JPH0753403Y2 - 電気回転機の構造 - Google Patents

電気回転機の構造

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JPH0753403Y2
JPH0753403Y2 JP1989114591U JP11459189U JPH0753403Y2 JP H0753403 Y2 JPH0753403 Y2 JP H0753403Y2 JP 1989114591 U JP1989114591 U JP 1989114591U JP 11459189 U JP11459189 U JP 11459189U JP H0753403 Y2 JPH0753403 Y2 JP H0753403Y2
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lead wire
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electric
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Description

【考案の詳細な説明】 a.産業上の利用分野 本考案は、比較的小形の電気回転機の構造に関し、特に
該回転機の内部からケースを貫通してリード線が引き出
される構造に関する。
b.従来の技術 従来、産業の各分野の制御装置を含む、各種装置に使用
される電動機やファンモータなどの比較的小形の電気回
転機のリード線の引き山し構造としては、例えば第4図
の断面図に示すようなものがある。
同図において、1は交流誘導電動機、2は同電動機1に
結合された変速機、またはファンフレームなどである
が、ここでは変速機(一点鎖線にて示す)とする。電動
機1は固定子3と回転子4とから構成され、固定子3に
はケース5,ブラケット6および電動機巻線7のほか、回
転子4を回動自在に軸承する軸受8,9が前記ケース5の
側面とブラケット6に配設されている。
前記電動機1には、前記ケース5とブラケット6、およ
び変速機2を結合するため、図示しないねじ類が設けら
れている。更に、両側を前記軸受8,9で軸承された回転
子4の出力軸10は、一方の軸受9と、前記ブラケット6
とを貫通して、外部に突出され、電動機1が発生する機
械的動力を出力する。
また、電動機巻線7からの複数の引き出しリード線11
は、可撓性ブッシュ12を介してケース穴5aを貫通し、外
部に導出されている。
c.考案が解決しようとする課題 しかしながら、このような従来の電気回転機のリード線
の引き出し構造は、前記ブッシュ12が脱落し易く、リー
ド線11とケース穴5aとの間にすきまを生ずるという問題
点があった。
このため、ケース5の形状を変え、前記リード線の引き
出し構造を改良したものは、かえってケースを成形する
金型の製作が困難であったり、または構造が複雑になる
ため、後加工および組立作業に手間がかかるという問題
点があった。
本考案はかかる点に鑑みなされたもので、その目的は前
記問題点を解消し、リード線の引き出し構造が簡単で、
かつ耐久性があり、加工および組立作業が容易な電気回
転機の構造を提供することにある。
d.課題を解決するための手段 前記目的を達成するための本考案の構成は、電気回転機
の内部からケースを貫通してリード線が引き出される構
造において、下記(1)および(2)のとおりである。
(1)前記ケースの外周端部でその半径方向に、前記リ
ード線を引き出すための開口部を設け、前記回転機内部
の、固定子に対して前記リード線が引き出される側で、
前記ケースの開口部に嵌着するように突起部が設けられ
とともに、該突起部の先端に、前記リード線を貫通させ
るための引き出し口が形成され、かつ中心穴部が前記ケ
ースの軸受保持部に嵌着するように形成された電気絶縁
材からなるカバーを、前記回転機内部の前記側で、前記
ケース内面のほぼ全域にわたって着設させたことを特徴
とする。
(2)前記電気絶縁材が可撓性のある電気絶縁材である
ことを特徴とする。
e.作用 前記のように構成された電気回転機の構造は、絶縁カバ
ーの一部に、ケースのリード線引き出し用の開口部には
め込むように形成した突起部を設け、該突起部に設けら
れた引き出し口から、該引き出し口がリード線に密着す
るように、該リード線を導出する。そして、絶縁カバー
はケース内面と固定子に挾まれ、固定されるので前記引
き出し口で前記リード線を保護しながら固定する。
f.実施例 以下、図面に基づいて本考案の好適な実施例を例示的に
詳しく説明する。
第1図ないし第3図は本考案の一実施例を示すもので、
第1図は電動機の断面図、第2図は該電動機のリード線
引き出し側をみた一部斜視図、第3図は絶縁カバーの斜
視図であり、第4図と同一部材には同一符号を付して、
その説明を省略する。
同図において、電動機21の固定子3の巻線7からケース
5を貫通してリード線22を引き出すため、該ケース5の
外周端部付近でその半径方向に貫通する開口穴23を設け
る。24は、一部に突起部24aを有し、外形が第3図のよ
うなほぼドーナツ形の絶縁カバーである。この絶縁カバ
ー24の前記突起部24aには、リード線22の貫通引き出し
穴24bが設けられており、その材質は好ましくは可撓性
のある電気絶縁材である。そして、前記絶縁カバー24
は、前記電動機21の固定子3に対して、前記リード線22
が引き出される側のケース5の内面において、前記突起
部24aをケース5に設けられた前記開口穴23にはめ込む
ように配置され、前記ケース5の内面のほぼ全域にわた
って固定子との間に、固定される。同時に、前記絶縁カ
バー24の中心穴部24cは、ケース5の軸受保持部25には
め込むように固定される。
しかる後、前記リード線22を、絶縁カバー24の引き出し
穴24bおよびケース5の開口穴23を貫通して引き出す。
このとき、絶縁カバー24は可撓性を有するため、前記引
き出し穴24bの部分は引き出されるリード線22に密着
し、リード線22を機械的に保護する。更に、リード線22
を貫通させた後、必要により、この引き出し穴24bの部
分を、例えば可撓性のある樹脂で充填してもよい。
本実施例によれば、ケース5の開口穴23の形状は単純で
あるので、ケース5を、金型を利用して成形(鋳造)す
る場合、該金型を簡単に加工するだけでよい。
なお、前記実施例は一般の小形電動機について述べた
が、本考案の技術は、前記実施例に限定されるものでは
なく、これに類似の構造を有する、例えば各種ファンモ
ータなどにも十分適用される。
また、前記実施例と同様な機能を有する他の態様の手段
によってもよく、また本考案の技術は前記構成の範囲内
において種々の変更,付加が可能である。
g.考案の効果 以上の説明から明らかなように本考案によれば、電気回
転機の内部からケースを貫通してリード線が引き出され
る構造において、前記ケースの外周端部でその半径方向
に、前記リード線を引き出すための開口部を設け、前記
回転機内部の、固定子に対して前記リード線が引き出さ
れる側で、前記ケースの開口部に嵌着するように突起部
が設けられとともに、該突起部の先端に、前記リード線
を貫通させるための引き出し口が形成され、かつ中心穴
部が前記ケースの軸受保持部に嵌着するように形成され
た電気絶縁材からなるカバーを、前記回転機内部の前記
側で、前記ケース内面のほぼ全域にわたって着設させた
ので、その構造が簡単で、前記ケースの端面に突起部分
および窪み部分がなく、かつ実用上耐久性があり、部品
点数も極めて少なく加工および組立作業が容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の電気回転機の構造の一実
施例を示し、第1図は電動機の断面図、第2図は第1図
の電動機のリード線引き出し側をみた一部斜視図、第3
図は絶縁カバーの斜視図、第4図は従来の電動機の断面
図である。 3……固定子、5……ケース、21……電動機、22……リ
ード線、23……開口穴、24……絶縁カバー、24a……突
起部、24b……引き出し穴。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電気回転機の内部からケースを貫通してリ
    ード線が引き出される構造において、前記ケースの外周
    端部でその半径方向に、前記リード線を引き出すための
    開口部を設け、前記回転機内部の、固定子に対して前記
    リード線が引き出される側で、前記ケースの開口部に嵌
    着するように突起部が設けられとともに、該突起部の先
    端に、前記リード線を貫通させるための引き出し口が形
    成され、かつ中心穴部が前記ケースの軸受保持部に嵌着
    するように形成された電気絶縁材からなるカバーを、前
    記回転機内部の前記側で、前記ケース内面のほぼ全域に
    わたって着設させたことを特徴とする電気回転機の構
    造。
  2. 【請求項2】前記電気絶縁材が可撓性のある電気絶縁材
    であることを特徴とする請求項1に記載の電気回転機の
    構造。
JP1989114591U 1989-09-29 1989-09-29 電気回転機の構造 Expired - Fee Related JPH0753403Y2 (ja)

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