JP2005352956A - セキュリティシステム、異常通知端末、異常通知方法、及び、プログラム - Google Patents

セキュリティシステム、異常通知端末、異常通知方法、及び、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 ユーザが異常の発生通知に気が付かない場合であっても、発生した異常への適切な対処を可能にする。
【解決手段】 センサ1が異常を検出すると、ASPサーバ6は、異常の発生を示す異常発生情報を携帯端末8に送信することにより、異常の発生を携帯端末8のユーザに通知する。そして、ASPサーバ6は、送信した異常発生情報を、ユーザが所定時間内に受け取ったか否かを判別する。ユーザが所定時間内に異常発生情報を受け取らなかったと判別した場合、ASPサーバ6は、異常の発生を示す異常発生信号を警備会社に設置された警備会社端末7に送信することにより、異常の発生を警備会社に通知する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、セキュリティシステム、異常通知端末、異常通知方法、及び、プログラムに関する。
家を警備するためのセキュリティシステムでは、侵入者等を検出するためのセンサが家の各所に設置される。ユーザの外出中にセンサが反応すると、家を監視している装置が、ユーザの携帯電話機に発呼して音声により異常の発生を通知したり、異常の発生を通知する電子メールをユーザの携帯電話機に送信したりしている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−256950号公報(段落0023,0033)
しかし、携帯電話機の電源がオフになっている場合や、電波の届かない場所に携帯電話機がある場合などには、上記したセキュリティシステムによる方法では、異常の発生がユーザに直ちに通知されない。このため、ユーザが異常の発生に気付かず、発生した異常への対処が遅れたり、発生した異常への適切な対処ができない場合がある。
また、従来のセキュリティシステムは、家にいるユーザの体調が急変する等の非常事態が発生しても、それに対処するための仕組みを備えていない。このため、家で発生する非常事態に迅速に対処することができなかった。
従って、本発明は、ユーザが異常の発生通知に気が付かない場合であっても、発生した異常への適切な対処を可能にするセキュリティシステム、異常通知端末、異常通知方法、及び、プログラムを提供することを目的とする。また、家で発生する非常事態に迅速に対処することを可能にするセキュリティシステムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の観点にかかるセキュリティシステムは、ユーザによって使用される携帯端末と、監視対象の施設に設置され、該施設で発生する異常を検出するセンサと、前記センサが異常を検出した場合に、該異常の発生を前記ユーザに通知する異常通知端末と、前記施設の警備を行う警備会社の警備端末と、から構成され、前記異常通知端末は、前記センサが異常を検出した場合に、該異常の発生を示す異常発生情報を前記携帯端末に送信することにより、該異常の発生を前記ユーザに通知する第1送信手段と、前記第1送信手段が送信した前記異常発生情報を、前記ユーザが所定時間内に受け取ったか否かを判別する判別手段と、前記判別手段によって、前記ユーザは所定時間内に前記異常発生情報を受け取らなかったと判別された場合に、前記異常の発生を示す異常発生信号を前記警備端末に送信することにより、該異常の発生を前記警備会社に通知する第2送信手段と、から構成されている、ことを特徴とする。
前記監視対象の施設に設置された監視カメラと、前記監視カメラを制御する制御端末と、をさらに備え、前記制御端末は、前記センサが異常を検出した場合に、前記監視カメラが撮影した画像のデータを保存することにより、異常発生直後の画像を保存する画像保存手段を備えてもよい。
前記異常通知端末は、前記携帯端末が前記制御端末を遠隔操作するための遠隔操作ソフトを備え、前記制御端末は、前記携帯端末の操作に従って、前記画像保存手段が保存している画像データを該携帯端末に供給する第1画像供給手段をさらに備え、前記携帯端末は、前記第1画像供給手段から供給される画像データを用いて、前記異常発生直後の画像を表示してもよい。
前記センサは、前記施設に複数設置され、前記監視カメラは、前記施設に複数設置され、前記制御端末は、前記複数のセンサと前記複数の監視カメラとを、それらの設置場所に応じて互いに対応付ける対応情報を記憶する記憶手段をさらに備え、前記画像保存手段は、異常が検出された場合に、前記記憶手段に格納されている前記対応情報を用いて、該異常を検出したセンサに対応付けられている監視カメラを特定し、特定した該監視カメラが撮影した画像のデータを保存してもよい。
前記監視対象の施設に設置された複数の監視カメラと、前記複数の監視カメラを制御する制御端末と、をさらに備え、前記異常通知端末は、前記携帯端末が前記制御端末を遠隔操作するための遠隔操作ソフトを備え、前記制御端末は、前記携帯端末の操作に従って、前記ユーザが指定する監視カメラが撮影した画像のデータを該携帯端末に供給する第2画像供給手段を備え、前記携帯端末は、前記第2画像供給手段から供給される画像データを用いて、前記ユーザが指定する前記監視カメラが撮影した画像を表示してもよい。
前記第1送信手段は、前記異常発生情報を電子メールで送信してもよい。
前記センサを制御して、前記施設の監視を行う制御端末と、ユーザの操作に従って、前記制御端末に監視の開始又は解除を指示する指示信号を前記制御端末に出力する指示装置と、をさらに備え、前記制御端末は、前記指示装置から供給される前記指示信号に応答して、前記施設の監視を開始する又は解除する開始/解除手段と、前記開始/解除手段が前記施設の監視を開始した場合に該施設の監視が開始されたことを、また、前記開始/解除手段が前記施設の監視を解除した場合に該施設の監視が解除されたことを、それぞれ音声によってユーザに通知する通知手段と、を備えてもよい。
前記通知手段は、前記施設の外側に設置されたインターホンを介して、前記施設の監視が開始されたこと又は解除されたことを音声によって前記ユーザに通知してもよい。
本発明の第2の観点にかかるセキュリティシステムは、ユーザの操作に従って、施設内で非常事態が発生したことを通報する通報装置と、前記通報装置の通報に応答して、前記ユーザによって指定される被通知者に前記非常事態の発生を通知する通知端末と、前記被通知者によって使用され、前記通知端末からの通知を受信して該非通知者に提示する携帯端末と、から構成され、前記通報装置は、前記ユーザによって押下される非常ボタンと、前記非常ボタンの押下に応答して、前記非常事態の発生を示す発生信号を送信する通報手段と、を備え、前記通知端末は、前記被通知者の連絡先を記憶する記憶手段と、前記通報手段が送信する前記発生信号に応答して、前記記憶手段が記憶している前記連絡先に前記非常事態の発生を示す情報を送信する送信手段と、を備え、前記携帯端末は、前記送信手段から供給される情報を受信する、ことを特徴とする。
前記通報装置は、前記ユーザが前記被通知者とハンズフリーで会話するための第1のマイク及びスピーカと、前記第1のマイク及びスピーカによって入出力される音声データを、前記携帯端末との間で送受信する第1送受信手段と、を備え、前記携帯端末は、前記被通知者が前記ユーザと会話をするための第2のマイク及びスピーカと、前記第2のマイク及びスピーカによって入出力される音声データを、前記通報装置との間で送受信する第2送受信手段と、を備えてもよい。
前記通報装置と前記携帯端末との通信を中継することにより、前記ユーザと前記被通知者との会話を中継する中継装置をさらに備え、前記中継装置は、前記被通知者への通知が行われてから、所定時間以内に前記通報装置と前記携帯端末との間で通信が開始されるか否かを判別する判別手段と、前記判別手段によって前記所定時間以内に前記通信が開始されないと判別された場合に、前記施設の警備を行う警備会社に、前記施設内で非常事態が発生したことを通知する通知手段と、を備えてもよい。
前記記憶手段は、前記被通知者の連絡先として、該被通知者の電子メールアドレスを記憶し、前記送信手段は、前記非常事態の発生を示す電子メールを、前記記憶手段が記憶している電子メールアドレスに向けて送信してもよい。
本発明の第3の観点にかかる異常通知端末は、外部の端末から供給される、監視対象の施設で異常が発生したことを示す信号に応答して、該異常の発生を示す異常発生情報をユーザが使用する携帯端末に送信することにより、該異常の発生を該ユーザに通知する第3送信手段と、前記第3送信手段が送信した前記異常発生情報を、前記ユーザが所定時間内に受け取ったか否かを判別する判別手段と、前記判別手段によって、前記ユーザは所定時間内に前記異常発生情報を受け取らなかったと判別された場合に、前記異常の発生を示す異常発生信号を、前記施設の警備を行う警備会社の警備端末に送信することにより、該異常の発生を前記警備会社に通知する第4送信手段と、から構成されていることを特徴とする。
本発明の第4の観点にかかる異常通知方法は、監視対象の施設で発生する異常を検出する異常検出工程と、前記異常検出工程で異常が検出された場合に、該異常の発生を示す異常発生情報をユーザが使用する携帯端末に送信することにより、該異常の発生を該ユーザに通知する第1送信工程と、前記第1送信工程で送信された前記異常発生情報を、前記ユーザが所定時間内に受け取ったか否かを判別する判別工程と、前記判別工程で、前記ユーザは所定時間内に前記異常発生情報を受け取らなかったと判別された場合に、前記異常の発生を示す異常発生信号を、前記施設の警備を行う警備会社の警備端末に送信することにより、該異常の発生を前記警備会社に通知する第2送信工程と、を備えることを特徴とする。
本発明の第5の観点にかかるプログラムは、コンピュータを、外部の端末から供給される、監視対象の施設で異常が発生したことを示す信号に応答して、該異常の発生を示す異常発生情報をユーザが使用する携帯端末に送信することにより、該異常の発生を該ユーザに通知する第5送信手段と、前記第5送信手段が送信した前記異常発生情報を、前記ユーザが所定時間内に受け取ったか否かを判別する判別手段と、前記判別手段によって、前記ユーザは所定時間内に前記異常発生情報を受け取らなかったと判別された場合に、前記異常の発生を示す異常発生信号を、前記施設の警備を行う警備会社の警備端末に送信することにより、該異常の発生を前記警備会社に通知する第6送信手段と、から構成される異常通知端末として機能させる。
本発明によれば、ユーザが異常の発生通知に気が付かない場合であっても、発生した異常への適切な対処が可能になる。また、家で発生する非常事態に迅速に対処することが可能になる。
次に、本発明の実施の形態にかかるセキュリティシステムについて図面を参照して説明する。なお、以下では、セキュリティの監視対象が家である場合を例に取って説明する。
本発明の実施の形態にかかるセキュリティシステムは、図1に示すように、各家に設置された、複数のセンサ1、複数の監視カメラ2、インターホン3、中継器4、及び、制御端末5と、ASP(Application Service Provider)サーバ6と、複数の警備会社にそれぞれ設置された警備会社端末7と、ユーザ(各家の住人、所有者及び/又は管理人など)が使用する携帯端末8と、インターネットなどから構成される通信ネットワーク9と、から構成される。
各家に設置される複数のセンサ1、複数の監視カメラ2、インターホン3、中継器4、及び、制御端末5は、家に構築されたネットワーク(例えば無線LAN(Local Area Network))により互いに接続される。
センサ1は、家の玄関及び窓などから侵入する人を検出可能な位置(例えば、玄関及び窓付近の天井や壁)にそれぞれ設置されている。センサ1は、例えば、人から放射される赤外線を検出するパッシブセンサから構成され、不審者等の異常を検出する。センサ1は、異常を検出すると、異常の検出を示す異常検出信号を制御端末5に出力する。
なお、複数のセンサ1には識別番号(センサ番号)が付与されており、複数のセンサ1はセンサ番号によって識別される。そして、センサ1は、自己に付与されたセンサ番号を含む上記異常検出信号を制御端末5に出力する。
監視カメラ2は、例えば、センサ1が監視する領域を撮影可能な位置、即ち、家の玄関及び窓などから侵入する人を撮影可能な位置(例えば、玄関や窓付近の天井や壁)に設置されている。監視カメラ2は、センサ1の監視領域を撮影し、撮影によって得た画像(静止画又は動画)のデータを制御端末5に送信する。
なお、複数の監視カメラ2には識別番号(カメラ番号)が付与されており、複数の監視カメラ2はカメラ番号によって識別される。そして、監視カメラ2は、自己に付与されたカメラ番号を含む上記画像データを制御端末5に出力する。後述するように、複数のセンサ1のセンサ番号と複数の監視カメラ2のカメラ番号とは、それぞれの設置場所に応じて互いに対応付けられている。
インターホン3は、例えば、玄関近くの外壁や門柱などに設置される。インターホン3は、訪問者が家の住人を呼び出すための呼出ボタン3a、訪問者を撮影するためのカメラ3b、及び、訪問者が家の住人と会話するためのマイク及びスピーカから構成される音声入出力装置3cを備えている。
インターホン3は、呼出ボタン3aの押下に応答して、訪問者が訪れたことを示す呼出信号を制御端末5に出力する。また、カメラ3bは、制御端末5の制御に従って動作し、訪問者を撮影する。そして、カメラ3bは、撮影によって得た画像のデータを制御端末5に送信する。また、音声入出力装置3cは、マイクから入力される音声のデータを制御端末5に送信し、制御端末5から供給される音声データに従って音声を出力する。
中継器4は、家の壁などによって電波強度が弱くなる場所などに設置され、センサ1、監視カメラ2、インターホン3と、制御端末5との間で行われる通信を中継する。
制御端末5は、家のセキュリティを監視するために必要なプログラム及びデータを記憶している。そして、制御端末5は、記憶しているプログラムに従って動作し、家に設置されている複数のセンサ1、複数の監視カメラ2、インターホン3、及び、中継器4を制御する。
例えば、制御端末5は、ルータ5aを介して通信ネットワーク9に接続され、センサ1から供給される異常検出信号に応答して、異常の発生を示すアラーム信号をASPサーバ6に送信する。また、制御端末5は、供給される異常検出信号に応答して、異常を検出したセンサ1に対応付けられている監視カメラ2からの画像データを保存する。これにより、制御端末5は、異常が発生した直後の、異常が発生した場所の画像データを保存する。そして、制御端末5は、ASPサーバ6からの要求に応じて、保存している画像データを供給する。
なお、セキュリティシステムを利用するユーザにはユーザIDが付与され、複数の家はユーザIDによって識別される。そして、制御端末5は、ユーザIDを含む上記アラーム信号及び画像データをASPサーバ6に供給する。
また、制御端末5は、PHS(Personal Handyphone System)カード等を備え、電話通信網を介して携帯端末8と通信することができる。制御端末5は、インターホン3から供給される呼出信号に応答して、所定の携帯端末8を呼び出す。また、制御端末5は、供給される呼出信号に応答して、インターホン3のカメラ3bを制御し、訪問者を撮影する。そして、制御端末8は、撮影した訪問者の画像データを呼び出した携帯端末8に供給する。また、制御端末5は、インターホン3から供給される音声データを呼び出した携帯端末8に供給すると共に、携帯端末8から供給される音声データをインターホン3に供給する。これにより、ユーザは、外出先であっても、携帯端末8を用いて、インターホン3の前にいる訪問者の画像を見ながら、訪問者と会話をすることができる。
なお、制御端末5の詳しい構成及び動作については後述する。
ASPサーバ6は、パーソナルコンピュータやワークステーション等から構成され、セキュリティシステムを運営する運営会社等に設置される。ASPサーバ6は、セキュリティシステムを運営するために必要なプログラム及びデータを記憶しており、記憶しているプログラムに従って動作する。
例えば、ASPサーバ6は、制御端末5から供給されるアラーム信号に応答して、異常発生を通知するための電子メールを予め登録された携帯端末8に送信する。また、ASPサーバ6は、携帯端末8を用いて家に設置されている制御端末5を操作するために必要なソフトウェア(遠隔操作ソフト)を備えている。そして、ASPサーバ6は、携帯端末8から供給されるユーザの指示に応答して、制御端末5を遠隔操作するための機能をユーザに提供する。これにより、ユーザは、外出先であっても、携帯端末8を操作して、異常発生直後の画像データを制御端末5から取得したり、制御端末5を制御して複数の監視カメラ2から供給される画像を切り換えたりすることができる。
また、ASPサーバ6は、異常発生を通知する電子メールにユーザが気付かない場合に、ユーザが契約する警備会社の警備会社端末7に、異常発生を示す異常発生信号を送信する。なお、異常発生信号には、異常が発生した家を特定するための情報として、例えばユーザIDが含まれている。
なお、ASPサーバ6の詳しい構成及び動作については後述する。
警備会社端末7は、例えばパーソナルコンピュータやワークステーション等から構成される。警備会社端末7は、契約しているユーザの家を警備するために必要なプログラム及びデータを記憶し、記憶しているプログラムに従って動作する。
例えば、警備会社端末7は、契約しているユーザのユーザID、名前、緊急連絡先、及び、家の住所などを示す顧客情報を予め記憶している。そして、警備会社端末7は、ASPサーバ6から供給される異常発生信号に応答して、異常が発生した家の情報をディスプレイに表示したり、警報音を発したりすることにより、異常の発生をオペレータに通知する。オペレータは、異常発生の通知を確認すると、警備員を派遣したり、ユーザによって予め指定された緊急連絡先(例えばユーザの勤務先に設置されている固定電話)に電話して異常の発生をユーザに通知したり、警察に通報したりする。
携帯端末8は、携帯電話機、又は、音声の入出力が可能なPDA(Personal Digital Assistants)やノート型パーソナルコンピュータ等から構成され、ユーザによって使用される。携帯端末8は、ASPサーバ6から供給される異常発生を通知する電子メールをユーザに提示する。また、携帯端末8は、ユーザの操作に従ってASPサーバ6にアクセスし、ASPサーバ6が提供する遠隔操作ソフトを使用して制御端末5を遠隔操作する。
また、携帯端末8は、制御端末5を経由してインターホン3から供給される画像データ及び音声データを用いて、インターホン3の前にいる訪問者の画像を表示したり、音声を出力したりする。また、携帯端末8は、ユーザの音声データを、制御端末5を経由してインターホン3に送信する。これにより、ユーザは、携帯端末8を操作して、インターホン3の前にいる訪問者と会話をすることができる。
次に、上記した制御端末5の詳しい構成について説明する。
制御端末5は、図2に示すように、通信部51と、表示部52と、操作部53と、音声入力部54と、音声出力部55と、記憶部56と、制御部57と、から構成されている。
通信部51は、無線通信モジュール等から構成され、無線LAN、電話通信網、及び、通信ネットワーク9などを介して行われる通信を制御する。
表示部52は、液晶ディスプレイ等から構成される。表示部52は、セキュリティモードの設定/解除などを行うための様々な設定画面、及び、監視カメラ2やインターホン3のカメラ3bが撮影する画像等を表示する。
操作部53は、表示部52の液晶ディスプレイ上に設置されたタッチパネル等から構成される。ユーザがタッチパネルに触れると、操作部53は、ユーザが触れた位置を検出し、検出した位置に対応する入力信号を制御部57に出力する。
音声入力部54は、マイク等から構成され、例えば、在宅中のユーザがインターホン3の前にいる訪問者と会話するために使用される。音声入力部54は、ユーザの音声を音声データとして制御部57に入力する。入力された音声データは、制御部57の制御により、通信部51を介してインターホン3に供給される。
音声出力部55は、スピーカ等から構成され、例えば、在宅中のユーザがインターホン3の前にいる訪問者と会話するために使用される。音声出力部55は、インターホン3から供給される音声データに従って音声を出力する。
記憶部56は、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memroy)から構成され、制御端末5を動作させるためのプログラム及びデータを記憶している。例えば、記憶部56は、家に設置されているセンサ1及び監視カメラ2の設置場所を示す設置情報等を記憶している。設置情報は、例えば図3に示すように、センサ1のセンサ番号、監視カメラ2のカメラ番号、及び、それらの設置場所を示す情報がそれぞれ対応付けられて構成されている。
制御部57は、CPU(Central Processing Unit)から構成される。制御部57は、記憶部56が記憶しているプログラムに従って動作し、異常発生の通知や画像データの送信等を行う。なお、制御部57の詳しい動作については後述する。
次に、上記したASPサーバ6の詳しい構成について説明する。
ASPサーバ6は、図4に示すように、通信部61と、記憶部62と、制御部63と、から構成されている。
通信部61は、通信ネットワーク9を介して行われる、ASPサーバ6と、制御端末5、警備会社端末7、及び、携帯端末8との間の通信を制御する。
記憶部62は、RAM及びROMから構成され、セキュリティシステムを運営するために必要なプログラム及びデータを記憶している。例えば、記憶部62は、上記した遠隔操作ソフトを格納している。また、記憶部62は、セキュリティシステムを利用するユーザ及び警備会社に関する情報(ユーザ情報、警備会社情報)を記憶している。
ユーザ情報は、例えば図5(a)に示すように、ユーザを識別するためのユーザID、ユーザの名前、家の住所、ユーザが指定するメールアドレス、ユーザが契約している警備会社を特定するための会社コードなどの情報がそれぞれ対応付けられて構成されている。
警備会社情報は、例えば図5(b)に示すように、警備会社を識別するための会社コード、会社名、警備会社端末7のアドレスなどの情報がそれぞれ対応付けられて構成されている。
制御部63は、CPUから構成される。制御部63は、記憶部62が記憶しているプログラムに従って動作し、異常発生の通知を行ったり、遠隔操作ソフトの機能をユーザに提供したりする。なお、制御部63の詳しい動作については後述する。
次に、以上のように構成されるセキュリティシステムの動作について説明する。
ユーザは、外出する際などに、制御端末5の操作部53を操作して、表示部52が表示する所定の設定画面上でセキュリティモードの設定を行う。
操作部53は、ユーザの操作に従って、セキュリティモードの設定を指示する設定信号を制御部57に出力する。制御部57は、操作部53から供給される設定信号に応答して、家に設置されているセンサ1及び監視カメラ2を動作させる。
これにより、家に設置されている複数のセンサ1はそれぞれ監視を開始する。また、複数の監視カメラ2はそれぞれ撮影を開始し、画像データを制御端末5に供給する。
初めに、訪問者が、ユーザの外出中に、インターホン3の呼出ボタン3aを押下した場合の動作について説明する。
インターホン3は、呼出ボタン3aの押下に応答して、訪問者が訪れたことを示す呼出信号を制御端末5に出力する。
制御端末5の制御部57は、インターホン3から供給される呼出信号に応答して、図6に示す呼出処理を開始する。
初めに、制御部57は、ユーザによって予め指定された携帯端末8を呼び出す(ステップS101)。具体的には、例えば携帯端末8が携帯電話機である場合、制御部57は、携帯端末8に発呼する。
そして、制御部57は、所定時間(例えば10秒)以内に携帯端末8からの応答があるか否かを判別する(ステップS102)。具体的には、例えば携帯端末8が携帯電話機である場合、制御部57は、所定時間内に通話状態となるか否かを判別することにより、携帯端末8からの応答があるか否かを判別する。
所定時間内に応答がないと判別した場合(ステップS102;NO)、制御部57は、ユーザは訪問者に対応できない状態にあると判別し、呼出処理を終了する。
一方、所定時間内に応答があったと判別した場合(ステップS102;YES)、制御部57は、携帯端末8とインターホン3との間で行われる通信を中継する(ステップS103)。
具体的には、制御部57は、インターホン3のカメラ3bを制御して訪問者を撮影し、撮影によって得た訪問者の画像データを携帯端末8に供給する。また、制御部57は、インターホン3の音声入出力装置3cから供給される音声データを携帯端末8に供給する。
携帯端末8は、制御端末5から供給される画像データを用いて、訪問者の画像を表示したり、制御端末5から供給される音声データを再生する。また、携帯端末8は、ユーザの音声データを制御端末5に送信する。
制御端末5の制御部57は、携帯端末8から供給される音声データをインターホン3の音声入出力装置3cに供給する。
そして、インターホン3の音声入出力装置3cは、制御端末5から供給される音声データを再生する。
これにより、ユーザは、携帯端末8を用いて、訪問者の画像を見ながら、インターホン3の前にいる訪問者と会話をすることができる。
その後、制御端末5の制御部57は、ユーザと訪問者との会話が終了したか否かを判別する(ステップS104)。具体的には、例えば携帯端末8が携帯電話機である場合、制御部57は、携帯端末8との通話回線が切断されたか否かを判別することによって、ユーザと訪問者との会話が終了したか否かを判別する。
会話が終了していないと判別した場合(ステップS104;NO)、制御部57は、会話の中継を継続し、会話が終了するのを待機する。
一方、会話が終了したと判別した場合(ステップS104;YES)、制御部57は、呼出処理を終了する。
以上のように、ユーザは、外出先であっても、携帯端末8を使用し、制御端末5を介して、インターホン3の前にいる訪問者の画像を見ながら、訪問者と会話をすることができる。
次に、ユーザの外出中に、不審者が家に侵入しようとした場合の動作について説明する。
不審者が家の玄関や窓などに近づくと、センサ1は、不審者からの赤外線を検出し、自己のセンサ番号を含む異常検出信号を制御端末5に出力する。
制御端末5の制御部57は、センサ1からの異常検出信号に応答して、図7に示す異常検出処理を開始する。
初めに、制御部57は、異常が発生した家を特定するための情報となるユーザIDを含むアラーム信号をASPサーバ6に送信する(ステップS201)。
続いて、制御部57は、供給された異常検出信号に含まれているセンサ番号を用いて記憶部56に格納されている設置情報を検索し、異常を検出したセンサ1に対応付けられている監視カメラ2を特定する(ステップS202)。具体的には、制御部57は、記憶部56の設置情報を用いて、供給された異常検出信号に含まれているセンサ番号に対応付けられたカメラ番号を取得する。
そして、制御部57は、特定した監視カメラ2から供給される画像データを記憶部56に格納する(ステップS203)。具体的には、制御部57は、複数の監視カメラ2から供給される画像データのうち、取得したカメラ番号を含む画像データを記憶部56に格納する。これにより、異常が発生した直後の、異常が発生した場所の画像データを保存することができる。即ち、不審者がいた場合は、不審者の画像を保存することができる。
一方、ASPサーバ6の制御部63は、制御端末5からのアラーム信号に応答して、図8に示す異常通知処理を開始する。
初めに、制御部63は、供給されたアラーム信号に含まれているユーザIDを含むユーザ情報を記憶部62から取得する。(ステップS301)。
続いて、制御部63は、取得したユーザ情報を用いて、異常発生を通知するための、また、ASPサーバ6にアクセスして異常の確認を指示するための電子メールを作成する(ステップS302)。
そして、制御部63は、取得したユーザ情報が示すメールアドレスに、作成した電子メールを送信する(ステップS303)。
ユーザは、携帯端末8により、ASPサーバ6から供給される電子メールを受け取る。そして、ユーザは、受け取った電子メールの指示に従ってASPサーバ6にアクセスし、異常の確認を行う。具体的には、携帯端末8は、ユーザの操作に従って、供給される電子メールを受信し、ユーザに提示する。そして、携帯端末8は、ユーザの操作に従って、ASPサーバ6にアクセスし、ASPサーバ6が備える遠隔操作ソフトを起動して、異常発生直後の画像データを制御端末5から取得する。
しかし、携帯端末8の電源が切れていたり、携帯端末8が電波の届かない場所にある場合は、ユーザは、上記電子メールによる通知に気付かず、以上の確認がすぐに行われないことがある。この場合、ユーザは、家で発生した異常に直ちに対処することはできない。
このため、ASPサーバ6の制御部63は、電子メールを送信した後、ユーザが所定時間(例えば5分)内に電子メールを受け取ったか否かを判別する(ステップS304)。具体的には、制御部63は、携帯端末8からのアクセスが所定時間内にあるか否かを判別することによって、ユーザが電子メールを受け取ったか否かを判別する。
携帯端末8からのアクセスがなかった場合、即ち、ユーザが電子メールを受け取っていないと判別した場合(ステップS304;NO)、制御部63は、ステップS301で取得したユーザ情報に含まれている会社コードを用いて、ユーザが契約している警備会社の警備会社情報を記憶部62から取得する(ステップS305)。
そして、制御部63は、取得した警備会社情報に含まれている、警備会社端末7のアドレス等を用いて、ユーザが契約している警備会社の警備会社端末7に、異常発生を示す異常発生信号を送信する(ステップS306)。
警備会社端末7は、供給された異常発生信号に含まれているユーザIDを用いて、予め記憶している顧客情報の中から異常が発生した家やその家のユーザに関する情報を取得する。そして、警備会社端末7は、取得した情報を用いて、ユーザのユーザID、名前、緊急連絡先、及び、家の住所などをディスプレイに表示する。警備会社端末7のオペレータは、ディスプレイに表示された情報により異常の発生を確認すると、必要に応じて、異常が発生した家に警備員を派遣したり、ユーザによって予め指定された緊急連絡先に電話して異常の発生をユーザに通知したり、警察に通報したりする。
一方、上記したステップS304の処理で、携帯端末8からのアクセスがあった場合、即ち、ユーザが電子メールを受け取ったと判別した場合(ステップS304;YES)、制御部63は、異常通知処理を終了する。
携帯端末8は、ASPサーバ6にアクセスした後、ユーザの操作に従ってASPサーバ6が備える遠隔操作ソフトを起動する。そして、携帯端末8は、起動した遠隔操作ソフトを用いて、ユーザの操作に従って、画像データを要求する画像要求信号を制御端末5に入力する。
制御端末5の制御部57は、携帯端末8からの画像要求信号に応答して、上記した異常検出処理で記憶部56に格納した異常発生直後の画像データを読み出す。そして、制御部57は、読み出した画像データを、ASPサーバ6経由で携帯端末8に供給する。
携帯端末8は、制御端末5から供給される画像データを用いて、異常発生直後の画像を表示する。これにより、ユーザは、異常発生直後の様子を確認することができる。そして、ユーザは、必要に応じて、携帯端末8を操作して警備会社や警察に通報する。
また、ユーザは、携帯端末8を用いて制御端末5を遠隔操作し、複数の監視カメラ2が撮影した画像を切り換えることができる。例えば、ユーザは、携帯端末8の操作ボタン等を操作し、複数の監視カメラ2のうちの1つを、例えば番号によって、指定する。携帯端末8は、起動した遠隔操作ソフトを用いて、ユーザの操作に従って、画像の供給元となる監視カメラ2を指定するカメラ指定信号を制御端末5に入力する。
制御端末5の制御部57は、携帯端末8からのカメラ指定信号に応答して、カメラ指定信号によって指定される監視カメラ2からの画像データを、ASPサーバ6経由で携帯端末8に供給する。
携帯端末は、制御端末から供給される画像データを用いて、ユーザが指定した監視カメラ2が撮影した画像を表示する。ユーザは、以上のようにして家の各所に設置された監視カメラ2の画像を切り換え、家全体の様子を確認することができる。
以上のように、ユーザが外出している場合でも、家で発生した異常がユーザに通知される。また、ユーザが異常の発生通知に気が付かない場合は、ASPサーバ6によって、警備会社に異常発生の通知が行われる。これにより、ユーザが異常の発生通知に気が付かない場合であっても、発生した異常を適切に処置することができる。また、ユーザは、携帯端末8を用いて制御端末5を操作し、監視カメラ2から供給される画像を切り換えることによって、外出先であっても家の様子を確認することができる。
なお、家にいるユーザ(例えば老人)の体調急変といった非常事態が発生した場合に、非常事態の発生を家の外にいる家族に電子メールで通知し、家の外にいる家族が携帯端末8を用いて、家にいるユーザと会話をして様子を確認できるようにしてもよい。
この場合、上記したセキュリティシステムは、家の中で発生した非常事態を通報するための非常ボタンと、家にいる人が家の外にいる人とハンズフリーで会話するためのマイク及びスピーカから構成される音声入出力装置と、から構成される通報装置をさらに備える。この通報装置は、必要に応じて、家の特定の部屋又は各部屋に設置されてもよい。
またこの場合、ASPサーバ6の制御部63が記憶するユーザ情報には、例えば図9に示すように、非常事態発生の通知先を示す1つ又は複数のメールアドレス(例えば家族のメールアドレス)が含まれる。
例えば、家にいる老人が体調急変により通報装置の非常ボタンを押下すると、通報装置は、非常ボタンの押下に応答して、非常事態の発生を示す非常事態発生信号を、家に構築されたネットワークを介して制御端末5に出力する。そして、制御端末5の制御部57は、通報装置からの非常事態発生信号に応答して、非常事態の発生を示す通報信号をASPサーバ6に出力する。なお、通報信号には、非常事態が発生した家を特定するための情報として、ユーザIDが含まれている。
ASPサーバ6の制御部63は、制御端末5からの通報信号に応答して、上記した実施の形態と同様に、記憶部62からユーザ情報を取得する。そして、制御部63は、非常事態の発生を通知するための電子メールを生成し、取得したユーザ情報に含まれる通知先のメールアドレスに生成した電子メールを送信する。これにより、非常事態の発生が、家の外にいる家族に電子メールで通知される。
家の外にいる家族は、非常事態の発生を通知する電子メールを携帯端末8により受信すると、携帯端末8を操作し、電話通信網を介して制御端末5を呼び出す。制御端末5の制御部57は、上記したインターホン3の前にいる訪問者との会話の場合と同様に、携帯端末8と通報装置との通信(音声データの送受信など)、即ち、家の外にいる家族と家にいる老人との会話、を中継する。家の外にいる家族は、携帯端末8を用い、通報装置の前にいる老人に呼びかけたりして老人の様子を確認する。この際、老人は、通報装置の音声入出力装置を用いて、ハンズフリーでの会話が可能であるので、自由に動けない場合であっても会話をすることができる。
さらに、家の外にいる家族は、上記した実施の形態と同様にして携帯端末8を操作し、ASPサーバ6が提供する遠隔操作ソフトを用いて制御端末5を操作し、監視カメラ2から供給される画像を切り換えて老人の様子を画像によって確認してもよい。
そして、家の外にいる家族は、家にいる老人の様子を確認した後、その状況に応じて、救急車を呼ぶなどの対応を行う。
以上のようにして、家で発生した非常事態が家の外にいる家族に電子メールで通知され、家の外にいる家族は、音声や画像によって非常事態の状況を確認することができる。これにより、家の外にいる家族は、非常事態の状況に応じた対応を容易に迅速に行うことができる。一方、家にいるユーザは、非常ボタンを押下するといった簡単な操作で、非常事態の発生を通報することができ、ハンズフリーで家の外にいる人と会話をすることができる。これにより、ユーザは、自由に動けない状態であっても容易に助けを呼ぶことが可能となる。
また、制御端末5の制御部57は、ASPサーバ6に通報信号を出力した後、所定時間(例えば5分)以内に家の外にいる家族からのアクセスがあるか否か、即ち、所定時間以内に通報装置と携帯端末8との間で通信が開始されるか否かを判別してもよい。そして、制御部57は、アクセスがないと判別した場合に、警備会社(安全センタ)への通報をASPサーバ6に指示してもよい。そして、ASPサーバ6の制御部63は、制御端末5からの指示に応答して、記憶部62のユーザ情報および警備会社情報を用いて、上記した異常発生の通知と同様にして、ユーザが契約する警備会社の警備会社端末7に非常事態の発生を示す情報を送信してもよい。警備会社のオペレータは、警備会社端末7により非常事態の発生通知を受けると、非常事態が発生した家の監視カメラ2等を警備会社端末7を介して操作し、非常事態の状況を確認した後、必要に応じて、資格のあるケースワーカや看護士等を派遣するようにしてもよい。このようにすれば、家族が所有する携帯端末8の電源が切れていたり、携帯端末8が電波の届かない場所にある場合でも、非常事態に適切に対処することが可能となる。
また、ASPサーバ6の制御部63は、制御端末5からの通報信号に応答して、非常事態の発生をユーザが契約する警備会社に通報してもよい。そして、警備会社のオペレータが、非常事態が発生した家の監視カメラ2等を警備会社端末7により操作し、非常事態の状況を確認した後、必要に応じて、資格のあるケースワーカや看護士等を派遣するようにしてもよい。このようにすれば、例えば一人暮らしのユーザの体調急変などにも適切に対処することが可能となる。
なお、上記した制御端末5からの通報信号に応答して行われる、電子メールによる家族への非常事態の発生通知と、警備会社への非常事態の発生通知とは、一方のみが行われるようにしもよく、両方が行われるようにしてもよい。これは、例えばセキュリティシステムを運営する運営会社または警備会社とユーザとの間で予め結ばれた契約等によって決められてもよい。
また、上記非常事態の通知は、警備会社でなく、病院や警察、介護センタなどの他の組織に対して行われてもよい。この場合、ASPサーバ6の制御部63は、他の組織が管理または所有する端末に非常事態の発生を示す情報を送信する。
また、上記非常事態は、ユーザの体調急変だけでなく、火災や不審者の侵入等であってもよい。
また、非常事態の通知先は、家族に限らず、ユーザの友人や担当医などであってもよい。この場合、図9に示した通知先には、ユーザの友人や担当医のメールアドレスが格納される。
また、上記した実施の形態では、ユーザが制御端末5の操作部53を操作してセキュリティモードの設定/解除を行う場合を示した。しかし、セキュリティモードの設定/解除は、制御端末5の専用リモコンを用いて行われてもよい。
専用リモコンは、例えば、セキュリティモードの設定/解除を行うための設定/解除ボタンを備え、設定/解除ボタンの押下に応答して、設定/解除を指示する設定/解除信号を無線により制御端末5に出力してもよい。また、制御端末5の制御部57は、供給される設定/解除信号に応答して、セキュリティモードの設定または解除を行ってもよい。そして、制御部57は、セキュリティモードの設定を行った場合には、例えば「警備を開始します」という音声メッセージをインターホン3の音声入出力装置3cを介して出力し、セキュリティモードの解除を行った場合には、例えば「警備を解除します」という音声メッセージをインターホン3の音声入出力装置3cを介して出力してもよい。
このようにすれば、ユーザは、外出時または帰宅時に、インターホン3の前で専用リモコンを操作することにより、セキュリティモードの設定/解除を行うことができる。また、インターホン3の音声入出力装置3cから出力される音声メッセージにより、操作結果を確認することができる。
また、以上に示したセキュリティモードの設定/解除は、専用リモコンの代わりに携帯端末8を用いて行われてもよい。この場合、携帯端末8は、ユーザの操作に従って、ASPサーバ6を介して又は直接、制御端末5にアクセスし、セキュリティモードの設定/解除を指示する設定/解除信号を送信する。そして、制御端末5の制御部57は、供給される設定/解除信号に応答して、セキュリティモードの設定または解除を行う。そして、制御部57は、上記と同様の音声メッセージのデータを、ASPサーバ6を介して又は直接、携帯端末8に送信する。そして、携帯端末8は、制御端末5から供給されるデータを用いて、音声メッセージを出力する。このようにすれば、ユーザは、外出先においてセキュリティモードの設定/解除を行うことができ、また、その操作結果を音声により確認することができる。
また、上記した実施の形態において、音声データと画像データの伝送を分別してもよい。具体的には、例えば、上記したインターホン3のカメラ3bからの画像データも、監視カメラ2からの画像データと同様に、ASPサーバ6を介して携帯端末8に供給されるようにしてもよい。
このようにすれば、例えば、ユーザが携帯端末8で訪問者と会話しながら、ASPサーバ6の遠隔操作ソフトを用いて、上記と同様に、監視カメラ2及びインターホン3のカメラ3bが撮影する画像を切り換えることができる。また、ユーザは、警察等に電話しながら、監視カメラ2及びインターホン3のカメラ3bが撮影する画像を切り換え、家の状況等を詳細に伝えることもできる。
また、音声データ及び画像データの全てが、ASPサーバ6を介して携帯端末8に供給されるようにしてもよい。この場合、例えばインターホン3が複数箇所に設置されていると、ユーザは、上記と同様にして、画像だけでなく、供給される音声も切り換えることができる。
また、上記実施の形態では、複数のセンサ1、複数の監視カメラ2、及び、インターホン3からのデータ及び信号が、例えば無線LANで、制御端末5に供給される場合を例として示した。しかし、センサ1からの異常検出信号及びインターホン3の音声入出力装置3cからの音声データが、無線LANとは異なる規格のアナログ無線で、制御端末5に供給されるようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、ASPサーバ6のユーザ情報に、各ユーザのメールアドレスが1つずつ登録されている場合を例として示した。しかし、登録されるメールアドレスは複数(例えば4つなど)であってもよい。この場合、ASPサーバ6の制御部63は、異常通知処理で、登録されている複数のメールアドレスに向けて、異常の発生を通知する電子メールを送信する。このようにすれば、例えば家族の全員に異常の発生を通知することができる。
また、以上に示したASPサーバ6から供給される電子メールの受信には、携帯端末8だけでなく、電子メールを受信可能であれば、ディスクトップ型コンピュータや固定電話機など他の端末を用いることも可能である。
また、制御端末5の記憶部56は、侵入者を威嚇するための威嚇音声や、住人がいるように装うための会話音声などのデータを記憶していてもよい。そして、制御端末5の制御部57は、センサ1から異常検出信号に応答して、音声出力部55を制御し、記憶部56のデータを用いて威嚇音声や会話音声等を出力してもよい。
さらに、ユーザが、携帯端末8を操作して、上記した画像を切り換える場合と同様に、制御端末5が出力する音声(威嚇音声、会話音声など)を指定してもよい。この場合、制御端末5の制御部57は、ユーザの指定に従って、出力する音声を切り換える。
また、制御端末5は、センサ1から異常検出信号を受信する度に、異常検出信号を受信した日時等を記録してもよい。このようにすれば、ユーザは、制御端末5又は携帯端末8を操作して、異常の検出履歴を確認することができる。
また、制御端末5の制御部57は、上記した呼出処理のステップS102で、応答なしと判別した場合に、インターホン3のカメラ3bを制御して訪問者を撮影し、撮影によって得た画像のデータを、撮影日時等を示すデータと共に記憶部56に格納してもよい。このようにすれば、ユーザは、外出中に訪れた訪問者を帰宅後に確認することが可能になる。
また、上記した制御端末5の制御部57は、アラーム信号をASPサーバ6に送信した後、複数の監視カメラ2から供給される画像データをASPサーバ6に順次送信し、ASPサーバ6の制御部63は、制御端末5から供給される画像データを記憶部62に順次格納してもよい。そして、ASPサーバ6の制御部63は、携帯端末8からの要求に応じて、記憶部62に格納した画像データを携帯端末8に供給するようにしてもよい。
また、家に設置されている照明器具、テレビ、ラジオ、及び、エアコンなどの様々な家電製品が、例えば無線LANなどで制御端末5に接続され、制御端末5は、センサ1、監視カメラ2、インターホン3、及び、中継器4と同様に、様々な家電製品の動作を制御してもよい。このようにすれば、ユーザは、携帯端末8を用いて、上記と同様に制御端末5を操作し、外出中であっても照明やテレビを点けたり、エアコンを動作させたりすることができる。
また、上記したセンサ1は、パッシブセンサに限定されず、人の存在を検出可能であれば、赤外線センサ、超音波センサ、温度センサなど如何なるものであってもよい。
さらに、検出対象となる異常は、上記実施の形態で示した不審者に限定されない。例えば、ガス漏れ、火災等の異常を検出するようにしてもよい。この場合、ガス漏れセンサや煙センサ等がセンサ1として設置される。
また、上記実施の形態では、セキュリティの監視対象が家である場合を例に取って説明した。しかし、セキュリティの監視が必要となる場所であれば、企業、公共施設、及び、店舗などの様々な場所(施設)をセキュリティの監視対象とすることができる。この場合、セキュリティの監視対象には、上記した家と同様に、複数のセンサ1、複数の監視カメラ2、インターホン3、中継器4、及び、制御端末5が設置される。
また、上記した携帯端末8はGPS(Global Positioning System)モジュールを備え、位置を検索可能に構成されていてもよい。そして、監視対象の施設内にいるユーザが、施設外にいる他のユーザの居場所を、制御端末5を用いて検索可能にしてもよい。このようにすれば、例えば、家にいる家族が、制御端末5を用いて、外出している家族の居場所を検索することができる。
この場合、ユーザの携帯端末8は制御端末5及びASPサーバ6に予め登録される。例えば家族であれば、家族全員(例えば5人)の携帯端末8がそれぞれ制御端末5及びASPサーバ6に予め登録される。具体的には、制御端末5の記憶部56及びASPサーバ6の記憶部62は、それぞれ、携帯端末8に関する情報(端末情報)を記憶する。端末情報は、例えば、携帯端末8の識別情報(例えば電話番号、メールアドレスなど)と、携帯端末8の所有者に関する情報(例えば名前など)とが対応付けられて構成される。
携帯端末8は、電源が投入されている間、例えば所定の時間間隔でGPS衛星と通信を行い、自己の現在位置を求める。そして、携帯端末8は、求めた現在位置と自己に与えられている識別情報とを対応付け、携帯端末8の現在位置を示す位置情報としてASPサーバ6に送信する。
ASPサーバ6の制御部63は、携帯端末8から供給される位置情報を受信すると、位置情報に含まれる識別情報を用いて、位置情報の供給元である携帯端末8の端末情報を特定する。そして、制御部63は、供給された位置情報を特定した端末情報に対応づけ、記憶部62に格納する。このようにして、制御部63は、所定の時間間隔で順次供給される位置情報を、記憶部62に蓄積する。
一方、制御端末5の制御部57は、監視対象の施設にいるユーザ(例えば、家にいる家族)の操作に従い、記憶部56に格納されている端末情報を用いて表示部52に位置検索画面を表示させる。位置検索画面には、例えば予め登録されている携帯端末8(又は携帯端末8の所有者)を示すボタンが表示される。ユーザが表示されたボタンの1つに触れると、操作部53は、ユーザが触れたボタン、即ち選択された携帯端末8を示す入力信号を制御部57に出力する。制御部57は、操作部53からの入力信号に応答して、入力信号が示す携帯端末8の位置情報を要求する位置情報要求信号をASPサーバ6に送信する。
ASPサーバ6の制御部63は、制御端末5から供給される位置情報要求信号に応答して、要求された携帯端末8の位置情報を記憶部62から取得する。そして、制御部63は、取得した位置情報を、通信ネットワーク9を介して制御端末5に送信する。
制御端末5の制御部57は、ASPサーバ6から供給される位置情報に応答して表示部52を制御し、位置情報が示す携帯端末8の位置を表示する。この際、制御部57は、携帯端末8の位置に対応する住所を表示してもよく、又は、地図画像の上に携帯端末8の位置を表示してもよい。これにより、ユーザは、選択した携帯端末8(即ち、携帯端末8の所有者)がいる位置を確認することができる。
なお、位置情報は、上記のようにASPサーバ6を介してではなく、通信ネットワーク9を介して制御端末5に直接供給されるようにしてもよい。この場合、制御端末5の制御部57は、通信ネットワーク9を介して、位置情報要求信号を携帯端末8に直接送信する。そして、携帯端末8は、供給された位置情報要求信号に応答して自己の現在位置を求め、求めた現在位置を示す位置情報を通信ネットワーク9を介して制御端末5に直接送信する。これにより、上記と同様に、監視対象の施設にいるユーザが、施設の外にいる他のユーザの居場所を、制御端末5を用いて検索することができる。
また、本発明の装置は、専用の装置を用いる必要はなく、通常のコンピュータにより実現することができる。例えば、コンピュータに上記した各処理を実行させるためのプログラム及びデータを記録媒体(FD、CD−ROM、DVD、及び、半導体メモリ等)に記録して配布し、これをインストールしてOS上で実行することにより、この発明の装置を実現できる。また、上記プログラム及びデータは、インターネット上のサーバ装置が有するディスク装置等に格納しておき、コンピュータに、例えば搬送波に重畳してダウンロード等するものとしてもよい。
図1は、本発明の実施の形態にかかるセキュリティシステムの構成図である。 図2は、図1のセキュリティシステムを構成する制御端末の構成図である。 図3は、図2の制御端末を構成する記憶部が記憶する設置情報を示す図である。 図4は、図1のセキュリティシステムを構成するASPサーバの構成図である。 (a)は、図4のASPサーバを構成する記憶部が記憶するユーザ情報を示す図であり、(b)は、ASPサーバの記憶部が記憶する警備会社情報を示す図である。 図6は、制御端末の制御部が行う呼出処理を示すフローチャートである。 図7は、制御端末の制御部が行う異常検出処理を示すフローチャートである。 図8は、ASPサーバの制御部が行う異常通知処理を示すフローチャートである。 図9は、ASPサーバの記憶部が記憶するユーザ情報の他の構成を示す図である。
符号の説明
1 センサ
2 監視カメラ
3 インターホン
3a 呼出ボタン
3b カメラ
3c 音声入出力装置
4 中継器
5 制御端末
5a ルータ
6 ASPサーバ
7 警備会社端末
8 携帯端末
51 通信部
52 表示部
53 操作部
54 音声入力部
55 音声出力部
56 記憶部
57 制御部
61 通信部
62 記憶部
63 制御部

Claims (15)

  1. ユーザによって使用される携帯端末と、
    監視対象の施設に設置され、該施設で発生する異常を検出するセンサと、
    前記センサが異常を検出した場合に、該異常の発生を前記ユーザに通知する異常通知端末と、
    前記施設の警備を行う警備会社の警備端末と、
    から構成され、
    前記異常通知端末は、
    前記センサが異常を検出した場合に、該異常の発生を示す異常発生情報を前記携帯端末に送信することにより、該異常の発生を前記ユーザに通知する第1送信手段と、
    前記第1送信手段が送信した前記異常発生情報を、前記ユーザが所定時間内に受け取ったか否かを判別する判別手段と、
    前記判別手段によって、前記ユーザは所定時間内に前記異常発生情報を受け取らなかったと判別された場合に、前記異常の発生を示す異常発生信号を前記警備端末に送信することにより、該異常の発生を前記警備会社に通知する第2送信手段と、
    から構成されている、ことを特徴とするセキュリティシステム。
  2. 前記監視対象の施設に設置された監視カメラと、
    前記監視カメラを制御する制御端末と、をさらに備え、
    前記制御端末は、前記センサが異常を検出した場合に、前記監視カメラが撮影した画像のデータを保存することにより、異常発生直後の画像を保存する画像保存手段を備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載のセキュリティシステム。
  3. 前記異常通知端末は、前記携帯端末が前記制御端末を遠隔操作するための遠隔操作ソフトを備え、
    前記制御端末は、前記携帯端末の操作に従って、前記画像保存手段が保存している画像データを該携帯端末に供給する第1画像供給手段をさらに備え、
    前記携帯端末は、前記第1画像供給手段から供給される画像データを用いて、前記異常発生直後の画像を表示する、
    ことを特徴とする請求項2に記載のセキュリティシステム。
  4. 前記センサは、前記施設に複数設置され、
    前記監視カメラは、前記施設に複数設置され、
    前記制御端末は、前記複数のセンサと前記複数の監視カメラとを、それらの設置場所に応じて互いに対応付ける対応情報を記憶する記憶手段をさらに備え、
    前記画像保存手段は、異常が検出された場合に、前記記憶手段に格納されている前記対応情報を用いて、該異常を検出したセンサに対応付けられている監視カメラを特定し、特定した該監視カメラが撮影した画像のデータを保存する、
    ことを特徴とする請求項2に記載のセキュリティシステム。
  5. 前記監視対象の施設に設置された複数の監視カメラと、
    前記複数の監視カメラを制御する制御端末と、をさらに備え、
    前記異常通知端末は、前記携帯端末が前記制御端末を遠隔操作するための遠隔操作ソフトを備え、
    前記制御端末は、前記携帯端末の操作に従って、前記ユーザが指定する監視カメラが撮影した画像のデータを該携帯端末に供給する第2画像供給手段を備え、
    前記携帯端末は、前記第2画像供給手段から供給される画像データを用いて、前記ユーザが指定する前記監視カメラが撮影した画像を表示する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のセキュリティシステム。
  6. 前記第1送信手段は、前記異常発生情報を電子メールで送信する、ことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載のセキュリティシステム。
  7. 前記センサを制御して、前記施設の監視を行う制御端末と、
    ユーザの操作に従って、前記制御端末に監視の開始又は解除を指示する指示信号を前記制御端末に出力する指示装置と、
    をさらに備え、
    前記制御端末は、
    前記指示装置から供給される前記指示信号に応答して、前記施設の監視を開始する又は解除する開始/解除手段と、
    前記開始/解除手段が前記施設の監視を開始した場合に該施設の監視が開始されたことを、また、前記開始/解除手段が前記施設の監視を解除した場合に該施設の監視が解除されたことを、それぞれ音声によってユーザに通知する通知手段と、を備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載のセキュリティシステム。
  8. 前記通知手段は、前記施設の外側に設置されたインターホンを介して、前記施設の監視が開始されたこと又は解除されたことを音声によって前記ユーザに通知する、ことを特徴とする請求項7に記載のセキュリティシステム。
  9. ユーザの操作に従って、施設内で非常事態が発生したことを通報する通報装置と、
    前記通報装置の通報に応答して、前記ユーザによって指定される被通知者に前記非常事態の発生を通知する通知端末と、
    前記被通知者によって使用され、前記通知端末からの通知を受信して該非通知者に提示する携帯端末と、
    から構成され、
    前記通報装置は、
    前記ユーザによって押下される非常ボタンと、
    前記非常ボタンの押下に応答して、前記非常事態の発生を示す発生信号を送信する通報手段と、を備え、
    前記通知端末は、
    前記被通知者の連絡先を記憶する記憶手段と、
    前記通報手段が送信する前記発生信号に応答して、前記記憶手段が記憶している前記連絡先に前記非常事態の発生を示す情報を送信する送信手段と、を備え、
    前記携帯端末は、前記送信手段から供給される情報を受信する、
    ことを特徴とするセキュリティシステム。
  10. 前記通報装置は、
    前記ユーザが前記被通知者とハンズフリーで会話するための第1のマイク及びスピーカと、
    前記第1のマイク及びスピーカによって入出力される音声データを、前記携帯端末との間で送受信する第1送受信手段と、を備え、
    前記携帯端末は、
    前記被通知者が前記ユーザと会話をするための第2のマイク及びスピーカと、
    前記第2のマイク及びスピーカによって入出力される音声データを、前記通報装置との間で送受信する第2送受信手段と、を備える、
    ことを特徴とする請求項9に記載のセキュリティシステム。
  11. 前記通報装置と前記携帯端末との通信を中継することにより、前記ユーザと前記被通知者との会話を中継する中継装置をさらに備え、
    前記中継装置は、
    前記被通知者への通知が行われてから、所定時間以内に前記通報装置と前記携帯端末との間で通信が開始されるか否かを判別する判別手段と、
    前記判別手段によって前記所定時間以内に前記通信が開始されないと判別された場合に、前記施設の警備を行う警備会社に、前記施設内で非常事態が発生したことを通知する通知手段と、を備える、
    ことを特徴とする請求項10に記載のセキュリティシステム。
  12. 前記記憶手段は、前記被通知者の連絡先として、該被通知者の電子メールアドレスを記憶し、
    前記送信手段は、前記非常事態の発生を示す電子メールを、前記記憶手段が記憶している電子メールアドレスに向けて送信する、
    ことを特徴とする請求項9乃至11の何れか1項に記載のセキュリティシステム。
  13. 外部の端末から供給される、監視対象の施設で異常が発生したことを示す信号に応答して、該異常の発生を示す異常発生情報をユーザが使用する携帯端末に送信することにより、該異常の発生を該ユーザに通知する第3送信手段と、
    前記第3送信手段が送信した前記異常発生情報を、前記ユーザが所定時間内に受け取ったか否かを判別する判別手段と、
    前記判別手段によって、前記ユーザは所定時間内に前記異常発生情報を受け取らなかったと判別された場合に、前記異常の発生を示す異常発生信号を、前記施設の警備を行う警備会社の警備端末に送信することにより、該異常の発生を前記警備会社に通知する第4送信手段と、
    から構成されていることを特徴とする異常通知端末。
  14. 監視対象の施設で発生する異常を検出する異常検出工程と、
    前記異常検出工程で異常が検出された場合に、該異常の発生を示す異常発生情報をユーザが使用する携帯端末に送信することにより、該異常の発生を該ユーザに通知する第1送信工程と、
    前記第1送信工程で送信された前記異常発生情報を、前記ユーザが所定時間内に受け取ったか否かを判別する判別工程と、
    前記判別工程で、前記ユーザは所定時間内に前記異常発生情報を受け取らなかったと判別された場合に、前記異常の発生を示す異常発生信号を、前記施設の警備を行う警備会社の警備端末に送信することにより、該異常の発生を前記警備会社に通知する第2送信工程と、
    を備えることを特徴とする異常通知方法。
  15. コンピュータを、
    外部の端末から供給される、監視対象の施設で異常が発生したことを示す信号に応答して、該異常の発生を示す異常発生情報をユーザが使用する携帯端末に送信することにより、該異常の発生を該ユーザに通知する第5送信手段と、
    前記第5送信手段が送信した前記異常発生情報を、前記ユーザが所定時間内に受け取ったか否かを判別する判別手段と、
    前記判別手段によって、前記ユーザは所定時間内に前記異常発生情報を受け取らなかったと判別された場合に、前記異常の発生を示す異常発生信号を、前記施設の警備を行う警備会社の警備端末に送信することにより、該異常の発生を前記警備会社に通知する第6送信手段と、
    から構成される異常通知端末として機能させるためのプログラム。
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