JP2014127111A - 安否確認システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 集合住宅インターホンシステムの機器間の通信を制御する制御機4に居住者の体調を確認するための機能を持たせ、この制御機4から送信される体調確認信号の受信/応答を居住者が行うための携帯端末6に、電池残量を監視して残量が所定量以下になったら体調確認装置に電池残量警報を送信する端末CPU61を備える一方、制御機4に携帯端末6から電池残量警報を受けたら、関連する居室親機2に対してメッセージ及び警告音による通知動作を実施させる充電要求信号を送信させる制御部47を設けた。
【選択図】 図1
Description
このシステムでは、独居世帯の居住者に携帯端末であるタブレット端末を携行させると共に、地域に通信ネットワークを構築して、自治体等の管理者から「朝食を食べたかどうか」などの見守りメッセージをタブレット端末に通信ネットワークを介して定期的に送信し、タブレット端末を携行している居住者等らは、問いかけに対してタブレット端末の画面上のボタン(「はい」「いいえ」等)に触れるだけの簡単な操作により様子を知らせることが可能となっている。更に、こうした日々のやり取りのデータを集計して、各世帯の変化・兆候や全体の傾向を捉え、新たな施策に結びつけることを可能としている。
この構成によれば、携帯端末の電池残量が僅かになったら、住戸端末からその旨が通知されるため、居住者はそれに気づき電池切れが発生する前に充電等の必要な処置を行うことができ、携帯端末の電池切れによる誤動作を防止できる。
そして、居住者は携帯端末と住戸端末の双方から体調確認の通知を受けるため、外出した状態でも通知に応答でき、安否確認し易い。
この構成によれば、携帯端末の充電が開始されれば住戸端末の通知動作は停止するため、管理者及び居住者の双方は充電を認識でき安心できる。また、充電開始信号の送信が無いまま、その後体調確認信号に対する応答がない状態が発生したら、電源切れによる異常発生であることを判別でき、管理者は状況を把握し易く誤報を防止できる。
この構成によれば、不在住戸では警報音等の通知動作を実施しないため、騒音等の発生がなく、近隣の居住者に迷惑を掛けたり不安を抱かせるようなことがない。
この構成によれば、集合住宅に設置された集合住宅インターホンシステムが安否確認システムとして機能するため、集合住宅においては別途安否確認システムを構築する必要がなくなる。然も、機器間の通信や報音部等は共通する回路を使用できるため、安価に構成できる。
集合玄関機1、管理室親機3は、それぞれ伝送線L1,L2を介して制御機4に接続され、居室親機2は親機幹線L3を介して制御機4に接続されている。携帯端末6は、携帯電話会社が構築する携帯電話通信網Nを介して制御機4と通信を実施する。
尚、記憶部46は、具体的には携帯端末アドレスに加えて、住戸番号と居室親機2とを関連付けた居室親機テーブル、居室親機2と居住者とを関連付けた居室親機テーブル、携帯端末6と居住者とを関連付けた携帯端末テーブル、更に居住者の不在設定情報等を記憶する。
具体的に携帯端末6は、例えばiPad(登録商標)やAndroid(登録商標)等のタブレット型の端末、或いはiPhone(登録商標)やAndroid(登録商標)搭載型のスマートフォンが使用され、体調確認要求信号を受信したら応答操作するための表示の切り替え、及び通信動作を実行するアプリ(アプリケーションソフトウェア)に加えて、携帯端末6の電源である電池の残容量が満充電に対して所定量以下(例えば15%以下)になったらに自動的に制御機4に対してその旨を通知するアプリがインストールされている。
ここでは、一斉に実施する場合を中心に説明し、個々の居住者に対する確認動作は同様の制御で実施されるため説明を省略する。尚、後述する不在設定はされていないものとする。
具体的に制御部47は、記憶部46から居住者に関連付けられている携帯端末6のメールアドレス、及び携帯端末6が保持しているアプリを起動させるためのID等の識別符号を読み出し、全ての携帯端末6に対して体調確認の応答を要求する体調確認信号を送信する。体調確認信号は、外部通信IF45から携帯電話通信網Nを介して携帯端末6に送信される。また同時に、居室IF42、親機幹線L3を介して安否確認対象の各居室親機2に体調確認信号を送信する。
一方、体調確認信号を受信した居室親機2は、親機CPU24の制御により、携帯端末6と同様に例えば「体調確認の入力を行なって下さい」のメッセージがモニタ21に表示され、音響部22よりメロディ等の音響鳴動を開始させて応答要求動作が実施される。尚、この居室親機2にも、携帯端末6にインストールしたアプリと同一のユーザーインターフェースを有するソフトウェアが予めインストールされている。
携帯端末6は、自己の電池残量が特定の割合(例えば、満充電の15%以下)になると、端末CPU61がインストールされているアプリを起動して携帯電話通信網Nを介して制御機4に電池残量警報を送信する。この電池残量警報を受信した制御機4の制御部47は、記憶部46から携帯端末6のメールアドレスや、アプリが事前に指示したID等の識別符号に対応する居住者の住戸番号を読み出し、居住者の住戸の居室親機2に対して、携帯端末6の充電を促す充電催促信号(充電要求信号)を送信する。
この通報キャンセル信号を受信した居室親機2は、親機CPU24がモニタ21の表示を停止するとともに、音響部22の音響鳴動を停止する。
また、携帯端末6の充電が開始されれば居室親機2の通知動作は停止するため、管理者及び居住者の双方は充電を認識でき安心できる。また、充電開始信号の送信が無いまま、その後体調確認信号に対する応答がない状態が発生した場合は、電源切れによる異常発生であることを判別でき、管理者は状況を把握し易く誤報を防止できる。
更に、居住者は携帯端末6と居室親機2の双方から体調確認の通知を受けるため、外出した状態でも通知に応答でき、安否確認し易い。
また、集合住宅に設置された集合住宅インターホンシステムが安否確認システムとして機能させることで、集合住宅においては別途安否確認システムを構築する必要がなくなる。然も、機器間の通信や報音部等は共通する回路を使用できるため、安価に構成できる。
制御部47は一定時間が経過しても充電開始信号を受信しなかったら、対応する居室親機2に対して充電催促信号に替えて充電警報信号(充電要求信号)を送信する。充電警報信号を受信した親機CPU24は、音響部22の音響鳴動の音量を上げる。
この充電警報信号を送信後、更に5分等の所定時間が経過するまでに充電開始信号等の応答情報が届かない場合は、制御部47が管理室親機3のモニタ32に充電異常の表示を行ない、管理室親機3の音響部33から警報報知を行なう。
こうして音量を上げても応答が無い場合は、管理人が確認できるよう動作させれば、管理人が携帯端末6を携行する居住者の住戸に赴き、居住者に携帯端末6の充電を指導したり、異常の有無を確認することができ、異常発生防止に有効である。
一方、不在設定された居室親機2は体調確認信号を受信しないため、応答要求動作を実施しない。
この電池残量警報を受信した制御機4は、制御部47が記憶部46から携帯端末6のメールアドレスや、アプリが事前に指示したID等の識別符号に対応する居住者の住戸番号を読み出すが、読み出した居室親機2が不在設定状態にある場合は、居室親機2に対して充電催促信号を送信せずに帰宅した居住者による不在設定の解除を待つ。従って、留守宅においては、居室親機2は鳴動等の動作を実施しないため、近隣の居住者に不安を抱かせたり迷惑を掛けるようなことがない。
その後の動作については、上記不在設定しない状態の動作と同様となるため、説明は省略する。
また、上記実施形態では、集合住宅インターホンシステムを利用して安否確認システムを構築しているが、専用のシステムを形成しても良いし、他の通信システムを利用して構成しても良い。
Claims (4)
- 複数の住戸の居住者に対して体調確認を実施するための体調確認装置と、
前記体調確認装置と伝送線を介して接続されて体調確認対象の各住戸に設置され、前記体調確認装置から送信される体調確認信号の受信/応答を行うための住戸端末と、
体調確認対象の個々の居住者が携行して前記体調確認装置と通信を実施し、前記体調確認装置から送信される体調確認信号の受信/応答を行うための携帯端末と、
実施された体調確認の応答状況を表示する表示装置とを有すると共に、
前記体調確認装置は、携帯電話通信網を介して前記携帯端末と通信する外部通信部を備えると共に、前記携帯端末或いは前記住戸端末から前記体調確認信号に対する応答信号を受けたら、前記表示装置に通知して応答状況を表示させる確認制御部とを有し、
更に前記携帯端末が、電源である電池を監視して電池残量が所定量以下になったら前記体調確認装置に電池残量警報を送信する電源管理部を備える一方、前記体調確認装置が、前記携帯端末から前記電池残量警報を受けたら、関連する前記住戸端末に対してメッセージ表示及び警告音の少なくとも一方の充電要求通知動作を実施させる充電要求信号を送信する端末管理部を備えることを特徴とする安否確認システム。 - 前記携帯端末の電源管理部は、前記電池の充電開始を認識したら充電開始信号を前記体調確認装置に送信し、
前記体調確認装置の端末管理部は、前記電池残量警報送信元の前記携帯端末から前記充電開始信号を受けたら、前記住戸端末での前記充電要求通知動作を終了させる通報キャンセル信号を送信することを特徴とする請求項1記載の安否確認システム。 - 前記住戸端末は、居住者が外出する際に居住者の不在を前記体調確認装置に通知するための不在設定部を有し、
前記体調確認装置の端末管理部は、不在通知を受けた前記住戸端末に対しては充電要求信号を送信しないことを特徴とする請求項1又は2記載の安否確認システム。 - 前記住戸端末が、集合住宅の集合玄関に設置された集合玄関機からの来訪者による呼び出しに応答するために個々の住戸に設置された居室親機であると共に、
前記表示装置が、集合住宅の管理室に設置されて来訪者や居住者と通話が可能な管理室親機であり、
更に前記体調確認装置が、前記集合玄関機、前記居室親機、前記管理室親機の各機器の間の通話を制御する制御機であって、集合住宅に設置された集合住宅インターホンシステムと一体に構成されて成ることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の安否確認システム。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN111434989A (zh) * | 2019-01-15 | 2020-07-21 | 林内株式会社 | 通信系统和外部终端 |
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