JPH0619999Y2 - 飛翔体の翼 - Google Patents

飛翔体の翼

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JPH0619999Y2
JPH0619999Y2 JP1987048492U JP4849287U JPH0619999Y2 JP H0619999 Y2 JPH0619999 Y2 JP H0619999Y2 JP 1987048492 U JP1987048492 U JP 1987048492U JP 4849287 U JP4849287 U JP 4849287U JP H0619999 Y2 JPH0619999 Y2 JP H0619999Y2
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英文 斎藤
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Shimadzu Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、筐体内に収納可能な飛翔体の翼に関するもの
である。
[従来の技術] 従来の飛翔体の翼は、第3図に示す態様で筐体内に収納
されるのが一般的である。同図に示すように、筐体10
2内のスペースの一部が駆動装置104等他の搭載機器
の設置を避けて開放され翼収納部103となしており、
翼101は飛翔体が発射されるまでこの翼収納部103
に収納されている。そして、飛翔体の発射後に、翼10
1が枢着したヒンジ部111基端を中心に旋回し、翼主
要部112を前記筐体102の周壁102aから外部に
突出させ得るようにしたものである。
なお、この飛翔体の翼101は第4図に示すように誘導
飛翔体に装備されて操舵翼として機能しているもので、
引出された後は、アクチュエータ105の作動によって
駆動装置104の可動部143の回転とともに軸心mま
わりに旋回し、翼主要部112の翼面Bに適宜の角度か
ら空気力を作用させて飛翔体に制御力を生ぜしめている
ものである。
[考案が解決しようとする問題点] ところで、飛翔体の翼の中でも特にこのような操舵翼
は、翼面積を大きくすることがより速い応答性を実現す
る上で非常に重要となってくる。すなわち、応答性は、
翼面Bに作用する空気力の大きさと筐体102から前記
翼面Bまでの離間距離との積であるモーメントに依存
し、空気力は筐体102より影響を受ける範囲、すなわ
ち該筐体102の極近傍では十分奏効し得ない。これら
を勘案すると、応答性能を向上するためには、翼面積を
広くして空気力を筐体102からより離れた翼面Bに作
用させる方が効果的である。しかるに、翼101は前述
したように発射時に筐体101内に収納されていなけれ
ばならず、一方で該翼101は第3図に示すようにヒン
ジ部111を除く翼主要部112がヒンジ部近傍部分1
12aから翼端112cに至るまで概略同一な断面形状
を有しているので、翼主要部112を大きくすると翼収
納部103にも広いスペースが必要となり、この種飛翔
体に要求される小型軽量化が阻害されることになる。
したがって、従来の飛翔体の翼を用いて極めて優れた応
答性を実現するためには、上述したような翼の大型化と
翼収納部の小型化という相入れない課題を解決しなけれ
ばならない。
本考案は、このような問題点に着目してなされたもので
あって、翼収納部を格別に設ける必要なく、使用時に大
きな制御力を生じ得る飛翔体の翼を実現することを目的
としている。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、上記目的を達成するために、筐体内に設けた
翼収納部に収納され、この翼収納部から引出された際に
ヒンジ部を除く翼主要部が前記筐体の周壁から外部に突
出するように構成される翼において、前記翼主要部のヒ
ンジ部近傍部分に前記翼収納部方向に向かって開口する
切欠部を設け、この切欠部に対応する前記翼収納部に搭
載機器の配置場所を形成したことを特徴としている。
[作用] このような手段であれば、翼を収納した際、ヒンジ部近
傍部分が筐体の周壁に沿って配設され、切欠部に対応す
るスペースは筐体の中心に向かって開放されることにな
る。したがって、ヒンジ部近傍部分を長寸にしても、実
質的な収納容積の増大は前記ヒンジ部近傍部分の翼弦長
(翼の前縁−後縁間の寸法)に相当する幅狭な部分の増
長分に対応するもののみでよく、切欠部に開放されるス
ペースは駆動装置など様々な搭載機器の設置場所として
有効に利用できる。
そして、このように空気力のいわば主作用面をヒンジ分
近傍部分から翼端方向へ移行することにより、該翼には
筐体により影響を受けない空気力が奏効して効果的なモ
ーメントが発生するので、制御力が増大し応答性が向上
することになる。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を第1図および第2図を参照し
て説明する。
第1図に示すように、この飛翔体の翼1は筐体2内に設
けた翼収納部3に収納されるもので、この翼が収納部3
から引出された際にヒンジ部11を除く翼主要部12が
前記筐体2の周壁2aから外部に突出するように構成さ
れたもので、前記翼主要部12のヒンジ部近傍部分12
aに前記翼収納部3方向に向かって開口する切欠部12
bが設けられている。
具体的には、翼1は、ヒンジ部近傍部分12aを従来に
比して長寸にし翼端12cが筐体2の周壁2aからより
外方に突出するように構成されており、翼主要部12の
うち前記ヒンジ部近傍部分12aを除く翼端12c側の
主作用面Aは操舵力を発生させるに十分な面積をとって
ある。一方、前記ヒンジ部近傍部分12aは、切欠部1
2bを大きくすることにより、空気抵抗を少なくし単に
翼1に発生する回転トルクを伝達するに必要な面積のみ
が残されている。この翼1は、後述する駆動装置4にヒ
ンジ部11を枢着させており、例えばスプリング力によ
り、筐体2の周壁2aに設けたスリット部2bから引出
されて、タッチシュー2cに当接して保持されるもので
ある。
一方、この翼1を操舵翼として機能させる駆動装置4が
前記翼1の切欠部12b内側に開放されたスペースに配
設されており、周壁2aに固設した固定部41にベアリ
ング42を介して可動部43を回転可能に支持させ、こ
の可動部43に屈曲させた前記翼1のヒンジ部11の基
端を枢着している。そして、アクチュエータ5を作動さ
せることにより、前記可動部43の回転とともに前記翼
1を軸心mまわりに旋回駆動し、その舵角を変更し得る
ようにしたものである。
以上のような構成であれば、筐体2内の翼収納部3に翼
1を収納した際、ヒンジ部近傍部分12aが筐体2の周
壁2aに沿って収納されるので、切欠部12bに対応す
るスペースは前記筐体2の中心nに向かって開放される
ことになる。したがって、上述のようにヒンジ部近傍部
分12aを長寸にして空気力の主作用面Aを筐体2から
翼端12c方向へ移行させるようにしても、これに対応
する翼収納部3の実質的な収納容積の増大は幅狭な前記
ヒンジ部近傍部分12aの増長分に対応するもののみで
よく、このヒンジ部近傍部分12aの切欠部12bに本
実施例のように駆動装置4など様々な機器の配置場所と
して有効に設置することが可能となる。
そして、制御力として空気力を利用しているので、従来
の翼面Bと翼主要部12の主作用面Aの面積が同一であ
っても、筐体2からの離間距離が大きいためより大きな
制御力が得られ、鋭敏な操舵性が実現できるものであ
る。
なお、ヒンジ部近傍部分12aは円柱状のものであって
もよく、逆に翼の形骸を残して本来的な操舵機能を営ま
せてもよい。また、切欠部の大きさや設定場所は筐体内
の搭載機器等との関係において随意に変更が可能であ
る。その他、収納態様も数段に折畳むようにする等、本
考案の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
[考案の効果] 本考案は、以上のように翼主要部のヒンジ部近傍部分に
切欠部を設け、この切欠部に対応する翼収納部を搭載機
器の配置場所として利用するようにした構成により、該
ヒンジ部近傍部分を長寸なものにしても格別に収納スペ
ースを必要とせず、したがって飛翔体の小型軽量化を阻
害することなく大きな制御力を生ぜしめることの可能な
飛翔体の翼を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の一実施例を示し、第1図
は筐体内における飛翔体の翼の配置説明図、第2図は第
1図の部分拡大図である。また、第3図および第4図は
従来の飛翔体の翼を示し、第3図は第1図に対応する配
置説明図、第4図は第2図に対応する部分拡大図であ
る。 1……翼、2……筐体 2a……周壁、3……翼収納部 11……ヒンジ部、12……翼主要部 12a……ヒンジ部近傍部分、12b……切欠部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】筐体内に設けた翼収納部に収納され、この
    翼収納部から引出された際にヒンジ部を除く翼主要部が
    前記筐体の周壁から外部に突出するように構成される翼
    において、前記翼主要部のヒンジ部近傍部分に前記翼収
    納部方向に向かって開口する切欠部を設け、この切欠部
    に対応する前記翼収納部に搭載機器の配置場所を形成し
    たことを特徴とする飛翔体の翼。
JP1987048492U 1987-03-30 1987-03-30 飛翔体の翼 Expired - Lifetime JPH0619999Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1987048492U JPH0619999Y2 (ja) 1987-03-30 1987-03-30 飛翔体の翼

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JP1987048492U JPH0619999Y2 (ja) 1987-03-30 1987-03-30 飛翔体の翼

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Publication Number Publication Date
JPS63155000U JPS63155000U (ja) 1988-10-12
JPH0619999Y2 true JPH0619999Y2 (ja) 1994-05-25

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ID=30870071

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JPS5969100U (ja) * 1982-10-31 1984-05-10 株式会社島津製作所 ロツク装置
JPS60111898U (ja) * 1983-12-28 1985-07-29 三菱電機株式会社 誘導飛しよう体
JPS6136159A (ja) * 1984-07-27 1986-02-20 研器工業株式会社 陶器製さじの製法

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