JP2016174209A - インターホンシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】呼出応対機能の利便性を向上させることが可能なインターホンシステムを提供する。【解決手段】玄関子機20と、居室親機30と、通信ネットワークInを介して居室親機30と通信可能なサーバ40と、携帯端末50と、を備え、サーバ40は、居室親機30が設置された居室範囲Gが記録されたサーバ記録部48と、居室範囲Gと携帯端末50の端末位置情報とに基づいて、携帯端末50が居室K内に在るか否かを示す在不在情報Zを生成する生成部45aと、を有し、各携帯端末50は、玄関子機20からの呼出を表示する携帯端末表示部54と、通信ネットワークInを介して在不在情報Zを受信する携帯端末通信インターフェース57と、在不在情報Zを携帯端末表示部54に表示させる携帯端末CPU55と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、インターホンシステムに関する。
従来、玄関に設置される子機と、居室内に設置される親機と、居住者が所有する携帯端末とを備えるインターホンシステムがある。例えば、特許文献1には、来訪者による子機からの呼出に対して、外出中の居住者が携帯端末を用いて応対可能なインターホンシステムが開示されている。
特開2000−307740号公報
特許文献1に記載のインターホンシステムでは、携帯端末を携帯する居住者は、外出中であっても来訪者の呼出に応対することができて便利である。しかしながら、居住者が複数人の場合(例えば、父、母、子の家族、又はルームシェアする複数の同居人などの場合)、外出中の居住者は、呼出に対して応対可能な人が居室内に居るのか居ないのかが分からず、呼出に対して自分が応対すべきか否かを判断することが難しかった。このため、特許文献1に記載のインターホンシステムでは、来訪者を不要に長く待たせてしまったり、来訪者との応対後に家族間で連絡を取り合うなどの手間が発生してしまう場合があった。このように、特許文献1に記載のインターホンシステムでは、居住者が複数人の場合における呼出応対機能の利便性について改善の余地があった。
本発明は、呼出応対機能の利便性を向上させることが可能なインターホンシステムを提供することを目的とする。
本発明にかかるインターホンシステムは、
呼出の操作を行うための玄関子機と、
前記玄関子機と通信可能に構成された居室親機と、
通信ネットワークを介して前記居室親機と通信可能なサーバと、
前記通信ネットワークを介して前記サーバ及び前記居室親機と通信可能であり、前記玄関子機からの前記呼出を受信可能であるとともに、自端末の位置情報を前記サーバに送信する複数の携帯端末と、
を備え、
前記サーバは、
前記居室親機が設置された居室の位置情報が記録された記録部と、
前記居室の位置情報と前記携帯端末の位置情報とに基づいて、各前記携帯端末が前記居室内に在るか否かを示す在不在情報を生成する生成部と、を有し、
各前記携帯端末は、
前記玄関子機からの前記呼出を表示する第一表示部と、
前記通信ネットワークを介して前記在不在情報を受信する第一受信部と、
前記在不在情報を前記第一表示部に表示させる第一表示制御部と、を有する。
上記構成によれば、外出中に自分の携帯端末で呼出を受信した居住者は、第一表示部に表示された在不在情報を見て、呼出に対して自分が応対すべきか否かを判断することができる。例えば、居室内に応対可能な人(携帯端末)が不在だった場合は、呼出に対して自ら応対をするべきと迅速に判断することができる。また例えば、居室に応対可能な人(携帯端末)が居てその在宅の人が応対すべき状況の場合には、外出中の居住者は、自らは応対せずに待機すべきと判断して、在宅の人が応対するのを待つことができる。このように、上記構成によれば、外出中の居住者に居室内の在不在情報を提示することで、呼出応対機能の利便性を向上させることができる。
また、本発明のインターホンシステムにおいて、前記第一表示制御部は、前記玄関子機からの呼出時に、前記呼出と前記在不在情報とを前記第一表示部に同時に表示させることにしても良い。
上記構成によれば、外出中に自分の携帯端末で呼出を受信した居住者は、第一表示部の表示内容を見ることにより来訪者と在不在情報を同時に確認することができ、呼出に対して自分が応対すべきか否かを判断することが容易となる。
また、本発明のインターホンシステムにおいて、各前記携帯端末は、前記玄関子機からの呼出時に、前記居室親機又は他の携帯端末の少なくとも一つに対して前記呼出への応対依頼を行うことが可能な第一応対依頼部を有することにしても良い。
上記構成によれば、在不在情報を確認した外出中の居住者は、自分が応対不可の状況の場合、他の人に応対を依頼することができる。
また、本発明のインターホンシステムにおいて、前記第一表示制御部は、前記呼出に応対した人を特定可能な情報を前記第一表示部に表示させることにしても良い。
上記構成によれば、外出中の居住者は、呼出に対して誰が応対したかを確認することができる。
また、本発明のインターホンシステムにおいて、
各前記携帯端末は、
前記玄関子機からの呼出時に前記呼出への応対の可否を選択可能な第一選択部と、
前記第一選択部によって選択された応対の可否を前記居室親機又は他の携帯端末へ通知する第一通知部と、
を有することにしても良い。
上記構成によれば、外出中に呼出を受信した居住者は、自分が応対不可の状況であることを他の人に通知することができる。
また、本発明のインターホンシステムにおいて、各前記携帯端末は、前記呼出への応対の可否を予め設定可能な第一設定部を有し、
前記第一通知部は、前記玄関子機からの呼出時に前記第一設定部の設定による応対の可否を前記居室親機へ通知することにしても良い。
上記構成によれば、外出中における呼出の応対が不可であることが予め決まっている場合、居住者は応対不可の設定を予め自分の携帯端末に設定することができる。そして、呼出時に自動で他の居住者へ応対不可を通知することができる。
また、本発明のインターホンシステムにおいて、
前記居室親機は、
前記玄関子機からの前記呼出を表示する第二表示部と、
前記通信ネットワークを介して前記在不在情報を受信する第二受信部と、
前記在不在情報を前記第二表示部に表示させる第二表示制御部と、を有することにしても良い。
在宅中の居住者は、第二表示部に表示された在不在情報を見て、呼出に対して自分が応対すべきか否かを判断することができる。例えば、居室内に応対可能な人が自分の他にいない場合、呼出に対して自ら応対をするべきと迅速に判断することができる。また例えば、来訪者が外出中の居住者の友人であった場合、在宅中の居住者は、外出中の居住者が応対するのを待つことができる。このように、上記構成によれば、在宅中の居住者に在不在情報を提示することで、呼出応対機能の利便性を向上させることができる。
また、本発明のインターホンシステムにおいて、前記第二表示制御部は、前記玄関子機からの呼出時に、前記呼出と前記在不在情報とを前記第二表示部に同時に表示させることにしても良い。
上記構成によれば、在宅中の居住者は、第二表示部の表示内容を見ることにより来訪者と在不在情報を同時に確認することができ、呼出に対して自分が応対すべきか否かを判断することが容易となる。
また、本発明のインターホンシステムにおいて、前記居室親機は、前記玄関子機からの呼出時に、複数の前記携帯端末の少なくとも一つに対して前記呼出への応対依頼を行うことが可能な第二応対依頼部を有することにしても良い。
上記構成によれば、在不在情報を確認した在宅中の居住者は、自分が応対不可の状況の場合、他の人に応対を依頼することができる。
また、本発明のインターホンシステムにおいて、前記第二表示制御部は、前記呼出に応対した人を特定可能な情報を前記第二表示部に表示させることにしても良い。
上記構成によれば、在宅中の居住者は、呼出に対して誰が応対したかを確認することができる。
また、本発明のインターホンシステムにおいて、
前記居室親機は、
前記玄関子機からの呼出時に前記呼出への応対の可否を選択可能な第二選択部と、
前記第二選択部によって選択された応対の可否を複数の前記携帯端末の少なくとも一つへ通知する第二通知部と、
を有することにしても良い。
上記構成によれば、在宅中の居住者は、自分が応対不可の状況であることを他の人に通知することができる。
また、本発明のインターホンシステムにおいて、
前記居室親機は、前記呼出への応対の可否を予め設定可能な第二設定部を有し、
前記第二通知部は、前記玄関子機からの呼出時に前記第二設定部の設定による応対の可否を複数の前記携帯端末の少なくとも一つへ通知することにしても良い。
上記構成によれば、在宅中の居住者が呼出への応対が不可であることが予め決まっている場合、居住者は応対不可の設定を予め居室親機に設定することができる。そして、呼出時に自動で他の居住者に応対不可を通知することができる。
本発明によれば、呼出応対機能の利便性を向上させることが可能なインターホンシステムを提供することができる。
本発明の実施形態を示すインターホンシステムの概略構成図である。 本発明の実施形態を示すインターホンシステムの概略ブロック図である。 インターホンシステムを構成する携帯端末の概略構成図である。 他の実施形態に係るインターホンシステムを構成する居室親機の概略構成図である。
以下、本発明に係るインターホンシステムの実施の形態の例を、図面を参照して説明する。
図1及び図2に示すように、本実施形態に係るインターホンシステム10は、玄関子機20と、居室親機30と、サーバ40と、複数の携帯端末50とから構成されている。インターホンシステム10の玄関子機20及び居室親機30は、マンション等の集合住宅や一戸建てなどの住戸Jに設置される。
玄関子機20は、住戸Jの居室K内に在宅中の居住者を呼び出す際に、来訪者が所定の呼出操作を行うためのものであり、住戸Jの玄関における外壁面等に設けられている。玄関子機20は、玄関子機マイク21、玄関子機スピーカ22、玄関子機操作部23、玄関子機カメラ24、玄関子機CPU25、玄関子機アプリケーション26及び玄関子機通信インターフェース27を備えている。
玄関子機マイク21及び玄関子機スピーカ22は、来訪者が居住者との間で通話をする際に、音声を入出力するためのものである。玄関子機操作部23は、来訪者が居住者を呼び出すための呼出操作を行う際に来訪者によって操作される部分である。玄関子機カメラ24は、呼出操作を行う来訪者を撮影するためのものである。
玄関子機マイク21、玄関子機スピーカ22、玄関子機操作部23及び玄関子機カメラ24は、玄関子機CPU25に接続されている。玄関子機CPU25には、玄関子機マイク21からの音声信号及び玄関子機カメラ24からの映像信号が送信され、また、玄関子機操作部23で操作されることで玄関子機操作部23から入力信号が送信される。また、玄関子機CPU25は、玄関子機スピーカ22へ音声信号を出力する。玄関子機CPU25には、玄関子機アプリケーション26が接続されており、玄関子機CPU25は、玄関子機アプリケーション26に格納されているアプリケーションに基づいて、玄関子機20を制御する。玄関子機CPU25には、玄関子機通信インターフェース27が接続されており、これにより、玄関子機20は、玄関子機通信インターフェース27を介して玄関子機CPU25が居室親機30との間で信号の送受信を行う。
居室親機30は、玄関子機20からの来訪者による呼出に応答するためのものであり、住戸Jの居室Kにおける壁面等に設けられている。居室親機30は、居室親機マイク31、居室親機スピーカ32、居室親機操作部33、居室親機表示部34、居室親機CPU35、居室親機アプリケーション36及び居室親機通信インターフェース37を備えている。
また、居室親機30は、音声操作部33a及びタッチ操作部33bを備えている。音声操作部33aは、音声による操作が可能であり、居住者が居室親機30に向かって話すことで、その音声によって居室親機30が操作される。タッチ操作部33bは、タッチパネルからなる居室親機表示部34の一部からなるもので、このタッチ操作部33bをタッチ操作することで居室親機30が操作される。
居室親機マイク31及び居室親機スピーカ32は、居住者が来訪者との間で通話をする際に、音声を入出力するためのものである。居室親機操作部33は、居住者によって操作される部分である。この居室親機操作部33は、玄関子機20からの呼出へ応対するための応対操作を受け付ける。例えば、居室親機操作部33を操作することで、玄関子機20からの呼出に応対すべく、来訪者との間での通話を可能としたり、エントランスの扉を開放する解除操作が行われる。居室親機表示部34は、玄関子機20の玄関子機カメラ24で撮影された来訪者の映像を表示するためのものである。
居室親機マイク31、居室親機スピーカ32、居室親機操作部33及び居室親機表示部34は、居室親機CPU35に接続されている。居室親機CPU35には、居室親機マイク31からの音声信号が送信され、また、居室親機CPU35には、居室親機操作部33で操作されることで居室親機操作部33から入力信号が送信される。また、居室親機CPU35は、居室親機スピーカ32へ音声信号を出力し、居室親機表示部34へ映像信号を出力する。居室親機CPU35には、居室親機アプリケーション36が接続されており、居室親機CPU35は、居室親機アプリケーション36に格納されているアプリケーションに基づいて、居室親機30を制御する。居室親機CPU35には、居室親機通信インターフェース37が接続されており、これにより、居室親機30は、居室親機通信インターフェース37を介して居室親機CPU35が玄関子機20との間で信号の送受信を行う。また、この居室親機通信インターフェース37は、インターネット等の通信ネットワークInにも接続されており、通信ネットワークInを介した通信が可能とされている。
サーバ40は、住戸Jとは異なる建物に設けられたもので、通信ネットワークInに接続されている。このサーバ40は、サーバCPU45、サーバアプリケーション46、サーバ通信インターフェース47及びサーバ記録部48を備えている。
サーバCPU45には、サーバアプリケーション46が接続されており、サーバCPU45は、サーバアプリケーション46に格納されているアプリケーションに基づいて、各種の制御を行う。また、サーバCPU45には、サーバ通信インターフェース47が接続されている。このサーバ通信インターフェース47は、通信ネットワークInに接続されており、サーバ40は、通信ネットワークInを介して通信が可能とされている。サーバ記録部48は、サーバCPU45に接続されている。このサーバ記録部48には、各種の情報が記憶可能とされており、サーバCPU45によって情報の書き込み及び読み出しが行われる。サーバCPU45は、生成部45aを有している。この生成部45aは、住戸Jの居室Kの位置情報である居室範囲Gと携帯端末50の端末位置情報とに基づいて、携帯端末50についての在不在情報を生成する。
携帯端末50は、住戸Jの居住者によって外出時に携帯される携帯電話等の端末である。携帯端末50は、携帯端末マイク51、携帯端末スピーカ52、携帯端末操作部53、携帯端末表示部54、携帯端末CPU55、携帯端末アプリケーション56及び携帯端末通信インターフェース57を備えている。
携帯端末マイク51及び携帯端末スピーカ52は、携帯端末50の所有者が他の携帯端末50や固定電話等との間で通話をする際に、音声を入出力するためのものである。携帯端末操作部53は、携帯端末50の所有者によって各種操作される部分である。携帯端末表示部54は、玄関子機20の玄関子機カメラ24で撮影された来訪者の映像や各種の情報を表示するためのものである。
携帯端末マイク51、携帯端末スピーカ52、携帯端末操作部53及び携帯端末表示部54は、携帯端末CPU55に接続されている。携帯端末CPU55には、携帯端末マイク51からの音声信号が送信され、また、携帯端末CPU55には、携帯端末操作部53で操作されることで携帯端末操作部53から入力信号が送信される。また、携帯端末CPU55は、携帯端末スピーカ52へ音声信号を出力し、携帯端末表示部54へ映像信号を出力する。携帯端末CPU55には、携帯端末アプリケーション56が接続されており、携帯端末CPU55は、携帯端末アプリケーション56に格納されているアプリケーションに基づいて、携帯端末50を制御する。
携帯端末CPU55には、携帯端末通信インターフェース57が接続されている。携帯端末通信インターフェース57は、通信ネットワークInに接続可能であり、通信ネットワークInを介した通信が可能とされている。携帯端末50は、電話番号等の端末特定情報をサーバ40や居室親機30に登録しておくことで、通信ネットワークInを介して、サーバ40及び居室親機30と通信可能とされている。これにより、携帯端末50は、玄関子機20からの呼出信号を、居室親機30を介して受信可能であるとともに、自己の端末位置情報のサーバ40への送信が可能である。この自己の端末位置情報は、例えば、GPS(Global Positioning System)を用いて取得されるものである。
上記構成のインターホンシステム10では、携帯端末50の携帯端末アプリケーション56にインストールされた専用のアプリケーションによって居室位置情報を事前にサーバ40に登録しておくことで、サーバ40のサーバCPU45が、居室Kの仮想の範囲であるジオフェンスを求め、このジオフェンスの情報を居室範囲Gとしてサーバ記録部48に記録させる。この仮想の居室範囲Gであるジオフェンスは住戸Jの居室Kが収まる程度の範囲である。
そして、サーバ40のサーバCPU45は、その生成部45aが、サーバ記録部48に記憶させた居室範囲Gと、携帯端末50の端末位置情報とに基づいて、携帯端末50が住戸Jの居室K内に在るか否かを示す在不在情報を生成する。このサーバ40の生成部45aで生成された在不在情報は、まず、サーバ40から専用のアプリケーションがインストールされた携帯端末50へ送られ、この携帯端末50から居室親機30へ送られる。これにより、サーバ40から居室親機30へ在不在情報が通信ネットワークInを介して転送されることとなる。なお、サーバ40と居室親機30とが直接通信することで、サーバ40から居室親機30へ在不在情報を直接送信しても良い。
サーバ40では、携帯端末50が、居室範囲Gの境界線を越える度に、生成部45aが在不在情報を生成して更新する。そして、居室親機30には、最新の在不在情報がサーバ40から通知される。なお、携帯端末50の端末位置情報は、GPSに限らず、携帯端末50が通信する基地局やWiFi(Wireless Fidelity)のアクセスポイントなどから特定しても良い。また、在不在情報の更新は、GPSからの電波が届かない建物内に居住者がいた場合には遅れてしまう場合もある。このため、携帯端末50の位置情報は、携帯端末50の所有者が手動によって設定する構成としても良い。この場合、携帯端末50の所有者が居室範囲Gの境界を超えたときに設定することで、GPSの電波状況に関わらず、サーバ40の生成部45aによって在不在情報が確実に更新される。
図3に示すように、各携帯端末50は、携帯端末表示部(第一表示部の一例)54に、玄関子機20の玄関子機カメラ24で撮影された来訪者の映像や各種の呼出の情報が表示される。この携帯端末表示部54は、タッチパネルからなるもので、その一部も携帯端末操作部53を構成している。
携帯端末50では、通信ネットワークInを介して携帯端末通信インターフェース(第一受信部の一例)57が在不在情報Zを受信すると、携帯端末CPU(第一表示制御部の一例)55が、在不在情報Zを携帯端末表示部54に表示させる。これにより、携帯端末50の携帯端末表示部54には、玄関子機20からの呼出時に、撮影された来訪者の映像とともに、サーバ40の生成部45aで生成された在不在情報Zが同時に表示される。この在不在情報Zを確認することで、携帯端末50の所有者の居室Kに対する在不在が確認可能である。
また、携帯端末50の携帯端末表示部54には、玄関子機20からの呼出に対して応対するか応対しないかを選択する第一応対選択アイコン61と、玄関子機20からの呼出時に、居室親機30または他の携帯端末50の少なくとも一つに対して呼出への応対依頼を行わせる第一応対依頼アイコン(第一応対依頼部の一例)62とを有している。
さらに、携帯端末50の携帯端末表示部54には、応対人物情報Oが表示される。この応対人物情報Oは、玄関子機20からの呼出に応対した人を特定可能な情報であり、その携帯端末50の所有者は、玄関子機20からの呼出に応対した人を応対人物情報Oで確認することができる。
また、携帯端末50は、携帯端末操作部53に、第一選択ボタン(第一選択部の一例)63が設けられている。この第一選択ボタン63は、玄関子機20からの呼出時に呼出への応対の可否を選択するボタンスイッチであり、玄関子機20からの呼出時に、この第一選択ボタン63を押下すると、呼出に対して応対ができない旨が携帯端末CPU(第一通知部の一例)55によって居室親機30及び他の携帯端末50へ通知される。この第一選択ボタン63は、携帯端末50における通話終了ボタンであり、この通話終了ボタンが第一選択ボタン63を兼ねている。
また、この第一選択ボタン63は、玄関子機20からの呼出への応対の可否を予め設定可能な第一設定ボタン(第一設定部の一例)64を兼ねている。そして、この第一設定ボタン64を兼ねる第一選択ボタン63を玄関子機20からの呼出前に押下しておくことで、携帯端末CPU55は、玄関子機20からの呼出時に、その携帯端末50の所有者による応対が不可であることが居室親機30へ自動で通知される。
次に、上記構成のインターホンシステム10における各種の動作パターン例を説明する。
(基本条件)
1)居住者の家族構成
父F、母M、子供Cの三人家族(図1参照)
2)各居住者の条件
携帯端末50の所有:父F、母M
<動作パターンA>
父F、母M、子供Cの全員が居室K内に居る状態から、母Mだけが外出する。すると、母Mの携帯端末50が居室範囲Gの外に移動することで、サーバ40は、サーバ記録部48に記憶された住戸Jの居室範囲Gと、携帯端末50から送信された端末位置情報とに基づいて、携帯端末50の在不在情報Zを生成して更新する。
その後、父Fも外出する。すると、父Fの携帯端末50が居室範囲Gの外に移動することで、サーバ40は、サーバ記録部48に記憶された住戸Jの居室範囲Gと、携帯端末50から送信された端末位置情報とに基づいて、携帯端末50の在不在情報Zを生成して更新する。
この状態において、住戸Jに宅配業者が訪問し、宅配業者が玄関子機20で呼出操作を行う。すると、玄関子機20から呼出信号が居室親機30及び各携帯端末50へ送信され、この呼出信号が居室親機30及び各携帯端末50で受信される。
外出中の母Mは、自分の携帯端末50の携帯端末表示部54に表示される在不在情報Zを見て父Fが外出したことを確認するとともに携帯端末表示部54に映る来訪者(宅配業者)を確認する。
母Mは、来訪者に対して自分で応対すべく、携帯端末表示部54の第一応対選択アイコン61をタッチ操作し、玄関子機20での呼出に応対する。例えば、母Mは、宅配業者と通話し、後日に再度配達するように依頼する。
母Mが第一応対選択アイコン61をタッチ操作して呼出に応対すると、居室親機30及び父Fの携帯端末50に応対人物情報Oが表示される。これにより、外出中の父F及び居室Kの子供Cは、外出中の母Mが応対したことを確認することができる。
上記の動作パターンAにおいて、在不在情報Zが表示されないタイプのインターホンシステムであると、母Mは父Fが外出したことを知らないため、母Mは父Fが宅配業者に応対することを期待して待ち続け、呼出への応対を開始するまでの時間が長くなってしまう場合がある。
これに対して、本実施形態に係るインターホンシステム10では、母Mは、自分の携帯端末50の携帯端末表示部54を確認することで、居室K内の家族の在宅状況(本例では父が外出中)を把握して迅速に呼出への応対を開始することができる。このため、宅配業者を不要に長く待たせることを抑制することができる。
<動作パターンB>
父F、母M、子供Cの全員が居室K内に居る状態から、父F、母Mが外出する。すると、父F及び母Mの携帯端末50が居室範囲Gの外に移動することで、サーバ40は、サーバ記録部48に記憶された住戸Jの居室範囲Gと、携帯端末50から送信された端末位置情報とに基づいて、携帯端末50の在不在情報Zを生成して更新する。
その後、父Fが帰宅する。すると、父Fの携帯端末50が居室範囲G内に移動することで、サーバ40は、サーバ記録部48に記憶された住戸Jの居室範囲Gと、携帯端末50から送信された端末位置情報とに基づいて、携帯端末50の在不在情報Zを生成して更新する。
この状態において、父Fの友人が住戸Jを訪問し、父Fの友人が玄関子機20で呼出操作を行う。すると、玄関子機20から呼出信号が居室親機30及び各携帯端末50へ送信され、この呼出信号が居室親機30及び各携帯端末50で受信される。
外出中の母Mは、自分の携帯端末50の携帯端末表示部54に表示される在不在情報Zを見て父Fが帰宅して居室K内に居ることを確認するとともに携帯端末表示部54に映る来訪者(父Fの友人)を確認する。来訪者が父Fの友人であることから、母Mは、居室Kに居る父Fが自分で呼出に応対するのを待機する。
父Fが居室親機30を操作して呼出に応対すると、居室親機30及び携帯端末50に応対人物情報Oが表示される。これにより、外出中の母Mは、呼出に対して居室Kに居る父Fが応対したことを確認することができる。
上記の動作パターンBにおいて、在不在情報Zが表示されないタイプのインターホンシステムであると、外出中の母Mは父Fが帰宅したことを認識せずに、母Mが父Fより先に呼出へ応対してしまう場合があった。この場合、来訪者との応対後に父Fと母Mとで連絡を取り合うなどの手間が発生してしまう場合があった。
これに対して、本実施形態に係るインターホンシステム10では、母Mは自分の携帯端末50の携帯端末表示部54の在不在情報Zで父Fが帰宅したことを確認できるため、父Fが自分の友人に応対することを待つことができる。このため、来訪者との応対後に連絡を取り合うなどの手間が発生してしまうことを抑制することができる。
<動作パターンC>
父F、母M、子供Cの全員が居室K内に居る状態から、母Mだけが外出する。すると、母Mの携帯端末50が居室範囲Gの外に移動することで、サーバ40は、サーバ記録部48に記憶された住戸Jの居室範囲Gと、携帯端末50から送信された端末位置情報とに基づいて、携帯端末50の在不在情報Zを生成して更新する。
この状態において、住戸Jに宅配業者が訪問し、宅配業者が玄関子機20で呼出操作を行う。すると、玄関子機20から呼出信号が居室親機30及び各携帯端末50へ送信され、この呼出信号が居室親機30及び各携帯端末50で受信される。
外出中の母Mは、自分の携帯端末50の携帯端末表示部54に表示される在不在情報Zを見て父Fが在宅して居室K内に居ることを確認するとともに携帯端末表示部54に映る来訪者(宅配業者)を確認する。
父Fが自発的に呼出に応対することが期待できないなどの事情がある場合、母Mは、携帯端末50の携帯端末表示部54の第一応対依頼アイコン62をタッチ操作する。すると、居室親機30及び父Fの携帯端末50に応対依頼された旨が表示される。
父Fは、応対依頼の表示を確認し、居室親機30を操作して宅配業者の呼出に応対する。すると、居室親機30及び携帯端末50に応対人物情報Oが表示される。これにより、外出中の母Mは、呼出に対して居室Kに居る父Fが応対したことを確認することができる。
このように、本実施形態に係るインターホンシステム10によれば、在不在情報Zを確認した母Mは、自分が応対不可の状況の場合、居室Kに居る父Fに応対を依頼し、来訪者に対して迅速に応対させることができる。
<動作パターンD>
父F、母M、子供Cの全員が居室K内に居る状態から、母Mと子供Cが外出する。すると、母Mの携帯端末50が居室範囲Gの外に移動することで、サーバ40は、サーバ記録部48に記憶された住戸Jの居室範囲Gと、携帯端末50から送信された端末位置情報とに基づいて、携帯端末50の在不在情報Zを生成して更新する。
この状態において、母Mの友人が住戸Jを訪問し、母Mの友人が玄関子機20で呼出操作を行う。すると、玄関子機20から呼出信号が居室親機30及び各携帯端末50へ送信され、この呼出信号が居室親機30及び各携帯端末50で受信される。
外出中の母Mは、自分の携帯端末50の携帯端末表示部54に表示される在不在情報Zを見て父Fが在宅して居室K内に居ることを確認するとともに携帯端末表示部54に映る来訪者(母Mの友人)を確認する。
母Mは、例えば、自分が電車に乗車中であり、呼出に応対することができないときに、自分の携帯端末50の第一選択ボタン63を押下する。すると、呼出に対して応対ができない旨が居室親機30及び他の携帯端末50へ通知される。
居室Kに居る父Fは、居室親機30または自分の携帯端末50に表示された「応対不可」の表示を見て、母Mの代わりに呼出への応対を開始する。
父Fが居室親機30を操作して母Mの友人の呼出に応対すると、居室親機30及び各自の携帯端末50に応対人物情報Oが表示される。これにより、外出中の母Mは、呼出に対して居室Kに居る父Fが応対したことを確認することができる。
このように、本実施形態に係るインターホンシステム10によれば、外出中に呼出を受信した母Mは、自分が応対不可の状況であることを父Fに通知することで、自分の友人に対して父Fに応対を促し、迅速に応対することができる。
以上、説明したように、本実施形態に係るインターホンシステム10によれば、外出中に自分の携帯端末50で呼出を受信した居住者は、携帯端末表示部54に表示された在不在情報Zを見て、呼出に対して自分が応対すべきか否かを判断することができる。例えば、居室K内に応対可能な人(携帯端末50の所有者)が不在だった場合は、呼出に対して自ら応対をするべきと迅速に判断することができる。また例えば、居室Kに応対可能な人(携帯端末50の所有者)が居てその在宅の人が応対すべき状況の場合には、外出中の居住者は、自らは応対せずに待機すべきと判断して、在宅の人が応対するのを待つことができる。このように、上記実施形態によれば、外出中の居住者に居室K内の在不在情報Zを提示することで、呼出応対機能の利便性を向上させることができる。
また、本実施形態では、外出中に自分の携帯端末50で呼出を受信した居住者は、携帯端末表示部54の表示内容を見ることにより来訪者と在不在情報Zを同時に確認することができ、呼出に対して自分が応対すべきか否かを判断することが容易となる。なお、来訪者と在不在情報Zの表示は、別画面に表示させても良く、また、これらの表示を切り替えて表示させても良い。
さらに、在不在情報Zを確認した外出中の居住者は、自分が応対不可の状況の場合、携帯端末50の第一応対依頼アイコン62をタッチ操作することで、他の人に応対を依頼することができる。
また、携帯端末50は、携帯端末表示部54に応対人物情報Oが表示されるので、外出中の居住者は、呼出に対して誰が応対したかを確認することができる。
また、外出中に呼出を受信した居住者は、携帯端末50の第一選択ボタン63を押下することで、自分が応対不可の状況であることを他の人に通知することができる。
また、外出時に第一設定ボタン64を兼ねた第一選択ボタン63を例えば所定時間だけ押下しておくことで、予め応対不可を設定することができ、呼出時に自動で他の居住者へ応対不可を通知することができる。したがって、例えば、電車の乗車中や、会議など、予め応対不可であることが分かっている場合に、第一設定ボタン64を兼ねた第一選択ボタン63を押下しておくことで、事前に応対不可を設定することができる。
次に、携帯端末50に設けた各種機能を居室親機30に設けた他の実施形態について説明する。
図4に示すように、居室親機30は、居室親機表示部(第二表示部の一例)34に、玄関子機20の玄関子機カメラ24で撮影された来訪者の映像や各種の呼出の情報が表示される。この居室親機表示部34は、タッチパネルからなるもので、その一部も居室親機操作部33を構成している。
居室親機30では、通信ネットワークInを介して居室親機通信インターフェース(第二受信部の一例)37が在不在情報Zを受信すると、居室親機CPU(第二表示制御部の一例)35が、在不在情報Zを居室親機表示部34に表示させる。これにより、居室親機30の居室親機表示部34には、玄関子機20からの呼出時に、撮影された来訪者の映像とともにサーバ40の生成部45aで生成された在不在情報Zが同時に表示される。この在不在情報Zを確認することで、携帯端末50の所有者の居室Kに対する在不在が確認可能である。
また、居室親機30の居室親機表示部34には、玄関子機20からの呼出に対して応対するか応対しないかを選択する第二応対選択アイコン71と、玄関子機20からの呼出時に、携帯端末50の少なくとも一つに対して呼出への応対依頼を行わせる第二応対依頼アイコン(第二応対依頼部の一例)72とを有している。
さらに、居室親機30の居室親機表示部34には、応対人物情報Oが表示される。この応対人物情報Oは、玄関子機20からの呼出に応対した人を特定可能な情報であり、在宅中の居住者は、居室親機表示部34の応対人物情報Oの表示から玄関子機20からの呼出に応対した人を確認することができる。
また、居室親機30は、居室親機操作部33に、第二選択ボタン(第二選択部の一例)73が設けられている。この第二選択ボタン73は、玄関子機20からの呼出時に呼出への応対の可否を選択するボタンスイッチであり、玄関子機20からの呼出時に、この第二選択ボタン73を押下すると、呼出に対して応対ができない旨が居室親機CPU(第二通知部の一例)35によって携帯端末50へ通知される。
また、この第二選択ボタン73は、玄関子機20からの呼出への応対の可否を予め設定可能な第二設定ボタン(第二設定部の一例)74を兼ねている。そして、この第二設定ボタン74を兼ねる第二選択ボタン73を玄関子機20からの呼出前に押下しておくことで、居室親機CPU35は、玄関子機20からの呼出時に、居住者による居室親機30での応対が不可であることが携帯端末50へ通知される。
次に、上記他の実施形態に係るインターホンシステム10における各種の動作パターン例を説明する。
(基本条件)
1)居住者の家族構成
父F、母M、子供Cの三人家族(図1参照)
2)各居住者の条件
携帯端末50の所有:父F、母M
<動作パターンE>
父F、母M、子供Cの全員が居室K内に居る状態から父Fが子供Cと外出し、父Fの携帯端末50が居室範囲Gの外に移動すると、サーバ40の生成部45aが携帯端末50の在不在情報Zを生成して更新する。
この状態において、住戸Jに宅配業者が訪問し、宅配業者が玄関子機20で呼出操作を行うと、玄関子機20から呼出信号が居室親機30及び携帯端末50へ送信され、この呼出信号が居室親機30及び携帯端末50で受信される。
在宅中の母Mは、居室親機30の居室親機表示部34に表示される在不在情報Zを見て父Fがまだ外出中であることを確認するとともに居室表示部34に映る来訪者(宅配業者)を確認する。
母Mは、来訪者に対して自分で応対すべく、居室親機表示部34の第二応対選択アイコン71をタッチ操作し、玄関子機20での呼出に応対する。
母Mが第二応対選択アイコン71をタッチ操作して呼出に応対すると、外出中の父Fの携帯端末50に応対人物情報Oが表示される。これにより、外出中の父Fは、在宅中の母Mが応対したことを確認することができる。
<動作パターンF>
父F、母M、子供Cの全員が居室K内に居る状態から父Fが子供Cと外出し、父Fの携帯端末50が居室範囲Gの外に移動すると、サーバ40の生成部45aが携帯端末50の在不在情報Zを生成して更新する。
この状態において、父Fの友人が住戸Jを訪問し、父Fの友人が玄関子機20で呼出操作を行うと、玄関子機20から呼出信号が居室親機30及び携帯端末50へ送信され、この呼出信号が居室親機30及び携帯端末50で受信される。
在宅中の母Mは、居室親機30の居室親機表示部34に表示される在不在情報Zを見て父Fがまだ外出中であることを確認するとともに居室親機表示部34に映る来訪者(父Fの友人)を確認する。来訪者が父Fの友人であることから、母Mは、外出中の父Fが自分の携帯端末50で呼出に応対するのを待機する。
父Fが自分の携帯端末50を操作して呼出に応対すると、居室親機30に応対人物情報Oが表示され、在宅中の母Mは、呼出に対して外出中の父Fが応対したことを確認することができる。
<動作パターンG>
父F、母M、子供Cの全員が居室K内に居る状態から父Fが子供Cと外出し、父Fの携帯端末50が居室範囲Gの外に移動すると、サーバ40の生成部45aが携帯端末50の在不在情報Zを生成して更新する。
この状態において、住戸Jに宅配業者が訪問し、宅配業者が玄関子機20で呼出操作を行うと、玄関子機20から呼出信号が居室親機30及び携帯端末50へ送信され、この呼出信号が居室親機30及び携帯端末50で受信される。
在宅中の母Mは、居室親機30の居室親機表示部34に表示される在不在情報Zを見て父Fがまだ外出中であることを確認するとともに居室親機表示部34に映る来訪者(宅配業者)を確認する。
母Mが、例えば、洗濯などの家事の最中であるなどの自発的に呼出に応対したくない事情がある場合、母Mは、居室親機30の居室親機表示部34の第二応対依頼アイコン72をタッチ操作する。すると、外出中の父Fの携帯端末50に応対依頼された旨が表示される。
父Fは、応対依頼の表示を確認し、自分の携帯端末50を操作して宅配業者の呼出に応対する。すると、居室親機30に応対人物情報Oが表示される。これにより、在宅中の母Mは、呼出に対して外出中の父Fが応対したことを確認することができる。
<動作パターンH>
父F、母M、子供Cの全員が居室K内に居る状態から父Fが子供Cと外出し、父Fの携帯端末50が居室範囲Gの外に移動すると、サーバ40の生成部45aが携帯端末50の在不在情報Zを生成して更新する。
この状態において、母Mの友人が住戸Jを訪問し、母Mの友人が玄関子機20で呼出操作を行うと、玄関子機20から呼出信号が居室親機30及び携帯端末50へ送信され、この呼出信号が居室親機30及び携帯端末50で受信される。
在宅中の母Mは、居室親機30の居室親機表示部34に表示される在不在情報Zを見て父Fがまだ外出中であることを確認するとともに居室親機表示部34に映る来訪者(母Mの友人)を確認する。
母Mは、例えば、調理中で手が離せないなどで呼出に対してすぐに応対することができないときに、居室親機30の第二選択ボタン73を押下する。すると、呼出に対して応対ができない旨が父Fの携帯端末50へ通知される。
外出中の父Fは、自分の携帯端末50に表示された「応対不可」の表示を見て、母Mの代わりに自分の携帯端末50を操作して母Mの友人の呼出に応対する。すると、居室親機30に応対人物情報Oが表示され、在宅中の母Mは、呼出に対して外出中の父Fが応対したことを確認することができる。このようにして、母Mの友人を不要に長時間待たせてしまうことを抑制することができる。
上記他の実施形態に係るインターホンシステム10によれば、居室Kに在宅中の居住者は、居室親機表示部34に表示された在不在情報Zを見て、呼出に対して自分が応対すべきか否かを判断することができる。例えば、居室K内に応対可能な人が自分の他にいない場合、玄関子機20からの呼出に対して自ら応対をするべきと迅速に判断することができる。また例えば、来訪者が外出中の居住者の友人であった場合、在宅中の居住者は、外出中の居住者が応対するのを待つことができる。このように、上記構成によれば、在宅中の居住者に在不在情報Zを提示することで、呼出応対機能の利便性を向上させることができる。
また、在宅中の居住者は、居室親機表示部34の表示内容を見ることにより来訪者と在不在情報Zを同時に確認することができ、呼出に対して自分が応対すべきか否かを判断することが容易となる。なお、来訪者と在不在情報Zの表示は、別画面に表示させても良く、また、これらの表示を切り替えて表示させても良い。
さらに、在不在情報Zを確認した在宅中の居住者は、自分が応対不可の状況の場合、居室親機30の第二応対依頼アイコン72をタッチ操作することで、他の人に応対を依頼することができる。
また、居室親機30は、居室親機表示部34に応対人物情報Oが表示されるので、在宅中の居住者は、呼出に対して誰が応対したかを確認することができる。
また、在宅中の居住者は、居室親機30の第二選択ボタン73を押下することで、自分が応対不可の状況であることを他の人に通知することができる。
また、在宅中の居住者が呼出への応対が不可であることが予め決まっている場合、第二設定ボタン74を兼ねた第二選択ボタン73を押下することで、居住者は応対不可の設定を予め居室親機30に設定しておくことができる。そして、呼出時に自動で他の居住者に応対不可を通知することができる。
なお、上記実施形態では、携帯端末50が、玄関子機20からの呼出を、通信ネットワークInに繋がる居室親機30を経由して受信する構成としたが、玄関子機20から通信ネットワークInを介して携帯端末50へ直接呼出信号を送信し、携帯端末50へ受信させるようにしても良い。
また、携帯端末50の携帯端末アプリケーション56にインストールされた専用のアプリケーションによってサーバ40がジオフェンスからなる居室範囲Gを割り出して居室親機30へ転送したが、このジオフェンスである居室範囲Gは、居室親機30で予め登録しておいても良い。この場合、サーバ40は、居室親機30に登録されている居室範囲Gと携帯端末50の端末位置情報とに基づいて、携帯端末50の在不在情報Zを生成することとなる。
また、上記実施形態では、玄関子機20において呼出操作が行われた際に、居室親機30の居室親機表示部34及び携帯端末50の携帯端末表示部54に在不在情報Zが表示される構成としたがこの例に限られない。例えば、居室親機30及び携帯端末50に、サーバ40のサーバCPU45の生成部45aが在不在情報Zを生成して更新する毎に在不在情報Zが表示される設定機能を設け、在不在情報Zの表示を、玄関子機20での呼出時または在不在情報Zの更新時に切り替え可能としても良い。
10:インターホンシステム、20:玄関子機、30:居室親機、34:居室親機表示部(第二表示部)、35:居室親機CPU(第二表示制御部,第二通知部)、37:居室親機通信インターフェース(第二受信部)、40:サーバ、45a:生成部、48:サーバ記録部(記録部)、50:携帯端末、54:携帯端末表示部(第一表示部)、55:携帯端末CPU(第一表示制御部,第一通知部)、57:携帯端末通信インターフェース(第一受信部)、62:第一応対依頼アイコン(第一応対依頼部)、63:第一選択ボタン(第一選択部)、64:第一設定ボタン(第一設定部)、72:第二応対依頼アイコン(第二応対依頼部)、73:第二選択ボタン(第二選択部)、74:第二設定ボタン(第二設定部)、G:居室範囲(居室の位置情報)、In:通信ネットワーク、K:居室、Z:在不在情報

Claims (12)

  1. 呼出の操作を行うための玄関子機と、
    前記玄関子機と通信可能に構成された居室親機と、
    通信ネットワークを介して前記居室親機と通信可能なサーバと、
    前記通信ネットワークを介して前記サーバ及び前記居室親機と通信可能であり、前記玄関子機からの前記呼出を受信可能であるとともに、自端末の位置情報を前記サーバに送信する複数の携帯端末と、
    を備え、
    前記サーバは、
    前記居室親機が設置された居室の位置情報が記録された記録部と、
    前記居室の位置情報と前記携帯端末の位置情報とに基づいて、各前記携帯端末が前記居室内に在るか否かを示す在不在情報を生成する生成部と、を有し、
    各前記携帯端末は、
    前記玄関子機からの前記呼出を表示する第一表示部と、
    前記通信ネットワークを介して前記在不在情報を受信する第一受信部と、
    前記在不在情報を前記第一表示部に表示させる第一表示制御部と、を有する、
    インターホンシステム。
  2. 前記第一表示制御部は、前記玄関子機からの呼出時に、前記呼出と前記在不在情報とを前記第一表示部に同時に表示させる、請求項1に記載のインターホンシステム。
  3. 各前記携帯端末は、前記玄関子機からの呼出時に、前記居室親機又は他の携帯端末の少なくとも一つに対して前記呼出への応対依頼を行うことが可能な第一応対依頼部を有する、請求項1または請求項2に記載のインターホンシステム。
  4. 前記第一表示制御部は、前記呼出に応対した人を特定可能な情報を前記第一表示部に表示させる、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のインターホンシステム。
  5. 各前記携帯端末は、
    前記玄関子機からの呼出時に前記呼出への応対の可否を選択可能な第一選択部と、
    前記第一選択部によって選択された応対の可否を前記居室親機又は他の携帯端末へ通知する第一通知部と、
    を有する、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のインターホンシステム。
  6. 各前記携帯端末は、前記呼出への応対の可否を予め設定可能な第一設定部を有し、
    前記第一通知部は、前記玄関子機からの呼出時に前記第一設定部の設定による応対の可否を前記居室親機へ通知する、請求項5に記載のインターホンシステム。
  7. 前記居室親機は、
    前記玄関子機からの前記呼出を表示する第二表示部と、
    前記通信ネットワークを介して前記在不在情報を受信する第二受信部と、
    前記在不在情報を前記第二表示部に表示させる第二表示制御部と、を有する、
    請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のインターホンシステム。
  8. 前記第二表示制御部は、前記玄関子機からの呼出時に、前記呼出と前記在不在情報とを前記第二表示部に同時に表示させる、請求項7に記載のインターホンシステム。
  9. 前記居室親機は、前記玄関子機からの呼出時に、複数の前記携帯端末の少なくとも一つに対して前記呼出への応対依頼を行うことが可能な第二応対依頼部を有する、請求項7または請求項8に記載のインターホンシステム。
  10. 前記第二表示制御部は、前記呼出に応対した人を特定可能な情報を前記第二表示部に表示させる、請求項7から請求項9のいずれか一項に記載のインターホンシステム。
  11. 前記居室親機は、
    前記玄関子機からの呼出時に前記呼出への応対の可否を選択可能な第二選択部と、
    前記第二選択部によって選択された応対の可否を複数の前記携帯端末の少なくとも一つへ通知する第二通知部と、
    を有する、請求項7から請求項10のいずれか一項に記載のインターホンシステム。
  12. 前記居室親機は、前記呼出への応対の可否を予め設定可能な第二設定部を有し、
    前記第二通知部は、前記玄関子機からの呼出時に前記第二設定部の設定による応対の可否を複数の前記携帯端末の少なくとも一つへ通知する、請求項11に記載のインターホンシステム。
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