JP2000016290A - 自動列車運転システム、及び自動列車運転システムの列車運転制御方法 - Google Patents

自動列車運転システム、及び自動列車運転システムの列車運転制御方法

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JP2000016290A
JP2000016290A JP22661898A JP22661898A JP2000016290A JP 2000016290 A JP2000016290 A JP 2000016290A JP 22661898 A JP22661898 A JP 22661898A JP 22661898 A JP22661898 A JP 22661898A JP 2000016290 A JP2000016290 A JP 2000016290A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信レベル凹陥部等の問題が生じないATO
地上装置を有する自動列車運転システムを提供する。 【解決手段】 ATO地上装置1Aの地上子12Aが、
駅での定位置停車の基準となる停車中心位置C1 を含む
とともに、停車中心位置の起点側に延在するように配置
されるショート検知コイル121と、停車中心位置を含
むとともに停車中心位置の終点側に延在するように配置
されるオーバー検知コイル122とを備え、これらが重
複する地上子重複領域の範囲内で車上子21が電磁的結
合を行った場合に、列車の定位置停車を許容するように
制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動列車運転シス
テム、及び自動列車運転システムの列車運転制御方法に
関し、特に、駅における定位置停車についての自動列車
運転システム、及び自動列車運転システムの列車運転制
御方法の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、都市等における交通機関として、
電気動力等によって駆動される車両(列車)を専用の走
行路上で走行させる「新交通システム」等が知られてい
る。この新交通システム等においては、列車を自動的に
運行可能な自動列車運転制御(Automatic Train Operat
ion :以下、「ATO」という。)が多く採用されてい
る。
【0003】図6に示すように、ATOシステムは、地
上側に設けられるATO地上装置1と、走行路5上を走
行する列車4に搭載されたATO車上装置2を有してい
る。
【0004】ATO地上装置1は、走行路5上に並設さ
れた複数の地上子11と、地上子11からの出力が入力
される地上データ処理部13と、地上データ処理部13
からの出力が入力される地上制御部14を有している。
また、駅3の構内の走行路5上には、駅部地上子12が
配置されている。また、地上制御部14の出力は、駅3
のホーム扉駆動部32に入力されるように接続され、ホ
ーム扉駆動部32は、列車がプラットホーム31の所定
位置に停車している場合に、プラットホーム31上のホ
ーム扉33a,33bを開閉駆動する。この際、ATO
車上装置2の車上制御部24は地上制御部14から駅部
地上子12,車上子21を経て情報を取得し、ホーム扉
33a,33bの開閉と連動させて車両扉(図10
(A)の43a,43bを参照)の開閉駆動を行うよう
に構成されている。
【0005】また、ATO車上装置2は、車上子21
と、車上子21からの出力が入力される車上データ処理
部23と、車上データ処理部23からの出力が入力され
る車上制御部24を有している。また、車上制御部24
の出力は、列車4の車両駆動部42に入力されるように
接続され、車両駆動部42は、車輪41を回転駆動する
ように構成されている。
【0006】地上子11と車上子21は、一種のアンテ
ナであり、電磁的結合によって双方向情報伝送を行う。
地上子11は、例えば、走行路5上に配置されたループ
状のコイルによって構成される。この地上子11として
は、一般的に、電源を必要としない無電源地上子(デー
タが内部回路に設定されており、車上からの電力波によ
り電力の供給を受けて回路を駆動し、内部設定データを
車上子に送信するように構成された地上子)も使用され
る。また、地上データ処理部13,地上制御部14,車
上データ処理部23,車上制御部24は、コンピュータ
及びその周辺回路等によって構成されている。また、ホ
ーム扉駆動部32は、モーター、油圧駆動源、空気圧駆
動源等を含む公知の駆動機構である。また、車両駆動部
42は、モーター、内燃機関等を含む公知の駆動機構で
ある。
【0007】このような構成により、列車4の側が、車
上子21から自車の情報を含む電波を発信すると、この
電波はいずれかの地上子(11又は12)によって受信
され、地上データ処理部13を経て地上制御部14に送
られる。地上制御部14は、列車4からの電波がどの地
上子で受信されたかによって、走行路5上における列車
4の位置を検知し、車上子21へもパルス信号等により
地点情報を送信する。また、この列車位置検知(列車位
置検知の応答)をカウントし、その間の時間経過を計時
することにより、列車4の速度を車上側及び地上側で検
出することができる。
【0008】また、地上制御部14は、ATO車上装置
2内に予め記憶されている運転パターン等に基づいた運
転制御情報を含む電波を、列車4と通信可能な地上子
(11又は12)から列車4へ発信する。この電波は車
上子21によって受信され、車上データ処理部23を経
て車上制御部24に送られる。車上制御部24は、受け
取った運転パターン制御情報に応じてメモリ(図示せ
ず)等に格納された運転パターンプログラムを読み出
し、この運転パターンプログラムにより車両駆動部42
を制御する。
【0009】このようなATO地上装置1とATO車上
装置2との連係制御により、列車4は、自動的に運転さ
れる。例えば、図7に示すように、駅Aを発車させた
後、所定加速度で所定時間だけ加速し、C地点で車両速
度がv1 に到達した後は定速運転を行い、P1 地点に設
置された地上子11aからの情報(地点情報、ATC信
号等を含む)を受信し、P2 地点に設置された地上子1
1bからの情報(地点情報、ATC信号等を含む)を受
信した後、所定減速度で所定時間だけブレーキ(図示せ
ず)等を作動させて減速を行い、P3 地点に設置された
地上子11cからの情報を受信した後に駅Bに停車させ
る、というような運転制御が自動的に行われる。
【0010】この場合、駅Bの所定の位置に停車させる
制御を、「定位置停止制御(TrainAutomatic Stop Cont
rol:TASC)」という。また、ATCとは、複数の
設定速度を設け、この設定速度に対応した信号を車上で
受信して現時点の車両速度と比較し、車両速度が高い場
合には自動的にブレーキ等で減速を行う制御であり、
「自動列車制御(Automatic Train Control )」とい
う。
【0011】上記したATOシステムにおいて、地上側
(地上子11及び地上データ処理部13)と、車上側
(車上子21及び車上データ処理部23)は、トランス
ポンダの機能を有する通信システムを構成している。ト
ランスポンダは、トランスミッタ(送信機)とレスポン
ダ(応答機)により構成される通信システムであり、高
品質の多情報を高速度で伝達することができる。
【0012】また、上記した地上側と車上側との通信方
式は、地上子11と車上子21とが電磁的な結合状態に
あるときに、地上側と車上側との相互間で双方向の情報
伝達が可能な全2重通信方式が採用されている。
【0013】また、上記した地上側と車上側との間の通
信では、図8に示すように、相互にディジタル情報
(「0」又は「1」の二値からなる論理情報)を伝達す
る。この場合、0論理を(f。+Δf)の周波数に変換
し、1論理を(f。−Δf)の周波数に変換するFSK
(Frequency Shift Keying:周波数変調方式)という変
調方式が採用されている。ここに、f。は搬送中心周波
数であり、Δfは偏移周波数である。
【0014】上記のように、0論理又は1論理を周波数
に変換する手段としては、モデムが用いられる。モデム
は、モデュレータ(変調器)MODと、デモデュレータ
(復調器)DEMOからなる変換器である。このうち、
変調器MODは、入力された0論理又は1論理のディジ
タル信号を(f。±Δf)の変調波として出力する。ま
た、復調器は、入力された(f。±Δf)の変調波を0
論理又は1論理のディジタル信号に復元して出力する。
【0015】また、上記した地上側と車上側との間の通
信における情報伝送速度は、現在、一般的に64キロビ
ット/秒(64kボー)程度となっている。ここに、ビ
ットは、情報量の単位であり、0又は1の2進数の1桁
分を表わす。また、8ビットを1バイトという。
【0016】また、上記した地上側と車上側との間の通
信における情報伝送フォーマットは、HDLC(High L
evel Data Link Control)のフレーム構成に準拠した電
文(フレーム)構成となっており、1フレームが繰り返
し(サイクリックに)伝送される。
【0017】このフレーム構成は、図9に示すように、
フレームの最初と最後に、データの開始と終了を表わす
8ビットのフラグが設けられ、フラグの間に48ビット
(6バイト)のデータと、16ビットのCRCC(Cycl
ic Redundancy Check Character :剰余多項式)が配置
される。CRCCは、データ(情報多項式)を生成多項
式で除算して求めた剰余多項式である。このような構成
により、1フレームは全体で80ビット(10バイト)
の情報量となる。
【0018】また、上記した地上側と車上側との間の双
方向通信においては、情報伝送過程でノイズが混入した
場合に誤り検定を行うが、その方式としては「CRC
(Cyclic Redundancy Check )検定方式」を採用してい
る。CRC検定は、上記したCRCCをデータに付加し
てフレームを作成・送信し、受信側では受信電文を生成
多項式で除算して剰余が無い場合には、「受信データに
は誤りはない」と判断する手法であり、誤り検定能力が
高い。
【0019】上記したように、地上側と車上側との間の
双方向通信においては、64kボーの伝送速度で1フレ
ーム80ビットの電文をサイクリックに送受信してい
る。したがって、1フレーム当りの伝送時間は、約1.
5ミリ秒となっている。
【0020】ATOシステムにおいては、図10(A)
に示すように、駅3のホーム扉33a,33bの中心位
置C1 (以下、「停車中心位置」という。)に、列車4
の車両扉43a,43bの中心位置C2 (以下、「車両
扉中心位置」という。)が合致するように停車させるこ
とが望ましい。しかし、現実には、ある程度の誤差は避
けられないため、停車中心位置C1 を中心として±Zの
領域(以下、「停車定点領域」という。)の範囲内で停
車すればよいこととしている。上記のZは、例えば35
センチメートル程度の値である。
【0021】このため、従来は、ATO地上装置1Bの
駅部地上子12Bとして、図10(B)に示すように、
ショート検知コイル123と、ジャスト検知コイル12
4と、オーバー検知コイル125の3個のコイルを組み
合わせたものを用いていた。ジャスト検知コイル124
は、例えば、その中心が停車中心位置C1 と合致するよ
うに配置される。また、ショート検知コイル123は、
例えば、ジャスト検知コイル124の起点側の端部と一
部重複し、残りはジャスト検知コイル124の起点側に
延在するように配置される。また、オーバー検知コイル
125は、例えば、ジャスト検知コイル124の終点側
の端部と一部重複し、残りはジャスト検知コイル124
の終点側に延在するように配置される。また、この場合
には、列車4の車上子21は、車両扉中心位置C2 と同
位置に配置されているものとする。
【0022】また、駅部地上子12Bの各位置における
受信レベル特性は図10(C)に示すように設定されて
おり、ジャスト検知コイル124の受信レベルLj の有
効範囲(特性の平坦部)は、停車中心位置C1 を中心と
した±Zの停車定点領域と合致している。また、ジャス
ト検知コイル124の起点側は、ショート検知コイル1
23の受信レベルLs2の有効範囲(特性の平坦部)とな
っており、ジャスト検知コイル124の終点側は、オー
バー検知コイル125の受信レベルLo2の有効範囲(特
性の平坦部)となっている。
【0023】また、図10(B)に示すように、各検知
コイル123,124,125の受信出力は、ATO地
上装置1B内の地上データ処理部13Bに設けられた検
知部137に入力される。検知部137は、各検知コイ
ル123,124,125の受信出力から、列車4の車
上子21の位置を検知する。すなわち、ジャスト検知コ
イル124からの受信出力が検知された場合には、車上
子21は例えば図におけるQ2 ′のように、停車中心位
置C1 から±Zの停車定点領域内に存在することになる
(以下、このような場合を従来例における「ジャスト検
知」という。)。
【0024】また、ショート検知コイル123からの受
信出力が検知された場合には、車上子21は例えば図に
おけるQ1 ′のように、停車中心位置C1 から−Zの停
車定点領域の起点側境界よりもさらに起点側に存在して
いることとなり、停車定点領域まで距離が足りないこと
を意味している(以下、このような場合を従来例におけ
る「ショート検知」という。)。
【0025】また、オーバー検知コイル125からの受
信出力が検知された場合には、車上子21は例えば図に
おけるQ3 ′のように、停車中心位置C1 から+Zの停
車定点領域の終点側境界よりもさらに終点側に存在して
いることとなり、停車定点領域を過ぎてしまっているこ
とを意味している(以下、このような場合を従来例にお
ける「オーバー検知」という。)。これらのジャスト検
知、ショート検知、オーバー検知の位置検知結果は、検
知部137から送信制御部138に出力される。
【0026】また、図10(B)に示すように、各検知
コイル123,124,125の受信出力は、ATO地
上装置1B内の地上データ処理部13Bに各検知コイル
にそれぞれ対応させて設けられた3個のレスポンダRx
によって受信され、列車データ情報が読み取られる。
【0027】また、各検知コイル123,124,12
5は、ATO地上装置1B内の地上データ処理部13B
に各検知コイルにそれぞれ対応させて設けられた3個の
トランスミッタTx に接続されており、上記の位置検知
結果の応答情報が各トランスミッタTx から各検知コイ
ル123,124,125に送られ、各検知コイル12
3,124,125をアンテナとして車上子21に上記
応答情報を含む電波が発信されるように構成されてい
る。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のATO地上装置1Bにおいては、図10(C)
に示すように、ジャスト検知コイル124の受信レベル
Lj の有効範囲(特性の平坦部)は、停車定点領域の範
囲と合致しており、停車定点領域の端部(ジャスト検知
コイル124の受信レベルLj の有効範囲の両端e3 ,
e4 )の外側では、受信レベルLj が減少し、隣接する
ショート検知コイル123の受信レベルLs2、又はオー
バー検知コイル125の受信レベルLo2の端部と重複す
るような特性となっている。
【0029】このため、停車定点領域の端部付近(ジャ
スト検知コイル124の受信レベルLj の有効範囲の両
端e3 ,e4 付近)では、各検知コイルの受信レベルが
平坦に重複せずに受信レベルが落ち込む箇所(以下、
「受信レベル凹陥部」という。)が形成されることがあ
る。各検知コイルの受信最小動作レベルが図10(C)
のLm1の場合には、このような受信レベル凹陥部が生じ
ても支障はないが、各検知コイルの受信最小動作レベル
が図10(C)のLm2の場合には、車上子の位置によっ
ては受信レベルが最小動作レベルLm2よりも下まわり、
地上子と車上子との電磁的結合が解消されて両者間の通
信が切断される場合がある。このような場合には、ホー
ム扉33a,33bの開閉制御に支障を与える。
【0030】また、列車4が、当初は停車定点領域内に
停車したものの、何らかの理由により進行方向又は後退
方向のいずれかにわずかに転動し、上記の受信レベル凹
陥部に入ってしまい、地上子・車上子間の通信が切断さ
れると、特にワンマン運転の場合には、停車定点領域か
らの転動方向が進行側(終点側)なのか後退側(起点
側)なのかが即座に判別できず、列車をどちらの方向に
インチング(車両の微小移動操作)して戻すべきかが判
定できず、適切な処置がとれない、という問題があっ
た。
【0031】このため、停車定点領域の端部付近(ジャ
スト検知コイル124の受信レベルLj の有効範囲の両
端e3 ,e4 付近)の受信レベル凹陥部を最小にすべ
く、感度等を調整する必要があるが、コイルごとの特性
のばらつきや経年変化等も関係するため、一般的な解決
策を講じることは困難であり、個々のコイルごとに調整
しなければならず、煩雑であり、その費用も無視できな
かった。
【0032】また、ジャスト検知した後に列車がわずか
に動き、停車定点領域から外れてジャスト検知ではなく
なった場合で、地上子・車上子間の通信が切断されてい
ない場合には、地上制御部14が「列車は所定の停車位
置から外れたのでホーム扉を閉鎖する必要がある」と判
断し、ホーム扉を閉鎖してしまう、という事態も発生す
る。
【0033】本発明は上記の問題を解決するためになさ
れたものであり、本発明の解決しようとする課題は、受
信レベル凹陥部等の問題が生じないATO地上装置を有
する自動列車運転システムを提供することにある。
【0034】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る自動列車運転システムは、車上子を有
する列車を、前記車上子と電磁的に結合可能な地上子が
設けられた走行路上で自動制御して走行させる自動列車
運転システムにおいて、前記地上子は、駅での定位置停
車の基準となる停車中心位置を含むとともに、前記停車
中心位置の起点側に延在するように配置される第1電磁
結合手段と、前記停車中心位置を含むとともに前記停車
中心位置の終点側に延在するように配置される第2電磁
結合手段と、前記第1電磁結合手段と前記第2電磁結合
手段に情報を送出する地上制御手段を備え、前記第1電
磁結合手段と前記第2電磁結合手段とが重複する地上子
重複領域の範囲内で前記車上子が前記電磁的結合である
定位置電磁結合を行った場合に、前記列車の前記定位置
停車を許容するように制御することを特徴とする。
【0035】上記の自動列車運転システムにおいて、好
ましくは、前記地上制御手段から前記第1電磁結合手段
へ送出される第1送信情報と、前記地上制御手段から前
記第2電磁結合手段へ送出される第2送信情報に応じ
て、前記地上制御手段から前記第1電磁結合手段又は前
記第2電磁結合手段への送信経路を交互に切り換える送
信情報経路切換手段と、前記第1電磁結合手段が受信し
た第1受信情報と、前記第2電磁結合手段が受信した第
2受信情報とを混合させる受信情報混合手段とを備え
る。
【0036】また、上記の自動列車運転システムにおい
て、好ましくは、前記車上子が前記地上子重複領域の範
囲内で前記定位置電磁結合を行った後には、前記車上子
が前記地上子重複領域の範囲外に逸脱した場合にも、前
記定位置電磁結合しているものとみなして制御を行う。
【0037】また、本発明に係る自動列車運転システム
の列車運転制御方法は、車上子を有する列車を、前記車
上子と電磁的に結合可能な地上子が設けられた走行路上
で自動制御して走行させる自動列車運転システムの列車
運転制御方法であって、駅での定位置停車の基準となる
停車中心位置を含むとともに、前記停車中心位置の起点
側に配置される第1電磁結合手段と、前記停車中心位置
を含むとともに前記停車中心位置の終点側に配置される
第2電磁結合手段と、前記第1電磁結合手段と前記第2
電磁結合手段に情報を送出する地上制御手段を設け、前
記第1電磁結合手段と前記第2電磁結合手段とが重複す
る地上子重複領域の範囲内で前記車上子が前記電磁的結
合である定位置電磁結合を行った場合に、前記列車の前
記定位置停車を許容するように制御することを特徴とす
る。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る自動列車運転
システムの実施形態について、図面を参照しながら説明
を行う。
【0039】(1)第1実施形態 図1は、本発明の第1実施形態であるATO地上装置の
構成を示す図である。
【0040】図1に示すように、第1実施形態の自動列
車運転システムのATO地上装置1Aは、駅部地上子1
2Aと、駅部地上子12Aからの出力が入力される地上
データ処理部13Aと、地上データ処理部13Aからの
出力が入力される地上制御部14を有している。
【0041】第1実施形態のATO地上装置1Aが従来
例のATO地上装置と異なる点は、従来例とは異なる構
成の駅部地上子12Aと、従来例とは異なる構成の地上
データ処理部13Aを有している点であり、その他の構
成要素である地上制御部14の構成と作用は従来例の場
合と同様であるので、その説明は省略する。また、AT
Oシステムの他の構成要素、車両4,ATO車上装置
2,駅3のホーム扉33a,33bやホーム扉駆動部3
2の構成と作用についても、列車検知作用以外の点は従
来例の場合と同様であるので、その説明は省略する。
【0042】第1実施形態の駅部地上子12Aは、図1
(B)に示すように、ショート検知コイル121と、オ
ーバー検知コイル122の2個のコイルの組み合わせに
より構成されている。ショート検知コイル121は、例
えば、停車中心位置C1 を含むとともに、停車中心位置
C1 の起点側に延在するように配置されている。また、
オーバー検知コイル122は、例えば、停車中心位置C
1 を含むとともに、停車中心位置C1 の終点側に延在す
るように配置されている。このため、ショート検知コイ
ル121の終点側と、オーバー検知コイル122の起点
側は図示のように重複している(以下、この部分を「地
上子重複領域」という。)。なお、この場合には、列車
4の車上子21は、車両扉中心位置C2 と同位置に配置
されているものとする。
【0043】また、この駅部地上子12Aの各位置にお
ける受信レベル特性は図1(C),図3(B)に示すよ
うに設定されており、ショート検知コイル121の受信
レベルLs1の有効範囲(特性の平坦部)と、オーバー検
知コイル122の受信レベルLo1の有効範囲(特性の平
坦部)との重複部分は、停車中心位置C1 を中心とした
±Zの停車定点領域と合致している。また、ショート検
知コイル121の受信レベルLs1の有効範囲は、停車定
点領域の終点側の端部e2 の終点側では、受信レベルL
s1が減少している。また、オーバー検知コイル122の
受信レベルLo1の有効範囲は、停車定点領域の起点側の
端部e1 の起点側では、受信レベルLo1が減少してい
る。
【0044】また、ショート検知コイル121が車上子
21からの電波を受信した場合には、図3(C)に示す
ようなコイル受信出力が、第1送受信経路131を経て
ATO地上装置1A内の地上データ処理部13Aに設け
られた検知部133に入力される(図1(B)参照)。
【0045】また、オーバー検知コイル122が車上子
21からの電波を受信した場合には、図3(D)に示す
ようなコイル受信出力が、第2送受信経路132を経て
ATO地上装置1A内の地上データ処理部13Aに設け
られた検知部133に入力される(図1(B)参照)。
【0046】検知部133は、図2に示すように、増幅
器a1 及びa2 と、AND回路(ゲート)G1 ,G2 及
びG4 と、NOT回路(インバータ)G3 及びG5 を有
して構成されている。また、ショート検知コイル121
の受信出力は、第1送受信経路131を経て増幅器a1
に入力されて増幅され、AND回路G1 に入力され、オ
ーバー検知コイル122の受信出力は、第2送受信経路
132を経て増幅器a2 に入力されて増幅され、AND
回路G1 に入力され、これらの2入力の論理積はジャス
ト検知出力134bとして送信制御部135に出力され
るとともに、NOT回路G3 及びG5 に入力される。
【0047】また、NOT回路G3 の反転出力はAND
回路G2 に入力され、NOT回路G5 の反転出力はAN
D回路G4 に入力される。また、増幅器a1 の増幅出力
はAND回路G2 に入力され、増幅器a2 の増幅出力は
AND回路G4 に入力される。また、AND回路G2 は
上記した2入力の論理積をショート検知出力134aと
して送信制御部135に出力する。また、AND回路G
4 は上記した2入力の論理積をオーバー検知出力134
cとして送信制御部135に出力する。
【0048】上記のような構成により、検知部133
は、ショート検知コイル121とオーバー検知コイル1
22の受信出力から、列車4の車上子21の位置を検知
する。
【0049】すなわち、ショート検知コイル121が車
上子21からの電波を検知して受信出力「1」を増幅器
a1 に送り、かつ、オーバー検知コイル122も車上子
21からの電波を検知して受信出力「1」を増幅器a2
に送った場合には、AND回路G1 の出力は「1」と
「1」の論理積である「1」となり、これが検知出力1
34b(図2参照)として送信制御部135に出力され
る(図3(F)参照)。この場合は、車上子21は、例
えば図1(B)におけるQ2 のように、停車中心位置C
1 から±Zの停車定点領域内に存在することになる(以
下、このような場合を第1実施形態における「ジャスト
検知」という。)。
【0050】また、このジャスト検知の場合には、NO
T回路G3 及びG5 の反転出力は「0」となる。したが
って、AND回路G2 の出力は「1」と「0」の論理積
である「0」となり、AND回路G4 の出力は「1」と
「0」の論理積である「0」となる。これらのことか
ら、ジャスト検知の場合には、ショート検知出力134
a,ジャスト検知出力134b,オーバー検知出力13
4cの値は、(0,1,0)となる。
【0051】また、ショート検知コイル121が車上子
21からの電波を検知して受信出力「1」を増幅器a1
に送るが、オーバー検知コイル122は車上子21から
の電波を検知せず受信出力「0」を増幅器a2 に送った
場合には、AND回路G1 の出力は「1」と「0」の論
理積である「0」となり、これが検知出力134a(図
2参照)として送信制御部135に出力される(図3
(E)参照)。この場合は、車上子21は、例えば図1
(B)におけるQ1 のように、停車中心位置C1から−
Zの停車定点領域の起点側境界よりもさらに起点側に存
在していることとなり、停車定点領域まで距離が足りな
いことを意味している(以下、このような場合を第1実
施形態における「ショート検知」という。)。
【0052】また、このショート検知の場合には、NO
T回路G3 及びG5 の反転出力は「1」となる。したが
って、AND回路G2 の出力は「1」と「1」の論理積
である「1」となり、AND回路G4 の出力は「0」と
「1」の論理積である「0」となる。これらのことか
ら、ショート検知の場合には、ショート検知出力134
a,ジャスト検知出力134b,オーバー検知出力13
4cの値は、(1,0,0)となる。
【0053】また、ショート検知コイル121は車上子
21からの電波を検知せず受信出力「0」を増幅器a1
に送るが、オーバー検知コイル122は車上子21から
の電波を検知し受信出力「1」を増幅器a2 に送った場
合には、AND回路G1 の出力は「0」と「1」の論理
積である「0」となり、これが検知出力134c(図2
参照)として送信制御部135に出力される(図3
(G)参照)。この場合は、車上子21は、例えば図1
(B)におけるQ3 のように、停車中心位置C1 から+
Zの停車定点領域の終点側境界よりもさらに終点側に存
在していることとなり、停車定点領域を過ぎてしまって
いることを意味している(以下、このような場合を第1
実施形態における「オーバー検知」という。)。
【0054】また、このオーバー検知の場合には、NO
T回路G3 及びG5 の反転出力は「1」となる。したが
って、AND回路G2 の出力は「0」と「1」の論理積
である「0」となり、AND回路G4 の出力は「1」と
「1」の論理積である「1」となる。これらのことか
ら、オーバー検知の場合には、ショート検知出力134
a,ジャスト検知出力134b,オーバー検知出力13
4cの値は、(0,0,1)となる。
【0055】これらのショート検知出力134a、ジャ
スト検知出力134b、オーバー検知出力134cは、
検知部133から送信制御部135に出力される。送信
制御部135は、ショート検知出力134a,ジャスト
検知出力134b,オーバー検知出力134cの値が
(0,1,0)の場合はジャスト検知と判別し、(1,
0,0)の場合はショート検知と判別し、(0,0,
1)の場合はオーバー検知と判別する。これらの位置判
別結果は、地上制御部14(図6参照)に送られる。
【0056】また、図1(B)に示すように、ショート
検知コイル121の受信出力は、第1送受信経路131
を経てATO地上装置1A内の地上データ処理部13A
に設けられた混合器HYBに入力され、オーバー検知コ
イル122の受信出力は、第2送受信経路132を経て
ATO地上装置1A内の地上データ処理部13Aに設け
られた混合器HYBに入力され、両者は混合された後に
1個のレスポンダRxによって並列受信され、列車デー
タ情報が読み取られる。これらの列車データ情報は、地
上制御部14(図6参照)に送られる。
【0057】また、ショート検知コイル121の第1送
受信経路131とオーバー検知コイル122の第2送受
信経路132は、ATO地上装置1A内の地上データ処
理部13Aに設けられた切換器136を介して1個のト
ランスミッタTx に接続されている。切換器136は、
トランスミッタTx から送られてくる上記の位置判別結
果の応答情報を、ジャスト検知の場合にはジャストアン
サー(図3(I)参照)として、またショート検知の場
合にはショートアンサー(図3(H)参照)として、ま
たオーバー検知の場合にはオーバーアンサー(図3
(J)参照)として、1フレームごとに切り換え、ショ
ート検知コイル121とオーバー検知コイル122に交
互に送信する。これにより、上記の位置判別結果の応答
情報を含む電波は、ショート検知コイル121,オーバ
ー検知コイル122をアンテナとして車上子21に発信
される。
【0058】次に、この第1実施形態のATO地上装置
1Aによる運転制御動作について説明する。図4(A)
に示すように、列車が起点側から到来して駅部の位置Q
2 (停車中心位置C1 と同位置)に停車した場合を考え
る。この場合、電波を発信している車上子21がショー
ト検知コイル121単独の所定距離内に入ると、両者は
電磁的に結合し、ショート検知コイル121が車上子2
1からの電波を受信し、これにより図4(C)において
Sd1で示すようなコイル受信出力(ショート検知出力)
が、第1送受信経路131を経てATO地上装置1A内
の地上データ処理部13Aに設けられた検知部133に
入力される(図1(B)参照)。検知部133は、この
ショート検知出力からショート検知を行い、検知結果を
送信制御部135に送る。
【0059】送信制御部135は、このショート検知結
果に基づき、図4(D)においてSt1で示されるような
応答情報(ショートアンサー)を、トランスミッタTx
から切換器136を介し第1送受信経路131及び第2
送受信経路132を経てショート検知コイル121及び
オーバー検知コイル122に送り、車上子21に発信す
る(図1(B)参照)。
【0060】次に、車上子21がショート検知コイル1
21とオーバー検知コイル122の地上子重複領域の所
定距離内に入って停車すると、車上子21と各検知コイ
ル121,122は電磁的に結合し、ショート検知コイ
ル121及びオーバー検知コイル122の双方が車上子
21からの電波を受信し、これにより図4(C)におい
てSd2で示すようなコイル受信出力(ジャスト検知出
力)が、第1送受信経路131及び第2送受信経路13
2を経てATO地上装置1A内の地上データ処理部13
Aに設けられた検知部133に入力される(図1(B)
参照)。検知部133は、このジャスト検知出力からジ
ャスト検知を行い、検知結果を送信制御部135に送
る。また、ジャスト検知された場合には、Sd2に続いて
列車情報等がSd3として車上子21から送信され、この
コイル検知出力Sd3がレスポンダRxに入力される。
【0061】送信制御部135は、このジャスト検知出
力に基づき、図4(D)においてSt2で示されるような
応答情報(ジャストアンサー)を、トランスミッタTx
から切換器136を介し第1送受信経路131及び第2
送受信経路132を経てショート検知コイル121及び
オーバー検知コイル122に送り、車上子21に発信す
る(図1(B)参照)。その後、ホーム扉33a,33
bと車両扉43a,43bを連動して開放し旅客を乗降
させ、発車時刻になった場合には、ホーム扉33a,3
3bと車両扉43a,43bを連動して閉鎖し、列車を
発車させる。
【0062】次に、列車が駅を発車して、車上子21が
オーバー検知コイル122単独の所定距離内に入ると、
両者は電磁的に結合し、オーバー検知コイル122が車
上子21からの電波を受信し、これにより図4(C)に
おいてSd4で示すようなコイル受信出力(オーバー検知
出力)が、第2送受信経路132を経てATO地上装置
1A内の地上データ処理部13Aに設けられた検知部1
33に入力される(図1(B)参照)。検知部133
は、このオーバー検知出力からオーバー検知を行い、検
知結果を送信制御部135に送る。また、このときに
は、同時に、列車情報等も車上子21から送信され、こ
のコイル検知出力Sd4がレスポンダRx に入力される。
【0063】送信制御部135は、このオーバー検知出
力に基づき、図4(D)においてSt3で示されるような
応答情報(オーバーアンサー)を、トランスミッタTx
から切換器136を介し第1送受信経路131及び第2
送受信経路132を経てショート検知コイル121及び
オーバー検知コイル122に送り、車上子21に発信す
る(図1(B)参照)。
【0064】上記した第1実施形態は、以下のような利
点を有している。
【0065】 従来例が3個の検知コイルを用い、中
央のジャスト検知コイル124によりジャスト検知を行
うのに対し、第1実施形態のATO地上装置1Aは、2
個のショート検知コイル121とオーバー検知コイル1
22のみを用い、ショート検知コイル121の受信レベ
ルLs1の有効範囲(平坦部)と、オーバー検知コイル1
22の受信レベルLo1の有効範囲(平坦部)との重複部
分を、停車中心位置C1を中心とした±Zの停車定点領
域と合致させている。このため、各検知コイル121,
122の受信レベルの有効範囲(特性の平坦部)の重複
部分の端部e1 ,e2 では、受信レベル凹陥部は発生せ
ず、従来例の場合のように地上子と車上子との間の双方
向通信が切断されることはなく、ホーム扉33a等の開
閉制御に支障を与えるおそれはない。また、従来例の場
合とは異なり、検知コイルの境界箇所での受信レベル調
整が不要となり、関連費用の低減が可能となる。
【0066】 従来例が3個の検知コイル123,1
24,125と、3個のトランスミッタTx と、3個の
レスポンダRx を用いるのに対し、第1実施形態のAT
O地上装置1Aは、2個の検知コイルでよく、コストを
削減することができる。
【0067】 また、上記に加え、各コイルからの受
信情報を混合器HYBで混合し、各コイルへの送信情報
を切換器136で切り換えるようにすれば、トランスミ
ッタTx とレスポンダRx もそれぞれ1個でよいため、
使用機器数がさらに大幅に減少するため、コストをさら
に削減することができる。
【0068】(2)第2実施形態 次に、本発明の第2実施形態について説明する。
【0069】図示はしていないが、第2実施形態の自動
列車運転システムが第1実施形態と異なる点は、ATO
地上装置に、第1実施形態の送信制御部135とは異な
る制御を行う送信制御部(図示せず)を有している点で
あり、その他の構成要素の構成と作用は第1実施形態の
場合と同様であるので、その説明は省略する。
【0070】第2実施形態が第1実施形態と異なる点
は、第2実施形態の送信制御部135は、駅部において
列車4がいったんジャスト検知を行った場合には、その
後に検知部133からショート検知結果やオーバー検知
結果が送られてきても、ジャスト検知時の応答情報(ジ
ャストアンサー)をトランスミッタTx に送信し続ける
ようにプログラムされている点である。
【0071】以下、図5を参照しつつ、第2実施形態の
ATO地上装置による運転制御動作について説明を行
う。
【0072】図5(A)に示すように、列車が起点側か
ら到来して駅部の位置Q2 (停車中心位置C1 と同位
置)に停車した場合を考える。この場合、電波を発信し
ている車上子21がショート検知コイル121単独の所
定距離内に入ると、両者は電磁的に結合し、ショート検
知コイル121が車上子21からの電波を受信し、これ
により図5(C)においてSd1で示すようなコイル受信
出力(ショート検知出力)が、第1送受信経路131を
経てATO地上装置1A内の地上データ処理部13Aに
設けられた検知部133に入力される(図1(B)参
照)。検知部133は、このショート検知出力からショ
ート検知を行い、検知結果を送信制御部135に送る。
この制御は、第1実施形態の場合と同様である。
【0073】送信制御部135は、このショート検知結
果に基づき、図5(D)においてSt1で示されるような
応答情報(ショートアンサー)を、トランスミッタTx
から切換器136を介し第1送受信経路131及び第2
送受信経路132を経てショート検知コイル121及び
オーバー検知コイル122に送り、車上子21に発信す
る(図1(B)参照)。この制御についても、第1実施
形態の場合と同様である。
【0074】次に、車上子21がショート検知コイル1
21とオーバー検知コイル122の地上子重複領域の所
定距離内に入って停車すると、車上子21と各検知コイ
ル121,122は電磁的に結合し、ショート検知コイ
ル121及びオーバー検知コイル122の双方が車上子
21からの電波を受信し、これにより図5(C)におい
てSd2で示すようなコイル受信出力(ジャスト検知出
力)が、第1送受信経路131及び第2送受信経路13
2を経てATO地上装置1A内の地上データ処理部13
Aに設けられた検知部133に入力される(図1(B)
参照)。検知部133は、このジャスト検知出力からジ
ャスト検知を行い、検知結果を送信制御部135に送
る。また、ジャスト検知された場合には、Sd2に続いて
列車情報等がSd3として車上子21から送信され、この
コイル検知出力Sd3がレスポンダRxに入力される。こ
の制御についても、第1実施形態の場合と同様である。
【0075】送信制御部135は、このジャスト検知出
力に基づき、図5(D)においてSt2で示されるような
応答情報(ジャストアンサー)を、トランスミッタTx
から切換器136を介し第1送受信経路131及び第2
送受信経路132を経てショート検知コイル121及び
オーバー検知コイル122に送り、車上子21に発信す
る(図1(B)参照)。その後、ホーム扉33a,33
bと車両扉43a,43bを連動して開放し旅客を乗降
させる。この制御についても、第1実施形態の場合と同
様である。
【0076】次に、列車が停車中に何らかの理由により
起点側へわずかな長さだけ後退し、図5(A)に示すよ
うに、駅部の位置Q1 (ショート検知領域)で再度停止
した場合を考える。この場合には、車上子21がショー
ト検知コイル121単独の所定距離内に入るので、両者
は電磁的に結合し、ショート検知コイル121が車上子
21からの電波を受信し、これにより図5(C)におい
てSd5で示すようなコイル受信出力(ショート検知出
力)が、第1送受信経路131を経てATO地上装置1
A内の地上データ処理部13Aに設けられた検知部13
3に入力される(図1(B)参照)。検知部133は、
このショート検知出力からショート検知を行い、検知結
果を送信制御部135に送る。また、このときには、同
時に、列車情報等も車上子21から送信され、このコイ
ル検知出力Sd5がレスポンダRx に入力される。
【0077】しかし、第2実施形態の送信制御部135
は、駅部において列車4がいったんジャスト検知を行っ
た場合には、その後に検知部133からショート検知結
果やオーバー検知結果が送られてきても、ジャスト検知
時の応答情報(ジャストアンサー)をトランスミッタT
x に送信し続けるようにプログラムされている点で第1
実施形態の場合と異なる。
【0078】このため、送信制御部135は、図5
(D)においてSt2で示されるような応答情報(ジャス
トアンサー)を、トランスミッタTx から切換器136
を介し第1送受信経路131及び第2送受信経路132
を経てショート検知コイル121及びオーバー検知コイ
ル122に送り、車上子21に発信する(図1(B)参
照)。また、同時に、送信制御部135は、ジャストア
ンサーをATO地上装置1A内の地上制御部14にも出
力する。ATO車上装置2の車上制御部24は、ジャス
トアンサーを受け取っている期間中は、車両扉33a,
33bを閉鎖しないようにプログラムされている。ま
た、ATO地上装置1Aの地上制御部14は、ジャスト
アンサーを受け取っている期間中は、ホーム扉43a,
43bを閉鎖しないようにプログラムされている。した
がって、送信制御部135がジャストアンサーを送信し
ている期間中は、車両扉33a,33bとホーム扉43
a,43bが閉鎖されることは防止される。その後、発
車時刻になった場合には、ホーム扉33a,33bと車
両扉43a,43bを連動して閉鎖し、列車を発車させ
る。
【0079】次に、列車が駅を発車して、車上子21が
位置Q1 から終点側へ移動し、ショート検知コイル12
1とオーバー検知コイル122の地上子重複領域の所定
距離内に入ると、車上子21と各検知コイル121,1
22は電磁的に結合し、ショート検知コイル121及び
オーバー検知コイル122の双方が車上子21からの電
波を受信し、これにより図5(C)においてSd3示すよ
うなコイル受信出力(ジャスト検知出力)が、第1送受
信経路131及び第2送受信経路132を経てATO地
上装置1A内の地上データ処理部13Aに設けられた検
知部133に入力される(図1(B)参照)。検知部1
33は、このジャスト検知出力からジャスト検知を行
い、検知結果を送信制御部135に送る。また、このと
きには、同時に、列車情報等も車上子21から送信さ
れ、このコイル検知出力Sd3がレスポンダRx に入力さ
れる。
【0080】しかし、上記したように、第2実施形態の
送信制御部135は、駅部において列車4がいったんジ
ャスト検知を行った場合には、その後に検知部133か
らショート検知結果やオーバー検知結果が送られてきて
も、ジャスト検知時の応答情報(ジャストアンサー)を
トランスミッタTx に送信し続けるようにプログラムさ
れているため、図5(D)においてSt2で示されるよう
な応答情報(ジャストアンサー)を、トランスミッタT
x から切換器136を介し第1送受信経路131及び第
2送受信経路132を経てショート検知コイル121及
びオーバー検知コイル122に送り、車上子21に発信
する(図1(B)参照)。
【0081】次に、列車がさらに終点側に移動し、車上
子21がオーバー検知コイル122単独の所定距離内に
入ると、両者は電磁的に結合し、オーバー検知コイル1
22が車上子21からの電波を受信し、これにより図5
(C)においてSd4で示すようなコイル受信出力(オー
バー検知出力)が、第2送受信経路132を経てATO
地上装置1A内の地上データ処理部13Aに設けられた
検知部133に入力される(図1(B)参照)。検知部
133は、このオーバー検知出力からオーバー検知を行
い、検知結果を送信制御部135に送る。また、このと
きには、同時に、列車情報等も車上子21から送信さ
れ、このコイル検知出力Sd4がレスポンダRx に入力さ
れる。
【0082】しかし、上記したように、第2実施形態の
送信制御部135は、駅部において列車4がいったんジ
ャスト検知を行った場合には、その後に検知部133か
らショート検知結果やオーバー検知結果が送られてきて
も、ジャスト検知時の応答情報(ジャストアンサー)を
トランスミッタTx に送信し続けるようにプログラムさ
れているため、図5(D)においてSt2で示されるよう
な応答情報(ジャストアンサー)を、トランスミッタT
x から切換器136を介し第1送受信経路131及び第
2送受信経路132を経てショート検知コイル121及
びオーバー検知コイル122に送り、車上子21に発信
する(図1(B)参照)。
【0083】上記した第2実施形態は、第1実施形態の
場合と同様の利点〜に加え、以下のような新たな利
点を有している。
【0084】 第2実施形態のATO地上装置におい
ては、いったんジャスト検知した後は、ジャストアンサ
ーを送信し続けるようにプログラムされている。このた
め、ジャスト検知して停車した後に列車がわずかに動
き、停車定点領域から外れてジャスト検知状態ではなく
なった場合であっても、ジャスト検知状態であるものと
みなして制御を行うことになり、ホーム扉や車両扉が閉
鎖されることは防止される。
【0085】 また、ジャスト検知をするまでは、シ
ョート検知又はオーバー検知が可能であり、各々の場合
に応じてショートアンサー又はオーバーアンサーを車上
側に送信することができるから、TASC停車後に列車
が転動しても、転動方向を確実に把握して乗務員等に指
示することができ、適切なインチング扱いが可能とな
る。
【0086】上記において、第1実施形態のATO地上
装置1Aにおける地上データ処理部13A内の送信制御
部135と地上制御部14、又は第2実施形態のATO
地上装置における図示しない送信制御部と地上制御部1
4は、地上制御手段に相当している。また、車上制御部
24は、車上制御手段に相当している。また、車両駆動
部42は、車両駆動手段に相当している。また、ショー
ト検知コイル121は、第1電磁結合手段に相当してい
る。また、オーバー検知コイル122は、第2電磁結合
手段に相当している。また、ショート検知コイル121
とオーバー検知コイル122の重複部分(停車中心位置
を中心とする±Zの領域)は、地上子重複領域に相当し
ている。また、ショートアンサー又はジャストアンサー
は、第1送信情報に相当している。また、オーバーアン
サー又はジャストアンサーは、第2送信情報に相当して
いる。また、第1送受信経路131は、第1電磁結合手
段への送信経路に相当している。また、第2送受信経路
132は、第2電磁結合手段への送信経路に相当してい
る。また、切換器136は、送信情報経路切換手段に相
当している。また、ショート検知出力又はジャスト検知
出力は、第1受信情報に相当している。また、オーバー
検知出力又はジャスト検知出力は、第2受信情報に相当
している。また、混合器HYBは、受信情報混合手段に
相当している。また、ジャスト検知時における地上子と
車上子の電磁的結合は、定位置電磁結合に相当してい
る。
【0087】なお、本発明は、上記各実施形態に限定さ
れるものではない。上記各実施形態は、例示であり、本
発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的
に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、
いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含され
る。
【0088】例えば、上記各実施形態においては、AT
Oシステムの例として新交通システムを例に挙げて説明
したが、本発明はこの例には限定されず、他のATOシ
ステムであってもよく、例えば、鉄道、モノレール、レ
ールバス等であってもよい。
【0089】また、上記各実施形態においては、電磁結
合手段(検知コイル)を2個とするとともに、受信情報
混合手段(混合器HYB)と送信情報経路切換手段(切
換器136)を設けることにより、送信機,応答機を各
1個とした例について説明したが、本発明はこの例には
限定されず、他の構成の自動列車運転システムであって
もよく、例えば、受信情報混合手段(混合器HYB)と
送信情報経路切換手段(切換器136)を設けず、送信
機,応答機を各2個ずつとして構成してもよい。このよ
うな構成であっても、上記した,の利点は発揮可能
である。
【0090】また、上記各実施形態においては、電磁結
合手段(検知コイル121,122)の停車中心位置
(C1 )がホーム扉の中心位置と同位置の場合を例に挙
げて説明したが、本発明はこの例には限定されず、他の
配置構成の電磁結合手段であってもよく、例えば、電磁
結合手段の位置とホーム扉の位置との距離が既知であ
り、電磁結合手段の位置からホーム扉の位置が決定でき
ればどのような位置に配置されてもよい。
【0091】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、自動列車運転システムの地上子が、駅での定位置停
車の基準となる停車中心位置を含むとともに、停車中心
位置の起点側に延在するように配置される第1電磁結合
手段と、停車中心位置を含むとともに停車中心位置の終
点側に延在するように配置される第2電磁結合手段とを
備え、第1電磁結合手段と第2電磁結合手段とが重複す
る地上子重複領域の範囲内で車上子が電磁的結合を行っ
た場合に、列車の定位置停車を許容するように制御する
ので、地上子重複領域の端部付近では、いずれかの電磁
結合手段の受信レベルが落ち込む受信レベル凹陥部は発
生せず、地上子と車上子との間の双方向通信が切断され
ることはなく、ホーム扉の開閉制御等に支障を与えるお
それはない。また、従来例の場合とは異なり、検知コイ
ルの境界箇所での受信レベル調整が不要となり、関連費
用の低減が可能となる。また、従来例が3個の電磁結合
手段と、3個の送信機と、3個の応答機を用いるのに対
し、本発明は、2個の電磁結合手段でよく、コストを削
減することができる。また、上記に加え、各電磁結合手
段からの受信情報を受信情報混合手段で混合し、各電磁
結合手段への送信情報を送信情報経路切換手段で切り換
えるようにすれば、送信機と応答機もそれぞれ1個でよ
いため、使用機器数がさらに大幅に減少するため、コス
トをさらに削減することができる。また、本発明におい
て、車上子が地上子重複領域の範囲内での電磁的結合で
ある定位置電磁結合を行った後には、車上子が地上子重
複領域の範囲外に逸脱した場合にも、定位置電磁結合し
ているものとみなして制御を行うようにすれば、定位置
電磁結合して停車した後に列車がわずかに動き、停車定
点領域から外れて定位置電磁結合ではなくなった場合で
あっても、ホーム扉や車両扉が閉鎖されることは防止さ
れる。また、定位置電磁結合をするまでは、距離不足、
距離超過等の他の検知が可能であり、各々の場合に応じ
て応答情報を車上側に送信することができるから、定位
置停車後に列車が転動しても、転動方向を確実に把握し
て乗務員等に指示することができ、適切な微少移動操作
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態であるATO地上装置の
構成を示す図である。
【図2】図1に示すATO地上装置における列車検知部
のさらに詳細な構成を示す回路図である。
【図3】図1に示すATO地上装置の基本的動作を説明
する図である。
【図4】図1に示すATO地上装置による運転制御動作
を説明する図である。
【図5】本発明の第2実施形態であるATO地上装置に
よる運転制御動作を説明する図である。
【図6】ATOシステムの全体構成を示す図である。
【図7】ATOシステムにおける列車の運転制御動作を
示す図である。
【図8】ATOシステムにおける変調器と復調器の作用
を示す図である。
【図9】ATOシステムにおける伝送情報のフレーム構
成を示す図である。
【図10】従来のATOシステムにおけるATO地上装
置の構成と作用を説明する図である。
【符号の説明】
1,1A,1B ATO地上装置 2 ATO車上装置 3 駅 4 列車 5 走行路 11,11a〜11c 地上子 12,12A,12B 駅部地上子 13,13A,13B 地上データ処理部 14 地上制御部 21 車上子 23 車上データ処理部 24 車上制御部 31 プラットホーム 32 ホーム扉駆動部 33a,33b ホーム扉 41 車輪 42 車両駆動部 43a,43b 車両扉 121 ショート検知コイル 122 オーバー検知コイル 123 ショート検知コイル 124 ジャスト検知コイル 125 オーバー検知コイル 131 第1送受信経路 132 第2送受信経路 133 検知部 134a ショート検知出力 134b ジャスト検知出力 134c オーバー検知出力 135 送信制御部 136 切換器 137 検知部 138 送信制御部 a1 ,a2 増幅器 C1 ホーム扉中心位置(停車中心位置) C2 車両扉中心位置 G1 ,G2 ,G4 AND回路 G3 ,G5 NOT回路 HYB 混合器 Lo1,Lo2 オーバー検知コイル受信レベル Lj ジャスト検知コイル受信レベル Lm ,Lm1,Lm2 受信最小動作レベル Ls1,Ls2 ショート検知コイル受信レベル P1 〜P3 地上子位置 Q1 〜Q3 ,Q1 ′〜Q3 ′ 駅部地上子上の車上子位
置 Rx レスポンダ Sd1〜Sd5 コイル受信出力 St1〜St3 対車送信出力 Tx トランスミッタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車上子を有する列車を、前記車上子と電
    磁的に結合可能な地上子が設けられた走行路上で自動制
    御して走行させる自動列車運転システムにおいて、 前記地上子は、 駅での定位置停車の基準となる停車中心位置を含むとと
    もに、前記停車中心位置の起点側に延在するように配置
    される第1電磁結合手段と、 前記停車中心位置を含むとともに前記停車中心位置の終
    点側に延在するように配置される第2電磁結合手段と、 前記第1電磁結合手段と前記第2電磁結合手段に情報を
    送出する地上制御手段を備え、 前記第1電磁結合手段と前記第2電磁結合手段とが重複
    する地上子重複領域の範囲内で前記車上子が前記電磁的
    結合である定位置電磁結合を行った場合に、前記列車の
    前記定位置停車を許容するように制御することを特徴と
    する自動列車運転システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自動列車運転システムに
    おいて、 前記地上制御手段から前記第1電磁結合手段へ送出され
    る第1送信情報と、前記地上制御手段から前記第2電磁
    結合手段へ送出される第2送信情報に応じて、前記地上
    制御手段から前記第1電磁結合手段又は前記第2電磁結
    合手段への送信経路を交互に切り換える送信情報経路切
    換手段と、 前記第1電磁結合手段が受信した第1受信情報と、前記
    第2電磁結合手段が受信した第2受信情報とを混合させ
    る受信情報混合手段とを備えることを特徴とする自動列
    車運転システム。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の自動列車運転システムに
    おいて、 前記車上子が前記地上子重複領域の範囲内で前記定位置
    電磁結合を行った後には、前記車上子が前記地上子重複
    領域の範囲外に逸脱した場合にも、前記定位置電磁結合
    しているものとみなして制御を行うことを特徴とする自
    動列車運転システム。
  4. 【請求項4】 車上子を有する列車を、前記車上子と電
    磁的に結合可能な地上子が設けられた走行路上で自動制
    御して走行させる自動列車運転システムの列車運転制御
    方法であって、 駅での定位置停車の基準となる停車中心位置を含むとと
    もに、前記停車中心位置の起点側に配置される第1電磁
    結合手段と、 前記停車中心位置を含むとともに前記停車中心位置の終
    点側に配置される第2電磁結合手段と、 前記第1電磁結合手段と前記第2電磁結合手段に情報を
    送出する地上制御手段を設け、 前記第1電磁結合手段と前記第2電磁結合手段とが重複
    する地上子重複領域の範囲内で前記車上子が前記電磁的
    結合である定位置電磁結合を行った場合に、前記列車の
    前記定位置停車を許容するように制御することを特徴と
    する自動列車運転システムの列車運転制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002067958A (ja) * 2000-08-28 2002-03-08 Nippon Signal Co Ltd:The 列車制御システム
JP2002321618A (ja) * 2001-02-23 2002-11-05 Nippon Signal Co Ltd:The 開扉可否判別システム

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