JP3771326B2 - 送風装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子機器等を送風冷却する送風装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、複写機、パソコン等の電子機器を冷却するのに送風装置が利用されている。この種の送風装置は、電気機器に取付けられるハウジングと、ハウジング内に配設された羽根体と、この羽根体を所定方向に回転駆動する駆動手段を備えている。ハウジングは、一対の側壁とこの一対の側壁を接続する周壁を備え、片方の側壁には吸入口が形成され、周壁の一部には排出口が形成されている。駆動手段によって羽根体が所定方向に回転駆動されると、この羽根体の作用によって、吸入口を通して空気が吸入され、かく吸入された空気は排出口を通して排出され、排出口を通して送給される空気流によって電子機器内に装備された電子部品(たとえばトランジスタ、CPU等)が冷却される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、近年の電子機器の高性能化に伴い、電子機器のハウジング内に多くの電子部品が配設され、またその小型化に伴いこれら電子部品が比較的小さい空間内に密集して配置される傾向にある。このように電子部品が密集化して配置されると、空気流に対する抵抗が大きくなり、円滑な空気流を生成することが困難となり、冷却効果が低下する。
【0004】
また、たとえば複写機、印刷機等においても、吸引タイプの紙送り装置を備えたものがある。この種の紙送り装置は、送給される紙(複写紙、印刷紙)を吸引するために、上述したと同様の送風装置が利用されている。
【0005】
電子機器において冷却効果を高めるために、または紙送り装置において紙を確実に搬送するためには、大型の送風装置を用いればよいが、かくすると装置全体が大型化し、また送風装置によって発生する騒音も大きくなる問題があり、吸引能力の大きい小型の送風装置の出現が望まれていた。
【0006】
本発明の目的は、大きな静圧を得ることができる小型の送風装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、一対の側壁と該一対の側壁を接続する周壁からなるファンハウジング、該ファンハウジングの片方の該側壁に形成された吸入口、該ファンハウジングの該周壁の一部に形成された排出口、該吸入口から該排出口への空気流を生成するための羽根体および該羽根体を所定方向に回転駆動する駆動手段をそれぞれ備えた同一の構成の第1および第2のファン装置と、該第1および第2のファン装置の間に介在されそれぞれの吸入口およびそれぞれの排出口が同一方向に向く状態で該第1および第2のファン装置を所定間隙を保持して連結する接続部材と、を具備し、該第1のファン装置の該吸入口から吸入された空気は、該第1のファン装置の該羽根体の作用によって該第1のファン装置の該排出口から排出され、該接続部材は、該第1のファン装置の該排出口から排出された空気を該第1のファン装置と該第2のファン装置との間の間隙を通して該第2のファン装置の該吸入口に導き、該第2のファン装置の該吸入口から吸入された空気は、該第2のファン装置の該羽根体の作用によって該第2のファン装置の該排出口から排出されることを特徴とする送風装置である。
本発明に従えば、一対のファン装置を連結する接続部材を設けたので、第1のファン装置の排出口から排出された空気はこの接続部材によって第2のファン装置の吸入口に導かれ、第2のファン装置の排出口から排出される空気は、第1および第2のファン装置の羽根体によって送風圧力、すなわち静圧が高められ、小型の2個のファン装置を利用して静圧特性の優れた小型の送風装置を提供することができる。また、一対のファン装置は吸入口が同じ方向を向いて配置されるので、第1のファン装置に空気を導くための空間を小さくすることができ、送風装置の小型化が達成できる。さらに、第1および第2のファン装置として同じ構成のものを用いるので、その構成を簡単にすることができる。
【0008】
また本発明は、接続部材は、取付本体部とこの取付本体部の一端部に設けられた開口カバー部を有し、取付本体部には導入開口が設けられており、第1のファン装置のファンハウジングは接続部材の片側に装着され、第1のファン装置を装着すると第1のファン装置の排出口が接続部材の開口カバー部によって覆われ、第2のファン装置のハウジングは接続部材の他側に装着され、第2のファン装置を装着すると第2のファン装置の吸入口が接続部材の導入開口に合致し、第1のファン装置の該排出口から排出された空気は、該第1のファン装置の該ハウジングの他方の側壁と接続部材の取付本体部との間を通って第2のファン装置の吸入口に導入されることを特徴とする。
本発明に従えば、接続部材に一対のファン装置を所要の通りに装着すると、接続部材の開口カバー部が第1のファン装置の排出口を覆い、また接続部材の導入開口が第2のファン装置の吸入口に合致するので、第1のファン装置の排出口から排出された空気は第1のファン装置と接続部材の取付本体部との間の空間を通ってその導入開口から第2のファン装置の吸入口に吸入される。したがって、比較的簡単な構成でもって第1のファン装置から排出された空気を第2のファン装置に導くことができ、これによって第2のファン装置から排出される空気の静圧特性を高めることができる。
【0009】
また本発明は、第1および第2のファン装置のハウジングにはそれぞれ取付貫通孔が設けられ、接続部材の取付本体部には取付貫通孔に対応して連結貫通孔が設けられており、取付貫通孔および連結貫通孔を通して固定連結部材が装着されることを特徴とする。
本発明に従えば、第1および第2のファン装置に設けられた取付貫通孔を利用してこれらファン装置と接続部材を所要の通り連結することができ、通常のファン装置を設計変更を加えることなく用いることができる。
【0010】
また本発明は、一対の側壁と該一対の側壁を接続する周壁からなるファンハウジング、該ファンハウジングの一方の該側壁に形成された吸入口、該ファンハウジングの該周壁の一部に形成された排出口、該吸入口から該排出口への空気流を生成するための羽根体および該羽根体を所定方向に回転駆動する駆動手段をそれぞれ備えた第1および第2のファン装置を備え、該第1および第2のファン装置はそれぞれの吸入口が同一方向に向くよう重ねて配置され、該第1および第2のファン装置のそれぞれのファンハウジングは、該第1のファン装置の他方の側壁と該第2のファン装置の一方の側壁との間に空間を形成するよう互いに連結され、該第1または第2のファン装置の該ファンハウジングには、該第1のファン装置の該排出口から排出された空気を該空間を通して該第2のファン装置の該吸入口に案内するための開口カバー部が一体的に設けられており、
該第1のファン装置の該吸入口から吸入された空気は、該第1のファン装置の該羽根体の作用によって該第1のファン装置の該排出口から排出され、該第1のファン装置の該排出口から排出された空気は、該開口カバー部に沿って該第1のファン装置の該ファンハウジングの他方の該側壁と該第2のファン装置の該ファンハウジングの一方の該側壁との間の空間を通って該第2のファン装置の該吸入口に導かれ、該第2のファン装置の該吸入口から吸入された空気は、該第2のファン装置の該羽根体の作用によって該第2のファン装置の該排出口から排出されることを特徴とする送風装置である。
本発明に従えば、第1または第2のファン装置のハウジングに開口カバー部が設けられているので、第1のファン装置の排出口から排出された空気は第1のファン装置の他方の側壁と第2のファン装置の一方の側壁との間の空間を通って第2のファン装置の吸入口に送給される。したがって、第2のファン装置の排出口から排出される空気は第1および第2のファン装置の羽根体の作用によってその送給圧力、すなわち静圧が高められる。また、開口カバー部が第1または第2のファン装置のハウジングに一体的に設けられているので、送風装置全体の高さを小さくすることができ、送風装置の小型化が達成される。さらに、第1および第2のファン装置の吸入口が同一方向に向くように配置されているので、第1のファン装置から第2のファン装置に空気を導くための空間を小さくすることができ、このことによっても送風装置の小型化が達成することができる。
【0011】
また本発明は、開口カバー部は第1のファン装置のハウジングに設けられ、第1のファン装置のハウジングの他方の側壁と開口カバー部との間には導出開口が規定され、第1のファン装置の排出口から排出された空気は、導出開口を通って第1のファン装置のハウジングの他方の側壁と第2のファン装置のハウジングの一方の側壁との間に導かれることを特徴とする。
本発明に従えば、開口カバー部が第1のファン装置のハウジングの他方の側壁に設けられ、この側壁にはまた導出開口が形成されているので、第1のファン装置の排出口から排出された空気は開口カバー部および導出開口の作用によって第2のファン装置の吸入口に向けて送給される。
【0012】
また本発明は、第1のファン装置のハウジングおよび第2のファン装置のハウジングには、両者を相互に着脱自在に装着する係止手段が設けられ、係止手段は、第1および第2のファン装置のハウジングの一方に設けられた係止爪とそれらの他方に設けられた係止凹部から構成されていることを特徴とする。
さらに本発明に従えば、第1のファン装置と第2のファン装置を連結するための係止手段が係止爪と係止凹部の組合せから構成されているので、両者を係合させることによって第1および第2のファン装置を容易に相互に連結することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に従う送風装置の第1の実施形態を分解して示す分解斜視図である。図1において、図示の送風装置は、第1のファン装置2と、第2のファン装置4と、両者を接続する接続部材6から構成されている。第1のファン装置2と第2のファン装置4は実質上同一の構成であり、たとえば図2に示す汎用のファン装置、シロッコタイプのファン装置が用いられる。
【0014】
主として図2を参照して、第1(または第2)のファン装置2(または4)について説明すると、図示のファン装置2(または4)は、箱状のファンハウジング5を備え、このハウジング5は、所定の間隔を置いて配設される一対の側壁8,10と、この一対の側壁8、10を接続する周壁12から構成されている。ハウジング5の片方の側壁8(図1および図2において上側の側壁)の略中央部には、周方向に間隔を置いて4個の吸入口14が設けられている。この吸入口14は、3個以下または5個以上設けることができる。側壁8の中央部(詳細には、吸入口14の内側部位)には、中空円筒状の支持壁16が設けられており、この支持壁16に一対の軸受18,20を介してロータ22が回転自在に支持されている。ロータ22はカップ状のロータ本体24を有し、ロータ本体24に軸部材26の一端部が固定され、この軸部材26が一対の軸受18,20に支持されている。ロータ本体24の内周面には、環状のヨーク28を介して環状マグネット30が装着されている。また、ロータ本体24にはこれと一体に回転する羽根体32が設けられ、羽根体32は周方向に複数枚設けられた羽根部34を有している。
【0015】
マグネット30に対向してその内側にステータ36が配設されている。ステータ36は、複数枚のコアプレートを積層することによって形成されるステータコア38と、このステータコア38に巻かれたコイル40を有し、ステータコア38が支持壁16の外周面に固定されている。また、ハウジング5の周壁12の一部、図1において右部位、図2において左部位には矩形状の排出口42が設けられている。
【0016】
かく構成されているので、駆動手段を構成するステータ36とマグネット30の磁気的相互作用によってロータ22、したがって羽根体32が所定方向に回転されると、外部の空気は図2において上方から吸入口14を通してハウジング内に吸入され、かく吸入された空気は図2において左方に排出口42を通して外部に排出される。
【0017】
実施の形態では、ハウジング5に2個の取付貫通孔44,46が設けられている。すなわち、ハウジング5の対向する部位には、半径方向外方に突出する略半円状の突出部48,50が設けられており、かかる突出部48,50にそれぞれ取付貫通孔44,46が設けられている。ファン装置2(または4)を通常の汎用ファン装置として用いる場合には、かかる取付貫通孔44,46を通して固定用ねじ等を所要のとおり装着することによって、電子機器等に取付けられる。なお、ファン装置2(または4)の固定を一層確実にするために、取付貫通孔44,46の数を3個以上設けるようにしてもよい。
【0018】
図1に戻って接続部材6について説明すると、図示の接続部材6は、プレート状の取付本体部52を備えている。この取付本体部52は第1および第2のファン装置2,4のハウジング5の側壁8,10の形状にほぼ対応し、略円形状の円形状部52aと、この円形状部52aから延びる矩形状部52bを有している。円形状部52aの中央部には、第2のファン装置4の複数個の吸入口14に対応して比較的大きい円形状の導入開口54が設けられている。この接続部材6の取付本体部52の外周縁には、実質上全周に渡って片側に第1のファン装置2に向けて突出するフランジ56が設けられている。このフランジ56の一部、図1において右端部は、他の部位よりも大きく突出しており、比較的大きい矩形状の部位58は、第1のファン装置2の排出口42の形状に対応して開口カバー部として機能し、この開口カバー部58とフランジ56の低い部分との間に開口カバー部58の自由端部まで延びる突出壁部60,62が設けられ、さらに突出壁部60,62を接続する上接続壁部64が設けられている。取付本体部52のフランジ56の外周面には、第1および第2のファン装置2,4に設けられた突出部48,50に対応して半径状の突出部66,68が設けられ、突出部66,68にはそれぞれ連結貫通孔70,72が設けられている。
【0019】
かかる送風装置においては、第1および第2のファン装置2,4は、それぞれの吸入口14及びそれぞれの排出口42が同一方向に向くように接続部材6を介して図1において上下方向に装着される。すなわち、第1のファン装置2は、接続部材6の片側において、そのハウジング5の他方の側壁10の周縁部が接続部材6の取付本体部52のフランジ(詳細には、その低い部分)に載置されるように配置される。かく配置すると、第1のファン装置2の排出口42に対向して開口カバー部58が位置し、またこの開口カバー部58と第1のファン装置2のハウジング5との間が、取付本体部52の一部、突出壁部60,62および上接続壁部64によって覆われ、第1のファン装置2の排出口42から排出された空気は、外部に排出されることなく、開口カバー部58に案内されて第1のファン装置2のハウジング5の他方の側壁10と接続部材6の取付本体部52との間に規定された空間に導かれる。なお、かく第1のファン装置2を配置すると、第1のファン装置2の取付貫通孔44,46と、接続部材6の連結貫通孔70,72とが上下方向に整合する。
【0020】
第2のファン装置4は、接続部材6の他側において、その取付本体部52に上下方向に重なるように配置される。かく配置すると、図1から理解されるように、第1および第2のファン装置2,4の吸入口14が図1において上に向き、またそれらの排出口42が図1において右上に向いた状態となるとともに、第2のファン装置4の吸入口14が接続部材6の導入開口54に合致し、第1のファン装置2と接続部材6の取付本体部52との間を通って流れる空気は、この導入開口54を通して第2のファン装置4の吸入口14に送給される。また、かくすると、接続部材6の連結貫通孔70,72と第2のファン装置4の取付貫通孔44,46とが上下方向に整合する。
【0021】
しかる後、第1のファン装置2の取付貫通孔44,46、接続部材6の連結貫通孔70,72および第2のファン装置4の取付貫通孔44,46を通して固定ねじの如き固定連結部材(図示せず)を挿入し、固定連結部材の突出端部にナットの如き手段(図示せず)を装着する。かくすると、第1および第2のファン装置2,4が接続部材6を介して連結され、これら第1および第2のファン装置2,4および接続部材6からなる送風装置をユニットとして電子機器等の冷却装置として用いることができる。なお、電子機器等に固定するための固定用ねじを固定連結部材として利用し、固定用ねじを電子機器の支持フレーム(図示せず)に固定することによって、これら第1および第2のファン装置2,4および接続部材6を連結することもできる。
【0022】
かくの通りの送風装置においては、第1および第2のファン装置2,4の羽根体32が同時に所定方向に回転駆動される。第1のファン装置2においては、羽根体32の作用によって外部の空気が吸入口14からハウジング5内に吸入され、吸入された空気はその排出口42から開口カバー部58に向けて排出される。そしてかく排出された空気は、開口カバー部58の作用によって第1のファン装置2のハウジング5の側壁10と接続部材6の取付本体部52との間に規定される空間に導かれ、かかる空間を通って導入開口54から第2のファン装置4の吸入口14に送給される。第2のファン装置4の吸入口14に送給された空気は、その羽根体32の作用によってハウジング5内に吸入され、吸入された空気はその排出口42から外部に排出される。したがって、この送風装置では、冷却のための空気流は、第1および第2のファン装置2,4の羽根体32の作用によって送給されるため、第2のファン装置4の排出口42から排出される空気流の圧力、すなわち静圧は従来に比して大きくなり、比較的小さな装置でもって空気流の静圧特性を向上させることができる。さらに、装置としては、従来から使用している2個の汎用ファン装置2,4と接続部材6を組み合わせるという簡単な構成でもって、静圧特性をアップすることができる。
【0023】
なお、第1のファン装置2と接続部材6との間の密封性および/または接続部材6と第2のファン装置4との間の密封性を高めるために、これらの両部材の間にゴム材料等から形成することができるシールを配設してもよい。また、第1のファン装置2と接続部材6との間の間隔を小さくすると第2のファン装置4に送給される空気流の抵抗が大きくなり、一方この間隔を大きくすると送風装置全体の高さが大きくなるので、これらを考慮してこの間隔、すなわち接続部材6のフランジ56(低い部分)の高さが設定される。
【0024】
次いで、図3および図4を参照して、本発明に従う送風装置の第2の実施形態について説明する。この第2の実施形態においては、第1および第2のファン装置のファンハウジングに改良が施され、接続部材が省略され、第1の実施形態に比して更なる小型化、薄型化が達成される。なお、第2の実施形態において第1の実施形態と実質上同一の部材は、同一の番号を付してその説明を省略する。
【0025】
送風装置の断面図である図3および送風装置のハウジングを分解して示す図4において、第1のファン装置102のファンハウジング106は、第1の部材108と第2の部材110から構成されている。第1の部材108はハウジング106の片方の側壁を構成する側壁112と、この側壁112の一部を除く周縁部に設けられた周壁114を有している。この周壁114の対向する部位には、半径方向外方に突出する半円状の突出部116,118が設けられ、この突出部116,118にはそれぞれ取付貫通孔120,122が設けられている。側壁112の中央部には、周方向に間隔を置いて4個の吸入孔124が設けられている。この吸入孔124の数は適宜設定することができる。
【0026】
第2の部材110は、ハウジング106の他方の側壁を構成する側壁126と、この側壁126の一部を除く周縁部に設けられた周壁128を有している。周壁128の対向する部位には、第1の部材108の突出部116,118に対応して、突出部130,132が設けられ、突出部130,132には取付貫通孔134,136が形成されている。
【0027】
第1の部材108の周壁114および第2の部材110の周壁128には、両者を相互に着脱自在に装着するための係止手段が設けられている。図示の係止手段は、第1の部材108の周壁114の開口側部位(図4において下側部位)に設けられた係止爪138と、第2の部材110に設けられた係止凹部から構成されている。実施の形態では、係止爪138は周方向に間隔を置いて3個設けられ、それらの弾性変形可能な爪部は幾分半径方向外方に突出している。第2の部材110には、各係止爪138に対応して第1の部材108に向けて突出する小突部142が設けられ、かかる小突部142に形成された係止開口140によって係止凹部が構成されている。したがって、第1の部材108の係止爪138を第2の部材110の係止開口140に係合させることによって、第1および第2の部材108,110を着脱自在し装着することができる。そして、かく装着すると、第1の部材108の周壁114と第2の部材110の周壁128とがハウジング106の周壁を規定し、周壁108,110が存在しない部位が、ハウジング106に規定された排出口144として機能する。また、第1の部材108の取付貫通孔120,122と第2の部材110の取付貫通孔134,136とが整合して実質上連続した取付貫通孔を規定する。第1の部材108と第2の部材110との接続部の密封性を高めるために、第1の部材108の周壁114の開口部の外側部位に段部を設けるとともに、第2の部材110の周壁128の開口部の内側部位に段部を設け、これら第1および第2の部材108,110の開口部を半径方向に重ねるようにするのが望ましい。なお、上述した構成に代えて、第1の部材108に係止凹部を、また第2の部材110に係止爪138を設けるようにしてもよい。さらに、第1の部材108と第2の部材110の結合は、係止手段に代えて接着剤等によって行うこともできる。
【0028】
実施の形態では、図3及び図4から明らかなように、第2の部材110に開口カバー部146が一体的に設けられている。開口カバー部146はハウジング106に規定される排出口の形状にほぼ対応し、下方への空気の流れをスムースにするために、その上部(第1の部材108に対応する部位)は下方に第2の部材110に向けて外方に円弧状に湾曲して突出している。この開口カバー部146の下縁と第2の部材110の側壁126との間には、矩形状の導出開口148が規定されている。この導出開口148は、ハウジング106の排出口144から排出された空気を第1のファン装置102と第2のファン装置104との間の空間に導く。また、開口カバー部146と第1のファン装置102のハウジング106の間を塞ぐように補助カバー壁150,152が設けられており、ハウジング106の排出口144から排出された空気が外部に漏れないように構成されている。なお、開口カバー部146における密封性を高めるために、第1の部材108の排出口144の一部を規定する部分内側部位に段部が設けられるとともに、開口カバー部146および補助カバー部150,152の対応する部分の外側部位にも段部が設けられ、これら段部が重ね合させている。なお、図3から理解されるとおり、ファン装置の主要構成部品、すなわちロータ22およびステータ36等は第1の部材108に所要のとおり装着される。
【0029】
次に、第2のファン装置104のファンハウジング162について説明すると、図示のハウジング162は、第1の部材164と第2の部材166から構成されている。第1の部材164はハウジング162の片方の側壁を構成する側壁168と、この側壁168の一部を除く周縁部に設けられた周壁170を有している。この周壁170の対向する部位には、第1のファン装置102の突出部116,118,130,132に対応して、半径方向外方に突出する半円状の突出部172,174が設けられ、この突出部172,174にはそれぞれ取付貫通孔176,178が設けられている。側壁168の中央部には、周方向に間隔を置いて4個の吸入口180が設けられている。この吸入口180の数は適宜設定することができる。
【0030】
第2の部材166は、ハウジング162の他方の側壁を構成する側壁182と、この側壁182の一部を除く周縁部に設けられた周壁184を有している。周壁184の対向する部位には、第1の部材164の突出部172,174に対応して、突出部186,188が設けられ、突出部186,188には取付貫通孔190,192が形成されている。
【0031】
第1の部材164の周壁170および第2の部材166の周壁184には、両者を相互に着脱自在に装着するための係止手段が設けられている。図示の係止手段は、第1のファン装置102に設けられたものと実質上同一の構成であり、第1の部材164の周壁170に設けられた係止爪194と、第2の部材166の小突部196に設けられた係止開口198(係止凹部として作用する)から構成されている。したがって、第1の部材164の係止爪194を第2の部材166の係止開口198に係合させることによって、第1および第2の部材164,166を着脱自在し装着することができる。そして、かく装着すると、第1の部材164の周壁170と第2の部材166の周壁184とがハウジング162の周壁を規定し、周壁170,184が存在しない部位が、ハウジング162に規定された矩形状の排出口200として機能する。また、第1の部材164の取付貫通孔176,178と第2の部材166の取付貫通孔190,192とが整合して実質上連続した取付貫通孔を規定する。第1の部材108と第2の部材110との接続部の密封性を高めるために、第1のファン装置102と同様に、第1の部材164の周壁170の開口部の外側部位に段部を設けるとともに、第2の部材166の周壁184の開口部の内側部位に段部を設け、これら第1および第2の部材164,166の開口部を半径方向に重ねるようにするのが望ましい。なお、上述した構成に代えて、第1の部材164に係止凹部を、また第2の部材166に係止爪194を設けるようにしてもよい。さらに、第1の部材164と第2の部材166の結合は、係止手段に代えて接着剤等によって行うこともできる。第1のファン装置102と第2のファン装置104を着脱自在に装着可能にすると、片方のファン装置102,104が故障等したとき、この故障等したファン装置のみを交換すればよく、経済的メリットが大きくなる。この第2のファン装置104においても、ファン装置の主要構成部品、すなわちステータ36およびロータ22等は第1の部材164に装着される。
【0032】
実施の形態では、第1のファン装置102の排出口144から排出された空気が第2のファン装置104の吸入口180に送給されるように次のとおり構成されている。第2のファン装置104の第1の部材164の側壁168は、第2の部材166の側壁182よりも図3において幾分左方に突出しており、この側壁168の突出する部分は上方に第1のファン装置102に向けて弧状に湾曲して延びており、この第1の部材164の外形は、第1のファン装置102の第2の部材110の全体の外形に対応している。第1の部材164の周壁170は、側壁168を越えて上方に突出しており、この周壁170の上端縁は側壁168の弧状に延びる突出先端縁まで延び、これと協働して実質上同一の面を規定する。なお、第1の部材164の側壁168の突出部分が弧状に湾曲されているので、図3から容易に理解されるとおり、第2のファン装置104の吸入口180に向けての空気の流れがスムースとなる。
【0033】
第1のファン装置102のハウジング106と第2のファン装置104のハウジング162には、両者を互いに着脱自在に装着する係止手段が4組設けられている。図示の係止手段の各々は、第1および第2のファン装置102,104に設けられたものと実質上同一の構成であり、該1のファン装置102の第2の部材110の周壁128に設けられた係止爪202と、第2のファン装置104の第1の部材164の周壁170に設けられている小突起204に形成された係止開口206(係止凹部として作用する)から構成されている。この構成に代えて、第1の部材164に係止開口206を設け、第2の部材166に係止爪202を設けるようにしてもよい。したがって、第1のファン装置102の係止爪202を第2のファン装置204の係止開口204に係合させることによって、第1および第2のファン装置102,104を着脱自在に装着することができる。かく装着すると、図3に示すように、第1および第2のファン装置102,104が、それらの吸入口124,180が同じ方向(図3において左方)を向くように上下方向に重ね合わせられ、第1のファン装置102の第2の部材110の周壁128、開口カバー部146および補助カバー部150,152の下縁部が第2のファン装置104の第1の部材164の周壁170および側壁168の一部の上縁部に載置されるように取付けられ、第1のファン装置102のハウジング106と第2のファン装置104のハウジング162とは実質上連続した送風装置のハウジングを規定する。そして第1のファン装置102の第2の部材110の側壁126と第2のファン装置104の第1の部材164の側壁168との間に空気流を導くための空間が規定され、この空間の周面は第2のファン装置104の第1の部材164の周壁170と側壁168の一部によって覆われ、これによって空気の外部への漏れが防止される。また、第1のファン装置102の取付貫通孔(貫通孔120,122,134,136)と第2のファン装置104の貫通孔176,178,190,192)とが上下方向に整合し、これら貫通孔を通して固定ねじ等の部材を装着することによって電子機器等の支持フレーム(図示せず)に装着することができる。なお。第1のファン装置102のハウジング106と第2のファン装置104のハウジング162との接続部の密封性を高めるために、上述したと同様に、第1のファン装置102の第2の部材110の外側部位と第2のファン装置104の第1の部材164の内側部位にそれぞれ段部を設け、これら段部を重ね合わせるようにするのが望ましい。
【0034】
かくの通りの送風装置における第1および第2のファン装置102,104の構成は、第1の実施形態における第1および第2のファン装置2,4の構成と実質上同一である。この送風装置においても、第1および第2のファン装置102,104の羽根体32が同時に所定方向に回転駆動される。かくすると、第1のファン装置102においては、羽根体32の作用によって外部の空気が吸入口124からハウジング106内に吸入され、吸入された空気はその排出口144から開口カバー部146に向けて排出される。そしてかく排出された空気は、開口カバー部146に案内され、第1のファン装置102の側壁126と開口カバー部146との間に規定された導出開口148を通って第1のファン装置102の側壁126と第2のファン装置104の側壁168との間の空間に導かれ、かかる空間を通って第2のファン装置104の吸入口180に送給される。第2のファン装置104の吸入口180に送給された空気は、その羽根体32の作用によってハウジング162内に吸入され、吸入された空気はその排出口200から外部に排出される。したがって、この送風装置では、第1の実施形態と同様に、冷却のための空気流は、第1および第2のファン装置102,104の羽根体32の作用によって送給されるため、第2のファン装置104の排出口200から排出される空気流の圧力、すなわち静圧は大きくなり、比較的小さな装置でもって空気流の静圧特性を向上させることができる。さらに、第1の実施形態と比較して接続部材を省略することができるので、送風装置全体の薄型化、小型化が達成される。
【0035】
なお、第2の実施形態では、開口カバー部146を第1のファン装置102の第2の部材110に設けているが、これに代えて、第1のファン装置102の第1の部材108に設けることもでき、また第2のファン装置104の第1の部材164に設けることもできる。
【0036】
また、上述の実施形態では、ステータを固定したハウジングの側壁に吸入口が形成されたものに適用して説明したが、たとえば実開平6−37594号公報の図5に示されたもの、すなわちステータを固定した側壁と反対側の側壁(カバー壁)に吸入口が形成されたものにも同様に適用することができる。
【0037】
【発明の効果】
本発明によれば、一対のファン装置を連結する接続部材を設けたので、第1のファン装置の排出口から排出された空気はこの接続部材によって第2のファン装置の吸入口に導かれ、第2のファン装置の排出口から排出される空気は、第1および第2のファン装置の羽根体によって送風圧力、すなわち静圧が高められ、小型の2個のファン装置を利用して静圧特性の優れた小型の送風装置を提供することができる。また、一対のファン装置の吸入口が同じ方向を向いているので、第1のファン装置から第2のファン装置に空気を導くための空間を小さくすることができ、送風装置の小型化を図ることができる。
【0038】
また本発明によれば、接続部材に一対のファン装置を所要の通りに装着すると、接続部材の開口カバー部が第1のファン装置の排出口を覆い、また接続部材の導入開口が第2のファン装置の吸入口に合致するので、第1のファン装置の排出口から排出された空気は第1のファン装置と接続部材の取付本体部との間の空間を通ってその導入開口から第2のファン装置の吸入口に吸入される。したがって、比較的簡単な構成でもって第1のファン装置から排出された空気を第2のファン装置に導くことができ、これによって第2のファン装置から排出される空気の静圧特性を高めることができる。
【0039】
また本発明によれば、第1および第2のファン装置に設けられた取付貫通孔を利用してこれらファン装置と接続部材を所要の通り連結することができ、通常のファン装置を設計変更を加えることなく用いることができる。
【0040】
本発明によれば、第1または第2のファン装置のハウジングに開口カバー部が設けられているので、第1のファン装置の排出口から排出された空気は第1のファン装置の他方の側壁と第2のファン装置の一方の側壁との間の空間を通って第2のファン装置の吸入口に送給される。したがって、第2のファン装置の排出口から排出される空気は第1および第2のファン装置の羽根体の作用によってその送給圧力、すなわち静圧が高められる。また、開口カバー部が第1または第2のファン装置のハウジングに一体的に設けられているので、送風装置全体の高さを小さくすることができ、送風装置の小型化が達成される。さらに、第1および第2のファン装置の吸入口が同一方向を向いているので、第1のファン装置から第2のファン装置に空気を導くための空間を小さくすることができ、これによって送風装置の小型化を図ることができる。
【0041】
また本発明によれば、開口カバー部が第1のファン装置のハウジングの他方の側壁に設けられ、この側壁にはまた導出開口が形成されているので、第1のファン装置の排出口から排出された空気は開口カバー部および導出開口の作用によって第2のファン装置の吸入口に向けて送給される。
【0042】
さらに本発明によれば、第1のファン装置と第2のファン装置を連結するための係止手段が係止爪と係止凹部の組合せから構成されているので、両者を係合させることによって第1および第2のファン装置を容易に相互に連結することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う送風装置の第1の実施形態を分解して示す分解斜視図である。
【図2】図1におけるII−II線による断面図である。
【図3】本発明に従う送風装置の第2の実施形態を示す断面図である。
【図4】図3の送風装置のハウジングを分解して示す分解斜視図である。
【符号の説明】
2,102 第1のファン装置
4,104 第2のファン装置
5,106,162 ハウジング
6 接続部材
8,10,112,126,168,182 側壁
12,114,128,170,184 周壁
14,124,180 吸入口
22 ロータ
30 マグネット
32 羽根体
42 排出口
52 取付本体部
54 導入開口
58,146 開口カバー部
108 第1のファン装置の第1の部材
110 第1のファン装置の第2の部材
164 第2のファン装置の第1の部材
166 第2のファン装置の第2の部材

Claims (6)

  1. 一対の側壁(8,10)と該一対の側壁(8,10)を接続する周壁(12)からなるファンハウジング(5)、該ファンハウジング(5)の片方の該側壁(8)に形成された吸入口(14)、該ファンハウジング(5)の該周壁(12)の一部に形成された排出口(42)、該吸入口(14)から該排出口(42)への空気流を生成するための羽根体(32)および該羽根体(32)を所定方向に回転駆動する駆動手段(30,36)をそれぞれ備えた同一の構成の第1および第2のファン装置(2,4)と、該第1および第2のファン装置(2,4)の間に介在されそれぞれの吸入口(14)およびそれぞれの排出口(42)が同一方向に向く状態で該第1および第2のファン装置(2,4)を所定間隙を保持して連結する接続部材(6)と、を具備し、
    該第1のファン装置(2)の該吸入口(14)から吸入された空気は、該第1のファン装置(2)の該羽根体(32)の作用によって該第1のファン装置の該排出口(42)から排出され、該接続部材(6)は、該第1のファン装置(2)の該排出口(42)から排出された空気を該第1のファン装置(2)と該第2のファン装置(4)との間の間隙を通して該第2のファン装置(4)の該吸入口(14)に導き、該第2のファン装置(4)の該吸入口(14)から吸入された空気は、該第2のファン装置(4)の該羽根体(32)の作用によって該第2のファン装置(4)の該排出口(42)から排出されることを特徴とする送風装置。
  2. 該接続部材(6)は、取付本体部(52)とこの取付本体部(52)の一端部に設けられた開口カバー部(58)を有し、該取付本体部(52)には導入開口(54)が設けられており、該第1のファン装置(2)の該ファンハウジング(5)は該接続部材(6)の片側に装着され、該第1のファン装置(2)を装着すると該第1のファン装置(2)の該排出口(42)が該接続部材(6)の該開口カバー部(58)によって覆われ、該第2のファン装置(4)の該ハウジング(5)は該接続部材(6)の他側に装着され、該第2のファン装置(4)を装着すると該第2のファン装置(4)の該吸入口(14)が該接続部材(6)の該導入開口(54)に合致し、該第1のファン装置(2)の該排出口(42)から排出された空気は、該第1のファン装置(2)の該ハウジング(5)の他方の該側壁(10)と該接続部材(6)の該取付本体部(52)との間を通って該第2のファン装置(4)の該吸入口(14)に導入されることを特徴とする請求項1記載の送風装置。
  3. 該第1および第2のファン装置(2,4)の該ハウジング(5)にはそれぞれ取付貫通孔(44,46)が設けられ、該接続部材(6)の該取付本体部(52)には該取付貫通孔(44,46)に対応して連結貫通孔(70,72)が設けられており、該取付貫通孔(44,46)および該連結貫通孔(70,72)を通して固定連結部材が装着されることを特徴とする請求項1または2記載の送風装置。
  4. 一対の側壁(112,126,168,182)と該一対の側壁(112,126,168,182)を接続する周壁(114,128,170,184)からなるファンハウジング(106,162)、該ファンハウジング(106,162)の一方の該側壁(112,168)に形成された吸入口(124,180)、該ファンハウジング(106,162)の該周壁(106,162)の一部に形成された排出口(144,200)、該吸入口(124,180)から該排出口(144,200)への空気流を生成するための羽根体(32)および該羽根体を所定方向に回転駆動する駆動手段(30,36)をそれぞれ備えた第1および第2のファン装置(102,104)を備え、該第1および第2のファン装置(102,104)はそれぞれの吸入口(124,180)が同一方向に向くよう重ねて配置され、該第1および第2のファン装置(102,104)のそれぞれのファンハウジング(106,162)は、該第1のファン装置(102)の他方の側壁(126)と該第2のファン装置(104)の一方の側壁(168)との間に空間を形成するよう互いに連結され、該第1または第2のファン装置(102,104)の該ファンハウジング(104)には、該第1のファン装置(102)の該排出口(144)から排出された空気を該空間を通して該第2のファン装置(104)の該吸入口(180)に案内するための開口カバー部(146)が一体的に設けられており、
    該第1のファン装置(102)の該吸入口(124)から吸入された空気は、該第1のファン装置(102)の該羽根体(32)の作用によって該第1のファン装置(102)の該排出口(144)から排出され、該第1のファン装置(102)の該排出口(144)から排出された空気は、該開口カバー部(146)に沿って該第1のファン装置(102)の該ファンハウジング(106)の他方の該側壁(126)と該第2のファン装置(104)の該ファンハウジング(162)の一方の該側壁(168)との間の空間を通って該第2のファン装置(104)の該吸入口(180)に導かれ、該第2のファン装置(104)の該吸入口(180)から吸入された空気は、該第2のファン装置(104)の該羽根体(32)の作用によって該第2のファン装置(104)の該排出口(200)から排出されることを特徴とする送風装置。
  5. 該開口カバー部(146)は該第1のファン装置(102)の該ハウジング(106)に設けられ、該第1のファン装置(102)の該ハウジング(106)の他方の該側壁(126)と該開口カバー部(146)との間には導出開口(148)が規定され、該第1のファン装置(102)の該排出口(144)から排出された空気は、該導出開口(148)を通って該第1のファン装置(102)の該ハウジング(106)の他方の該側壁(126)と該第2のファン装置(104)の該ハウジング(162)の一方の該側壁(168)との間に導かれることを特徴とする請求項4記載の送風装置。
  6. 該第1のファン装置(102)の該ハウジング(106)および該第2のファン装置(104)の該ハウジング(162)には、両者を相互に着脱自在に装着する係止手段(202,206)が設けられ、該係止手段は、該第1および第2のファン装置の該ハウジングの一方に設けられた係止爪(202)とそれらの他方に設けられた係止凹部(206)から構成されていることを特徴とする請求項4または5に記載の送風装置。
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