端
側において移動可能に設け、アクチュエータ17により
位置を可変設定できるようにしている。すなわち、振動
吸収装置12が吸収する振動の周波数は、板ばね15
a、15b、ウェイト16の重量及び位置の適切な組み
合わせによって可変設定される構成となっている。
【0011】また、ヘリコプタ11には、図1に示すよ
うに回転翼20を回転駆動する駆動機構部21に、回転
翼20の回転数を検出する回転数センサ22を設け、こ
の回転数センサ22の検出信号を図1及び図3に示すよ
うに制御器23に入力している。この制御器23は、回
転数センサ22により検出された信号から振動吸収装置
12が制振のために吸収すべき周波数を算出し、その算
出値から更にアクチュエータ17の作動量を算出し、そ
の作動量に基づいてアクチュエータ17を駆動する。ア
クチュエータ17は、制御器23からの駆動信号により
作動し、ウェイト16を移動させ、振動を効果的に吸収
できる位置に設定する。
【0012】上記の構成において、パイロットがヘリコ
プタ11のエンジンを始動して回転翼20を回転させる
と、回転数センサ22が回転翼20の回転数を検出し、
その検出信号を制御器23に入力する。制御器23は、
回転数センサ22の検出信号から振動吸収装置12が吸
収すべき周波数を算出すると共に、その算出値からアク
チュエータ17の作動量を算出してアクチュエータ17
を駆動する。アクチュエータ17は、制御器23からの
駆動信号に従ってウェイト16を移動させ、振動を効果
的に吸収できる位置に設定する。
【0013】その後、ヘリコプタ11の飛行中等におい
て、回転翼20の回転数が変化すると、上記の場合と同
様にして回転数センサ22により回転翼20の回転数が
検出されて制御器23へ送られる。制御器23は、回転
翼20の回転数に応じてアクチュエータ17を駆動し、
振動を効果的に吸収できる位置にウェイト16の位置を
移動する。
【0014】上記のように振動吸収装置12は、回転翼
20の回転数が変化すると、それに応じてアクチュエー
タ17を駆動してウェイト16の位置を移動し、振動を
効果的に吸収する。すなわち、板ばね15a、15b
と、アクチュエータ17の作動により慣性モーメントが
変わったウェイト16との組み合わせにより、回転翼2
0の回転数変更に連動してヘリコプタ11の振動を効果
的に吸収することができる。
【0015】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、板
ばね上のウェイトの設置位置により吸収する振動数が定
まる振動吸収装置を有するヘリコプタにおいて、回転翼
の回転数を検出する検出手段を設け、その検出信号から
振動吸収装置が吸収すべき周波数を算出すると共に、そ
の算出値からアクチュエータの作動量を算出してアクチ
ュエータを駆動し、上記ウェイトを回転翼の回転数に対
応する周波数の振動を吸収できる位置に移動するように
したので、回転翼の回転数が可変するヘリコプタであっ
ても振動を効果的に吸収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る振動吸収装置を備え
たヘリコプタの概略構成を示す図。
【図2】同実施形態に係る振動吸収装置を拡大して示す
側面図。
【図3】同実施形態における制御ブロック図である。
【図4】従来の振動吸収装置を備えたヘリコプタの概略
構成を示す図。
【図5】図4における振動吸収装置を拡大して示す側面
図。
【符号の説明】
11 ヘリコプタ 12 振動吸収装置 13 床構体 14 基台 15a、15b 板ばね 16 ウェイト 17 アクチュエータ 20 回転翼 21 駆動機構部 22 回転数センサ 23 制御器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J048 AB09 AD06 BF05 CB17 CB22 EA31

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板ばねと、この板ばね上に設置されたウ
    ェイトを有し、前記板ばね上のウェイトの設置位置によ
    り吸収する振動数が定まる振動吸収装置を有するヘリコ
    プタにおいて、ヘリコプタの回転翼の回転数を検出する
    検出手段を有し、且つ振動吸収装置がその作動量により
    前記板ばね上のウェイトの設置位置を可変とするアクチ
    ュエータと、前記検出手段より検出した回転翼の回転数
    に応じて前記アクチュエータの作動量を制御する制御手
    段とを有する振動吸収装置であることを特徴としたヘリ
    コプタ。
JP10182215A 1998-06-29 1998-06-29 ヘリコプタ Withdrawn JP2000016395A (ja)

Priority Applications (1)

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JP10182215A JP2000016395A (ja) 1998-06-29 1998-06-29 ヘリコプタ

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JP10182215A Withdrawn JP2000016395A (ja) 1998-06-29 1998-06-29 ヘリコプタ

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012067920A (ja) * 2011-12-26 2012-04-05 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 振動低減装置および振動低減方法
KR101461490B1 (ko) * 2013-07-05 2014-11-18 한국항공우주산업 주식회사 조종사 좌석의 판 스프링을 이용한 진동 저감용 진동 흡수기
US9387925B2 (en) 2010-02-17 2016-07-12 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Vibration reduction device and vibration reduction method
CN110686039A (zh) * 2019-09-29 2020-01-14 哈尔滨飞机工业集团有限责任公司 一种直升机座舱地板可调频率动力吸振器

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