JPH11173166A - 車両用歯車伝達機構と吸気量制御装置 - Google Patents

車両用歯車伝達機構と吸気量制御装置

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JPH11173166A
JPH11173166A JP33524797A JP33524797A JPH11173166A JP H11173166 A JPH11173166 A JP H11173166A JP 33524797 A JP33524797 A JP 33524797A JP 33524797 A JP33524797 A JP 33524797A JP H11173166 A JPH11173166 A JP H11173166A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
transmission mechanism
throttle
vehicle
gear transmission
Prior art date
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Pending
Application number
JP33524797A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Fujiki
広 藤木
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Aisan Industry Co Ltd
Original Assignee
Aisan Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Aisan Industry Co Ltd filed Critical Aisan Industry Co Ltd
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
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  • Transmission Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従動側のギヤがストッパに当たって停止した
ときの衝撃でギヤの歯が破損するのを防ぐ。 【解決手段】 モータギヤ3Aが矢印で示す反時計方向
に回転駆動され、スロットルギヤ4Aがスロットルギヤ
全閉ストッパ6に当たって停止する。モータギヤ3Aは
慣性でわずかに回転を続けるが、両ギヤ3Aと4Aが、
はすばギヤであるため、モータギヤ3Aが(b)図のよ
うに図示下方に移動する。ばね座金8が伸張し、かつ、
ばね座金8′が圧縮されて衝撃を吸収緩和する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両のスロットルボ
デーのスロットル弁制御等に用いる歯車伝達機構と吸気
量制御装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】電子制御回路からの指令信号で操作され
るモータ等の電気式アクチュエータで回転駆動される回
転軸の駆動力を歯車伝達機構を介してスロットル弁に伝
達する車両用内燃機関の吸気量制御装置が例えば特開昭
63−277830号公報で公知である。
【0003】この種の吸気量制御装置の機構部を図4
(a)(b)に示す。スロットルボデー1に回動可能に
支承されたモータギヤシャフト2は電子制御回路の指令
信号で操作される電気式アクチュエータとしての図示さ
れてないモータで回転駆動される。モータギヤシャフト
2の駆動力は、該シャフト2に一体的に連結されたモー
タギヤ3とスロットルギヤ4とからなる歯車伝達機構を
介してスロットル弁に伝達される。スロットル弁を取り
付けたスロットルギヤシャフト5はスロットルボデー1
に回動可能に支承されている。
【0004】スロットルボデー1にはスロットルギヤ全
閉ストッパ6とスロットルギヤ全開ストッパ7が設けて
ある。なお、モータギヤ3とスロットルギヤ4は何れも
平歯車で構成されている。
【0005】図5はスロットルギヤ4のスロットルギヤ
全閉ストッパ6に当たった状態を、図6はスロットルギ
ヤ4がスロットルギヤ全開ストッパ7に当たった状態を
示す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記図4の従来技術で
は、スロトルギヤ4が図5のようにスロットルギヤ全閉
ストッパ6に当たったり、図6のようにスロットルギヤ
全開ストッパ7に当たったりした場合、図示されてない
モータやギヤ3,4の慣性による衝撃荷重が生じ、ギヤ
3,4同士の噛合接触点がすべての荷重を受けるため、
歯が破損しやすいという問題点があった。
【0007】そこで、本発明は、かかる問題点を解消で
きる車両用の歯車伝達機構と吸気制御装置を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、電気式アクチュエータで回転駆
動される回転軸の回転力を伝達する車両用歯車伝達機構
であって、従動側のギヤの角度位置を制限するストッパ
を備えたものにおいて、駆動側のギヤと従動側のギヤが
はすばギヤからなり、これらのギヤのうち少なくとも一
方のギヤが回転軸にスラスト方向に可動的に連結される
とともに、ギヤと回転軸との間に緩衝部材を設けたこと
を特徴とする車両用歯車伝達機構である。
【0009】請求項2の発明は、請求項1の車両用歯車
伝達機構において、緩衝部材が板ばね又はゴムであるこ
とを特徴とするものである。請求項3の発明は、請求項
1の車両用歯車伝達機構において、緩衝部材がばね座金
で、ギヤの両側に設けてあることを特徴とするものであ
る。
【0010】そして、請求項4の発明は、請求項1,2
又は3の歯車伝達機構を使用すると共に、従動側のギヤ
の回転軸がスロットル弁軸であることを特徴とするもの
である。
【0011】
【発明の実施の形態】次に本発明の好ましい実施の形態
を図面の実施例に基づいて説明する。図1の実施例で
は、回転軸と歯車伝達機構が図4〜図6の従来技術と異
なる。
【0012】従来技術のギヤ3,4に代わり、はすばギ
ヤからなるモータギヤ3Aとスロットルギヤ4Aが設け
られている。また、図示されてない電気式アクチュエー
タとしてのモータで回転駆動される回転軸、即ちモータ
ギヤシャフト2Aには、モータギヤ3Aがシャフト2A
と互いに回動不能でかつスラスト方向に摺動可能に嵌合
連結されている。
【0013】そして、モータギヤ3Aの両側面に、図1
(b)に示すようにばね座金8,8′が配設されてい
る。また、シャフト2Aの大径部9とシャフト2Aの先
端に嵌着したストッパ10で、ばね座金8,8′のスラ
スト方向への移動を制限している。
【0014】ギヤ3A,4Aからなる伝達機構が、図示
されてないモータで図2(a)の矢印方向へ回転駆動さ
れたあと、ギヤ4Aが図2(a)に示すようにスロット
ルギヤ全閉ストッパ6に当たって停止すると、モータや
ギヤ3Aの慣性により、モータギヤ3Aが継続していく
らか回転し、スロットルギヤ4Aが停止しているため、
ギヤ3Aは図2(b)のように図示下方に相対移動す
る。
【0015】このとき、ばね座金8′が圧縮され、ばね
座金8が伸長して慣性による衝撃を緩和する。スロット
ル弁が開く方向に作動するときは、ギヤ3Aがモータで
図3(a)の矢印方向へ回転駆動されたあと、ギヤ4A
が図3(a)に示すようにスロットルギヤ全開ストッパ
7に当たって停止すると、モータやギヤ3Aの慣性によ
り、モータギヤ3Aが継続していくらか回転し、スロッ
トルギヤ4Aが停止しているため、ギヤ3Aは図3
(b)のように図示上方に相対移動する。
【0016】このとき、ばね座金8が圧縮され、ばね座
金8′が伸張して慣性による衝撃を緩和する。ばね座金
8,8′の代わりに、板ばねやゴム等の可撓性の緩衝部
材を用いることもできる。
【0017】また、緩衝部材を回転軸2Aに設ける代わ
りにスロットルギヤシャフト5に設けても良い。このと
きは、スロットルギヤシャフト5にスロットルギヤ4A
をスラスト方向に摺動可能に嵌合し、ギヤ4Aの両側面
にばね座金等の緩衝部材を配置する。
【0018】
【発明の効果】本発明の車両用歯車伝達機構と吸気量制
御装置は上述のように構成されているので、従動側ギヤ
が全閉又は全開ストッパに当たって急に停止しても、緩
衝荷重がスラスト方向に分散してシャフトに設けたばね
座金等の緩衝部材で吸収されるため、ギヤの破損を防止
できる。
【0019】また、吸気量制御装置のスロットル弁の開
度がギヤが破損して急変することがなく、信頼性が向上
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例で、(a)は正面図、(b)は
その一部の拡大平面図。
【図2】図1の実施例で、スロットルギヤがスロットル
ギヤ全閉ストッパに当たった状態を示し、(a)は正面
図、(b)はその一部の拡大平面図である。
【図3】図1の実施例で、スロットルギヤがスロットル
ギヤ全開ストッパに当たった状態を示し、(a)は正面
図、(b)はその一部の拡大平面図である。
【図4】従来技術を示し、(a)は正面図、(b)はそ
の一部の拡大平面図である。
【図5】図4の従来技術で、スロットルギヤがスロット
ルギヤ全閉ストッパに当たった状態の正面図である。
【図6】図4の従来技術で、スロットルギヤがスロット
ルギヤ全開ストッパに当たった状態の正面図である。
【符号の説明】
1 スロットルボデー 2A 回転軸(モータギヤシャフト) 3A ギヤ(モータギヤ) 4A ギヤ(スロットルギヤ) 5 スロットルギヤシャフト(スロットル弁
軸) 6 スロットルギヤ全閉ストッパ 7 スロットルギヤ全開ストッパ 8,8′ ばね座金(緩衝部材)
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F16H 1/08 F16H 1/08 35/10 35/10 A

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気式アクチュエータで回転駆動される
    回転軸の回転力を伝達する車両用歯車伝達機構であっ
    て、従動側のギヤの角度位置を制限するストッパを備え
    たものにおいて、 駆動側のギヤと従動側のギヤがはすばギヤからなり、こ
    れらのギヤのうち少なくとも一方のギヤが回転軸にスラ
    スト方向に可動的に連結されるとともに、ギヤと回転軸
    との間に緩衝部材を設けたことを特徴とする車両用歯車
    伝達機構。
  2. 【請求項2】 緩衝部材が板ばね又はゴムであることを
    特徴とする請求項1記載の車両用歯車伝達機構。
  3. 【請求項3】 緩衝部材がばね座金で、ギヤの両側に設
    けてあることを特徴とする請求項1記載の車両用歯車伝
    達機構。
  4. 【請求項4】 従動側のギヤの回転軸がスロットル弁軸
    であることを特徴とする請求項1,2又は3記載の歯車
    伝達機構を使用した車両用吸気量制御装置。
JP33524797A 1997-12-05 1997-12-05 車両用歯車伝達機構と吸気量制御装置 Pending JPH11173166A (ja)

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