JP2011114803A - 集合住宅インターホンシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】システムを一時停止させることなく、未入居の住戸や長期不在の住戸の居室親機に対する接続確認動作が行われないようにすることができる集合住宅インターホンシステムを提供する。
【解決手段】制御装置40は、制御装置40、管理室親機20a、20bまたは居室親機30aにおいて特定の操作を行うことによって、特定の居室親機30aを端末接続登録メモリ45から削除することができるため、システムを一時停止させることなく、未入居の住戸や長期不在の住戸の居室親機に対する接続確認動作が行われないようにすることができる。
【選択図】図1
【解決手段】制御装置40は、制御装置40、管理室親機20a、20bまたは居室親機30aにおいて特定の操作を行うことによって、特定の居室親機30aを端末接続登録メモリ45から削除することができるため、システムを一時停止させることなく、未入居の住戸や長期不在の住戸の居室親機に対する接続確認動作が行われないようにすることができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、集合住宅インターホンシステムに関し、特に、制御装置により居室親機に対して接続確認動作が実行されるとともに、通信ができない居室親機を異常であると検出する集合住宅インターホンシステムに関する。
従来、集合住宅のエントランスに設置され、居住者を呼び出す機能を備えた集合玄関機と、管理人室に設置され、居住者を呼び出す機能を備えた管理室親機と、各住戸に設置され、集合玄関機または管理室親機からの呼び出しに応答する機能を備えた複数の居室親機と、集合玄関機、管理室親機、および居室親機を制御する装置であって、端末接続登録メモリを備える制御装置と、を有する集合住宅インターホンシステムが知られている。この集合住宅インターホンシステムの制御装置は、端末接続登録メモリに接続登録されている居室親機のそれぞれに対して定期的に接続確認動作を実行するようになっている。具体的には、この接続確認は、制御装置から端末接続登録メモリに接続登録されている居室親機のそれぞれに対して確認信号が送信されることにより実行され、この確認信号に対して居室親機から応答信号がない場合、該居室親機は通信ができない異常端末であると検出される。
しかしながら、電源ブレーカが切られている未入居の住戸や長期不在の住戸の場合、居室親機の電源も切れているため、該住戸の居室親機からは制御装置が送信する確認信号に対して返信信号が送信されず、該居室親機自体に何も異常がなくても異常端末であると検出されてしまい、警報が発報されてしまう。
このように、居室親機の電源がオフになっているだけで、居室親機自体に何も異常がない場合に警報が発報されてしまう事態を回避するため、従来では、未入居の住戸や長期不在の住戸の居室親機を含まないメモリテーブルを作成し、該居室親機に対する接続確認動作が行われないようにすることが行われていたが、このためには端末接続メモリ内のテーブル全体を一から作り直す必要があるとともに、システム全体を初期化する必要があった。また、この初期化にはかなりの時間を要し、システムが一時停止してしまうという不都合があった。
このように、居室親機の電源がオフになっているだけで、居室親機自体に何も異常がない場合に警報が発報されてしまう事態を回避するため、従来では、未入居の住戸や長期不在の住戸の居室親機を含まないメモリテーブルを作成し、該居室親機に対する接続確認動作が行われないようにすることが行われていたが、このためには端末接続メモリ内のテーブル全体を一から作り直す必要があるとともに、システム全体を初期化する必要があった。また、この初期化にはかなりの時間を要し、システムが一時停止してしまうという不都合があった。
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、システムを一時停止させることなく、未入居の住戸や長期不在の住戸の居室親機に対する接続確認動作が行われないようにすることができる集合住宅インターホンシステムを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本願発明者は、以下のような集合住宅インターホンシステムを提案する。
本発明の集合住宅インターホンシステムは、集合住宅のエントランスに設置され、居住者を呼び出す機能を備えた集合玄関機と、管理人室に設置され、居住者を呼び出す機能を備えた管理室親機と、各住戸に設置され、前記集合玄関機または前記管理室親機からの呼び出しに応答する機能を備えた複数の居室親機と、前記集合玄関機、前記管理室親機、および前記居室親機を制御するための装置であって、端末接続登録メモリを備える制御装置と、を有しており、前記制御装置は、前記端末接続登録メモリに接続登録されている前記居室親機のそれぞれに対して接続確認動作を実行するとともに、通信ができない居室親機を異常であると検出する。この集合住宅インターホンシステムの制御装置は、前記制御装置、前記管理室親機または前記居室親機において特定の操作を行うことによって特定の居室親機が前記端末接続登録メモリから削除された場合には、この削除された居室親機に対して接続確認動作を実行しない手段を有している。
このような集合住宅インターホンシステムによれば、制御装置、管理室親機、または居室親機において特定の操作を行うことにより、特定の居室親機(未入居住戸の居室親機や、長期不在にするために電源ブレーカを切る予定の住戸の居室親機等)を端末接続登録メモリから削除することができるため、端末接続登録メモリ内のテーブルを一から作り直す必要がない。また、システム全体を初期化する必要もないため、システムを一時停止させてしまうことなく特定の居室親機を端末接続登録メモリから削除することができる。
なお、居室親機において特定の操作を行う場合は、該居室親機自体の削除操作しかできないような構成となっている。
このような集合住宅インターホンシステムによれば、制御装置、管理室親機、または居室親機において特定の操作を行うことにより、特定の居室親機(未入居住戸の居室親機や、長期不在にするために電源ブレーカを切る予定の住戸の居室親機等)を端末接続登録メモリから削除することができるため、端末接続登録メモリ内のテーブルを一から作り直す必要がない。また、システム全体を初期化する必要もないため、システムを一時停止させてしまうことなく特定の居室親機を端末接続登録メモリから削除することができる。
なお、居室親機において特定の操作を行う場合は、該居室親機自体の削除操作しかできないような構成となっている。
前記削除された居室親機は、通信可能状態となった場合、前記制御装置に対して前記端末接続登録メモリへの登録を要求する登録要求信号を送信する手段を有しており、前記制御装置は、前記登録要求信号を受信した場合、この登録要求信号の発信元である居室親機を再度前記端末接続登録メモリに登録する手段を有していてもよい。
このような集合住宅インターホンシステムによれば、長期不在から住戸に戻った居住者が電源ブレーカを入れることにより該居室親機に電源が入った場合、端末接続登録メモリに該居室親機を再び自動的に接続登録することができるため、居住者等が接続登録するための操作をする必要がなく、利便性が高い。
このような集合住宅インターホンシステムによれば、長期不在から住戸に戻った居住者が電源ブレーカを入れることにより該居室親機に電源が入った場合、端末接続登録メモリに該居室親機を再び自動的に接続登録することができるため、居住者等が接続登録するための操作をする必要がなく、利便性が高い。
前記制御装置は、接続拒否期間メモリをさらに備えており、前記制御装置、前記管理室親機または前記居室親機において特定の操作を行うことによって前記接続拒否期間メモリに特定の居室親機からの登録要求信号を拒否する期間が登録された場合には、その登録された期間内は前記特定の居室親機からの登録要求信号を拒否する手段を有していてもよい。
上記集合住宅インターホンシステムのように、長期不在にする住戸の居室親機をいったん端末接続登録メモリから接続登録を削除した場合であっても、マンションにメンテナンスが入った場合など、長期不在から該居住者が戻る前に該居室親機の電源が一度入ってしまう場合がある。このように通信可能状態となった場合、上記のように、該居室親機から制御装置に対して端末接続登録メモリへの登録を要求する登録要求信号が送信され、登録要求信号を受信した制御装置は、この登録要求信号の発信元である居室親機を再度端末接続メモリに登録するため、この居室親機に対して接続確認動作が実行されるようになる。そのため、メンテナンスが終了し、再度電源ブレーカが切られた場合、その後接続確認動作が実行されると、該居室親機は通信ができない異常端末であると検出されてしまうことになる。
本発明はこのような不都合を解消するものであり、制御装置、管理室親機または居室親機において特定の操作を行うことによって接続拒否期間メモリに特定の居室親機からの登録要求信号を拒否する期間が登録された場合には、その登録された期間内は特定の居室親機からの登録要求信号を拒否するようになっているため、該住戸の居住者が長期不在から戻る前に何らかの事情で居室親機の電源が入り、その後切られた場合でも、該居室親機が端末接続登録メモリに登録されないので、不在として設定された期間にこの居室親機に対して接続確認動作が実行されることがなく、該居室親機は通信ができない異常端末であると検出されてしまうことを回避することができる。
なお、居室親機において特定の操作を行う場合は、該居室親機自体からの登録要求信号を拒否する期間のみが登録できるような構成となっている。
上記集合住宅インターホンシステムのように、長期不在にする住戸の居室親機をいったん端末接続登録メモリから接続登録を削除した場合であっても、マンションにメンテナンスが入った場合など、長期不在から該居住者が戻る前に該居室親機の電源が一度入ってしまう場合がある。このように通信可能状態となった場合、上記のように、該居室親機から制御装置に対して端末接続登録メモリへの登録を要求する登録要求信号が送信され、登録要求信号を受信した制御装置は、この登録要求信号の発信元である居室親機を再度端末接続メモリに登録するため、この居室親機に対して接続確認動作が実行されるようになる。そのため、メンテナンスが終了し、再度電源ブレーカが切られた場合、その後接続確認動作が実行されると、該居室親機は通信ができない異常端末であると検出されてしまうことになる。
本発明はこのような不都合を解消するものであり、制御装置、管理室親機または居室親機において特定の操作を行うことによって接続拒否期間メモリに特定の居室親機からの登録要求信号を拒否する期間が登録された場合には、その登録された期間内は特定の居室親機からの登録要求信号を拒否するようになっているため、該住戸の居住者が長期不在から戻る前に何らかの事情で居室親機の電源が入り、その後切られた場合でも、該居室親機が端末接続登録メモリに登録されないので、不在として設定された期間にこの居室親機に対して接続確認動作が実行されることがなく、該居室親機は通信ができない異常端末であると検出されてしまうことを回避することができる。
なお、居室親機において特定の操作を行う場合は、該居室親機自体からの登録要求信号を拒否する期間のみが登録できるような構成となっている。
前記接続拒否期間メモリに特定の居室親機からの登録要求信号を拒否する期間が登録された場合、前記居室親機または前記管理室親機の少なくとも一方は、接続拒否期間内にあることを示す表示を行う手段を有していてもよい。
このような集合住宅インターホンシステムによれば、接続拒否期間内に居室親機の電源を入れた場合に、接続拒否期間内であることを示す表示がなされるため、動作しない原因が明確となり、接続拒否期間メモリから該居室親機を削除する等、適切な処置をとることができ、利便性が高い。
このような集合住宅インターホンシステムによれば、接続拒否期間内に居室親機の電源を入れた場合に、接続拒否期間内であることを示す表示がなされるため、動作しない原因が明確となり、接続拒否期間メモリから該居室親機を削除する等、適切な処置をとることができ、利便性が高い。
本発明によれば、システムを一時停止させることなく、未入居の住戸や長期不在の住戸の居室親機に対する接続確認動作が行われないようにすることができる。
以下、本発明の集合住宅インターホンシステムの好ましい一実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
この実施形態による集合住宅インターホンシステム1は、概略で図1に示したように構成される。すなわち、このインターホンシステム1は、集合住宅のエントランスに設置され、居住者を呼び出す機能を備えた、一つ以上の集合玄関機10a、10bと、管理人室に設置され、居住者を呼び出す機能を備えた、一つ以上の管理室親機20a、20bと、各住戸に設置され、集合玄関機10a、10bまたは管理室親機20a、20bからの呼び出しに応答する機能を備えた複数の居室親機30a、30bと、制御装置40と、を有する。
集合玄関機10a、10b、管理室親機20a、20b、および居室親機30a、30bは、それぞれ信号線51,52,53を介して制御装置40に接続されている。
集合玄関機10a、10b、管理室親機20a、20b、および居室親機30a、30bは、それぞれ信号線51,52,53を介して制御装置40に接続されている。
制御装置40は、集合玄関機10a、10bと通信するための通信回路41と、管理室親機20a、20bと通信するための通信回路42と、居室親機30a、30bと通信するための通信回路43と、集合玄関機10a、10b、管理室親機20a、20b、および居室親機30a、30bを制御するための制御回路44と、後述する接続確認動作を実行すべき居室親機を登録するメモリである端末接続登録メモリ45と、接続拒否期間メモリ46と、入力装置47と、を備えている。この入力装置47において予め設定された暗証番号を入力するなどの特定の操作を行うことにより、特定の居室親機30a、30bを制御装置40の端末接続登録メモリ45から削除することができるようになっている。
各居室親機30a、30bは、集合玄関機10a、10bにおける来訪者からの呼び出しがあった際に来訪者を表示するモニタ31を備えている。このモニタ31はタッチパネルとなっており、予め設定された暗証番号を入力するなどの特定の操作を行うことによって、該居室親機30a、30bを制御装置40の端末接続登録メモリ45から削除することができるようになっている。
同様に、各管理室親機20a、20bも、タッチパネル式のモニタ21を備えており、予め設定された暗証番号を入力するなどの特定の操作を行うことによって、指定した居室親機30a、30bのいずれかを制御装置40の端末接続登録メモリ45から削除することができるようになっている。
その他、居室親機30a、30bまたは管理室親機20a、20bが通話に必要な音声回路や映像回路等を備えていることは従来のインターホンシステムと同様であるので、説明を省略する。
同様に、各管理室親機20a、20bも、タッチパネル式のモニタ21を備えており、予め設定された暗証番号を入力するなどの特定の操作を行うことによって、指定した居室親機30a、30bのいずれかを制御装置40の端末接続登録メモリ45から削除することができるようになっている。
その他、居室親機30a、30bまたは管理室親機20a、20bが通話に必要な音声回路や映像回路等を備えていることは従来のインターホンシステムと同様であるので、説明を省略する。
次に、以上のように構成された集合住宅インターホンシステム1の動作について説明する。
なお、集合玄関機10a、10bによる来訪者からの呼出操作に対して居室親機30a、30bで応答した場合、制御装置40を介して集合玄関機10a、10bと居室親機30a、30bとの間で通話が行える点、管理室親機20a、20bによる管理人からの呼出操作に対して居室親機30a、30bで応答した場合、制御装置40を介して管理室親機20a、20bと居室親機30a、30bとの間で通話が行える点については、従来と同様であるので動作説明を省略し、ここでは、制御装置40により実行される接続確認動作に関連する動作について説明する。
なお、集合玄関機10a、10bによる来訪者からの呼出操作に対して居室親機30a、30bで応答した場合、制御装置40を介して集合玄関機10a、10bと居室親機30a、30bとの間で通話が行える点、管理室親機20a、20bによる管理人からの呼出操作に対して居室親機30a、30bで応答した場合、制御装置40を介して管理室親機20a、20bと居室親機30a、30bとの間で通話が行える点については、従来と同様であるので動作説明を省略し、ここでは、制御装置40により実行される接続確認動作に関連する動作について説明する。
まず、制御装置40により実行される通常の接続確認動作について、説明する。
制御装置40は、定期的に、端末接続登録メモリ45に接続登録されている居室親機30a、30bのそれぞれに対して、通信回路43から信号線53を介して接続確認信号を順番に送信する。接続確認信号を受信した居室親機30a、30bは、それぞれ応答信号を信号線53を介して制御装置40に送信する。応答信号を受け取った制御装置40は、応答信号を送信してきた居室親機30a、30bが正常に通信できている端末であると認識する。一方、この確認信号に対して居室親機30a、30bから応答信号がない場合、制御装置40は、該居室親機30a、30bは通信ができない異常端末であると認識し、管理室親機20a、20bから報音を鳴動させる等して、警報を発報させる。
このような接続確認動作を定期的に実行することにより、制御装置40と居室親機30a、30bとが正常に接続されているか否かを確認することができる。
制御装置40は、定期的に、端末接続登録メモリ45に接続登録されている居室親機30a、30bのそれぞれに対して、通信回路43から信号線53を介して接続確認信号を順番に送信する。接続確認信号を受信した居室親機30a、30bは、それぞれ応答信号を信号線53を介して制御装置40に送信する。応答信号を受け取った制御装置40は、応答信号を送信してきた居室親機30a、30bが正常に通信できている端末であると認識する。一方、この確認信号に対して居室親機30a、30bから応答信号がない場合、制御装置40は、該居室親機30a、30bは通信ができない異常端末であると認識し、管理室親機20a、20bから報音を鳴動させる等して、警報を発報させる。
このような接続確認動作を定期的に実行することにより、制御装置40と居室親機30a、30bとが正常に接続されているか否かを確認することができる。
次に、マンション内の特定の居室親機を制御装置40の端末接続登録メモリ45から削除する場合の手順および動作について説明する。
マンション内の住戸の居住者が長期不在にするために(または住戸が未入居であるために)電源ブレーカを切る場合、居住者または管理人は、該住戸の居室親機(「居室親機30a」であるものとして説明する。)の削除操作を行うことができる。この削除操作は、制御装置40、管理室親機20a、20bまたは居室親機30aのいずれかで行うことができる。
マンション内の住戸の居住者が長期不在にするために(または住戸が未入居であるために)電源ブレーカを切る場合、居住者または管理人は、該住戸の居室親機(「居室親機30a」であるものとして説明する。)の削除操作を行うことができる。この削除操作は、制御装置40、管理室親機20a、20bまたは居室親機30aのいずれかで行うことができる。
まず、管理人が削除操作を行う場合について説明する。この場合、管理人は、制御装置40の入力装置47または管理室親機20a、20bのモニタ21を操作し、予め設定された暗証番号を入力するなどの特定の操作を行うことによって削除対象となる居室親機30aを選択し、居室親機30aを制御装置40の端末接続登録メモリ45から削除する。
この場合の具体的な集合住宅インターホンシステム1の動作の流れを、図2のフローチャートを参照しながら以下に説明する。
管理人が制御装置40を操作することにより削除操作を行う場合の流れは、以下のようになる。
管理人は、制御装置40の入力装置47において暗証番号を入力する(ST101)。入力された暗証番号が予め設定された暗証番号と一致する場合(ST101:Yes)、削除対象となる居室親機を入力することができる(ST102)。管理人により、削除対象となる居室親機30aが入力されると、居室親機30aを削除する削除要求信号が制御回路44に送信される。削除要求信号を受け取った制御回路44は、端末接続登録メモリ45から、居室親機30aを削除する(ST103)。
管理人が管理室親機20a、20bのモニタ21を操作することにより削除操作を行う場合の流れは、居室親機30aを削除する削除要求信号が管理室親機20a、20bから信号線52を介して制御装置40に送信される点、この削除要求信号は通信回路42を介して制御回路44に送信される点で異なるが、その他は上記のような流れとなる。
この場合の具体的な集合住宅インターホンシステム1の動作の流れを、図2のフローチャートを参照しながら以下に説明する。
管理人が制御装置40を操作することにより削除操作を行う場合の流れは、以下のようになる。
管理人は、制御装置40の入力装置47において暗証番号を入力する(ST101)。入力された暗証番号が予め設定された暗証番号と一致する場合(ST101:Yes)、削除対象となる居室親機を入力することができる(ST102)。管理人により、削除対象となる居室親機30aが入力されると、居室親機30aを削除する削除要求信号が制御回路44に送信される。削除要求信号を受け取った制御回路44は、端末接続登録メモリ45から、居室親機30aを削除する(ST103)。
管理人が管理室親機20a、20bのモニタ21を操作することにより削除操作を行う場合の流れは、居室親機30aを削除する削除要求信号が管理室親機20a、20bから信号線52を介して制御装置40に送信される点、この削除要求信号は通信回路42を介して制御回路44に送信される点で異なるが、その他は上記のような流れとなる。
次に、居住者自身が削除操作を行う場合について説明する。この場合、居住者は、居室親機30aのモニタ31を操作し、予め設定された暗証番号を入力するなどの特定の操作を行うことによって居住者自身の居室親機30aを制御装置40の端末接続登録メモリ45から削除する。
この場合の具体的な集合住宅インターホンシステム1の動作の流れを、図3のフローチャートを参照しながら以下に説明する。
居住者は、居室親機30aのモニタ31において暗証番号を入力する(ST201)。入力された暗証番号が予め設定された暗証番号と一致する場合(ST201:Yes)、削除要求信号が居室親機30aから信号線53を介して制御装置40に送信される。この削除要求信号は、通信回路43を介して制御回路44に送信される。削除要求信号を受け取った制御回路44は、端末接続登録メモリ45から、削除要求信号の送信元である居室親機30aを削除する(ST202)。
この場合の具体的な集合住宅インターホンシステム1の動作の流れを、図3のフローチャートを参照しながら以下に説明する。
居住者は、居室親機30aのモニタ31において暗証番号を入力する(ST201)。入力された暗証番号が予め設定された暗証番号と一致する場合(ST201:Yes)、削除要求信号が居室親機30aから信号線53を介して制御装置40に送信される。この削除要求信号は、通信回路43を介して制御回路44に送信される。削除要求信号を受け取った制御回路44は、端末接続登録メモリ45から、削除要求信号の送信元である居室親機30aを削除する(ST202)。
以上のように、本実施形態の集合住宅インターホンシステム1によれば、制御装置40、管理室親機20a、20bまたは居室親機30aにおいて特定の操作を行うことにより、特定の居室親機30aのみを端末接続登録メモリ45から削除することができる構成となっているため、端末接続登録メモリ45内のテーブルを一から作り直す必要がない。また、システム全体を初期化する必要もないため、システムを一時停止させてしまうことなく特定の居室親機30aを端末接続メモリ45から削除することができる。
また、制御装置40による接続確認動作は、制御装置40の端末接続登録メモリ45に登録されている居室親機に対してのみ実行されるため、以上のようにして特定の居室親機30aが制御装置40の端末接続登録メモリ45から削除された場合、制御装置40による接続確認動作は、居室親機30aに対しては実行されない。このため、未入居の住戸または長期不在で電源ブレーカが切られている住戸の居室親機30aを端末接続登録メモリ45から削除すれば、該居室親機30aが接続異常として検出されることがなく、警報が鳴動することもない。
このような本実施形態の集合住宅インターホンシステム1は、制御装置40、管理室親機20a、20bまたは居室親機30aにおいて削除操作を行う際、居住者が不在にする予定の期間(接続登録を拒否する期間)を入力することができるようになっている。以下、接続登録を拒否する期間として300日を入力する場合について説明するが、西暦での入力や、詳細な時刻を入力するような構成とすることもできる。
居住者が居室親機30aにおいて削除操作を行う際に、接続登録を拒否する期間が入力された場合、この期間が制御装置40の接続拒否期間メモリに登録される。
この場合の具体的な集合住宅インターホンシステム1の動作の流れを、以下に説明する。
管理人が制御装置40において削除操作を行う際、接続登録を拒否する期間が入力された場合、この期間を示す期間登録要求信号が削除要求信号とともに制御回路44に送信される。期間登録要求信号を受け取った制御回路44は、現在の日時を元に300日後の日時を計算し、その日時データを接続拒否期間メモリ46に送信元である居室親機30aと関連づけて登録する。
接続拒否期間メモリ46への登録の流れは、管理室親機20a、20b、または居室親機30aから削除操作を行う際に、接続登録を拒否する期間が入力された場合も同様である。
居住者が居室親機30aにおいて削除操作を行う際に、接続登録を拒否する期間が入力された場合、この期間が制御装置40の接続拒否期間メモリに登録される。
この場合の具体的な集合住宅インターホンシステム1の動作の流れを、以下に説明する。
管理人が制御装置40において削除操作を行う際、接続登録を拒否する期間が入力された場合、この期間を示す期間登録要求信号が削除要求信号とともに制御回路44に送信される。期間登録要求信号を受け取った制御回路44は、現在の日時を元に300日後の日時を計算し、その日時データを接続拒否期間メモリ46に送信元である居室親機30aと関連づけて登録する。
接続拒否期間メモリ46への登録の流れは、管理室親機20a、20b、または居室親機30aから削除操作を行う際に、接続登録を拒否する期間が入力された場合も同様である。
次に、以上のようにして制御装置40の端末接続登録メモリ45から削除された居室親機30aに、再度電源が入った場合の集合住宅インターホンシステム1の動作について、図4のフローチャートを参照しながら説明する。
居室親機30aに再度電源が入った場合(ST301)、居室親機30aは、信号線53を介して制御装置40に接続登録要求信号を送信する(ST302)。制御装置40に送信された接続登録信号は、通信回路43を通じて制御回路44に送られる。
制御回路44は、接続登録信号を送信してきた居室親機30aに接続登録を拒否する期間が設定されているか否か、接続拒否期間メモリ46を参照して確認する(ST303)。
居室親機30aに接続登録を拒否する期間が設定されていない場合(ST303:No)、制御回路44は、居室親機30aを端末接続登録メモリに再度登録する(ST304)。
一方、居室親機30aに接続登録を拒否する期間が設定されている場合(ST303:Yes)には、制御回路44は、接続拒否期間メモリ46に登録されている日時データと現在の日時とを比較し、接続登録を拒否する期間を過ぎているか否か判定する(ST305)。
接続拒否期間を過ぎている場合(ST305:Yes)、制御回路44は、居室親機30aを端末接続登録メモリに再度登録する。一方、接続拒否期間を過ぎていない場合(ST305:No)、制御回路44は、居室親機30aを端末接続登録メモリへの登録を拒否するとともに、メモリへの登録を拒否したことを示す登録拒否信号を通信回路43から信号線53を通じて居室親機30aに送信する(ST306)。
居室親機30aは、制御装置40から登録拒否信号を受信した場合、モニタ31に、接続拒否期間内であることを示すメッセージを表示する(ST307)。
居室親機30aに再度電源が入った場合(ST301)、居室親機30aは、信号線53を介して制御装置40に接続登録要求信号を送信する(ST302)。制御装置40に送信された接続登録信号は、通信回路43を通じて制御回路44に送られる。
制御回路44は、接続登録信号を送信してきた居室親機30aに接続登録を拒否する期間が設定されているか否か、接続拒否期間メモリ46を参照して確認する(ST303)。
居室親機30aに接続登録を拒否する期間が設定されていない場合(ST303:No)、制御回路44は、居室親機30aを端末接続登録メモリに再度登録する(ST304)。
一方、居室親機30aに接続登録を拒否する期間が設定されている場合(ST303:Yes)には、制御回路44は、接続拒否期間メモリ46に登録されている日時データと現在の日時とを比較し、接続登録を拒否する期間を過ぎているか否か判定する(ST305)。
接続拒否期間を過ぎている場合(ST305:Yes)、制御回路44は、居室親機30aを端末接続登録メモリに再度登録する。一方、接続拒否期間を過ぎていない場合(ST305:No)、制御回路44は、居室親機30aを端末接続登録メモリへの登録を拒否するとともに、メモリへの登録を拒否したことを示す登録拒否信号を通信回路43から信号線53を通じて居室親機30aに送信する(ST306)。
居室親機30aは、制御装置40から登録拒否信号を受信した場合、モニタ31に、接続拒否期間内であることを示すメッセージを表示する(ST307)。
以上のように、本実施形態の集合住宅インターホンシステム1によれば、長期不在から住戸に戻った居住者が電源ブレーカを入れることにより該居室親機3aに電源が入った場合、自動的に接続登録要求信号が制御装置40に送信されるため、居住者等が接続登録するための操作をする必要がなく、再度端末接続登録メモリ45に居室親機30aを接続登録することができるので、利便性が高い。
また、本実施形態の集合住宅インターホンシステム1によれば、制御装置40、管理室親機20a、20bまたは居室親機30aにおいて特定の操作を行うことによって接続拒否期間メモリ46に居室親機30aからの登録要求信号を拒否する期間が登録された場合には、その登録された期間内は居室親機30aからの登録要求信号を拒否するようになっているため、該住戸の居住者が長期不在から戻る前にメンテナンス等で居室親機30aの電源が入ってしまいメンテナンス終了後に電源が切られた場合でも該居室親機30aが端末接続登録メモリ45に登録されないので、不在として設定された期間にこの居室親機30aに対して接続確認動作が実行されない。このため、該居室親機30aが接続異常として検出されることがなく、警報が鳴動することを回避することができる。
さらに、本実施形態の集合住宅インターホンシステム1によれば、予定よりも早く住戸に戻った居住者が接続拒否期間内に居室親機30aの電源を入れた場合に、接続拒否期間内であることを示す表示がなされるため、動作しない原因が明確となり、接続拒否期間メモリ46から該居室親機30aを削除する等、適切な処置をとることができ、利便性が高い。
また、本実施形態の集合住宅インターホンシステム1によれば、制御装置40、管理室親機20a、20bまたは居室親機30aにおいて特定の操作を行うことによって接続拒否期間メモリ46に居室親機30aからの登録要求信号を拒否する期間が登録された場合には、その登録された期間内は居室親機30aからの登録要求信号を拒否するようになっているため、該住戸の居住者が長期不在から戻る前にメンテナンス等で居室親機30aの電源が入ってしまいメンテナンス終了後に電源が切られた場合でも該居室親機30aが端末接続登録メモリ45に登録されないので、不在として設定された期間にこの居室親機30aに対して接続確認動作が実行されない。このため、該居室親機30aが接続異常として検出されることがなく、警報が鳴動することを回避することができる。
さらに、本実施形態の集合住宅インターホンシステム1によれば、予定よりも早く住戸に戻った居住者が接続拒否期間内に居室親機30aの電源を入れた場合に、接続拒否期間内であることを示す表示がなされるため、動作しない原因が明確となり、接続拒否期間メモリ46から該居室親機30aを削除する等、適切な処置をとることができ、利便性が高い。
なお、本実施形態の集合住宅インターホンシステム1は、居室親機30aのモニタ31に接続拒否期間内であることを示すメッセージを表示するような構成であるものとして説明したが、管理室親機20a、20bのモニタ21にも表示するような構成、または管理室親機20a、20bのモニタ21にのみ表示するような構成としてもよい。
1・・集合住宅インターホンシステム、10a,10b・・集合玄関機、20a,20b・・管理室親機、21,31・・モニタ、30a,30b・・居室親機、40・・制御機、41,42,43・・通信回路、44・・制御回路、45・・端末接続登録メモリ、46・・接続拒否期間メモリ、51,52,53・・信号線。
Claims (4)
- 集合住宅のエントランスに設置され、居住者を呼び出す機能を備えた集合玄関機と、管理人室に設置され、居住者を呼び出す機能を備えた管理室親機と、各住戸に設置され、前記集合玄関機または前記管理室親機からの呼び出しに応答する機能を備えた複数の居室親機と、前記集合玄関機、前記管理室親機、および前記居室親機を制御するための装置であって、端末接続登録メモリを備える制御装置と、を有しており、前記制御装置は、前記端末接続登録メモリに接続登録されている前記居室親機のそれぞれに対して接続確認動作を実行するとともに、通信ができない居室親機を異常であると検出する集合住宅インターホンシステムにおいて、
前記制御装置は、前記制御装置、前記管理室親機または前記居室親機において特定の操作を行うことによって特定の居室親機が前記端末接続登録メモリから削除された場合には、この削除された居室親機に対して接続確認動作を実行しない手段を有する、
集合住宅インターホンシステム。 - 前記削除された居室親機は、通信可能状態となった場合、前記制御装置に対して前記端末接続登録メモリへの登録を要求する登録要求信号を送信する手段を有しており、
前記制御装置は、前記登録要求信号を受信した場合、この登録要求信号の発信元である居室親機を再度前記端末接続登録メモリに登録する手段を有する、
請求項1記載の集合住宅インターホンシステム。 - 前記制御装置は、接続拒否期間メモリをさらに備えており、
前記前記制御装置、前記管理室親機または前記居室親機において特定の操作を行うことによって前記接続拒否期間メモリに特定の居室親機からの登録要求信号を拒否する期間が登録された場合には、その登録された期間内は前記特定の居室親機からの登録要求信号を拒否する手段を有する、
請求項2記載の集合住宅インターホンシステム。 - 前記接続拒否期間メモリに特定の居室親機からの登録要求信号を拒否する期間が登録された場合、前記居室親機または前記管理室親機の少なくとも一方は、接続拒否期間内にあることを示す表示を行う手段を有する、
請求項3記載の集合住宅インターホンシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009271895A JP2011114803A (ja) | 2009-11-30 | 2009-11-30 | 集合住宅インターホンシステム |
Applications Claiming Priority (1)
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Family Applications (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012205233A (ja) * | 2011-03-28 | 2012-10-22 | Aiphone Co Ltd | 集合住宅インターホンシステム |
JP2021149386A (ja) * | 2020-03-18 | 2021-09-27 | 株式会社日立ビルシステム | 監視システム |
-
2009
- 2009-11-30 JP JP2009271895A patent/JP2011114803A/ja active Pending
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