JPH1189150A - 電動送風機及びその製造方法 - Google Patents
電動送風機及びその製造方法Info
- Publication number
- JPH1189150A JPH1189150A JP23625097A JP23625097A JPH1189150A JP H1189150 A JPH1189150 A JP H1189150A JP 23625097 A JP23625097 A JP 23625097A JP 23625097 A JP23625097 A JP 23625097A JP H1189150 A JPH1189150 A JP H1189150A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- slot
- winding
- electric blower
- stator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
- Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 ローター7に巻線14が配設されるスロ
ット12を設け、このスロット12をローター7外周面
と略面一とする埋設手段となる耐熱性樹脂15を充填し
た電動送風機及びその製造方法。 【効果】 スロットをローター外周面と略面一とするこ
とにより、スロット部分における空気の抵抗を抑制し、
電動機内を通過する空気の流れを悪化させることなく特
性を向上できる。
ット12を設け、このスロット12をローター7外周面
と略面一とする埋設手段となる耐熱性樹脂15を充填し
た電動送風機及びその製造方法。 【効果】 スロットをローター外周面と略面一とするこ
とにより、スロット部分における空気の抵抗を抑制し、
電動機内を通過する空気の流れを悪化させることなく特
性を向上できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動送風機に関わ
り、特にそのローターの改良に関する。
り、特にそのローターの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば電気掃除機等に使用される
電動送風機は、ステーター及びローターを内蔵する電動
機部と、ローターの回転軸に取り付けられた遠心ファン
及びディフューザーを内蔵するファン部とから構成さ
れ、電動送風機を駆動すると、ローターの回転に伴って
回転するファンにより送り出された風が、ディフューザ
ーのファン側からディフューザー裏面に形成された排気
通路を介して電動機部内に案内され、電動機内を通過し
て排出されるようになっている。
電動送風機は、ステーター及びローターを内蔵する電動
機部と、ローターの回転軸に取り付けられた遠心ファン
及びディフューザーを内蔵するファン部とから構成さ
れ、電動送風機を駆動すると、ローターの回転に伴って
回転するファンにより送り出された風が、ディフューザ
ーのファン側からディフューザー裏面に形成された排気
通路を介して電動機部内に案内され、電動機内を通過し
て排出されるようになっている。
【0003】このような電動送風機において、ローター
50は、図9に示す如く、積層した回転子鉄心に形成され
たスロット51に巻線52を施しているが、ローター51の回
転中に生じる遠心力により巻線52がスロット51から飛び
出すのを防止するため、スロット51の開口部にファイバ
ー等にて形成した巻線押さえ部材53を配設している。
50は、図9に示す如く、積層した回転子鉄心に形成され
たスロット51に巻線52を施しているが、ローター51の回
転中に生じる遠心力により巻線52がスロット51から飛び
出すのを防止するため、スロット51の開口部にファイバ
ー等にて形成した巻線押さえ部材53を配設している。
【0004】また、巻線52の温度上昇抑制及び巻線52の
皮膜保護と、巻線52の飛び出し防止を確実にするため、
巻線52にワニスを浸透させている。
皮膜保護と、巻線52の飛び出し防止を確実にするため、
巻線52にワニスを浸透させている。
【0005】上記構成により、ローター50の外周面に凹
凸が生じるため、ローター50の回転時に空気抵抗が生
じ、電動機部を通過する空気の流れが悪くなり、電動送
風機の特性が低下する欠点があった。
凸が生じるため、ローター50の回転時に空気抵抗が生
じ、電動機部を通過する空気の流れが悪くなり、電動送
風機の特性が低下する欠点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記欠点に
鑑みなされたもので、ローター部分での空気抵抗を減少
し、特性を向上できる電動送風機を提供することを課題
とする。
鑑みなされたもので、ローター部分での空気抵抗を減少
し、特性を向上できる電動送風機を提供することを課題
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の手段は、
ステーター及びローターを有する電動機とファンとから
なり、前記ローターに、巻線が配設されるスロットを設
け、前記スロットをローター外周面と略面一となるよう
に埋設する埋設手段を設けたことを特徴とする。
ステーター及びローターを有する電動機とファンとから
なり、前記ローターに、巻線が配設されるスロットを設
け、前記スロットをローター外周面と略面一となるよう
に埋設する埋設手段を設けたことを特徴とする。
【0008】本発明の第2の手段は、ステーター及びロ
ーターを有する電動機とファンとからなり、前記ロータ
ーに、巻線が配設されるスロットを設け、前記スロット
に耐熱性樹脂を充填してローター外周面と略面一に形成
したことを特徴とする。
ーターを有する電動機とファンとからなり、前記ロータ
ーに、巻線が配設されるスロットを設け、前記スロット
に耐熱性樹脂を充填してローター外周面と略面一に形成
したことを特徴とする。
【0009】本発明の第3の手段は、ステーター及びロ
ーターを有する電動機とファンとからなり、前記ロータ
ーに、巻線が配設されるスロットを設けるとともに、前
記スロットに挿入されて巻線を押さえる巻線押さえ部材
とを備え、前記巻線押さえ部材に、前記スロットに配設
された際に、ローター外周面と略面一となる突部を形成
したことを特徴とする。
ーターを有する電動機とファンとからなり、前記ロータ
ーに、巻線が配設されるスロットを設けるとともに、前
記スロットに挿入されて巻線を押さえる巻線押さえ部材
とを備え、前記巻線押さえ部材に、前記スロットに配設
された際に、ローター外周面と略面一となる突部を形成
したことを特徴とする。
【0010】前記ステーターに少なくとも一対の磁極を
形成し、該磁極間の巻線挿入開口に、磁極内面と略同率
の円弧面を有する補助部材を設けたことがのぞましい。
形成し、該磁極間の巻線挿入開口に、磁極内面と略同率
の円弧面を有する補助部材を設けたことがのぞましい。
【0011】本発明の第1の電動送風機の製造方法は、
前記ローターに形成したスロットに巻線を巻回する工
程、前記スロットに耐熱性樹脂を充填し、ローター外周
面と略面一に形成する工程、を備えたことを特徴とす
る。
前記ローターに形成したスロットに巻線を巻回する工
程、前記スロットに耐熱性樹脂を充填し、ローター外周
面と略面一に形成する工程、を備えたことを特徴とす
る。
【0012】本発明の第2の電動送風機の製造方法は、
前記ローターに形成したスロットに巻線を巻回する工
程、前記スロットに巻線押さえ部材を挿入し、巻線押さ
え部材に形成した突部をローター外周面と略面一に形成
する工程、を備えたことを特徴とする。
前記ローターに形成したスロットに巻線を巻回する工
程、前記スロットに巻線押さえ部材を挿入し、巻線押さ
え部材に形成した突部をローター外周面と略面一に形成
する工程、を備えたことを特徴とする。
【0013】前記電動送風機の製造方法は、前記ステー
ターの磁極に巻線を巻回する工程、前記磁極間に補助部
材を配置し、補助部材内面と磁極内面とによりほぼ連続
する円弧面を形成する工程、を備えることが望ましい。
ターの磁極に巻線を巻回する工程、前記磁極間に補助部
材を配置し、補助部材内面と磁極内面とによりほぼ連続
する円弧面を形成する工程、を備えることが望ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて以下に説明する。
いて以下に説明する。
【0015】1は電動送風機で、電動機2と送風機3と
から構成されている。
から構成されている。
【0016】まず、電動機2について説明すると、4は
一端側を開口した有底筒状のブラケットで、巻線を巻回
する磁極5を有するステーター6及び該ステーター6の
対向する磁極5間に位置するローター7が収納され、ブ
ラケット4の一端側開口は端板8により覆われている。
9は前記ブラケット4に固定されるブラシ保持部で、内
部に保持したカーボンブラシ10をローター7の整流子11
外周面に弾接させている。
一端側を開口した有底筒状のブラケットで、巻線を巻回
する磁極5を有するステーター6及び該ステーター6の
対向する磁極5間に位置するローター7が収納され、ブ
ラケット4の一端側開口は端板8により覆われている。
9は前記ブラケット4に固定されるブラシ保持部で、内
部に保持したカーボンブラシ10をローター7の整流子11
外周面に弾接させている。
【0017】前記ローター7には、その外周面に開口す
る複数のスロット12が軸線方向に沿って形成されるとと
もに、該スロット12の開口部内側面には、互いに近接す
る鍔部13が形成されており、該スロット12に絶縁被覆さ
れた巻線14が巻回されている。
る複数のスロット12が軸線方向に沿って形成されるとと
もに、該スロット12の開口部内側面には、互いに近接す
る鍔部13が形成されており、該スロット12に絶縁被覆さ
れた巻線14が巻回されている。
【0018】前記ローター7のスロット12には、巻線14
を巻回した後ワニス等の耐熱性樹脂15を充填してスロッ
ト12を埋設し、スロット12の開口部をローター7の外周
面と略面一となるようにしている。前記スロット12の開
口部は、鍔部13により幅が狭められているため、ロータ
ー7の回転中に生じる遠心力によりスロット12に充填さ
れたワニス15が飛散することがない。
を巻回した後ワニス等の耐熱性樹脂15を充填してスロッ
ト12を埋設し、スロット12の開口部をローター7の外周
面と略面一となるようにしている。前記スロット12の開
口部は、鍔部13により幅が狭められているため、ロータ
ー7の回転中に生じる遠心力によりスロット12に充填さ
れたワニス15が飛散することがない。
【0019】16は前記ブラケット4底面及び端板8中央
部に各々圧入固定されたボールベアリングで、前記ロー
ター7の回転軸17両端を各々回転自在に軸支している。
18は前記回転軸17のボールベアリング16と後述するファ
ン25との間に配設されて、ファン25とボールベアリング
16との間に間隔を保持する間隔保持手段となるスリーブ
である。
部に各々圧入固定されたボールベアリングで、前記ロー
ター7の回転軸17両端を各々回転自在に軸支している。
18は前記回転軸17のボールベアリング16と後述するファ
ン25との間に配設されて、ファン25とボールベアリング
16との間に間隔を保持する間隔保持手段となるスリーブ
である。
【0020】次に、送風機3について説明する。
【0021】19は前記端板8にネジ20にて固定されるデ
ィフューザーで、後述するファン25を間隔を存して載置
する合成樹脂製の基部21と、該基部21の裏面(電動機3
側)に一体形成されて排気通路22を形成する案内羽根23
と、前記基部21の表側(後述するファン25側)に一体形
成されて後述するファン25の外周部を囲繞するボリュー
ト壁24とから構成されている。
ィフューザーで、後述するファン25を間隔を存して載置
する合成樹脂製の基部21と、該基部21の裏面(電動機3
側)に一体形成されて排気通路22を形成する案内羽根23
と、前記基部21の表側(後述するファン25側)に一体形
成されて後述するファン25の外周部を囲繞するボリュー
ト壁24とから構成されている。
【0022】25は前記ディフューザー19を貫通して延び
る前記ローター7の回転軸17に固定されるファンであ
る。
る前記ローター7の回転軸17に固定されるファンであ
る。
【0023】26は前記ディフューザー19及びファン25を
覆うファンカバーで、前記端板8に圧入固定されてお
り、該ファンカバー26の略中央部に吸気口27を形成して
いる。
覆うファンカバーで、前記端板8に圧入固定されてお
り、該ファンカバー26の略中央部に吸気口27を形成して
いる。
【0024】而して、ローター7は、スロット12に巻線
14を巻回した後、スロット12にワニス等の耐熱樹脂15を
充填して外周面を略面一に形成する。
14を巻回した後、スロット12にワニス等の耐熱樹脂15を
充填して外周面を略面一に形成する。
【0025】この構成によると、ローター7のスロット
12部分において凹凸がなくなるため、電動送風機の駆動
中、空気の抵抗が生じるのを防止でき、従って電動機2
内を通過する空気の流れを悪化させることなく特性を向
上できる。
12部分において凹凸がなくなるため、電動送風機の駆動
中、空気の抵抗が生じるのを防止でき、従って電動機2
内を通過する空気の流れを悪化させることなく特性を向
上できる。
【0026】また、従来の如くスロット12の開口部に巻
線押さえ板を配設する必要がなく、作業工程及びコスト
を削減できる。
線押さえ板を配設する必要がなく、作業工程及びコスト
を削減できる。
【0027】上記第1の実施の形態では、スロット12に
ワニス等の耐熱性樹脂15を充填し、ローター7の外周面
を略面一にするよう構成したが、図4乃至図6に示す第
2の実施の形態の如く、スロット12の開口部に紙や合成
樹脂等の絶縁性材料にて形成した巻線押さえ板28を配設
し、この巻き線押さえ板28に突部29を一体形成しても良
い。
ワニス等の耐熱性樹脂15を充填し、ローター7の外周面
を略面一にするよう構成したが、図4乃至図6に示す第
2の実施の形態の如く、スロット12の開口部に紙や合成
樹脂等の絶縁性材料にて形成した巻線押さえ板28を配設
し、この巻き線押さえ板28に突部29を一体形成しても良
い。
【0028】前記突部29は、巻線押さえ板28をスロット
12の開口部に配設した際に、該突部29がローター7外周
面と連続してローター7外周面とスロット12部分が略面
一になるようになっている。
12の開口部に配設した際に、該突部29がローター7外周
面と連続してローター7外周面とスロット12部分が略面
一になるようになっている。
【0029】この構成により、ローター7のスロット12
部分において凹凸がなくなるため、電動送風機の駆動
中、空気の抵抗が生じるのを防止でき、従って電動機2
内を通過する空気の流れを悪化させることなく特性を向
上できる。
部分において凹凸がなくなるため、電動送風機の駆動
中、空気の抵抗が生じるのを防止でき、従って電動機2
内を通過する空気の流れを悪化させることなく特性を向
上できる。
【0030】さらに、図7及び図8に示す如く、本願の
第1の実施の形態または第2の実施の形態に加えて、さ
らにステーター6の磁極5間に、前記磁極5内面と略同
率の円弧状に形成された補助部材30を配設する事が望ま
しい。この補助部材30は、接着剤にて貼り付ける等の手
段にて取り付けられている。
第1の実施の形態または第2の実施の形態に加えて、さ
らにステーター6の磁極5間に、前記磁極5内面と略同
率の円弧状に形成された補助部材30を配設する事が望ま
しい。この補助部材30は、接着剤にて貼り付ける等の手
段にて取り付けられている。
【0031】この構成によると、磁極5間に補助部材30
を配設すると、磁極5内面と補助部材30内面とによりほ
ぼ連続する円弧面が形成され、ローター7の回転方向前
方側に位置する磁極5先端部分における空気の乱れを防
止でき、ローター7の外周部を面一にしたことと相まっ
て、電動機2内を通過する空気の流れを悪化させること
なく特性をより向上できる。
を配設すると、磁極5内面と補助部材30内面とによりほ
ぼ連続する円弧面が形成され、ローター7の回転方向前
方側に位置する磁極5先端部分における空気の乱れを防
止でき、ローター7の外周部を面一にしたことと相まっ
て、電動機2内を通過する空気の流れを悪化させること
なく特性をより向上できる。
【0032】
【発明の効果】本発明の請求項1によると、スロットを
ローター外周面と略面一となるように埋設する埋設手段
を設けることにより、ローターのスロット部分の凹凸を
なくして空気の抵抗を抑制し、電動機内を通過する空気
の流れを悪化させることなく特性を向上できる。
ローター外周面と略面一となるように埋設する埋設手段
を設けることにより、ローターのスロット部分の凹凸を
なくして空気の抵抗を抑制し、電動機内を通過する空気
の流れを悪化させることなく特性を向上できる。
【0033】本発明の請求項2によると、スロットをロ
ーター外周面と略面一となるように埋設する埋設手段を
設けることにより、ローターのスロット部分の凹凸をな
くして空気の抵抗を抑制し、電動機内を通過する空気の
流れを悪化させることなく特性を向上できる。
ーター外周面と略面一となるように埋設する埋設手段を
設けることにより、ローターのスロット部分の凹凸をな
くして空気の抵抗を抑制し、電動機内を通過する空気の
流れを悪化させることなく特性を向上できる。
【0034】また、埋設手段を耐熱樹脂とすることによ
り、耐熱樹脂を流し込むことでスロットを埋設でき、成
形が簡単で作業性を向上できるとともに、ローターの温
度上昇に耐えることができる。
り、耐熱樹脂を流し込むことでスロットを埋設でき、成
形が簡単で作業性を向上できるとともに、ローターの温
度上昇に耐えることができる。
【0035】本発明の請求項3によると、巻線押さえ板
に突部を形成し、ローターの外周面を略面一にすること
により、ローターのスロット部分の凹凸をなくして空気
の抵抗を抑制し、電動機内を通過する空気の流れを悪化
させることなく特性を向上できる。
に突部を形成し、ローターの外周面を略面一にすること
により、ローターのスロット部分の凹凸をなくして空気
の抵抗を抑制し、電動機内を通過する空気の流れを悪化
させることなく特性を向上できる。
【0036】また、巻線の飛び出しを防止する巻線押さ
え板を利用してローターの外周を面一にすることができ
るため、別部品を必要とせず、コストを押さえることが
できる。
え板を利用してローターの外周を面一にすることができ
るため、別部品を必要とせず、コストを押さえることが
できる。
【0037】本発明の請求項4によると、スロットをロ
ーター外周面と略面一とすることにより、ローターのス
ロット部分の凹凸をなくして空気の抵抗を抑制し、電動
機内を通過する空気の流れを悪化させることなく特性を
向上できるとともに、ステーターの磁極間に、磁極内面
と略同率の円弧面を有する補助部材を配設することによ
り、磁極内面と補助部材内面とによりほぼ連続する円弧
面が形成されるため、ローターの回転前方側に位置する
磁極の先端部分での空気の乱れを防止でき、ローターの
外周部を面一にしたことと相まって、電動機内を通過す
る空気の流れを悪化させることなく特性をより向上でき
る。
ーター外周面と略面一とすることにより、ローターのス
ロット部分の凹凸をなくして空気の抵抗を抑制し、電動
機内を通過する空気の流れを悪化させることなく特性を
向上できるとともに、ステーターの磁極間に、磁極内面
と略同率の円弧面を有する補助部材を配設することによ
り、磁極内面と補助部材内面とによりほぼ連続する円弧
面が形成されるため、ローターの回転前方側に位置する
磁極の先端部分での空気の乱れを防止でき、ローターの
外周部を面一にしたことと相まって、電動機内を通過す
る空気の流れを悪化させることなく特性をより向上でき
る。
【0038】本発明の請求項5によると、スロットをロ
ーター外周面と略面一となるように埋設する埋設手段を
設けることにより、ローターのスロット部分の凹凸をな
くして空気の抵抗を抑制し、電動機内を通過する空気の
流れを悪化させることなく特性を向上できる。
ーター外周面と略面一となるように埋設する埋設手段を
設けることにより、ローターのスロット部分の凹凸をな
くして空気の抵抗を抑制し、電動機内を通過する空気の
流れを悪化させることなく特性を向上できる。
【0039】本発明の請求項6によると、巻線押さえ板
に突部を形成し、ローターの外周面を略面一にすること
により、ローターのスロット部分の凹凸をなくして空気
の抵抗を抑制し、電動機内を通過する空気の流れを悪化
させることなく特性を向上できる。
に突部を形成し、ローターの外周面を略面一にすること
により、ローターのスロット部分の凹凸をなくして空気
の抵抗を抑制し、電動機内を通過する空気の流れを悪化
させることなく特性を向上できる。
【0040】また、巻線の飛び出しを防止する巻線押さ
え板を利用してローターの外周を面一にすることができ
るため、別部品を必要とせず、コストを押さえることが
できる。
え板を利用してローターの外周を面一にすることができ
るため、別部品を必要とせず、コストを押さえることが
できる。
【0041】本発明の請求項7によると、スロットをロ
ーター外周面と略面一とすることにより、ローターのス
ロット部分の凹凸をなくして空気の抵抗を抑制し、電動
機内を通過する空気の流れを悪化させることなく特性を
向上できるとともに、ステーターの磁極間に、磁極内面
と略同率の円弧面を有する補助部材を配設することによ
り、磁極内面と補助部材内面とによりほぼ連続する円弧
面が形成されるため、ローターの回転前方側に位置する
磁極の先端部分での空気の乱れを防止でき、ローターの
外周部を面一にしたことと相まって、電動機内を通過す
る空気の流れを悪化させることなく特性をより向上でき
る。
ーター外周面と略面一とすることにより、ローターのス
ロット部分の凹凸をなくして空気の抵抗を抑制し、電動
機内を通過する空気の流れを悪化させることなく特性を
向上できるとともに、ステーターの磁極間に、磁極内面
と略同率の円弧面を有する補助部材を配設することによ
り、磁極内面と補助部材内面とによりほぼ連続する円弧
面が形成されるため、ローターの回転前方側に位置する
磁極の先端部分での空気の乱れを防止でき、ローターの
外周部を面一にしたことと相まって、電動機内を通過す
る空気の流れを悪化させることなく特性をより向上でき
る。
【図1】本発明の電動送風機のステーター及びローター
の断面図である。
の断面図である。
【図2】同要部拡大断面図である。
【図3】同電動送風機の一部破断図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態を示すステーター及
びローターの断面図である。
びローターの断面図である。
【図5】同要部拡大断面図である。
【図6】同巻線押さえ板の斜視図である。
【図7】同第3の実施の形態を示すステーター及びロー
ターの断面図である。
ターの断面図である。
【図8】同補助部材の斜視図である。
【図9】従来技術を示すステーター及びローターの断面
図である。
図である。
【図10】同要部拡大断面図である。
【図11】同巻線押さえ板の斜視図である。
2 電動機 3 送風機 5 磁極 6 ステーター 7 ローター 12 スロット 15 ワニス(埋設手段) 28 巻線押さえ板 29 突部 30 補助部材
Claims (7)
- 【請求項1】 ステーター及びローターを有する電動機
とファンとからなり、前記ローターに、巻線が配設され
るスロットを設け、前記スロットをローター外周面と略
面一となるように埋設する埋設手段を設けたことを特徴
とする電動送風機。 - 【請求項2】 ステーター及びローターを有する電動機
とファンとからなり、前記ローターに、巻線が配設され
るスロットを設け、前記スロットに耐熱性樹脂を充填し
てローター外周面と略面一に形成したことを特徴とする
電動送風機。 - 【請求項3】 ステーター及びローターを有する電動機
とファンとからなり、前記ローターに、巻線が配設され
るスロットを設けるとともに、前記スロットに挿入され
て巻線を押さえる巻線押さえ部材とを備え、前記巻線押
さえ部材に、前記スロットに配設された際に、ローター
外周面と略面一となる突部を形成したことを特徴とする
電動送風機。 - 【請求項4】 前記ステーターに少なくとも一対の磁極
を形成し、該磁極間の巻線挿入開口に、磁極内面と略同
率の円弧面を有する補助部材を設けたことを特徴とする
請求項1または請求項2または請求項3記載の電動送風
機。 - 【請求項5】 ステーター及びローターを有する電動機
とファンとからなる電動送風機の製造方法において、 前記ローターに形成したスロットに巻線を巻回する工
程、 前記スロットに耐熱性樹脂を充填し、ローター外周面と
略面一に形成する工程、 を備えたことを特徴とする電動送風機の製造方法。 - 【請求項6】 ステーター及びローターを有する電動機
とファンとからなる電動送風機の製造方法において、 前記ローターに形成したスロットに巻線を巻回する工
程、 前記スロットに巻線押さえ部材を挿入し、巻線押さえ部
材に形成した突部をローター外周面と略面一に形成する
工程、 を備えた電動送風機の製造方法。 - 【請求項7】 前記ステーターの磁極に巻線を巻回する
工程、 前記磁極間に補助部材を配置し、補助部材内面と磁極内
面とによりほぼ連続する円弧面を形成する工程、を備え
た請求項5または請求項6記載の電動送風機の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23625097A JPH1189150A (ja) | 1997-09-01 | 1997-09-01 | 電動送風機及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23625097A JPH1189150A (ja) | 1997-09-01 | 1997-09-01 | 電動送風機及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1189150A true JPH1189150A (ja) | 1999-03-30 |
Family
ID=16998008
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23625097A Pending JPH1189150A (ja) | 1997-09-01 | 1997-09-01 | 電動送風機及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1189150A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009247039A (ja) * | 2008-03-28 | 2009-10-22 | Honda Motor Co Ltd | 回転電機 |
JP4965728B1 (ja) * | 2011-09-16 | 2012-07-04 | 網矢 貞幸 | ギャップレスモータの振動止 |
-
1997
- 1997-09-01 JP JP23625097A patent/JPH1189150A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009247039A (ja) * | 2008-03-28 | 2009-10-22 | Honda Motor Co Ltd | 回転電機 |
JP4965728B1 (ja) * | 2011-09-16 | 2012-07-04 | 網矢 貞幸 | ギャップレスモータの振動止 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20160329793A1 (en) | Single-Phase Outer-Rotor Motor and Electric Apparatus Having the Same | |
JP2003515059A (ja) | モータケーシングを有する流体ポンプ並びにモータケーシングを製造するための方法 | |
KR101557158B1 (ko) | 스테이터 어셈블리 | |
EP1443627B1 (en) | Generator with air deflector | |
JP3458324B2 (ja) | 整流子電動機 | |
JPH1189150A (ja) | 電動送風機及びその製造方法 | |
JP3370514B2 (ja) | ブラシレス電動機 | |
GB2231731A (en) | Mounting cooling fan on rotor core | |
JPS5849074A (ja) | ブラシレスモ−タ | |
JP5369557B2 (ja) | 電動送風機 | |
JPH0870560A (ja) | 電気機器、特に乗り物用のジェネレータ | |
KR100390333B1 (ko) | 전동송풍기 | |
JP2002136051A (ja) | 回転機及びそのロータ | |
JPH1189201A (ja) | 電動工具用回転子のコイル損傷防止機構 | |
JP2002330564A (ja) | 電動機 | |
JPH1155885A (ja) | 電動送風機およびその電動送風機を用いた電気掃除機 | |
JP3049249U (ja) | 回転電機用回転子 | |
JP2014230347A (ja) | 電動送風機と電気掃除機 | |
JPH02245500A (ja) | 送風機 | |
KR101486084B1 (ko) | 팬 모터 | |
JPH019261Y2 (ja) | ||
JP3445736B2 (ja) | 電動機 | |
JPH0638476A (ja) | 無刷子電動機 | |
KR101554737B1 (ko) | 스테이터 어셈블리 | |
JPH03235643A (ja) | 送風電動機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20050712 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20050719 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20051115 |