JPH0622239Y2 - スタツドボルト清掃装置 - Google Patents

スタツドボルト清掃装置

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JPH0622239Y2
JPH0622239Y2 JP1985022622U JP2262285U JPH0622239Y2 JP H0622239 Y2 JPH0622239 Y2 JP H0622239Y2 JP 1985022622 U JP1985022622 U JP 1985022622U JP 2262285 U JP2262285 U JP 2262285U JP H0622239 Y2 JPH0622239 Y2 JP H0622239Y2
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JP
Japan
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stud bolt
brush
cleaning device
shaft
shank
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JP1985022622U
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JPS61139499U (ja
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勝矢 重弘
洋治 浦上
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バブコツク日立株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は原子炉圧力容器のスタツドボルトを清掃する装
置に係り、特にスタツドボルトのシヤンク部の清掃を良
好に行える装置に関する。
〈従来の技術及びその問題点〉 原子炉圧力容器は、第5図に示す様に上鏡1と胴体2を
スタツドボルト3及びナツト4により接続し、圧力容器
全体を密閉するような構造となつている。
第6図はスタツドボルト3による接続状態の詳細を示
す。スタツドボルト3は胴体2のフランジ5とスタツド
ボルト3のネジ部6により接続し、その上面より突出し
ネジを切つていないシヤンク部7が上鏡フランジ部8に
形成した貫通穴9を貫通して他端のネジ部10が上鏡フラ
ンジ部8上に突出している。このネジ部10にワツシヤ11
及びナツト4を取り付け、その締付力によりスタツドボ
ルト3で上鏡1と胴体2を接続している。
発電用原子炉は、年に1回の定期検査が法令で義務付け
られており、スタツドボルト3もその一環として年に何
本かの割合で目視及び非破壊検査によりネジ部6,ネジ
部10及びシヤンク部7の健全性を確認することになつて
いる。
一方、スタツドボルト3は、原子炉の定期検査期間中高
湿の環境にさらされる上に、定期検査期間中に行なわれ
る燃料交換の際被曝低減の目的で第7図に示す如く、ド
ライウエル12,ドライヤセパレータプール13及び燃料プ
ール14に水を張るため水没する。
スタツドボルト3は一般にフエライト系合金鋼で製作さ
れているため、定期検査期間中の高湿環境、特に水没に
よりネジ部6,10及びシヤンク部7に錆が発生すること
が多い。
このため検査の対象となるスタツドボルト3は目視検査
及び非破壊検査に先立ち、全表面の錆おとしをする必要
がある。ネジ部6及び10については、第9図に示す如く
回転ブラシ18を有するスタツドボルトネジ部清掃装置17
(特願昭55-182120〜55-182129)により既に清掃可能と
なつているので、残つているスタツドボルトシヤンク部
の清掃を効率的にかつ安全に行なうことのできるスタツ
ドボルトシヤンク部用清掃装置が要望されている。
このスタツドボルトシヤンク部用清掃装置については、
スタツドボルト3をラツクに収納したままシヤンク部の
清掃が可能なこと、摩耗したブラシを部分的にかつ容易
に交換可能なこと、清掃により発生した塵埃が周囲に飛
散しない様密閉構造となつていること及び清掃中、装置
自体が安定しており安全であること等の機能が要求され
る。
従来、この目的で開発された装置は全くなく第8図に示
す様にビニールハウス16の中で枕木15上に並べたスタツ
ドボルト3を回転させながら作業員がワイヤブラシ等で
清掃を行なつているが、この作業には次の様な問題点が
ある。
(1)スタツドボルト収納ラツクに立てたスタツドボルト
3を1本1本クレーンで吊り、枕木15上に並べ、作業が
完了した後は逆に1本1本クレーンで吊り収納ラツクに
納めているため作業に時間がかかると同時にクレーンで
の移送中に一本数キログラムもあるボルトの落下の可能
性もあり非常に危険である。
(2)ワイヤブラシの清掃により発生した放射性の塵埃が
周囲に飛散するため、作業場所の周囲にビニールハウス
16を設置し、その中で作業を行なつているが、放射能に
よる体内被曝を防止するため作業員の服装が重装備とな
り作業性が悪い上に危険である。
(3)ワイヤブラシを使用しての手作業は非常に効率が悪
く、多大な労力を費している。
(4)ビニールハウス16の設営,撤去に余分な労力を費し
ている。
(5)ビニールハウム16を設営するスペースが必要であ
る。
〈本考案の目的〉 本考案は上述した問題点に鑑み構成したものであり、取
扱いが簡単で安全であり、放射性物質を周囲に飛散させ
ずにスタツドボルトシヤンク部の錆を効率よく除去でき
るとともに摩耗したブラシの交換が簡単にできる等メン
テナンス性にも優れたスタツドボルトシヤンク部用清掃
装置を提供することを目的とする。
〈本考案の概要〉 要するにこの考案は、外筒端部に設けた密着部材を被清
掃物の表面に密着させることにより形成した密閉空間を
排気しながらその内部に設けた回転ブラシで被清掃物の
表面付着物を除去する清掃装置において、前記被清掃物
であるスタツドボルトを回転させるための回転部材を設
けると共に、前記回転ブラシは、前記スタツドボルトに
並行に配置された一対のシャフト及び当該シャフトに取
り付けられたブラシで構成されて前記外筒内に設けら
れ、前記ブラシは、一方のシャフトに取付られたブラシ
により接触し得ない前記スタッドボルトのシャンク面を
他方のシャフトに取り付けられたブラシにより接触し得
るよう、交互に設けられたことを特徴とするスタツドボ
ルト清掃装置である。
〈実施例〉 以下本考案の実施例につき図面を用いて説明する。
第1図ないし第3図において、スタツドボルトシヤンク
部7用清掃装置は、全体を支持する架台19,ベアリング
20及び21に支持されて回転するシヤフト22,シヤフト22
に取り付けられたブラシ23,シヤフト22を回転させるた
めのモータ24,シヤフト22の回転数を最適なものにする
ためのギヤボツクス25,ブラシ23により除去された放射
性の塵埃が周囲に飛散しない様にするため回転するブラ
シ23の周囲に配置された外筒26,外部から外筒26の内部
の清掃状況を確認できる様にするためのアクリル樹脂等
で形成した透明板27,スタツドボルト3と十分密着し密
封性を高めるため外筒26に取り付けられたゴム板28,外
筒26の上下2個所に取り付けられスタツドボルトシヤン
ク部7とブラシ23の接触を均一にするため、スタツドボ
ルトシヤンク部用清掃装置の位置の微調整を可能とする
位置調整装置29,装置全体のバランスをとるためのバラ
ンスウエイト30からなり、さらに作業員がクレーンを使
わずにスタツドボルトシヤンク部用清掃装置を容易に移
動できるようにするため後面に装置ハンドリングのため
のアーム47を取り付け架台19の下面にはキヤスタ48を取
り付けている。
また外筒26内の放射性塵埃は、架台19開口形成した穴か
ら排気筒32を通つて集塵器33で吸引され建屋換気系へ排
出される構造となつている。排気筒32の先端にはスナツ
プジヨイント34が取り付けられており、ワンタツチで集
塵器33との接続が可能である。
ブラシ23は、第2図に示す様にシヤフト周方向に2分割
されており、シヤフト22に形成したネジを利用して上下
1対のナツト35により簡単に取り付け、取り外し可能な
構造となつており通常運転では2本のシヤフト22,22に
取り付けた左右2体のブラシ23,23でスタツドボルト1
本のシヤンク部7全面を清掃できる様、各ブラシ23の上
下方向の位置を左右交互に配置している。
一方、位置調整装置29は、第3図に示す様に自由に首振
り可能なホルダ36に取り付けられた六角ボルト37,六角
ボルト37とネジ構造により接続されたロツドエンド38,
スタツドボルト収納ラツク49の横支え板39に取り付けら
れた止め金具40にロツドエンド38を接続するためのピン
41からなる。
このスタツドボルトシヤンク部用清掃装置を使用した具
体的作業手順は次の通りである。
(1)スタツドボルトシヤンク部用清掃装置が使用できる
様従来の構造を一部改良したスタツドボルト収納ラツク
49にスタツドボルト3を収納する。
(2)スタツドボルト収納ラツク49の横支え板46を外し、
スタツドボルトシヤンク部7の半面を露出させて清掃用
ブラシ23がこのシヤンク部7に接触する様にする。
(3)スナツプジヨイント34により集塵器33と排気筒32を
接続する。
(4)作業員がアーム47を持ち、スタツドボルトシヤンク
部用清掃装置を移動させ、スタツドボルトシヤンク部7
にブラシ23が左右対称に接触する様適度に押し付ける。
(5)止め金具40とロツドエンド38をピン41により接続す
る。
(6)六角ボルト37を回転することにより、ブラシ23とス
タツドボルトシヤンク部7の接触が均一でかつ適度にな
る様調整を行なう。
(7)調整を完了したら、六角ナツト45により調整位置が
変動しない様固定する。この際ゴム板28がシヤンク部7
に密着し内部が十分密封されていることも合せて確認す
る。
(8)集塵器33のスイツチをONにし、吸引を開始する。
(9)スタツドボルトシヤンク部用清掃装置のスイツチを
ONにし、ブラシ23によりシヤンク部7の清掃を行なう
(この場合、集塵器33が作動していない間はスタツドボ
ルトシヤンク部用清掃装置が作動しない様なシーケンス
を組んでおくとよい。) (10)作業員がスタツドボルトシヤンク部用清掃装置後面
の透明板27から内部を見て清掃状態を確認しながら回転
レバー44を用いキヤツプ43を介してスタツドボルト3を
手動で回転する。
(11)スタツドボルトシヤンク部7の全面の清掃が完了し
たことを確認したら、スタツドボルトシヤンク部用清掃
装置のスイツチを切り、次に集塵器33のスイツチを切る
(この場合、スタツドボルトシヤンク部用清掃装置を停
止しないと集塵器33が停止しない様なシーケンスを組ん
でおく。) (12)スタツドボルト1本のシヤンク部7の清掃が完了し
たなら同様の手順でスタツドボルト収納ラツク49に収納
されたスタツドボルト3全数のシヤンク部7を清掃す
る。
通常の作業は上述の手順で実施するが、定期的にブラシ
23の交換を行なう必要があり、それは次の様に行なう。
(1)シヤフト22においてブラシ23を上下から固定してい
るナツト35をゆるめる。
(2)半割りタイプのブラシ23をシヤフトから外す。
(3)新しい半割りタイプのブラシ23をシヤフト22の両側
から合わせ、その上下をナツト35で締め付ける。
(4)左右のシヤフト22のブラシ23の位置をチエツクし、
スタツドボルトシヤンク部7全面を隙間なく清掃できる
ことをチエツクする。
第4図(A)ないし(D)は別の実施例を示す。シヤフト22
は、駆動軸50とキー51及びキー溝52により連結されモー
ター24により回転する。またシヤフト22の外面にはキー
53が設けてあり、内面にキー溝54を切つたブラシ23及び
カラー55を必要な数だけ挿入することにより任意の位置
にブラシ23を取り付けることができる。
一方、シヤフト22の下端にはバネ56が設置されており、
ブラシ23の交換が必要になつた時は作業員がシヤフト22
を下に押し下げることによりシヤフト22を駆動軸50から
容易に取り外すことができるよう構成してある。
〈効果〉 本考案は以上の如く構成してあるので、スタツドボルト
のシヤンク部を効果的にかつ安全に清掃することがで
き、従来の人力による方法と比較し安全性,作業性共に
大幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)は、本考案になるスタツドボルトシヤンク部
用清掃装置の側面図、同(B)は同(A)のB−B線による断
面図、同(C)は同(B)のC−C線による断面図、第2図
(A)は、第1図(A)のD部詳細を示す図、同(B)は同(A)の
F−F線による断面図、第3図(A)は第1図中のE部詳
細を示す図、同(B)は同(A)のG−G線による視図、第4
図(A)はスタツドボルトシヤンク部用清掃装置のブラシ
交換機構に関する他の実施例を示す図、同(B),同(C)
(D)の各図は同(A)のH−H,I−I,J−Jの各線によ
る断面図、第5図は原子炉圧力容器の縦断面図、第6図
は第5図のA部詳細を示す図、第7図は原子炉建屋の縦
断面を示す図、第8図は縦来のスタツドボルトネジ部及
びシヤンク部清掃作業の一例を示す図、第9図はスタツ
ドボルトネジ部清掃装置の詳細を示す図である。 3……スタツドボルト 7……シヤンク部 19……架台 22……シヤフト 23……ブラシ 24……モータ 26……外筒 29……位置調整装置 33……集塵器 51,53……キー 52,54……キー溝 55……カラー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外筒端部に設けた密着部材を被清掃物の表
    面に密着させることにより形成した密閉空間を排気しな
    がらその内部に設けた回転ブラシで被清掃物の表面付着
    物を除去する清掃装置において、前記被清掃物であるス
    タツドボルトを回転させるための回転部材を設けると共
    に、前記回転ブラシは、前記スタツドボルトに並行に配
    置された一対のシャフト及び当該シャフトに取り付けら
    れたブラシで構成されて前記外筒内に設けられ、前記ブ
    ラシは、一方のシャフトに取付られたブラシにより接触
    し得ない前記スタッドボルトのシャンク面を他方のシャ
    フトに取り付けられたブラシにより接触し得るよう、交
    互に設けられたことを特徴とするスタツドボルト清掃装
    置。
JP1985022622U 1985-02-21 1985-02-21 スタツドボルト清掃装置 Expired - Lifetime JPH0622239Y2 (ja)

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JPS61139499U JPS61139499U (ja) 1986-08-29
JPH0622239Y2 true JPH0622239Y2 (ja) 1994-06-08

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2503381Y2 (ja) * 1990-04-18 1996-06-26 東芝プラント建設株式会社 ボルト洗浄装置
JP2013248550A (ja) * 2012-05-30 2013-12-12 Hamada Kousyou Co Ltd スタットボルト(ボルト、tナット、ナット、又は加工製品等を含む、以下同じ)清掃装置

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JPS575479A (en) * 1980-06-13 1982-01-12 Matsushita Electric Ind Co Ltd Luminance adjusting circuit
JPS5863599U (ja) * 1981-10-26 1983-04-28 化工機技術サ−ビス株式会社 階段状壁面の除染装置

Also Published As

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JPS61139499U (ja) 1986-08-29

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