JP2001059891A - ナット清掃装置 - Google Patents

ナット清掃装置

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JP2001059891A
JP2001059891A JP11235566A JP23556699A JP2001059891A JP 2001059891 A JP2001059891 A JP 2001059891A JP 11235566 A JP11235566 A JP 11235566A JP 23556699 A JP23556699 A JP 23556699A JP 2001059891 A JP2001059891 A JP 2001059891A
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JP
Japan
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nut
pressure vessel
screw hole
cleaning device
drive motor
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JP11235566A
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English (en)
Inventor
Ryoichi Horikoshi
良一 堀越
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業者のナット運搬の労力を軽減し、且つ被
曝低減を図り得られるナット清掃装置を提供する。 【解決手段】 スタッドボルトから取外したナット6を
縦置きするナット受台21に対応してナット清掃装置3
4が設置されている。ナット清掃装置34は、ナット6
のねじ部に嵌合するように垂直に設けられた回転ブラシ
41と、この回転ブラシ41を駆動する駆動モータ43
と、ナット6の下部を包囲して集塵装置45に接続され
る吸引ダクト44とを備えている。ナット6をナット受
台21に載置すると、ねじ孔6aに回転ブラシ41が嵌
合するので、駆動モータ43を駆動すると、回転ブラシ
41が回転してねじ孔6aの清掃を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原子力発電所等の
原子力設備において、圧力容器内部の保守点検のために
ナットを取外して圧力容器ヘッドを解放した際に、取外
したナットのねじ部の清掃を遠隔にて一様に効率よく行
い得るようにしたナット清掃装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】原子炉圧力容器は、図2に示すように筒
状の胴部及びその下部に連なる下鏡部によりなる中空構
造の圧力容器本体1と、該圧力容器本体1の上端に圧力
容器本体1の内部空間を外部に対して閉止するように載
置された圧力容器ヘッド2とによって構成されている。
【0003】圧力容器本体1の上端部に形成されている
フランジ部3には、垂直に延びる複数のスタッドボルト
4が周方向に等間隔に固定されており、このスタッドボ
ルト4の先端には、圧力容器本体1上に載置される圧力
容器ヘッド2のフランジ部5を圧力容器本体1に締結す
るためのナット6が螺合されるようになっている。
【0004】原子炉圧力容器の定期点検時には、スタッ
ドボルト4に対するナット6の螺合を解除した後、クレ
ーン等の揚重手段によって圧力容器本体1から圧力容器
ヘッド2を切り放して除去し、圧力容器本体1の内部の
点検を行うようにしている。図中26は作業ステージを
示す。
【0005】従来、圧力容器本体1から圧力容器ヘッド
2を切り放す作業、あるいは、圧力容器ヘッド2を圧力
容器本体1に締結する作業を行う際には、作業者が工具
を携えて各スタッドボルト4に対するナット6の着脱を
行っていたが、近年、原子炉の圧力容器ヘッド2の自動
着脱装置が開発され、ナット6の着脱工程をはじめとす
る種々の工程を自動的に行い、作業の省力化が図られて
いる。
【0006】図3は従来のナット着脱装置7の一例を示
している。ナット着脱装置7は、上部に本体フレーム8
を備えており、本体フレーム8は中央部の金具9を介し
てクレーン等の揚重手段によるフック10により吊り上
げ下げできるようになっている。
【0007】11は本体フレーム8の下部に備えられた
旋回テーブルであり、該旋回テーブル11は、本体フレ
ーム8下部の旋回リング12に対して水平旋回自在に吊
り下げられており、駆動装置13によって旋回されるよ
うになっている。更に旋回テーブル11の下部には、圧
力容器ヘッド2の上面に備えられた支持ピース14に固
定されるようにした固定脚15が設けられている。従っ
て、固定脚15によって旋回テーブル11を圧力容器ヘ
ッド2に固定することにより、旋回リング12及び駆動
装置13を介して、本体フレーム8が圧力容器ヘッド2
の軸芯を中心として旋回されるようになっている。
【0008】本体フレーム8の周方向に等間隔の位置
(例えば十字方向の4ヶ所)にはチェーンブロック16
により吊り下げられたナット着脱機17が設けられてい
ると共に、同じくチェーンブロック18により吊り下げ
られたスタッドテンショナ19が設けられており、上述
のように原子炉圧力容器の定期点検時においてスタッド
ボルト4に対するナット6の締め付け、取外しが行える
ようになっている。
【0009】図3の原子炉圧力容器外側の固定部材20
には、環状のナット受台21が固定脚22により固定さ
れており、前記スタッドボルト4から取外したナット6
を、ナット受台21上の案内ロッド23に嵌合させてナ
ット受台21上に載置できるようになっている。更に、
前記ナット受台21の外側には、ナット受台21を取り
巻く作業足場24が前記本体フレーム8に吊下固定され
ている。
【0010】また、図3では、取外したナット6をその
外側に固定されたナット受台21上に載置しておく場合
を例示したが、図4に示すように、取外したナット6を
載置しておくためのナット仮置き台25を図2の作業ス
テージ26の所要位置に設けるようにした場合もある。
【0011】一方、前記スタッドボルト4とナット6と
の螺合部には、噛み込み防止剤を塗布して螺合時の噛み
込みを防止するようにしているが、この噛み込み防止剤
は劣化するために、原子炉圧力容器の定期点検時に圧力
容器ヘッド2を取外した際には、スタッドボルト4とナ
ット6のねじ部の清掃を行っている。
【0012】スタッドボルト4の清掃は、図3に示すよ
うに本体フレーム8から吊下げて備えたスタッドボルト
清掃装置27によって行うようにしている。スタッドボ
ルト清掃装置27は、スタッドボルト4の外側に嵌合し
て回転する図示しないブラシを備えている。
【0013】一方、スタッドボルト4から取外して、図
3のナット受台21に載置したナット6、或いは、図4
に示すようなナット仮置き台25に載置したナット6
は、図5に示すような台車28によりナット清掃装置2
9の位置まで運んでナット6のねじ孔6aを清掃するよ
うにしている。
【0014】図5のナット清掃装置29は、ナット6を
横置きに支持する移動台30と、移動台30に載置され
たナット6のねじ孔6aに嵌合するように横方向に延び
駆動装置31により回転するブラシ32とを備え、ナッ
ト6を載置した移動台30をブラシ32方向に移動させ
て、回転しているブラシ32にねじ孔6aを嵌合するこ
とによりナット6のねじ孔6aを清掃するようにしてい
る。33は吸引ダクトであり、ナット6のねじ孔6aの
掃除によって発生する塵埃を吸引して図示しない集塵装
置により集塵するようになっている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来、
スタッドボルト4から取外した重い重量(約20kg)
のナット6は、作業者が支持して図3のナット受台21
上に載置したり、或いは図4のナット仮置き台25まで
運んでその上に載置しており、更に上記ナット6を、図
5のナット清掃装置29の位置まで運んで移動台30に
セットすることにより、ねじ孔6aの清掃を行う必要が
あった。
【0016】このように、ナット6の運搬などの取扱い
作業の殆どを作業者が行っているために、作業者に多大
な労力を強いており、しかもナット6の数が多いために
ナット6の清掃に要する時間も多大となっていた。
【0017】また、ナット6の運搬時などに作業者が放
射能で汚染されたナット6に接触したり、ナット6のね
じ孔6aから剥離した浮遊粉塵を吸込んだりして作業者
が被曝する可能性が増加するという問題を有していた。
【0018】本発明は、上述の実情に鑑み、作業者のナ
ット運搬の労力を軽減し、且つ被曝低減を図り得られる
ナット清掃装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、圧力容器本体
への圧力容器ヘッドの締結・取外しを行うためにスタッ
ドボルトに着脱されるナットのねじ孔を清掃するための
ナット清掃装置であって、スタッドボルトから取外した
ナットを縦置きするナット受台に配置され、ナット受台
に縦置きされるナットのねじ孔に嵌合して水平に回転す
る鉛直な回転ブラシと、回転ブラシの回転を駆動する駆
動モータと、ナットの下部を包囲して集塵装置に接続さ
れる吸引ダクトとを備えたことを特徴とするナット清掃
装置、にかかるものである。
【0020】また本発明は、ナット受台の下方にナット
の重量を感知する圧力センサを設け、圧力センサのナッ
ト感知信号により駆動モータを所定時間駆動するように
している。
【0021】上記形態例によれば以下のように作用す
る。
【0022】スタッドボルトから取外したナットをナッ
ト受台上に縦置きに載置すると、ナット受台に設けたナ
ット清掃装置の回転ブラシが縦置きされたナットのねじ
孔に嵌合する。
【0023】この状態で、駆動モータのスイッチを入れ
ると、駆動モータが回転して、回転ブラシが回転する。
回転ブラシの先端はねじ孔にある程度の撓みを以て接触
しているので、その回転によりねじ孔の清掃が行われ
る。清掃によってナットのネジ孔から掻き落された塵埃
は、吸引ダクトにより集塵装置に吸引されて除去され
る。
【0024】また、圧力センサをナット受台に設け、ナ
ットの重量を圧力センサで感知したとき、駆動モータを
所定時間駆動するようにしておけば、自動的にナットの
ねじ孔を清掃することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態を説明する。
【0026】図1は本発明の実施の形態の一例に係るナ
ット清掃装置を示す縦断正面図である。
【0027】本実施形態のナット清掃装置34は、圧力
容器本体1の周囲に設けられたナット受台21(図3参
照)に対して設置される。ナット受台21は上基板35
上に固定されており、ナット受台21の上側にはナット
6を縦置きする(軸心が鉛直方向になるように置く)た
めの案内部21aが形成されている。ナット受台21及
び上基板35には、ナット受台21上に載置したナット
6と同心でナット6のねじ孔6aより大きい開口36が
形成されている。又上基板35の下側には、下基板37
が設けられている。
【0028】ナット清掃装置34は、ナット受台21に
縦置きされるナット6のねじ孔6aの中心に嵌合される
ように鉛直に起立し下端が下基板37上に固定されたモ
ータ保持筒38の軸受39に支持された回転軸40と、
回転軸40の上部周囲に植設された回転ブラシ41と、
回転軸40の下端にカップリング42を介して駆動連結
された駆動モータ43とを備えている。回転ブラシ41
の先端は若干の撓みを以てナット6のねじ孔6aに当接
するようになっている。
【0029】また上基板35と下基板37との間には、
上基板35の開口36から下方に落下する塵埃を受ける
吸引ダクト44が設けてあり、この吸引ダクト44は集
塵装置45に接続されている。
【0030】上基板35におけるナット受台21の下側
位置には、ナット6の重量を感知する圧力センサ46が
設けてある。圧力センサ46がナット6の重量を感知す
ると、制御部47から、電源ユニット48と駆動モータ
43間を断続するリレー49に制御信号が送られて、駆
動モータ43を所定時間駆動するようになっている。
【0031】次に、ナット清掃装置34によるナット6
のねじ孔6aの清掃動作について説明する。
【0032】スタッドボルト4(図3参照)から取外し
たナット6を図1のナット受台21に縦置きすると、回
転ブラシ41がナット6のねじ孔6aに嵌合する。一
方、圧力センサ46がナット6の重量を感知する。圧力
センサ46からの感知信号により、制御部47はリレー
49をオンする。すると電源ユニット48の電力が駆動
モータ43に供給され、駆動モータ43が駆動されて回
転ブラシ41が回転する。
【0033】この回転ブラシ41の回転により、ナット
6のねじ孔6aが清掃され、掻き落とされた塵埃は吸引
ダクト44を通じて集塵装置45に回収される。制御部
47は所定時間が経過するとリレー49をオフにし、こ
れにより回転ブラシ41の回転が止められてそのナット
6の清掃は終了する。
【0034】なお、上記実施形態では、圧力センサ46
を設け、ナット6がナット受台21に載置されたことを
自動的に感知するようにしたが、作業者がナット6の載
置を検知して駆動モータ43のスイッチを入れるように
してもよいことは勿論である。
【0035】このように本発明では、ナット6をナット
受台21に載置するだけで、ナット6のねじ孔6aの清
掃を行うことができるので、作業者の負担を大幅に軽減
することができる。
【0036】本実施形態のナット清掃装置34は、全ナ
ット6に対応して設けてもよいが、必ずしも全ナット6
に対応して設けなくてもよい。ナット6の数より少ない
数のナット清掃装置34を設けた場合において、ナット
清掃装置34が設けられていない位置のナット受台21
上に載置されたナット6の清掃に際しては、最も近い位
置にあるナット清掃装置34までナット6を運搬して清
掃を行うようにする。
【0037】なお本発明は、図示し説明した実施形態に
のみ限定されることなく、例えば回転ブラシの回転を電
動機による駆動方式ではなくラックピニオン駆動方式に
より行うこと、その他本発明の要旨を逸脱しない限り種
々変更を加え得ることは勿論である。
【0038】
【発明の効果】以上述べたように本発明のナット清掃装
置によれば、ナット受台にナット清掃装置を設置したの
で、スタッドボルトから取外したナットをナット受台上
に載置するのみでナットの清掃を行うことができ、従来
に比して作業者の労力を大幅に軽減し、且つ被曝低減を
図ることができる。
【0039】また圧力センサによりナットがナット受台
に載置されたことを感知し、自動的に所定時間だけ駆動
モータを駆動するようにした場合は、さらに作業者の負
担が軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のナット清掃装置を示す縦断正面図であ
る。
【図2】原子炉圧力容器を示す正面図である。
【図3】従来のナット着脱装置の一例を示す正面図であ
る。
【図4】ナット仮置き台を示す斜視図である。
【図5】ナットを台車によりナット清掃装置まで運搬す
る様子を示す概念図である。
【符号の説明】
1 圧力容器本体 2 圧力容器ヘッド 4 スタッドボルト 6 ナット 6a ねじ孔 21 ナット受台 34 ナット清掃装置 41 回転ブラシ 43 駆動モータ 44 吸引ダクト 45 集塵装置 46 圧力センサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧力容器本体への圧力容器ヘッドの締結
    ・取外しを行うためにスタッドボルトに着脱されるナッ
    トのねじ孔を清掃するためのナット清掃装置であって、
    スタッドボルトから取外したナットを縦置きするナット
    受台に配置され、ナット受台に縦置きされるナットのね
    じ孔に嵌合して水平回転する鉛直な回転ブラシと、回転
    ブラシの回転を駆動する駆動モータと、ナットの下部を
    包囲して集塵装置に接続される吸引ダクトとを備えたこ
    とを特徴とするナット清掃装置。
  2. 【請求項2】 ナット受台にナットの重量を感知する圧
    力センサを設け、圧力センサのナット感知信号により駆
    動モータを所定時間駆動するようにしたことを特徴とす
    る請求項1記載のナット清掃装置。
JP11235566A 1999-08-23 1999-08-23 ナット清掃装置 Pending JP2001059891A (ja)

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