JP2852031B2 - 回転翼機のロータブレード - Google Patents

回転翼機のロータブレード

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヘリコプタなどの
回転翼機のロータブレードに関し、特に、翼端の平面形
状に特徴を有する回転翼機のロータブレードに関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、ヘリコプタが前進飛行するとき
のロータ空力特性を示す図である。図7(a)に示すよ
うに、ロータ半径Rのロータが角速度Ωで回転するヘリ
コプタ1が飛行速度Vで前進する場合、ロータ速度ΩR
に対して飛行速度Vが加算された状態になる前進側ブレ
ードと、ロータ速度ΩRに対して飛行速度Vが減算され
た状態になる後進側ブレードとでは対気速度が大きく相
違する。
【0003】特に、アジマス角(ヘリコプタ1の後方を
基準として反時計回りの角度)Ψ=90度の位置で前進
側ブレードの対気速度が最大になり、ブレード先端での
対気速度はΩR+Vとなる。一方、アジマス角Ψ=27
0度の位置で、後退側ブレードの対気速度が最小にな
り、ブレード先端での対気速度はΩR−Vとなる。さら
に、ブレードの中間位置での対気速度はΩR+VとΩR
−Vとを比例配分した値になり、たとえばΩR=795
km/h、V=278km/hと仮定すると、図7
(a)に示すように、後退側ブレードの根元から約35
パーセントの位置で対気速度が0となる。
【0004】後退側ブレードにおいては対気速度が大き
く低下するため、左右のロータの釣り合いをとるために
はブレードの迎角αを大きくする必要があり、一般には
ブレードのピッチ角をアジマス角Ψに応じて制御するピ
ッチ制御を行っている。ブレードのピッチ角は、アジマ
ス角Ψ=90度で最小、Ψ=270度で最大となるサイ
ン波で制御されるが、そのときのブレードの迎角αはブ
レード自体のフラッピング運動によって、図7(b)に
示すように、スパン方向に変化する。たとえば、Ψ=9
0度において、ブレードの迎角αは根元で約0度、先端
で約4度となる。また、Ψ=270度において、ブレー
ドの迎角αは根元で約0度、先端で約16〜18度とな
って、失速角を越えてしまう。迎角αが失速角を越える
と、揚力係数Cl、ピッチングモーメント係数Cmが急
変し、大きな機体振動およびピッチリンクへの疲労荷重
の発生へと繋がっていくことになる。
【0005】後退側ブレードの評価項目として最大揚力
係数Clmaxおよび失速角があり、最大揚力係数Cl
maxは所定の翼型を持つブレードの迎角αを徐々に増
加させ、迎角αが失速角に至ったとき、このときの揚力
係数の最大値で定義される。一般に、これらの最大揚力
係数Clmaxおよび失速角は大きいほど優れたブレー
ドとされる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】失速角および最大揚力
係数Clmaxを向上させるためには、ヘリコプタのロ
ータブレードの翼端部前縁に張り出しを設ける方法があ
る。張り出しは、一般に、Dog Tooth(ドッグ
ツース)と呼ばれることもある。ロータブレードの張り
出し付近では、ブレード前方からの気流によって縦渦が
発生する。この縦渦の発生によって、ブレード表面の流
れが活性化され、ブレード表面からの気流の剥離が抑制
される。
【0007】ただ単に張り出しを設けただけでは、一度
揚力が減少した後、再び上昇するということになる(図
6の突起無しのように)。張り出しによる縦渦は、高迎
角になるほどブレードの表面の流れを活性化する働きが
あるが、低い迎角では張り出しを付加した位置の後縁の
剥離を促進してしまうという悪影響がある。このために
迎角16度近辺で一度揚力が減少する。たとえば迎角α
を10度から20度まで上昇させて揚力を徐々に増加さ
せたいとき、途中で揚力が急激に減少した後、急激に増
加するので、パイロットの操縦に対してヘリコプタは急
激に挙動を変化させる。ヘリコプタの急激な挙動変化
は、パイロットにとって予期しにくいものであり、ヘリ
コプタの挙動を厳密に制御することが要求される場面で
は、その操縦は不可能である。
【0008】本発明の目的は、失速特性を改善して迎角
に対する揚力係数の変化を滑らかにし、操縦性の良い回
転翼機のロータブレードを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、回転駆動用の
ロータヘッドに取付られる根元部と、根元部から互いに
平行に直線状に伸びる前縁、後縁およびその間の翼弦長
によって特徴づけられる空力特性を有する中央部と、中
央部前縁の外端から外側ほど前方に張り出す第1前縁、
第1前縁の外端から外側に延びる第2前縁、側縁および
後縁によって規定される平面形状を有する翼端部とを備
える回転翼機のロータブレードにおいて、前記第1前縁
上の第1点から外側ほど第1前縁よりも前方に張り出す
第3前縁、および第3前縁の外端から第1前縁上の第2
点にかけて外側ほど後方に退く第4前縁によって規定さ
れる平面形状を有する突起部をさらに備えることを特徴
とする回転翼機のロータブレードである。本発明に従え
ば、前方に張り出す翼端部の第1前縁のさらに前方に突
起部を備えることによって、ブレード表面で発生する気
流の剥離を促して、ブレードの迎角に対する揚力係数の
変化を滑らかにすることができ、回転翼機の操縦性を向
上することができる。つまり、図6に示すように、突起
部のないロータブレードでは、迎角α=16度程から揚
力係数Clが急激に減少し、再び急激に増加している
が、突起部を備えたロータブレードでは、迎角α=24
度程まで揚力係数Clが滑らかに増加している。このよ
うに、迎角α=16度付近の揚力係数Clの急激な増減
を解消して滑らかにすることができるので、ヘリコプタ
の操縦性が向上する。
【0010】また本発明は、前記ロータの回転中心を基
準としてブレード長で規格化した、中央部前縁の外端P
1までの距離R1、第1前縁の外端P2までの距離R
2、第1前縁上の第1点P3までの距離R3、第3前縁
の外端P4までの距離R4、および第1前縁上の第2点
P5までの距離R5は、下記の条件式(1)〜(4)を
満たし、前記中央部前縁を基準として中央部の翼弦長で
規格化した、中央部前縁の外端P1までの距離C1、第
1前縁の外端P2までの距離C2、第1前縁上の第1点
P3までの距離C3、第3前縁の外端P4までの距離C
4、および第1前縁上の第2点P5までの距離C5は、
下記の条件式(5)〜(8)を満たすことを特徴とす
る。 0.850≦R1≦0.870 …(1) 0.870≦R2≦0.891 …(2) R1≦R3≦R4 …(3) R1<R4<R5<R2 …(4) C1=0.000 …(5) 0.400≦C2≦0.500 …(6) C1≦C3≦C4≦C2 …(7) C1<C5<C2 …(8) 本発明に従えば、ロータブレードに張り出しを設けるこ
とによって得られた失速角や揚力係数を低下させること
なく、ロータブレードの迎角に対する揚力係数の急激な
増減を確実に解消することができ、回転翼機の操縦性を
さらに向上することができる。ロータブレードの迎角の
増加に伴って、張り出しを付けた位置の後縁において、
ブレード表面の気流が剥離し始めるのであるが、上記の
式(1)〜(8)に従って、突起部を配置するので、剥
離が始まる位置に流れ込む気流を確実に乱すことがで
き、それに伴って失速角や揚力係数を低下させることが
無い。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態を
示す平面図である。ロータブレード10は、回転してヘ
リコプタを飛行させる主翼であり、根元部9と中央部1
1と翼端部12と突起部13とを備える。根元部は、ロ
ータブレード10を回転駆動するロータヘッドに、ロー
タブレード10自体が取付けられる取付部材である。中
央部11は根元部から直線状に伸びて形成され、互いに
平行な前縁21および後縁22を有する。前縁21はブ
レードの進行方向に対して前側の縁であり、後縁22は
後側の縁である。中央部11の翼弦長Rは、前縁21お
よび後縁22の距離によって定義される。また、中央部
11はこれら前縁21、後縁22および翼弦長Cによっ
て特徴づけられる空力特性を有する。
【0012】図2は、図1の翼端部12および突起部1
3を示す部分拡大図である。翼端部12は、中央部11
の根元部に対向する側に形成されており、その平面形状
は、第1前縁23、第2前縁24、側縁25、後縁2
6、第3前縁27および第4前縁28で規定される。第
1前縁23は、中央部11の前縁21の外端P1から外
側へ行くに従って前方に張り出しており、第1前縁23
の外端P2まで直線的に延びている。ただし、ここでい
う外側とはロータブレード10のスパン方向の翼端側を
示し、前縁の外端とは、ロータブレード10のスパン方
向の翼端側端点を示す。
【0013】第2前縁24は、第1前縁23の外端P2
から外側へ行くに従って後方に退いており、第2前縁2
4の外端P11まで直線的に延びている。側縁25は、
第2前縁24の外端P11から外側へ行くに従って後方
に退いており、側縁25の後端P10まで折れ線を描い
て延びている。側縁25は第1側縁31および第2側縁
32から成り、このうち第1側縁31は外端P11から
外側へ行くに従って直線的に後方に退いており、第2側
縁32は第1側縁31の外端P6から後方に向かって直
線的に後端P10まで延びている。
【0014】後縁26は、中央部11の後縁22の外端
P9から外側へ行くに従って後方に退いており、側縁2
5の後端P10まで折れ線を描いて延びている。また、
後縁26は第1後縁33、第2後縁34、および第3後
縁35から成る。このうち、第1後縁33は外端P9か
ら外側へ直線的に延びており、第2後縁34は第1後縁
33の外端P8から外側へ行くほど後方に直線的に退い
ており、第3後縁35は第2後縁35の外端P7から外
側へ直線的に延びている。
【0015】突起部13は、翼端部12の第1前縁23
の前方に形成されており、その平面形状は第3前縁27
および第4前縁28によって規定される。第3前縁27
は、第1前縁23上の第1点P3から外側へ行くに従っ
て第1前縁23よりも前方に直線的に張り出している。
第4前縁28は、第3前縁27の外端P4から第1前縁
23上の第2点P5にかけて結ばれる直線で定義され
る。
【0016】図2には、様々な大きさのヘリコプタ実機
に適用できるように、ブレード長Rおよび中央部11の
翼弦長Cで規格化された各部の寸法が記入されている。
ただし、ブレード長R/翼弦長C=17.1875であ
る。ロータの回転中心を基準にしてブレード長で規格化
した、中央部11前縁21の外端P1までの距離R1は
0.85である。同様に、第1前縁23の外端P2まで
の距離R2=0.891、第1前縁23上の第1点P3
までの距離R3=R1=0.85、第3前縁27の外端
P4までの距離R4=0.859、第1前縁23上の第
2点P5までの距離R5=0.877である。中央部1
1の前縁21を基準として中央部11の翼弦長Cで規格
化した、中央部11前縁21の外端P1までの距離C1
は0である。同様に、第1前縁23の外端P2までの距
離C2=0.333、第1前縁23上の第1点P3まで
の距離C3=C1=0.000、第3前縁27の外端P
4までの距離C4=0.3054、第1前縁23上の第
2点P5までの距離C5=0.222である。
【0017】また、ロータの回転中心を基準にしてブレ
ード長で規格化した、第2後縁34の外端P7までの距
離R6は0.973である。また、第2前縁24の後退
角は10度であり、第1側縁31の後退角は70度であ
る。
【0018】なお、本形態では第1点P3は、前縁21
の外端P1に一致しているが、一致しなくてもよい。
【0019】図3〜図5は本発明の実施形態の変形例を
示す平面図である。以下、図2のロータブレード10と
比較して説明する。翼端102,110,113,11
9のように、第2前縁24は後退角が大きくてもよい。
翼端103,104,108,111のように、第2前
縁24は外側へ直線的に延びてもよい。翼端112,1
17のように、第2前縁24は前方に張り出してもよ
い。翼端120のように、第2前縁24は側縁25と一
体となって滑らかな曲線を描いてもよい。また、翼端1
16のように、第2前縁24は一度後退したのち直線的
に外側へ延びるものでもよい。
【0020】翼端110,111〜113,115のよ
うに、第1側縁31,第2側縁32は一体になって真後
ろに後退してもよい。翼端101,103,104,1
07,109,114,116〜118のように、第1
側縁31,第2側縁32は一体になって曲線を描いて後
退してもよい。
【0021】翼端102,105のように、第2後縁3
4は後退角が大きくてもよい。翼端105,106のよ
うに、第3後縁35は後退してもよい。翼端101,1
04,109,110,114〜119のように、第2
後縁34,第3後縁35は一体となって直線的に後退し
てもよい。翼端112のように、第2後縁34,第3後
縁35は一体となって直線的に張り出してもよい。翼端
107,120のように、第2後縁34,第3後縁35
は一体となって曲線を描いて後退してもよい。翼端10
3,108,111のように、第1後縁33,第2後縁
34,第3後縁35は一体になって直線的に外側へ延び
てもよい。
【0022】図3〜図5に示した変形例以外の形状も可
能であり、結局、距離R1、R2、R3、R4、R5、
C1、C2、C3、C4、C5が、下記の条件式(1)
〜(8)を満たすものであればよい。
【0023】 0.850≦R1≦0.870 …(1) 0.870≦R2≦0.891 …(2) R1≦R3≦R1 …(3) R1<R4<R5<R2 …(4) C1=0.000 …(5) 0.400≦C2≦0.500 …(6) C1≦C3≦C4≦C2 …(7) C1≦C5≦C2 …(8) 図6は風洞試験の結果を示すグラフである。グラフの横
軸はブレードの迎角α(単位はdegree)を示し、
縦軸はブレードの揚力係数Clを示す。初めに比較例と
して突起部の無いロータブレードについて説明し、次に
本発明に係るロータブレード10について説明する。
【0024】まず、突起部の無いロータブレードの迎角
αを−4度から大きくしていくと、揚力係数Clは一定
の傾きAで次第に増加していく。迎角αが大きくなって
所定値α1に到達したとき、中央部11の後縁22の外
端P9付近において、ブレード表面を流れる気流が剥離
し始める。さらに、迎角αを大きくしていくと、それと
ともに気流の剥離した領域も大きくなっていき、迎角α
が16度程になったときに、失速状態となって揚力係数
Clは急激に減少する。ある程度まで広がった剥離領域
には、張り出した翼端部12の前縁によって気流が誘導
され、すぐに剥離領域の拡大は中断する。剥離領域の拡
大が中断されたことによって、ブレードの迎角αの上昇
に対して揚力係数Clは急激な減少から再び増加に転じ
る。迎角17度程からは揚力係数Clは傾きBで増加
し、迎角α=24度付近に到達すると、ブレード表面全
面から気流が剥離してしまい、完全に失速状態に陥る。
このとき、揚力係数Clは急激に減少する。
【0025】一方、ロータブレード10の迎角αを−4
度から大きくしていくと、突起部の無いロータブレード
と同様に、揚力係数Clは傾きAで次第に増加してい
く。前方から突起部13付近を通る気流は、中央部11
の後縁22の外端P9付近に流れ込む気流を乱すので、
迎角αが突起部の無いロータブレードの場合の所定値α
1よりも小さい所定値α2に到達したとき、中央部11
の後縁22の外端P5付近において、ブレード表面を流
れる気流が剥離し始める。突起部の無いロータブレード
の場合よりも小さい迎角αから気流の剥離が発生するの
で、揚力係数Clは比較例よりも緩やかに上昇する。迎
角17度程からは揚力係数Clは傾きBで増加し、迎角
α=24度付近に到達すると、比較例と同様にブレード
表面全面から気流が剥離してしまい、揚力係数Clは急
激に減少する。このように、突起部13を備えることに
よって、グラフ中、傾きAで揚力係数Clが増加する領
域と、傾きBで増加する領域とを滑らかに繋いでいる。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ロータブ
レードの迎角に対する揚力係数の変化を滑らかにするこ
とができ、回転翼機の操縦性を向上することができる。
【0027】また本発明によれば、失速角や揚力係数を
低下させることなく、ロータブレードの迎角に対する揚
力係数の急激な増減を確実に解消することができ、さら
に操縦性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す平面図である。
【図2】図1の翼端部12および突起部13を示す部分
拡大図である。
【図3】本発明の実施形態の変形例を示す平面図であ
る。
【図4】本発明の実施形態の変形例を示す平面図であ
る。
【図5】本発明の実施形態の変形例を示す平面図であ
る。
【図6】風洞試験の結果を示すグラフである。
【図7】ヘリコプタが前進飛行するときのロータ空力特
性を示す図である。
【符号の説明】
10 ロータブレード 11 中央部 12 翼端部 13 突起部 21 中央部の前縁 22 中央部の後縁 23 第1前縁 24 第2前縁 25 側縁 26 後縁 27 第3前縁 28 第4前縁 P1 中央部前縁の外端 P2 第1前縁の外端 P3 第1点 P4 第3前縁の外端 P5 第2点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭51−116599(JP,A) 特開 平4−262994(JP,A) 特開 平5−170186(JP,A) 特開 平2−60898(JP,A) 特開 昭56−149297(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B64C 27/46

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転駆動用のロータヘッドに取付られる
    根元部と、 根元部から互いに平行に直線状に伸びる前縁、後縁およ
    びその間の翼弦長によって特徴づけられる空力特性を有
    する中央部と、 中央部前縁の外端から外側ほど前方に張り出す第1前
    縁、第1前縁の外端から外側に延びる第2前縁、側縁お
    よび後縁によって規定される平面形状を有する翼端部と
    を備える回転翼機のロータブレードにおいて、 前記第1前縁上の第1点から外側ほど第1前縁よりも前
    方に張り出す第3前縁、および第3前縁の外端から第1
    前縁上の第2点にかけて外側ほど後方に退く第4前縁に
    よって規定される平面形状を有する突起部をさらに備え
    ることを特徴とする回転翼機のロータブレード。
  2. 【請求項2】 前記ロータの回転中心を基準としてブレ
    ード長で規格化した、中央部前縁の外端P1までの距離
    R1、第1前縁の外端P2までの距離R2、第1前縁上
    の第1点P3までの距離R3、第3前縁の外端P4まで
    の距離R4、および第1前縁上の第2点P5までの距離
    R5は、下記の条件式(1)〜(4)を満たし、 前記中央部前縁を基準として中央部の翼弦長で規格化し
    た、中央部前縁の外端P1までの距離C1、第1前縁の
    外端P2までの距離C2、第1前縁上の第1点P3まで
    の距離C3、第3前縁の外端P4までの距離C4、およ
    び第1前縁上の第2点P5までの距離C5は、下記の条
    件式(5)〜(8)を満たすことを特徴とする請求項1
    記載の回転翼機のロータブレード。 0.850≦R1≦0.870 …(1) 0.870≦R2≦0.891 …(2) R1≦R3≦R4 …(3) R1<R4<R5<R2 …(4) C1=0.000 …(5) 0.400≦C2≦0.500 …(6) C1≦C3≦C4≦C2 …(7) C1<C5<C2 …(8)
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