JP2005237160A - 回転電機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】固定子鉄心1に形成された溝3内にコイル2を収納してなる固定子6と、回転子鉄心10に形成された溝11内にローターバー12を収納し固定子6内に回転可能に設けられた回転子9とを備えた回転電機において、コイル2の固定子鉄心1端より突出した部分の内周の全周に設けられ固定子鉄心1の端部からローターバー12の回転子鉄心1からの突出部までまたはローターバー12の先端を短絡する短絡環13の外周面まで覆う長さのシート19を備えている構成とする。
【選択図】図1
Description
図示の電動機はかご形交流電動機で、固定子鉄心1にコイル2が巻装されており、コイル2はたとえば36本備えられ、固定子鉄心1にコイル2が挿入可能なように溝3がコイル2と同数の36個所形成されている。溝3にクサビ4が挿入可能なクサビ溝5が形成され、固定子鉄心1の溝3内にコイル2が挿入された後に、クサビ4をクサビ溝5に挿入してコイル2を固定子鉄心1に固定している。この固定子の製造方法は、固定子鉄心1にコイル2を巻装しクサビ4で固定した後にコイル2の接続を実施し、最後に絶縁樹脂を含浸する工程で製造している。
請求項3の発明は、前記クサビの前記固定子鉄心よりの突出長さを前記シートの前記固定子鉄心と反対側の端面と一致させた構成とする。
請求項5の発明は、前記シートの外周面かつ前記コイルの隣り同士の隙間に絶縁性の充填材を充填し、前記シートと前記コイルを一体固定した構成とする。
図1(a),(b)に本発明の第1の実施の形態を示す。この実施の形態の回転電機はかご形誘導電動機で、固定子鉄心1にコイル2が巻装され、固定子鉄心1の内径側に設けられる回転子鉄心10がシャフト18に積層され、回転子鉄心10の溝11にローターバー12が挿入され、ローターバー12の両端部は短絡環13で接続されている。回転子9の両側には軸受8が設けられ、回転子9は固定子枠7に支持されている。固定子枠7の反駆動側に入気口14が設けられており、他方の駆動側端面に排風口17が設けられている。また固定子鉄心1の溝3にコイル2が挿入されクサビ4によりコイル2が固定され、全体を絶縁樹脂で含浸固定されている。これら構成は従来の回転電機と同じである。
図2に本発明の第2の実施の形態を示す。本実施の形態では、コイル2とクサビ4との間に挟みコイル2内周全面に配置するシート19を、ローターバー12の先端を短絡する短絡環13まで延長している。そのほかの構成は図1に示した第1の実施の形態と同じである。
図3に本発明の第3の実施の形態を示す。本実施の形態ではクサビ4の長さをシート19の先端まで延長し、シート19の幅全体をクサビ4で押さえる構成とする。そのほかの構成は図1に示した第1の実施の形態と同じである。本実施の形態によれば、シート19を強固にコイル2の内周に固定することができ、ローターバーの風切り音を低減する作用を確実に生じることができる。
図4(a),(b)に本発明の第4の実施の形態を示す。回転電機の構成によっては、コイル2とクサビ4との隙間が狭く、シート19が挿入できないこともある。この場合はクサビ4の形状を図4(b)に示す通り、シート19が挿入される部分にシート19の厚さ寸法だけの段差4aを設ける。このような構成によって、コイル2とクサビ4との間の隙間が狭い場合でも、作業性よくシート19をコイル2とクサビ4の間に挿入することができ、ローターバー12による風切り音の小さい回転電機を得ることができる。
図5(a),(b)に本発明の第5の実施の形態を示す。電動機の種類によっては過酷な振動条件を受けるので、薄いシート19が疲労により破損を生じる場合があるが、本実施の形態は、シート19の背面側でコイル2相互の隙間に充填材23を詰めて硬化し、シート19とコイル2を一体化した構造とする。
図6(a),(b)に本発明の第6の実施の形態を示す。本実施の形態では充填材23によって内周側のコイル2のみ充填固定しており、第5の実施の形態と比較して充填材23の使用量が少なくてすむ利点がある。
Claims (5)
- 固定子鉄心に形成された溝内にコイルを収納してなる固定子と、回転子鉄心に形成された溝内にローターバーを収納し前記固定子内に回転可能に設けられた回転子とを備えた回転電機において、前記コイルの前記固定子鉄心端より突出した部分の内周の全周に設けられ前記固定子鉄心の端部から前記ローターバーの前記回転子鉄心からの突出部までまたは前記ローターバーの先端を短絡する短絡環の外周面まで覆う長さのシートを備えていることを特徴とする回転電機。
- 前記シートは、前記コイルを前記固定子鉄心の溝内に固定するクサビの前記固定子鉄心から突出した部分と前記コイルの前記固定子鉄心から突出した部分の間に挿入されていることを特徴とする請求項1記載の回転電機。
- 前記クサビの前記固定子鉄心よりの突出長さを前記シートの前記固定子鉄心と反対側の端面と一致させたことを特徴とする請求項2記載の回転電機の固定子。
- 前記クサビは、前記固定子鉄心から突出した部分に、前記シートを保持するための段差を有することを特徴とする請求項2記載の回転電機。
- 前記シートの外周面かつ前記コイルの隣り同士の隙間に絶縁性の充填材を充填し、前記シートと前記コイルを一体固定したことを特徴とする請求項1記載の回転電機。
Priority Applications (1)
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JP2004045774A JP2005237160A (ja) | 2004-02-23 | 2004-02-23 | 回転電機 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2004045774A JP2005237160A (ja) | 2004-02-23 | 2004-02-23 | 回転電機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005237160A true JP2005237160A (ja) | 2005-09-02 |
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ID=35019553
Family Applications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008291815A (ja) * | 2007-05-28 | 2008-12-04 | Sharp Corp | 送風機及び投射型映像表示装置 |
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2004
- 2004-02-23 JP JP2004045774A patent/JP2005237160A/ja active Pending
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