JP3051357B2 - 主ロータトルク補正装置 - Google Patents
主ロータトルク補正装置Info
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- JP3051357B2 JP3051357B2 JP9073159A JP7315997A JP3051357B2 JP 3051357 B2 JP3051357 B2 JP 3051357B2 JP 9073159 A JP9073159 A JP 9073159A JP 7315997 A JP7315997 A JP 7315997A JP 3051357 B2 JP3051357 B2 JP 3051357B2
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- rotor
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B64—AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
- B64C—AEROPLANES; HELICOPTERS
- B64C27/00—Rotorcraft; Rotors peculiar thereto
- B64C27/82—Rotorcraft; Rotors peculiar thereto characterised by the provision of an auxiliary rotor or fluid-jet device for counter-balancing lifting rotor torque or changing direction of rotorcraft
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B64—AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
- B64C—AEROPLANES; HELICOPTERS
- B64C13/00—Control systems or transmitting systems for actuating flying-control surfaces, lift-increasing flaps, air brakes, or spoilers
- B64C13/02—Initiating means
- B64C13/16—Initiating means actuated automatically, e.g. responsive to gust detectors
-
- G—PHYSICS
- G05—CONTROLLING; REGULATING
- G05D—SYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
- G05D1/00—Control of position, course or altitude of land, water, air, or space vehicles, e.g. automatic pilot
- G05D1/08—Control of attitude, i.e. control of roll, pitch, or yaw
- G05D1/0808—Control of attitude, i.e. control of roll, pitch, or yaw specially adapted for aircraft
- G05D1/0858—Control of attitude, i.e. control of roll, pitch, or yaw specially adapted for aircraft specially adapted for vertical take-off of aircraft
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B64—AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
- B64C—AEROPLANES; HELICOPTERS
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- B64C27/82—Rotorcraft; Rotors peculiar thereto characterised by the provision of an auxiliary rotor or fluid-jet device for counter-balancing lifting rotor torque or changing direction of rotorcraft
- B64C2027/8263—Rotorcraft; Rotors peculiar thereto characterised by the provision of an auxiliary rotor or fluid-jet device for counter-balancing lifting rotor torque or changing direction of rotorcraft comprising in addition rudders, tails, fins, or the like
- B64C2027/8272—Rotorcraft; Rotors peculiar thereto characterised by the provision of an auxiliary rotor or fluid-jet device for counter-balancing lifting rotor torque or changing direction of rotorcraft comprising in addition rudders, tails, fins, or the like comprising fins, or movable rudders
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヘリコプタの主ロ
ータトルクに逆回りのトルクを発生させて、主ロータト
ルクの補正を行う主ロータトルク補正装置に関する。
ータトルクに逆回りのトルクを発生させて、主ロータト
ルクの補正を行う主ロータトルク補正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】主ロータおよびテールロータを有するヘ
リコプタでは、主ロータが回転することによって、ヘリ
コプタの胴体は主ロータの回転する方向と逆回りのトル
クT1を受ける。トルクT1を打ち消すために、テール
ロータの推力が使用され、テールロータはトルクT1と
逆回りのトルクT2を発生する。また、垂直尾翼はその
迎角が一定の値に固定されて支持され、トルクT2と同
じ向きのトルクT3を発生する。これらのトルクが互い
に打ち消し合って、すなわちT1+T2+T3=0とな
って、胴体の姿勢を安定させている。
リコプタでは、主ロータが回転することによって、ヘリ
コプタの胴体は主ロータの回転する方向と逆回りのトル
クT1を受ける。トルクT1を打ち消すために、テール
ロータの推力が使用され、テールロータはトルクT1と
逆回りのトルクT2を発生する。また、垂直尾翼はその
迎角が一定の値に固定されて支持され、トルクT2と同
じ向きのトルクT3を発生する。これらのトルクが互い
に打ち消し合って、すなわちT1+T2+T3=0とな
って、胴体の姿勢を安定させている。
【0003】また近年、市街地のヘリポートに離着陸す
るコミュータヘリコプタの要望が高まっており、実現の
ためには騒音の低減化が要求されている。騒音対策とし
て、有効な手段の一つは、主ロータの回転速度を落とす
ことである。
るコミュータヘリコプタの要望が高まっており、実現の
ためには騒音の低減化が要求されている。騒音対策とし
て、有効な手段の一つは、主ロータの回転速度を落とす
ことである。
【0004】主ロータの回転速度を変化させると、ヘリ
コプタの主ロータトルクは変化して、トルクT1はトル
クT2およびトルクT3に釣り合わなくなってしまう。
その場合、パイロットはラダーペダルを操作して、テー
ルロータのピッチ角を変化させ、トルクT2を調整し
て、胴体姿勢を維持している。
コプタの主ロータトルクは変化して、トルクT1はトル
クT2およびトルクT3に釣り合わなくなってしまう。
その場合、パイロットはラダーペダルを操作して、テー
ルロータのピッチ角を変化させ、トルクT2を調整し
て、胴体姿勢を維持している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、主ロー
タの回転速度の変化などによって、主ロータトルクが変
化すると、ヘリコプタ全体のトルクの釣り合いが崩れ
る。トルクの釣り合いを崩さないために、パイロットは
ラダーペダルを操作するが、ラダーペダルの操作によっ
てテールロータによるトルクT2を調整すると、その
後、パイロットはラダーペダルに一定量の入力を継続し
なければならず、パイロットにかかる負担が大きい。こ
のように、主ロータトルクの変化に対して、パイロット
がラダーペダルを常に操作してテールロータによる逆回
りトルクT2を変化させて対応しているのが従来のヘリ
コプタである。
タの回転速度の変化などによって、主ロータトルクが変
化すると、ヘリコプタ全体のトルクの釣り合いが崩れ
る。トルクの釣り合いを崩さないために、パイロットは
ラダーペダルを操作するが、ラダーペダルの操作によっ
てテールロータによるトルクT2を調整すると、その
後、パイロットはラダーペダルに一定量の入力を継続し
なければならず、パイロットにかかる負担が大きい。こ
のように、主ロータトルクの変化に対して、パイロット
がラダーペダルを常に操作してテールロータによる逆回
りトルクT2を変化させて対応しているのが従来のヘリ
コプタである。
【0006】本発明の目的は、胴体姿勢を安定化させ、
操縦性能を向上させる主ロータトルク補正装置を提供す
ることである。
操縦性能を向上させる主ロータトルク補正装置を提供す
ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、エンジン(1
1,21)の出力軸とコレクタギヤ(7)との間に変速
比可変の変速機構(12,13)が介在し、コレクタギ
ヤ(7)と連結した主ロータ(2)およびテールロータ
(3)が回転速度可変であるヘリコプタ(1)の主ロー
タトルク補正装置であって、迎角が可変に支持された垂
直尾翼(4,5)と、主ロータトルクの逆回りトルクを
テールロータ(3)とともに補正するために、迎角を調
整する迎角調整手段(47)と、対気速度を計測する対
気速度計測手段(42)と、主ロータトルクを計測する
主ロータトルク計測手段(43)と、テールロータ
(3)のピッチ角を調整するピッチ角調整手段(48)
と、主ロータ(2)の回転速度を計測する回転速度計測
手段(44)と、計測された対気速度および主ロータト
ルクに基づいて、前記迎角調整手段(47)およびピッ
チ角調整手段(48)を制御し、計測された回転速度に
基づいて、トルク補正量を調整する制御手段(41)と
を備えることを特徴とする主ロータトルク補正装置であ
る。本発明に従えば、垂直尾翼の迎角が可変であるの
で、垂直尾翼で発生するトルクを調整することができ
る。通常、テールロータとともに垂直尾翼で発生するト
ルクが主ロータトルクを打ち消しているが、主ロータの
トルクが変化したときに、テールロータによるトルク補
正とともに、垂直尾翼の迎角を変更して、変化した主ロ
ータトルクを補正することができる。特に、対気速度が
大きいときに、垂直尾翼は小さい迎角でも大きなトルク
を発生するので、補正能力が高く、対気速度が小さいと
きに補正能力の高いテールロータと分担して補正でき
る。また、計測した対気速度および主ロータトルクに基
づいて、テールロータのピッチ角および垂直尾翼の迎角
を制御するので、対気速度の変化や主ロータトルクの変
化によってトルクの釣り合いが崩れても、自動的に釣り
合い状態に復帰することができる。これによって、対気
速度や主ロータトルクが変化しても、パイロットはラダ
ーペダルを操作する必要がなくなり、操縦性能が格段に
向上する。また、テールロータのピッチ角および垂直尾
翼の迎角は、両方とも可変であるので、より確実にトル
クを調整することができ、より安定に胴体姿勢を維持で
きる。
1,21)の出力軸とコレクタギヤ(7)との間に変速
比可変の変速機構(12,13)が介在し、コレクタギ
ヤ(7)と連結した主ロータ(2)およびテールロータ
(3)が回転速度可変であるヘリコプタ(1)の主ロー
タトルク補正装置であって、迎角が可変に支持された垂
直尾翼(4,5)と、主ロータトルクの逆回りトルクを
テールロータ(3)とともに補正するために、迎角を調
整する迎角調整手段(47)と、対気速度を計測する対
気速度計測手段(42)と、主ロータトルクを計測する
主ロータトルク計測手段(43)と、テールロータ
(3)のピッチ角を調整するピッチ角調整手段(48)
と、主ロータ(2)の回転速度を計測する回転速度計測
手段(44)と、計測された対気速度および主ロータト
ルクに基づいて、前記迎角調整手段(47)およびピッ
チ角調整手段(48)を制御し、計測された回転速度に
基づいて、トルク補正量を調整する制御手段(41)と
を備えることを特徴とする主ロータトルク補正装置であ
る。本発明に従えば、垂直尾翼の迎角が可変であるの
で、垂直尾翼で発生するトルクを調整することができ
る。通常、テールロータとともに垂直尾翼で発生するト
ルクが主ロータトルクを打ち消しているが、主ロータの
トルクが変化したときに、テールロータによるトルク補
正とともに、垂直尾翼の迎角を変更して、変化した主ロ
ータトルクを補正することができる。特に、対気速度が
大きいときに、垂直尾翼は小さい迎角でも大きなトルク
を発生するので、補正能力が高く、対気速度が小さいと
きに補正能力の高いテールロータと分担して補正でき
る。また、計測した対気速度および主ロータトルクに基
づいて、テールロータのピッチ角および垂直尾翼の迎角
を制御するので、対気速度の変化や主ロータトルクの変
化によってトルクの釣り合いが崩れても、自動的に釣り
合い状態に復帰することができる。これによって、対気
速度や主ロータトルクが変化しても、パイロットはラダ
ーペダルを操作する必要がなくなり、操縦性能が格段に
向上する。また、テールロータのピッチ角および垂直尾
翼の迎角は、両方とも可変であるので、より確実にトル
クを調整することができ、より安定に胴体姿勢を維持で
きる。
【0008】さらに、主ロータの回転速度が変化したと
き、主ロータトルクおよびこれに加えて計測した回転速
度に基づいて、トルク補正量の調整を行うので、補正の
精度が格段に向上し、回転速度の変化によって変化した
逆回りトルクをより確実に補正することができる。
き、主ロータトルクおよびこれに加えて計測した回転速
度に基づいて、トルク補正量の調整を行うので、補正の
精度が格段に向上し、回転速度の変化によって変化した
逆回りトルクをより確実に補正することができる。
【0009】また本発明は、一定対気速度で飛行時にテ
ールロータ(3)が故障した場合、垂直尾翼(4,5)
によるトルク補正量が、テールロータ(3)によるトル
ク補正量分増加することを特徴とする。本発明に従え
ば、テールロータが故障したときに、テールロータの分
も垂直尾翼がトルク補正を行うので、飛行の継続が可能
となる。
ールロータ(3)が故障した場合、垂直尾翼(4,5)
によるトルク補正量が、テールロータ(3)によるトル
ク補正量分増加することを特徴とする。本発明に従え
ば、テールロータが故障したときに、テールロータの分
も垂直尾翼がトルク補正を行うので、飛行の継続が可能
となる。
【0010】
【0011】
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態を
示す図である。主ロータ2が回転することによって、ヘ
リコプタ1の胴体6は主ロータ2の回転する方向と逆回
りのトルクT1を受ける。これに対して、テールロータ
3は可変のピッチ角で回転することで、推力を発生さ
せ、トルクT1と逆回りのトルクT2を生じる。また、
垂直尾翼4,5は可変の迎角で支持され、ヘリコプタ1
が前進飛行するときに、前方からの空気の流れの方向を
変えて、トルクT2と同じ向きのトルクT3を発生す
る。これらのトルクT1〜T3が互いに打ち消し合っ
て、すなわちT1+T2+T3=0となって、胴体6の
姿勢を安定させる。
示す図である。主ロータ2が回転することによって、ヘ
リコプタ1の胴体6は主ロータ2の回転する方向と逆回
りのトルクT1を受ける。これに対して、テールロータ
3は可変のピッチ角で回転することで、推力を発生さ
せ、トルクT1と逆回りのトルクT2を生じる。また、
垂直尾翼4,5は可変の迎角で支持され、ヘリコプタ1
が前進飛行するときに、前方からの空気の流れの方向を
変えて、トルクT2と同じ向きのトルクT3を発生す
る。これらのトルクT1〜T3が互いに打ち消し合っ
て、すなわちT1+T2+T3=0となって、胴体6の
姿勢を安定させる。
【0013】図2は、図1のヘリコプタ1の駆動系統の
説明図である。一対のエンジン11,21の出力軸は、
一方向のトルク伝達が可能なフリーホイールクラッチ1
6,26を経由して、ハーフトロダイル型CVTやフル
トロダイル型CVTなどのトラクション変速機構12,
22にそれぞれ連結され、所望の変速比で減速または増
速される。トラクション変速機構12,22の出力軸は
ベベルギア13,23にそれぞれ連結され、さらにベベ
ルギア14,24と噛合して回転軸方向が変換される。
ベベルギア14と一体的に回転する歯車15およびベベ
ルギア24と一体的に回転する歯車25はコレクタギア
7と噛合して、主ロータ軸8を回転駆動する。コレクタ
ギア7はさらに、ベベルギア31と一体的に回転する歯
車32に噛合して、テールロータ3を回転駆動する。
説明図である。一対のエンジン11,21の出力軸は、
一方向のトルク伝達が可能なフリーホイールクラッチ1
6,26を経由して、ハーフトロダイル型CVTやフル
トロダイル型CVTなどのトラクション変速機構12,
22にそれぞれ連結され、所望の変速比で減速または増
速される。トラクション変速機構12,22の出力軸は
ベベルギア13,23にそれぞれ連結され、さらにベベ
ルギア14,24と噛合して回転軸方向が変換される。
ベベルギア14と一体的に回転する歯車15およびベベ
ルギア24と一体的に回転する歯車25はコレクタギア
7と噛合して、主ロータ軸8を回転駆動する。コレクタ
ギア7はさらに、ベベルギア31と一体的に回転する歯
車32に噛合して、テールロータ3を回転駆動する。
【0014】こうして、エンジン11,21の回転数を
一定に保持した状態で、トラクション変速機構16,2
6の変速比を調整することによって、主ロータ軸8に連
結した主ロータ2の回転数を調整することができる。
一定に保持した状態で、トラクション変速機構16,2
6の変速比を調整することによって、主ロータ軸8に連
結した主ロータ2の回転数を調整することができる。
【0015】図3は、ヘリコプタ1のトルク補正装置1
01を示す図である。垂直尾翼4,5は連結されてお
り、その迎角は可変である。移動する下部スワッシュプ
レート53は、回転する上部スワッシュプレート52を
移動させて、テールロータ3のピッチ角を可変にしてい
る。対気速度計42が計測した対気速度、トルクセンサ
43が計測した主ロータ2のトルクT1、回転数センサ
44が計測した主ロータ2の回転数、スイッチ45から
の切換信号、およびジャイロ46が計測したヨー角は、
コンピュータ41に送られる。コンピュータ41は、こ
れらに基づいてアクチュエータ47,48を駆動する。
アクチュエータ47,48の入力とラダーペダルによる
操縦入力は、レバー71,72によって混合される。し
たがって、垂直尾翼4,5の迎角およびテールロータ3
のピッチ角は、アクチュエータ47,48がどの位置に
あってもパイロットのラダーペダル操縦入力によって制
御することができる。また、パイロットがラダーペダル
の操縦を行わない場合においても、コンピュータ41か
らの入力によってアクチュエータ47,48は制御され
るので、垂直尾翼4,5の迎角およびテールロータ3の
ピッチ角が調整され、主ロータ2のトルクを自動的に補
正する。
01を示す図である。垂直尾翼4,5は連結されてお
り、その迎角は可変である。移動する下部スワッシュプ
レート53は、回転する上部スワッシュプレート52を
移動させて、テールロータ3のピッチ角を可変にしてい
る。対気速度計42が計測した対気速度、トルクセンサ
43が計測した主ロータ2のトルクT1、回転数センサ
44が計測した主ロータ2の回転数、スイッチ45から
の切換信号、およびジャイロ46が計測したヨー角は、
コンピュータ41に送られる。コンピュータ41は、こ
れらに基づいてアクチュエータ47,48を駆動する。
アクチュエータ47,48の入力とラダーペダルによる
操縦入力は、レバー71,72によって混合される。し
たがって、垂直尾翼4,5の迎角およびテールロータ3
のピッチ角は、アクチュエータ47,48がどの位置に
あってもパイロットのラダーペダル操縦入力によって制
御することができる。また、パイロットがラダーペダル
の操縦を行わない場合においても、コンピュータ41か
らの入力によってアクチュエータ47,48は制御され
るので、垂直尾翼4,5の迎角およびテールロータ3の
ピッチ角が調整され、主ロータ2のトルクを自動的に補
正する。
【0016】また、トルク補正装置は下記の図4,図5
に示す構成であってもよい。
に示す構成であってもよい。
【0017】図4はヘリコプタ1のトルク補正装置10
2を示す図である。トルク補正装置102はトルク補正
装置101とは異なり、ラダーペダルはアクチュエータ
48とは連動するが、アクチュエータ47とは連動しな
い。したがって、垂直尾翼4,5の迎角は、コンピュー
タ41によってのみ制御され、テールロータ3のピッチ
角は、コンピュータ41およびラダーペダルの両方によ
って制御される。このように、垂直尾翼4,5の迎角お
よびテールロータ3のピッチ角を個別に制御でき、テー
ルロータ3のピッチ角にはパイロットの操縦入力とコン
ピュータ41の制御の両方が反映される。
2を示す図である。トルク補正装置102はトルク補正
装置101とは異なり、ラダーペダルはアクチュエータ
48とは連動するが、アクチュエータ47とは連動しな
い。したがって、垂直尾翼4,5の迎角は、コンピュー
タ41によってのみ制御され、テールロータ3のピッチ
角は、コンピュータ41およびラダーペダルの両方によ
って制御される。このように、垂直尾翼4,5の迎角お
よびテールロータ3のピッチ角を個別に制御でき、テー
ルロータ3のピッチ角にはパイロットの操縦入力とコン
ピュータ41の制御の両方が反映される。
【0018】図5はヘリコプタ1のトルク補正装置10
3を示す図である。トルク補正装置103はトルク補正
装置101,102とは異なり、ラダーペダル73はコ
ンピュータ41に電気的に接続される。ラダーペダル7
3からの操縦入力は、コンピュータ41に送られる。ア
クチュエータ47は、コンピュータ41からの信号に基
づいて、垂直尾翼4,5の迎角を制御する。アクチュエ
ータ48は、コンピュータ41からの信号に基づいて、
テールロータ3のピッチ角を制御する。したがって、垂
直尾翼4,5の迎角およびテールロータ3のピッチ角
は、個別に制御され、しかも、パイロットの操縦入力を
反映することができる。
3を示す図である。トルク補正装置103はトルク補正
装置101,102とは異なり、ラダーペダル73はコ
ンピュータ41に電気的に接続される。ラダーペダル7
3からの操縦入力は、コンピュータ41に送られる。ア
クチュエータ47は、コンピュータ41からの信号に基
づいて、垂直尾翼4,5の迎角を制御する。アクチュエ
ータ48は、コンピュータ41からの信号に基づいて、
テールロータ3のピッチ角を制御する。したがって、垂
直尾翼4,5の迎角およびテールロータ3のピッチ角
は、個別に制御され、しかも、パイロットの操縦入力を
反映することができる。
【0019】なお、トルク補正装置101は電気系のコ
ンピュータ41、対気速度計42、トルクセンサ43、
回転数センサ44、スイッチ45、およびジャイロ46
が故障した場合でも、パイロットによるラダーペダルの
操縦によって、飛行を継続することができる。さらに、
これらの電気系の機器が無い構成も可能である。この場
合、パイロットが垂直尾翼4,5の迎角およびテールロ
ータ3のピッチ角の両方を制御できる。
ンピュータ41、対気速度計42、トルクセンサ43、
回転数センサ44、スイッチ45、およびジャイロ46
が故障した場合でも、パイロットによるラダーペダルの
操縦によって、飛行を継続することができる。さらに、
これらの電気系の機器が無い構成も可能である。この場
合、パイロットが垂直尾翼4,5の迎角およびテールロ
ータ3のピッチ角の両方を制御できる。
【0020】図6は、トルクT1〜T3の対気速度依存
性を示すグラフである。グラフの横軸はヘリコプタ1の
対気速度を示し、縦軸はトルクT1〜T3,T2+T3
を示す。対気速度がゼロから上昇するにつれて、主ロー
タが下方へ流れ落とす空気の量が増加して、主ロータト
ルクは減少する。しかし、所定の速度V1たとえば60
ktで、トルクT1は増加に転じる。トルクT1を打ち
消すためには、トルクT2およびトルクT3の和をトル
クT1と同じ大きさで逆回り、すなわちT2+T3=−
T1としなければならない。対気速度の増加とともに、
テールロータ3が回転して側方へ流した空気は、後方へ
流されるようになり、|トルクT2|は減少していく。
一方、対気速度の増加とともに、垂直尾翼4,5に当た
る空気の速度が大きくなり、|トルクT3|は増加して
いく。
性を示すグラフである。グラフの横軸はヘリコプタ1の
対気速度を示し、縦軸はトルクT1〜T3,T2+T3
を示す。対気速度がゼロから上昇するにつれて、主ロー
タが下方へ流れ落とす空気の量が増加して、主ロータト
ルクは減少する。しかし、所定の速度V1たとえば60
ktで、トルクT1は増加に転じる。トルクT1を打ち
消すためには、トルクT2およびトルクT3の和をトル
クT1と同じ大きさで逆回り、すなわちT2+T3=−
T1としなければならない。対気速度の増加とともに、
テールロータ3が回転して側方へ流した空気は、後方へ
流されるようになり、|トルクT2|は減少していく。
一方、対気速度の増加とともに、垂直尾翼4,5に当た
る空気の速度が大きくなり、|トルクT3|は増加して
いく。
【0021】したがって、対気速度が小さいときには、
テールロータ3による効果が支配的になり、逆に対気速
度が大きいときには、垂直尾翼4,5による効果が支配
的となる。つまり、単調に減少する|トルクT2|およ
び単調に増加する|トルクT3|を合わせると、トルク
T1の増減に一致させやすく、トルク補正はより確実に
実現される。
テールロータ3による効果が支配的になり、逆に対気速
度が大きいときには、垂直尾翼4,5による効果が支配
的となる。つまり、単調に減少する|トルクT2|およ
び単調に増加する|トルクT3|を合わせると、トルク
T1の増減に一致させやすく、トルク補正はより確実に
実現される。
【0022】また、図2のトラクション変速機構16,
26によって、主ロータ2の回転速度が変化すると、図
6の主ロータ2のトルクT1は全速度領域で変化する。
このとき、図3〜図5に示したように、テールロータ3
のピッチ角および垂直尾翼4、5の迎角が調整され、ト
ルクT2およびトルクT3の和が変化して、トルクT1
に再び釣り合うようになる。
26によって、主ロータ2の回転速度が変化すると、図
6の主ロータ2のトルクT1は全速度領域で変化する。
このとき、図3〜図5に示したように、テールロータ3
のピッチ角および垂直尾翼4、5の迎角が調整され、ト
ルクT2およびトルクT3の和が変化して、トルクT1
に再び釣り合うようになる。
【0023】なお、テールロータ3の故障時には、パイ
ロットが故障を確認した後、スイッチ45をオンに切り
換えると、切替信号がコンピュータ41に送られる。コ
ンピュータ41は、切替信号に基づいて、テールロータ
3の補正量分を垂直尾翼4,5の補正量で補うように、
アクチュエータ47を制御する。または、ジャイロ46
で計測した胴体6のヨー角が、コンピュータ41に送ら
れる。コンピュータ41は、ヨー角を所定の閾値と比較
して、ヨー角が閾値よりも大きいときに、上記同様、テ
ールロータ3の補正量分を垂直尾翼4,5の補正量で補
うように、アクチュエータ47を制御する。これによっ
て、テールロータ3の故障時にも、垂直尾翼4,5を調
整して、基地まで飛行して戻ることができる。
ロットが故障を確認した後、スイッチ45をオンに切り
換えると、切替信号がコンピュータ41に送られる。コ
ンピュータ41は、切替信号に基づいて、テールロータ
3の補正量分を垂直尾翼4,5の補正量で補うように、
アクチュエータ47を制御する。または、ジャイロ46
で計測した胴体6のヨー角が、コンピュータ41に送ら
れる。コンピュータ41は、ヨー角を所定の閾値と比較
して、ヨー角が閾値よりも大きいときに、上記同様、テ
ールロータ3の補正量分を垂直尾翼4,5の補正量で補
うように、アクチュエータ47を制御する。これによっ
て、テールロータ3の故障時にも、垂直尾翼4,5を調
整して、基地まで飛行して戻ることができる。
【0024】図7は、ヘリコプタのヨー角の対気速度依
存性を示すグラフである。横軸が対気速度を示し、縦軸
がヨー角を示すこのグラフには、故障時において、本発
明に係るヘリコプタ1のヨー角と、比較例として従来の
ヘリコプタのヨー角とが描かれている。ヘリコプタ1
は、従来よりも小さな対気速度までヨー角をゼロに維持
した状態で飛行可能である。従来、60ktなどの速度
V1では、ヨー角は−15度などの所定値αをとってい
るが、ヘリコプタ1はそれよりもヨー角が小さくなって
いる。これによって、基地まで飛行して戻ることができ
る速度領域が、より低速度側に延長され、飛行をさらに
安全にすることができる。
存性を示すグラフである。横軸が対気速度を示し、縦軸
がヨー角を示すこのグラフには、故障時において、本発
明に係るヘリコプタ1のヨー角と、比較例として従来の
ヘリコプタのヨー角とが描かれている。ヘリコプタ1
は、従来よりも小さな対気速度までヨー角をゼロに維持
した状態で飛行可能である。従来、60ktなどの速度
V1では、ヨー角は−15度などの所定値αをとってい
るが、ヘリコプタ1はそれよりもヨー角が小さくなって
いる。これによって、基地まで飛行して戻ることができ
る速度領域が、より低速度側に延長され、飛行をさらに
安全にすることができる。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、垂直尾翼
で発生するトルクを調整することができ、変化した逆回
りトルクを補正することができる。特に、対気速度が大
きいときに、補正能力が高い。
で発生するトルクを調整することができ、変化した逆回
りトルクを補正することができる。特に、対気速度が大
きいときに、補正能力が高い。
【0026】また、対気速度の変化や主ロータトルクの
変化によってトルクの釣り合いが崩れても、自動的に釣
り合い状態に復帰することができ、操縦性能が格段に向
上する。
変化によってトルクの釣り合いが崩れても、自動的に釣
り合い状態に復帰することができ、操縦性能が格段に向
上する。
【0027】
【0028】さらに、回転速度も計測してトルク補正量
の調整を行うので、補正の精度が格段に向上する。
の調整を行うので、補正の精度が格段に向上する。
【0029】さらに、テールロータが故障したときに、
テールロータの分も垂直尾翼がトルク補正を行うので、
飛行の継続が可能となる。
テールロータの分も垂直尾翼がトルク補正を行うので、
飛行の継続が可能となる。
【図1】本発明の実施の一形態を示す斜視図である。
【図2】図1のヘリコプタ1の動力系統を示す図であ
る。
る。
【図3】図1のヘリコプタ1のトルク補正装置101を
示す図である。
示す図である。
【図4】トルク補正装置102を示す図である。
【図5】トルク補正装置103を示す図である。
【図6】トルクT1〜T3の対気速度依存性を示すグラ
フである。
フである。
【図7】ヘリコプタのヨー角依存性を示すグラフであ
る。
る。
1 ヘリコプタ 2 主ロータ 3 テールロータ 4,5 垂直尾翼 6 胴体 41 コンピュータ 42 対気速度計 43 トルクセンサ 44 回転数センサ 47,48 アクチュエータ 101〜103 主ロータトルク補正装置 T1〜T3 トルク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B64C 27/82
Claims (2)
- 【請求項1】 エンジン(11,21)の出力軸とコレ
クタギヤ(7)との間に変速比可変の変速機構(12,
13)が介在し、コレクタギヤ(7)と連結した主ロー
タ(2)およびテールロータ(3)が回転速度可変であ
るヘリコプタ(1)の主ロータトルク補正装置であっ
て、 迎角が可変に支持された垂直尾翼(4,5)と、 主ロータトルクの逆回りトルクをテールロータ(3)と
ともに補正するために、迎角を調整する迎角調整手段
(47)と、 対気速度を計測する対気速度計測手段(42)と、 主ロータトルクを計測する主ロータトルク計測手段(4
3)と、 テールロータ(3)のピッチ角を調整するピッチ角調整
手段(48)と、 主ロータ(2)の回転速度を計測する回転速度計測手段
(44)と、 計測された対気速度および主ロータトルクに基づいて、
前記迎角調整手段(47)およびピッチ角調整手段(4
8)を制御し、計測された回転速度に基づいて、トルク
補正量を調整する制御手段(41)とを備えることを特
徴とする主ロータトルク補正装置。 - 【請求項2】 一定対気速度で飛行時にテールロータ
(3)が故障した場合、垂直尾翼(4,5)によるトル
ク補正量が、テールロータ(3)によるトルク補正量分
増加することを特徴とする請求項1記載の主ロータトル
ク補正装置。
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