JP2001059890A - ナット清掃装置 - Google Patents
ナット清掃装置Info
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- JP2001059890A JP2001059890A JP11235565A JP23556599A JP2001059890A JP 2001059890 A JP2001059890 A JP 2001059890A JP 11235565 A JP11235565 A JP 11235565A JP 23556599 A JP23556599 A JP 23556599A JP 2001059890 A JP2001059890 A JP 2001059890A
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- 238000004140 cleaning Methods 0.000 claims description 37
- 239000000428 dust Substances 0.000 claims description 19
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 4
- 230000000737 periodic effect Effects 0.000 description 3
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
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- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N novaluron Chemical compound C1=C(Cl)C(OC(F)(F)C(OC(F)(F)F)F)=CC=C1NC(=O)NC(=O)C1=C(F)C=CC=C1F NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 作業者のナット運搬の労力を軽減し、且つ被
ばく低減を図り得られるナット清掃装置を提供する。 【解決手段】 中空軸36の外周面に回転ブラシ37が
植設されており、駆動モータ38によって中空軸36を
介して回転ブラシ37が回転するようになっている。中
空軸36、駆動モータ38はケース35に保持されてお
り、全体として可搬式のナット清掃装置34が構成され
ている。置き台25上にナット6が縦置きされた状態
で、可搬式のナット清掃装置34をナット6の上方まで
持ち運び、ナット6のねじ孔6aに上方から回転ブラシ
37を嵌合する。駆動モータ38のスイッチを入れる
と、回転ブラシ37が回転し、ねじ孔6aを清掃するこ
とができる。
ばく低減を図り得られるナット清掃装置を提供する。 【解決手段】 中空軸36の外周面に回転ブラシ37が
植設されており、駆動モータ38によって中空軸36を
介して回転ブラシ37が回転するようになっている。中
空軸36、駆動モータ38はケース35に保持されてお
り、全体として可搬式のナット清掃装置34が構成され
ている。置き台25上にナット6が縦置きされた状態
で、可搬式のナット清掃装置34をナット6の上方まで
持ち運び、ナット6のねじ孔6aに上方から回転ブラシ
37を嵌合する。駆動モータ38のスイッチを入れる
と、回転ブラシ37が回転し、ねじ孔6aを清掃するこ
とができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原子力発電所等の
原子力設備において、圧力容器内部の保守点検のために
ナットを取外して圧力容器ヘッドを解放した際に、取外
したナットのねじ部の清掃を遠隔にて一様に効率よく行
い得るようにしたナット清掃装置に関するものである。
原子力設備において、圧力容器内部の保守点検のために
ナットを取外して圧力容器ヘッドを解放した際に、取外
したナットのねじ部の清掃を遠隔にて一様に効率よく行
い得るようにしたナット清掃装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】原子炉圧力容器は、図2に示すように筒
状の胴部及びその下部に連なる下鏡部によりなる中空構
造の圧力容器本体1と、該圧力容器本体1の上端に圧力
容器本体1の内部空間を外部に対して閉止するように載
置された圧力容器ヘッド2とによって構成されている。
状の胴部及びその下部に連なる下鏡部によりなる中空構
造の圧力容器本体1と、該圧力容器本体1の上端に圧力
容器本体1の内部空間を外部に対して閉止するように載
置された圧力容器ヘッド2とによって構成されている。
【0003】圧力容器本体1の上端部に形成されている
フランジ部3には、垂直に延びる複数のスタッドボルト
4が周方向に等間隔に固定されており、このスタッドボ
ルト4の先端には、圧力容器本体1上に載置される圧力
容器ヘッド2のフランジ部5を圧力容器本体1に締結す
るためのナット6が螺合されるようになっている。
フランジ部3には、垂直に延びる複数のスタッドボルト
4が周方向に等間隔に固定されており、このスタッドボ
ルト4の先端には、圧力容器本体1上に載置される圧力
容器ヘッド2のフランジ部5を圧力容器本体1に締結す
るためのナット6が螺合されるようになっている。
【0004】原子炉圧力容器の定期点検時には、スタッ
ドボルト4に対するナット6の螺合を解除した後、クレ
ーン等の揚重手段によって圧力容器本体1から圧力容器
ヘッド2を切り放して除去し、圧力容器本体1の内部の
点検を行うようにしている。図中26は作業ステージを
示す。
ドボルト4に対するナット6の螺合を解除した後、クレ
ーン等の揚重手段によって圧力容器本体1から圧力容器
ヘッド2を切り放して除去し、圧力容器本体1の内部の
点検を行うようにしている。図中26は作業ステージを
示す。
【0005】従来、圧力容器本体1から圧力容器ヘッド
2を切り放す作業、或いは、圧力容器ヘッド2を圧力容
器本体1に締結する作業を行う際には、作業者が工具を
携えて各スタッドボルト4に対するナット6の着脱を行
っていたが、近年、原子炉の圧力容器ヘッド2の自動着
脱装置が開発され、ナット6の着脱工程をはじめとする
種々の工程を自動的に行い、作業の省力化が図られてい
る。
2を切り放す作業、或いは、圧力容器ヘッド2を圧力容
器本体1に締結する作業を行う際には、作業者が工具を
携えて各スタッドボルト4に対するナット6の着脱を行
っていたが、近年、原子炉の圧力容器ヘッド2の自動着
脱装置が開発され、ナット6の着脱工程をはじめとする
種々の工程を自動的に行い、作業の省力化が図られてい
る。
【0006】図3は従来のナット着脱装置7の一例を示
している。ナット着脱装置7は、上部に本体フレーム8
を備えており、本体フレーム8は中央部の金具9を介し
てクレーン等の揚重手段によるフック10により吊り上
げ下げできるようになっている。
している。ナット着脱装置7は、上部に本体フレーム8
を備えており、本体フレーム8は中央部の金具9を介し
てクレーン等の揚重手段によるフック10により吊り上
げ下げできるようになっている。
【0007】11は本体フレーム8の下部に備えられた
旋回テーブルであり、該旋回テーブル11は、本体フレ
ーム8下部の旋回リング12に対して水平旋回自在に吊
り下げられており、駆動装置13によって旋回されるよ
うになっている。更に旋回テーブル11の下部には、圧
力容器ヘッド2の上面に備えられた支持ピース14に固
定されるようにした固定脚15が設けられている。従っ
て、固定脚15によって旋回テーブル11を圧力容器ヘ
ッド2に固定することにより、旋回リング12及び駆動
装置13を介して、本体フレーム8が圧力容器ヘッド2
の軸芯を中心として旋回されるようになっている。
旋回テーブルであり、該旋回テーブル11は、本体フレ
ーム8下部の旋回リング12に対して水平旋回自在に吊
り下げられており、駆動装置13によって旋回されるよ
うになっている。更に旋回テーブル11の下部には、圧
力容器ヘッド2の上面に備えられた支持ピース14に固
定されるようにした固定脚15が設けられている。従っ
て、固定脚15によって旋回テーブル11を圧力容器ヘ
ッド2に固定することにより、旋回リング12及び駆動
装置13を介して、本体フレーム8が圧力容器ヘッド2
の軸芯を中心として旋回されるようになっている。
【0008】本体フレーム8の周方向に等間隔の位置
(例えば十字方向の4ヶ所)にはチェーンブロック16
により吊り下げられたナット着脱機17が設けられてい
ると共に、同じくチェーンブロック18により吊り下げ
られたスタッドテンショナ19が設けられており、上述
のように原子炉圧力容器の定期点検時においてスタッド
ボルト4に対するナット6の締め付け、取外しが行える
ようになっている。
(例えば十字方向の4ヶ所)にはチェーンブロック16
により吊り下げられたナット着脱機17が設けられてい
ると共に、同じくチェーンブロック18により吊り下げ
られたスタッドテンショナ19が設けられており、上述
のように原子炉圧力容器の定期点検時においてスタッド
ボルト4に対するナット6の締め付け、取外しが行える
ようになっている。
【0009】図3の原子炉圧力容器外側の固定部材20
には、環状のナット受台21が固定脚22により固定さ
れており、前記スタッドボルト4から取外したナット6
を、ナット受台21上の案内ロッド23に嵌合させてナ
ット受台21上に載置できるようになっている。更に、
前記ナット受台21の外側には、ナット受台21を取り
巻く作業足場24が前記本体フレーム8に吊下固定され
ている。
には、環状のナット受台21が固定脚22により固定さ
れており、前記スタッドボルト4から取外したナット6
を、ナット受台21上の案内ロッド23に嵌合させてナ
ット受台21上に載置できるようになっている。更に、
前記ナット受台21の外側には、ナット受台21を取り
巻く作業足場24が前記本体フレーム8に吊下固定され
ている。
【0010】また、図3では、取外したナット6をその
外側に固定されたナット受台21上に載置しておく場合
を例示したが、図4に示すように、取外したナット6を
載置しておくためのナット仮置き台25を図2の作業ス
テージ26の所要位置に設けるようにした場合もある。
外側に固定されたナット受台21上に載置しておく場合
を例示したが、図4に示すように、取外したナット6を
載置しておくためのナット仮置き台25を図2の作業ス
テージ26の所要位置に設けるようにした場合もある。
【0011】一方、前記スタッドボルト4とナット6と
の螺合部には、噛み込み防止剤を塗布して螺合時の噛み
込みを防止するようにしているが、この噛み込み防止剤
は劣化するために、原子炉圧力容器の定期点検時に圧力
容器ヘッド2を取外した際には、スタッドボルト4とナ
ット6のねじ部の清掃を行っている。
の螺合部には、噛み込み防止剤を塗布して螺合時の噛み
込みを防止するようにしているが、この噛み込み防止剤
は劣化するために、原子炉圧力容器の定期点検時に圧力
容器ヘッド2を取外した際には、スタッドボルト4とナ
ット6のねじ部の清掃を行っている。
【0012】スタッドボルト4の清掃は、図3に示すよ
うに本体フレーム8から吊下げて備えたスタッドボルト
清掃装置27によって行うようにしている。スタッドボ
ルト清掃装置27は、スタッドボルト4の外側に嵌合し
て回転する図示しないブラシを備えている。
うに本体フレーム8から吊下げて備えたスタッドボルト
清掃装置27によって行うようにしている。スタッドボ
ルト清掃装置27は、スタッドボルト4の外側に嵌合し
て回転する図示しないブラシを備えている。
【0013】一方、スタッドボルト4から取外して、図
3のナット受台21に載置したナット6、或いは、図4
に示すようなナット仮置き台25に載置したナット6
は、図5に示すような台車28によりナット清掃装置2
9の位置まで運んでナット6のねじ孔6aを清掃するよ
うにしている。
3のナット受台21に載置したナット6、或いは、図4
に示すようなナット仮置き台25に載置したナット6
は、図5に示すような台車28によりナット清掃装置2
9の位置まで運んでナット6のねじ孔6aを清掃するよ
うにしている。
【0014】図5のナット清掃装置29は、ナット6を
横置きに支持する移動台30と、移動台30に載置され
たナット6のねじ孔6aに嵌合するように横方向に延び
駆動装置31により回転するブラシ32とを備え、ナッ
ト6を載置した移動台30をブラシ32方向に移動させ
て、回転しているブラシ32にねじ孔6aを嵌合するこ
とによりナット6のねじ孔6aを清掃するようにしてい
る。33は吸引ダクトであり、ナット6のねじ部の掃除
によって発生する塵埃を吸引して図示しない集塵装置に
より集塵するようになっている。
横置きに支持する移動台30と、移動台30に載置され
たナット6のねじ孔6aに嵌合するように横方向に延び
駆動装置31により回転するブラシ32とを備え、ナッ
ト6を載置した移動台30をブラシ32方向に移動させ
て、回転しているブラシ32にねじ孔6aを嵌合するこ
とによりナット6のねじ孔6aを清掃するようにしてい
る。33は吸引ダクトであり、ナット6のねじ部の掃除
によって発生する塵埃を吸引して図示しない集塵装置に
より集塵するようになっている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来、
スタッドボルト4から取外した重い重量(約20kg)
のナット6は、作業者が支持して図3のナット受台21
上に載置したり、或いは図4のナット仮置き台25まで
運んでその上に載置しており、更に、上記ナット6を図
5のナット清掃装置29の位置まで運んで移動台30に
セットすることにより、ねじ孔6aの清掃を行う必要が
あった。
スタッドボルト4から取外した重い重量(約20kg)
のナット6は、作業者が支持して図3のナット受台21
上に載置したり、或いは図4のナット仮置き台25まで
運んでその上に載置しており、更に、上記ナット6を図
5のナット清掃装置29の位置まで運んで移動台30に
セットすることにより、ねじ孔6aの清掃を行う必要が
あった。
【0016】このように、ナット6の運搬等の取扱い作
業の殆どを作業者が行っているために、作業者に多大な
労力を強いており、しかもナット6の数が多いためにナ
ット6の清掃に要する時間も多大となっていた。
業の殆どを作業者が行っているために、作業者に多大な
労力を強いており、しかもナット6の数が多いためにナ
ット6の清掃に要する時間も多大となっていた。
【0017】また、ナット6の運搬時等に作業者が放射
能で汚染されたナット6に接触したり、ナット6のねじ
孔6aから剥離した浮遊粉塵を吸込んだりして作業者が
被ばくする可能性が増加するという問題を有していた。
能で汚染されたナット6に接触したり、ナット6のねじ
孔6aから剥離した浮遊粉塵を吸込んだりして作業者が
被ばくする可能性が増加するという問題を有していた。
【0018】本発明は、上述の実情に鑑み、作業者のナ
ット運搬の労力を軽減し、且つ被ばく低減を図り得られ
るナット清掃装置を提供することを目的とするものであ
る。
ット運搬の労力を軽減し、且つ被ばく低減を図り得られ
るナット清掃装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、圧力容器本体
への圧力容器ヘッドの締結・取外しを行うためにスタッ
ドボルトに着脱されるナットのねじ孔を清掃するための
ナット清掃装置であって、置き台上に載置されるナット
のねじ孔に嵌合可能な回転ブラシと、回転ブラシを回転
させる駆動モータとが、ナットの一端に係合可能で持ち
運びが可能なケースに保持されていることを特徴とする
ナット清掃装置、にかかるものである。
への圧力容器ヘッドの締結・取外しを行うためにスタッ
ドボルトに着脱されるナットのねじ孔を清掃するための
ナット清掃装置であって、置き台上に載置されるナット
のねじ孔に嵌合可能な回転ブラシと、回転ブラシを回転
させる駆動モータとが、ナットの一端に係合可能で持ち
運びが可能なケースに保持されていることを特徴とする
ナット清掃装置、にかかるものである。
【0020】上記において、回転ブラシが中空軸を有し
ており、中空軸が吸引ホースを介して集塵装置に接続さ
れていてもよく、また、ケースが係合する側に対して反
対側のナット端部にてねじ孔に連通し、集塵装置に接続
された吸引ホースを備えていてもよい。
ており、中空軸が吸引ホースを介して集塵装置に接続さ
れていてもよく、また、ケースが係合する側に対して反
対側のナット端部にてねじ孔に連通し、集塵装置に接続
された吸引ホースを備えていてもよい。
【0021】本発明では、全体として可搬式のナット清
掃装置を構成しているので、置き台(ナット受台やナッ
ト仮置き台、或いは作業ステージ)上にナットが縦置
き、或いは横置きされた状態で、可搬式のナット清掃装
置をナット位置まで持ち運び、ナットのねじ孔に回転ブ
ラシを嵌合し、ケースをナットの端部に係合する。
掃装置を構成しているので、置き台(ナット受台やナッ
ト仮置き台、或いは作業ステージ)上にナットが縦置
き、或いは横置きされた状態で、可搬式のナット清掃装
置をナット位置まで持ち運び、ナットのねじ孔に回転ブ
ラシを嵌合し、ケースをナットの端部に係合する。
【0022】そして駆動モータのスイッチを入れると、
回転ブラシが回転してねじ孔を清掃することができる。
掻き取られた塵埃は、回転ブラシに備えた中空軸、また
はケースが係合した側と反対側のナット端部にてねじ孔
に連通させた吸引ホースを介して、集塵装置により効率
よく集塵される。
回転ブラシが回転してねじ孔を清掃することができる。
掻き取られた塵埃は、回転ブラシに備えた中空軸、また
はケースが係合した側と反対側のナット端部にてねじ孔
に連通させた吸引ホースを介して、集塵装置により効率
よく集塵される。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。
を参照しつつ説明する。
【0024】図1は本発明の実施の形態の一例に係るナ
ット清掃装置を示す縦断正面図である。
ット清掃装置を示す縦断正面図である。
【0025】本実施形態のナット清掃装置34は、可搬
式のものであり、スタッドボルト4(図2参照)から取
外されて任意の場所に載置されたナット6の位置まで自
由に持ち運ぶことができるようになっている。図1の場
合は、ナット6をナット仮置き台25(図4参照)の台
座46上に縦置きした場合を示している。
式のものであり、スタッドボルト4(図2参照)から取
外されて任意の場所に載置されたナット6の位置まで自
由に持ち運ぶことができるようになっている。図1の場
合は、ナット6をナット仮置き台25(図4参照)の台
座46上に縦置きした場合を示している。
【0026】ナット清掃装置34は、係合段部35aを
介してナット6の端部に係合してナット6の端部を包囲
するようにしたケース35と、このケース35の中央か
ら下方に向かって垂下保持される中空軸36と、中空軸
36の外周面に植設されナット6のねじ孔6aに接する
回転ブラシ37と、ケース35に保持される駆動モータ
38とを備えている。
介してナット6の端部に係合してナット6の端部を包囲
するようにしたケース35と、このケース35の中央か
ら下方に向かって垂下保持される中空軸36と、中空軸
36の外周面に植設されナット6のねじ孔6aに接する
回転ブラシ37と、ケース35に保持される駆動モータ
38とを備えている。
【0027】中空軸36と駆動モータ38とは、モータ
側ギヤ39と軸側ギヤ40とがかみ合うことによって駆
動連結されている。また、中空軸36とケース35との
間には、ベアリング41が介在しているので、駆動モー
タ38が駆動されると、中空軸36はケース35に保持
された状態で回転する。
側ギヤ39と軸側ギヤ40とがかみ合うことによって駆
動連結されている。また、中空軸36とケース35との
間には、ベアリング41が介在しているので、駆動モー
タ38が駆動されると、中空軸36はケース35に保持
された状態で回転する。
【0028】ケース35の上面にあって、中空軸36の
一端部と対向するように、且つ中空軸36の一端部を覆
うようにして吸引ホース42の一端が固定されている。
この吸引ホース42の他端は集塵装置43に接続されて
いる。
一端部と対向するように、且つ中空軸36の一端部を覆
うようにして吸引ホース42の一端が固定されている。
この吸引ホース42の他端は集塵装置43に接続されて
いる。
【0029】ケース35にはハンドル44が設けてあ
り、ハンドル44を掴んでナット清掃装置34を持ち運
ぶことができるようになっている。また図1において、
回転ブラシ37より上部の位置の中空軸36には鍔状の
リップシール45が設けてある。
り、ハンドル44を掴んでナット清掃装置34を持ち運
ぶことができるようになっている。また図1において、
回転ブラシ37より上部の位置の中空軸36には鍔状の
リップシール45が設けてある。
【0030】図1のナット6は、台座46を介してナッ
ト仮置き台25(図4参照)上に縦置きされているが、
ナット6は横置き(図5のような状態)であってもよ
く、また、ナット受台21(図3参照)の上に縦置きま
たは横置きしてもよいし、或いは作業ステージ26(図
2参照)の上に縦置きまたは横置きしてもよい。
ト仮置き台25(図4参照)上に縦置きされているが、
ナット6は横置き(図5のような状態)であってもよ
く、また、ナット受台21(図3参照)の上に縦置きま
たは横置きしてもよいし、或いは作業ステージ26(図
2参照)の上に縦置きまたは横置きしてもよい。
【0031】次に、ナット6のねじ孔6aの清掃動作に
ついて説明する。
ついて説明する。
【0032】ハンドル44を掴んでナット清掃装置34
をナット6の上方に運び、ナット6のねじ孔6aに回転
ブラシ37を嵌合し、ケース35の係合段部35aをナ
ット6の上端に係合させて、ケース35をナット6上に
載置する。このとき、リップシール45がナット6のね
じ孔6aの上端面をシールするようになる。
をナット6の上方に運び、ナット6のねじ孔6aに回転
ブラシ37を嵌合し、ケース35の係合段部35aをナ
ット6の上端に係合させて、ケース35をナット6上に
載置する。このとき、リップシール45がナット6のね
じ孔6aの上端面をシールするようになる。
【0033】上記したように、ナット6のねじ孔6aに
回転ブラシ37が嵌合した状態で、駆動モータ38のス
イッチを入れ、駆動モータ38を駆動すると、その駆動
力はモータ側ギヤ39と軸側ギヤ40を介して中空軸3
6に伝達され、回転ブラシ37が回転する。
回転ブラシ37が嵌合した状態で、駆動モータ38のス
イッチを入れ、駆動モータ38を駆動すると、その駆動
力はモータ側ギヤ39と軸側ギヤ40を介して中空軸3
6に伝達され、回転ブラシ37が回転する。
【0034】回転ブラシ37の先端はナット6のねじ孔
6aに多少の撓みを以て接しているので、回転ブラシ3
7の回転によりナット6のねじ孔6aが清掃される。中
空軸36の内部は負圧になっており、掻き落とされた塵
埃は中空軸36の内部から吸引ホース42を通り、集塵
装置43に集塵される。
6aに多少の撓みを以て接しているので、回転ブラシ3
7の回転によりナット6のねじ孔6aが清掃される。中
空軸36の内部は負圧になっており、掻き落とされた塵
埃は中空軸36の内部から吸引ホース42を通り、集塵
装置43に集塵される。
【0035】なお、図1中仮想線で示すように、吸引ホ
ース42’をナット清掃装置34の下側においてナット
孔6aに連通するようにナット仮置き台25に形成した
開口25aに接続させて設け、ナット6の下側から塵埃
を集塵装置43’に吸引するようにしてもよい。
ース42’をナット清掃装置34の下側においてナット
孔6aに連通するようにナット仮置き台25に形成した
開口25aに接続させて設け、ナット6の下側から塵埃
を集塵装置43’に吸引するようにしてもよい。
【0036】また、図1ではナット6を縦置きする場合
について例示したが、ナット6が横置きの場合でも、可
搬式のナット清掃装置34によって同様に清掃すること
ができる。
について例示したが、ナット6が横置きの場合でも、可
搬式のナット清掃装置34によって同様に清掃すること
ができる。
【0037】本実施形態によれば、可搬式のナット清掃
装置34を用い、任意の置き台(ナット受台21、ナッ
ト仮置き台25、作業ステージ26等)に縦置き、また
は横置きされたナット6の位置にナット清掃装置34を
持ち運び、ナット6のねじ孔6aの清掃を行うことがで
きる。
装置34を用い、任意の置き台(ナット受台21、ナッ
ト仮置き台25、作業ステージ26等)に縦置き、また
は横置きされたナット6の位置にナット清掃装置34を
持ち運び、ナット6のねじ孔6aの清掃を行うことがで
きる。
【0038】ここで、ナット清掃装置34はナット6に
比して遥かに軽量とすることができるから、ナット6を
固定式のナット清掃装置に運搬する従来例に比べて作業
者の負担を大幅に軽減することができる。
比して遥かに軽量とすることができるから、ナット6を
固定式のナット清掃装置に運搬する従来例に比べて作業
者の負担を大幅に軽減することができる。
【0039】なお本発明は、図示し説明した形態例にの
み限定されることなく、例えば回転ブラシの回転を電動
機による駆動方式ではなくラックピニオン駆動方式によ
り行うこと、その他本発明の要旨を逸脱しない限り種々
変更を加え得ることは勿論である。
み限定されることなく、例えば回転ブラシの回転を電動
機による駆動方式ではなくラックピニオン駆動方式によ
り行うこと、その他本発明の要旨を逸脱しない限り種々
変更を加え得ることは勿論である。
【0040】
【発明の効果】以上述べたように本発明のナット清掃装
置によれば、可搬式のナット清掃装置を置き台上に載置
されたナットの位置に運んでこのナットのねじ孔の清掃
を行うことができるので、作業者の労力を軽減し、且つ
被ばく低減を図ることができる。
置によれば、可搬式のナット清掃装置を置き台上に載置
されたナットの位置に運んでこのナットのねじ孔の清掃
を行うことができるので、作業者の労力を軽減し、且つ
被ばく低減を図ることができる。
【0041】また、回転ブラシを中空軸に植設し、中空
軸を介して塵埃を吸引除去したり、或いはケースが係合
する側に対して反対側のナット端部にてねじ孔に連通す
る吸引ホースにより塵埃を吸引除去するようにしている
ので、集塵を効率よく行うことができる。
軸を介して塵埃を吸引除去したり、或いはケースが係合
する側に対して反対側のナット端部にてねじ孔に連通す
る吸引ホースにより塵埃を吸引除去するようにしている
ので、集塵を効率よく行うことができる。
【図1】本発明のナット清掃装置を示す縦断正面図であ
る。
る。
【図2】原子炉圧力容器を示す正面図である。
【図3】従来のナット着脱装置の一例を示す正面図であ
る。
る。
【図4】ナット仮置き台を示す斜視図である。
【図5】ナットを台車によりナット清掃装置まで運搬す
る様子を示す概念図である。
る様子を示す概念図である。
1 圧力容器本体 2 圧力容器ヘッド 4 スタッドボルト 6 ナット 21 ナット受台(置き台) 25 ナット仮置き台(置き台) 26 作業ステージ(置き台) 34 ナット清掃装置 35 ケース 36 中空軸 37 回転ブラシ 38 駆動モータ 42,42’ 吸引ホース 43,43’ 集塵装置
Claims (3)
- 【請求項1】 圧力容器本体への圧力容器ヘッドの締結
・取外しを行うためにスタッドボルトに着脱されるナッ
トのねじ孔を清掃するためのナット清掃装置であって、
置き台上に載置されるナットのねじ孔に嵌合可能な回転
ブラシと、回転ブラシを回転させる駆動モータとが、ナ
ットの一端に係合可能で持ち運びが可能なケースに保持
されていることを特徴とするナット清掃装置。 - 【請求項2】 回転ブラシが中空軸を有しており、中空
軸が吸引ホースを介して集塵装置に接続されていること
を特徴とする請求項1記載のナット清掃装置。 - 【請求項3】 ケースが係合する側に対して反対側のナ
ット端部にてねじ孔に連通し、集塵装置に接続された吸
引ホースを備えていることを特徴とする請求項1記載の
ナット清掃装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11235565A JP2001059890A (ja) | 1999-08-23 | 1999-08-23 | ナット清掃装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11235565A JP2001059890A (ja) | 1999-08-23 | 1999-08-23 | ナット清掃装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001059890A true JP2001059890A (ja) | 2001-03-06 |
Family
ID=16987884
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11235565A Pending JP2001059890A (ja) | 1999-08-23 | 1999-08-23 | ナット清掃装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001059890A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104174615A (zh) * | 2014-07-28 | 2014-12-03 | 河南省中原内配股份有限公司 | 一种高效气缸套清洗机 |
CN104190659A (zh) * | 2014-09-13 | 2014-12-10 | 浙江博凡动力装备股份有限公司 | 一种反应堆压力容器主螺孔超声波清洗机 |
CN107662065A (zh) * | 2016-07-27 | 2018-02-06 | 襄阳中车电机技术有限公司 | 快速清除接地柱上塑粉的装置 |
CN107716472A (zh) * | 2017-11-08 | 2018-02-23 | 海盐晋悦五金制品有限公司 | 一种多功能螺母去屑机 |
CN110405522A (zh) * | 2018-04-26 | 2019-11-05 | 山东理工大学 | 一种螺丝帽加工用清洗装置 |
-
1999
- 1999-08-23 JP JP11235565A patent/JP2001059890A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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