JPH07169192A - 2値化回路 - Google Patents

2値化回路

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JPH07169192A
JPH07169192A JP34194993A JP34194993A JPH07169192A JP H07169192 A JPH07169192 A JP H07169192A JP 34194993 A JP34194993 A JP 34194993A JP 34194993 A JP34194993 A JP 34194993A JP H07169192 A JPH07169192 A JP H07169192A
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digital signal
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JP34194993A
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Hisakado Hirasaka
久門 平坂
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 AGC回路を具備することなく、簡易な構成
でパーシャルレスポンス等化波形を2値化する2値化回
路を実現する。 【構成】 A/Dコンバータ30が再生信号をディジタ
ル信号に変換し、整流回路31およびLPF32がこの
ディジタル信号を整流して直流成分を抽出する。係数乗
算回路33がLPF32の出力に所定の係数αを乗算し
て最適しきい値信号を発生し、コンパレータ36が最適
しきい値信号と前記ディジタル信号との比較結果を出力
すると共に、コンパレータ35が極性反転された最適し
きい値信号と前記ディジタル信号との比較結果を出力す
ることで再生信号を2値化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、DAT等のデ
ィジタル記録再生装置に用いて好適な2値化回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】周知のように、近年のディジタル磁気記
録再生装置においては、パーシャルレスポンス方式に基
づき再生符号を等化し、等化された波形を2値化するよ
うにしている。通常、ディジタル信号を伝送する場合、
伝送路特性により波形がなまり符号間干渉が生じる。こ
うした符号間干渉を積極的に利用した復調技術がパーシ
ャルレスポンス方式である。パーシャルレスポンス方式
の種類としては、図8(a)に示す演算回路1や、同図
(b)に示す演算回路2、3を用いたものが知られてい
る。なお、これらの図において、PRS(1,1),P
RS(1,−1),PRS(1,0,−1)は、動作例
の条件判断を示すシステム多項式を意味する。
【0003】これらシステム多項式は、それぞれG
(D)=1+D、G(D)=1−D2であり、演算回路
1は独立な演算回路2、3がいわゆる二つ入れ子で設け
られているとみなされる。なお、ここで言うDは、入力
信号を1サンプリング周期遅延して出力する遅延オペレ
ータである。すなわち、図8(a)に示す演算回路1
(パーシャルレスポンスはPRS(1,0,−1))で
は、入力データに対して2つ前のサンプルとの間で演算
を行うので、奇数番目のサンプルと偶数番目のサンプル
との間には何の関係もなく、それぞれが独立なパーシャ
ルレスポンスPRS(1,−1)の系列と見做すことが
できる。
【0004】図8(b)に示す演算回路2、3では、入
力データに対して奇数番目のサンプルと偶数番目のサン
プルとの2つの系列をスイッチ4、5によって切り換え
ることで、2つに分けて演算を行っている。つまり、演
算回路2、3(パーシャルレスポンスPRS(1,−
1))と 演算回路1(パーシャルレスポンスPRS
(1,0,−1))とは、本質的には同じであり、ここ
ではパーシャルレスポンスPRS(1,0,−1)を例
にとって説明する。
【0005】パーシャルレスポンスPRS(1,0,−
1)自体は、エラーを伝搬する性質があり、ある条件で
1ビットエラーがおこると壊滅的なエラーを引き起こす
ことがあるので、記録する前にプリコーディングしてお
く必要がある。これには、パーシャルレスポンスの逆変
換を行うものをかけておけば良く、この場合の装置全体
の構成は、図9のように示される。
【0006】図9において、11は(1/1−D2)の
処理を実行するプリコーダであり、記録データはプリコ
ーダ11によって(1/1−D2)の演算処理が行わ
れ、例えば記録データのデータ間の相関を利用して記録
データの値1および−1の間で変化するプリコードデー
タに変換されて記録チャンネル回路12に出力される。
記録チャンネル回路12では、演算処理回路13におい
てプリコーダ11の出力に対して(1−D)の演算処理
が行われるとともに、その演算結果に加算器14でノイ
ズが加算され、後段の演算処理回路15に出力される。
演算処理回路15では記録チャンネル回路12からの出
力に(1+D)の演算処理が行われ、その演算結果はデ
コーダ16によってデコードされて出力される。
【0007】記録チャンネル回路12から得られる出力
レベルを、例えば±1とすると、図10に示すように、
(−1,0,+1)の3値レベルとなる。これら3値レ
ベルの波形信号を2進化符号にデコードする場合には、
固定しきい値を用いるレベル検出が行われる。すなわ
ち、3値のレベルをそれぞれ+1V,0V,−1Vとす
れば、0Vと+1Vおよび0Vと−1Vの間に固定値
(例えば、±0.5V)をしきい値とし、サンプル点が
どの領域に入るかによって2値化する。
【0008】ここで、図11を参照し、上述したパーシ
ャルレスポンス方式に応じて等化された再生RF信号を
バイナリデータに変換する2値化回路の一例について説
明する。この図において、17は例えば、パーシャルレ
スポンスPRS(1,−1)で波形等化する等化回路で
ある。18は電圧制御増幅器(以下、VCAと略す)で
ある。このVCA18は、後述する制御信号Scに応じ
た増幅率で等化回路17の出力を増幅して出力する。1
9はVCA18の出力を整流して直流信号を発生する整
流回路である。
【0009】20は整流回路19の出力を平滑化するロ
ーパスフィルタである。21は基準電位Vrefとロー
パスフィルタ20の出力とを差動増幅して制御信号Sc
を発生する演算増幅器である。22,23はそれぞれコ
ンパレータである。コンパレータ22は、VCA18の
出力が−0.5V以下である場合に出力端子T1に−1
V検出信号を供給する。一方、コンパレータ23は、V
CA18の出力が+0.5V以上である場合に出力端子
T2に+1V検出信号を供給する。このような構成によ
れば、構成要素18〜21は自動利得制御回路(AGC
回路)を構成しており、このAGC回路が波形等化され
た再生RF信号の振幅を一定に保ち、その上でコンパレ
ータ22,23が±1V検出を行う。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】さて、上述した従来の
2値化回路は、例えば、DAT等のディジタル磁気記録
再生装置に適用される。この種の再生装置にあっては、
等化された再生RF信号レベルがトラックリニアリティ
誤差などにより変動し易く、こうしたレベル変動を相殺
するため、再生RF信号レベルを一定振幅に抑えるAG
C回路を具備する訳である。
【0011】ところで、今後の磁気記録技術の趨勢を鑑
みると、高密度記録の進展に応じて再生RF信号の周波
数が高まり、この結果、AGC回路自体をアナログ回路
で構成することが次第に困難になることが予想され得
る。しかも、このAGC回路は、所望の動作特性を設定
すべく個々に調整する必要もあり、こうした点からもA
GC回路を省略した簡易な構成でパーシャルレスポンス
等化波形を2値化することが望まれる。そこで本発明
は、AGC回路を具備することなく、簡易な構成でパー
シャルレスポンス等化波形を2値化することができる2
値化回路を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明によれば、記録媒体から読み
出した再生信号をディジタル信号に変換するA/D変換
手段と、前記ディジタル信号を整流して直流成分を抽出
する平滑化手段と、この平滑化手段の出力に所定の演算
を施して最適しきい値信号を発生するしきい値発生手段
と、前記最適しきい値信号と前記ディジタル信号との比
較結果を出力する第1の比較手段と、前記最適しきい値
信号を極性反転すると共に、この極性反転された最適し
きい値信号と前記ディジタル信号との比較結果を出力す
る第2の比較手段とを具備することを特徴としている。
【0013】また、請求項2に記載の発明によれば、前
記しきい値発生手段は、前記平滑化手段の出力に所定の
定数値を加算して前記最適しきい値信号を発生する加算
手段を備えることを特徴としている。さらに、請求項3
に記載の発明によれば、前記しきい値発生手段は、前記
平滑化手段の出力に所定の係数を乗算して前記最適しき
い値信号を発生する乗算手段を備えることを特徴として
いる。
【0014】
【作用】本発明によれば、記録媒体から読み出した再生
信号をディジタル信号に変換し、平滑化手段がこのディ
ジタル信号を整流して直流成分を抽出する。そして、し
きい値発生手段が平滑化手段の出力に所定の演算を施し
て最適しきい値信号を発生し、第1の比較手段が前記最
適しきい値信号と前記ディジタル信号との比較結果を出
力すると共に、第2の比較手段が極性反転された最適し
きい値信号と前記ディジタル信号との比較結果を出力し
て再生信号を2値化する。これにより、AGC回路を具
備することなく、簡易な構成でパーシャルレスポンス等
化波形を2値化することが可能になる。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1は、本発明の一実施例による2値化回
路が適用されるディジタル磁気記録再生装置の概略構成
を示すブロック図である。この図において、20は磁気
記録媒体に記録された磁気情報を抽出する再生ヘッド、
21はこの再生ヘッド20の出力をレベル変換するロー
タリトランスである。22はヘッドアンプであり、ロー
タリトランス21の出力を増幅して次段へ供給する。
【0016】23は、例えば、前述したパーシャルレス
ポンスPRS(1,−1)に応じてヘッドアンプ22の
出力を波形等化して出力する等化回路である。24はパ
ーシャルレスポンス等化波形(再生RF信号)を2値化
してバイナリデータに変換して出力する2値化回路であ
り、その構成については後述する。25は記録時に8/
10ブロック変換された信号を復元する10/8ブロッ
ク変換回路である。
【0017】すなわち、この10/8ブロック変換回路
では、8ビット長の符号を10ビット長に変換する周知
の8/10ブロック変換を、元の8ビット長の符号に逆
変換するものである。26は復調データに付加される誤
り訂正符号に応じて誤り訂正するエラー訂正回路、27
は上記構成要素24〜26を対応する復調データにフェ
ーズロックさせるPLL回路である。28はエラー訂正
された復調データをアナログ信号に変換して出力するD
/A変換回路である。29はD/A変換回路28の出力
を増幅して次段のスピーカSPに供給するアンプであ
る。
【0018】次に、このような構成によるディジタル磁
気記録再生装置に適用される2値化回路24の構成につ
いて図2を参照して説明する。図2において、30は等
化回路23から供給されるパーシャルレスポンス等化波
形、すなわち、再生RF信号をディジタル信号に変換し
て出力するA/Dコンバータである。このA/Dコンバ
ータ30は、DATの再生RF信号に対応する場合、当
該再生RF信号のチャンネルクロックは9.4MHzで
あるから、サンプリング周期は約100nSとなる。3
1はA/Dコンバータ30の出力を整流する整流回路で
ある。整流回路31は、入力データの極性ビットを反転
して出力する。32は整流回路31の出力を平滑化する
ローパスフィルタ(以下、LPFと記す)である。な
お、LPF32では、直流成分を発生するため、充分低
いカットオフ周波数であることが要求される。
【0019】33は係数乗算回路であり、LPF32の
出力に係数αを乗算してしきい値電圧Vt1(例えば、
≒0.5V)を発生する。なお、この係数αの意味する
ところについては後述する。34は係数乗算回路33か
ら出力されるデータの極性ビットを反転し、負のしきい
値電圧Vt2(例えば、≒−0.5V)を発生する符号
反転回路である。35,36はコンパレータである。コ
ンパレータ35は、A/Dコンバータ30の出力と負の
しきい値電圧Vt2(≒−0.5V)とを比較し、A/
Dコンバータ30の出力が負のしきい値電圧Vt2以下
である場合に出力端T1に−1V検出出力を供給する。
また、コンパレータ36は、A/Dコンバータ30の出
力としきい値電圧Vt1(≒0.5V)とを比較し、A
/Dコンバータ30の出力がしきい値電圧Vt1以上で
ある場合に出力端T2に+1V検出出力を供給する。
【0020】次に、上記構成による2値化回路の動作に
ついて、図3〜図5に示す各部波形図を参照して説明す
る。まず、前述した等化回路23が図3(イ)に示すパ
ーシャルレスポンスPRS(1,−1)の等化波形(再
生RF信号)を発生すると、A/Dコンバータ30は、
同図(イ)に示すサンプリングポイントにおいて順次A
/D変換し、同図(ロ)に示す離散的な波形値列を出力
する。このA/Dコンバータ30の出力は、前述したコ
ンパレータ35,36の各比較入力端に供給されると共
に、整流回路31に入力される。
【0021】整流回路31に入力されるA/Dコンバー
タ30の出力は、極性反転により整流され、同図(ハ)
に示す波形値列に変換される。ところで、8/10ブロ
ック変換後にNRZI変調を施してパーシャルレスポン
スPRS(1,−1)で波形等化した場合、この波形値
列における「1V」と「0V」との出現確率は、およそ
1:0.6となり、「1V」の出現確率が高くなる。し
たがって、LPF32におけるローパスフィルタリング
により抽出される直流分は、図4(イ)に示す通り、
0.5Vからやや上昇し、約0.8Vとなる。
【0022】次に、係数乗算回路33は、このLPF3
2から出力される直流分を、適正なしきい値電圧レベル
に設定すべく係数αを乗算する。この場合、LPF32
の出力が約0.8Vであり、目的とするしきい値電圧レ
ベルが0.5Vであるから係数αは「5/8」となる。
これにより、係数乗算回路33は、図4(ロ)に示す通
り、0.5Vのしきい値電圧信号Vt1を発生する。そ
して、この係数乗算回路33の出力は、コンパレータ3
6の基準入力端に入力される一方、符号反転回路34に
供給される。
【0023】符号反転回路34は、係数乗算回路33の
出力を符号反転し、図4(ハ)に示すように、−0.5
Vのしきい値電圧信号Vt2を発生し、これをコンパレ
ータ35の基準入力端に印加する。この結果、コンパレ
ータ35,36は、それぞれ比較入力端に供給されたA
/Dコンバータ30の出力(図3(ロ)参照)と、基準
入力端に供給されるしきい値電圧信号Vt1,Vt2と
を比較する。そして、A/Dコンバータ30の出力が図
3(ロ)に示すように変化した場合、コンパレータ36
は図4(ニ)に示すように、A/Dコンバータ30の出
力がしきい値電圧Vt1を超えた時に出力端T2から+
1V検出の旨を表す「H」レベルの信号を出力する。ま
た、同様に、コンパレータ35は図4(ホ)に示すよう
に、A/Dコンバータ30の出力がしきい値電圧Vt2
以下となった時に出力端T1から−1V検出の旨を表す
「H」レベルの信号を出力する。
【0024】次に、このようにしてなされる2値化処理
において、再生RF信号(等化波形)に振幅変動がある
場合の動作について説明しておく。DATの再生RF信
号を、回転ドラム1回転分のタイムスケールで観察する
と、定常状態では、図5(イ)に示す波形信号となるこ
とが知られている。しかしながら、トラックリニアリテ
ィ誤差が存在する場合や、再生開始直後の遷移状態で
は、同図(ロ)に示す通り、振幅が一定せず変化してし
まう。以下では、このような場合においても、安定した
2値化処理が実現することについて図5〜図6を参照し
て説明する。
【0025】いま、例えば、図5(ロ)に示すように、
再生RF信号が振幅変動していると、これに対応してA
/Dコンバータ30の出力も振幅変動する(同図(ハ)
参照)。次いで、整流回路31は、この振幅変動するA
/Dコンバータ30の出力を整流し、同図(ニ)に示す
波形信号を出力する。LPF32は、整流された波形信
号をローパスフィルタリングし、図6(イ)に示す波形
信号を発生する。
【0026】次に、係数乗算回路33は、このLPF3
2から出力される波形信号を適正なしきい値電圧レベル
に設定すべく係数αを乗算し、図6(ロ)に示すしきい
値電圧信号Vt1を発生する。そして、係数乗算回路3
3の出力は、コンパレータ36の基準入力端に入力され
る一方、符号反転回路34に供給される。符号反転回路
34は、係数乗算回路33の出力を符号反転し、図6
(ハ)に示すしきい値電圧信号Vt2を発生し、これを
コンパレータ35の基準入力端に印加する。この結果、
コンパレータ35,36は、それぞれ比較入力端に供給
されたA/Dコンバータ30の出力(図5(ロ)参照)
と、基準入力端に供給されるしきい値電圧信号Vt1,
Vt2とを比較する。
【0027】そして、コンパレータ36は、図6(ニ)
に示すように、A/Dコンバータ30の出力がしきい値
電圧Vt1を超えた時に出力端T2から+1V検出の旨
を表す「H」レベルの信号を出力し、同様に、コンパレ
ータ35は、図6(ホ)に示すように、A/Dコンバー
タ30の出力がしきい値電圧Vt2以下となった時に出
力端T1から−1V検出の旨を表す「H」レベルの信号
を出力する。このように、本発明による2値化回路によ
れば、再生RF信号の振幅レベルに応じてコンパレータ
35,36のしきい値電圧Vt1,Vt2が変化するか
ら、安定した2値化処理が可能になる。しかも、従来の
ように、AGC回路を必須としないことから、高密度記
録にも対応できる上、AGC回路の調整も必要としない
ことから、製品歩留り等の向上に寄与でき、結果的にコ
ストダウンを招致することになる訳である。
【0028】なお、上述した実施例において、係数乗算
回路33の乗算係数αは一定値ではなく、記録時に施さ
れるブロック変換、プリコードあるいは再生等化方式の
態様に応じてその最適値が定まるものである。また、こ
の実施例にあっては、LPF32から出力される直流分
に最適な係数αを乗算して適正なしきい値電圧を生成す
るようにしたが、これに替えて、図7に示す変形例のよ
うに、加算回路40を設け、当該加算回路40によって
LPF32の出力に所定の定数を加算して適正なしきい
値電圧を得るようにしても良い。すなわち、係数乗算回
路33は、一般に、他の回路要素に比べて回路規模が大
きくなりがちであるから、これを加算回路40に置換す
ることで、同等の機能を達成し得る上、回路規模を縮小
することも可能になる。このようにすることで、2値化
回路24を集積回路化する際に有利になる訳である。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、記録媒体から読み出し
た再生信号をディジタル信号に変換し、平滑化手段がこ
のディジタル信号を整流して直流成分を抽出する。そし
て、しきい値発生手段が平滑化手段の出力に所定の演算
を施して最適しきい値信号を発生し、第1の比較手段が
前記最適しきい値信号と前記ディジタル信号との比較結
果を出力すると共に、第2の比較手段が極性反転された
最適しきい値信号と前記ディジタル信号との比較結果を
出力して再生信号を2値化するので、AGC回路を具備
することなく、簡易な構成でパーシャルレスポンス等化
波形を2値化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による2値化回路が適用され
るディジタル記録再生装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明による2値化回路の構成を示すブロック
図である。
【図3】同実施例の動作を説明するための波形図であ
る。
【図4】同実施例の動作を説明するための波形図であ
る。
【図5】同実施例の動作を説明するための波形図であ
る。
【図6】同実施例の動作を説明するための波形図であ
る。
【図7】本発明の変形例を示すブロック図である。
【図8】従来例を説明するための図である。
【図9】従来例を説明するための図である。
【図10】従来例を説明するための図である。
【図11】従来例を説明するための図である。
【符号の説明】
23 等化回路 24 2値化回路 30 A/Dコンバータ(A/D変換手段) 31 整流回路(平滑化手段) 32 ローパスフィルタ(平滑化手段) 33 係数乗算回路(しきい値発生手段) 34 符号反転回路(第2の比較手段) 35 コンパレータ(第2の比較手段) 36 コンパレータ(第1の比較手段) 40 加算回路(しきい値発生手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体から読み出した再生信号をディ
    ジタル信号に変換するA/D変換手段と、 前記ディジタル信号を整流して直流成分を抽出する平滑
    化手段と、 この平滑化手段の出力に所定の演算を施して最適しきい
    値信号を発生するしきい値発生手段と、 前記最適しきい値信号と前記ディジタル信号との比較結
    果を出力する第1の比較手段と、 前記最適しきい値信号を極性反転すると共に、この極性
    反転された最適しきい値信号と前記ディジタル信号との
    比較結果を出力する第2の比較手段とを具備することを
    特徴とする2値化回路。
  2. 【請求項2】 前記しきい値発生手段は、前記平滑化手
    段の出力に所定の定数値を加算して前記最適しきい値信
    号を発生する加算手段を備えることを特徴とする請求項
    1記載の2値化回路。
  3. 【請求項3】 前記しきい値発生手段は、前記平滑化手
    段の出力に所定の係数を乗算して前記最適しきい値信号
    を発生する乗算手段を備えることを特徴とする請求項1
    記載の2値化回路。
JP34194993A 1993-12-13 1993-12-13 2値化回路 Pending JPH07169192A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007080691A1 (ja) * 2006-01-16 2007-07-19 Nec Corporation データ伝送システム、受信装置及びこれらを用いたデータ伝送方法

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