JP5609835B2 - ブラシレスモータ - Google Patents

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本発明は、高効率かつ低振動、低騒音なブラシレスモータ、及びこれを搭載した高効率かつ低振動、低騒音な家電用機器、例えば、密閉型圧縮機、冷凍機器( 冷蔵庫、冷凍庫、製氷機、ショーケース、自販機) 、空気調和機( エアーコンディショナー、除湿機) 、洗濯機(縦型洗濯機、ドラム式洗濯機)、若しくはカーアクチュエータ及びこれを登載した自動車等に関するものである。
従来、一般に家電用機器に使用されるブラシレスモータは、図8に示すようにステータ30とロータ40とから構成されている。前記ステータ30は、ステータコア31と巻線絶縁物34と3相巻線35から成り、前記ステータコア31は図9に示すように、環状のヨーク32とヨークの内周部に配置された複数のティース33とから構成されている。前記ティース33には、前記巻線絶縁物34を介して前記3相巻線35が巻回されている。
前記ロータ40は図8に示すようにロータコア41と磁石42とシャフト穴43とで構成され、前記シャフト穴43にシャフト(図示せず)を挿入することによって、前記ステータ30の内周に僅かな空隙を介して対向しながら回転自在に保持されている。前記ロータコア41は図10に示すように、磁石穴44と前記シャフト穴43を有し、前記磁石穴44に前記磁石42を挿入することで前記ロータ40を構成している。
また、図11に示すように、前記ロータ40の軸方向両側端面には、前記磁石42が軸方向に飛び出しことを防止するための端版45が配設されている(例えば、特許文献1または特許文献2参照)。
このような従来のブラシレスモータにおいては、前記ロータ40が回転した際の磁石42による遠心力を図10に示したブリッジ46で全て受けることとなるため、前記ブリッジ46の幅寸法を大きくすることによって、十分な強度を確保している。
特開2000−134882号公報 特開2004−336925号公報
しかしながら、前記従来のブラシレスモータにおいては、前記ブリッジ46の幅寸法を大きくすることによって、前記磁石42が発生する磁束が前記ブリッジ46に鎖交しやすくなり、その結果、前記ステータ30に鎖交する磁束が減少し、モータのトルク低下や効率低下が発生するという課題がある。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、前記ブリッジ46の幅寸法を小さくしても十分な強度を有することで、モータのトルク低下や効率低下が生じない家電機器用ブラシレスモータを提供することを目的とする。
本発明は、ステータの内周に僅かな空隙を介して対向し、回転自在に保持され、ロータコア内部に磁石を設けてなるロータにおいて、前記ロータコアの前記磁石より外周側に位
置する部分に前記ロータコアを軸方向に貫通する貫通穴を有し、前記貫通穴が複数の前記磁石それぞれに対して配設された上に、少なくとも前記ロータコアと前記磁石が樹脂材料によってモールド成形されていることを特徴とする。
このような構成により、前記ロータが回転した際に前記磁石が発生する遠心力を、前記ロータコアのブリッジだけでなく、前記貫通穴に充填された前記樹脂材料によっても受けることができるため、前記ブリッジの強度を下げる、即ち、前記ブリッジの幅寸法と小さくして前記磁石が発生する磁束の漏れを抑制することが可能となり、効率の高いブラシレスモータが提供される。
また、前記貫通穴を略径方向に長細形状とし、更には1つの磁石に対して複数個配設したり、長細形状の前記貫通穴を略平行となるように配設することも可能である。
このような構成により、特に高速回転が要求される用途において、ブラシレスモータを弱め界磁制御することが必要な場合において、前記ステータと前記ロータ間の空隙における磁束の高調波成分を抑制することが可能となるため、高効率でありながら、低振動、低騒音なブラシレスモータが提供可能である。
更には、前記ロータのみならず、前記ステータにおける少なくとも前記ステータコアと前記巻線と前記巻線絶縁物とを樹脂材料によってモールド成形することによって、特に水回り等で使用される場合に高信頼性を確保可能なブラシレスモータを提供可能である。
以上のように本発明によれば、ステータの内周に僅かな空隙を介して対向し、回転自在に保持され、ロータコア内部に磁石を設けてなるロータにおいて、前記ロータコアの前記磁石より外周側に位置する部分に前記ロータコアを軸方向に貫通する貫通穴を有し、前記貫通穴が複数の前記磁石それぞれに対して配設され、更には、1つの前記磁石に対して複数個の前記貫通穴を有していたり、長細形状の前記貫通穴で、かつ略平行となるよう配設することによって、高効率かつ低振動、低騒音なブラシレスモータを提供することを目的とする。
本発明の実施の形態1に係るブラシレスモータの斜視図 本発明の実施の形態1に係るブラシレスモータにおけるロータコアの概略断面図 本発明の実施の形態1に係るブラシレスモータにおけるロータの側面図 本発明の実施の形態2に係るブラシレスモータにおけるロータコアの概略断面図 本発明の実施の形態3に係るブラシレスモータにおけるロータコアの概略断面図 本発明の実施の形態4に係るブラシレスモータにおけるロータコアの概略断面図 本発明のその他の実施の形態に係るブラシレスモータにおけるロータコアの概略断面図 従来のブラシレスモータの斜視図 従来のブラシレスモータにおけるステータコアの概略断面図 従来のブラシレスモータにおけるロータコアの概略断面図 従来のブラシレスモータにおけるロータの側面図
第1の発明は環状のヨークと前記ヨークの内周部に配置された複数のティースとから成るステータコアの前記ティースに巻線絶縁物を介して3相集中巻線を施してなるステータと、前記ステータの内周に僅かな空隙を介して対向し、回転自在に保持され、ロータコア内部に磁石を設けてなるロータとを有し、前記ロータコアの前記磁石より外周側に位置する部分に前記ロータコアを軸方向に貫通する貫通穴を有し、前記貫通穴が複数の前記磁石それぞれに対して配設され、少なくとも前記ロータコアと前記磁石は、樹脂材料によってモールド成形されていることにより、前記ロータが回転した際に前記磁石が発生する遠心力を、前記ロータコアのブリッジだけでなく、前記貫通穴に充填された前記樹脂材料によっても受けることができるため、前記ブリッジの強度を下げる、即ち、前記ブリッジの幅寸法と小さくして前記磁石が発生する磁束の漏れを抑制することが可能となり、ブラシレスモータの効率を向上することができる。
第2の発明は、特に、第1の発明における貫通穴を、略径方向に長細形状とすることにより、高速回転時にブラシレスモータを弱め界磁制御することが必要な場合において、前記ステータと前記ロータ間の空隙における磁束の高調波成分を抑制することが可能となるため、ブラシレスモータを高効率化すると共に、低振動化、低騒音化することができる。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明の貫通穴を、1つの磁石に対して複数個とすることにより、高速回転時にブラシレスモータを弱め界磁制御することが必要な場合において、前記ステータと前記ロータ間の空隙における磁束の高調波成分を抑制することが可能となるため、ブラシレスモータを高効率化すると共に、低振動化、低騒音化することができる。
第4の発明は、特に、第2の発明における貫通穴を、1つの磁石に対して複数個にすると共に、これら複数個の貫通穴が略平行となるように配設することにより、高速回転時にブラシレスモータを弱め界磁制御することが必要な場合において、前記ステータと前記ロータ間の空隙における磁束の高調波成分を抑制することが可能となるため、ブラシレスモータを高効率化すると共に、低振動化、低騒音化することができる。
第5の発明は、特に、第1〜4のいずれか1つの発明の、少なくともステータコアと巻線と巻線絶縁物を、樹脂材料によってモールド成形することにより、前記巻線への水等の浸入を防止することができるために、信頼性を向上することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係るブラシレスモータの斜視図であり、本発明のモータはステータ10とロータ20とから構成されている。前記ステータ10は、ステータコア11と巻線絶縁物14と3相巻線15とから成っている。前記ステータコア11の構成は、従来のブラシレスモータで示した図9と同様であるので、詳細の説明は割愛する。前記ロータ20はロータコア21と磁石22とシャフト穴23とで構成され、前記シャフト穴23にシャフト(図示せず)を挿入することによって、前記ステータ10の内周に僅かな空隙を介して対向しながら回転自在に保持されている。
前記ロータコア21の詳細は、本発明の実施の形態1に係る前記ロータコア21の概略断面図である図2にて説明する。図2に示すように、磁石穴24と前記シャフト穴23を有し、前記磁石穴24に前記磁石22を挿入することで前記ロータ20を構成している。前記磁石穴24と前記ロータコア21の外周との間には、ブリッジ26を有している。更に、前記ロータコア21において前記磁石22より外周側に位置するロータコア外周部2
7に前記ロータコア21を軸方向に貫通する貫通穴25を有し、前記貫通穴25は複数の前記磁石22それぞれに対して配設されている。
図3は、本発明の実施の形態1に係るブラシレスモータにおけるロータの側面図である。図3に示すように、前記磁石22が挿入された状態で、前記ロータ20は樹脂モールド材料28にてモールド成形されている。前記ロータ20の軸方向両端面に位置する端面部樹脂モールド28a、28bは、少なくとも前記ロータコア21の前記貫通穴25及び、前記磁石穴24にて前記磁石22が存在していない空隙を通じて結合されている。
即ち、前記貫通穴25は前記樹脂モールド材料28で充填されるため、前記ロータコア外周部27は、前記貫通穴25に充填された樹脂モールド材料28によっても、機械的に保持されることとなる。
以上に示した本発明の実施の形態1に係るブラシレスモータにおいては、前記ロータ20が回転することによって前記磁石22が発生する遠心力を、前記ブリッジ26のみならず、前記貫通穴25に充填された樹脂モールド材料28によっても保持する構造となるために、前記ブリッジ26に必要とされる強度を低くすること、即ち、ブリッジ26の幅寸法を小さくすることが可能となる。
一方、前記ブリッジ26の幅寸法を小さくすることによって、前記磁石22が発生する磁束のうち、前記ブリッジ26に鎖交する磁束が減少して、前記ステータ10に鎖交する磁束が増加することから、モータのトルク向上、あるいは効率向上を図ることが可能となる。従って、強度等の信頼性、安全低を損なうことなくブラシレスモータ及びブラシレスモータを搭載した機器の効率を向上するために好適であると言える。
(実施の形態2)
図4は、本発明の実施の形態2に係るブラシレスモータにおけるロータコアの概略断面図である。尚、ブラシレスモータ及びステータの構成は実施の形態1と同様であるため、これらの詳細な説明は割愛する。
図4に示すように、ロータコア21は磁石穴24と前記シャフト穴23を有し、前記磁石穴24に図1に示した磁石22を挿入することで図1に示したロータ20を構成している。前記磁石穴24と前記ロータコア21の外周との間には、ブリッジ26を有している。更に、前記ロータコア21において前記磁石22より外周側に位置するロータコア外周部27に前記ロータコア21を軸方向に貫通する貫通穴25を有し、前記貫通穴25は複数の前記磁石22それぞれに対して配設されている。また、前記貫通穴25は、略径方向に細長形状となっている。
本発明の実施の形態2に係るブラシレスモータにおいても実施の形態1と同様に、図4に示した前記ロータコア21を図3に示した樹脂モールド材料28によってモールド成形する。従って、前記貫通穴25は前記樹脂モールド材料28で充填されるため、前記ロータコア外周部27は、前記貫通穴25に充填された樹脂モールド材料28によっても、機械的に保持されることとなる。
この時、前記貫通穴25を略径方向に細長形状とすることで、図4に点線で示すq軸磁路における磁束の流れが阻害されることとなる。特にブラシレスモータを高速回転させるために弱め界磁制御を行う場合、図4に示したq軸磁路は、リラクタンストルクを発生させる一方で、前記ステータ10と前記ロータ20との間に存在する空隙中の磁束に高調波を増大させるために、モータの振動、騒音は高くなる。
以上に示した本発明の実施の形態2に係るブラシレスモータにおいては、前記ロータ20が回転することによって前記磁石22が発生する遠心力を、前記ブリッジ26のみならず、前記貫通穴25に充填された樹脂モールド材料28によっても保持する構造となるために、前記ブリッジ26に必要とされる強度を低くすること、即ち、ブリッジ26の幅寸法を小さくすることが可能となる。
一方、前記ブリッジ26の幅寸法を小さくすることによって、前記磁石22が発生する磁束のうち、前記ブリッジ26に鎖交する磁束が減少して、前記ステータ10に鎖交する磁束が増加することから、モータのトルク向上、あるいは効率向上を図ることが可能となる。更には、前記貫通穴25を略径方向に細長形状としてq軸磁路における磁束の流れを阻害することによって、高速回転時においてもモータの振動、騒音の増大を抑制することが可能となる。従って、ブラシレスモータ及びブラシレスモータを搭載した機器の高効率化と低振動、低騒音化を図るために好適であると言える。
(実施の形態3)
図5は、本発明の実施の形態3に係るブラシレスモータにおけるロータコアの概略断面図である。尚、ブラシレスモータ及びステータの構成は実施の形態1と同様であるため、これらの詳細な説明は割愛する。
図5に示すように、ロータコア21は磁石穴24と前記シャフト穴23を有し、前記磁石穴24に図1に示した磁石22を挿入することで図1に示したロータ20を構成している。前記磁石穴24と前記ロータコア21の外周との間には、ブリッジ26を有している。更に、前記ロータコア21において前記磁石22より外周側に位置するロータコア外周部27に前記ロータコア21を軸方向に貫通する貫通穴25を有し、前記貫通穴25は複数の前記磁石22それぞれに対して配設されて、更には、1つの磁石22に対して複数個所配設されている。
本発明の実施の形態2に係るブラシレスモータにおいても実施の形態1と同様に、図4に示した前記ロータコア21を図3に示した樹脂モールド材料28によってモールド成形する。従って、前記貫通穴25は前記樹脂モールド材料28で充填されるため、前記ロータコア外周部27は、前記貫通穴25に充填された樹脂モールド材料28によっても、機械的に保持されることとなる。
また、図5においても、前記貫通穴25を実施の形態1よりも増加させることによって、図5に点線で示すq軸磁路における磁束の流れが阻害しやすくなる。
以上に示した本発明の実施の形態3に係るブラシレスモータにおいては、前記ロータ20が回転することによって前記磁石22が発生する遠心力を、前記貫通穴25に充填された樹脂モールド材料28によっても、より強固に保持できるため、前記ブリッジ26に必要とされる強度を更に低くし、モータのトルク向上、あるいは効率向上を図ることが可能となる。更には、q軸磁路における磁束の流れを阻害することによって、高速回転時においてもモータの振動、騒音の増大を抑制することが可能となる。従って、ブラシレスモータ及びブラシレスモータを搭載した機器の高効率化と低振動、低騒音化を図るために好適であると言える。
(実施の形態4)
図6は、本発明の実施の形態に係るブラシレスモータにおけるロータコアの概略断面図である。尚、ブラシレスモータ及びステータの構成は実施の形態1と同様であるため、これらの詳細な説明は割愛する。
図6に示すように、ロータコア21は磁石穴24と前記シャフト穴23を有し、前記磁石穴24に図1に示した磁石22を挿入することで図1に示したロータ20を構成している。前記磁石穴24と前記ロータコア21の外周との間には、ブリッジ26を有している。
更に、前記ロータコア21において前記磁石22より外周側に位置するロータコア外周部27に前記ロータコア21を軸方向に貫通する貫通穴25を有し、前記貫通穴25は複数の前記磁石22それぞれに対して配設されている。更には、前記貫通穴25は略径方向に細長形状であると共に、1つの磁石22に対して複数個所配設され、1つの磁石22に対応する複数の前記貫通穴25同士は略平行となっている。
本発明の実施の形態2に係るブラシレスモータにおいても実施の形態1と同様に、図4に示した前記ロータコア21を図3に示した樹脂モールド材料28によってモールド成形する。従って、前記貫通穴25は前記樹脂モールド材料28で充填されるため、前記ロータコア外周部27は、前記貫通穴25に充填された樹脂モールド材料28によっても、機械的に保持されることとなる。
また、前記貫通穴25を細長形状とし、かつ実施の形態1よりも配設箇所を増加させることによって、q軸磁路における磁束の流れが阻害しやすくなる。
以上に示した本発明の実施の形態4に係るブラシレスモータにおいては、前記ロータ20が回転することによって前記磁石22が発生する遠心力を、前記貫通穴25に充填された樹脂モールド材料28によっても、より強固に保持できるため、前記ブリッジ26に必要とされる強度を更に低くし、モータのトルク向上、あるいは効率向上を図ることが可能となる。更には、q軸磁路における磁束の流れを、より阻害可能となり、高速回転時におけるモータの振動、騒音を、より抑制することが可能となる。従って、ブラシレスモータ及びブラシレスモータを搭載した機器の高効率化と低振動、低騒音化を図るために好適であると言える。
更には、以上に示した実施の形態全てについて、ステータ10の、少なくともステータコア11と巻線絶縁物14と3相巻線15とをモールド成形することにより、洗濯機のように、家電機器の中でも特に水回りで使用されるブラシレスモータにおいて、巻線15への水等の浸入を防止することが可能となることから、トラッキングなどの不安全現象を発生させることが無くなり、信頼性の高いモータを構成することが可能となる。
尚、以上示した貫通穴形状以外の組み合わせでも、同等以上の効果を得ることも可能である。例えば、図7に示したロータコアの概略断面図は、本発明の実施の形態4に関して、貫通穴形状の一部を変更したものであるが、実施の形態4と同様の効果を得ることは可能である。
また、ロータコア21の形態としては、磁石の断面形状が長方形を成している場合のみを示しているが、ロータコア21の外周方向に向かって円弧あるいは逆円弧の形状など、前記ロータコア外周部27を有している場合全てに対しても好適である。
以上のように、本発明に係るブラシレスモータは、ロータコアに設けた貫通穴に樹脂モールド材が充填されロータ強度を向上できることからモータ効率を向上することができ、更には、貫通穴を細長形状としたり数を増加させることによって、特に弱め界磁制御を行う場合に、モータの低振動、低騒音化が可能であり、高効率かつ低振動、低騒音ななモータを提供することができるため、高効率で低振動、低騒音が要求される各種家電機器など
の用途に適用できる。
10 ステータ
11 ステータコア
14 巻線絶縁物
15 巻線
20 ロータ
21 ロータコア
22 磁石
23 シャフト穴
24 磁石穴
25 貫通穴
26 ブリッジ
27 ロータコア外周部
28 樹脂モールド材料
32 ヨーク
33 ティース

Claims (5)

  1. 環状のヨークと前記ヨークの内周部に配置された複数のティースを有するステータコアと、前記ティースに巻線絶縁物を介して巻回される巻線とからなるステータと、
    前記ステータの内周に僅かな空隙を介して対向し、回転自在に保持されるロータを備え、前記ロータは、ロータコアに設けられた磁石穴に挿入された磁石と、前記磁石穴の外周側に対向して設けられ、かつ前記磁石穴とは連通しない貫通穴を有し、
    前記磁石穴と前記磁石の隙間と、前記貫通穴には樹脂材料が充填されて、前記ロータコアの軸方向両端面を覆う樹脂モールド部と結合されていることを特徴としたブラシレスモータ。
  2. 前記貫通穴は径方向に長細形状であることを特徴とした請求項1に記載のブラシレスモータ。
  3. 前記貫通穴は1つの磁石に対して複数個配設されていることを特徴とした請求項1または2に記載のブラシレスモータ。
  4. 前記複数個の貫通穴は並列に配設されていることを特徴とした請求項3に記載のブラシレスモータ。
  5. 前記ステータコアと前記巻線と前記巻線絶縁物は、樹脂材料によってモールド成形されていることを特徴とした請求項1から4のいずれか1項に記載のブラシレスモータ。
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