JP2000013748A - 磁気記録再生装置 - Google Patents
磁気記録再生装置Info
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- JP2000013748A JP2000013748A JP10174624A JP17462498A JP2000013748A JP 2000013748 A JP2000013748 A JP 2000013748A JP 10174624 A JP10174624 A JP 10174624A JP 17462498 A JP17462498 A JP 17462498A JP 2000013748 A JP2000013748 A JP 2000013748A
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- signal
- video
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 サーチ時に発生するＲＦ信号のレベル変動に
応じてＲＦイコライザの特性を変化させることでノイズ
バーの発生，ビデオ信号の解像度劣化を抑制し画面全域
で一様な解像度を保つ磁気記録再生装置を提供する。 【解決手段】 磁気ヘッドから読み出された微弱なＲＦ
信号は、ヘッドアンプ１０１で増幅され、エンベロープ
検波回路１０３により印加されるサーチ中のＲＦ信号レ
ベルの低下に応じＲＦイコライザ１０２でキャリア周波
数帯域の強調量を増加し、ノイズバーの発生を抑える。
ＲＦイコライザ１０２でキャリア帯域が強調された部分
は、解像度が低下するので、復調器１０５でＦＭ復調さ
れビデオ信号はエンベロープ検波回路１０３により印加
される電圧に応じた量の高域強調を行うようにビデオイ
コライザ１０６で補正され、出力回路１０７を経て出力
される。
応じてＲＦイコライザの特性を変化させることでノイズ
バーの発生，ビデオ信号の解像度劣化を抑制し画面全域
で一様な解像度を保つ磁気記録再生装置を提供する。 【解決手段】 磁気ヘッドから読み出された微弱なＲＦ
信号は、ヘッドアンプ１０１で増幅され、エンベロープ
検波回路１０３により印加されるサーチ中のＲＦ信号レ
ベルの低下に応じＲＦイコライザ１０２でキャリア周波
数帯域の強調量を増加し、ノイズバーの発生を抑える。
ＲＦイコライザ１０２でキャリア帯域が強調された部分
は、解像度が低下するので、復調器１０５でＦＭ復調さ
れビデオ信号はエンベロープ検波回路１０３により印加
される電圧に応じた量の高域強調を行うようにビデオイ
コライザ１０６で補正され、出力回路１０７を経て出力
される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヘリカルスキャン
式磁気記録再生装置に関し、より詳細には、サーチ時の
ノイズバー低減化を図った当該装置に関わるものであ
る。
式磁気記録再生装置に関し、より詳細には、サーチ時の
ノイズバー低減化を図った当該装置に関わるものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】従来の技術では、サーチ時のノイズバー
を低減する方法として、サーチ中にＲＦイコライザの特
性を通常再生よりもノイズの出ない特性に固定して動作
させていた。
を低減する方法として、サーチ中にＲＦイコライザの特
性を通常再生よりもノイズの出ない特性に固定して動作
させていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例におけるＲＦイコライザでは、ＲＦ信号のエンベロ
ープレベルに関係なくサーチ中は一定の特性であり、Ｒ
Ｆ信号のレベルの非常に小さい部分、すなわちエンベロ
ープレベルが低い部分にＲＦイコライザ特性を設定する
と、ＲＦ信号レベルの大きい部分の解像度が低下するの
で、このことを避けるため、中間的なＲＦイコライザの
設定となり、ノイズバーを細く出来ないという問題点が
あった。
来例におけるＲＦイコライザでは、ＲＦ信号のエンベロ
ープレベルに関係なくサーチ中は一定の特性であり、Ｒ
Ｆ信号のレベルの非常に小さい部分、すなわちエンベロ
ープレベルが低い部分にＲＦイコライザ特性を設定する
と、ＲＦ信号レベルの大きい部分の解像度が低下するの
で、このことを避けるため、中間的なＲＦイコライザの
設定となり、ノイズバーを細く出来ないという問題点が
あった。
【０００４】本発明は、上記した従来技術における問題
点に鑑みてなされたもので、サーチ時に発生するＲＦ信
号のレベル変動に応じてＲＦイコライザの特性を変化さ
せることでノイズバーの発生を抑え、その際に起きる可
能性がある復調ビデオ信号の解像度劣化を抑制し画面全
域に渡り、一様な解像度を保つ磁気記録再生装置を提供
することをその解決すべき課題とする。
点に鑑みてなされたもので、サーチ時に発生するＲＦ信
号のレベル変動に応じてＲＦイコライザの特性を変化さ
せることでノイズバーの発生を抑え、その際に起きる可
能性がある復調ビデオ信号の解像度劣化を抑制し画面全
域に渡り、一様な解像度を保つ磁気記録再生装置を提供
することをその解決すべき課題とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】請求項１の発明は、信号
の周波数特性を制御するための制御信号に応じて回転ヘ
ッドからの再生信号を補正するＲＦイコライザと、再生
信号に含まれるヘッドのレベル差をなくす制御を行うＡ
ＧＣと、ＦＭ変調された再生信号をビデオ信号へ復調す
る復調器と、ビデオ信号の周波数特性を制御するための
制御信号に応じて前記復調器で復調されたビデオ信号を
補正するビデオイコライザを有する磁気記録再生装置に
おいて、前記再生信号のエンベロープを検出するエンベ
ロープ検波器を備え、該エンベロープ検波器出力に応じ
て、前記ＲＦイコライザの周波数特性と前記ビテオイコ
ライザの周波数特性を制御することによりサーチ中にノ
イズバー周辺でのノイズ発生を低減しつつ、再生映像の
解像度劣化を低減するようにしたことを特徴としたもの
である。
の周波数特性を制御するための制御信号に応じて回転ヘ
ッドからの再生信号を補正するＲＦイコライザと、再生
信号に含まれるヘッドのレベル差をなくす制御を行うＡ
ＧＣと、ＦＭ変調された再生信号をビデオ信号へ復調す
る復調器と、ビデオ信号の周波数特性を制御するための
制御信号に応じて前記復調器で復調されたビデオ信号を
補正するビデオイコライザを有する磁気記録再生装置に
おいて、前記再生信号のエンベロープを検出するエンベ
ロープ検波器を備え、該エンベロープ検波器出力に応じ
て、前記ＲＦイコライザの周波数特性と前記ビテオイコ
ライザの周波数特性を制御することによりサーチ中にノ
イズバー周辺でのノイズ発生を低減しつつ、再生映像の
解像度劣化を低減するようにしたことを特徴としたもの
である。
【０００６】請求項２の発明は、請求項１記載の磁気記
録再生装置において、前記ＲＦイコライザ，前記復調器
及び前記ビデオイコライザをいずれもデジタル信号によ
る動作を行うものとするとともに、該ＲＦイコライザ及
び該ビデオイコライザにおける前記周波数特性を制御す
るための制御信号の入力側及び該ＲＦイコライザへの再
生信号の入力側にそれぞれＡ／Ｄコンバータを備えたこ
とを特徴としたものである。
録再生装置において、前記ＲＦイコライザ，前記復調器
及び前記ビデオイコライザをいずれもデジタル信号によ
る動作を行うものとするとともに、該ＲＦイコライザ及
び該ビデオイコライザにおける前記周波数特性を制御す
るための制御信号の入力側及び該ＲＦイコライザへの再
生信号の入力側にそれぞれＡ／Ｄコンバータを備えたこ
とを特徴としたものである。
【０００７】請求項３の発明は、請求項１記載の磁気記
録再生装置において、前記ＲＦイコライザ，前記復調器
及び前記ビデオイコライザをいずれもデジタル信号によ
る動作を行うものとするとともに、該ＲＦイコライザ及
び該ビデオイコライザにおける周波数特性を制御するた
めの制御信号の入力段として前記エンベロープ検波器出
力にもとづきデジタルの近似エンベロープ信号を発生さ
せる近似エンベロープ信号発生回路と、前記ＲＦイコラ
イザへの再生信号の入力側にＡ／Ｄコンバータを備えた
ことを特徴としたものである。
録再生装置において、前記ＲＦイコライザ，前記復調器
及び前記ビデオイコライザをいずれもデジタル信号によ
る動作を行うものとするとともに、該ＲＦイコライザ及
び該ビデオイコライザにおける周波数特性を制御するた
めの制御信号の入力段として前記エンベロープ検波器出
力にもとづきデジタルの近似エンベロープ信号を発生さ
せる近似エンベロープ信号発生回路と、前記ＲＦイコラ
イザへの再生信号の入力側にＡ／Ｄコンバータを備えた
ことを特徴としたものである。
【０００８】請求項４の発明は、請求項１記載の磁気記
録再生装置において、回転ヘッドからの再生信号をデジ
タル信号に変換するＡ／Ｄコンバータを備えるととも
に、該Ａ／Ｄコンバータの後段に設けた前記ＲＦイコラ
イザ，前記復調器及び前記ビデオイコライザをいずれも
デジタル信号による動作を行うものとし、前記ＲＦイコ
ライザ及び前記ビデオイコライザにおける周波数特性を
制御するための制御信号の入力段としてサーチスピード
に応じて設定し得る再生信号の擬似エンベロープをデジ
タル信号として発生させる擬似エンベロープ発生回路を
備えたことを特徴としたものである。
録再生装置において、回転ヘッドからの再生信号をデジ
タル信号に変換するＡ／Ｄコンバータを備えるととも
に、該Ａ／Ｄコンバータの後段に設けた前記ＲＦイコラ
イザ，前記復調器及び前記ビデオイコライザをいずれも
デジタル信号による動作を行うものとし、前記ＲＦイコ
ライザ及び前記ビデオイコライザにおける周波数特性を
制御するための制御信号の入力段としてサーチスピード
に応じて設定し得る再生信号の擬似エンベロープをデジ
タル信号として発生させる擬似エンベロープ発生回路を
備えたことを特徴としたものである。
【０００９】請求項５の発明は、請求項１記載の磁気記
録再生装置において、再生信号をデジタル信号に変換す
るＡ／Ｄコンバータを備えるとともに、該Ａ／Ｄコンバ
ータの後段に設けた前記復調器及びビデオイコライザを
いずれもデジタル信号による動作を行うものとし、前記
ＲＦイコライザ及び前記ビデオイコライザにおける前記
周波数特性を制御するための制御信号の入力段としてサ
ーチスピードに応じて設定し得る再生信号の擬似エンベ
ロープをデジタル信号として発生させる擬似エンベロー
プ信号発生回路を備え、該擬似エンベロープ信号発生回
路出力をＤ／Ａコンバータを介して前記ＲＦイコライザ
の制御信号入力としたことを特徴としたものである。
録再生装置において、再生信号をデジタル信号に変換す
るＡ／Ｄコンバータを備えるとともに、該Ａ／Ｄコンバ
ータの後段に設けた前記復調器及びビデオイコライザを
いずれもデジタル信号による動作を行うものとし、前記
ＲＦイコライザ及び前記ビデオイコライザにおける前記
周波数特性を制御するための制御信号の入力段としてサ
ーチスピードに応じて設定し得る再生信号の擬似エンベ
ロープをデジタル信号として発生させる擬似エンベロー
プ信号発生回路を備え、該擬似エンベロープ信号発生回
路出力をＤ／Ａコンバータを介して前記ＲＦイコライザ
の制御信号入力としたことを特徴としたものである。
【００１０】請求項６の発明は、請求項１記載の磁気記
録再生装置において、回転ヘッドからの再生信号をデジ
タル信号に変換するＡ／Ｄコンバータを備えるととも
に、該Ａ／Ｄコンバータの後段に設けた前記ＡＧＣ，前
記ＲＦイコライザ，前記復調器，前記ビデオイコライザ
及び前記エンベロープ検波器をいずれもデジタル信号に
よる動作を行うものとしたことを特徴としたものであ
る。
録再生装置において、回転ヘッドからの再生信号をデジ
タル信号に変換するＡ／Ｄコンバータを備えるととも
に、該Ａ／Ｄコンバータの後段に設けた前記ＡＧＣ，前
記ＲＦイコライザ，前記復調器，前記ビデオイコライザ
及び前記エンベロープ検波器をいずれもデジタル信号に
よる動作を行うものとしたことを特徴としたものであ
る。
【００１１】本発明は、以上の構成によりサーチ中のエ
ンベロープレベル変化に応じてＲＦ，ビデオ各イコライ
ザの特性を変化させることにより、ノイズバーの幅を狭
くしながら、なおかつ画面内の解像度変化を避けること
で良好なサーチ映像を得ることができる。また、本発明
は上記した構成により、デジタルイコライザの特性を変
化させることにより、電圧に応じて特性の変化をするＲ
Ｆ，ビデオイコライザを備えることなく良好なサーチ映
像を得ることができる。また、本発明は上記した構成に
より、エンベロープ検波信号をＨｉｇｈ，Ｌｏｗの２値
で入力後、もとの三角波を推定することにより、エンベ
ロープ検波信号用Ａ／Ｄコンバータを備えることなく良
好なサーチ映像を得ることができる。また、本発明は上
記した構成により、エンベロープ検波信号に同期した擬
似エンベロープ信号から、三角波を推定することによ
り、エンベロープ検波回路を備えることなく良好なサー
チ映像を得ることができる。
ンベロープレベル変化に応じてＲＦ，ビデオ各イコライ
ザの特性を変化させることにより、ノイズバーの幅を狭
くしながら、なおかつ画面内の解像度変化を避けること
で良好なサーチ映像を得ることができる。また、本発明
は上記した構成により、デジタルイコライザの特性を変
化させることにより、電圧に応じて特性の変化をするＲ
Ｆ，ビデオイコライザを備えることなく良好なサーチ映
像を得ることができる。また、本発明は上記した構成に
より、エンベロープ検波信号をＨｉｇｈ，Ｌｏｗの２値
で入力後、もとの三角波を推定することにより、エンベ
ロープ検波信号用Ａ／Ｄコンバータを備えることなく良
好なサーチ映像を得ることができる。また、本発明は上
記した構成により、エンベロープ検波信号に同期した擬
似エンベロープ信号から、三角波を推定することによ
り、エンベロープ検波回路を備えることなく良好なサー
チ映像を得ることができる。
【００１２】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を添付図にもと
づき以下に説明する。 （実施形態１）図１は、本発明による磁気記録再生装置
の実施形態１の構成を示すブロック図である。図１にお
いて、１０１は回転磁気ヘッドからのＲＦ信号を増幅す
るヘッドアンプ、１０２は増幅されたＲＦ信号を所定の
周波数特性に従い補正するＲＦイコライザ、１０３は等
化されたＲＦ信号のエンベロープ信号を取り出すエンベ
ロープ検波回路、１０４は等化されたＲＦ信号を一定の
振幅にそろえるＡＧＣ回路、１０５は振幅制御されたＲ
Ｆ信号をビデオ信号に変換するＦＭ復調器、１０６は復
調されたビデオ信号を所定の周波数特性に従い補正する
ビデオイコライザ、１０７はビデオ信号を外部へ出力す
る出力回路である。
づき以下に説明する。 （実施形態１）図１は、本発明による磁気記録再生装置
の実施形態１の構成を示すブロック図である。図１にお
いて、１０１は回転磁気ヘッドからのＲＦ信号を増幅す
るヘッドアンプ、１０２は増幅されたＲＦ信号を所定の
周波数特性に従い補正するＲＦイコライザ、１０３は等
化されたＲＦ信号のエンベロープ信号を取り出すエンベ
ロープ検波回路、１０４は等化されたＲＦ信号を一定の
振幅にそろえるＡＧＣ回路、１０５は振幅制御されたＲ
Ｆ信号をビデオ信号に変換するＦＭ復調器、１０６は復
調されたビデオ信号を所定の周波数特性に従い補正する
ビデオイコライザ、１０７はビデオ信号を外部へ出力す
る出力回路である。
【００１３】以上のように構成された本実施形態の磁気
記録再生装置について、以下にその動作について説明す
る。まず、磁気ヘッドから読み出された微弱なＲＦ信号
は、ヘッドアンプ１０１で増幅され、エンベロープ検波
回路１０３により印加される電圧に応じた量の強調を行
なうようＲＦイコライザ１０２でその周波数特性に従う
補正が行われる。この動作によりサーチ中、ＲＦ信号レ
ベルが低下するに従い、図８（Ａ）に示すとおりキャリ
ア周波数帯域の強調量を増加し、ノイズバーの発生を抑
える。その後、信号は２経路に別れ、一方はエンベロー
プ検波回路１０３で包絡線検波され、上記したようにエ
ンベロープ検波信号をＲＦイコライザ１０２に印加す
る。また、もう一方はＡＧＣ１０４で複数のヘッド間の
レベル差を吸収し、一定の大きさにそろえられ、復調器
１０５でＦＭ復調されビデオ信号に変換される。この
時、ＲＦイコライザ１０２でキャリア帯域が強調された
部分では、図８（Ｂ）のように解像度が低下する。従っ
て、復調されたビデオ信号はエンベロープ検波回路１０
３により印加される電圧に応じた量の高域強調を行うよ
うにビデオイコライザ１０６で図８（Ｃ）のような周波
数特性に従い補正されて、出力回路１０７を経て出力さ
れる。以上のように、ＲＦ信号レベルの低下に応じて、
ＲＦおよびビデオイコライザの特性を変化させることに
より、ノイズバー幅も細く、解像度の劣化も少ない、よ
り良好なサーチ画像を得ることができる。
記録再生装置について、以下にその動作について説明す
る。まず、磁気ヘッドから読み出された微弱なＲＦ信号
は、ヘッドアンプ１０１で増幅され、エンベロープ検波
回路１０３により印加される電圧に応じた量の強調を行
なうようＲＦイコライザ１０２でその周波数特性に従う
補正が行われる。この動作によりサーチ中、ＲＦ信号レ
ベルが低下するに従い、図８（Ａ）に示すとおりキャリ
ア周波数帯域の強調量を増加し、ノイズバーの発生を抑
える。その後、信号は２経路に別れ、一方はエンベロー
プ検波回路１０３で包絡線検波され、上記したようにエ
ンベロープ検波信号をＲＦイコライザ１０２に印加す
る。また、もう一方はＡＧＣ１０４で複数のヘッド間の
レベル差を吸収し、一定の大きさにそろえられ、復調器
１０５でＦＭ復調されビデオ信号に変換される。この
時、ＲＦイコライザ１０２でキャリア帯域が強調された
部分では、図８（Ｂ）のように解像度が低下する。従っ
て、復調されたビデオ信号はエンベロープ検波回路１０
３により印加される電圧に応じた量の高域強調を行うよ
うにビデオイコライザ１０６で図８（Ｃ）のような周波
数特性に従い補正されて、出力回路１０７を経て出力さ
れる。以上のように、ＲＦ信号レベルの低下に応じて、
ＲＦおよびビデオイコライザの特性を変化させることに
より、ノイズバー幅も細く、解像度の劣化も少ない、よ
り良好なサーチ画像を得ることができる。
【００１４】（実施形態２）図２は、本発明による磁気
記録再生装置の実施形態２の構成を示すブロック図であ
る。図２において、エンベロープ検波、ＡＧＣ動作まで
は上記実施形態１と同様だが、ＡＧＣ後のＲＦ信号およ
び、エンベロープ検波信号はそれぞれＡ／Ｄコンバータ
２０５およびＡ／Ｄコンバータ２０６でデジタル信号に
変換される。その後、ＲＦ信号はデジタルＲＦイコライ
ザ２０７でデジタル化したエンベロープ検波信号に応じ
たキャリア帯域強調がデジタルＲＦイコライザ２０７に
おいて行われ、デジタル復調器２０８でビデオ信号に変
換され、デジタルビデオイコライザ２０９でエンベロー
プ検波信号に応じた高域強調がなされ、出力回路２１０
を経て出力される。
記録再生装置の実施形態２の構成を示すブロック図であ
る。図２において、エンベロープ検波、ＡＧＣ動作まで
は上記実施形態１と同様だが、ＡＧＣ後のＲＦ信号およ
び、エンベロープ検波信号はそれぞれＡ／Ｄコンバータ
２０５およびＡ／Ｄコンバータ２０６でデジタル信号に
変換される。その後、ＲＦ信号はデジタルＲＦイコライ
ザ２０７でデジタル化したエンベロープ検波信号に応じ
たキャリア帯域強調がデジタルＲＦイコライザ２０７に
おいて行われ、デジタル復調器２０８でビデオ信号に変
換され、デジタルビデオイコライザ２０９でエンベロー
プ検波信号に応じた高域強調がなされ、出力回路２１０
を経て出力される。
【００１５】（実施形態３）次に、本発明よる磁気記録
再生装置の実施形態３について、上記実施形態１及び２
と異なる点について図面を参照しながら説明する。図３
は、実施形態３の構成を示すブロック図である。図３に
おいて、エンベロープ検波、ＡＧＣ動作までは上記実施
形態２と同様だが、エンベロープ検波信号をデジタル信
号へ変換する際、エンベロープ検波信号を基準電圧と比
較してＨｉｇｈまたはＬｏｗを出力する比較器３０６を
通して２値信号へと変換し、その後三角波発生器３０７
にて２値化前のエンベロープ信号を推定し、得たエンベ
ロープ信号をデジタルＲＦイコライザ３０８および、デ
ジタルビデオイコライザ３１０へ周波数特性補正用信号
として出力する。
再生装置の実施形態３について、上記実施形態１及び２
と異なる点について図面を参照しながら説明する。図３
は、実施形態３の構成を示すブロック図である。図３に
おいて、エンベロープ検波、ＡＧＣ動作までは上記実施
形態２と同様だが、エンベロープ検波信号をデジタル信
号へ変換する際、エンベロープ検波信号を基準電圧と比
較してＨｉｇｈまたはＬｏｗを出力する比較器３０６を
通して２値信号へと変換し、その後三角波発生器３０７
にて２値化前のエンベロープ信号を推定し、得たエンベ
ロープ信号をデジタルＲＦイコライザ３０８および、デ
ジタルビデオイコライザ３１０へ周波数特性補正用信号
として出力する。
【００１６】ここで、２値化したエンベロープ信号から
三角波を再生する手法について図７を用いて説明する。
図７（Ａ）はサーチ中のＲＦ信号をあらわしており、隣
接トラックを交差するに従い、出力レベルが周期的に低
下することを示している。図７（Ｂ）は上記ＲＦ信号を
エンベロープ検波した波形であり同図中には比較器３０
６の基準レベルが示されており、このレベルよりエンベ
ロープ検波信号が高い場合はＨｉｇｈ、低い場合はＬｏ
ｗを出力する。このようにして得た２値化信号が図７
（Ｃ）に示されており、この信号のＨｉｇｈ側の中心
と、Ｌｏｗ側の中心を接続すると、図７（Ｄ）に示す２
値化前の信号を近似した信号としてエンベロープ信号が
再生される。
三角波を再生する手法について図７を用いて説明する。
図７（Ａ）はサーチ中のＲＦ信号をあらわしており、隣
接トラックを交差するに従い、出力レベルが周期的に低
下することを示している。図７（Ｂ）は上記ＲＦ信号を
エンベロープ検波した波形であり同図中には比較器３０
６の基準レベルが示されており、このレベルよりエンベ
ロープ検波信号が高い場合はＨｉｇｈ、低い場合はＬｏ
ｗを出力する。このようにして得た２値化信号が図７
（Ｃ）に示されており、この信号のＨｉｇｈ側の中心
と、Ｌｏｗ側の中心を接続すると、図７（Ｄ）に示す２
値化前の信号を近似した信号としてエンベロープ信号が
再生される。
【００１７】（実施形態４）次に、本発明による磁気記
録再生装置の実施形態４について、上記各実施形態と異
なる点について図面を参照しながら説明する。図４は、
実施形態４の構成を示すブロック図である。図４におい
て、ＲＦ信号の流れについては上記実施形態２と同様だ
が、エンベロープ検出信号に代わり、サーチスピードか
ら決定される擬似エンベロープ信号（上記実施形態３に
示す２値化エンベロープ信号と同様の波形）をマイコン
４１０により発生し、上記実施形態３と同様の動作を行
なう三角波発生回路４０９で三角波を再生し、デジタル
ＲＦイコライザ４０５およびデジタルビデオイコライザ
４０７へ周波数特性補正用信号として出力する。
録再生装置の実施形態４について、上記各実施形態と異
なる点について図面を参照しながら説明する。図４は、
実施形態４の構成を示すブロック図である。図４におい
て、ＲＦ信号の流れについては上記実施形態２と同様だ
が、エンベロープ検出信号に代わり、サーチスピードか
ら決定される擬似エンベロープ信号（上記実施形態３に
示す２値化エンベロープ信号と同様の波形）をマイコン
４１０により発生し、上記実施形態３と同様の動作を行
なう三角波発生回路４０９で三角波を再生し、デジタル
ＲＦイコライザ４０５およびデジタルビデオイコライザ
４０７へ周波数特性補正用信号として出力する。
【００１８】（実施形態５）次に、本発明による磁気記
録再生装置の実施形態５について、上記実施形態４と異
なる点について図面を参照しながら説明する。図５は、
実施形態５の構成を示すブロック図である。図５におい
て、擬似エンベロープ信号、ＲＦ信号の流れについては
基本的に上記実施形態４と同様だが、擬似エンベロープ
信号から再生された三角波信号は、Ｄ／Ａコンバータ５
１０でアナログ電圧に変換され、アナログ電圧を周波数
特性補正信号として強調するＲＦイコライザ５０２に印
加され、図４におけるようなデジタルＲＦイコライザ４
０５を省いている。
録再生装置の実施形態５について、上記実施形態４と異
なる点について図面を参照しながら説明する。図５は、
実施形態５の構成を示すブロック図である。図５におい
て、擬似エンベロープ信号、ＲＦ信号の流れについては
基本的に上記実施形態４と同様だが、擬似エンベロープ
信号から再生された三角波信号は、Ｄ／Ａコンバータ５
１０でアナログ電圧に変換され、アナログ電圧を周波数
特性補正信号として強調するＲＦイコライザ５０２に印
加され、図４におけるようなデジタルＲＦイコライザ４
０５を省いている。
【００１９】（実施形態６）次に、本発明による磁気記
録再生装置の実施形態６について、上記実施形態と異な
る点について図面を参照しながら説明する。図６は、実
施形態６の構成を示すブロック図である。図６におい
て、ＡＧＣ６０４の前段にＡ／Ｄコンバータ６０３を配
置することで、エンベロープ検波回路６０５での検波を
デジタル処理で行い、デジタル化されたエンベロープ検
波信号をデジタルＲＦイコライザ６０６およびデジタル
ビデオイコライザ６０８に出力する。
録再生装置の実施形態６について、上記実施形態と異な
る点について図面を参照しながら説明する。図６は、実
施形態６の構成を示すブロック図である。図６におい
て、ＡＧＣ６０４の前段にＡ／Ｄコンバータ６０３を配
置することで、エンベロープ検波回路６０５での検波を
デジタル処理で行い、デジタル化されたエンベロープ検
波信号をデジタルＲＦイコライザ６０６およびデジタル
ビデオイコライザ６０８に出力する。
【００２０】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
磁気記録再生装置において、サーチ動作時の回転磁気ヘ
ッドからのＲＦ信号のレベル低下に応じてＲＦイコライ
ザおよび、ビデオイコライザの特性を変化させることが
可能になり、ノイズバーも細く、また、画面内の解像度
変化も少ない良好なサーチ映像を得ることができる。ま
た、本願のデジタルの擬似エンベロープを発生するよう
にした発明によれば、周波数特性に従い印加されるアナ
ログ電圧に応じて強調を行うイコライザや、エンベロー
プ検波器、エンベロープ検波信号用Ａ／Ｄコンバータを
備えることなく、上記機能を実現することができる。
磁気記録再生装置において、サーチ動作時の回転磁気ヘ
ッドからのＲＦ信号のレベル低下に応じてＲＦイコライ
ザおよび、ビデオイコライザの特性を変化させることが
可能になり、ノイズバーも細く、また、画面内の解像度
変化も少ない良好なサーチ映像を得ることができる。ま
た、本願のデジタルの擬似エンベロープを発生するよう
にした発明によれば、周波数特性に従い印加されるアナ
ログ電圧に応じて強調を行うイコライザや、エンベロー
プ検波器、エンベロープ検波信号用Ａ／Ｄコンバータを
備えることなく、上記機能を実現することができる。
【図１】本発明による磁気記録再生装置の一実施形態の
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【図２】本発明による磁気記録再生装置の他の実施形態
の構成を示すブロック図である。
の構成を示すブロック図である。
【図３】本発明による磁気記録再生装置の他の実施形態
の構成を示すブロック図である。
の構成を示すブロック図である。
【図４】本発明による磁気記録再生装置の他の実施形態
の構成を示すブロック図である。
の構成を示すブロック図である。
【図５】本発明による磁気記録再生装置の他の実施形態
の構成を示すブロック図である。
の構成を示すブロック図である。
【図６】本発明による磁気記録再生装置の他の実施形態
の構成を示すブロック図である。
の構成を示すブロック図である。
【図７】再生信号のエンベロープから三角波の近似エン
ベロープを発生させる過程を説明するための図である。
ベロープを発生させる過程を説明するための図である。
【図８】ＲＦイコライザ，復調器，ビデオイコライザで
行う再生信号の処理過程での周波数特性の変化を示す図
である。
行う再生信号の処理過程での周波数特性の変化を示す図
である。
１０１，２０１，３０１，４０１，５０１，６０１…ヘ
ッドアンプ、 １０２，２０２，３０２，４０２，５０２，６０２…Ｒ
Ｆイコライザ、 １０３，２０３，３０３，６０５…エンベロープ検波回
路、 １０４，２０４，３０４，４０３，５０３，６０４…Ａ
ＧＣ回路、 １０５…ＦＭ復調器、 １０６…ビデオイコライザ、 １０７，２１０，３１１，４０８，５０７，６０９…出
力回路、 ２０５，２０６，３０５，４０４，５０４，６０３…Ａ
／Ｄコンバータ、 ２０７，３０８，４０５，６０６…デジタルＲＦイコラ
イザ、 ２０８，３０９，４０６，５０５，６０７…デジタル復
調器、 ２０９，３１０，４０７，５０６，６０８…デジタルビ
デオイコライザ、 ３０６…比較器、 ３０７，４０９，５０９…三角波発生器、 ４１０，５０８…マイコン、 ５１０…Ｄ／Ａコンバータ。
ッドアンプ、 １０２，２０２，３０２，４０２，５０２，６０２…Ｒ
Ｆイコライザ、 １０３，２０３，３０３，６０５…エンベロープ検波回
路、 １０４，２０４，３０４，４０３，５０３，６０４…Ａ
ＧＣ回路、 １０５…ＦＭ復調器、 １０６…ビデオイコライザ、 １０７，２１０，３１１，４０８，５０７，６０９…出
力回路、 ２０５，２０６，３０５，４０４，５０４，６０３…Ａ
／Ｄコンバータ、 ２０７，３０８，４０５，６０６…デジタルＲＦイコラ
イザ、 ２０８，３０９，４０６，５０５，６０７…デジタル復
調器、 ２０９，３１０，４０７，５０６，６０８…デジタルビ
デオイコライザ、 ３０６…比較器、 ３０７，４０９，５０９…三角波発生器、 ４１０，５０８…マイコン、 ５１０…Ｄ／Ａコンバータ。
Claims (6)
- 【請求項１】 信号の周波数特性を制御するための制御
信号に応じて回転ヘッドからの再生信号を補正するＲＦ
イコライザと、再生信号に含まれるヘッドのレベル差を
なくす制御を行うＡＧＣと、ＦＭ変調された再生信号を
ビデオ信号へ復調する復調器と、ビデオ信号の周波数特
性を制御するための制御信号に応じて前記復調器で復調
されたビデオ信号を補正するビデオイコライザを有する
磁気記録再生装置において、前記再生信号のエンベロー
プを検出するエンベロープ検波器を備え、該エンベロー
プ検波器出力に応じて、前記ＲＦイコライザの周波数特
性と前記ビテオイコライザの周波数特性を制御すること
によりサーチ中にノイズバー周辺でのノイズ発生を低減
しつつ、再生映像の解像度劣化を低減するようにしたこ
とを特徴とする磁気記録再生装置。 - 【請求項２】 請求項１記載の磁気記録再生装置におい
て、前記ＲＦイコライザ，前記復調器及び前記ビデオイ
コライザをいずれもデジタル信号による動作を行うもの
とするとともに、該ＲＦイコライザ及び該ビデオイコラ
イザにおける前記周波数特性を制御するための制御信号
の入力側及び該ＲＦイコライザへの再生信号の入力側に
それぞれＡ／Ｄコンバータを備えたことを特徴とする磁
気記録再生装置。 - 【請求項３】 請求項１記載の磁気記録再生装置におい
て、前記ＲＦイコライザ，前記復調器及び前記ビデオイ
コライザをいずれもデジタル信号による動作を行うもの
とするとともに、該ＲＦイコライザ及び該ビデオイコラ
イザにおける周波数特性を制御するための制御信号の入
力段として前記エンベロープ検波器出力にもとづきデジ
タルの近似エンベロープ信号を発生させる近似エンベロ
ープ信号発生回路と、前記ＲＦイコライザへの再生信号
の入力側にＡ／Ｄコンバータを備えたことを特徴とする
磁気記録再生装置。 - 【請求項４】 請求項１記載の磁気記録再生装置におい
て、回転ヘッドからの再生信号をデジタル信号に変換す
るＡ／Ｄコンバータを備えるとともに、該Ａ／Ｄコンバ
ータの後段に設けた前記ＲＦイコライザ，前記復調器及
び前記ビデオイコライザをいずれもデジタル信号による
動作を行うものとし、前記ＲＦイコライザ及び前記ビデ
オイコライザにおける周波数特性を制御するための制御
信号の入力段としてサーチスピードに応じて設定し得る
再生信号の擬似エンベロープをデジタル信号として発生
させる擬似エンベロープ発生回路を備えたことを特徴と
する磁気記録再生装置。 - 【請求項５】 請求項１記載の磁気記録再生装置におい
て、再生信号をデジタル信号に変換するＡ／Ｄコンバー
タを備えるとともに、該Ａ／Ｄコンバータの後段に設け
た前記復調器及びビデオイコライザをいずれもデジタル
信号による動作を行うものとし、前記ＲＦイコライザ及
び前記ビデオイコライザにおける前記周波数特性を制御
するための制御信号の入力段としてサーチスピードに応
じて設定し得る再生信号の擬似エンベロープをデジタル
信号として発生させる擬似エンベロープ信号発生回路を
備え、該擬似エンベロープ信号発生回路出力をＤ／Ａコ
ンバータを介して前記ＲＦイコライザの制御信号入力と
したことを特徴とする磁気記録再生装置。 - 【請求項６】 請求項１記載の磁気記録再生装置におい
て、回転ヘッドからの再生信号をデジタル信号に変換す
るＡ／Ｄコンバータを備えるとともに、該Ａ／Ｄコンバ
ータの後段に設けた前記ＡＧＣ，前記ＲＦイコライザ，
前記復調器，前記ビデオイコライザ及び前記エンベロー
プ検波器をいずれもデジタル信号による動作を行うもの
としたことを特徴とする磁気記録再生装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10174624A JP2000013748A (ja) | 1998-06-22 | 1998-06-22 | 磁気記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10174624A JP2000013748A (ja) | 1998-06-22 | 1998-06-22 | 磁気記録再生装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000013748A true JP2000013748A (ja) | 2000-01-14 |
Family
ID=15981857
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10174624A Pending JP2000013748A (ja) | 1998-06-22 | 1998-06-22 | 磁気記録再生装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000013748A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004107325A2 (en) * | 2003-05-27 | 2004-12-09 | Thomson Licensing | Rf signal digital partial response asymmetry compensation |
-
1998
- 1998-06-22 JP JP10174624A patent/JP2000013748A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004107325A2 (en) * | 2003-05-27 | 2004-12-09 | Thomson Licensing | Rf signal digital partial response asymmetry compensation |
| WO2004107325A3 (en) * | 2003-05-27 | 2005-02-10 | Thomson Licensing Sa | Rf signal digital partial response asymmetry compensation |
| CN100456379C (zh) * | 2003-05-27 | 2009-01-28 | 汤姆森特许公司 | 射频信号数字部分响应非对称补偿 |
| US9082455B2 (en) | 2003-05-27 | 2015-07-14 | Thomson Licensing | Digital partial response asymmetry compensation |
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