JPH07332898A - 飛しょう体の制御装置 - Google Patents
飛しょう体の制御装置Info
- Publication number
- JPH07332898A JPH07332898A JP12123094A JP12123094A JPH07332898A JP H07332898 A JPH07332898 A JP H07332898A JP 12123094 A JP12123094 A JP 12123094A JP 12123094 A JP12123094 A JP 12123094A JP H07332898 A JPH07332898 A JP H07332898A
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- Japan
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- flying body
- plate
- missile
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- deflector
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- Withdrawn
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- Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な装置によって飛しょう体に操舵、減速
等の空気力を作用させ、かつ、抵抗とレーダ反射面積の
低減を図る。 【構成】 １端が飛しょう体１０の径方向に昇降可能で
あり、他端が飛しょう体１０の外周部の軸方向にスライ
ド可能な複数の偏流板１を飛しょう体１０の外周部のま
わりに等間隔をおいて配置した。
等の空気力を作用させ、かつ、抵抗とレーダ反射面積の
低減を図る。 【構成】 １端が飛しょう体１０の径方向に昇降可能で
あり、他端が飛しょう体１０の外周部の軸方向にスライ
ド可能な複数の偏流板１を飛しょう体１０の外周部のま
わりに等間隔をおいて配置した。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、飛しょう体に適用され
る操舵装置に関する。
る操舵装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】飛しょう体の操舵・減速等のための空力
制御は、飛しょう体の後部に装備された複数の操舵翼を
操作することにより実施していた。
制御は、飛しょう体の後部に装備された複数の操舵翼を
操作することにより実施していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の飛しょう体で
は、前記のように飛しょう体の後部に必要な空気力を発
生する複数の操舵翼を設けているために、操舵、減速等
のために空気力を必要とする場合以外においても抵抗を
生ずることになる。また、この飛しょう体より突出して
設けられた操舵翼は、レーダ反射面積を増大させること
にもなる。
は、前記のように飛しょう体の後部に必要な空気力を発
生する複数の操舵翼を設けているために、操舵、減速等
のために空気力を必要とする場合以外においても抵抗を
生ずることになる。また、この飛しょう体より突出して
設けられた操舵翼は、レーダ反射面積を増大させること
にもなる。
【０００４】本発明は、以上の問題点を解決することが
できる飛しょう体の制御装置を提供しようとするもので
ある。
できる飛しょう体の制御装置を提供しようとするもので
ある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の飛しょう体の制
御装置は、１端が飛しょう体の径方向に昇降可能であり
他端が飛しょう体の外周部にスライド可能な複数の偏流
板を飛しょう体の外周部のまわりに互いに等しい間隔を
おいて配置したことを特徴とする。
御装置は、１端が飛しょう体の径方向に昇降可能であり
他端が飛しょう体の外周部にスライド可能な複数の偏流
板を飛しょう体の外周部のまわりに互いに等しい間隔を
おいて配置したことを特徴とする。
【０００６】
【作用】本発明では、操舵時、減速時等の空気力を必要
としない場合には、偏流板の１端を飛しょう体の径方向
に降下させると共に他端を前記１端から離れるように飛
しょう体の外周部をスライドさせることによって、偏流
板は飛しょう体の外周部に沿うように配置される。従っ
て、飛しょう体の空気抵抗が低減される。
としない場合には、偏流板の１端を飛しょう体の径方向
に降下させると共に他端を前記１端から離れるように飛
しょう体の外周部をスライドさせることによって、偏流
板は飛しょう体の外周部に沿うように配置される。従っ
て、飛しょう体の空気抵抗が低減される。
【０００７】一方、操舵時、減速時等空気力を必要とす
る場合には、偏流板の１端を飛しょう体の径方向に上昇
させると共に他端を前記１端に近づけるように飛しょう
体の外周部をスライドさせることによって、偏流板が飛
しょう体の外周部より突出し、偏流板に空気力が作用す
る。複数の偏流板のうちの１部又は全部を適宜以上のよ
うに飛しょう体の外周部より突出させることによって、
偏流板に作用する空気力によって飛しょう体にモーメン
ト又は抵抗が作用し、飛しょう体の操舵、減速等を行う
ことが可能である。
る場合には、偏流板の１端を飛しょう体の径方向に上昇
させると共に他端を前記１端に近づけるように飛しょう
体の外周部をスライドさせることによって、偏流板が飛
しょう体の外周部より突出し、偏流板に空気力が作用す
る。複数の偏流板のうちの１部又は全部を適宜以上のよ
うに飛しょう体の外周部より突出させることによって、
偏流板に作用する空気力によって飛しょう体にモーメン
ト又は抵抗が作用し、飛しょう体の操舵、減速等を行う
ことが可能である。
【０００８】
【実施例】本発明の一実施例を、図１及び図２によって
説明する。飛しょう体１０の重心位置から軸方向に前方
に離れた位置に以下に説明する偏流板１が、飛しょう体
１０の外周部のまわりに互いに９０°離れた４個所の位
置に等間隔をおいて設けられている。
説明する。飛しょう体１０の重心位置から軸方向に前方
に離れた位置に以下に説明する偏流板１が、飛しょう体
１０の外周部のまわりに互いに９０°離れた４個所の位
置に等間隔をおいて設けられている。
【０００９】偏流板１は、その一端がヒンジ２で結合さ
れた２個の板材１ａ，１ａを備えている。飛しょう体１
０の外周部には、飛しょう体の軸方向に偏流板移動溝４
が設けられ、同溝４は飛しょう体１０の外周部のまわり
に９０°離れて等距離をおいて４個設けられている。偏
流板移動溝４の飛しょう体１０の軸方向に直交する方向
における両端部の各々には、飛しょう体１０の軸方向に
偏流板移動溝４の全長にわたって配置されたカバー７が
設けられており、前記偏流板１はカバー７，７の間に配
置されている。偏流板１の板材１ａの前記ヒンジ２で結
合された１端と反対側の他端には、飛しょう体１０の軸
方向に直交する方向に互いに反対向きに突出する２個の
ピン１ｂ，１ｂが設けられており（図１（ｃ）参照）、
同ピン１ｂ，１ｂは偏流板移動溝４内において前記カバ
ー７の下方に位置している。
れた２個の板材１ａ，１ａを備えている。飛しょう体１
０の外周部には、飛しょう体の軸方向に偏流板移動溝４
が設けられ、同溝４は飛しょう体１０の外周部のまわり
に９０°離れて等距離をおいて４個設けられている。偏
流板移動溝４の飛しょう体１０の軸方向に直交する方向
における両端部の各々には、飛しょう体１０の軸方向に
偏流板移動溝４の全長にわたって配置されたカバー７が
設けられており、前記偏流板１はカバー７，７の間に配
置されている。偏流板１の板材１ａの前記ヒンジ２で結
合された１端と反対側の他端には、飛しょう体１０の軸
方向に直交する方向に互いに反対向きに突出する２個の
ピン１ｂ，１ｂが設けられており（図１（ｃ）参照）、
同ピン１ｂ，１ｂは偏流板移動溝４内において前記カバ
ー７の下方に位置している。
【００１０】前記ヒンジ２は、飛しょう体１０の径方向
に昇降可能なねじ付きの偏流板駆動軸３に接続されてお
り、同駆動軸３は、飛しょう体１０内に設けられたモー
タ６によって回転するボールスクリュ５によって、図２
中矢印に示すように飛しょう体１０の径方向に昇降でき
るようになっている。
に昇降可能なねじ付きの偏流板駆動軸３に接続されてお
り、同駆動軸３は、飛しょう体１０内に設けられたモー
タ６によって回転するボールスクリュ５によって、図２
中矢印に示すように飛しょう体１０の径方向に昇降でき
るようになっている。
【００１１】前記各偏流板１のモータ６は、図示しない
共通の１個の制御装置によって駆動されるようになって
いる。また、図１中１１は飛しょう体１０の後端部に設
けられた操舵翼又は安定翼であり、後記する偏流板１に
作用する空気力を考慮してその面積は従来のものより小
さく設定されている。
共通の１個の制御装置によって駆動されるようになって
いる。また、図１中１１は飛しょう体１０の後端部に設
けられた操舵翼又は安定翼であり、後記する偏流板１に
作用する空気力を考慮してその面積は従来のものより小
さく設定されている。
【００１２】以上のように構成された本実施例では、モ
ータ６の回転によって、ボールスクリュ５を介して偏流
板駆動軸３が昇降する。偏流板駆動軸３が上昇すると、
ヒンジ２と偏流板１の板材１ａ，１ａの１端がこれに伴
って上昇し、かつ、偏流板１の板材１ａ，１ａの他端
は、ピン１ｂが偏流板移動溝４のカバー７に案内されて
互いに近付く方向へ移動して、図２に示すように、偏流
板１が飛しょう体１の外周部から突出した位置をとる。
ータ６の回転によって、ボールスクリュ５を介して偏流
板駆動軸３が昇降する。偏流板駆動軸３が上昇すると、
ヒンジ２と偏流板１の板材１ａ，１ａの１端がこれに伴
って上昇し、かつ、偏流板１の板材１ａ，１ａの他端
は、ピン１ｂが偏流板移動溝４のカバー７に案内されて
互いに近付く方向へ移動して、図２に示すように、偏流
板１が飛しょう体１の外周部から突出した位置をとる。
【００１３】一方、偏流板駆動軸３が下降すると、以上
とは逆にヒンジ２と偏流板１の板材１ａ，１ａの１端が
下降し、かつ、偏流板１の板材１ａ，１ａの他端は、ピ
ン１ｂが偏流板移動溝４のカバー７に案内されて互いに
遠ざかる方向へ移動して、偏流板１は偏流板移動溝４内
に収容されて飛しょう体１０の外周部に沿って配置され
る。
とは逆にヒンジ２と偏流板１の板材１ａ，１ａの１端が
下降し、かつ、偏流板１の板材１ａ，１ａの他端は、ピ
ン１ｂが偏流板移動溝４のカバー７に案内されて互いに
遠ざかる方向へ移動して、偏流板１は偏流板移動溝４内
に収容されて飛しょう体１０の外周部に沿って配置され
る。
【００１４】前記のように、偏流板１が突出した位置を
とる時には空気力が偏流板１に作用し、逆に、偏流板１
が偏流板移動溝４に収容された時には空気力が偏流板１
に作用しない。
とる時には空気力が偏流板１に作用し、逆に、偏流板１
が偏流板移動溝４に収容された時には空気力が偏流板１
に作用しない。
【００１５】従って、４個の偏流板１のいずれかを飛し
ょう体１０の外周部より突出した位置に移動させること
によって、飛しょう体１０の重心まわりにモーメントが
発生して飛しょう体１０の操舵を行うことができる。
ょう体１０の外周部より突出した位置に移動させること
によって、飛しょう体１０の重心まわりにモーメントが
発生して飛しょう体１０の操舵を行うことができる。
【００１６】また、４個の偏流板１の全部を同時に又は
反対側にある２個の偏流板１を前記突出した位置に移動
させることによって飛しょう体１０の重心まわりのモー
メントを打ち消して飛しょう体１０に抵抗のみを発生さ
せて飛しょう体１０の減速を行うことができる。
反対側にある２個の偏流板１を前記突出した位置に移動
させることによって飛しょう体１０の重心まわりのモー
メントを打ち消して飛しょう体１０に抵抗のみを発生さ
せて飛しょう体１０の減速を行うことができる。
【００１７】しかも、前記のように偏流板１に空気力を
発生させて操舵、減速を行う場合に、ヒンジ２が設けら
れた偏流板１の板材１ａの飛しょう体１０の外周部より
突出する高さを調整することによって、空気力の大きさ
を適当な値にすることができる。
発生させて操舵、減速を行う場合に、ヒンジ２が設けら
れた偏流板１の板材１ａの飛しょう体１０の外周部より
突出する高さを調整することによって、空気力の大きさ
を適当な値にすることができる。
【００１８】また、本実施例においては、飛しょう体１
０に操舵、減速のための空気力を発生させる必要がない
場合には、総ての偏流板１は偏流板移動溝４に収容され
た位置におかれ、抵抗の低減を実現することができると
共に、レーダ反射面積を減小させることができる。
０に操舵、減速のための空気力を発生させる必要がない
場合には、総ての偏流板１は偏流板移動溝４に収容され
た位置におかれ、抵抗の低減を実現することができると
共に、レーダ反射面積を減小させることができる。
【００１９】また、前記偏流板１による減速は、飛しょ
う体１０を後方へ向って発射し機体制御が困難な状態に
おいても有効に作用し、飛しょう体１０が後方へ向って
飛しょうする期間を短縮し、かつ、早期に加速すること
が可能となる。
う体１０を後方へ向って発射し機体制御が困難な状態に
おいても有効に作用し、飛しょう体１０が後方へ向って
飛しょうする期間を短縮し、かつ、早期に加速すること
が可能となる。
【００２０】なお、前記実施例では、飛しょう体１０の
外周部のまわりに等間隔に配置された４個の偏流板１０
を備えているが、３個又は５個以上の偏流板を飛しょう
体の外周部のまわりに等間隔に配置するようにすること
もできる。
外周部のまわりに等間隔に配置された４個の偏流板１０
を備えているが、３個又は５個以上の偏流板を飛しょう
体の外周部のまわりに等間隔に配置するようにすること
もできる。
【００２１】
【発明の効果】本発明は、１端が飛しょう体の径方向に
昇降可能であり他端が飛しょう体の外周部にスライド可
能な複数の偏流板を飛しょう体の外面のまわりに互いに
等しい間隔をおいて配置しているために、小型、軽量な
簡単な装置によって飛しょう体の操舵、減速を効果的に
行うことができ、また、飛しょう体の抵抗を低減すると
共にレーダ反射面積を減小させることができる。
昇降可能であり他端が飛しょう体の外周部にスライド可
能な複数の偏流板を飛しょう体の外面のまわりに互いに
等しい間隔をおいて配置しているために、小型、軽量な
簡単な装置によって飛しょう体の操舵、減速を効果的に
行うことができ、また、飛しょう体の抵抗を低減すると
共にレーダ反射面積を減小させることができる。
【図１】本発明の一実施例を示し、図１（ａ）は１部を
破断して示すその側面図、図１（ｂ）はその正面図、図
１（ｃ）は図１（ａ）のＡ部の拡大図である。
破断して示すその側面図、図１（ｂ）はその正面図、図
１（ｃ）は図１（ａ）のＡ部の拡大図である。
【図２】同実施例の要部の縦断面図である。
１ 偏流板 １ａ 偏流板の板材 １ｂ ピン ２ ヒンジ ３ 偏流板駆動軸 ４ 偏流板移動溝 ５ ボールスクリュ ６ モータ ７ カバー １０ 飛しょう体
Claims (1)
- 【請求項１】 １端が飛しょう体の径方向に昇降可能で
あり他端が飛しょう体の外周部にスライド可能な複数の
偏流板を飛しょう体の外周部のまわりに互いに等しい間
隔をおいて配置したことを特徴とする飛しょう体の制御
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12123094A JPH07332898A (ja) | 1994-06-02 | 1994-06-02 | 飛しょう体の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12123094A JPH07332898A (ja) | 1994-06-02 | 1994-06-02 | 飛しょう体の制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07332898A true JPH07332898A (ja) | 1995-12-22 |
Family
ID=14806130
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12123094A Withdrawn JPH07332898A (ja) | 1994-06-02 | 1994-06-02 | 飛しょう体の制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07332898A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2019005339A1 (en) * | 2017-06-27 | 2019-01-03 | Raytheon Company | AIRBORNE BODY WITH DEPLOYABLE AERODYNAMIC PROFILE AND SIMULTANEOUS TRANSLATION AND ROTATION METHOD FOR REALIZING DEPLOYMENT |
-
1994
- 1994-06-02 JP JP12123094A patent/JPH07332898A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2019005339A1 (en) * | 2017-06-27 | 2019-01-03 | Raytheon Company | AIRBORNE BODY WITH DEPLOYABLE AERODYNAMIC PROFILE AND SIMULTANEOUS TRANSLATION AND ROTATION METHOD FOR REALIZING DEPLOYMENT |
| US10429159B2 (en) | 2017-06-27 | 2019-10-01 | Raytheon Company | Deployable airfoil airborne body and method of simultaneous translation and rotation to deploy |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010904 |