JP2000013516A - 集合住宅監視通話システム - Google Patents

集合住宅監視通話システム

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JP2000013516A
JP2000013516A JP10172913A JP17291398A JP2000013516A JP 2000013516 A JP2000013516 A JP 2000013516A JP 10172913 A JP10172913 A JP 10172913A JP 17291398 A JP17291398 A JP 17291398A JP 2000013516 A JP2000013516 A JP 2000013516A
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純二 妹尾
Kenji Hirota
健二 廣田
Takeaki Hiramatsu
剛彰 平松
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Abstract

(57)【要約】 【課題】各ロビーインターホンから呼び出しできる住戸
を限定し、また、1台の警報監視盤で、大規模な集合住
宅の管理が出来るようにする。 【解決手段】警報監視盤1は、各住戸の住戸番号と、そ
の住戸の住宅情報盤3のアドレスとを対応させて記憶す
るとともに、ロビーインターホン2のアドレスと、その
ロビーインターホン2から呼出可能な住戸のグループ番
号とを対応させて記憶した記憶手段17,18を備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マンション等の集
合住宅における監視通話システム、特に、複数のロビー
インターホンを設けている集合住宅監視通話システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】近時の集合住宅では、各住戸に設置した
インターホン機能付きの住宅情報盤と、共同玄関に設置
したロビーインターホンと、管理人室に設置したインタ
ーホン機能付きの警報監視盤とを、通話線と制御用の信
号線とを介して接続し、集合住宅監視通話システムを構
成している。
【0003】このシステムの基本動作を説明すると、来
訪者はロビーインターホンから住戸番号を入力して、警
報監視盤を介して、目的とする住戸を呼び出す。これに
対して、その住戸の住宅情報盤では、呼出音を鳴動させ
る。ここで、ハンドセットを取り上げるなどで応答すれ
ば、玄関先の来訪者との通話が可能になり、集合住宅内
への立ち入りを許可するときには、ボタン操作などによ
り共同玄関の解錠を指示すれば、警報監視盤が玄関に設
置された電気錠などを解錠する。また、来訪者は管理人
を呼び出すこともでき、この場合も同様の操作をすれ
ば、ロビーインターホンと警報管理盤との通話が可能に
なる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
集合住宅監視通話システムでは、集合住宅が大規模にな
ると、以下のような問題が生じていた。図9と図10
は、その問題を説明するための図である。図9は、同じ
階において通路(廊下)がない、階段(及びエレベー
タ)独立型の住宅を示している。図中、MKは管理人室
等に設置される警報監視盤、LB(LB1〜LB3)は
複数ある共同玄関の各々に設けられたロビーインターホ
ン、JKは各住戸に設置された住宅情報盤を示してい
る。
【0005】このタイプの住宅では、各共同玄関から訪
問できる住戸が限定されている。例えば、この図では、
ロビーインターホンLB1が設置されている共同玄関か
らは、住戸(101,102,201,202,30
1,302号室)のみが訪問できる。ところが、各ロビ
ーインターホンLB1〜LB3からは、すべての住戸を
個別に呼び出しできるようになっており、例えば、ロビ
ーインターホンLB1から306号室の住戸を呼出でき
るが、その住戸の住宅情報盤JKから、共同玄関の解錠
指示があったとしても、通話中であったロビーインター
ホンLB1が設置された共同玄関の解錠がされるのみで
あり、その玄関から階段1を昇っても、306号室を訪
問することはできなかった。また、306号室の住宅情
報盤JKから、ロビーインターホンLB1に、ロビーイ
ンターホンLB3から再度呼び出すことを指示しなけれ
ばならず、面倒であった。
【0006】図10(a)は、複数の棟(図では、1棟
〜8棟)からなるタイプの住宅を示している。このタイ
プの住宅でも、各棟のロビーインターホンLBから、他
棟の住戸の住宅情報盤JKが呼び出すことができてしま
うという問題があった。図示したように、1台の警報監
視盤MKによって複数の棟を管理する場合、2桁の階番
号と2桁の部屋番号からなる住戸番号を、1桁の棟番号
と1桁の階番号と2桁の部屋番号で構成すればよいが、
10階(2桁)以上あるいは10棟(2桁)以上の住宅
では、住戸番号の桁数が足りなくなるので対処できな
い。
【0007】そこで、同図(b)に示すように、各棟に
警報監視盤MKを設置し、各警報監視盤MKを、群管理
インタフェースIFを介してセンタ監視盤CKに接続
し、群管理システムを構成すればよいが、センタ監視盤
CKを設置する必要があり、また、棟毎に警報監視盤M
Kを設置する必要があるため、大幅なコストアップにな
るという問題がある。
【0008】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであり、各ロビーインターホンから呼び出しでき
る住戸を限定し、また、1台の警報監視盤で、大規模な
集合住宅の管理が出来るようにした集合住宅監視通話シ
ステムを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために提案されたものであり、請求項1〜請求項
7に記載の集合住宅監視通話システムでは、警報監視盤
の構成に特徴を有している。請求項1では、警報監視盤
は、各住戸の住戸番号と、その住戸の住宅情報盤のアド
レスとを対応させて記憶するとともに、ロビーインター
ホンのアドレスと、そのロビーインターホンから呼出可
能な住戸のグループ番号とを対応させて記憶した記憶手
段を備える。ここに、住戸のグループ番号には、棟番号
や階段番号、エレベータ番号の他、各ロビーインターホ
ンに割り当てられた、1又は複数の住戸が属するグルー
プを示す番号がある。
【0010】請求項2では、請求項1において、警報監
視盤は、記憶手段に、各住戸の住戸番号、その住戸の住
宅情報盤のアドレスを登録可能とするとともに、ロビー
インターホンのアドレス、そのロビーインターホンから
呼出可能な住戸のグループ番号を登録可能とする登録手
段を更に備える。ここに、登録手段には、キー操作によ
ってメモリへの登録を可能にするソフトウェアによるも
のの他、ディップスイッチなどのハードウェアによるも
のも含まれる。
【0011】請求項3では、請求項1において、警報監
視盤の記憶手段に記憶される住戸番号は、その住戸のグ
ループ番号を含んだ構成になっており、警報監視盤は、
ロビーインターホンのいずれかから、グループ番号を含
んだ住戸番号が指定された呼出信号が送出されてきたと
きに、記憶手段を参照して、そのロビーインターホンの
アドレスに対応して、呼出信号によって指定された住戸
番号に含まれているグループ番号が記憶されていれば、
更に記憶手段を参照し、呼出信号によって指定された住
戸番号に対応して記憶されているアドレスの住宅情報盤
を呼び出す制御手段を更に備える。
【0012】請求項4では、請求項1において、警報監
視盤の記憶手段に記憶される住戸番号は、その住戸のグ
ループ番号を含んだ構成になっており、警報監視盤は、
ロビーインターホンのいずれかから、グループ番号を含
まない住戸番号が指定された呼出信号が送出されてきた
ときに、記憶手段を参照して、そのロビーインターホン
のアドレスに対応して記憶されているグループ番号を取
り出し、呼出信号によって指定された住戸番号に含ませ
て、更に記憶手段を参照し、その住戸番号に対応して記
憶されているアドレスの住宅情報盤を呼び出す制御手段
を更に備える。
【0013】請求項5では、請求項1において、警報監
視盤は、記憶手段に、ロビーインターホンのアドレスに
対応させて、そのロビーインターホンはいずれのグルー
プに属する住戸であっても呼出可能であることを記憶で
きるようになっており、ロビーインターホンのいずれか
から、住戸番号が指定された呼出信号が送出されてきた
ときに、記憶手段を参照して、そのロビーインターホン
のアドレスに対応して、いずれのグループに属する住戸
であっても呼出可能であることが記憶されていれば、更
に記憶手段を参照し、呼出信号によって指定された住戸
番号に対応して記憶されているアドレスの住宅情報盤を
呼び出す制御手段を更に備える。
【0014】請求項6では、請求項3〜5のいずれかに
おいて、制御手段は、ロビーインターホンから送出され
てくる呼出信号に対して、住宅情報盤を呼び出さないと
きには、そのロビーインターホンに呼出不可信号を返信
する。この呼出不可信号を受けたロビーインターホンで
は、呼出ができないことを、その旨の表示や、アラーム
音や音声メッセージの出力によって報知するようにすれ
ばよい。
【0015】請求項7では、請求項1において、警報監
視盤は、記憶手段に記憶されたロビーインターホンのア
ドレス、そのロビーインターホンから呼出可能な住戸の
グループ番号のデータをチェックするチェック手段と、
チェック手段がデータのエラーを検出した後に、ロビー
インターホンのいずれかから、住戸番号が指定された呼
出信号が送出されてきたときは、記憶手段を参照して、
呼出信号によって指定された住戸番号に対応して記憶さ
れているアドレスの住宅情報盤を呼び出す制御手段とを
更に備える。
【0016】請求項8〜請求項13に記載の集合住宅監
視通話システムでは、ロビーインターホンの構成に特徴
を有している。請求項8では、ロビーインターホンの各
々は、各住戸の住戸番号と、その住戸の住宅情報盤のア
ドレスとを対応させて記憶するとともに、このロビーイ
ンターホンから呼出可能な住戸のグループ番号を記憶し
た記憶手段とを備える。
【0017】請求項9では、請求項8において、ロビー
インターホンの各々は、記憶手段に、各住戸の住戸番
号、その住戸の住宅情報盤のアドレスを登録可能とする
とともに、そのロビーインターホンから呼出可能な住戸
のグループ番号を登録可能とする登録手段を更に備え
る。請求項10では、請求項8において、ロビーインタ
ーホンの各々は、呼び出す住戸の住戸番号を入力操作す
る操作手段と、操作手段によって住戸番号が入力された
ときに、その住戸が属するグループ番号が記憶手段に記
憶されていれば、その住戸番号に対応して記憶されてい
るアドレスの住宅情報盤を呼び出す制御手段とを更に備
える。
【0018】請求項11では、請求項8において、ロビ
ーインターホンの各々は、記憶手段に、そのロビーイン
ターホンはいずれのグループに属する住戸であっても呼
出可能であることを記憶できるようになっており、呼び
出す住戸の住戸番号を入力操作する操作手段と、操作手
段によって住戸番号が入力されたときに、記憶手段を参
照して、いずれのグループに属する住戸であっても呼出
可能であることが記憶されていれば、更に記憶手段を参
照し、入力された住戸番号に対応して記憶されているア
ドレスの住宅情報盤を呼び出す制御手段とを更に備え
る。
【0019】請求項12では、請求項8において、ロビ
ーインターホンの各々は、呼び出す住戸の住戸番号を入
力操作する操作手段と、操作手段によって住戸番号が入
力されたときに、その住戸が属するグループ番号が記憶
手段に記憶されていなければ、呼出不可であることを報
知する報知手段とを更に備える。請求項13では、請求
項8において、ロビーインターホンの各々は、呼び出す
住戸の住戸番号を入力操作する操作手段と、記憶手段に
記憶された、そのロビーインターホンから呼出可能な住
戸のグループ番号のデータをチェックするチェック手段
と、チェック手段がデータのエラーを検出した後に、操
作手段によって住戸番号が入力されたときは、記憶手段
を参照して、その住戸番号に対応して記憶されているア
ドレスの住宅情報盤を呼び出す制御手段とを更に備え
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて、図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明に係
る集合住宅監視通話システムの基本構成を示したブロッ
ク図である。管理人室や警備室等に設置した警報監視盤
1と、共同玄関に設置したロビーインターホン2と、各
住戸に設置した住宅情報盤3とは、信号線L1と通話線
L2とを介して接続されており、それぞれの間での通話
を可能としている。
【0021】警報監視盤1には、この警報監視盤1とと
もにシステム全体を制御する制御手段を構成するホスト
CPU10と、信号線L1を通じて制御信号を送受する
信号送受信部11と、この信号送受信部11による伝送
を制御する伝送CPU12と、通話線L2を通じたイン
ターホン通話を制御するとともに、スピーカSP1から
の呼出音などの出力を行うインターホン回路部13と、
インターホン通話のためのハンドセット14と、液晶画
面や各種表示灯などで構成される表示回路部15と、フ
ァンクションキーやテンキー等で構成されたキー入力部
16と、書換え可能とした読み出し専用メモリであるフ
ラッシュメモリ17(フラッシュEEPROM)と、デ
ータの読み出しと書き込みが随時可能なS−RAM18
(スタティックRAM)とを備える。
【0022】ロビーインターホン2には、ロビーインタ
ーホン2の各部を制御するCPU20と、信号線L1を
通じて制御信号を送受する信号送受信部21と、通話線
L2を通じたマイクMI2とスピーカSP2によるイン
ターホン通話を制御するインターホン回路部22と、液
晶画面、7セグメント表示器、各種表示灯などで構成さ
れ、住戸番号などを表示する表示回路部23と、テンキ
ーや呼出ボタン等で構成されたキー入力部24と、この
ロビーインターホン2に割り当てられたアドレスを設定
するためのディップスイッチ25とを備える。
【0023】また、各住戸に設置された住宅情報盤3に
は、住宅情報盤3の各部を制御するCPU30と、信号
線L1を通じて制御信号を送受する信号送受信部31
と、通話線L2を通じたインターホン通話を制御すると
ともに、スピーカSP3からの呼出音などの出力を制御
するインターホン回路部32と、インターホン通話をす
るためのハンドセット33と、液晶画面や各種表示灯な
どで構成された表示回路部34と、テンキー等で構成さ
れたキー入力部35と、この住宅情報盤3に割り当てら
れたアドレスを設定するためのディップスイッチ36と
を備える。
【0024】警報監視盤1は、信号線L1を通じ、ロビ
ーインターホン2から住戸の呼出信号を受信したときに
は、呼び出す住戸の住宅情報盤3のアドレスを指定し、
信号線L1を通じて呼出信号を送出する。住宅情報盤3
では、自己宛の呼出信号を検出すれば、スピーカSP3
から呼出音を出力し、ハンドセット33を取り上げて応
答すれば、ロビーインターホン2と住宅情報盤3の間で
は、通話線L2を通じて、双方のインターホン回路部2
2,32による通話が可能になる。通話中の住宅情報盤
3は、信号送受信部31から信号線L1を通じて、解錠
信号を送出すれば、警報監視盤1は、ロビーインターホ
ン2に近設された電気錠(不図示)を解錠して、呼び出
した人が共同玄関から住宅内に入ることを許可する。
【0025】警報監視盤1は、各住戸の住戸番号と、そ
の住戸の住宅情報盤のアドレスとを対応させて記憶する
とともに、ロビーインターホン2のアドレスと、そのロ
ビーインターホン2から呼出可能な住戸のグループ番号
とを対応させて記憶した記憶手段とを備えており、ここ
では、フラッシュメモリ17及びS−RAM18に設け
られる。
【0026】記憶手段に記憶されるデータは、電源の供
給が停止したとしても消えないように、フラッシュメモ
リ17に記憶されるようになっているが、通常の動作時
は、アクセス速度の高速化を図るため、フラッシュメモ
リ17からS−RAM18に転送されたデータを用いる
ようにしている。なお、記憶手段は、フラッシュメモリ
17に登録することには限定されず、マスクROMや、
EPROMなどのPROMに登録しておくようにしても
よい。
【0027】図2には、上記した記憶手段の構成の例を
示している。図2(a)には、ロビーインターホン2の
アドレスと、そのロビーインターホン2から呼出可能な
住戸が属する棟の番号(棟番号)とを対応させて記憶し
た棟番号テーブルT2の例を示している。なお、住戸の
グループ番号には、棟番号や階段番号(図9、図10参
照)の他、各ロビーインターホン2に割り当てられる複
数の住戸が属するグループを示す番号がある。
【0028】また、棟番号テーブルT2には、ロビーイ
ンターホン2のアドレスに対応させて、そのロビーイン
ターホン2は、いずれのグループに属する住戸であって
も呼出可能であることも記憶できる。図例では、「アド
レス6」のロビーインターホン2に対応して、棟番号と
して「0」を登録して、いずれの棟に属する住戸も呼び
出しできるようにしている。
【0029】図2(b)には、各住戸の住戸番号と、そ
の住戸の住宅情報盤3のアドレスとを対応させて記憶し
た住戸番号テーブルT1の例を示している。ここに記憶
される住戸番号は、その住戸のグループ番号である棟番
号をも含んだ構成になっている。ここでは、記憶手段
は、棟番号テーブルT2と住戸番号テーブルT1の2つ
のテーブルで構成されているが、これに限定されること
はなく、両者を一体化させた構成にしてもよい。
【0030】以上のようにして、テーブルT2,T1の
内容を構成したときのシステム構成は、図3に示すよう
になる。図中、MKは警報監視盤(1)、LB1〜LB
6は複数ある共同玄関の各々に設けられたロビーインタ
ーホン(2)、JKは各住戸に設置された住宅情報盤
(3)を示している。ここでは、1棟にロビーインター
ホンLB1(アドレス1),LB2(アドレス2)が設
置され、2棟にロビーインターホンLB3(アドレス
3),LB4(アドレス4)が設置され、3棟にロビー
インターホンLB5(アドレス5)が設置され、各ロビ
ーインターホンLB1〜LB6は、同じ棟に属する住戸
のみを呼び出すことができるようになっている。また、
警報監視盤MKを設置した管理棟では、ロビーインター
ホンLB6(アドレス6)から、いずれの棟に属する住
戸であっても呼出可能になっている。
【0031】また、図9に示した階段独立型の集合住宅
であっても、警報監視盤1のテーブルT2,T1に、各
ロビーインターホンLB1〜LB3(2)から呼出可能
な住戸を登録しておけば、その呼び出した玄関から集合
住宅内に入ると、確実に目的とする住戸を訪問できるこ
とになる。警報監視盤1では、登録手段を構成するキー
入力部16によって、登録モードとした後に、テンキー
等を操作して、住戸番号テーブルT1に、各住戸の住戸
番号、その住戸の住宅情報盤3のアドレスが登録できる
とともに、棟番号テーブルT2に、ロビーインターホン
2のアドレス、そのロビーインターホン2から呼出可能
な住戸の棟番号(グループ番号)が登録できる。なお、
この登録は、キー操作によるもの以外に、ディップスイ
ッチなどによってできるようにしてもよい。
【0032】次に、警報監視盤1の動作を、図4のフロ
ーチャートを用いて説明する。ここでは、呼出信号とし
て、グループ番号である棟番号を含んだ住戸番号を指定
する場合と、棟番号を含まずに住戸番号を指定する場合
とがある。警報監視盤1のホストCPU10は、ロビー
インターホン2のいずれかから、信号線L1を通じて、
呼出信号を受信したときは(100)、その呼出信号に
よって指定されている住戸番号に、棟番号が含まれてい
るかをチェックする(101)。
【0033】住戸番号に棟番号が含まれているときは、
S−RAM18に記憶された棟番号テーブルT2を参照
して、呼出元のロビーインターホン2のアドレスに対応
して、その住戸番号に含まれている棟番号が記憶されて
いるかをチェックする。棟番号テーブルT2に、同じ棟
番号が記憶されているか、全棟の呼出を可とすることが
記憶されていれば、住戸番号テーブルT1を参照する
(102〜105)。すなわち、棟番号テーブルT2
に、そのロビーインターホン2のアドレスに対応して、
いずれのグループに属する住戸であっても呼出可能であ
ることが記憶されている場合も、住戸番号テーブルT1
を参照する(104,105)。
【0034】住戸番号テーブルT1に、呼出信号によっ
て指定された住戸番号が記憶されていれば、その住戸番
号に対応して記憶されているアドレスを指定して、住宅
情報盤3を呼び出す(106,107)。一方、ロビー
インターホン2から、棟番号を含まない住戸番号が指定
された呼出信号が送出されてきたときは、棟番号テーブ
ルT2を参照して、呼出元のロビーインターホン2のア
ドレスに対応して記憶されている棟番号を取り出し、呼
出信号によって指定された住戸番号に含ませ、この住戸
番号を基に、住戸番号テーブルT1を参照する(108
〜112)。
【0035】そして、住戸番号テーブルT1に、その住
戸番号が記憶されていれば、その住戸番号に対応して記
憶されているアドレスを指定して、住宅情報盤3を呼び
出す(113,114)。ところが、棟番号を含んだ住
戸番号が指定された呼出信号を受信したときに、その棟
番号が棟番号テーブルT2に記憶されている棟番号と一
致せず、棟番号テーブルT2に全棟呼出可の設定もされ
ていない場合(104のN)、住戸番号テーブルT1に
指定された住戸番号が記憶されていない場合(106の
N)、棟番号を含まない住戸番号が指定された呼出信号
を受信したときに、棟番号テーブルT2が全棟呼出可の
設定になっている場合(110のY)、住戸番号テーブ
ルT1に住戸番号が記憶されていない場合(113の
N)などでは、呼出元のロビーインターホン2に呼出不
可信号を返信する(115)。
【0036】すなわち、ホストCPU10は、ロビーイ
ンターホン2から送出されてくる呼出信号に対して、住
宅情報盤3を呼び出さないときには、そのロビーインタ
ーホン2に信号線L1を通じて呼出不可信号を返信す
る。これを受けたロビーインターホン2では、呼出がで
きないことを、表示回路部22によって表示したり、ス
ピーカSP2からアラーム音や音声メッセージを出力す
る。
【0037】図5には、呼出信号の構成例を示してい
る。図5(a)は、グループ番号である棟番号を含まず
に住戸番号を指定する場合、図5(b)は、棟番号を含
んだ住戸番号を指定する場合である。例えば、図3に示
すシステム構成、図2に示すテーブル構成において、2
棟にあるロビーインターホンLB4(アドレス4)で、
部屋番号「201」のみが入力され、呼出ボタンが操作
されると、図5(a)に示すような信号が送出される。
警報監視盤1では、呼出番号内の棟番号が「00」なの
で、棟番号テーブルT2を参照して、「アドレス4」に
対応して登録されている棟番号「2」を取り出し、これ
を住戸番号に含ませ、住戸番号テーブルT1を参照す
る。住戸番号テーブルT1には、住戸番号「2棟201
号室」に対応してアドレス「D7h」が記憶されている
ので、このアドレスを指定して、住宅情報盤3を呼び出
す。
【0038】一方、例えば、管理棟にあるロビーインタ
ーホンLB6(アドレス6)で、棟番号「3」と部屋番
号「304」が入力され、呼出ボタンが操作されると、
図5(b)に示すような信号が送出される。警報監視盤
1では、棟番号テーブルT2から、「アドレス6」に対
応して登録されている棟番号「0」を参照する。登録さ
れている棟番号「0」は、いずれの棟に属する住戸でも
呼出が可能であることを示すものなので、続いて、住戸
番号テーブルT1を参照し、住戸番号「3棟304号
室」のアドレス「FCh」を指定して、住宅情報盤3を
呼び出す。
【0039】次に、警報監視盤1における、棟番号テー
ブルT2のチェック機能について説明する。ホストCP
U10は、チェック手段をも構成して、棟番号テーブル
T2に記憶されたロビーインターホン2のアドレス、そ
のロビーインターホン2から呼出可能な住戸のグループ
番号のデータをチェックするようになっており、データ
のエラーを検出した後に、ロビーインターホン2のいず
れかから、住戸番号が指定された呼出信号が送出されて
きたときは、棟番号テーブルT2を参照せずに、住戸番
号テーブルT1を参照して、呼出信号によって指定され
た住戸番号に対応して記憶されているアドレスを指定し
て、住宅情報盤3を呼び出す。
【0040】このようにすれば、棟番号テーブルT2の
データが、ノイズなどの影響によって破壊されたとして
も、元々、呼出可能であった住戸が、呼出不可になるこ
とがない(フェイルセーフ)。図6には、上記チェック
機能の具体的な動作をフローチャートで示している。図
6(a)は、書き込んだデータを読み出して、書き込ん
だデータと読み込んだデータを比較してチェックする場
合である(200〜206)。
【0041】警報監視盤1では、キー入力部16の操作
により、棟番号テーブルT2の登録処理を開始し、登録
データの入力が完了すると、そのデータをフラッシュメ
モリ17に書き込むが(200〜202)、書き込んだ
データを、すぐに、または、一定期間後や定期的に、フ
ラッシュメモリ17から読み出して、書き込んだデータ
と読み出したデータとを比較する(203,204)。
【0042】その結果、両者が一致すれば、データは正
常のままであるので、登録後にすぐにチェックした場合
は、以降の動作において使用するため、フラッシュメモ
リ17に記憶された棟番号テーブルT2のデータを、S
−RAM18に転送する(205)。一方、両者が一致
しなければ、データは異常(エラー)であるので、S−
RAM18に記憶された棟番号テーブルT2のロビーイ
ンターホン2のアドレスに対応して記憶されている棟番
号を、すべて「0」(全棟呼出可)に書き換える(20
6)。なお、このとき、S−RAM18に記憶されてい
る棟番号テーブルT2は、書き換えずに、そのまま使用
するようにしてもよい。
【0043】図6(b)は、チェックサムによって、デ
ータの有効性をチェックする場合である(210〜21
5)。チェックサムとは、データをブロックに分け、各
ブロック内のデータの総和を求め、その値の一部を、例
えば、時間をおいて比較することでチェックする方式で
あり、ここでは、テーブルT2のすべてのデータを1つ
のブロックとしてチェックサムを行えばよい。このた
め、フラッシュメモリ17にデータが登録されるとき
は、同時にチェックサムデータも登録されている。
【0044】ここでは、データチェックを定期的に行っ
ており、前回のチェックから所定時間が経過すれば、S
−RAM18に記憶されている棟番号テーブルT2のデ
ータからチェックサムデータを作成し、フラッシュメモ
リ17に記憶されているチェクサムデータと比較する
(210〜213)。その結果、両者が一致すれば、デ
ータは正常のままであるので、S−RAM18に記憶さ
れている棟番号テーブルT2は書き換えずに、そのまま
使用する。一方、両者が一致しなければ、データは異常
(エラー)であるので、S−RAM18に記憶された棟
番号テーブルT2のロビーインターホン2のアドレスに
対応して記憶されている棟番号を、すべて「0」(全棟
呼出可)に書き換える(214,215)。このとき、
フラッシュメモリ17に記憶されているデータは正常で
あるとして、フラッシュメモリ17からS−RAM18
にデータを転送するようにしてもよい。チェックサムに
よれば、すべてのデータを比較せずに済むので、処理時
間が短縮できる。
【0045】なお、ここでは、フラッシュメモリ17と
S−RAM18に記憶されたデータを比較するようにし
ているが、フラッシュメモリ17に記憶されたデータ
と、ホストCPU10内部に持つデータとを比較するよ
うにしてもよい。次に、本発明に係る集合住宅監視通話
システムの別の構成を、図7にブロック図で示す。
【0046】図1に示した構成と比べ、警報監視盤1
と、各住戸の住宅情報盤3は、同じ構成になっている。
但し、警報監視盤1のフラッシュメモリ17及びS−R
AM18には、住戸番号テーブルT1と棟番号テーブル
T2を設けていない。ロビーインターホン2Aは、図1
の構成に加えて、書換え可能とした読み出し専用メモリ
であるフラッシュメモリ26と、データの読み出しと書
き込みが随時可能なS−RAM27とを備えており、各
住戸の住戸番号と、その住戸の住宅情報盤のアドレスと
を対応させて記憶するとともに、このロビーインターホ
ン2Aから呼出可能な住戸のグループ番号を記憶した記
憶手段を、これらフラッシュメモリ26及びS−RAM
27に設けている。
【0047】記憶手段の構成は、図2(b)に示した住
戸番号テーブルT1、同図(a)に示した棟番号テーブ
ルT2と同様である。したがって、棟番号テーブルT2
には、そのロビーインターホン2Aはいずれのグループ
に属する住戸であっても呼出可能であることを記憶でき
るようにもなっている。ロビーインターホン2Aの棟番
号テーブルT2には、図1において警報監視盤1に記憶
しているように、他のロビーインターホンが呼出可能で
ある住戸のグループは登録しなくてもよいが、すべての
ロビーインターホン2Aに同じ構成のテーブルT2が使
用できるようにする場合は、図2(a)に示したテーブ
ル構成にすればよい。
【0048】各ロビーインターホン2Aに、テーブルT
1,T2を設ければ、図3に示したシステム構成では、
各棟(1棟〜8棟)に設けられたロビーインターホンL
B1〜LB5(2A)は、同じ棟に属する住戸のみを呼
び出すことができる。また、管理棟に設置されたロビー
インターホンLB6からは、いずれの棟に属する住戸で
あっても呼出可能にすることができる。
【0049】また、図9に示した階段独立型の集合住宅
であっても、各ロビーインターホンLB1〜LB3(2
A)のテーブルT2,T1に、各々から呼出可能な住戸
を登録しておけば、その呼び出した玄関から集合住宅内
に入ると、確実に目的とする住戸を訪問できることにな
る。ロビーインターホン2Aでは、登録手段を構成する
キー入力部24によって、住戸番号テーブルT1に、各
住戸の住戸番号、その住戸の住宅情報盤3のアドレスが
登録できるとともに、棟番号テーブルT2に、そのロビ
ーインターホン2Aから呼出可能な住戸の棟番号(グル
ープ番号)が登録できる。なお、この登録は、キー操作
によるもの以外に、ディップスイッチなどで出来るよう
にしてもよい。
【0050】次に、ロビーインターホン2Aの動作を、
図8のフローチャートを用いて説明する。制御手段であ
るCPU20は、操作手段を構成するキー入力部24に
よって、呼び出す住戸の住戸番号が入力操作され、更
に、呼出ボタンが操作されると(300)、S−RAM
18に記憶された棟番号テーブルT2を参照して、入力
された住戸番号の住戸が属する棟番号が記憶されている
かをチェックする。同じ棟番号が記憶されているか、全
棟の呼出を可とすることが記憶されていれば、次に住戸
番号テーブルT1を参照する(302〜304)。すな
わち、棟番号テーブルT2に、いずれの棟(グループ)
に属する住戸であっても呼出可能であることが記憶され
ている場合も、住戸番号テーブルT1を参照する。
【0051】住戸番号テーブルT1に、入力された住戸
番号が記憶されていれば、その住戸番号に対応して記憶
されているアドレスを指定して、警報監視盤1を介し
て、住宅情報盤3を呼び出す(305,306)。とこ
ろが、入力された住戸番号が属する棟番号と、棟番号テ
ーブルT2に記憶されている棟番号とが一致せず、全棟
呼出可の設定でもない場合(303のN)、住戸番号テ
ーブルT1に、入力された住戸番号が記憶されていない
場合(305のN)などでは、このロビーインターホン
2Aにおいて、呼出不可を報知する(307)。
【0052】この報知手段には、呼出ができないことを
文字や表示灯によって表示する表示回路部23や、スピ
ーカSP2からアラーム音や音声メッセージを出力する
インターホン回路部22がある。なお、ここでは、ロビ
ーインターホン2Aから、警報監視盤1を介して住宅情
報盤3を呼び出す場合を説明したが、ロビーインターホ
ン2Aでは、住宅情報盤3のアドレスを指定できるた
め、住宅情報盤3を、直接呼び出すようにしてもよい。
【0053】また、ここでは、ロビーインターホン2A
から、住宅情報盤3のアドレスを指定して呼び出す場合
を説明したが、住戸番号テーブルT1をロビーインター
ホン2A側に設けず、警報監視盤1側に設けるようにし
て、ロビーインターホン2Aからは住戸番号を指定した
呼出信号(図5参照)を、警報監視盤1に送信し、警報
監視盤1が住宅情報盤3のアドレスを指定して呼び出す
ようにしてもよい。
【0054】次に、ロビーインターホン2Aにおける、
棟番号テーブルT2のチェック機能について説明する。
CPU20は、チェック手段を構成して、棟番号テーブ
ルT2に記憶された、このロビーインターホン2Aから
呼出可能な住戸のグループ番号のデータをチェックす
る。チェックの結果、データのエラーを検出した後に、
キー操作部24によって、呼び出す住戸番号が入力され
たときには、棟番号テーブルT2を参照せずに、住戸番
号テーブルT1を参照して、入力された住戸番号に対応
して記憶されているアドレスを指定して、住宅情報盤3
を呼び出す。
【0055】このチェック機能の具体的な動作は、図6
(a),(b)にフローチャートで示した動作と同様で
あり、処理の対象が、ロビーインターホン2Aのフラッ
シュメモリ26、S−RAM27に記憶されたデータに
なる以外は同じである。
【0056】
【発明の効果】以上の説明から理解できるように、請求
項1〜7に記載の集合住宅監視通話システムによれば、
警報監視盤に、各住戸の住戸番号と、その住戸の住宅情
報盤のアドレスとを対応させて記憶するとともに、ロビ
ーインターホンのアドレスと、そのロビーインターホン
から呼出可能な住戸のグループ番号とを対応させて記憶
しているので、ロビーインターホンから呼出可能なグル
ープの住戸のみを呼び出すことが出来る。
【0057】したがって、従来のように、ロビーインタ
ーホンから、他の階段を使用する住戸や、他の棟の住戸
を呼び出すことがなく、呼び出した玄関から入れば、必
ず、目的とする住戸が存在することになる。また、警報
監視盤では、各住宅情報盤のアドレスと住戸番号とを対
応させて管理しているので、1台の警報監視盤で大規模
な集合住宅が管理できる。
【0058】特に、請求項2では、警報監視盤に、各住
戸の住戸番号、その住戸の住宅情報盤のアドレス、ロビ
ーインターホンのアドレス、そのロビーインターホンか
ら呼出可能な住戸のグループ番号が登録できるので、製
造工場や施工時の現場において、各集合住宅にあった登
録が出来る。また、登録内容の変更にも柔軟に対応でき
る。
【0059】請求項3では、ロビーインターホンから、
住戸番号とグループ番号とを入力すれば、目的とする住
戸の呼出が出来る。請求項4では、グループ番号を入力
しなくても、目的とする住戸の呼出が出来る。請求項5
では、いずれのグループに属する住戸であっても呼出可
能とするロビーインターホンを登録できる。請求項6で
は、警報監視盤からロビーインターホンに呼出不可信号
を返信する機能を有しているので、ロビーインターホン
において、呼出ができないことが判る。
【0060】請求項7では、警報監視盤に記憶されたロ
ビーインターホンのアドレス、そのロビーインターホン
から呼出可能な住戸のグループ番号のデータをチェック
し、そのデータのエラーを検出した後に、ロビーインタ
ーホンから呼出信号が送出されてきたときは、いずれの
グループに属する住戸でも呼び出しできるようにするの
で、データ破壊が生じても、目的とする住戸が呼出不可
になることが無い。
【0061】請求項8〜13に記載の集合住宅監視通話
システムによれば、複数あるロビーインターホンの各々
に、各住戸の住戸番号と、その住戸の住宅情報盤のアド
レスとを対応させて記憶するとともに、そのロビーイン
ターホンから呼出可能な住戸のグループ番号を記憶して
いるので、ロビーインターホンから呼出可能なグループ
の住戸のみを呼び出すことが出来る。
【0062】したがって、従来のように、ロビーインタ
ーホンから、他の階段を使用する住戸や、他の棟の住戸
を呼び出すことがなく、また、ロビーインターホン側で
住戸番号を管理しているので、1台の警報監視盤で大規
模な集合住宅が管理できる。特に、請求項9では、ロビ
ーインターホンの各々に、各住戸の住戸番号、その住戸
の住宅情報盤のアドレス、そのロビーインターホンから
呼出可能な住戸のグループ番号が登録できるので、製造
工場や施工時の現場において、各集合住宅にあった登録
が出来る。
【0063】請求項10では、ロビーインターホンか
ら、住戸番号を入力すれば、目的とする住戸の呼出が出
来る。請求項11では、ロビーインターホンに、いずれ
のグループに属する住戸であっても呼出可能とする登録
ができる。請求項12では、ロビーインターホンで呼出
不可であることが報知されるので、別のロビーインター
ホンに移動するなどの適切な対処がとれる。
【0064】請求項13では、ロビーインターホンに記
憶された、そのロビーインターホンから呼出可能な住戸
のグループ番号のデータをチェックし、そのデータのエ
ラーを検出した後に、住戸の呼出操作がされたときは、
いずれのグループに属する住戸でも呼び出しできるよう
にするので、データ破壊が生じても、目的とする住戸が
呼出不可になることが無い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る集合住宅監視通話システムの基本
構成の一例を示すブロック図である。
【図2】棟番号テーブルと住戸番号テーブルの構成の一
例を示す図である。
【図3】本発明に係る集合住宅監視通話システムの構成
の例を示す模式図である。
【図4】警報監視盤の動作の一例を示すフローチャート
である。
【図5】ロビーインターホンから警報監視盤に送出され
る信号の構成例を示す図である。
【図6】警報監視盤のテーブルのチェック動作の例を示
すフローチャートである。
【図7】本発明に係る集合住宅監視通話システムの基本
構成の別の例を示すブロック図である。
【図8】ロビーインターホンの動作の一例を示すフロー
チャートである。
【図9】従来の集合住宅監視通話システムの問題点を説
明するための図である。
【図10】従来の集合住宅監視通話システムの問題点を
説明するための図である。
【符号の説明】
1,MK 警報監視盤 10 ホストCPU 17 フラッシュメモリ 18 S−RAM 2,2A,LB1〜LB6 ロビーインターホン 20 CPU 22 インターホン回路部 23 表示回路部 24 キー入力部 26 フラッシュメモリ 27 S−RAM 3,JK 住宅情報盤 30 CPU L1 信号線 L2 通話線 T1 住戸番号テーブル T2 棟番号テーブル
【手続補正書】
【提出日】平成10年8月20日(1998.8.2
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】このシステムの基本動作を説明すると、来
訪者はロビーインターホンから住戸番号を入力して、警
報監視盤を介して、目的とする住戸を呼び出す。これに
対して、その住戸の住宅情報盤では、呼出音を鳴動させ
る。ここで、ハンドセットを取り上げるなどで応答すれ
ば、玄関先の来訪者との通話が可能になり、集合住宅内
への立ち入りを許可するときには、ボタン操作などによ
り共同玄関の解錠を指示すれば、警報監視盤が玄関に設
置された電気錠などを解錠する。また、来訪者は管理人
を呼び出すこともでき、この場合も同様の操作をすれ
ば、ロビーインターホンと警報監視盤との通話が可能に
なる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 廣田 健二 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 平松 剛彰 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 Fターム(参考) 5K038 CC12 DD00 DD16 FF01 5K048 BA01 BA52 CA07 DA02 EB01 EB02 FB11 HA01 HA02 HA20

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】警報監視盤に、各住戸の住宅情報盤を接続
    するとともに、1又は複数のロビーインターホンを接続
    して、ロビーインターホンから住宅情報盤を呼出可能と
    している集合住宅監視通話システムにおいて、 上記警報監視盤は、 各住戸の住戸番号と、その住戸の住宅情報盤のアドレス
    とを対応させて記憶するとともに、ロビーインターホン
    のアドレスと、そのロビーインターホンから呼出可能な
    住戸のグループ番号とを対応させて記憶した記憶手段を
    備えた集合住宅監視通話システム。
  2. 【請求項2】上記警報監視盤は、 上記記憶手段に、各住戸の住戸番号、その住戸の住宅情
    報盤のアドレスを登録可能とするとともに、ロビーイン
    ターホンのアドレス、そのロビーインターホンから呼出
    可能な住戸のグループ番号を登録可能とする登録手段
    を、更に備えた請求項1に記載の集合住宅監視通話シス
    テム。
  3. 【請求項3】上記警報監視盤の記憶手段に記憶される住
    戸番号は、その住戸のグループ番号を含んだ構成になっ
    ており、 上記警報監視盤は、 上記ロビーインターホンのいずれかから、グループ番号
    を含んだ住戸番号が指定された呼出信号が送出されてき
    たときに、上記記憶手段を参照して、そのロビーインタ
    ーホンのアドレスに対応して、呼出信号によって指定さ
    れた住戸番号に含まれているグループ番号が記憶されて
    いれば、更に上記記憶手段を参照し、呼出信号によって
    指定された住戸番号に対応して記憶されているアドレス
    の住宅情報盤を呼び出す制御手段を、更に備えた請求項
    1に記載の集合住宅監視通話システム。
  4. 【請求項4】上記警報監視盤の記憶手段に記憶される住
    戸番号は、その住戸のグループ番号を含んだ構成になっ
    ており、 上記警報監視盤は、 上記ロビーインターホンのいずれかから、グループ番号
    を含まない住戸番号が指定された呼出信号が送出されて
    きたときに、上記記憶手段を参照して、そのロビーイン
    ターホンのアドレスに対応して記憶されているグループ
    番号を取り出し、呼出信号によって指定された住戸番号
    に含ませて、更に上記記憶手段を参照し、その住戸番号
    に対応して記憶されているアドレスの住宅情報盤を呼び
    出す制御手段を、更に備えた請求項1に記載の集合住宅
    監視通話システム。
  5. 【請求項5】上記警報監視盤は、 上記記憶手段に、ロビーインターホンのアドレスに対応
    させて、そのロビーインターホンはいずれのグループに
    属する住戸であっても呼出可能であることを記憶できる
    ようになっており、 上記ロビーインターホンのいずれかから、住戸番号が指
    定された呼出信号が送出されてきたときに、上記記憶手
    段を参照して、そのロビーインターホンのアドレスに対
    応して、いずれのグループに属する住戸であっても呼出
    可能であることが記憶されていれば、更に上記記憶手段
    を参照し、呼出信号によって指定された住戸番号に対応
    して記憶されているアドレスの住宅情報盤を呼び出す制
    御手段を、更に備えた請求項1に記載の集合住宅監視通
    話システム。
  6. 【請求項6】上記警報監視盤の制御手段は、上記ロビー
    インターホンから送出されてくる呼出信号に対して、住
    宅情報盤を呼び出さないときには、そのロビーインター
    ホンに呼出不可信号を返信することを特徴とする請求項
    3〜請求項5のいずれかに記載の集合住宅監視通話シス
    テム。
  7. 【請求項7】上記警報監視盤は、 上記記憶手段に記憶されたロビーインターホンのアドレ
    ス、そのロビーインターホンから呼出可能な住戸のグル
    ープ番号のデータをチェックするチェック手段と、 上記チェック手段がデータのエラーを検出した後に、上
    記ロビーインターホンのいずれかから、住戸番号が指定
    された呼出信号が送出されてきたときは、上記記憶手段
    を参照して、呼出信号によって指定された住戸番号に対
    応して記憶されているアドレスの住宅情報盤を呼び出す
    制御手段とを、更に備えた請求項1に記載の集合住宅監
    視通話システム。
  8. 【請求項8】警報監視盤に、各住戸の住宅情報盤を接続
    するとともに、1又は複数のロビーインターホンを接続
    して、ロビーインターホンから住宅情報盤を呼出可能と
    している集合住宅監視通話システムにおいて、 上記ロビーインターホンの各々は、 各住戸の住戸番号と、その住戸の住宅情報盤のアドレス
    とを対応させて記憶しするとともに、このロビーインタ
    ーホンから呼出可能な住戸のグループ番号を記憶した記
    憶手段を備えた集合住宅監視通話システム。
  9. 【請求項9】上記ロビーインターホンの各々は、 上記記憶手段に、各住戸の住戸番号、その住戸の住宅情
    報盤のアドレスを登録可能とするとともに、そのロビー
    インターホンから呼出可能な住戸のグループ番号を登録
    可能とする登録手段を、更に備えた請求項8に記載の集
    合住宅監視通話システム。
  10. 【請求項10】上記ロビーインターホンの各々は、 呼び出す住戸の住戸番号を入力操作する操作手段と、 上記操作手段によって住戸番号が入力されたときに、そ
    の住戸が属するグループ番号が上記記憶手段に記憶され
    ていれば、その住戸番号に対応して記憶されているアド
    レスの住宅情報盤を呼び出す制御手段とを、更に備えた
    請求項8に記載の集合住宅監視通話システム。
  11. 【請求項11】上記ロビーインターホンの各々は、 上記記憶手段に、そのロビーインターホンはいずれのグ
    ループに属する住戸であっても呼出可能であることを記
    憶できるようになっており、 呼び出す住戸の住戸番号を入力操作する操作手段と、 上記操作手段によって住戸番号が入力されたときに、上
    記記憶手段を参照して、いずれのグループに属する住戸
    であっても呼出可能であることが記憶されていれば、更
    に上記記憶手段を参照し、入力された住戸番号に対応し
    て記憶されているアドレスの住宅情報盤を呼び出す制御
    手段とを、更に備えた請求項8に記載の集合住宅監視通
    話システム。
  12. 【請求項12】上記ロビーインターホンの各々は、 呼び出す住戸の住戸番号を入力操作する操作手段と、 上記操作手段によって住戸番号が入力されたときに、そ
    の住戸が属するグループ番号が上記記憶手段に記憶され
    ていなければ、呼出不可であることを報知する報知手段
    とを、更に備えた請求項8に記載の集合住宅監視通話シ
    ステム。
  13. 【請求項13】上記ロビーインターホンの各々は、 呼び出す住戸の住戸番号を入力操作する操作手段と、 上記記憶手段に記憶された、そのロビーインターホンか
    ら呼出可能な住戸のグループ番号のデータをチェックす
    るチェック手段と、 上記チェック手段がデータのエラーを検出した後に、上
    記操作手段によって住戸番号が入力されたときは、上記
    記憶手段を参照して、その住戸番号に対応して記憶され
    ているアドレスの住宅情報盤を呼び出す制御手段とを、
    更に備えた請求項8に記載の集合住宅監視通話システ
    ム。
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