JPH03235643A - 送風電動機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は電気掃除機等の送風装置を有する機器に使用
される送風電動機、特に回転子の絶縁に関するものであ
る。

［従来の技術］ まず、従来の送風電動機について第９図〜第１６図を用
いて説明する。第９図は一般的な電気掃除機の側面図、
第１０図は第９図の送風電動機の側面図、第１１図は第
１Ｏ図の送風電動機の回転子の側面図、第１２図は樹脂
性エンドインスの正面図、第１３図は樹脂性エンドイン
スの側面図、第１４図は紙性スロットインスの正面図、
第１５図は回転軸に圧入した回転子コアへの樹脂性エン
ドインスと紙性スロットインスの挿入手順図、第１６図
は回転子コアに紙性スロソトインスを挿入した正面図で
ある。

図において、（１）は電気掃除機本体ケース、（２）は
この電気掃除機本体ケース（１）に接続され吸塵用ホー
ス　（３）は電気掃除機本体ケース（１）内に設けられ
た集塵室、（４）はこの集塵室（３）の下流側に形成さ
れた送風電動機であり、駆動電動機部（５）とファン部
（６）とからなっている。（７）は回転軸であり複数の
回転子コア（８）と整流子（９）とが圧入されている。

（ｌＯ）は回転軸（７）の両端を軸支する軸受で前側は
負荷側軸受（１１）で後側が反負荷側軸受（１２）であ
り、駆動電動機部（５）の外郭を形成する。カップ状の
フレーム（１３）とフタ状のブラケット（１４）に形成
された軸受部（１５）にそれぞれ設けられている。

（１６）はフレーム（１３）の後方の両側設けられた刷
子支持部であり、スプリング（１７）にて整流子（９）
を附勢させる刷子（１８）が設けられている。（１９）
はブラケット（１４）は複数開口した通気孔であり軸受
部（１５）の外周位置に形成されている。　ファン部（
６）はブラケｙｈ（１４）の外方に位置して、ブラケッ
ト（１４）から突出した回転軸（７）の端部にナツト（
２０）にて固着されたファン（２１）と、このファン（
２１）の内方に位置して外方に整流孔を形成したコント
ロールガイド（整流板）（２２）と、このコントロール
ガイド（２２）とを覆い中央部に吸気孔（２３）を開口
し周縁をブラケット（１４）に取着したファイカバー（
２４）とから構成されている。（２５）は回転子コア（
８）の両側端を挟むよう回転軸（７）に挿入された樹脂
性エンドインス、　（２６）は回転子コア（８）の外径
側に突出する複数の歯部（２７）に挟まれたスロット間
（８ａ）にスロット数挿入された紙性スロットインス（
２８）はウェフジ、　（２９）は回転子コア（８）の外
周に積層固定した固定子コア、　（３０）は固定子コア
（２９）に固定子界磁コイル（３３）を巻回した固定子
、　（３１）は界磁コイル、　（３２）は回転子、　　
（３４）はフレームの後方に開［Ｉした排出孔、　（３
５）はコア冷却風路である次に動作について説明する。

駆動電動機（５）の回転子（３２）が回転する事により
回転竺（７）に設けたファン（２１）が回転され、この
ファン（２１）によってファンカバー（２４）の吸気孔
（２３）から吸気され、この吸気された空気流はコント
ロールガイド（２２）にて整流されブラケット（１４）
の通気孔（１９）から駆動電動機部（５）へ送風される
。　この駆動電動機部（５）に流入した空気流は固定子
（３０）とフレーム（１３）とにて構成されるコア冷却
風路（３５）と回転子（３２）と固定子（３０）とにて
構成されるコア冷却風路（３５）とを通過し、フレーム
（１３）の排出孔（３４）から排出される。

［発明が解決しようとする課題］ 従来の送風電動機（４）の回転子の絶縁部品は、第１２
図、第１３図に示したエンドインス（２５）と第１４図
に示したスロノトインス（２６）の２種類から構成され
ており、製造工程においても巻線前の絶縁部品の挿入工
程が２工程必要であった。前記スロントインス（２６）
挿入時５回転子鉄心のスロット間にすきまが出来る可能
性があり１回転子には高電圧が加わる為、すきまがある
と絶縁不良をおこすなど問題点があった。又、絶縁部品
が樹脂と絶縁紙と異なる種類の材料からできている問題
点もあったこの発明は上記のような問題点を解消するた
めになされたもので、製造工程が少なくこれまでおきて
いた絶縁不良をなくす事ができる送風電動機を得る事を
目的とする。

［課題を解決するための手段］ この発明に係る送風電動機は２回転子コアの側面と回転
子コアのスロット間とを一体成形よりなる絶縁部材で覆
うようにしたものである。

［作用］ この発明における送風電動機は９回転子の絶縁部材を一
体成形する事により部品数も１種削減できるとともに、
これまでおきていた回転子の絶縁不良をな（す事ができ
る。又、同一材料により部品を構成する事により原価低
減の効果も期待でき回転子の製造工程においてもｌ工程
が削減できる為製造時間の短縮ができる。

［実施例］ 以下、この発明の一実施例として電気掃除機用送風電動
機について第１図〜第４図ならびに上述した第９図〜第
１１図を用いて説明する。

第１図はこの発明の一実施例による電気掃除機用送風電
動機の回転子コアと界磁コイルの間に樹脂一体成形した
インスレータを回転子コアに挿入した側面図、第２図は
第１図の一実施例による樹脂一体成形したインスレータ
の正面図、第３図は第１図の一実施例による樹脂一体成
形したインスレータの側面図、第４図は第１図の一実施
例による回転軸に圧入した回転子コアへの樹脂一体成形
したインスレータとエンドインスの挿入手順図。

第９図は一般的な電気掃除機の側面図、第１０図は第９
図の送風電動機の側面図、第１１図は第１０図の送風電
動機の回転子の側面図である。

図において（１）〜（２５）、　（２７）〜（３５）は
上記従来で説明した図面に示される符号と同−又は相当
部分を示すので説明を省略する。り４４）は樹脂で一体
成形された絶縁部材であるインスレータで、中央部に回
転軸に挿入される孔を有し２回転子コア（８）の片側端
を覆う部材（４５）と回転子コア（８）の怪力同に突出
する複数の歯部（２７）に挟まれたスロット間（８ａ）
にスロット数挿入される突出部材（４６）とから構成さ
れている。

前記駆動電動機部（５）の回転子（３２）は回転軸（７
）に圧入された回転子コア（８）と整流子（９）と回転
子コア（８）と界磁コイル（３１）の間を絶縁する事を
目的とした樹脂一体成形のインスレータ（４４）及び樹
脂性エンドインス（２５）と回転子（３２）を囲繞して
いる固定子（３０）との絶縁を目的としたウェッジ（２
８）から構成されている。

次にこの発明の一実施例の動作を説明する。

駆動電動機部（５）の回転子（３２）が回転することに
より回転軸（７）に設けたファン（２１）が回転され、
このファン（２１）によってファンカバー（２４）の吸
気孔（２３）から吸気され、この吸気された空気流は第
１０図矢印に示すようにコントロールガイド（２２）に
て整流されブラケッ１−（１４）の通気孔（１９）から
駆動電動機部（５）へ送風される。この駆動電動機部（
５）に流入した空気流は固定子（３０）とフレーム（１
３）とにて構成されるコア冷却風路（３５）と回転子（
３２）と固定子（３０）とにて構成されるコア冷却風路
（３５）とを通過し、フレーム（１３）の排出孔（３４
）から排出される。

上記のように構成された送風電動機（４）において１回
転子（３２）の絶縁部材であるインスレータ（４４）は
、樹脂による一体成形である為、高電圧、高速で回転子
（３２）が回転しても絶縁不良をおこさなくなり、又製
造工程においても回転子コア（８）の−端より挿入し、
他端よりエンドインス（２５）を挿入するだけの工程で
ある為、従来方式に比べて回転子（３２）の製造時間が
節約でき又、ス０．７　ｈインスも削減した為原価低減
も期待できる。

なお、上記一実施例では、樹脂により一体成形したスロ
、トインス部分が回転子（３２）のコア猜の全長と同じ
長さでこのインスレータ（４４）を回転子（３２）のコ
ア面の一端より挿入し、他端より従来のエンドインス（
２５）を挿入して回転子（３２）と界磁コイル（３１）
を絶縁していたが、第５図、第６図のように樹脂により
一体成形したインスレータ（４７）のスロットインス部
分が回転子コア積１／２より少し長めにして先端にテー
パーをつけたものを回転子コア（８）の両端より挿入し
テーパ一部分が重なり合うようにして回転子（３２）の
絶縁をおこなってもよく、上記実施例と同様の効果を奏
する。又２回転子（３２）の環状継鉄部と継鉄部より内
径側又は外径側に突出する複数の歯部（２７）と歯部（
２７）に挟まれたスロットを有する回転子鉄心の少なく
とも界磁コイル（３１）装着部に樹脂により絶縁層（４
８）を−体成形しておこなってもよく、上記一実施例と
同様の効果を奏する。第７図において黒色部が樹脂によ
る絶縁層（４８）をあられす。

［発明の効果］ 以上のように、この発明によれば回転子コアの（１１１
面と回転子コアのスロット間とを一体成形された絶縁部
材で覆うことにより２安定でかつ優秀な絶縁性を有する
回転子鉄心の絶縁構造を簡単な構成で安価にでき、又回
転子の製造工程が部品数削減により簡素化され回転子の
製造時間の短縮ができるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例による電気掃除機用送風電
動機の回転子コイルと界磁コイルの間に樹脂一体成形し
たインスレータを回転子コアに挿入した側面図、第２図
は第１図の一実施例による樹脂一体成形したインスレー
タの正面図、第３図は第１図の一実施例による樹脂一体
成形したインスレータの側面図、第４図は第１図の一実
施例による回転軸に圧入した回転子コアへの樹脂一体成
形したインスレータとエンドインスの挿入手順画策５図
はこの発明の他の実施例を示す樹脂一体成形したインス
レータの正面図、第６図は第５図の他の実施例を示す樹
脂一体成形したインスレータの側面図、第７図はこの発
明のさらに他の実施例による回転軸に圧入した回転子コ
イルへの樹脂−体成形したインスレータの側面図、第８
図は第７図に示す樹脂一体成形したインスレータの正面
図第９図は一般的な電気掃除機の側面図、第１０図は第
９図の送風電動機の側面図、第１１図は第１０図の送風
電動機の回転子の側面図、第１２図は従来例の樹脂性エ
ンドインスの正面図、第１３図は従来の樹脂性エンドイ
ンスの側面図、第１４図は従来の紙性スロ、トインスの
正面図、第１５図は従来の回転軸に属人した回転子コア
への樹脂性エンドインスと紙性スロットインスの挿入手
順図、第１６図は従来の回転子コアに紙性スロントイン
スを挿入した正面図である。 図において、（４）は送風電動機、（７）は回転軸、（
８）は回転子コア、　　（８ａ）はスロット間、　　（
２９）は固定子コア、　（３０）は固定子、　　（３２
）は回転子、　（４４）、（４７）（４８）は絶縁部材
である。 なお１図中、同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 固定子コア界磁コイルを巻回した固定子とこの固定子に
   囲繞され、回転軸に支持された回転子を有する送風電動
   機において、回転子の回転子コアの側面と上記回転子コ
   アのスロット間とを一体成形された絶縁部材で覆うよう
   にしたことを特徴とする送風電動機。