JPH0670497A - モールドモータ - Google Patents

モールドモータ

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Publication number
JPH0670497A
JPH0670497A JP21311192A JP21311192A JPH0670497A JP H0670497 A JPH0670497 A JP H0670497A JP 21311192 A JP21311192 A JP 21311192A JP 21311192 A JP21311192 A JP 21311192A JP H0670497 A JPH0670497 A JP H0670497A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
end portion
coil
coil end
cylindrical surface
stator core
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21311192A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Shirokibara
勉 白木原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP21311192A priority Critical patent/JPH0670497A/ja
Publication of JPH0670497A publication Critical patent/JPH0670497A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 モールド時のコイルエンド部の変形とスロッ
ト挿入の絶縁紙の変形を防止することができるモールド
モータを得ることを目的とする。 【構成】 コイルエンド部3aを覆う絶縁リング8にス
ロットに臨む櫛歯体8dを連設したもので、射出成形圧
によるコイルエンド部3aの変形を絶縁リング8で防止
するとともに、スロット挿入された絶縁紙9の変形を櫛
歯体8dで防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は樹脂のモールドされたモ
ールドモータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のモールドモータでは、モ
ールド時の射出成形圧でコイルエンド部が変形して樹脂
フレーム外に露出したり、レアショートしたり、金属製
のハウジングとの間で絶縁不良を生じたりするという問
題があった。
【0003】このような問題を解決するために、たとえ
ば、実開昭56−78648号公報に示したような構成
のものが提案されている。
【0004】この構成は、図4に示したように、ステー
タコア21に巻装されたコイル22のコイルエンド部2
3を環帽状の絶縁カバー24、25で覆い、その外側に
合成樹脂のモールド層を形成したもので、これにより、
コイルエンドの成形およびワニス処理、テーピング処理
等を不要にしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の構成
のモールドモータでは、モールド時の射出成形圧による
コイルエンド部23の変形を防止することができて有用
なものであるが、ステータコア21のスロット26に挿
入された絶縁紙27の変形を防止する手段については配
慮されていない。
【0006】すなわち、図5に示したように、絶縁紙2
7の端部はステータコア21の端部から露出しているた
めに、モールド時の射出成形圧で絶縁紙27の端部が内
方に押出されて回転子の挿入を妨げたり、変形によって
合成樹脂の流れを乱して未充填部を形成したりするとい
う問題があった。
【0007】本発明は上記問題を解決するものでモール
ド時のコイルエンド部の変形を防止することができると
ともに、絶縁紙の変形を防止して生産性を高めることが
できるモールドモータを提供することを目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、コイルエンド部に覆着する絶縁リングを、
コイルエンド部の端面を覆う環状面と、前記環状面に連
設されて前記コイルエンド部の内外面を覆う内筒面およ
び外筒面と、前記内筒面に連設されて前記ステータコア
のスロットに臨む櫛歯体とで形成したものである。
【0009】また、内筒面と櫛歯体とに亘ってリブを立
設したものである。
【0010】
【作用】上記構成において、コイルエンド部に絶縁リン
グを覆着してステータコアとコイルを合成樹脂でモール
ドすると、コイルエンド部は絶縁リングの内筒面と外筒
面によって変形が防止されるとともに、ステータコアの
スロットに挿入された絶縁紙はスロットに臨む櫛歯体で
支承されて内方への変形が防止される。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図1から図
4を参照しながら説明する。
【0012】図1において、ステータコア2とステータ
コア2に巻装されたコイル3とは合成樹脂で形成された
フレーム1に一体にモールドされている。そして、フレ
ーム1の開口端部には金属製のハウジング4が装着され
ている。フレーム1の閉端部とハウジング4にはそれぞ
れ玉軸受5、5が装着されてロータ6の回転軸7が枢支
されている。
【0013】コイル3のコイルエンド部3aにはコイル
3とハウジング4とを電気絶縁するとともにコイルエン
ド部3aの射出圧による変形を防止する目的で絶縁リン
グ8が覆着されている。
【0014】この絶縁リング8は、図2に示したよう
に、コイルエンド部3aの端面を覆うように環状に形成
された環状面8aと、環状面8aの外周部に連設されて
コイルエンド部3aの外周面を覆う外筒面8bと、環状
面8aの内周部に連設されてコイルエンド部3aの内周
面を覆う内筒面8cと、内筒面8cに連設されてステー
タコア2のスロットに臨む櫛歯体8dとで内筒面8cに
櫛歯体8dが連設された環帽状に形成されている。ま
た、内筒面8cと櫛歯体8dには両者に亘るリブ8eが
立設されている。8fは環状面8aに設けられた複数の
孔で合成樹脂の流入孔である。
【0015】上記構成において、図3に示したようにコ
イルエンド部3aに絶縁リング8を覆着すると、コイル
エンド部3aの外周は絶縁リイグ8の環状面8a、外筒
面8b、内筒面8cで覆われ、ステータコア2のスロッ
トに挿入された絶縁紙9は、ステータコア2からの露出
部9aを含んで絶縁リング8の櫛歯体8dあるいはリブ
8eでコイル3に押圧され、しかも、内方、つまりロー
タ6側へ変形しないように支承される。
【0016】この状態でステータコア2を金型内の所定
の位置に位置させて合成樹脂を射出成形により注入し、
ステータコア2とコイル3を一体にモールドしてフレー
ム1を形成する。このモールド時に、コイルエンド部3
には射出成形圧が加わるが、コイルエンド部3は絶縁リ
ング8で覆われているので内方へも外方へも変形するこ
とがなく、これにより、コイルエンド部3がフレーム1
外に露出したり、レアショートしたり、ハウジング4の
装着時にハウジングと接触して絶縁不良を生じたりする
ことを防止することができる。
【0017】また、絶縁紙9のステータコイル2からの
露出部9aにも射出成形が加わるが露出部9aは絶縁リ
ング8の櫛歯体8dでコイル3に押圧され、しかも、内
方へ変形しないように支承されているのでコイル3側へ
も内方へも変形することがなく、これにより、露出部9
aの内方変形によるロータ6の挿入阻害要因をなくする
とともに、合成樹脂の流れを乱すことをなくして未充填
部の発生を防止することができる。
【0018】そして、絶縁リング8の円筒面8cと櫛歯
体8dに立設したリブ8eは、両者の連設部の補強に加
えて、絶縁紙9およびその露出部9aを支承する支承体
にもなり、絶縁紙9およびその露出部9aをより確実に
支承することができる。
【0019】なお、本実施例においては、一方端のコイ
ルエンド部3aに絶縁リング8を覆着したものについて
説明したが両端のコイルエンド部3aに覆着してもよい
ことはいうまでもない。
【0020】
【発明の効果】以上の実施例の説明から明らかなよう
に、本発明によれば、コイルエンド部の端面を覆う環状
面と、環状面に連設されてコイルエンド部の内外面を覆
う内筒面および外筒面と、内筒面に連設されてステータ
コアのスロットに臨む櫛歯体とで絶縁リングを形成し、
絶縁リングをコイルエンド部に覆着するとともに櫛歯体
でスロットに挿入された絶縁紙を支承してステータコア
とコイルを一体にモールドするようにしたことにより、
モールド時の射出成形圧によるコイルエンド部と絶縁紙
の変形が防止され、これにより、コイルエンド部のフレ
ーム外への露出やレアショート、あるいは金属製ハウジ
ングとの間の絶縁不良をなくし、さらに、絶縁紙の変形
によるロータ挿入の阻害要因や合成樹脂の乱流による未
充填部の発生をなくすことができる。
【0021】このようにして、コイルエンド部の変形を
防止することができるとともに、絶縁紙の変形を防止し
て生産性を高めることができるモールドモータを提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のモールドモータの側断面図
【図2】(a)は同絶縁リングの斜視図 (b)は同要部の側断面図
【図3】同モールドモータの要部の側断面図
【図4】従来例のモールドモータの分解斜視図
【図5】同要部の斜視図
【符号の説明】
1 フレーム 2 ステータコア 3 コイル 3a コイルエンド部 8 絶縁リング 8a 環状面 8b 外筒面 8c 内筒面 8d 櫛歯体 8e リブ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ステータコアに巻装されたコイルのコイル
    エンド部に覆着した絶縁リングと、前記ステータコアと
    前記コイルとを一体にモールドして形成したフレームと
    からなり、前記絶縁リングを、前記コイルエンド部の端
    面を覆う環状面と、前記環状面に連設されて前記コイル
    エンド部の内外面を覆う内筒面および外筒面と、前記内
    筒面に連設されて前記ステータコアのスロットに臨む櫛
    歯体とで形成したモールドモータ。
  2. 【請求項2】内筒面と櫛歯体とに亘ってリブを立設した
    請求項1記載のモールドモータ。
JP21311192A 1992-08-11 1992-08-11 モールドモータ Pending JPH0670497A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017041964A (ja) * 2015-08-19 2017-02-23 オークマ株式会社 電動機の固定子

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