JP3675141B2 - モータ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、モータに関し、詳しくは、冷却効率を高めようとする技術に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、図5に示すように、ケース1の内部にステータ2とステータ2に対してギャップGを介して対向するロータ3を備え、ケース1に空気導入口5を形成し、ロータ3にファン6を付設したモータAaにあっては、ロータ3の回転にてロータ3に付設した遠心ファンのようなファン6にて空気導入口5より導入された空気をステータ2側のコイル8等に向けて空気の遠心力を利用して吹き付けて冷却を図るものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ステータ2とロータ3との間のギャップGはできるだけ小にしてロータ3の回転効率を高めているのであり、ギャップG部分においては殆ど空気を通過させることがなく、ファン6よりの送風に対して圧損が大きく、冷却効率が低いものとなっていた。
【0004】
そこで、ケース1の外部の回転軸9部分に外部ファン4を取付け、空気導入口5より多量の空気を導入することもおこなわれているが、ケース1の内部にはファン6による風圧が生じていて、空気導入口5よりの空気の導入が阻害され、又、導入した空気をファン6に良好に供給することができず、充分に冷却効率を高めることができないものとなっていた。
【0005】
本発明はこのような問題を解消しようとするものであり、空気導入口より導入した空気を内部のファンへ良好に供給することができ、冷却効率を高めることができるモータを提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1においては、ケース1の内部にステータ2とステータ2に対してギャップGを介して対向するロータ3を備え、ケース1に空気導入口5を形成し、ロータ3に遠心ファン6aを付設したモータであって、空気導入口5より導入された空気を遠心ファン6aに向けて案内する空気案内部材7を遠心ファン6aに隣接させて設け、空気案内部材7は頂部に開口10を備えたベルマウス状の円錐形状に形成し、上記開口10を遠心ファン6aの内周に略合わせて位置させて成ることを特徴とするものである。
【0007】
請求項2においては、空気導入口5の空気導入方向をロータ3の軸芯方向にして成ることを特徴とするものである。
【0008】
請求項3においては、空気案内部材7に被挟持部16を延出し、被挟持部16をケース1とステータ2間に挟持して空気案内部材7を保持して成ることを特徴とするものである。
(作用)
請求項1においては、空気導入口5より導入した空気を空気案内部材7にて整然と遠心ファン6aに供給することができ、内部の遠心ファン6aにより空気の導入が阻害されることがなく、導入された空気を遠心ファン6aに連続して供給することができ、冷却効率を高めることができる。また、円錐形状の空気案内部材7より導入した空気を頂部の開口10より遠心ファン6aの中心に供給することができ、遠心ファン6aへの空気の供給が円滑におこなえ、一層、冷却効率を高めることができる。
【0009】
請求項2においては、遠心ファン6a及びベルマウス状の空気案内部材7との組み合わせにより、空気の導入を、一層、円滑におこなえる。
【0010】
請求項3においては、空気案内部材7の被挟持部16をケース1とステータ2とで挟持することで、空気案内部材7の取付けを容易におこなえる。
【0011】
【発明の実施の形態】
〔実施の形態1〕
図1は断面図を示している。
ケース1の中心部の両端に軸受11,11を支持し、両軸受11,11に回転軸9を回転自在に保持し、回転軸9にはロータ鉄心12を取付けてロータ3を構成している。ケース1の内周部にコイル8を巻回したステータ鉄心13を保持してステータ2を構成している。ステータ鉄心13とロータ鉄心12間には微少のギャップGを形成してコイル8への通電によりロータ3を回転させるモータAを構成している。ギャップGは少なくて冷却風がステータ2とロータ3との間に流れることができなくなっている。
【0012】
ケース1の両側部には空気導入口5,5を形成し、外周部には空気導出口15を形成してあり、ロータ鉄心12の両側にファン6としての遠心ファン6aを付設して、空気導入口5より導入した空気を遠心ファン6aによりコイル8に送風し、空気導出口15から導出して冷却を図るようにしている。
ケース1の内部の両側には空気案内部材7を設けて空気導入口5から導入された空気を遠心ファン6aの中心部に向けて案内し、コイル8等の冷却効率を高めるようにしている。以下、詳述する。
【0013】
空気案内部材7は、例えば、合成樹脂成形品であり、ベルマウス状の円錐形状にしていて、大径側の開口部の周部には保持爪14を形成し、小径(頂部)側には開口10を形成している。
しかして、ケース1の空気導入口5の縁部に保持爪14を係合して空気案内部材7をケース1に取付けていて、空気導入口5より導入された空気を頂部の開口10から遠心ファン6aの中心部に円滑に供給するようにしている。
【0014】
本実施の形態においては、空気導入口5より導入した空気を空気案内部材7にて整然とファン6に供給するのであり、内部の遠心ファン6aにより空気の導入が阻害されることがなく、導入された空気を遠心ファン6aに連続して供給するのであり、冷却効率を高めるものである。
ケース1の外部の回転軸9部分には外部ファン4を取付けてあり、回転軸9とともに回転する外部ファン4より外部の空気を積極的に空気導入口5に向けて供給して、遠心ファン6aに多量の空気を供給して、一層、冷却効率を高めるようにしている。
【0015】
〔実施の形態2〕
図2は断面図を示している。但し、本実施の形態の基本構成は図1に示す実施の形態と共通であり、共通する部分については同一の符号を付して説明は省略する。
本実施の形態においては、合成樹脂成形品の空気案内部材7にリブ状の被挟持部16を延出し、被挟持部16をケース1とステータ2間に挟持して空気案内部材7を保持したものであり、被挟持部16をケース1とステータ2とで挟持することで、空気案内部材7の取付けを容易におこなえるものである。
【0016】
〔実施の形態3〕
図3は断面図を示している。但し、本実施の形態の基本構成は図1に示す実施の形態と共通であり、共通する部分については同一の符号を付して説明は省略する。
本実施の形態においては、空気案内部材7をラッパ状に形成したものである。
【0017】
〔実施の形態4〕
図4は断面図を示している。但し、本実施の形態の基本構成は図1に示す実施の形態と共通であり、共通する部分については同一の符号を付して説明は省略する。
本実施の形態においては、空気案内部材7を椀状に形成したものである。
【0018】
尚、上述の実施の形態においては、空気案内部材7をケース1の両側に設けたが、一方、好ましくは外部ファン4側にのみ設けてもよいものである。
又、外部ファン4は必要に応じて使用すればよいものである。
【0019】
【発明の効果】
請求項1においては、ケースの内部にステータとステータに対してギャップを介して対向するロータを備え、ケースに空気導入口を形成し、ロータに遠心ファンを付設したモータであって、空気導入口より導入された空気を遠心ファンに向けて案内する空気案内部材を遠心ファンに隣接させて設けてあるから、空気導入口より導入した空気を空気案内部材にて整然と遠心ファンに供給することができ、内部の遠心ファンにより空気の導入が阻害されることがなく、導入された空気を遠心ファンに連続して供給することができ、冷却効率を高めることができるという利点がある。また、空気案内部材は頂部に開口を備えたベルマウス状の円錐形状に形成し、上記開口を遠心ファンの内周に略合わせて位置させたので、円錐形状の空気案内部材より導入した空気を頂部の開口より遠心ファンの中心に供給することができ、遠心ファンへの空気の供給が円滑におこなえ、一層、冷却効率を高めることができるという利点がある。
【0021】
請求項2においては、空気導入口の空気導入方向をロータの軸芯方向にしてあから、遠心ファン及びベルマウス状の空気案内部材との組み合わせにより、空気の導入を、一層、円滑におこなえるという利点がある。
請求項3においては、空気案内部材に被挟持部を延出し、被挟持部をケースとステータ間に挟持して空気案内部材を保持しているから、空気案内部材の取付けを容易におこなえるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1を示す断面図である。
【図2】実施の形態2を示す断面図である。
【図3】実施の形態3を示す断面図である。
【図4】実施の形態4を示す断面図である。
【図5】従来例の断面図である。
【符号の説明】
1 ケース
2 ステータ
3 ロータ
5 空気導入口
6 ファン
7 空気案内部材
10 開口
Claims (3)
- ケースの内部にステータとステータに対してギャップを介して対向するロータを備え、ケースに空気導入口を形成し、ロータに遠心ファンを付設したモータであって、空気導入口より導入された空気を遠心ファンに向けて案内する空気案内部材を遠心ファンに隣接させて設け、空気案内部材は頂部に開口を備えたベルマウス状の円錐形状に形成し、上記開口を遠心ファンの内周に略合わせて位置させてなることを特徴とするモータ。
- 空気導入口の空気導入方向をロータの軸芯方向にして成ることを特徴とする請求項1記載のモータ。
- 空気案内部材に被挟持部を延出し、被挟持部をケースとステータ間に挟持して空気案内部材を保持して成ることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のモータ。
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JP34079397A JP3675141B2 (ja) | 1997-11-25 | 1997-11-25 | モータ |
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JP34079397A JP3675141B2 (ja) | 1997-11-25 | 1997-11-25 | モータ |
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JPH11164520A JPH11164520A (ja) | 1999-06-18 |
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Family Applications (1)
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JP34079397A Expired - Fee Related JP3675141B2 (ja) | 1997-11-25 | 1997-11-25 | モータ |
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Families Citing this family (2)
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1997
- 1997-11-25 JP JP34079397A patent/JP3675141B2/ja not_active Expired - Fee Related
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