JPH0870560A - 電気機器、特に乗り物用のジェネレータ - Google Patents

電気機器、特に乗り物用のジェネレータ

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JPH0870560A
JPH0870560A JP7212167A JP21216795A JPH0870560A JP H0870560 A JPH0870560 A JP H0870560A JP 7212167 A JP7212167 A JP 7212167A JP 21216795 A JP21216795 A JP 21216795A JP H0870560 A JPH0870560 A JP H0870560A
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JP
Japan
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winding
pole rotor
rotor
flange
fan blade
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Application number
JP7212167A
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English (en)
Inventor
Karl-Heinz Koplin
コプリン カール−ハインツ
Henning Fasterding
ファステルディング ヘニング
Hermann Dr Lehnertz
レーネルツ ヘルマン
Oswald Antl
アントル オスヴァルト
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Robert Bosch GmbH
Original Assignee
Robert Bosch GmbH
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Publication date
Application filed by Robert Bosch GmbH filed Critical Robert Bosch GmbH
Publication of JPH0870560A publication Critical patent/JPH0870560A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K9/00Arrangements for cooling or ventilating
    • H02K9/02Arrangements for cooling or ventilating by ambient air flowing through the machine
    • H02K9/04Arrangements for cooling or ventilating by ambient air flowing through the machine having means for generating a flow of cooling medium
    • H02K9/06Arrangements for cooling or ventilating by ambient air flowing through the machine having means for generating a flow of cooling medium with fans or impellers driven by the machine shaft
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K13/00Structural associations of current collectors with motors or generators, e.g. brush mounting plates or connections to windings; Disposition of current collectors in motors or generators; Arrangements for improving commutation
    • H02K13/02Connections between slip-rings and windings
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K3/00Details of windings
    • H02K3/46Fastening of windings on the stator or rotor structure
    • H02K3/52Fastening salient pole windings or connections thereto
    • H02K3/527Fastening salient pole windings or connections thereto applicable to rotors only
    • H02K3/528Fastening salient pole windings or connections thereto applicable to rotors only of the claw-pole type

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Motor Or Generator Cooling System (AREA)
  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Synchronous Machinery (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 優れた冷却効果とコンパクトな構成とを合わ
せ持つ電気機器を提供する。 【構成】 ステータケーシング内に回転可能に支承され
た爪型極ロータが設けられており、該爪型極ロータが、
ロータ軸に対して同軸的に回動不能に配置された励磁巻
線と、該励磁巻線をその全周面にわたって極フィンガで
取り囲む爪極とを有しており、さらに、爪型極ロータと
一緒に回転するファン装置が設けられている形式の乗り
物用ジェネレータにおいて、爪型極ロータ40が、ロー
タ軸42に回動不能に配置された巻線担体10を、励磁
巻線30を受容するために有しており、該巻線担体が同
時に、爪型極ロータの少なくとも1つの端面においてフ
ァン装置を構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気機器、特に乗
り物用のジェネレータであって、ステータケーシング内
に回転可能に支承された爪型極ロータが設けられてお
り、該爪型極ロータが、ロータ軸に対して同軸的に回動
不能に配置された励磁巻線と、該励磁巻線をその全周面
にわたって取り囲む、極フィンガを備えた爪極とを有し
ており、さらに、爪型極ロータと一緒に回転するファン
装置が設けられている形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば自動車やレール車両のような乗り
物において、バッテリチャージ及び搭載電源への給電の
ためにジェネレータを使用することは公知である。この
ためにジェネレータは、ステータケーシング内に回転可
能に支承された爪型極ロータを有している。爪型極ロー
タは、ロータ軸に対して回動不能に配置された励磁巻線
を有しており、この励磁巻線は、その全周面にわたって
爪極の極フィンガによって取り囲まれている。ジェネレ
ータの使用時にはいわゆる励磁損失(Erregerverlust
e)及びアイアン損失(Eisenverluste)によって熱が生
じるので、爪型極ロータには、該爪型極ロータと共に回
転するファン装置を配属させることが、知られている。
【0003】このために米国特許第4162419号明
細書に基づいて公知の構成では、爪型極ロータの極円板
の端面には、軸方向に折り曲げられたファンブレードを
備えた付加的なファン円板が取り付けられている。しか
しながらこのような構成によって、爪型極ロータの構造
長さは長くなってしまう。フランス国特許第15052
64号明細書に基づいて公知の爪型極ロータでは、その
爪型極フィンガは、冷却空気を通過送風させるために、
ファンブレードの形に構成されている。しかしながらこ
のような構成によって、磁界の最適な分布と利用が不可
能になり、この結果このようなジェネレータは、相応に
減じられた出力及び高められた損失をもってしか働くこ
とができない。
【0004】ドイツ連邦共和国特許第3410760号
明細書に基づいて公知のファン装置では、軸方向に作用
するファンブレードは、極フィンガによって形成された
接線方向の中間室に配置されており、そしてそこで冷却
空気を貫流させるための横断面を狭めている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ゆえに本発明の課題
は、冒頭に述べた形式の電気機器、特に乗り物用のジェ
ネレータを改良して、優れた冷却効果とコンパクトな構
成とを合わせ持つ電気機器を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の構成では、爪型極ロータが、ロータ軸に回動
不能に配置された巻線担体を、励磁巻線を受容するため
に有しており、該巻線担体が同時に、爪型極ロータの少
なくとも1つの端面においてファン装置を構成してい
る。
【0007】
【発明の効果】このように構成された本発明による電気
機器では、爪型極ロータの改善された冷却を達成するこ
とができる。爪型極ロータが、ロータ軸に回動不能に配
置された巻線担体を励磁巻線を受容するために有し、か
つこの巻線担体が同時にファン装置をも構成しているこ
とによって、爪型極ロータを全体的に極めてコンパクト
に構成することが可能であり、かつ同時に良好な冷却作
用を得ることができる。本発明による爪型極ロータは、
全体として少数の部材から成っており、ゆえに簡単かつ
安価に製造可能であり、さらに、本発明による爪型極ロ
ータは、既に取り付けられているジェネレータにおいて
従来の爪型極ロータと交換できるように、構成されてい
る。これによって、例えば乗り物に既に取り付けられて
いるジェネレータの耐用寿命を延ばすための安価な解決
策が得られ、しかもこの場合ジェネレータの冷却作用は
改善され、ひいてはその損失が減じられる。
【0008】本発明の有利な構成では、巻線担体が励磁
巻線の少なくとも一方の側に、空気流を生ぜしめる手段
を備えたフランジを有しており、該手段は、フランジ
の、励磁巻線とは反対の側に配置されたファンブレード
によって、形成されている。このように構成されている
ことによって、爪型極ロータを通る軸方向の冷却空気貫
流を最適に構成することができるように、ファンブレー
ドを配置することが可能である。それというのは、極フ
ィンガによって形成された接線方向の中間室内において
は、冷却空気の貫流を妨げるような付加的な構成部材が
なんら設けられていないからである。
【0009】本発明のさらに有利な電気機器では、フラ
ンジが、ファンブレードに配属された空気案内面を有す
る範囲を構成しており、該範囲は有利には同時に、向か
い合って位置するように配置されたフランジの方向から
それぞれ延びる極フィンガを支持するための支持範囲を
有している。このような範囲が設けられていることによ
って、一方では、極フィンガに向けられた空気案内面に
よる極フィンガへの冷却空気供給が改善され、かつ他方
では、極フィンガの支持によって、爪型極ロータ全体に
おける該極フィンガの相対的な位置が、高回転数時にお
いても安定化させられ、この結果騒音の発生が減じられ
るのみならず、爪極において生じるアイアン損失を減じ
ることができ、ひいては所要冷却作用全体が減じられ
る。
【0010】本発明のその他の有利な構成は、特許請求
の範囲のその他の請求項に記載の構成に開示されてい
る。
【0011】
【発明の実施の形態】次に図面につき本発明の実施例を
説明する。
【0012】図1には、巻線担体が全体を符号10で示
されている。この巻線担体10は、図1に図示されてい
る回転軸線12に対して同軸的に配置されたスリーブ1
4を有しており、このスリーブ14は両側において、半
径方向のフランジ16及び18で終わっている。フラン
ジ16は、スリーブ14とは反対の側にファンブレード
20を有している。ファンブレード20はこの場合、後
で詳しく述べるように、フランジ16の全周にわたって
分配配置されている。ファンブレード20はここでは単
に略示されているだけであり、自由に選択可能な幾何学
形状を有することができる。つまりファンブレード20
は、例えば平らに構成されていても、凹面状に湾曲され
ていても、又は凸面状に湾曲されていてもよい。さらに
また混合された形状も可能であり、したがって、最初が
平らに又は湾曲して延びているファンブレードが、湾曲
した又は平らな範囲に移行していることも可能である。
各ファンブレード20の範囲においてフランジ16は半
径方向の突出部22を有しており、これらの突出部22
は、スリーブ14に向けられた側に切欠き24を有して
いる。フランジ18は、スリーブ14とは反対の側に付
加部26を有しており、これらの付加部26からは、ほ
ぼ軸方向に延びる突出部28が該付加部26から離れる
方向に延びている。フランジ18は同様に、切欠き24
を備えた突出部22を有している。巻線担体10は、例
えばプラスチック射出成形品から成っている。巻線担体
10についてのさらに詳しい説明は、以下の図面につい
て行う。
【0013】図2には、既に図1に示された巻線担体1
0が示されており、同一部材には同一符号が付けられて
いる。図2から明らかなように、スリーブ14は励磁巻
線30を受容しており、この励磁巻線30の接続部32
は、外方に向かって延びている。接続部32はこの場
合、例えば絶縁ホース34のような絶縁体を備えてい
る。励磁巻線30自体は、例えば含浸手段36と、例え
ば接着テープ38のような固定手段とを用いて、巻線担
体10のスリーブ14に固定されていることができる。
【0014】同様に同一部材には同一符号が付けられて
いる図3には、全体を符号40で示された爪型極ロータ
(Klauenpollaeufer)が、前組立てされた状態で示されて
いる。巻線担体10と励磁巻線30とに加えて、爪型極
ロータ40はロータ軸42を有しており、このロータ軸
42には軟鉄コア44が回動不能に配置されている。軟
鉄コア44はこの場合次のように配置されている。すな
わちこの場合、軟鉄コア44は、スリーブ14の内部に
おいて、ひいては励磁巻線30によって取り囲まれてい
る室の中に位置するようになっている。軟鉄コア44の
両端面には、公知のようにそれぞれ1つの極円板46も
しくは48が接触配置されており、これらの極円板4
6;48はそれぞれ一体的に爪極50もしくは52にお
いて終わっている。爪極50及び52はこの場合励磁巻
線30を取り囲んでいる。爪極50及び52は次のよう
に配置されている。すなわち爪極50と52とは爪極型
ロータ40の全周にわたって見て互い違いに配置されて
おり、つまり爪極50及び52は、極円板46又は極円
板48から交互に延びている。爪極50もしくは52
は、この場合、平面図で見て、台形状に先細に延びてい
る極フィンガ56もしくは58を形成しており、これら
の極フィンガ56及び58は、互いの中に係合し、かつ
それぞれの間には中間室60が形成されている(図3に
は示されていない)。これらの中間室60は、この場合
回転軸線12に対して斜めに延びている。励磁巻線30
の接続部32は、スリップリング62及び64と結合さ
れており、この場合接続部32は、例えばスリップリン
グ62もしくは64と直接溶接されている。ロータ軸4
2は、段付けされた区分(ピン)66を有しており、こ
の区分66には、相応な内側の切欠きを有するスリップ
リング62もしくは64を、半径方向の環状間隙をもっ
て差し嵌められることができる。
【0015】極フィンガ56もしくは58は、最終的に
組み立てられた状態において、その端部範囲で、突出部
22の切欠き24に支持されている。すなわち極フィン
ガ56の端部はこの場合、そこに設けられた突出部22
の、巻線担体10のフランジ18に配属された切欠き2
4に接触している。これに対して極フィンガ58の端部
は、そこに設けられた突出部22の、巻線担体10のフ
ランジ16に配属された切欠き24において接触してい
る。したがって切欠き24は、極フィンガ56もしくは
58の各自由端部のための支持として働く。例えばその
支承形式やジェネレータにおける作用形式のような、爪
型極ロータ40のその他の詳細については、一般的に公
知であるので、説明を省く。
【0016】図4には、完全に組み立てられた爪型極ロ
ータ40が断面図で示されている。先行する図面と同一
の部材には同一符号が付けられており、かつ説明の繰り
返しは省く。スリップリング62もしくは64は、ロー
タ軸40の区分66に差し嵌められており、この結果ス
リップリング62もしくは64はその最終的なポジショ
ンを占めている。励磁巻線30の接続部32はその絶縁
ホース34と共に、この場合次のように配設されてい
る。すなわちこの場合接続部32及びその絶縁ホース3
4は、極円板48の、励磁巻線30とは反対の側に接触
しており、ロータ軸42の相応な切欠き68に位置させ
られている。このように準備された爪型極ロータ40
は、いまや、図示されていない射出成形型に供給され、
そしてスリップリング側のカバー70が爪型極ロータ4
0に一体成形される。この工程は、プラスチック・射出
成形工程である。射出成形型は次のように構成されてい
る。すなわちこの場合一方では、付加部26から軸方向
に突出する突出部28の周囲に射出成形が施されて、こ
こにも同様にファンブレード20が生ぜしめられる。同
時にまた、絶縁された励磁巻線接続部32の周囲にも射
出成形が施されて、ここには絶縁材料製のカバー層72
が生ぜしめられる。このカバー層72はほぼ円筒形の範
囲74に移行しており、この円筒形の範囲74は、そこ
に設けられている切欠き68の範囲においてロータ軸4
2を取り囲んでおり、区分66とスリップリング62,
64との間の環状間隙を満たし、これによってスリップ
リング62もしくは64のための係止部を形成してい
る。範囲74は、ロータ軸42のための軸受78を受容
するために働く環状段部76を有している。範囲74と
ファンブレード20との間には、半径方向に延びるウェ
ブ80が一緒に射出成形されてもよく、これらのウェブ
80は、一方ではファンブレード20の形状強さを改善
し、かつ他方では、ファンブレード20への半径方向に
おける空気供給を改善する空気案内面を形成している。
図4に示された完全な爪型極ロータ40は、これによっ
て極めてコンパクトなユニットを形成し、このユニット
は、小さな構造形式と共に、良好な損失熱連行を可能に
している。
【0017】巻線担体10の使用によって、少ない部品
から成る爪型極ロータ40のモジュール構造形式が可能
になる。ファン装置を生ぜしめるファンブレード20
は、巻線担体10と堅く、つまり巻線担体10と一体に
構成されており、この結果高い回転数において大きな遠
心力が生じた場合でも、ファンブレード20のしっかり
とした配置が保証されている。巻線担体10が全体的に
プラスチック射出成形品として構成されていることによ
って、爪型極ロータ全体の重量は全体としてほとんど大
きくならない。爪型極ロータの両端面に金属薄板製のフ
ァンを備えた従来のファン装置に比べて、個々の部材及
び重量を節約もしくは低減することができる。しかしな
がら必要とあらば、極円板46の、スリップリング6
2,64とは反対の側の端面82に、図4の下側部分に
破線で示されているように、折り曲げられたファンブレ
ード86を備えた汎用の金属薄板製のファン84が取り
付けられていてもよい。
【0018】爪型極ロータ40もしくは巻線担体10
の、図1〜図4に示された構成は、単に本発明の1実施
例である。例えば巻線担体10は、あらかじめその両方
のフランジ16もしくは18に射出成形されたファンブ
レード20を有することも可能である。このようになっ
ている場合には、ファンブレード20を形成するための
突出部28の周囲に、図面に示されているように射出成
形を施すことは、もはや不要である。さらに、別の構成
によれば、スリップリング62及び64が軸受34と極
円板48との間に配置されていてもよい。この場合に
は、相応に選択された射出成形型によって、カバー70
もしくは該カバー70の円筒形の範囲74が、相応な形
状付与部を有している。さらにまた、既に片側又は両側
にファンブレード20が一体に射出成形されている巻線
担体10を、もっぱら使用することも可能であり、この
場合には、スリップリング62もしくは64への励磁巻
線接続部32の接続は、従来公知の形式で、接続端子を
介して行われる。
【0019】図5及び図6には、爪型極ロータ40の一
部が、スリップリングの側から見た斜視図で示されてい
る。この図5及び図6によって、爪型極ロータ40の基
本構造をもう一度明らかにする。図1〜図4に示された
のと同じ部材には、やはり同じ符号が付けられており、
これらの部材についての説明は省く。図5には、既に図
3に示された組立て段階に相当する爪型極ロータ40が
示されている。スリップリング62もしくは64及び励
磁巻線接続部32の図示は、図面を見やすくするために
省かれている。図5には、極フィンガ56もしくは58
の相互の係合形式がはっきりと示されており、この場合
爪極50もしくは52の側面88もしくは90の間に
は、周方向及び軸方向に延びる中間室60が生ぜしめら
れている。側面88及び90はこの場合回転軸線12に
対して斜めに延びており、この結果中間室60もまた同
様に回転軸線12に対して斜めに延びている。この図5
から明らかなように、極フィンガ56もしくは58の端
部は、巻線担体10の突出部22の切欠き24に支持さ
れている。ここではスリップリング側だけが示されてい
る突出部22は、この場合巻線担体10のフランジ16
もしくは18を起点として延びている。フランジ18は
さらに付加部26を有しており、これらの付加部26か
らは軸方向の突出部28が延びている。
【0020】図6には、完全に周囲に射出成形が施され
た図4に示された爪型極ロータ40が、部分的に示され
ている。この図6からはっきりと分かるように、いまや
射出成形を施されたファンブレード20のために、軸方
向の突出部28は、固定アンカを形成している。ファン
ブレード20はこの場合、爪型極ロータ40の矢印91
で示された回転方向に、湾曲されていてもよい。ファン
ブレード20の湾曲によって、爪型極ロータ40の回転
中に爪極50と52との間における中間室60への軸方
向の空気流が生ぜしめられる。中間室60にはなんらそ
の他の構成部材が配置されていないので、冷却空気流は
中空室60を妨げられずに通過することができる。した
がって全体として、爪型極ロータ40のために良好な冷
却作用が得られる。突出部22は、半径方向に延びる側
面92を有しており、両方の側面92は外側に向かって
互いに合致するように先細に延びており、この結果、こ
れらの側面92は、爪極50もしくは52の側面88も
しくは90とそれぞれ整合している。これによって側面
92は、同時に冷却空気流のための空気案内面をも形成
している。
【0021】図6にはさらに一緒に射出成形されたウェ
ブ80がはっきりと示されており、これらのウェブ80
は、半径方向においてファンブレード20と円筒形の範
囲74との間を延びている。これらのウェブ80の端面
94は、矢印91で示された仮想の回転方向において、
ファンブレード20への半径方向の空気供給を促進する
付加的な空気案内面を形成しており、この結果これらの
端面94は、中間室60内における大きな空気貫流量を
生ぜしめる。図6からさらに分かるように、突出部28
に一体に射出成形されたファンブレード20の間には、
さらに付加的に別のファンブレード20′が射出成形さ
れていてもよい。これらのファンブレード20′は、中
間室60を通る空気貫流を直接的に生ぜしめるのではな
く、特に、爪型極ロータ40がその中で回転する図示さ
れていないステータケーシング内部において、半径方向
における冷却空気貫流のために働く。この場合ファンブ
レード20′は例えば、ステータケーシングにおける対
応する通気スロットと共働することができる。ファンブ
レード20′には同様に、ウェブ80′が該ウェブの安
定化のため及び半径方向の空気案内のために配属されて
いてもよい。ファンブレード20もしくは20′の湾曲
は自由に選択することができるので、既に述べたよう
に、平らなファンブレード20を使用することも、湾曲
したファンブレード20を使用することも、又は平らな
ファンブレード20と湾曲したファンブレード20とを
組み合わせて使用することも可能である。したがってフ
ァンブレード20の構成は、爪型極ロータ40を通るも
しくはステータケーシング内部における所望の冷却空気
貫流に合わせられることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】巻線担体を断面して示す図である。
【図2】励磁巻線を備えた巻線担体を断面して示す図で
ある。
【図3】前組立てされた爪型極ロータを断面して示す図
である。
【図4】最終組立てされた爪型極ロータを断面して示す
図である。
【図5】前組立てされた爪型極ロータを部分的に示す斜
視図である。
【図6】最終組立てされた爪型極ロータを部分的に示す
斜視図である。
【符号の説明】
10 巻線担体、 12 回転軸線、 14 スリー
ブ、 16,18 フランジ、 20,20′ ファン
ブレード、 22 突出部、 24 切欠き、26 付
加部、 28 突出部、 30 励磁巻線、 32 接
続部、 34絶縁ホース、 36 含浸手段、 38
接着テープ、 40 爪型極ロータ、42 ロータ軸、
44 軟鉄コア、 46,48 極円板、 50,5
2爪極、 56,58 極フィンガ、 60 中間室、
62,64 スリップリング、 66 区分(ピ
ン)、 68 切欠き、 70 カバー、 72 カバ
ー層、 74 範囲、 76 環状段部、 78 軸
受、 80,80′ ウェブ、 82 端面、 84
ファン、 86 ファンブレード、 88,90側面、
91 矢印、 92 側面、 94 端面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヘニング ファステルディング ドイツ連邦共和国 マルクグレーニンゲン ベーリングヴェーク 20 (72)発明者 ヘルマン レーネルツ ドイツ連邦共和国 フェルバッハ テンホ ーファー ヴェーク 35 (72)発明者 オスヴァルト アントル イギリス国 サウス グラモーガン ミス キン ポンティクルン (番地なし)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気機器、特に乗り物用のジェネレータ
    であって、ステータケーシング内に回転可能に支承され
    た爪型極ロータが設けられており、該爪型極ロータが、
    ロータ軸に対して同軸的に回動不能に配置された励磁巻
    線と、該励磁巻線をその全周面にわたって取り囲む、極
    フィンガを備えた爪極とを有しており、さらに、爪型極
    ロータと一緒に回転するファン装置が設けられている形
    式のものにおいて、爪型極ロータ(40)が、ロータ軸
    (42)に回動不能に配置された巻線担体(10)を、
    励磁巻線(30)を受容するために有しており、該巻線
    担体(10)が同時に、爪型極ロータの少なくとも1つ
    の端面においてファン装置を構成していることを特徴と
    する電気機器、特に乗り物用のジェネレータ。
  2. 【請求項2】 巻線担体(10)が励磁巻線(30)の
    少なくとも一方の側に、空気流を生ぜしめる手段を備え
    たフランジ(16,18)を有している、請求項1記載
    の電気機器。
  3. 【請求項3】 フランジ(16)がその励磁巻線(3
    0)とは反対の側に、ファンブレード(20)を有して
    おり、該ファンブレード(20)が、フランジ(16)
    の外周にわたって分配配置されている、請求項1又は2
    記載の電気機器。
  4. 【請求項4】 ファンブレード(20)が、2つの爪極
    (50,52)によって形成された中間室(60)の範
    囲に配置されている、請求項1から請求項3までのいず
    れか1項記載の電気機器。
  5. 【請求項5】 巻線単体(10)がプラスチック射出成
    形品から成っており、ファンブレード(20)が爪型極
    ロータ(40)の組立て後に初めて、フランジ(18)
    に射出成形される、請求項1から請求項4までのいずれ
    か1項記載の電気機器。
  6. 【請求項6】 フランジ(18)がほぼ軸方向に延びる
    突出部(28)を有しており、該突出部(28)がその
    周囲を射出成形されて、ファンブレード(20)を形成
    している、請求項5記載の電気機器。
  7. 【請求項7】 巻線担体(10)が励磁巻線(30)の
    両側に、既に射出成形されたファンブレード(20)を
    備えたフランジ(16,18)を有しており、該フラン
    ジ(16,18)が、ファンブレード(20)に配属さ
    れた空気案内面を有する範囲を構成しており、該空気案
    内面が、フランジ(16,18)の半径方向の突出部
    (22)の側面(92)によって形成され、この場合突
    出部(22)が、向かい合って位置するように配置され
    たフランジ(16,18)の方向からそれぞれ延びる極
    フィンガ(56,58)を支持するための支持範囲を有
    している、請求項1から請求項6までのいずれか1項記
    載の電気機器。
  8. 【請求項8】 支持範囲が切欠き(24)によって形成
    されており、該切欠き(24)に、極フィンガ(56,
    58)の端部範囲が挿入可能であり、この場合突出部
    (22)の側面(92)が、極フィンガ(56,58)
    の軸方向の側面(88,90)と整合している、請求項
    1から請求項7までのいずれか1項記載の電気機器。
  9. 【請求項9】 爪型極ロータ(40)が、中間室(6
    0)の範囲には配置されていない別のファンブレード
    (20′)を有している、請求項1から請求項8までの
    いずれか1項記載の電気機器。
  10. 【請求項10】 ファンブレード(20,20′)が軸
    方向に突出するウェブ(80,80′)を介して、射出
    成形された絶縁材料製のカバー層(72)と一体に結合
    されており、ウェブ(80,80′)が、半径方向の空
    気案内エレメントとして構成された面(94)を有して
    おり、カバー層(72)が励磁巻線(30)の接続導線
    (32)を固定しており、かつ円筒形の範囲(74)で
    スリップリング(62,64)をロータ軸(42)と結
    合している、請求項1から請求項9までのいずれか1項
    記載の電気機器。
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