JPH08172743A - モールドモータ - Google Patents
モールドモータInfo
- Publication number
- JPH08172743A JPH08172743A JP31734394A JP31734394A JPH08172743A JP H08172743 A JPH08172743 A JP H08172743A JP 31734394 A JP31734394 A JP 31734394A JP 31734394 A JP31734394 A JP 31734394A JP H08172743 A JPH08172743 A JP H08172743A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ventilation
- molded motor
- motor according
- ventilation passage
- rotor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 モールドモータの内部の放熱の効率を向上
し、軸受の温度上昇を抑制することにより、寿命と信頼
性を向上したモールドモータを提供することを目的とす
る。 【構成】 巻線2を巻装してなる固定子鉄心1の周囲を
樹脂モールド3し、少なくとも固定子の一側に回転子6
の回転軸7を軸支する軸受5の保持部4a及びそれに連
なり通風孔4b1を有するフランジ部4cを有するエン
ドブラケット4を取付けてなるモールドモータにおい
て、前記樹脂モールド部の内周面から、前記フランジ部
の外側に通じる複数の通風路3aを設けてなることを特
徴とする。
し、軸受の温度上昇を抑制することにより、寿命と信頼
性を向上したモールドモータを提供することを目的とす
る。 【構成】 巻線2を巻装してなる固定子鉄心1の周囲を
樹脂モールド3し、少なくとも固定子の一側に回転子6
の回転軸7を軸支する軸受5の保持部4a及びそれに連
なり通風孔4b1を有するフランジ部4cを有するエン
ドブラケット4を取付けてなるモールドモータにおい
て、前記樹脂モールド部の内周面から、前記フランジ部
の外側に通じる複数の通風路3aを設けてなることを特
徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モールドモータに係
り、詳しくはモータ内部の放熱構造に関する。
り、詳しくはモータ内部の放熱構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、モールドモータは、要部拡大断面
図である図5に示すように、巻線2を巻装してなる固定
子鉄心1の周囲に樹脂モールド部3を形成し、固定子の
少なくとも一側に、回転子の回転軸を軸支する軸受の保
持部4a、及びそれに連なり通風孔4b1を有するフラ
ンジ部4cを有するエンドブラケット4を取付ける構造
であった。この場合、前記通風孔から外部の空気を吸い
込み、モータ内部にこもった熱を外部に放出するが、排
気孔が前記通風孔と同じで通風路が十分でないため、軸
受の温度上昇が大きく、寿命にも影響し、信頼性を低下
させる問題が生じている。
図である図5に示すように、巻線2を巻装してなる固定
子鉄心1の周囲に樹脂モールド部3を形成し、固定子の
少なくとも一側に、回転子の回転軸を軸支する軸受の保
持部4a、及びそれに連なり通風孔4b1を有するフラ
ンジ部4cを有するエンドブラケット4を取付ける構造
であった。この場合、前記通風孔から外部の空気を吸い
込み、モータ内部にこもった熱を外部に放出するが、排
気孔が前記通風孔と同じで通風路が十分でないため、軸
受の温度上昇が大きく、寿命にも影響し、信頼性を低下
させる問題が生じている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
問題点に鑑みなされたもので、モールドモータの内部の
放熱の効率を向上し、軸受の温度上昇を抑制することに
より、寿命と信頼性を向上したモールドモータを提供す
ることを目的とする。
問題点に鑑みなされたもので、モールドモータの内部の
放熱の効率を向上し、軸受の温度上昇を抑制することに
より、寿命と信頼性を向上したモールドモータを提供す
ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、巻線を巻装してなる固定子鉄心の周囲を樹脂モール
ドしてなる固定子の少なくとも一側に、回転子の回転軸
を軸支する軸受の保持部、及びそれに連なり通風孔を有
するフランジ部を有するエンドブラケットを取付けてな
るモールドモータにおいて、前記樹脂モールド部の内周
面から、前記フランジ部の外側に通じる複数の通風路を
設けてなることを特徴とする。そして、前記通風路の形
状を、略コ字状の溝に形成してなることを特徴とする。
あるいは、前記フランジ部の外周より、前記通風路の上
部に、スリットを形成してなることを特徴とする。ま
た、前記通風路を、放射状に形成してなることを特徴と
する。あるいは、前記通風路を、前記回転子の回転方向
に対応し遠心状に形成してなることを特徴とする。一
方、前記通風路を、前記通風孔と同一線上に形成してな
ることを特徴とする。
に、巻線を巻装してなる固定子鉄心の周囲を樹脂モール
ドしてなる固定子の少なくとも一側に、回転子の回転軸
を軸支する軸受の保持部、及びそれに連なり通風孔を有
するフランジ部を有するエンドブラケットを取付けてな
るモールドモータにおいて、前記樹脂モールド部の内周
面から、前記フランジ部の外側に通じる複数の通風路を
設けてなることを特徴とする。そして、前記通風路の形
状を、略コ字状の溝に形成してなることを特徴とする。
あるいは、前記フランジ部の外周より、前記通風路の上
部に、スリットを形成してなることを特徴とする。ま
た、前記通風路を、放射状に形成してなることを特徴と
する。あるいは、前記通風路を、前記回転子の回転方向
に対応し遠心状に形成してなることを特徴とする。一
方、前記通風路を、前記通風孔と同一線上に形成してな
ることを特徴とする。
【0005】
【作用】上記の構成によれば、巻線を巻装してなる固定
子鉄心の周囲を樹脂モールドしてなる固定子の少なくと
も一側に、回転子の回転軸を軸支する軸受の保持部、及
びそれに連なり通風孔を有するフランジ部を有するエン
ドブラケットを取付けてなるモールドモータにおいて、
前記樹脂モールド部の内周面から、前記フランジ部の外
側に通じる複数の通風路を設け、そして、前記通風路の
形状を、略コ字状の溝に形成し、あるいは、前記フラン
ジ部の外周より、前記通風路の上部に、スリットを形成
し、また、前記通風路を、放射状に形成し、あるいは、
前記通風路を、前記回転子の回転方向に対応し遠心状に
形成し、一方、前記通風路を、前記通風孔と同一線上に
形成してなるので、モールドモータの内部の放熱の効率
を向上し、寿命と信頼性を向上することができる。
子鉄心の周囲を樹脂モールドしてなる固定子の少なくと
も一側に、回転子の回転軸を軸支する軸受の保持部、及
びそれに連なり通風孔を有するフランジ部を有するエン
ドブラケットを取付けてなるモールドモータにおいて、
前記樹脂モールド部の内周面から、前記フランジ部の外
側に通じる複数の通風路を設け、そして、前記通風路の
形状を、略コ字状の溝に形成し、あるいは、前記フラン
ジ部の外周より、前記通風路の上部に、スリットを形成
し、また、前記通風路を、放射状に形成し、あるいは、
前記通風路を、前記回転子の回転方向に対応し遠心状に
形成し、一方、前記通風路を、前記通風孔と同一線上に
形成してなるので、モールドモータの内部の放熱の効率
を向上し、寿命と信頼性を向上することができる。
【0006】
【実施例】本発明の実施例を添付図面を参照して詳細に
説明する。なお、従来例と同じ部分の符号は同一とす
る。図1は、本発明によるモールドモータの一実施例を
示す要部拡大断面図である。また、図3は平面図であ
る。巻線2を巻装した固定子鉄心1の周囲に樹脂モール
ド部3を形成している。また、前記固定子の少なくとも
一側に、回転子6の回転軸7を軸支する軸受5の保持部
4a、及びそれと連なり通風孔4b1を有するフランジ
部4cを有するエンドブラケット4を備えている。
説明する。なお、従来例と同じ部分の符号は同一とす
る。図1は、本発明によるモールドモータの一実施例を
示す要部拡大断面図である。また、図3は平面図であ
る。巻線2を巻装した固定子鉄心1の周囲に樹脂モール
ド部3を形成している。また、前記固定子の少なくとも
一側に、回転子6の回転軸7を軸支する軸受5の保持部
4a、及びそれと連なり通風孔4b1を有するフランジ
部4cを有するエンドブラケット4を備えている。
【0007】ここで、図1に示すように、前記樹脂モー
ルド部の内周面から、前記フランジ部の外側に通じる複
数の通風路3aを設けている。そして、前記通風路の形
状を、略コ字状の溝に形成している。あるいは、図2に
示すように、前記フランジ部の外周より、前記通風路の
上部に、スリット4c1を形成してもよい。また、図3
に示すように、前記通風路を、放射状に形成している。
あるいは、図4に示すように、前記通風路を、前記回転
子の回転方向に対応し遠心状に形成してもよい。一方、
図3及び図4に示すように、前記通風路を、前記通風孔
と同一線上に形成している。
ルド部の内周面から、前記フランジ部の外側に通じる複
数の通風路3aを設けている。そして、前記通風路の形
状を、略コ字状の溝に形成している。あるいは、図2に
示すように、前記フランジ部の外周より、前記通風路の
上部に、スリット4c1を形成してもよい。また、図3
に示すように、前記通風路を、放射状に形成している。
あるいは、図4に示すように、前記通風路を、前記回転
子の回転方向に対応し遠心状に形成してもよい。一方、
図3及び図4に示すように、前記通風路を、前記通風孔
と同一線上に形成している。
【0008】
【発明の効果】以上のように本発明においては、巻線を
巻装してなる固定子鉄心の周囲を樹脂モールドしてなる
固定子の少なくとも一側に、回転子の回転軸を軸支する
軸受の保持部、及びそれに連なり通風孔を有するフラン
ジ部を有するエンドブラケットを取付けてなるモールド
モータにおいて、前記樹脂モールド部の内周面から、前
記フランジ部の外側に通じる複数の通風路を設け、そし
て、前記通風路の形状を、略コ字状の溝に形成し、ある
いは、前記フランジ部の外周より、前記通風路の上部
に、スリットを形成し、また、前記通風路を、放射状に
形成し、あるいは、前記通風路を、前記回転子の回転方
向に対応し遠心状に形成し、一方、前記通風路を、前記
通風孔と同一線上に形成してなるようにしている。この
結果、モールドモータの内部の放熱の効率を向上し、寿
命と信頼性を向上することができる。
巻装してなる固定子鉄心の周囲を樹脂モールドしてなる
固定子の少なくとも一側に、回転子の回転軸を軸支する
軸受の保持部、及びそれに連なり通風孔を有するフラン
ジ部を有するエンドブラケットを取付けてなるモールド
モータにおいて、前記樹脂モールド部の内周面から、前
記フランジ部の外側に通じる複数の通風路を設け、そし
て、前記通風路の形状を、略コ字状の溝に形成し、ある
いは、前記フランジ部の外周より、前記通風路の上部
に、スリットを形成し、また、前記通風路を、放射状に
形成し、あるいは、前記通風路を、前記回転子の回転方
向に対応し遠心状に形成し、一方、前記通風路を、前記
通風孔と同一線上に形成してなるようにしている。この
結果、モールドモータの内部の放熱の効率を向上し、寿
命と信頼性を向上することができる。
【図1】本発明によるモールドモータの第一の実施例を
示す要部拡大断面図である。
示す要部拡大断面図である。
【図2】本発明によるモールドモータの第二の実施例を
示す要部拡大断面図である。
示す要部拡大断面図である。
【図3】本発明によるモールドモータの第一の実施例を
示す平面図である。
示す平面図である。
【図4】本発明によるモールドモータの第二の実施例を
示す平面図である。
示す平面図である。
【図5】従来のモールドモータの例を示す要部拡大断面
図である。
図である。
1 固定子鉄心 2 巻線 3 樹脂モールド部 3a 通風路 4 エンドブラケット 4a 保持部 4b1 通風孔 4c フランジ部 4c1 スリット 5 軸受 6 回転子 7 回転軸
Claims (6)
- 【請求項1】 巻線を巻装してなる固定子鉄心の周囲を
樹脂モールドしてなる固定子の少なくとも一側に、回転
子の回転軸を軸支する軸受の保持部、及びそれに連なり
通風孔を有するフランジ部を有するエンドブラケットを
取付けてなるモールドモータにおいて、前記樹脂モール
ド部の内周面から、前記フランジ部の外側に通じる複数
の通風路を設けてなることを特徴とするモールドモー
タ。 - 【請求項2】 前記通風路の形状を、略コ字状の溝に形
成してなることを特徴とする請求項1記載のモールドモ
ータ。 - 【請求項3】 前記フランジ部の外周より、前記通風路
の上部に、スリットを形成してなることを特徴とする請
求項1記載のモールドモータ。 - 【請求項4】 前記通風路を、放射状に形成してなるこ
とを特徴とする請求項2及び請求項3記載のモールドモ
ータ。 - 【請求項5】 前記通風路を、前記回転子の回転方向に
対応し遠心状に形成してなることを特徴とする請求項2
及び請求項3記載のモールドモータ。 - 【請求項6】 前記通風路を、前記通風孔と同一線上に
形成してなることを特徴とする請求項4及び請求項5記
載のモールドモータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31734394A JPH08172743A (ja) | 1994-12-20 | 1994-12-20 | モールドモータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31734394A JPH08172743A (ja) | 1994-12-20 | 1994-12-20 | モールドモータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08172743A true JPH08172743A (ja) | 1996-07-02 |
Family
ID=18087169
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31734394A Pending JPH08172743A (ja) | 1994-12-20 | 1994-12-20 | モールドモータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08172743A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20010043626A (ko) * | 1999-03-13 | 2001-05-25 | 이수자 | 자동차 공기조화기의 모타 냉각용 공기안내구조 |
JP2012249438A (ja) * | 2011-05-27 | 2012-12-13 | Yaskawa Electric Corp | 回転電機、回転電機の製造方法および回転電機を備えた装置 |
WO2013128881A1 (ja) * | 2012-03-01 | 2013-09-06 | パナソニック株式会社 | モールドモータ |
-
1994
- 1994-12-20 JP JP31734394A patent/JPH08172743A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20010043626A (ko) * | 1999-03-13 | 2001-05-25 | 이수자 | 자동차 공기조화기의 모타 냉각용 공기안내구조 |
JP2012249438A (ja) * | 2011-05-27 | 2012-12-13 | Yaskawa Electric Corp | 回転電機、回転電機の製造方法および回転電機を備えた装置 |
WO2013128881A1 (ja) * | 2012-03-01 | 2013-09-06 | パナソニック株式会社 | モールドモータ |
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