JPH11103549A - 電動送風機 - Google Patents

電動送風機

Info

Publication number
JPH11103549A
JPH11103549A JP28143297A JP28143297A JPH11103549A JP H11103549 A JPH11103549 A JP H11103549A JP 28143297 A JP28143297 A JP 28143297A JP 28143297 A JP28143297 A JP 28143297A JP H11103549 A JPH11103549 A JP H11103549A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
teeth
electric blower
motor
core
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28143297A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Fujiwara
祐児 藤原
Hideki Ochi
秀喜 越智
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP28143297A priority Critical patent/JPH11103549A/ja
Publication of JPH11103549A publication Critical patent/JPH11103549A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 電動機のロータのティース間を排気がスムー
ズに通過できるようにして排気抵抗を低減し、冷却効果
を高めた電動送風機を提供すること。 【解決手段】 スロット52を有し、かつロータの周辺
に一定ピッチで一定形状に形成されたティース51を有
するロータコアを形成する各鋼板に、ティースの1個な
いし複数個の先端部を欠落した部分53を設け、各鋼板
を順次積層してロータコアを構成する際して、当欠落部
53で形成される溝がロータ側面に螺旋状溝54となる
ように積層した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電機掃除機等に用い
られる電動送風機に関し、より詳しくは、ファンにより
発生した排気を一旦モータ内を通過させてモータを冷却
した後、機外に排出するにようにした電動送風機に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】代表的な電動送風機の例を図1に示す
が、図は中心線より上半分は垂直断面図であり下半分は
上方からみた平面図からなる半断面図を示している。電
動送風機は電動機のブラケット1と送風部2がモータフ
レームを介して一体に取付けられた構造であり、ブラケ
ット1には排出口3が開口されていて、電動機はステー
タ4、ロータ5、ブラシ6、コミュテータ7を有し、ロ
ータシャフト8によりブラケット1に軸支されている。
【0003】このように構成された電動送風機におい
て、送風ファンにより吸引された吸気は矢印のように送
風部のディフユーザ9を通過して、電動機のブラケット
1内を一部は矢印aの方向に、他の一部は矢印bの方向
に流れて電動機を冷却しながらブラケット1の排出口3
を介して矢印cのように排出される。
【0004】この時、矢印aの方向の排気は電動機の外
部を冷却するように作用し、矢印bの方向に流れる排気
は電動機のステータ4とロータ5の間を通過しながら電
動機の内部を冷却するように作用する。このように、電
動機のコアや巻線の冷却のための排気を直接あてる構造
になっている。
【0005】通常の電動機のステータ4とロータ5の構
造は図2に示されるような構成であって、同図(A)は
その斜視図であり、同図(B)はロータ軸側からみた正
面図である。また、図5(B)は従来のロータの斜視図
である。ロータ5には、ロータのコアに一定ピッチで、
一定形状のティース(歯)51と巻線挿入用のスロット
52が形成されている。
【0006】このように、電動機のブラケット内そのも
のの隙間が狭いので、矢印a方向に流れる排気はブラケ
ット内を通過する際に生じる排気抵抗は無視できず、ま
た、図から明らかなように、ステータ4とロータ5の間
隔は狭くされており、更に、ロータのティース(歯)5
1は一定ピッチで一定形状に形成されていて排気がスム
ーズに通過しにくくなっているので、矢印bの方向に流
れる排気が通過する際の排気抵抗は大きくなり、モータ
の特性を悪くする原因の一つとなっていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、上記
問題点に鑑みなされたもので、電動機のロータコアの側
面に螺旋状の溝が形成されるようにロータコアを積層形
成し、ロータのティースの間を排気がスムーズに通過で
きるようにして排気抵抗を低減し、冷却効果を高めた電
動送風機を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係る電動送風機は、電動送風機
を構成する電動機のロータコアは、コアを形成する各鋼
板のティース(歯)の1個ないし数個の先端を欠落し、
該欠落部分で形成されるロータ側面の溝が螺旋状になる
ように該鋼板を積層して構成される。
【0009】こうして、ロータ側面の螺旋状の溝により
排気の気流の流れがスムーズになり、電動送風機の排気
抵抗が低減し、巻線やロータの冷却効果を向上させるこ
とができる。
【0010】本発明の請求項2に係る電動送風機は、電
動送風機を構成する電動機のロータコアは、各鋼板のテ
ィース(歯)の隣接した2個の先端を欠落し、該欠落部
分で形成されるロータ側面の溝が螺旋状になるように該
鋼板を積層して構成される。
【0011】こうして、各鋼板のティース(歯)の隣接
した2個の先端を欠落することにより、ロータ側面の螺
旋状の溝の幅が2倍に形成されるため、排気の気流の流
れがよりスムーズになり、電動送風機の排気抵抗がより
低減し、巻線やロータの冷却効果を更に向上させること
ができる。
【0012】本発明の請求項3に係る電動送風機は、電
動送風機を構成する電動機のロータコアは、各鋼板上の
対象な位置のティース(歯)の先端を欠落し、該欠落部
分で形成されるロータ側面の溝が螺旋状になるように該
鋼板を積層して構成される。
【0013】こうして、ロータ側面の螺旋状の溝により
排気の気流の流れがスムーズになると共に、溝が形成さ
れてもロータのバランスを崩さずに、電動送風機の排気
抵抗が低減し、巻線やロータの冷却効果を向上させるこ
とができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の電動送風機の電動機に用
いられるロータの実施の形態を図3、図4、図5(A)
に基づいて以下に詳述する。図3(A)は本発明の電動
機のロータ5のコアを形成する鋼板1枚を示し、51は
ロータの周辺に一定ピッチで一定形状に形成されている
ティース(歯)、52はその中に巻線が巻回されて挿入
されるスロット、53はティース(歯)51の先端部を
欠落した欠落部である。この例では2個の欠落部を設け
ている。
【0015】このように、コアを形成する鋼板の全数に
欠落部53を形成し、これらの鋼板を順次に積層するこ
とにより、通常のロータと同様にロータコアを構成す
る。そして、欠落部分で形成される溝が螺旋状になるよ
うに鋼板を積層して図3(B)に示すように、ロータ側
面に螺旋状の溝54が形成されたロータが得られる。
【0016】このロータを図2に示すようにステータと
組み合せた電動機を図1の電動送風機に適用することに
より、送風ファンにより吸引された矢印bの方向の排気
は、ロータ側面の螺旋状の溝54により排気の気流の流
れがスムーズ流れて電動機を冷却しながらブラケット1
の排出口3を介して矢印cのように排出されるので、電
動送風機の排気抵抗が低減し、巻線やロータの冷却効果
を向上させることができる。
【0017】次に、本発明の電動送風機の電動機に用い
られるロータの第2の実施の形態を図4に示す。図4
(A)はロータ5のコアを形成する鋼板1枚を示し、5
1はロータの周辺に一定ピッチで一定形状に形成されて
いるティース(歯)、52はその中に巻線が巻回されて
挿入されるスロット、53はティース(歯)51の先端
部を欠落した欠落部である。このコアを形成する鋼板
は、鋼板のティース(歯)の隣接した2個の先端を欠落
する点で上述の図3のものと異なる。
【0018】このように、コアを形成する鋼板の全数に
鋼板のティース(歯)の隣接した2個のティースの先端
に欠落部53を形成し、これらの鋼板を順次に積層して
通常のロータと同様にロータコアを構成する。そして、
欠落部分で形成される溝が螺旋状になるように鋼板を積
層することにより、図4(B)に示すように、ロータ側
面に2倍の幅の螺旋状の溝54が形成されたロータが得
られる。
【0019】このロータを図2に示すようにステータと
組み合せた電動機を図1の電動送風機に適用することに
より、送風ファンにより吸引された矢印bの方向の排気
は、ロータ側面の螺旋状の溝の幅が2倍に形成されるた
め、排気の気流の流れがよりスムーズになり、電動送風
機の排気抵抗がより低減し、巻線やロータの冷却効果を
更に向上させることができる。
【0020】本発明の電動送風機の電動機に用いられる
ロータの第3の実施の形態について説明する。図3
(A)、図4(A)にも示すように、ロータ5のコアを
形成する鋼板は各鋼板上の対象な位置のティース(歯)
の先端を欠落する。そして、ロータはこの欠落部分で形
成されるロータ側面の溝が螺旋状になるように鋼板を積
層して構成される。その結果、図5(A)に示すような
溝54を有する重量のバランスがとれたロータ5が形成
される。
【0021】このロータを図2に示すようにステータと
組み合せた電動機を図1の電動送風機に適用することに
より、送風ファンにより吸引された矢印bの方向の排気
は、ロータ側面の螺旋状の溝により排気の気流の流れが
スムーズになり、電動送風機の排気抵抗が低減し、巻線
やロータの冷却効果を向上させることができると共に、
対象な位置への溝の形成によってロータの重量バランス
を崩すようなこともないので、ロータの回転も偏心なく
円滑に行なわれる。
【0022】
【発明の効果】以上のように、本発明の電動送風機は、
ロータ側面の螺旋上の溝により排気の気流の流れがスム
ーズになり、電動送風機の排気抵抗が低減し、巻線やロ
ータの冷却効果を向上させることができる。また、各鋼
板のティース(歯)の隣接した2個の先端を欠落するこ
とにより、ロータ側面の螺旋上の溝の幅が2倍に形成さ
れるため、排気の気流の流れがよりスムーズになり、電
動送風機の排気抵抗がより低減し、巻線やロータの冷却
効果を更に向上させることができる。
【0023】更に、ロータのコアを形成する鋼板の対象
な位置のティース(歯)の先端を欠落し、ロータ側面の
溝が螺旋状になるように鋼板を積層することにより、ロ
ータ側面の螺旋上の溝により排気の気流の流れがスムー
ズになると共に、溝の形成によってもロータのバランス
を崩すことなく、電動送風機の排気抵抗が低減し、巻線
やロータの冷却効果を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電動送風機の垂直半断面図。
【図2】本発明の電動機のステータとロータの組立図。
【図3】本発明の電動送風機の電動機に用いられるロー
タの第1の実施形態。
【図4】本発明の電動送風機の電動機に用いられるロー
タの第2の実施形態。
【図5】本発明の電動送風機の電動機に用いられるロー
タの第3の実施形態。
【符号の説明】
1 ブラケット 2 送風部 3 排出口端子金具 4 ステータ 5 ロータ 51 ティース(歯) 52 スロット 53 ティース(歯)の先端欠落部 54 ロータ側面の溝 6 ブラシ 7 コミュテータ 8 ロータシャフト 9 ディフユーザ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動送風機を構成する電動機のロータコ
    アは、コアを形成する各鋼板のティース(歯)の1個な
    いし数個の先端を欠落し、該欠落部分で形成されるロー
    タ側面の溝が螺旋状になるように該鋼板を積層してなる
    ことを特徴とする電動送風機
  2. 【請求項2】 上記欠落部分は隣接した2個のティース
    の先端としたことを特徴とする請求項1記載の電動送風
    機。
  3. 【請求項3】 上記欠落部分は各鋼板上の対象な位置の
    ティースの先端としたことを特徴とする請求項1記載の
    電動送風機。
JP28143297A 1997-09-28 1997-09-28 電動送風機 Pending JPH11103549A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28143297A JPH11103549A (ja) 1997-09-28 1997-09-28 電動送風機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28143297A JPH11103549A (ja) 1997-09-28 1997-09-28 電動送風機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11103549A true JPH11103549A (ja) 1999-04-13

Family

ID=17639092

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28143297A Pending JPH11103549A (ja) 1997-09-28 1997-09-28 電動送風機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11103549A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1113564A1 (fr) * 1999-12-30 2001-07-04 Valeo Equipements Electriques Moteur Machine électrique tournante dont le stator et/ou le rotor comporte des évidements périphériques
EP1271746A1 (de) * 2001-06-21 2003-01-02 ATB Austria Antriebstechnik Aktiengesellschaft Stufenpolmotor
JP2014075888A (ja) * 2012-10-03 2014-04-24 Ihi Corp 回転機
CN110832204A (zh) * 2017-06-28 2020-02-21 罗伯特·博世有限公司 压缩器机器
JPWO2021229888A1 (ja) * 2020-05-15 2021-11-18
US20220302775A1 (en) * 2021-03-17 2022-09-22 Ford Global Technologies, Llc Stator core and cooling method thereof

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1113564A1 (fr) * 1999-12-30 2001-07-04 Valeo Equipements Electriques Moteur Machine électrique tournante dont le stator et/ou le rotor comporte des évidements périphériques
FR2803449A1 (fr) * 1999-12-30 2001-07-06 Valeo Equip Electr Moteur Machine electrique tournante dont le stator et/ou le rotor comporte des evidements peripheriques
EP1271746A1 (de) * 2001-06-21 2003-01-02 ATB Austria Antriebstechnik Aktiengesellschaft Stufenpolmotor
JP2014075888A (ja) * 2012-10-03 2014-04-24 Ihi Corp 回転機
CN110832204A (zh) * 2017-06-28 2020-02-21 罗伯特·博世有限公司 压缩器机器
JP2020525698A (ja) * 2017-06-28 2020-08-27 ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツングRobert Bosch Gmbh 圧縮機械
US11525449B2 (en) 2017-06-28 2022-12-13 Robert Bosch Gmbh Compressor with thermal expansion reducing structure
JPWO2021229888A1 (ja) * 2020-05-15 2021-11-18
WO2021229888A1 (ja) * 2020-05-15 2021-11-18 株式会社Ihi 電動機の固定子、及び、電動機
US20220302775A1 (en) * 2021-03-17 2022-09-22 Ford Global Technologies, Llc Stator core and cooling method thereof

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3407643B2 (ja) 車両用交流発電機
US6426580B1 (en) Vehicular AC generator
EP1223657B1 (en) Automotive alternator
US6573633B2 (en) Stator assemblies for motors
WO2006049115A1 (ja) 電動送風機
US6700284B2 (en) Fan assembly including a segmented stator switched reluctance fan motor
JPH03222651A (ja) 空冷式誘導電動機
JPH11103549A (ja) 電動送風機
US20170222501A1 (en) Blower
JPH09154256A (ja) 交流発電機
JP2005532019A (ja) 特に自動車用のオルタネータのような回転電機の内部送風システム
JP6914368B2 (ja) ステータ、モータ、送風機、電気掃除機および手乾燥装置
JP4269707B2 (ja) 整流子電動機
JPH1175346A (ja) 車両用交流発電機
EP0133571A2 (en) Flat type rotary electric machine
JP2003018779A (ja) 車両用回転電機
WO2019176625A1 (ja) 電動送風機、電気掃除機およびエアタオル
JP3658863B2 (ja) 回転電機
JP3735545B2 (ja) 回転電機
JP2001061241A (ja) ハーフピッチ型電動機の固定子鉄芯
JP3678920B2 (ja) 電動機及びこれを用いた電動送風機
JPH07241059A (ja) 回転電機
JP3839584B2 (ja) 電動送風機
JP3944811B2 (ja) 回転電機
JPH0779542A (ja) 突極形回転電機の通風冷却構造