JP2000015201A - 管状構造物のタップ穴の遠隔ブラッシング装置 - Google Patents

管状構造物のタップ穴の遠隔ブラッシング装置

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JP2000015201A
JP2000015201A JP10186059A JP18605998A JP2000015201A JP 2000015201 A JP2000015201 A JP 2000015201A JP 10186059 A JP10186059 A JP 10186059A JP 18605998 A JP18605998 A JP 18605998A JP 2000015201 A JP2000015201 A JP 2000015201A
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JP
Japan
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brushing
remote
tubular structure
tapped hole
brushing device
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JP10186059A
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English (en)
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Fumihiro Hosoe
文弘 細江
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 狭隘部に設けられた管状構造物の外面にある
タップ穴の内部を遠隔的に清掃する。 【解決手段】 遠隔ブラッシング装置10は、管台9に
クランプ機構29により固定される固定部20と、固定
部20の下方に取り付けられる旋回部30と、旋回部3
0に取着されるブラッシング機構50とからなり、ブラ
ッシング機構50は、回転ブラシの回転手段及び送り手
段、並びに回転ブラシを管台9に接近離隔する手段を備
えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タップ穴などの穴
の内部を清掃するブラッシング装置に関し、特に人間が
アクセスし難い狭い場所に設けられた管状構造物の外面
のタップ穴を遠隔的に清掃するブラッシング装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】既に設置されている構造物の外面にある
穴などを清掃する必要性がしばしば発生するが、その穴
のある部分が狭隘な空間に面している場合は作業員が直
接清掃することができず、特別の工夫が必要である。例
えば、加圧水型原子炉においては、次のようなケースが
発生している。即ち、図5を参照するに、原子炉容器本
体1は内部に炉心3を支持しているが、上部開口は着脱
自在の容器上蓋5によって閉じられている。この容器上
蓋5には、炉心3内の反応を制御するための制御棒駆動
装置7が多数立設されている。この制御棒駆動装置7
は、容器上蓋5を貫通する管台9を含んでいる。制御棒
駆動装置7の下部には、容器上蓋5の取り付け時に運搬
などによって本体に損傷を与えぬように保護カバーが取
り付けられる。この保護カバー取り付け用のタップ穴9
aが図6に示すような部分に設けられていて、これには
硫黄を含んだネオリューベが塗布されていたり、或いは
予期しない異物が侵入したりするので、このタップ穴9
aの内部を清掃する必要性がしばしば生ずる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、制御棒駆動
装置7は狭い間隔で多数設けられているので、清掃すべ
きタップ穴に作業員が清掃工具乃至ブラッシング工具を
持って接近するのは物理的に難しく、又高放射線雰囲気
下にあるので作業員による長期の作業は被曝防止上困難
であった。従って、本発明の課題は、その作業空間が狭
隘であったりして人間がアクセスするのが難しく、或い
はその作業か各種の制限を受ける雰囲気にある管状構造
物のタップ穴の内部を遠隔的に清掃できるブラッシング
装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】如上の課題を解決するた
め、本発明によれば、管状構造物のタップ穴の遠隔ブラ
ッシング装置は、管状構造物にクランプ機構により固定
される固定部と、この固定部に旋回自在に取り付けられ
る旋回部と、この旋回部に取着されたブラッシング機構
から構成され、該ブラッシング機構はブラシ等のブラッ
シング工具を軸回りに回転する回転手段、そのブラッシ
ング工具を軸方向即ち穴の奥へ挿脱する送り手段、及び
ブラッシング装置の装着時姿勢と作業時姿勢とを選択す
べく該ブラッシング工具を前記管状構造物に対し接近離
隔させるスイング手段を具備して構成されている。
【0005】
【発明の実施の形態】以下添付の図面を参照して本発明
の実施形態を説明する。先ず図1及び図2を参照して、
本発明による遠隔ブラッシング装置10の固定部20及
び旋回部30を説明する。固定部20は、センターリン
グ21を含む筒状の取付けケーシング23を備え、その
上端面には複数の吊り金具25が円周方向に間隔を置い
て突設されている。この吊り金具25は遠隔ブラッシン
グ装置10を管台9に取付けたり、取り外したりすると
きにクレーンワイヤに連結されるもので、移動時にそれ
を支持する。そして、取付けケーシング23の下部に上
下方向に間隔を置いて配設された位置決めリング27が
その取り付け位置を規制する。固定部20は、更に取付
けケーシング23延いては遠隔ブラッシング装置10を
管台9に固定する4個のクランプ機構29を有してい
る。クランプ機構29は、円周方向に等間隔で配置され
ているが、3個の等円周間隔配置としても良い。クラン
プ機構29の詳細構造は図示されていないが、通常の水
圧シリンダとピストンに連結された押圧部材などを含ん
でいる。
【0006】次に旋回部30を説明すると、これは取付
けケーシング23の下部に配置された一対の軸受31,
軸受け31に嵌装された旋回リング33、センターリン
グ21の下部に取付けられたモータブラケット35、旋
回リング33の上端面に固定された大径平歯車37、及
びこの大径平歯車37に噛み合う駆動平歯車39を出力
軸に具えると共にモータブラケット35に支持された直
流電動機41を具備しており、後述する構造のブラッシ
ング機構50を下端に支持している。従って、直流電動
機41を作動させれば駆動平歯車39が回転し、これに
噛み合っている大径平歯車37即ち旋回リング33を中
心軸回りに回転する。
【0007】次に図3及び図4を参照してブラッシング
機構50の構造を説明する。前述の旋回リング33に固
定されたベースプレート51にはホルダプレート53が
取付けられ、更にその上面にスライドできるようにスイ
ングプレート55が設けられている。一方、ベースプレ
ート51には、スイング用直流電動機57が設けられて
いる。直流電動機57の出力軸はカップリング59を介
して送り軸61に連結され、更に送り軸61は伝達軸6
3に螺合している。伝達軸63の先端に取付けられたブ
ロック65は、スイングプレート55側のナックルピン
67に係合している。伝達軸63の基端側はブッシュ6
9を介して送り軸61に滑動自在に支持され、直流電動
機57が作動して送り軸61を回動すると、伝達軸63
は軸方向に出退する。更に、スイングプレート55には
ジョイント71が設けられ、同様に設けられた送りスタ
ンド73にはナックル75が取付けられている。前述の
ナックルピン67は、ナックル75に突設されている。
このようにすると、前述のように出退する伝達軸63と
共にブロック65は、図面において上下方向に移動し、
ナックルピン67を同方向に押引するから、スイングプ
レート55を枢動支持軸を中心にしてスイングさせる。
スイングプレート55には後述するようにブラシ等を支
持しているから、これらをスイングさせる即ち管台9に
対し接近・離隔させる。
【0008】次にブラッシング工具、その回転駆動系及
び送り機構を説明する。回転駆動用エアモータ81はク
ランププレート83,85に掴持されてホルダプレート
53に固定されている。このエアモータ81には、図示
しない空気配管が左側(図において)から接続され、右
側の出力軸には減速機87が連結され、更には90°ア
ングルスピンドル89が取付けられている。そして、ア
ングルスピンドル89のスピンドルは上側を向いていて
コレットチャック91が取付けられ、ブラッシング工具
即ち回転ブラシ93が着脱自在に取付けられている。そ
して、ホルダプレート53は、シリンダ95,97を介
してスイングプレート55に取付けられている。このシ
リンダ95,97は、伸縮するとホルダプレート53が
スイングプレート55に接近し或いは離隔するから、こ
れにつれて回転ブラシ93がその回転軸方向に動く。即
ち送りが与えられる。尚、タップ穴9aの位置及びブラ
ッシング後の状態を観察するCCDカメラ98及び照明
99が図示のようにタップ穴9aの位置に対応して配設
されている。図示の例では、タップ穴9aは等円周間隔
で4個設けられているが、その位置及び数は制御棒駆動
装置の設計によっては適宜変わり得るものであり、本実
施例におけるブラシ等の位置も変わり得るものであるこ
とに留意されたい。
【0009】次に前述の構成の遠隔ブラッシング装置1
0を使用してタップ穴9aを清掃する手順を説明する。
先ず、吊り金具25を介して遠隔ブラッシング装置10
をクレーンで吊り上げ、管台9の上方から嵌め込む。こ
の際、スイングプレート55は、管台9から遠い位置
(図4において実線の位置)にしておく。こうすると、
スイングプレート55は、取付けるべき管台9にも隣接
する制御棒駆動装置の管台にも干渉しない。そして、位
置決めリング27により垂直度を決めた後、クランプ機
構29を作動せしめて、取付けケーシング21即ち遠隔
ブラッシング装置10を中心部に位置する管台9に固定
する。次に、直流電動機41,57とを同時的に作動せ
しめ、旋回リング33及びスイングプレート55とをそ
れぞれ回動せしめ、回転ブラシ93をタップ穴9aの直
下に位置決めする。この際CCDカメラ98及び照明9
9を利用し、離れた位置のディスプレイにタップ穴9a
を映し出す。そして、シリンダ95,97を短縮し、回
転ブラシ93をタップ穴9aの中に送る。そして、最後
にエアモータ81を駆動して、ブラシ93を回転して清
掃を行う。その清掃の状況や清掃後の状態は、CCDカ
メラ98により観察できるから、清掃が不十分である場
合にはブラシ93の挿入及び回転を繰り返せば良い。遠
隔ブラッシング装置10を管台9から取外すには、前述
の操作手順を遡行すればよい。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ブラッシング機構はスイング手段を有しているので、取
付け時の干渉を避けると共に、旋回部とスイング手段を
利用してブラッシング工具を正確に位置付けることがで
き、狭い場所のタップ穴の清掃を遠隔的に効率的に実施
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施形態の全体構造及び取付け状
態を示す立断面図である。
【図2】図1中のII−II線に沿う平断面図である。
【図3】図4中のIII−III線に沿う断面図である。
【図4】図1の実施形態の底面図である。
【図5】本発明の装置によって清掃される管状構造物の
一例を示す加圧水型原子炉の上部の立断面図である。
【図6】図5のVI部を示す部分拡大図である。
【符号の説明】
7 制御棒駆動装置 9 管台 9a タップ穴 10 遠隔ブラッシング装置 20 固定部 21 センターリング 23 取付けケーシング 25 吊り金具 27 位置決めリング 29 クランプ機構 30 旋回部 31 軸受 33 旋回リング 35 モータブラケット 37 大径平歯車 39 駆動平歯車 41 直流電動機 50 ブラッシング機構 51 ベースプレート 53 ホルダープレート 55 スイングプレート 57 直流電動機 59 カップリング 61 送り軸 63 伝達軸 65 ブロック 67 ナックルピン 69 ブッシュ 71 ジョイント 73 送りスタンド 75 ナックル 81 エアモータ 83、85 クランプレート 87 減速機 89 90°アングルスピンドル 91 コレットチャック 93 回転ブラシ 95、97 シリンダ 98 CCDカメラ 99 照明

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管状構造物にクランプ機構により固定さ
    れる固定部と、同固定部に旋回自在に取り付けられる旋
    回部と、同旋回部に取着されたブラッシング機構とから
    なり、該ブラッシング機構はブラッシング工具の軸回り
    の回転手段、ブラッシング工具の軸方向送り手段、及び
    該ブラッシング工具を前記管状構造物に対し接近離隔さ
    せるスイング手段を具備している管状構造物のタップ穴
    の遠隔ブラッシング装置。
JP10186059A 1998-07-01 1998-07-01 管状構造物のタップ穴の遠隔ブラッシング装置 Withdrawn JP2000015201A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009031215A (ja) * 2007-07-30 2009-02-12 Korea Plant Service & Engineering Co Ltd スタッドボルト穴の洗浄、検査及び損傷履歴管理システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009031215A (ja) * 2007-07-30 2009-02-12 Korea Plant Service & Engineering Co Ltd スタッドボルト穴の洗浄、検査及び損傷履歴管理システム
JP4554649B2 (ja) * 2007-07-30 2010-09-29 コリア プラント サービス アンド エンジニアリング カンパニー リミテッド スタッドボルト穴の洗浄、検査及び損傷履歴管理システム

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