JP2000014084A - 回転機における風止め構造及び風止め方法 - Google Patents

回転機における風止め構造及び風止め方法

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JP2000014084A
JP2000014084A JP10175171A JP17517198A JP2000014084A JP 2000014084 A JP2000014084 A JP 2000014084A JP 10175171 A JP10175171 A JP 10175171A JP 17517198 A JP17517198 A JP 17517198A JP 2000014084 A JP2000014084 A JP 2000014084A
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JP
Japan
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stator coil
stator
windshield
partition plate
fixed
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JP10175171A
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English (en)
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Tsutomu Yashiki
勉 矢敷
Toshihiro Suzuki
利浩 鈴木
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Shinko Electric Co Ltd
Original Assignee
Shinko Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 固定子コイルの外周における冷却空気の流出
を確実に抑え、冷却効率に優れた回転機を製造する。 【解決手段】 固定子25の周囲を覆うハウジング26
に、ブラケット27を介して仕切り板28を固定する。
予めエポキシワニスを含浸させたフェルトからなる風止
め材31を、ブラケット27と仕切り板28とによって
挟持することにより、仕切り板28に固定し、さらに風
止め材31の内周側を、仕切り板28と固定子コイル2
9との間へ通した状態に配置させる。風止め材31の外
周側にコイル固定リングを巻回して風止め材31を固定
子コイル29の外周に押し付けて密着させてエポキシワ
ニスを硬化させ、風止め材31を固定子コイル29の外
周へへ固着させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、タービ
ン発電機等の回転機における風止め構造及び風止め方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、タービン発電機等の大型の回転
機には、その内部の回転子や固定子等を冷却させるため
に、冷却構造が施されている。この冷却構造としては、
図3に示すように、回転軸1に設けられたファン2によ
って内部に冷却空気を強制的に送り込むものが知られて
おり、これにより、この回転子3やその周囲に設けられ
た固定子4を冷却するようになっている。ところで、こ
の種の回転機には、送り込んだ冷却空気が、固定子コイ
ル5の外周側から逃げ出さないように、固定子4の外周
側のハウジング7にブラケット8を介して仕切り板9を
固定し、さらに、仕切り板9と回転子コイル5との間
に、例えば、ガラスロープやバルキーロープ等の風止め
ロープ11を設けて、その隙間を閉塞していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、実績のある
回転機の固定子コイルにあっても、固定子コイル5の外
径の仕上がり寸法にはばらつきが生じてしまう。このた
め、仕切り板9と固定子コイル5の外周との隙間にもば
らつきが生じてしまい、風止めロープ11による仕切り
板9と固定子コイル5との隙間の封鎖が不完全となり、
不完全部分に、詰め物をしなければならなかった。ここ
で、仕切り板9の内径を小さくして、仕切り板9と固定
子コイル5との隙間を予め狭くすることにより、風止め
ロープ11による隙間の封鎖を容易に行えるようにする
ことができるが、この場合、仕切り板9が固定子コイル
5に干渉してしまうことがあり、仕切り板9の固定子コ
イル5との干渉部分における内径を大きくしなければな
らず、その作業に多大な労力を要してしまい、また、内
径を大きくしすぎると、止め物が多く必要となり、その
材料費が嵩張るとともに作業工数がかかり、しかも見栄
えが悪くなってしまうという問題があった。さらには、
固定子コイル5の外周は、凹凸形状であるため、風止め
ロープ11と固定子コイル5の外周との間を完全に封鎖
することが困難であった。
【0004】この発明は、上記事情に鑑みてなされたも
ので、良好な外観を確保しつつ極めて容易にかつ確実に
固定子コイルの外周側での風止めを行うことが可能な回
転機における風止め構造及び風止め方法を提供すること
を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の回転機における風止め構造は、回転
子を有する回転軸の周囲に設けられた固定子の端部と、
この固定子に巻かれた固定子コイルの外周側との間に施
されて、前記回転軸に設けられたファンにより内部に送
り込まれた冷却空気の前記固定子コイル外周側からの流
出を防ぐ回転機における風止め構造であって、固定子の
周囲を覆うハウジングに固定されて前記固定子コイルの
外周側に配置された仕切り板と、該仕切り板に固定さ
れ、内周側が前記仕切り板と前記固定子コイルとの間へ
通されて前記固定子コイルの外周に密着された可撓性を
有する風止め材とから構成されていることを特徴として
いる。
【0006】つまり、可撓性を有する風止め材が、仕切
り板に固定され、さらに、仕切り板と固定子コイルとの
間に通され、この風止め材が固定子コイルの外周に密着
されているので、固定子コイルの外径寸法のばらつき及
び固定子コイルの外周における凹凸に影響を受けること
なく、また、仕切り板を加工したり詰め物を設けたりす
ることなく固定子コイルの外周側が確実に封鎖される。
【0007】請求項2記載の回転機における風止め構造
は、請求項1記載の回転機における風止め構造におい
て、前記風止め材は、フェルトから形成され、該風止め
材は、エポキシワニスによって前記固定子コイルに固着
されていることを特徴としている。
【0008】つまり、風止め材としてエポキシワニスを
含浸させたフェルトが用いられているので、この風止め
材の固定子コイルへの確実な密着状態が得られるととも
に、エポキシワニスによって固定子コイルへ確実に固着
され、固定子コイルの外周側における風止めが確実に行
われる。
【0009】請求項3記載の回転機における風止め方法
は、回転子を有する回転軸の周囲に設けられた固定子の
端部と、この固定子に巻かれた固定子コイルの外周側と
の間に施されて、前記回転軸に設けられたファンにより
内部に送り込まれた冷却空気の前記固定子コイル外周側
からの流出を防ぐ回転機における風止め方法であって、
前記固定子の周囲を覆うハウジングに固定させて前記固
定子コイルの外周側に配置させる仕切り板に、予めエポ
キシワニスを含浸させたフェルトからなる風止め材を、
前記仕切り板と前記固定子コイルとの間へ内周側が通る
ように固定し、この風止め材を固定子コイルの外周側に
密着させることを特徴としている。
【0010】つまり、フェルトからなる風止め材が、仕
切り板に固定され、さらに仕切り板と固定子コイルとの
間に通され、この風止め材が固定子コイルの外周に密着
されてエポキシワニスによって固着された風止め構造
が、固定子コイルの外径のばらつきや外周の凹凸に影響
されることなく容易に施される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の回転
機における風止め構造及び風止め方法を図によって説明
する。図1において、符号21は、回転機である。この
回転機21には、回転軸22にファン23が設けられて
おり、この回転軸22が回転されることにより、回転軸
22に設けられたファン23によって、回転機21の内
部へ強制的に冷却空気が送り込まれ、回転軸22に設け
られた回転子24及び回転子24の周囲に設けられた固
定子25等が冷却されるようになっている。
【0012】固定子25の周囲を覆うハウジング26に
は、ブラケット27を介して仕切り板28が固定されて
おり、この仕切り板28には、この仕切り板28とブラ
ケット27との間に風止め材31が挟持されて固定され
ている。風止め材31は、フェルト等の可撓性を有する
材料から形成されたもので、この風止め材31は、その
内周側が固定子コイル29と仕切り板28との間へ通さ
れて固定子コイル29の端部側へ延ばされている。
【0013】次に、固定子コイル29の外周側に、上記
風止め構造を施す場合について説明する。まず、固定子
コイル29の外周側にて、ハウジング26に支持された
ブラケット27に、エポキシワニスを含浸させたリング
状のフェルトからなる風止め材31を介して仕切り板2
8を取り付け、風止め材31の内周側を、固定子コイル
29と仕切り板28との間に通す。
【0014】次いで、図2に示すように、風止め材31
を介して固定子コイル29の外周に、テトロンスリーブ
等からなる固定用リング32を巻回して緊結する。この
ようにすると、この風止め材31が、固定子コイル29
の外周側に密着された状態に保持される。この状態に
て、エポキシワニスが固化することにより、固定子コイ
ル29と仕切り板28との間に、風止め材31が介在さ
れ、この風止め材31が固定子コイル29の外周に密着
した状態に固着し、この風止め材31によって、固定子
コイル29と仕切り板28との間が確実に封鎖される。
【0015】以上、説明したように、上記の回転機1の
風止め構造によれば、フェルト等の可撓性を有する材料
からなる風止め材31が、ハウジング26に固定された
ブラケット27と仕切り板28との間に挟持されて固定
され、さらに、その内周側が仕切り板28と固定子コイ
ル29との間に通されて固定子コイル29の外周に密着
されているので、固定子コイル29の外径寸法のばらつ
き及び固定子コイル29の外周における凹凸に影響を受
けることなく、また、仕切り板28を加工したり詰め物
を詰めたりすることなく固定子コイル29の外周側を確
実に封鎖することができる。つまり、良好な外観にて固
定子コイル29の外周側における風止めが確実に行われ
る。
【0016】また、風止め材31としてエポキシワニス
を含浸させたフェルトが用いられているので、この風止
め材31の固定子コイル29への確実な密着状態を得る
ことができるとともに、エポキシワニスによって固定子
コイル29へ確実に固着させることができる。
【0017】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の回転機
における風止め構造及び風止め方法によれば、下記の効
果を得ることができる。請求項1記載の回転機における
風止め構造によれば、可撓性を有する風止め材が、ハウ
ジングに固定された仕切り板に固定され、さらにその内
周側が仕切り板と固定子コイルとの間に通されて、固定
子コイルの外周に密着されているので、固定子コイルの
外径寸法のばらつき及び固定子コイルの外周における凹
凸に影響を受けることなく、また、仕切り板を加工した
り詰め物を詰めたりすることなく固定子コイルの外周側
を確実に封鎖することができる。つまり、良好な外観に
て固定子コイルの外周側における風止めが確実に行われ
る。
【0018】請求項2記載の回転機における風止め構造
によれば、風止め材としてエポキシワニスを含浸させた
フェルトが用いられているので、この風止め材の固定子
コイルへの確実な密着状態を得ることができるととも
に、エポキシワニスによって固定子コイルへ確実に固着
され、固定子コイルの外周側における風止めが確実に行
われる。
【0019】請求項3記載の回転機における風止め方法
によれば、フェルトからなる風止め材がハウジングに固
定され、さらにその内周側が仕切り板と固定子コイルと
の間に通されて、固定子コイルの外周に密着されてエポ
キシワニスによって固着された風止め構造を容易に施す
ことができる。つまり、固定子コイルの外径寸法のばら
つき及び固定子コイルの外周における凹凸に影響を受け
ることなく、また、仕切り板を加工したり詰め物を詰め
たりすることなく固定子コイルの外周側が確実に封鎖さ
れた良好な外観を有する回転機とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の回転機における風止め
構造を説明する回転機の一部の断面図である。
【図2】 本発明の実施の形態の回転機における風止め
方法を説明する回転機の一部の断面図である。
【図3】 従来の回転機における風止め構造を説明する
回転機の一部の断面図である。
【符号の説明】
21 回転機 22 回転軸 23 ファン 24 回転子 25 固定子 26 ハウジング 28 仕切り板 29 固定子コイル 31 風止め材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H609 BB03 BB12 PP02 PP06 PP07 PP09 QQ02 QQ12 QQ13 RR03 RR32 RR40 RR43 RR69 RR71 RR73 RR74

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転子を有する回転軸の周囲に設けられ
    た固定子の端部と、この固定子に巻かれた固定子コイル
    の外周側との間に施されて、前記回転軸に設けられたフ
    ァンにより内部に送り込まれた冷却空気の前記固定子コ
    イル外周側からの流出を防ぐ回転機における風止め構造
    であって、 固定子の周囲を覆うハウジングに固定されて前記固定子
    コイルの外周側に配置された仕切り板と、該仕切り板に
    固定され、内周側が前記仕切り板と前記固定子コイルと
    の間へ通されて前記固定子コイルの外周に密着された可
    撓性を有する風止め材とから構成されていることを特徴
    とする回転機における風止め構造。
  2. 【請求項2】 前記風止め材は、フェルトから形成さ
    れ、該風止め材は、エポキシワニスによって前記固定子
    コイルに固着されていることを特徴とする請求項1記載
    の回転機における風止め構造。
  3. 【請求項3】 回転子を有する回転軸の周囲に設けられ
    た固定子の端部と、この固定子に巻かれた固定子コイル
    の外周側との間に施されて、前記回転軸に設けられたフ
    ァンにより内部に送り込まれた冷却空気の前記固定子コ
    イル外周側からの流出を防ぐ回転機における風止め方法
    であって、 前記固定子の周囲を覆うハウジングに固定させて前記固
    定子コイルの外周側に配置させる仕切り板に、予めエポ
    キシワニスを含浸させたフェルトからなる風止め材を、
    前記仕切り板と前記固定子コイルとの間へ内周側が通る
    ように固定し、この風止め材を固定子コイルの外周側に
    密着させることを特徴とする回転機における風止め方
    法。
JP10175171A 1998-06-22 1998-06-22 回転機における風止め構造及び風止め方法 Withdrawn JP2000014084A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019110621A (ja) * 2017-12-15 2019-07-04 株式会社明電舎 回転機および回転機の製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019110621A (ja) * 2017-12-15 2019-07-04 株式会社明電舎 回転機および回転機の製造方法

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Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

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Effective date: 20050906