JP6507188B2 - 住戸セキュリティシステム - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1では、センサが異常発生を検知したら、セキュリティを管理する管理サーバから外出中の住人が携行する携帯電話に、異常発生を通知する電子メールを送信した。そのため、この電子メールを確認することで、外出中の住人は自宅に異常が発生したことを認識できた。
また、電子メールを受信できない環境に住人が居る等で、電子メールが送られても異常発生を認識できな場合に対しては、管理サーバは更に電子メールを開いたかどうかも確認し、送信してから一定時間経過して電子メールを見た形跡が無い場合は、次に警備会社等に通知して異常が発生した住戸へ警備員等を向かわせたりした。
しかしながら、このような異常発生の通知を可能とするためには、警備会社が管理するサーバに対してセンサが検知した異常を通知するために、住戸に設置された通信手段に固定IPアドレスを設定していた。そのため、通信会社に対して定額料金が発生していたし、警備会社との契約も必要であり、この点も契約料金が発生していた。
更に、住人に対する異常発生の通知は携帯電話に対して電子メールで行われたため、携帯電話側は近年増加傾向にある迷惑メールと分類して確認することになり、見逃す場合があった。
この構成によれば、通信コントローラと管理サーバとの間の通信に擬似固定IPを使用するため、固定IPに比べて通信コストを低減できる。また、携帯電話への送信はプッシュ配信で行うため、迷惑メールが氾濫している電子メールと分離して受信でき、異常発生を認識し易い。
加えて、携帯電話の操作状況を監視して、確認操作された形跡が無い場合は、管理サーバにおいて関連する連絡先が表示されるため、オペレータが電話を掛けて通知する行動を採ることができ、警備員を現場まで行かせなくとも異常発生に対して誰も対処すること無く時間が経過するような事態を防ぐことができる。
また、公衆通信網Nはインターネットに加えて、携帯電話網、固定電話網等で構成されている。
そして、接続されたセンサ1に電源を供給して制御し、センサ1が異常発生を検知したら、センサ1に対応するID情報を付与した異常発生情報を通信コントローラ4に送信する。
通信コントローラCPU42は、異常発生情報を受信したら、登録されている携帯電話9に異常発生情報をプッシュ配信により送信する。また、インターネットに接続する際に必要なIPアドレスは動的に設定し、管理サーバ7への異常発生情報の送信は送信時に設定されている擬似固定IPアドレスを使用して実施される。
この表示と共に、呼出音の鳴動、バイブレーション動作等により携行する住人等に配信されたことが認識され、確認操作が成されてスライド操作されると図4(b)に表示が移行し、更にタッチ操作等すると図4(c)に移行し、プッシュ配信のアプリケーションソフトウェアが起動する。この結果、操作信号(確認信号)が通信コントローラ4に返信される。
そして、これを受信した管理サーバ7は、その前に受信している異常発生情報に関して日時タイムスタンプが付与され、異常発生履歴として図示しない履歴記憶部に登録される。
管理サーバ7では、異常発生情報を受信した段階では、ディスプレイ71の表示が特別変化することは無いが、日時タイムスタンプが記録された段階で、その旨が表示される。
図5はこのときの表示を示し、2件の異常発生情報を受信した後の状況を示している。左側の表示D1が上述した窓センサ1cが異常発生を検知した状況を示し、異常発生情報を受信してから6分03秒経過している状態をT1に示している。また、右側の表示D2はそれ以前に発生した異常に関して継続して表示した状態を示し、異常発生情報を受信してから12分20秒が経過している状態をT2に示している。
また、E1,E2は関連する連絡先の電話番号(或いは携帯番号)の表示を示している。この表示は、異常発生情報送信元の情報を基に通知先記憶部72から読み取られて表示される。尚、管理サーバ7に送信される異常発生情報には送信元の通信コントローラ4のID情報が添付されている。
このオペレータの電話連絡操作により関係者が応答したら、管理サーバ7の操作部73が操作されて電話対応済みの入力が成される。図5の表示D1では、「電話未対応」D1aが表示され、まだ関係者と連絡がとれていない状態が表示され、表示D2では「電話対応済み」D2aが表示され、関係者への通知が終了していることを示している。
また、異常発生情報通知先の携帯電話9の操作状況を監視して、確認操作された形跡が無い場合は、管理サーバ7において関連する連絡先が表示されるため、電話による連絡が必要なことをオペレータが把握し易く、表示された連絡先に速やかに電話を掛けて通知する行動を採ることがでる。よって、警備員を現場まで行かせなくとも異常発生に対して誰も対処すること無く時間が経過するような事態を防ぐことができる。
加えて、住戸毎に設置されている個々の通信コントローラ4から住人が携行する携帯電話9に異常発生を送信するため、複数の住戸で同時期に異常が発生しても、外部に設置された共通の機器から送信させて信号が錯綜するような問題が発生しない。
上記図3に示す管理サーバ7の構成とは、住戸毎の連絡先が登録された通知先記憶部72に加えて、通信コントローラ4と携帯電話9とを関連付けた携帯電話テーブル記憶部72aを有している点、管理サーバCPU74aが携帯電話テーブル記憶部72aを参照して登録されている携帯電話9に異常発生情報をプッシュ配信により送信制御する点が相違している。
尚、この場合、通信コントローラ4は携帯電話9へ送信する機能を持たない。
Claims (1)
- 住戸に設置されて住戸に発生した異常を検知するセンサと、前記センサが検知した異常発生を公衆通信網を介して受信し、複数の住戸の異常発生状況を外部で管理する管理サーバと、前記センサが検知した異常発生を前記管理サーバに通知するために住戸に設置された通信コントローラと、前記センサが検知した異常発生を住人が把握するために住人が携行する携帯電話とを有する住戸セキュリティシステムであって、
前記通信コントローラは、前記住人が携行する携帯電話に対して異常発生情報をプッシュ配信により送信する携帯通知制御部を有すると共に、公衆通信網を介して前記管理サーバと通信する際にIPアドレスを動的に設定する擬似固定IP設定部を具備し、
前記携帯電話は前記プッシュ配信により異常発生情報を受信する機能を有すると共に、
前記管理サーバは、前記通信コントローラから受信した異常発生情報の受信状況、前記携帯電話への送信状況を表示するディスプレイと、前記通信コントローラ毎の連絡先を記憶する通知先記憶部を有し、
前記通信コントローラは前記管理サーバに対して前記擬似固定IP設定部が設定したIPアドレスを使用して異常発生情報を送信すると共に、前記携帯通知制御部は、前記異常発生情報を受信した前記携帯電話が確認操作されることで返信される確認信号を受信したら、前記管理サーバに確認済み通知を送信する一方、
前記管理サーバは、異常発生情報を受信したら所定時間のカウントを開始して前記確認済み通知を待つ確認監視部を有し、
前記確認監視部は、前記異常発生情報を受けてから所定時間が経過しても前記確認済み通知を受信しなければ、異常発生情報送信元に関連付けられている連絡先を前記通知先記憶部から読み取って前記ディスプレイに表示させることを特徴とする住戸セキュリティシステム。
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Family Applications (1)
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